JP2019135692A - 車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソケットの信頼性を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法を提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、ソケット本体と;前記ソケット本体の一方の端部側に設けられ、発光素子を有する発光モジュールと;前記ソケット本体の内部に設けられ、一方の端部が前記発光モジュールと電気的に接続された複数の給電端子と;を備えている。前記ソケット本体は、導電性を有する高熱伝導性樹脂を含む熱伝導領域と;絶縁性を有する樹脂を含む絶縁領域と;前記熱伝導領域と、前記絶縁領域と、の間に設けられ、前記高熱伝導性樹脂の少なくとも一部の成分と、前記絶縁性を有する樹脂の少なくとも一部の成分と、を含む混合領域と;を有している。前記複数の給電端子は、前記絶縁領域に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法に関する。
ソケットと、ソケットの一方の端部側に設けられ、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を有する発光モジュールと、を備えた車両用照明装置がある。
車両用照明装置に設けられるソケットには、発光モジュールにおいて発生した熱の放熱性が高く、且つ、軽量であることが望まれている。
そのため、高熱伝導性樹脂を含むソケット本体が提案されている。
しかしながら、高熱伝導性樹脂は、導電性を有している場合がある。そのため、一般的には、発光モジュールに電力を供給する複数の給電端子と、導電性を有するソケット本体との間に絶縁部を設けるようにしている。また、複数の給電端子が設けられた絶縁部を予め作成し、これとソケット本体とを一体化するようにしている。
しかしながら、複数の給電端子が設けられた絶縁部と、ソケット本体とを一体化すると、ソケット本体と絶縁部との間に隙間が生じる場合がある。ソケット本体と絶縁部との間に隙間が生じると、ソケット本体と絶縁部との間の接合力が低下したり、隙間を介して車両用灯具の内部に水が浸入したりして、ソケットの信頼性が低下するおそれがある。
そこで、ソケットの信頼性を向上させることができる技術の開発が望まれていた。
特開2013−247061号公報
本発明が解決しようとする課題は、ソケットの信頼性を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、ソケット本体と;前記ソケット本体の一方の端部側に設けられ、発光素子を有する発光モジュールと;前記ソケット本体の内部に設けられ、一方の端部が前記発光モジュールと電気的に接続された複数の給電端子と;を備えている。前記ソケット本体は、導電性を有する高熱伝導性樹脂を含む熱伝導領域と;絶縁性を有する樹脂を含む絶縁領域と;前記熱伝導領域と、前記絶縁領域と、の間に設けられ、前記高熱伝導性樹脂の少なくとも一部の成分と、前記絶縁性を有する樹脂の少なくとも一部の成分と、を含む混合領域と;を有している。前記複数の給電端子は、前記絶縁領域に設けられている。
本発明の実施形態によれば、ソケットの信頼性を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法を提供することができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 車両用照明装置の模式分解図である。 図1における車両用照明装置のA−A線断面図である。 他の実施形態に係る車両用照明装置を例示するための模式断面図である。 図4における車両用照明装置のB−B線断面図である。 車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイライトランニングランプ(DRL;Daylight Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図2は、車両用照明装置1の模式分解図である。
図3は、図1における車両用照明装置1のA−A線断面図である。
図1〜図3に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、発光モジュール20、および伝熱部40が設けられている。
ソケット10は、ソケット本体10a、および複数の給電端子10bを有する。
ソケット本体10aは、装着部11、バヨネット12、フランジ13、および放熱フィン14を有する。
また、ソケット本体10aは、熱伝導領域10a1、絶縁領域10a2、および混合領域10a3を有する。
なお、熱伝導領域10a1、絶縁領域10a2、および混合領域10a3に関する詳細は後述する。
装着部11は、フランジ13の、放熱フィン14が設けられる側とは反対側の面に設けられている。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状である。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有する。凹部11aの底面11a1には伝熱部40が設けられている。なお、伝熱部40は、底面11a1に埋め込まれていてもよい。
装着部11には、少なくとも1つのスリット11bを設けることができる。スリット11bの内部には、基板21の角部が設けられる。そのため、発光モジュール20の位置決めができるようになっている。また、スリット11bを設けるようにすれば、基板21の平面形状を大きくすることができる。そのため、基板21上に実装する素子の数を増加させることができる。あるいは、装着部11の外形寸法を小さくすることができるので、装着部11の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
バヨネット12は、装着部11の外側面に設けられている。バヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出している。バヨネット12は、フランジ13と対峙している。バヨネット12は、複数設けられている。バヨネット12は、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に装着する際に用いられる。バヨネット12は、ツイストロックに用いられるものである。
フランジ13は、板状を呈している。フランジ13は、例えば、円板状を呈したものとすることができる。フランジ13の外側面は、バヨネット12の外側面よりも車両用照明装置1の外方に位置している。
放熱フィン14は、フランジ13の、装着部11側とは反対側に設けられている。放熱フィン14は、少なくとも1つ設けることができる。図1および図2に例示をしたソケット本体10aには複数の放熱フィンが設けられている。複数の放熱フィン14は、所定の方向に並べて設けることができる。放熱フィン14は、板状を呈したものとすることができる。
また、ソケット本体10aにはコネクタ105を挿入する孔10cが設けられている。孔10cには、シール部材105aを有するコネクタ105が挿入される。そのため、孔10cの断面形状は、シール部材105aを有するコネクタ105の断面形状に適合したものとなっている。
給電端子10bは、棒状体とすることができる。給電端子10bは、複数設けられている。複数の給電端子10bは、所定の方向に並べて設けることができる。複数の給電端子10bは、ソケット本体10aの絶縁領域10a2に設けられている。複数の給電端子10bは、絶縁領域10a2の内部を延びている。そして、給電端子10bの一方の端部は、凹部11aの底面11a1から突出している。給電端子10bの他方の端部は、孔10cの内部に露出している。凹部11aの底面11a1から突出する給電端子10bの端部は、基板21に設けられた配線パターン21aと電気的および機械的に接続されている。すなわち、複数の給電端子10bは、ソケット本体10aの内部に設けられ、一方の端部が発光モジュール20と電気的に接続されている。例えば、給電端子10bの一方の端部は、配線パターン21aと半田付けされている。孔10cの内部に露出する給電端子10bの端部には、コネクタ105が嵌め合わされる。給電端子10bは、導電性を有する。給電端子10bは、例えば、銅合金などの金属から形成することができる。なお、給電端子10bの数、形状、配置、材料などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
発光モジュール20は、ソケット本体10aの一方の端部側に設けられている。
発光モジュール20は、基板21、発光素子22、抵抗23、制御素子24、枠部25、および封止部26を有する。
基板21は、例えば、伝熱部40の面40aに接着することができる。接着剤は、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。例えば、接着剤は、無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。無機材料は、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、炭素などとすることができる。接着剤の熱伝導率は、例えば、0.5W/(m・K)以上、10W/(m・K)以下とすることができる。
基板21は、板状を呈するものとすることができる。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料を含むものであってもよいし、無機材料を含むものであってもよい。発光素子22の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。また、基板21は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
また、基板21の表面には、配線パターン21aが設けられている。配線パターン21aは、例えば、銀を主成分とする材料から形成することができる。配線パターン21aは、例えば、銀や銀合金から形成することができる。ただし、配線パターン21aの材料は、銀を主成分とする材料に限定されるわけではない。配線パターン21aは、例えば、銅を主成分とする材料などから形成することもできる。
発光素子22は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。発光素子22は、基板21の上に設けられている。発光素子22は、配線パターン21aと電気的に接続されている。発光素子22は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。発光素子22は、少なくとも1つ設けることができる。複数の発光素子22が設けられる場合には、複数の発光素子22を直列接続することができる。また、発光素子22は、抵抗23と直列接続されている。
発光素子22は、表面実装型の発光素子、リード線を有する砲弾型の発光素子、およびチップ状の発光素子などとすることができる。この場合、チップ状の発光素子とすれば、狭い領域に多くの発光素子22を設けることができる。そのため、発光モジュール20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。以下においては、発光素子22がチップ状の発光素子である場合を例示する。
チップ状の発光素子22は、COB(Chip On Board)により実装することができる。チップ状の発光素子22は、例えば、上部電極型の発光素子、上下電極型の発光素子、フリップチップ型の発光素子などとすることができる。図1および図2に例示をした発光素子22は、上下電極型の発光素子である。上部電極型または上下電極型の発光素子22は、配線21bにより配線パターン21aと電気的に接続することができる。発光素子22と配線パターン21aとは、例えば、ワイヤーボンディング法により電気的に接続することができる。フリップチップ型の発光素子22は、配線パターン21aの上に直接実装することができる。
抵抗23は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。抵抗23は、基板21の上に設けられている。抵抗23は、配線パターン21aと電気的に接続されている。抵抗23は、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1および図2に例示をした抵抗23は、膜状の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO)とすることができる。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成することができる。抵抗23が膜状の抵抗器であれば、抵抗23と基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗23を一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができ、また、複数の抵抗23における抵抗値のばらつきを抑制することができる。
ここで、発光素子22の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子22から照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22から照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗23により、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗23の抵抗値を変化させることで、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
抵抗23が表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗23を選択する。抵抗23が膜状の抵抗器の場合には、抵抗23の一部を除去すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、抵抗23にレーザ光を照射すれば抵抗23の一部を容易に除去することができる。抵抗23の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子24は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。制御素子24は、基板21の上に設けられている。制御素子24は、配線パターン21aと電気的に接続されている。制御素子24は、逆方向電圧が発光素子22に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22に印加されないようにするために設けられている。
制御素子24は、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子24は、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。図1および図2に例示をした制御素子24は、表面実装型のダイオードである。
その他、発光素子22の断線の検出や、誤点灯防止などのために、プルダウン抵抗を設けることもできる。また、配線パターン21aや膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むものとすることができる。
チップ状の発光素子22の場合には、枠部25および封止部26を設けることができる。
枠部25は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。枠部25は、基板21の上に設けられている。枠部25は、基板21に接着されている。枠部25は、発光素子22を囲んでいる。例えば、枠部25は、環状形状を有し、内側に複数の発光素子22が配置されるようになっている。枠部25は、樹脂から形成することができる。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET(Polyethylene terephthalate)、ナイロン(Nylon)、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
また、樹脂に酸化チタンなどの粒子を混合して、発光素子22から出射した光に対する反射率を向上させることができる。なお、酸化チタンの粒子に限定されるわけではなく、発光素子22から出射した光に対する反射率が高い材料を含む粒子を混合させるようにすればよい。また、枠部25は、例えば、白色の樹脂から形成することもできる。
枠部25の内壁面は、基板21から離れるに従い枠部25の中心軸から離れる方向に傾斜する斜面とすることができる。枠部25の内壁面が斜面となっていれば、枠部25の内壁面に入射した光を車両用照明装置1の正面側に出射するのが容易となる。
すなわち、枠部25は、封止部26の形成範囲を規定する機能と、リフレクタの機能とを有することができる。
封止部26は、枠部25の内側に設けられている。封止部26は、枠部25の内側を覆っている。すなわち、封止部26は、枠部25の内側に設けられ、発光素子22や配線21bなどを覆っている。封止部26は、透光性を有する材料から形成することができる。封止部26は、例えば、枠部25の内側に樹脂を充填することで形成することができる。樹脂の充填は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。充填する樹脂は、例えば、シリコーン樹脂などとすることができる。
また、封止部26には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
また、枠部25を設けずに封止部26のみを設けることもできる。封止部26のみを設ける場合には、例えば、ドーム状の封止部26が基板21の上に設けられるようにすることができる。
伝熱部40は、発光モジュール20(基板21)とソケット本体10aとの間に設けられている。伝熱部40は、熱伝導領域10a1の上に設けることが好ましい。この場合、伝熱部40の一部が、絶縁領域10a2や混合領域10a3の上に設けられていてもよい。すなわち、平面視において(車両用照明装置1を光の出射側から見て)、伝熱部40の少なくとも一部は、熱伝導領域10a1に設けられている。ただし、伝熱部40の全領域が熱伝導領域10a1の上に設けられていれば、発光モジュール20において発生した熱を放熱するのが容易となる。
例えば、伝熱部40は、凹部11aの底面11a1に接着することができる。伝熱部40と凹部11aの底面11a1とを接着する接着剤は、例えば、前述した基板21と伝熱部40とを接着する接着剤と同じとすることができる。
また、伝熱部40は、熱伝導グリス(放熱グリス)を介して凹部11aの底面11a1に取り付けることができる。例えば、伝熱部40の周縁近傍に段差部を設け、凹部11aの底面11a1から突出する凸部の頂部を溶融して段差部を保持するようにすることができる。熱伝導グリスの種類には特に限定はないが、例えば、変性シリコーンに、無機材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、炭素など)を含むフィラーが混合されたものとすることができる。熱伝導グリスの熱伝導率は、例えば、1W/(m・K)以上、5W/(m・K)以下とすることができる。
また、伝熱部40は、ソケット本体10aの一方の端部(例えば、凹部11aの底面11a1)に埋め込むこともできる。伝熱部40の発光モジュール20側の面40aは、凹部11aの底面11a1から露出している。この場合、伝熱部40の面40aは、凹部11aの底面11a1と面一とすることもできるし、凹部11aの底面11a1よりも突出させることもできるし、凹部11aの底面11a1よりもフランジ13側に設けることもできる。伝熱部40の面40aが、凹部11aの底面11a1と面一、または、突出していれば、発光モジュール20の取り付けが容易となる。伝熱部40の面40aが、凹部11aの底面11a1と面一、または、フランジ13側に設けられていれば、伝熱部40の保持を強固なものとすることができる。
伝熱部40は、発光部20において発生した熱が、ソケット本体10aに伝わりやすくするために設けられる。そのため、伝熱部40は、熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。伝熱部40は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの金属から形成することができる。
伝熱部40の形状には特に限定はないが、図1〜図3に示すように、板状を呈する伝熱部40とすることができる。板状を呈する伝熱部40とすれば、伝熱部40の製造が容易となる。
なお、伝熱部40は必ずしも必要ではなく、省くこともできる。ただし、発光モジュール20において発生する熱が多い場合などには伝熱部40を設けることが好ましい。
次に、熱伝導領域10a1、絶縁領域10a2、および混合領域10a3についてさらに説明する。
発光モジュール20において発生した熱は、主に、伝熱部40を介してソケット本体10aに伝わる。ソケット本体10aに伝わった熱は、主に、放熱フィン14から外部に放出される。
この場合、ソケット10は、発光モジュール20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量であることが望まれる。そのため、ソケット本体10aは、高熱伝導性樹脂から形成することが好ましい。高熱伝導性樹脂は、例えば、樹脂と、熱伝導率の高い材料を含むフィラーが混合されたものとすることができる。例えば、高熱伝導性樹脂は、PETやナイロン等の樹脂に、炭素や金属などを含むフィラーが混合されたものとすることができる。この場合、炭素や金属などを含むフィラーを用いた高熱伝導性樹脂とすれば、酸化アルミニウムなどを含むフィラーを用いた高熱伝導性樹脂に比べて熱伝導率を高くすることができる。
ところが、導電性を有するフィラー(例えば、炭素や金属などを含むフィラー)を含む高熱伝導性樹脂は、導電性を有している。導電性を有する高熱伝導性樹脂によりソケット本体を形成すると、複数の給電端子10b同士の間で短絡が生じるおそれがある。
そのため、導電性を有する高熱伝導性樹脂を用いてソケット本体を形成する場合には、複数の給電端子10bと、導電性を有するソケット本体との間に絶縁部を設けるようにしている。
例えば、インサート成形法により複数の給電端子10bと絶縁部を一体に形成したり、絶縁部に複数の給電端子10bを圧入したりしている。そして、ソケット本体に設けられた孔の内部に、複数の給電端子10bが設けられた絶縁部を圧入したり、接着したりしている。また、インサート成形法により、複数の給電端子10bが設けられた絶縁部と、ソケット本体とを一体に成形している。すなわち、複数の給電端子10bが設けられた絶縁部を予め作成し、これとソケット本体とを一体化するようにしている。
しかしながら、この様にすると、ソケット本体と絶縁部との間に隙間が生じる場合がある。例えば、発光素子22の点灯と消灯が繰り返し行われると、ソケット本体および絶縁部に熱膨張と収縮が繰り返し発生する。また、自動車に設けられる車両用照明装置1の場合には、使用環境の温度が−40℃〜85℃の範囲で変動して、ソケット本体および絶縁部に熱膨張と収縮が繰り返し発生する場合がある。ソケット本体および絶縁部に熱膨張と収縮が繰り返し発生すると、ソケット本体と絶縁部の嵌め合いが緩くなったり、接着剤が剥がれたりしてソケット本体と絶縁部との間に隙間が生じる場合がある。
また、インサート成形法により、複数の給電端子10bが設けられた絶縁部と、ソケット本体とを一体に成形すると、溶融した樹脂が硬化する際に収縮が発生するので、ソケット本体と絶縁部との間に隙間が生じる場合がある。
この様な隙間が生じると、ソケット本体と絶縁部との間の接合力が低下したり、隙間を介して車両用灯具100の内部に水が浸入したりして、ソケット10の信頼性が低下するおそれがある。
そこで、本実施の形態に係るソケット本体10aは、熱伝導領域10a1、絶縁領域10a2、および混合領域10a3を有するものとしている。
熱伝導領域10a1は、導電性を有する高熱伝導性樹脂を含んでいる。導電性を有する高熱伝導性樹脂は、例えば、導電性を有するフィラーを含む高熱伝導性樹脂である。導電性を有するフィラーは、例えば、炭素や金属などを含むフィラーとすることができる。
車両用照明装置1を点灯させると、発光素子22、抵抗23、および制御素子24が発熱する。この場合、発熱量は、発光素子22が最も多く、抵抗23が次に多く、制御素子24が最も少なくなる場合が多い。
そのため、平面視において(車両用照明装置1を光の出射側から見て)、発光素子22は熱伝導領域10a1に設けられることが好ましい。すなわち、発光素子22は、熱伝導領域10a1の上に設けられることが好ましい。なお、平面視において、発光素子22と、抵抗23および制御素子24の少なくともいずれかとが、熱伝導領域10a1に設けられることがさらに好ましい。
前述したように、導電性を有する高熱伝導性樹脂は、絶縁性を有する高熱伝導性樹に比べて熱伝導率が高くなる場合が多い。そのため、熱伝導領域10a1が、少なくとも発光素子22の下方に位置していれば、放熱性を向上させることができる。
絶縁領域10a2は、絶縁性を有する樹脂を含んでいる。絶縁性を有する樹脂は、例えば、PBT、PC、PET、ナイロン、PP、PE、PSなどの熱可塑性樹脂とすることができる。また、絶縁性を有する樹脂は、例えば、熱硬化性樹脂や、絶縁性を有する高熱伝導性樹脂とすることもできる。また、絶縁性を有する樹脂は、これらが混合された樹脂とすることもできる。
絶縁領域10a2には、複数の給電端子10bが設けられている。そのため、複数の給電端子10b同士の間で短絡が生じるのを抑制することができる。この場合、絶縁性を有する高熱伝導性樹脂を含む絶縁領域10a2とすれば、発光素子22などにおいて発生した熱の放熱が容易となる。
混合領域10a3は、熱伝導領域10a1と絶縁領域10a2との間に設けられている。混合領域10a3は、熱伝導領域10a1と絶縁領域10a2を接合している。混合領域10a3は、導電性を有する高熱伝導性樹脂(熱伝導領域10a1の材料)の少なくとも一部の成分と、絶縁性を有する樹脂(絶縁領域10a2の材料)の少なくとも一部の成分を含む。
熱伝導領域10a1、混合領域10a3、および絶縁領域10a2は、一体に成形される。
混合領域10a3は、熱伝導領域10a1と絶縁領域10a2を形成する際に、熱伝導領域10a1の材料(溶融した高熱伝導性樹脂)と、絶縁領域10a2の材料(溶融した樹脂)とが混合されることで形成されたものである。この場合、熱伝導領域10a1、絶縁領域10a2、および混合領域10a3はほぼ同時に硬化するので、硬化の際に収縮が発生したとしても、熱伝導領域10a1と混合領域10a3との間、絶縁領域10a2と混合領域10a3との間に隙間が発生するのを抑制することができる。
そのため、ソケット10の信頼性を向上させることができる。
この場合、熱伝導領域10a1に含まれている樹脂(高熱伝導性樹脂に含まれている樹脂)と、絶縁領域10a2に含まれている樹脂とが同じであれば、熱伝導領域10a1の材料と、絶縁領域10a2の材料が混合されるのが容易となる。そのため、隙間の発生を抑制することがさらに容易となる。
例えば、熱伝導領域10a1を、PETに、炭素を含むフィラーを混合させた高熱伝導性樹脂から形成し、絶縁領域10a2を、PETから形成することができる。
図4は、他の実施形態に係る車両用照明装置1aを例示するための模式断面図である。 図5は、図4における車両用照明装置1aのB−B線断面図である。
図4および図5に示すように、車両用照明装置1aには、遮蔽部41がさらに設けられている。
遮蔽部41は、熱伝導領域10a1と絶縁領域10a2を形成する際に、熱伝導領域10a1の材料が複数の給電端子10bに到達するのを抑制するために設けられている。
遮蔽部41は、ソケット本体10aの内部に設けられている。平面視において(車両用照明装置1aを光の出射側から見て)、遮蔽部41は、複数の給電端子10bの熱伝導領域10a1側に位置している。遮蔽部41は、複数の給電端子10bの近傍に設けられている。遮蔽部41は、複数の給電端子10bが並ぶ方向と交差する方向に設けられている。遮蔽部41は、複数の給電端子10bの熱伝導領域10a1側に設けられている。遮蔽部41を挟んで、複数の給電端子10bが設けられる側が絶縁領域10a2となり、複数の給電端子10bが設けられる側とは反対側が熱伝導領域10a1となっている。
遮蔽部41は、ソケット本体10aの内部を、複数の給電端子10bに沿って延びている。遮蔽部41は、例えば、板状体とすることができる。遮蔽部41の材料は、インサート成形の温度に耐えられるものであればよい。遮蔽部41の材料は、例えば、金属やセラミックスなどとすることができる。
遮蔽部41は、伝熱部40の放熱フィン14側に設けることができる。遮蔽部41は伝熱部40と別に設けることもできるし、伝熱部40と接触させて設けることもできるし、伝熱部40と一体に設けることもできる。
この場合、遮蔽部41を金属などの熱伝導率の高い材料から形成し、遮蔽部41を伝熱部40と接触させたり、遮蔽部41を伝熱部40と一体に設けたりすれば、発光モジュール20において発生した熱をソケット本体10aの内部、ひいては放熱フィン14に伝えやすくなる。そのため、ソケット10の放熱性を向上させることができる。
また、遮蔽部41の少なくとも一方の端部を屈曲させ、複数の給電端子10bが並ぶ方向にも遮蔽部41の一部を設けることができる。
例えば、図5に示すように、遮蔽部41の両側の端部を屈曲させ、一列に並ぶ複数の給電端子10bの両側に、遮蔽部41の屈曲部41aが設けられるようにすることができる。
この様にすれば、熱伝導領域10a1の材料が複数の給電端子10bに到達するのを抑制することがさらに容易となる。
(ソケットの製造方法)
本実施の形態に係るソケットの製造方法においては、インサート成形法により、ソケット本体10aと複数の給電端子10bとを一体に成形する。
この際、金型の内部の、複数の給電端子10bが保持された領域に、絶縁領域10a2を形成するための材料を供給する。また、金型の内部の、複数の給電端子10bが保持された領域から離れた領域に、熱伝導領域10a1を形成するための材料を供給する。例えば、二色成形法により、金型の内部に、絶縁領域10a2を形成するための材料と、熱伝導領域10a1を形成するための材料を供給する。
この様にすれば、ソケット本体10aと複数の給電端子10bを一体に成形することができる。また、熱伝導領域10a1、絶縁領域10a2、および混合領域10a3がほぼ同時に硬化するので、硬化の際に収縮が発生したとしても、熱伝導領域10a1と混合領域10a3との間、絶縁領域10a2と混合領域10a3との間に隙間が発生するのを抑制することができる。そのため、ソケット10の信頼性を向上させることができる。
また、インサート成形法により、ソケット本体10a、複数の給電端子10b、および伝熱部40を一体に成形することもできる。
また、インサート成形法により、ソケット本体10a、複数の給電端子10b、伝熱部40、および遮蔽部41を一体に成形することもできる。
すなわち、本実施の形態に係るソケットの製造方法は、以下の工程を備えることができる。
インサート成形法により、ソケット本体10aと、複数の給電端子10bと、を一体に成形する工程。
この工程において、金型の内部の、複数の給電端子10bが保持された領域に、絶縁性を有する樹脂を供給する。金型の内部の、複数の給電端子10bが保持された領域から離れた領域に、導電性を有する高熱伝導性樹脂を供給する。そして、導電性を有する高熱伝導性樹脂を含む熱伝導領域10a1と;絶縁性を有する樹脂を含む絶縁領域10a2と;熱伝導領域10a1と、絶縁領域10a2と、の間に設けられ、高熱伝導性樹脂の少なくとも一部の成分と、絶縁性を有する樹脂の少なくとも一部の成分と、を含む混合領域10a3と;を一体に成形する。
この工程において、複数の給電端子10bは、絶縁領域10a2に設けられる。
この工程において、金型の内部に伝熱部40をさらに保持し、ソケット本体10aの一方の端部に伝熱部40を埋め込む。
この工程において、金型の内部に遮蔽部41をさらに保持し、遮蔽部41の、複数の給電端子10b側に絶縁性を有する樹脂を供給する。遮蔽部41の、複数の給電端子10b側とは反対側に導電性を有する高熱伝導性樹脂を供給する。
この工程において、熱伝導領域10a1、混合領域10a3、および絶縁領域10a2は、一体に成形される。
絶縁性を有する樹脂は、高熱伝導性樹脂に含まれる樹脂と同じとすることができる。
高熱伝導性樹脂は、導電性を有するフィラーを含むことができる。
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図6は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図6に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
筐体101は、装着部11を保持する。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。筐体101の底面には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aが設けられている。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部が設けられている。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。
車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、取付孔101aの周縁に設けられた凹部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐようにして設けられている。カバー102は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー102は、レンズなどの機能を有するものとすることもできる。
光学要素部103には、車両用照明装置1から出射した光が入射する。光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。
例えば、図6に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けられている。シール部材104は、環状を呈するものとすることができる。シール部材104は、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
車両用照明装置1が車両用灯具100に取り付けられた際には、シール部材104は、フランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により、筐体101の内部空間が密閉される。また、シール部材104の弾性力により、バヨネット12が筐体101に押し付けられる。そのため、車両用照明装置1が、筐体101から脱離するのを抑制することができる。
コネクタ105は、孔10cの内部に露出している複数の給電端子10bの端部に嵌め合わされる。コネクタ105には、図示しない電源などが電気的に接続されている。そのため、コネクタ105を給電端子10bの端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子22とが電気的に接続される。
また、コネクタ105は、段差部分を有している。そして、シール部材105aが、段差部分に取り付けられている。シール部材105aは、孔10cの内部に水が侵入するのを防ぐために設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が孔10cに挿入された際には、孔10cが水密となるように密閉される。
シール部材105aは、環状を呈するものとすることができる。シール部材105aは、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。コネクタ105は、例えば、接着剤などを用いてソケット10側の要素に接合することもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、10 ソケット、10a ソケット本体、10a1 熱伝導領域、10a2 絶縁領域、10a3 混合領域、10b 給電端子、11 装着部、12 バヨネット、13 フランジ、14 放熱フィン、20 発光モジュール、22 発光素子、40 伝熱部、41 遮蔽部、100 車両用灯具

Claims (15)

  1. ソケット本体と;
    前記ソケット本体の一方の端部側に設けられ、発光素子を有する発光モジュールと;
    前記ソケット本体の内部に設けられ、一方の端部が前記発光モジュールと電気的に接続された複数の給電端子と;
    を備え、
    前記ソケット本体は、
    導電性を有する高熱伝導性樹脂を含む熱伝導領域と;
    絶縁性を有する樹脂を含む絶縁領域と;
    前記熱伝導領域と、前記絶縁領域と、の間に設けられ、前記高熱伝導性樹脂の少なくとも一部の成分と、前記絶縁性を有する樹脂の少なくとも一部の成分と、を含む混合領域と;
    を有し、
    前記複数の給電端子は、前記絶縁領域に設けられている車両用照明装置。
  2. 前記発光素子は、前記熱伝導領域の上に設けられている請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記発光モジュールと、前記ソケット本体の一方の端部と、の間に設けられた伝熱部をさらに備え、
    平面視において、前記伝熱部の少なくとも一部は、前記熱伝導領域に設けられている請求項1または2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記熱伝導領域、前記混合領域、および前記絶縁領域は、一体に成形されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  5. 前記絶縁性を有する樹脂は、前記高熱伝導性樹脂に含まれる樹脂と同じである請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  6. 前記高熱伝導性樹脂は、導電性を有するフィラーを含んでいる請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  7. 前記ソケット本体の内部に設けられ、平面視において、前記複数の給電端子の前記熱伝導領域側に位置する遮蔽部をさらに備えた請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
    を具備した車両用灯具。
  9. 車両用照明装置に設けられるソケットを製造する方法であって、
    インサート成形法により、ソケット本体と、複数の給電端子と、を一体に成形する工程を備え、
    金型の内部の、前記複数の給電端子が保持された領域に、絶縁性を有する樹脂を供給し、
    前記金型の内部の、前記複数の給電端子が保持された領域から離れた領域に、導電性を有する高熱伝導性樹脂を供給して、
    前記導電性を有する高熱伝導性樹脂を含む熱伝導領域と;
    前記絶縁性を有する樹脂を含む絶縁領域と;
    前記熱伝導領域と、前記絶縁領域と、の間に設けられ、前記高熱伝導性樹脂の少なくとも一部の成分と、前記絶縁性を有する樹脂の少なくとも一部の成分と、を含む混合領域と;
    を一体に成形するソケットの製造方法。
  10. 前記ソケット本体と、前記複数の給電端子と、を一体に成形する工程において、
    前記複数の給電端子は、前記絶縁領域に設けられる請求項9記載のソケットの製造方法。
  11. 前記ソケット本体と、前記複数の給電端子と、を一体に成形する工程において、
    前記金型の内部に伝熱部をさらに保持し、
    前記ソケット本体の一方の端部に前記伝熱部を埋め込む請求項9または10に記載のソケットの製造方法。
  12. 前記ソケット本体と、前記複数の給電端子と、を一体に成形する工程において、
    前記金型の内部に遮蔽部をさらに保持し、
    前記遮蔽部の、前記複数の給電端子側に前記絶縁性を有する樹脂を供給し、
    前記遮蔽部の、前記複数の給電端子側とは反対側に前記導電性を有する高熱伝導性樹脂を供給する請求項9〜11のいずれか1つに記載のソケットの製造方法。
  13. 前記ソケット本体と、前記複数の給電端子と、を一体に成形する工程において、
    前記熱伝導領域、前記混合領域、および前記絶縁領域は、一体に成形される請求項9〜12のいずれか1つに記載のソケットの製造方法。
  14. 前記絶縁性を有する樹脂は、前記高熱伝導性樹脂に含まれる樹脂と同じである請求項9〜13のいずれか1つに記載のソケットの製造方法。
  15. 前記高熱伝導性樹脂は、導電性を有するフィラーを含んでいる請求項9〜14のいずれか1つに記載のソケットの製造方法。
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