JP2019135903A - 回転電機の電機子及び回転電機 - Google Patents

回転電機の電機子及び回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】電機子の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側に回転電機を構成する部材が配置されるスペースを確保する。【解決手段】ステータ12は、継鉄部18Aと、ティース部18Bと、を有するステータコア18と、コイル22と、を備えている。また、ステータ12は、コイル22を形成した巻線の端末部24U、24V、24Wが接続される巻線接続部26A、28A、30Aを有する第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30を備えている。さらに、ステータ12は、継鉄部18Aの軸方向一方側への延長上に配置されていると共にステータコア18に固定され、径方向外側から見て径方向に貫通された巻線接続部用窓部38が形成され、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30を支持し、巻線接続部用窓部38の内部に巻線接続部26A、28A、30Aが配置されたホルダ32を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機の電機子及び回転電機に関する。
下記特許文献1には、バスバーユニットを備えたモータ(回転電機)が開示されている。このバスバーユニットは、ステータコアの軸方向一方側に配置され、同相のコイル間を電気的に接続している。また、下記特許文献2には、巻線が巻回される巻回部と巻回部の径方向外側で巻線の引出し線を周方向に案内する案内部とを備えるインシュレータがステータ片に装着されるモータが開示されている。
特開2011−205875号公報 特開2014−90532号公報
ところで、ステータ(電機子)の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側にモータを構成する他の部材が配置される場合がある。このような場合、特許文献1に記載された構成では、バスバーユニットがステータコアにおける巻線巻回部の軸方向直上に位置するため、径方向内側に他の部材が配置できるスペースを確保することが難しい。また、特許文献2に記載された構成では、引出し線が径方向外側から引出される構成とされているため、径方向外側に他の部材が配置されるスペースを確保することが難しい。
本発明は上記事実を考慮し、電機子の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側に回転電機を構成する部材が配置されるスペースを確保することを課題とする。
請求項1記載の電機子は、環状に形成された継鉄部と、該継鉄部から径方向に延びるティース部と、を有する電機子コアと、導電性の巻線が前記ティース部の回りに巻回されることによって形成されたコイルと、前記コイルを形成した巻線の端末部が接続される接続部を有する導電部材と、前記継鉄部の軸方向一方側への延長上に配置されていると共に前記電機子コアに固定され、径方向外側から見て径方向に貫通された窓部が形成され、前記導電部材を支持し、前記窓部の内部に前記接続部が配置されたホルダと、を備えている。
請求項1記載の電機子によれば、導電部材が支持されたホルダが電機子コアに固定されていると共に、コイルを形成した巻線の端末部が導電部材の接続部に接続されている。これにより、導電部材を介してコイルへ給電することができる。ここで、請求項1記載の電機子によれば、導電部材が支持されたホルダが、電機子コアの継鉄部の軸方向一方側への延長上に配置されている。これにより、電機子の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側に回転電機を構成する部材が配置されるスペースを確保することができる。また、ホルダの窓部の内部に導電部材の接続部が配置されていることにより、当該導電部材の接続部と巻線の端末部との接続状態を目視で容易に確認することができる。
請求項2記載の電機子は、環状に形成された継鉄部と、該継鉄部から径方向に延びるティース部と、を有する電機子コアと、導電性の巻線が前記ティース部の回りに巻回されることによって形成されたコイルと、前記コイルを形成した巻線の端末部が接続される第1接続部と、電源装置が接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部とを連結する連結部と、を有し、前記第1接続部と前記連結部とが軸方向に重なっている導電部材と、前記継鉄部の軸方向一方側への延長上に配置されていると共に前記電機子コアに固定され、前記導電部材を支持するホルダと、を備えている。
請求項2記載の電機子によれば、導電部材が支持されたホルダが電機子コアに固定されていると共に、コイルを形成した巻線の端末部が導電部材の接続部に接続されている。これにより、導電部材を介してコイルへ給電することができる。ここで、請求項2記載の電機子によれば、導電部材が支持されたホルダが、電機子コアの継鉄部の軸方向一方側への延長上に配置されている。これにより、電機子の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側に回転電機を構成する部材が配置されるスペースを確保することができる。また、導電部材の第1接続部と連結部とが軸方向に重なっていることにより、第1接続部と巻線の端末部とを接続する際の荷重を連結部によって受けることができる。
請求項3記載の電機子は、請求項1又は請求項2記載の電機子において、前記コイルを形成する複数の巻線の端末部が、周方向の一部分に集中配置されている。
請求項3記載の電機子によれば、コイルを形成する複数の巻線の端末部が、周方向の一部分に集中配置されていることにより、複数の巻線の端末部と導電部材の接続部又は第1接続部との接続状態を視認し易くすることができる。
請求項4記載の電機子は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電機子において、前記ホルダの内径及び外径が、前記継鉄部の内径及び外径と対応する内径及び外径に設定されている。
請求項4記載の電機子によれば、ホルダの内径及び外径が、継鉄部の内径及び外径と対応する内径及び外径に設定されていることにより、電機子の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側に回転電機を構成する部材が配置されるスペースを確保することができる。
請求項5記載の電機子は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電機子において、前記ホルダには、径方向外側から見て径方向に貫通された中性点用窓部が形成され、前記中性点用窓部の内部に、前記コイルを形成する巻線どうしが互いに接続された中性点が配置されている。
請求項5記載の電機子によれば、ホルダの中性点用窓部の内部に中性点が配置されていることにより、コイルを形成する巻線どうしの接続状態を目視で容易に確認することができる。
請求項6記載の電機子は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電機子において、前記電機子コアと前記コイルとの間には、インシュレータが設けられており、前記ホルダが前記インシュレータに固定されている。
請求項6記載の電機子によれば、導電部材を支持するホルダをインシュレータを介して電機子コアに固定することができる。
請求項7記載の電機子は、請求項6記載の電機子において、前記ホルダと前記インシュレータとの固定が、スナップフィット構造とされている。
請求項7記載の電機子によれば、ホルダをインシュレータにスナップフィット構造により容易に固定することができる。
請求項8記載の電機子は、請求項6又は請求項7記載の電機子において、前記ホルダと前記インシュレータとの固定箇所は、周方向に沿って複数個所に設けられている。
請求項8記載の電機子によれば、ホルダがインシュレータに周方向の複数個所で固定されていることにより、ホルダと電機子コアとの同芯度を容易に確保することができる。
請求項9記載の電機子は、請求項2又は請求項2を引用する請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載の電機子において、前記ホルダにおいて前記第2接続部を支持している部分における前記電機子コア側が該電機子コアに当接している。
請求項9記載の電機子によれば、ホルダにおいて導電部材の第2接続部を支持している部分における電機子コア側が当該電機子コアに当接している。これにより、導電部材の第2接続部に電源装置を接続する際の荷重を電機子コアによって受けることができる。
請求項10記載の回転電機は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の電機子と、前記電機子が磁界を発生させることで回転する回転子と、を備えている。
請求項10記載の回転電機によれば、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の電機子を備えていることにより、電機子の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側に回転電機を構成する部材が配置されるスペースを確保することができる。
本発明に係る電機子及び回転電機は、電機子の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側に回転電機を構成する部材が配置されるスペースを確保することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態のモータを示す斜視図である。 本実施形態のステータを示す斜視図である。 本実施形態のステータを図2とは異なる方向から見た斜視図である。 他の形態のステータを示す斜視図である。 他の形態のステータを図4とは異なる方向から見た斜視図である。 他の形態のステータを示す斜視図である。 他の形態のステータを示す斜視図である。 他の形態のステータを図7とは異なる方向から見た斜視図である。
図1〜図3を用いて本発明の実施形態に係る回転電機及び電機子について説明する。なお、図中に適宜示す矢印Z方向、矢印R方向及び矢印C方向は、回転電機の回転軸方向、回転径方向及び回転周方向をそれぞれ示すものとする。また以下、単に軸方向、径方向、周方向を示す場合は、特に断りのない限り、回転電機の回転軸方向、回転径方向、回転周方向を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態の回転電機としてのモータ10は、回転磁界を発生させる電機子としてのステータ12と、ステータ12の回転磁界を受けて回転する回転子としてのロータ14と、ロータ14の回転を減速するギヤボックス16と、を備えている。
図1、図2及び図3に示されるように、ステータ12は、電機子コアとしてのステータコア18と、ステータコア18に取付けられたインシュレータ20と、ステータコア18のまわりに形成されたコイル22と、を備えている。また、ステータ12は、コイル22を形成する巻線の端末部(後述する他方側の端末部24U、24V、24W)がそれぞれ接続される導電部材としての第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30と、これらの第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30を支持するホルダ32と、を備えている。なお、図2及び図3においては、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30においてホルダ32の内部に配置されている部分も実線で示している。
ステータコア18は、鋼材等の磁性材料を用いて形成されている。このステータコア18は、軸方向から見て環状に形成された継鉄部18Aと、継鉄部18Aから径方向内側へ向けて突出すると共に周方向に沿って等間隔に配置された複数の(本実施形態では12個の)ティース部18Bと、を備えている。
インシュレータ20は、樹脂材料等の絶縁性の高い材料を用いて形成されている。このインシュレータ20は、ステータコア18の各々のティース部18Bにおいて後述するコイル22が形成される部分を覆う複数のティース部被覆部20Aと、複数のティース部被覆部20Aを周方向につなぐと共にステータコア18の継鉄部18Aの軸方向一方側(矢印Z方向側)の面に沿って配置される環状連結部20Bと、を備えている。また、インシュレータ20は、環状連結部20Bから軸方向一方側へ向けて突出すると共に周方向に間隔をあけて配置された複数の(本実施形態では3つの)係止爪部20Cを備えている。さらに、インシュレータ20の環状連結部20Bには、後述するコイル22を形成する巻線の一部が接続される中性点としての中性点ターミナル34が固定されている。
コイル22は、導電性の巻線がインシュレータ20のティース部被覆部20Aを介してステータコア18のティース部18Bの回りに巻回されることによって形成されている。本実施形態では、ステータコア18の各々のティース部18Bの回りに巻線が巻回されることで、12個のコイル22が形成されている。ここで、本実施形態では、U相、V相及びW相のコイル22を形成する3本の巻線を用いて12個のコイル22が形成されている。
U相のコイル22を形成する巻線の一方側の端末部36U、V相のコイル22を形成する巻線の一方側の端末部36V、及びW相のコイル22を形成する巻線の一方側の端末部36Wは、周方向に隣り合う3つのコイル22から軸方向一方側へ導出されている。そして、これらの一方側の端末部36U、36V、36Wは、中性点ターミナル34に接続されている。
また、U相のコイル22を形成する巻線の他方側の端末部24U、V相のコイル22を形成する巻線の他方側の端末部24V、及びW相のコイル22を形成する巻線の他方側の端末部24Wは、周方向に隣り合う3つのコイル22から軸方向一方側へ導出されている。そして、これらの他方側の端末部24U、24V、24Wは、後述する第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30にそれぞれ接続されている。
第1ターミナル26は、所定に形状に裁断された銅板に曲げ加工が施されること等により形成されている。この第1ターミナル26は、U相のコイル22を形成する巻線の他方側の端末部24Uが接続される接続部及び第1接続部としての巻線接続部26Aと、巻線接続部26Aにおける軸方向一方側の端部から周方向他方側(矢印Cとは反対側)に向けて延びる連結部26Bと、連結部26Bにおける周方向他方側の端部から軸方向一方側へ向けて延びる第2接続部としての給電部26Cと、を備えている。巻線接続部26Aの一部は、U字状に湾曲されることで矢印Z方向を軸方向とする略筒状に形成された係止部26Dとされている。この係止部26DにU相のコイル22を形成する巻線の他方側の端末部24Uが挿入されることで、当該他方側の端末部24Uが係止部26Dに係止されている。
第2ターミナル28及び第3ターミナル30の構成は、第1ターミナル26の構成とほぼ同様に構成である。第2ターミナル28は、第1ターミナル26の巻線接続部26A、連結部26B、給電部26C及び係止部26Dとそれぞれ対応する巻線接続部28A、連結部28B、給電部28C及び係止部28Dを備えている。また、第3ターミナル30は、第1ターミナル26の巻線接続部26A、連結部26B、給電部26C及び係止部26Dとそれぞれ対応する巻線接続部30A、連結部30B、給電部30C及び係止部30Dを備えている。ここで、本実施形態では、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30の給電部26C、28C、30Cにおける軸方向一方側の端部から係止部26D、28D、30Dまでの長さが、ほぼ同じ長さに設定されている。
そして、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30が、後述するホルダ32に支持された状態では、第1ターミナル26の巻線接続部26A、第2ターミナル28の巻線接続部28A及び第3ターミナル30の巻線接続部30Aが周方向に沿ってこの順で並んで配置されている。また、第1ターミナル26の給電部26C、第2ターミナル28の給電部28C及び第3ターミナル30の給電部30Cも周方向に沿ってこの順で並んで配置されている。さらに、第1ターミナル26の連結部26B、第2ターミナル28の連結部28B及び第3ターミナル30の連結部30Bは、軸方向一方側へこの順で互いにオフセットして配置されていると共にその一部が軸方向に重なっている。
ホルダ32は、インシュレータ20と同様に樹脂材料等の絶縁性の高い材料を用いて形成されている。このホルダ32は、ステータコア18の継鉄部18Aの軸方向一方側への延長上に配置されていると共に軸方向から見て環状に形成されている。また、ホルダ32の内径及び外径は、ステータコア18の継鉄部18Aの内径及び外径と対応するほぼ同じ内径及び外径に設定されている。
ホルダ32は、ステータコア18の継鉄部18Aの軸方向一方側の面に当接した状態で配置される基部32Aを備えている。この基部32Aには、インシュレータ20の3つの係止爪部20Cがそれぞれ係止される3つの係止孔32Bが形成されている。そして、インシュレータ20の3つの係止爪部20Cが3つの係止孔32Bに係止されることで、ホルダ32がインシュレータ20を介してステータコア18に固定されている。ここで、本実施形態では、インシュレータ20の3つの係止爪部20Cが3つの係止孔32Bに挿通されることで当該インシュレータ20の3つの係止爪部20Cの3つの係止孔32Bへの係止が完了するスナップフィット構造となっている。
また、ホルダ32は、基部32Aの一部分から軸方向一方側へ向けて突出すると共に第1ターミナル26の給電部26C、第2ターミナル28の給電部28C及び第3ターミナル30の給電部30Cが内部に配置される給電部保持部32Cを備えている。この給電部保持部32Cに図示しない外部コネクタが接続されることで、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30を介して各々のコイル22に給電することが可能となっている。
また、ホルダ32は、給電部保持部32Cの軸方向の中間部から周方向一方側(矢印C方向側)へ向けて突出すると共に第1ターミナル26の連結部26B、第2ターミナル28の連結部28B及び第3ターミナル30の連結部30Bが内部に配置される連結部保持部32Dを備えている。この連結部保持部32Dからは、第1ターミナル26の巻線接続部26A、第2ターミナル28の巻線接続部28A及び第3ターミナル30の巻線接続部30Aが軸方向他方側へ向けて突出している。
また、ホルダ32は、連結部保持部32Dの周方向一方側の端部と基部32Aとを軸方向に繋ぐ接続脚部32Eを備えている。そして、基部32A、給電部保持部32C、連結部保持部32D及び接続脚部32Eによって、径方向に貫通された窓部としての巻線接続部用窓部38がホルダ32に形成されている。この巻線接続部用窓部38の内部には、第1ターミナル26の巻線接続部26A、第2ターミナル28の巻線接続部28A及び第3ターミナル30の巻線接続部30Aが配置されている。
また、ホルダ32は、基部32Aにおいて周方向に離間している部分を周方向に繋ぐと共に径方向から見て軸方向他方側が開放されたU字状に形成された中性点ターミナル逃げ部32Fを備えている。この中性点ターミナル逃げ部32Fとステータコア18の継鉄部18Aとの間には、その内部に中性点ターミナル34が配置される中性点用窓部40が形成されている。
図1に示されるように、ロータ14は、ステータ12のステータコア18の径方向内側に配置されている。このロータ14は、ステータコア18の径方向内側において回転可能に支持された回転軸と、回転軸に固定されたロータコアと、ロータコアの外周面に固定されたロータマグネットと、を含んで構成されている。
ギヤボックス16は、その一部がホルダ32の径方向内側に配置されている。このギヤボックスを有することにより、ロータ14の回転軸の回転がギヤボックス16を介して減速されるようになっている。
なお、ステータ12及びギヤボックス16は、図示しない有底筒状のモータケースに覆われている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1〜図3に示されるように、本実施形態のモータ10では、ホルダ32の給電部保持部32Cに接続された図示しない外部コネクタ、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30を介して各々のコイル22に給電がなされることで、ステータ12のまわりに回転磁界が生じ、この回転磁界を受けてロータ14が回転する。そして、ロータ14の回転がギヤボックス16を介して減速される。
ここで、本実施形態では、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30が支持されたホルダ32が、ステータコア18の継鉄部18Aの軸方向一方側への延長上に配置されている。これにより、ステータ12の軸方向一方側の径方向内側及び径方向外側にモータ10を構成する部材が配置されるスペースを確保することができる。特に、本実施形態では、ホルダ32の内径及び外径が、ステータコア18の継鉄部18Aの内径及び外径と対応するほぼ同じ内径及び外径に設定されていることにより、ギヤボックス16や図示しないモータケースの一部が配置されるスペースを確保することが可能となっている。
また、本実施形態では、ホルダ32の巻線接続部用窓部38の内部に第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30の巻線接続部26A、28A、30Aが配置されていることにより、当該巻線接続部26A、28A、30Aと巻線の他方側の端末部24U、24V、24Wとの接続状態を目視で容易に確認することができる。また、本実施形態では、巻線の他方側の端末部24U、24V、24Wが周方向に隣り合う3つのコイル22から軸方向一方側へ導出されている。換言すると、巻線の他方側の端末部24U、24V、24Wが周方向の一部分に集中配置されている。これによっても、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30の巻線接続部26A、28A、30Aと巻線の他方側の端末部24U、24V、24Wとの接続状態を目視で容易に確認することができる。
さらに、本実施形態では、第1ターミナル26、第2ターミナル28及び第3ターミナル30の巻線接続部26A、28A、30Aとホルダ32の連結部保持部32Dに保持された連結部26B、28B、30Bの一部とが軸方向に重なっていることにより、巻線接続部26A、28A、30Aと巻線の他方側の端末部24U、24V、24Wとを接続する際の荷重を連結部26B、28B、30Bの一部及びホルダ32の連結部保持部32Dによって受けることができる。
また、本実施形態では、中性点ターミナル34が配置される中性点用窓部40が、ホルダ32の中性点ターミナル逃げ部32Fとステータコア18の継鉄部18Aとの間に形成されていると共に、この中性点用窓部40の内部に中性点ターミナル34が配置されている。これにより、巻線の一方側の端末部36U、36V、36Wと中性点ターミナル34との接続状態を目視で容易に確認することができる。
さらに、本実施形態では、ホルダ32をインシュレータ20を介してステータコア18に固定することが可能となっている。特に、本実施形態では、インシュレータ20の3つの係止爪部20Cが3つの係止孔32Bに挿通されることで当該インシュレータ20の3つの係止爪部20Cの3つの係止孔32Bへの係止が完了するスナップフィット構造となっていることにより、ホルダ32をインシュレータ20を介してステータコア18に容易に固定することできる。また、本実施形態では、周方向に間隔をあけて配置された3つの係止爪部20Cを3つの係止孔32Bへ係止させる構成とすることで、ホルダ32とステータコア18との同芯度を容易に確保することができる。
また、本実施形態では、ホルダ32において外部コネクタが接続される部分である給電部保持部32Cの軸方向他方側(基部32Aの一部分)が、ステータコア18の継鉄部18Aに当接している。これにより、電源装置とつながれた外部コネクタを給電部保持部32Cに接続する際の荷重をステータコア18によって受けることができる。
なお、図4及び図5に示された他の形態のホルダ42のように、給電部保持部32Cの軸方向他方側の周方向の一部分をステータコア18の継鉄部18A(図2等参照)に当接させることで、外部コネクタを給電部保持部32Cに接続する際の荷重をステータコア18によって受けてもよい。なお、他の形態のホルダ42において前述のホルダ32と対応する部材及び部分には、当該ホルダ32と対応する部材及び部分と同一の符号を付している。
また、図4及び図5に示された他の形態のホルダ42のように、巻線接続部用窓部38と中性点用窓部40とがつながるように構成してもよい。この巻線接続部用窓部38及び中性点用窓部40は、給電部保持部32Cの一部、連結部保持部32D、中性点ターミナル逃げ部32F、及びステータコア18の継鉄部18Aによって形成されている。なお、ステータコア18の継鉄部18Aを含んで巻線接続部用窓部38や中性点用窓部40が形成されている場合も、当該巻線接続部用窓部38や中性点用窓部40がホルダ42に形成されているものとする。例えば、図6に示されるように、図1に示されたホルダ32の変形例に係るホルダ44では、ステータコア18の継鉄部18A、給電部保持部32C、連結部保持部32D及び接続脚部32Eによって、径方向に貫通された窓部としての巻線接続部用窓部38が当該ホルダ44に形成されている。なお、ホルダ44において前述のホルダ32と対応する部材及び部分には、当該ホルダ32と対応する部材及び部分と同一の符号を付している。
また、巻線接続部用窓部38や中性点用窓部40の内部において、巻線の端末部とターミナルとを溶接で接続する構成においては、両者の溶接での接続状態を目視で容易に確認することができる。なお、図6においては、溶接(スポット溶接)を行う際の電極50を二点鎖線で描いている。
また、図7及び図8に示された他の形態のホルダ46のように、給電部保持部32Cと連結部保持部32Dとが、軸方向の同じ位置に設けられた(軸方向に重なるように設けられた)構成としてもよい。なお、ホルダ46において前述のホルダ32と対応する部材及び部分には、当該ホルダ32と対応する部材及び部分と同一の符号を付している。
また、本実施形態では、インナロータ型のモータ10に本発明を適用したが、本発明はアウタロータ型のモータにも適用することができる。
さらに、本実施形態では、ホルダ32をインシュレータ20を介してステータコア18に固定した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ホルダ32とインシュレータ20とを一体に形成してもよい。当該構成では、インシュレータ20のステータコア18への取付完了と同時に、ホルダ32のステータコア18への固定を完了させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 モータ(回転電機)
12 ステータ(電機子)
14 ロータ(回転子)
18 ステータコア(電機子コア)
18A 継鉄部
18B ティース部
20 インシュレータ
22 コイル
24U 巻線の端末部
24V 巻線の端末部
24W 巻線の端末部
26 第1ターミナル(導電部材)
26A 巻線接続部(接続部、第1接続部)
26C 給電部(第2接続部)
28 第2ターミナル(導電部材)
28A 巻線接続部(接続部、第1接続部)
28C 給電部(第2接続部)
30 第3ターミナル(導電部材)
30A 巻線接続部(接続部、第1接続部)
30C 給電部(第2接続部)
32 ホルダ
34 中性点ターミナル(中性点)
38 巻線接続部用窓部(窓部)
40 中性点用窓部
42 ホルダ
44 ホルダ
46 ホルダ

Claims (10)

  1. 環状に形成された継鉄部と、該継鉄部から径方向に延びるティース部と、を有する電機子コアと、
    導電性の巻線が前記ティース部の回りに巻回されることによって形成されたコイルと、
    前記コイルを形成した巻線の端末部が接続される接続部を有する導電部材と、
    前記継鉄部の軸方向一方側への延長上に配置されていると共に前記電機子コアに固定され、径方向外側から見て径方向に貫通された窓部が形成され、前記導電部材を支持し、前記窓部の内部に前記接続部が配置されたホルダと、
    を備えた電機子。
  2. 環状に形成された継鉄部と、該継鉄部から径方向に延びるティース部と、を有する電機子コアと、
    導電性の巻線が前記ティース部の回りに巻回されることによって形成されたコイルと、
    前記コイルを形成した巻線の端末部が接続される第1接続部と、電源装置が接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部とを連結する連結部と、を有し、前記第1接続部と前記連結部とが軸方向に重なっている導電部材と、
    前記継鉄部の軸方向一方側への延長上に配置されていると共に前記電機子コアに固定され、前記導電部材を支持するホルダと、
    を備えた電機子。
  3. 前記コイルを形成する複数の巻線の端末部が、周方向の一部分に集中配置されている請求項1又は請求項2記載の電機子。
  4. 前記ホルダの内径及び外径が、前記継鉄部の内径及び外径と対応する内径及び外径に設定されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電機子。
  5. 前記ホルダには、径方向外側から見て径方向に貫通された中性点用窓部が形成され、
    前記中性点用窓部の内部に、前記コイルを形成する巻線どうしが互いに接続された中性点が配置されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電機子。
  6. 前記電機子コアと前記コイルとの間には、インシュレータが設けられており、
    前記ホルダが前記インシュレータに固定されている請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電機子。
  7. 前記ホルダと前記インシュレータとの固定が、スナップフィット構造とされている請求項6記載の電機子。
  8. 前記ホルダと前記インシュレータとの固定箇所は、周方向に沿って複数個所に設けられている請求項6又は請求項7記載の電機子。
  9. 前記ホルダにおいて前記第2接続部を支持している部分における前記電機子コア側が該電機子コアに当接している請求項2又は請求項2を引用する請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載の電機子。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の電機子と、
    前記電機子が磁界を発生させることで回転する回転子と、
    を備えた回転電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021075849A1 (ko) * 2019-10-15 2021-04-22 엘지이노텍 주식회사 모터
WO2022153975A1 (ja) * 2021-01-13 2022-07-21 株式会社デンソー ステータ及び回転電機

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