JP7109610B1 - 回転電機の固定子及びそのコイル接続装置 - Google Patents

回転電機の固定子及びそのコイル接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数を削減することができる回転電機の固定子を得ることを目的とする。【解決手段】第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25は、互いに間隔をおいて保持部材22に保持されている。保持部材22は、コイルエンド部12aに直接固定されている。保持部材22には、被挿入部としての複数の溝22aが設けられている。複数の溝22aには、それぞれコイル間接続部12bが挿入されている。各溝22aに挿入されているコイル間接続部12bは、接着剤により溝22a内に接着され固定されている。【選択図】図2

Description

本開示は、回転電機の固定子及びそのコイル接続装置に関するものである。
従来の固定子では、複数の動力線がステータコイルに接続されている。複数の動力線は、保持具により保持されている。保持具は、固定具を介してモータケースに固定されている。固定具は、ボルトによりモータケースに固定されている。固定具には、締結孔と、装着部とが設けられている。締結孔には、ボルトが通される。装着部には、複数の動力線を保持した状態の保持具が装着される(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-73887号公報
上記のような従来の固定子では、保持具が固定具を介してモータケースに固定されているため、動力線を固定するための装置の部品点数が増大する。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、部品点数を削減することができる回転電機の固定子及びそのコイル接続装置を得ることを目的とする。
本開示に係る回転電機の固定子は、円筒状の固定子コア、複数のコイルを有しており、かつ、固定子コアに設けられているコイル集合体、及び絶縁材料製の保持部材と、互いに間隔をおいて保持部材に保持されており、かつ、それぞれ一端においてコイル集合体に接合されることで電気的に接続されている複数のバスバーとを有しているコイル接続装置を備え、保持部材は、固定子コアの軸方向におけるコイル集合体の端部であるコイルエンド部に固定されている。
本開示に係る回転電機の固定子のコイル接続装置は、固定子のコイルエンド部に設けられる絶縁材料製の保持部材、及び互いに間隔をおいて保持部材に保持されており、かつ、それぞれ一端において、固定子に設けられている複数のコイルのうちのいずれかに接合されることで電気的に接続される複数のバスバーを備え、保持部材には、コイルエンド部の一部である挿入部が挿入されて固定される被挿入部が設けられている。
本開示の回転電機の固定子及びそのコイル接続装置によれば、部品点数を削減することができる。
実施の形態1による回転電機の断面図である。 図1の固定子の要部を示す斜視図である。 図2のコイル接続装置を示す斜視図である。 図2のコイル接続装置を図3とは異なる方向から見た斜視図である。 実施の形態2による回転電機の固定子のコイル接続装置を示す斜視図である。 図5のコイル接続装置を図5とは異なる方向から見た斜視図である。 実施の形態3による回転電機の固定子の要部を示す斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による回転電機の断面図であり、回転軸の軸心に沿う断面を示している。実施の形態1の回転電機は、電気自動車の動力源として使用される3相モータである。
回転電機は、筐体1、円筒状の固定子2、及び回転子3を有している。回転子3は、軸心Cを中心として回転する。
筐体1は、円筒状のフレーム4と、円板状の第1ブラケット5と、円板状の第2ブラケット6とを有している。第1ブラケット5は、フレーム4の軸方向の第1端部に固定されている。第2ブラケット6は、フレーム4の軸方向の第2端部に固定されている。フレーム4の軸方向は、軸心Cに平行な方向であり、図1の上下方向である。
第1ブラケット5には、第1ベアリング7が設けられている。第2ブラケット6には、第2ベアリング8が設けられている。回転子3は、第1ベアリング7及び第2ベアリング8を介して、筐体1に回転可能に支持されている。
固定子2は、フレーム4の内面に固定されている。また、固定子2は、回転子3の外周面に隙間を介して対向している。また、固定子2は、円筒状の固定子コア11と、コイル集合体12とを有している。
コイル集合体12は、固定子コア11に設けられている。また、コイル集合体12は、複数のコイル13を有している。複数のコイル13は、モールド樹脂によってモールドされている。
固定子コア11は、一体型コアであっても、分割型コアであってもよい。一体型コアにおいては、複数の円環状の電磁鋼板が、固定子コア11の軸方向に積層されている。固定子コア11の軸方向は、軸心Cに平行な方向である。
分割型コアは、複数のコアブロックを円筒状に組み合わせることにより構成されている。各コアブロックにおいては、複数の円弧状の電磁鋼板が、固定子コア11の軸方向に積層されている。
第1ブラケット5には、端子台9が設けられている。端子台9とコイル集合体12との間には、接続導体部10が設けられている。接続導体部10は、複数の電力供給導体を有している。各電力供給導体としては、例えば、銅製のケーブル、又は銅製の平板が用いられている。
コイル集合体12には、接続導体部10を介して、電力が供給される。コイル集合体12に電力が供給されることによって、固定子2に磁力が発生する。
コイル集合体12に供給する電力の位相を時間的に変化させることによって、コイル集合体12に発生する磁力が固定子2の周方向に沿って変化し、回転子3が回転する。固定子2の周方向は、軸心Cを中心とする円周に沿う方向である。
図2は、図1の固定子2の要部を示す斜視図である。固定子コア11は、円環状のヨーク11aと、複数のティース11bとを有している。複数のティース11bは、ヨーク11aから、それぞれ固定子コア11の径方向内側へ突出している。固定子コア11の径方向は、回転電機に組み込まれた状態において、軸心Cに直交する方向である。
各ティース11bの先端は、回転子3の外周に隙間を介して対向している。各コイル13は、対応するティース11bに銅線を巻き付けることにより構成されている。各銅線の外周は、絶縁被膜により覆われている。図2において、各コイル13の詳細な図示は、省略されている。
各コイル13と固定子コア11との間には、図示しないインシュレータが介在している。インシュレータは、例えば、紙又は樹脂により構成されている。
複数のコイル13の巻き付け方式は、分布巻き方式である。分布巻き方式では、各コイル13が複数のティース11bに跨って巻き付けられる。
実施の形態1のコイル集合体12には、3相交流の電力が供給される。コイル集合体12は、位相の異なる3相の回路、即ちU相の回路、V相の回路、及びW相の回路により構成されている。3相の回路は、Y結線により互いに接続されている。
各相の回路は、互いに並列に接続されている2系列の回路により構成されている。各系列の回路は、電気的に直列に接続された複数のコイル13により構成されている。
固定子コア11の軸方向におけるコイル集合体12の端部であるコイルエンド部12aには、複数のコイル間接続部12bが設けられている。各コイル間接続部12bは、複数のコイル13のうちの対応する2つのコイル13が互いに接続されている部分である。
各コイル間接続部12bは、モールド樹脂から、固定子コア11の軸方向へ突出している。また、各コイル間接続部12bにおいては、各銅線の外周から絶縁被膜が除去され、銅線同士が溶接されている。
コイルエンド部12aには、コイル接続装置21が設けられている。コイル接続装置21は、絶縁材料製の保持部材22と、複数のバスバーとを有している。実施の形態1では、複数のバスバーとして、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25が用いられている。
第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25は、互いに間隔をおいて保持部材22に保持されている。また、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25は、それぞれコイル集合体12に接合されることで電気的に接続されている。
また、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25は、それぞれ銅製の平板に折り曲げ加工を施して構成されている。
第1バスバー23は、U相の第1系列の回路U1と、U相の第2系列の回路U2とを電気的に接続している。また、第1バスバー23は、その一端において、回路U1のコイル13の端部に、溶接により接合されている。また、第1バスバー23は、その一部において、回路U2のコイル13の端部に、溶接により接合されている。
第2バスバー24は、V相の第1系列の回路V1と、V相の第2系列の回路V2とを電気的に接続している。また、第2バスバー24は、その一端において、回路V1のコイル13の端部に、溶接により接合されている。また、第2バスバー24は、その他端において、回路V2のコイル13の端部に、溶接により接合されている。
第3バスバー25は、W相の第1系列の回路W1と、W相の第2系列の回路W2とを電気的に接続している。また、第3バスバー25は、その一端において、回路W1のコイル13の端部に、溶接により接合されている。また、第3バスバー25は、その他端において、回路W2のコイル13の端部に、溶接により接合されている。
保持部材22は、コイルエンド部12aに対して直接固定されている。保持部材22には、被挿入部としての複数の溝22aが設けられている。実施の形態1では、保持部材22に3つの溝22aが設けられている。
複数の溝22aには、それぞれコイル間接続部12bが挿入されている。即ち、複数のコイル間接続部12bのうちの3つのコイル間接続部12bが、実施の形態1における挿入部である。
第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25と、挿入部である3つのコイル間接続部12bとの間は、保持部材22により絶縁されている。
また、各溝22aに挿入されているコイル間接続部12bは、図示しない接着剤により溝22a内に接着され固定されている。これにより、保持部材22は、固定子コア11の径方向及び周方向の2方向について、コイルエンド部12aに接着されている。接着剤としては、例えばエポキシ系接着剤が用いられている。
図3は、図2のコイル接続装置21を示す斜視図である。図4は、図2のコイル接続装置21を図3とは異なる方向から見た斜視図である。
実施の形態1では、保持部材22の材料として、樹脂が用いられている。保持部材22は、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25をそれぞれ部分的に覆うように、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25に一体成型されている。
また、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25は、インサート成型により、保持部材22と一体化されている。但し、保持部材22をアウトサート成型した後に、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25を保持部材22に圧入又は接着してもよい。
保持部材22には、複数の位置決め穴22bと、複数のクランプ部22cとが設けられている。複数の位置決め穴22bと、複数のクランプ部22cとは、溶接作業において使用される位置決め治具及び溶接設備の位置決めのために使用される。
このような固定子2及びコイル接続装置21では、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25が保持部材22に保持されている。そして、保持部材22は、コイルエンド部12aに固定されている。
このため、保持部材22を筐体1に固定するための部品を省略することができ、部品点数を削減することができる。また、コイル接続装置21の小型化を図ることができる。
また、回転電機が振動した場合に、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25の溶接部に負荷がかかることを抑制することができる。これにより、溶接部の劣化による接続不良が生じることを抑制することができる。
また、互いに電位が異なる第1バスバー23と第2バスバー24と第3バスバー25との間を、保持部材22によって電気的に絶縁することができる。
また、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25と、周囲の導電部材との間も、保持部材22によって電気的に絶縁することができる。
また、コイル集合体12とコイル接続装置21との溶接時に、第1バスバー23と第2バスバー24と第3バスバー25との間の位置調整を不要にすることができる。これにより、コイル集合体12とコイル接続装置21との接続作業の作業性を向上させることができる。
また、保持部材22に複数の溝22aが設けられており、各溝22aにコイル間接続部12bが挿入されている。このため、コイルエンド部12aに対してコイル接続装置21を容易に位置決めすることができる。また、固定子コア11の径方向及び周方向の2方向について、保持部材22をコイルエンド部12aに強固に接着することができる。
また、各挿入部としてコイル間接続部12bを利用したので、新たに挿入部を追加することなく、保持部材22をコイルエンド部12aに容易に固定することができる。また、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25と、挿入部としての3つのコイル間接続部12bとの間を、保持部材22によって電気的に絶縁することができる。
また、保持部材22は、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25に一体成型されている。このため、コイル接続装置21を容易に小型ユニット化することができる。また、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25の相対的な位置を強固に保持することができる。
また、保持部材22には、複数の位置決め穴22bと、複数のクランプ部22cとが設けられている。このため、コイルエンド部12aとコイル接続装置21との溶接作業の作業性を向上させることができる。これにより、溶接作業の自動化を図ることができる。
実施の形態2.
次に、図5は、実施の形態2による回転電機の固定子2のコイル接続装置21を示す斜視図である。第1バスバー23は、平板状の第1突出部23aを有している。第2バスバー24は、平板状の第2突出部24aを有している。第3バスバー25は、平板状の第3突出部25aを有している。
第1突出部23a、第2突出部24a、及び第3突出部25aは、保持部材22から、固定子コア11の軸方向における固定子コア11とは反対方向へそれぞれ突出している。また、第1突出部23a、第2突出部24a、及び第3突出部25aは、固定子コア11の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。
第1突出部23aには、第1電力供給導体26が接続されている。第2突出部24aには、第2電力供給導体27が接続されている。第3突出部25aには、第3電力供給導体28が接続されている。
第1電力供給導体26、第2電力供給導体27、及び第3電力供給導体28は、固定子コア11の軸方向について、保持部材22に対してコイルエンド部12aとは反対側に配置されている。また、第1電力供給導体26、第2電力供給導体27、及び第3電力供給導体28は、それぞれ銅製の平板に折り曲げ加工を施して構成されている。第1電力供給導体26、第2電力供給導体27、及び第3電力供給導体28の形状は、それぞれL字形である。
第1電力供給導体26の端部であって、第1バスバー23とは反対側の端部には、第1端子板29が固定されている。第2電力供給導体27の端部であって、第2バスバー24とは反対側の端部には、第2端子板30が固定されている。第3電力供給導体28の端部であって、第3バスバー25とは反対側の端部には、第3端子板31が固定されている。
第1端子板29、第2端子板30、及び第3端子板31は、図1に示した端子台9に固定される。第1端子板29、第2端子板30、及び第3端子板31には、図示しない外部電気回路が電気的に接続される。外部電気回路は、例えばインバータである。これにより、コイル集合体12には、3相交流電圧が印加される。
実施の形態2における接続導体部10は、第1電力供給導体26、第2電力供給導体27、第3電力供給導体28、第1端子板29、第2端子板30、及び第3端子板31を有している。
図6は、図5のコイル接続装置21を図5とは異なる方向から見た斜視図である。図6では、接続導体部10は省略されている。実施の形態2の保持部材22には、実施の形態1における複数の溝22aの代わりに、被挿入部としての複数の凹部22dが設けられている。実施の形態2では、保持部材22に3つの凹部22dが設けられている。
各凹部22dの断面であって、固定子コア11の軸方向に直交する断面の形状は、円形である。また、各凹部22dは、保持部材22を貫通していない。即ち、各凹部22dは、底面を有している。
複数の凹部22dには、それぞれコイル間接続部12bが挿入される。即ち、複数のコイル間接続部12bのうちの3つのコイル間接続部12bが、実施の形態2における挿入部である。
各凹部22dに挿入されるコイル間接続部12bは、図示しない接着剤により凹部22d内に接着され固定される。即ち、実施の形態2では、保持部材22は、固定子コア11の軸方向、径方向、及び周方向の3方向について、コイルエンド部12aに接着される。
図5及び図6に示したコイル接続装置21及び接続導体部10の構成を除いて、回転電機の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、保持部材22に3つの凹部22dが設けられており、各凹部22dにコイル間接続部12bが挿入されている。このため、コイル接続装置21をコイルエンド部12aに、より強固に固定することができる。これにより、回転電機が振動した場合に、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25の溶接部に負荷がかかることを、より確実に抑制することができる。
また、第1電力供給導体26とは位相が異なる第2バスバー24及び第3バスバー25と、第1電力供給導体26との間の絶縁性を、十分に確保することができる。同様に、第1バスバー23及び第3バスバー25と、第2電力供給導体27との間の絶縁性、及び、第1バスバー23及び第2バスバー24と第3電力供給導体28との間の絶縁性を、それぞれ十分に確保することができる。
また、各凹部22dに接着剤を予め充填しておくことによって、各凹部22d内へのコイル間接続部12bの固定作業を容易に行うことができる。
なお、各バスバー23,24又は25と、対応する電力供給導体26,27又は28とは、1部品として構成されていてもよい。即ち、各バスバー23,24又は25と、対応する電力供給導体26,27又は28とは、1枚の平板に折り曲げ加工を施すことにより構成されていてもよい。
そのような構成によれば、端子台9とコイルエンド部12aとの間に位置ずれが生じた場合であっても、各バスバー23,24又は25と、対応する電力供給導体26,27又は28との間の接続部の劣化を抑制することができる。
また、各電力供給導体26,27又は28と、対応する端子板29,30又は31とは、1部品として構成されていてもよい。
また、各凹部22dの断面形状は、円形に限定されず、例えば矩形であってもよい。
また、各凹部22dの断面積は、深さ方向に一定でなくてもよい。例えば、各凹部22dは、円錐状又は角錐状であってもよい。
また、第1電力供給導体26、第2電力供給導体27、及び第3電力供給導体28は、保持部材22に対して、固定子コア11の径方向外側に配置されてもよい。
実施の形態3.
次に、図7は、実施の形態3による回転電機の固定子2の要部を示す斜視図である。第1突出部23aには、電力供給導体としての第1導電線32が接続されている。第2突出部24aには、電力供給導体としての第2導電線33が接続されている。第3突出部25aには、電力供給導体としての第3導電線34が接続されている。
第1導電線32、第2導電線33、及び第3導電線34は、固定子コア11の軸方向について、保持部材22に対してコイルエンド部12aとは反対側に配置されている。また、第1導電線32、第2導電線33、及び第3導電線34は、それぞれ柔軟性を有している。また、第1導電線32、第2導電線33、及び第3導電線34としては、例えば銅製の撚り線が使用されている。
第1導電線32の端部であって、第1バスバー23とは反対側の端部には、第1端子板29が固定されている。第2導電線33の端部であって、第2バスバー24とは反対側の端部には、第2端子板30が固定されている。第3導電線34の端部であって、第3バスバー25とは反対側の端部には、第3端子板31が固定されている。
第1導電線32、第2導電線33、及び第3導電線34を除いて、回転電機の構成は、実施の形態2と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、第1導電線32、第2導電線33、及び第3導電線34は、それぞれ柔軟性を有している。このため、端子台9とコイルエンド部12aとの間に位置ずれが生じた場合であっても、各バスバー23,24又は25と、対応する導電線32,33又は34との間の接続部の劣化を抑制することができる。
なお、実施の形態1~3において、複数のコイル13の巻き付け方式は、集中巻き方式であってもよい。集中巻き方式では、各コイル13が1つのティース11bのみに巻き付けられる。
また、実施の形態1~3において、第1バスバー23、第2バスバー24、及び第3バスバー25は、平板に折り曲げ加工を施したものに限らない。各バスバーは、例えば、絶縁被膜付きの銅線を曲げたものでもよい。また、導線の外周は、絶縁被膜に覆われていても、覆われていなくてもよい。
また、実施の形態1~3において、バスバーの数は3つに限らない。
また、実施の形態1~3において、挿入部は、コイル間接続部12bに限定されない。
また、実施の形態1~3において、保持部材22は、コイルエンド部12aにおける円弧状部分に対して固定してもよい。この場合、挿入部としての円弧状部分が挿入される被挿入部を、保持部材22に設けてもよい。
また、実施の形態1~3において、被挿入部は、保持部材22を貫通する貫通孔であってもよい。
また、実施の形態1~3において、1つの保持部材22に、互いに異なる形状の複数の被挿入部が設けられていてもよい。
また、実施の形態1~3において、絶縁距離を確保できれば、保持部材22の材料は、樹脂以外の材料であってもよい。
また、実施の形態1~3では、端子台9側のコイルエンド部12aにコイル接続装置21を設けたが、端子台9とは反対側のコイルエンド部12aにコイル接続装置21を設けてもよい。また、端子台9側と端子台9とは反対側との両方のコイルエンド部12aに、それぞれコイル接続装置21を設けてもよい。
また、実施の形態1~3において、1つのコイルエンド部12aに設けられるコイル接続装置21の数は、特に限定されない。
また、回転電機の用途は、電気自動車に限定されない。
また、回転電機は、モータに限定されず、例えば発電機であってもよい。
2 固定子、11 固定子コア、12 コイル集合体、12a コイルエンド部、12b コイル間接続部(挿入部)、13 コイル、21 コイル接続装置、22 保持部材、22a 溝(被挿入部)、22d 凹部(被挿入部)、23 第1バスバー、24 第2バスバー、25 第3バスバー、26 第1電力供給導体、27 第2電力供給導体、28 第3電力供給導体、32 第1導電線(電力供給導体)、33 第2導電線(電力供給導体)、34 第3導電線(電力供給導体)。

Claims (5)

  1. 円筒状の固定子コア、
    複数のコイルを有しており、かつ、前記固定子コアに設けられているコイル集合体、及び
    絶縁材料製の保持部材と、互いに間隔をおいて前記保持部材に保持されており、かつ、それぞれ一端において前記コイル集合体に接合されることで電気的に接続されている複数のバスバーとを有しているコイル接続装置
    を備え、
    前記保持部材は、前記固定子コアの軸方向における前記コイル集合体の端部であるコイルエンド部に固定されており、
    前記保持部材には、被挿入部が設けられており、
    前記コイルエンド部の一部である挿入部が、前記被挿入部に挿入され固定されており、
    前記挿入部は、前記複数のコイルのうちの2つのコイルが互いに接続されている部分であり、
    前記被挿入部は、前記挿入部が挿入されている溝又は凹部であり、
    前記保持部材は、各前記バスバーを部分的に覆うように、前記複数のバスバーに一体成型されている回転電機の固定子。
  2. 前記複数のバスバーにそれぞれ接続されている複数の電力供給導体
    をさらに備え、
    前記複数の電力供給導体は、前記固定子コアの軸方向について、前記保持部材に対して前記コイルエンド部とは反対側に配置されている請求項1記載の回転電機の固定子。
  3. 各前記バスバーと、対応する前記電力供給導体とが、1部品として構成されている請求項記載の回転電機の固定子。
  4. 各前記電力供給導体は、柔軟性を有する導電線である請求項記載の回転電機の固定子。
  5. 固定子のコイルエンド部に固定される絶縁材料製の保持部材、及び
    互いに間隔をおいて前記保持部材に保持されており、かつ、それぞれ一端において、前記固定子に設けられている複数のコイルのうちのいずれかに接合されることで電気的に接続される複数のバスバー
    を備え、
    前記保持部材には、前記コイルエンド部の一部である挿入部が挿入されて固定される被挿入部が設けられており、
    前記挿入部は、前記固定子に設けられている複数のコイルのうちの2つのコイルを互いに接続している部分であるコイル間接続部であり、
    前記被挿入部は、前記コイル間接続部が挿入される溝又は凹部であり、
    前記保持部材は、各前記バスバーを部分的に覆うように、前記複数のバスバーに一体成型されている回転電機の固定子のコイル接続装置。
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