JP2019036406A - 車両用照明装置および車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で複数の用途を兼用することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられた発光部と;を具備している。前記発光部は、基板と;前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられた第1の配線パターンおよび第2の配線パターンと;前記第1の配線パターンに電気的に接続された少なくとも1つの第1の発光素子と;前記第2の配線パターンに電気的に接続された少なくとも1つの第2の発光素子と;前記第1の発光素子および前記第2の発光素子の少なくともいずれかの周囲に設けられ、高さ寸法が前記第1の発光素子および前記第2の発光素子の厚み寸法よりも大きい凸部と;前記第1の発光素子、前記第2の発光素子、および前記凸部を覆う封止部と;を備えている。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置および車両用灯具に関する。
複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を備えた車両用照明装置がある。また、用途の異なる車両用照明装置を一体化した車両用照明装置が提案されている。例えば、ストップランプの機能と、テールランプの機能とを備えた車両用照明装置が提案されている。
複数の用途に用いられる車両用照明装置には、発光ダイオードが電気的に接続された配線パターンが用途毎に複数設けられている。そして、電流を流す配線パターンが用途に応じて選択されるようになっている。例えば、ストップランプを点灯させる際にはストップランプ用の配線パターンのみに電流が流れ、テールランプを点灯させる際にはテールランプ用の配線パターンのみに電流が流れるようにしている。
ところが、車両用照明装置の場合には、要求される光束と発光分布が用途に応じて異なるものとなる。例えば、ストップランプの光束は、テールランプの光束の13倍程度とすることが好ましい。例えば、ストップランプの場合には、複数の発光ダイオードが設けられた発光部において光の出射面の周縁領域が明るい発光分布が好ましく、テールランプの場合には、光の出射面の中央領域が明るい発光分布が好ましい。
一方、用途が異なっていても車両用照明装置に要求される配光分布(配光特性)は、ほぼ同じとなる場合が多い。例えば、ストップランプに要求される配光分布は、テールランプに要求される配光分布とほぼ同じとなる。
そのため、光束、発光分布、および配光分布を用途ごとに調整するために、大きさの異なる複数種類の発光ダイオードを用い、且つ、配線パターン毎に流れる電流の値を変える必要があった。
そこで、簡易な構成で複数の用途を兼用することができる技術の開発が望まれていた。
特開2011−154911号公報
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で複数の用途を兼用することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられた発光部と;を具備している。前記発光部は、基板と;前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられた第1の配線パターンおよび第2の配線パターンと;前記第1の配線パターンに電気的に接続された少なくとも1つの第1の発光素子と;前記第2の配線パターンに電気的に接続された少なくとも1つの第2の発光素子と;前記第1の発光素子および前記第2の発光素子の少なくともいずれかの周囲に設けられ、高さ寸法が前記第1の発光素子および前記第2の発光素子の厚み寸法よりも大きい凸部と;前記第1の発光素子、前記第2の発光素子、および前記凸部を覆う封止部と;を備えている。
本発明の実施形態によれば、簡易な構成で複数の用途を兼用することができる車両用照明装置および車両用灯具を提供することができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 図1における車両用照明装置のA−A線断面図である。 図1における車両用照明装置を矢印Bの方向から見た模式図である。 枠部の内部を例示するための模式平面図である。 枠部の内部を例示するための模式断面図である。 (a)は、ストップランプの好ましい発光分布を例示するための図である。(b)は、テールランプの好ましい発光分布を例示するための図である。 他の実施形態に係る発光部を例示するための模式平面図である。 他の実施形態に係る発光部を例示するための模式平面図である。 車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではなく、複数の用途を兼用する車両用照明装置1であればよい。
例えば、車両用照明装置1は、ストップランプとテールランプを兼用するものであってもよいし、ポジションランプとターンシグナルランプを兼用するものであってもよい。
以下においては、一例として、車両用照明装置1がストップランプとテールランプを兼用するものである場合を例示する。
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図2は、図1における車両用照明装置1のA−A線断面図である。
図3は、図1における車両用照明装置1を矢印Bの方向から見た模式図である。
図4は、枠部25の内部を例示するための模式平面図である。
なお、図4においては封止部26を省いて描いている。
図5は、枠部25の内部を例示するための模式断面図である。
図1〜図3に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、発光部20、および給電部30が設けられている。
ソケット10は、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、凸部15、凸部16、および端子カバー17を有する。
装着部11は、フランジ13の一方の面に設けられている。装着部11は、フランジ13の、放熱フィン14が設けられる側とは反対側に設けられている。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状とすることができる。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有する。
また、装着部11には、少なくとも1つのスリット11bを設けることができる。スリット11bは、装着部11の外側面と装着部11の内側面(凹部11aの側面)との間を貫通している。また、スリット11bの一方の端部は、装着部11の、フランジ13側とは反対側の端面に開口している。スリット11bの内部には、基板21の角部が設けられる。装着部11の周方向におけるスリット11bの寸法(幅寸法)は、基板21の角部の寸法よりも僅かに大きくなっている。そのため、スリット11bの内部に基板21の角部を挿入することで、基板21の位置決めができるようになっている。
また、スリット11bを設けるようにすれば、基板21の平面寸法を大きくすることができる。そのため、基板21の上に実装する素子の数を増加させることができる。あるいは、装着部11の外形寸法(断面寸法)を小さくすることができるので、装着部11の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
バヨネット12は、装着部11の外側面に複数設けられている。複数のバヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出している。複数のバヨネット12は、フランジ13と対峙している。複数のバヨネット12は、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に取り付ける際に用いられる。複数のバヨネット12は、ツイストロックに用いられるものである。
また、複数のバヨネット12は、第1のバヨネット12aおよび第2のバヨネット12bを含むものとすることができる。第1のバヨネット12aの幅寸法Waは、第2のバヨネット12bの幅寸法Wbよりも長い。第1のバヨネット12aの配置には特に限定はないが、第1のバヨネット12aと複数の給電端子31とを対峙させることが好ましい。この様にすれば、切り欠き部11cを第1のバヨネット12aの内部に形成することができる。切り欠き部11cは、複数の給電端子31を半田付けする際に半田ごてが挿入されるスペースとなる。第2のバヨネット12bの配置には特に限定はない。この場合、車両用照明装置1の用途に応じて、第2のバヨネット12bの数や配置が異なるようにすることが好ましい。この様にすれば、他の用途の車両用照明装置が誤って組み付けられるのを抑制することができる。
フランジ13は、板状を呈している。フランジ13は、例えば、円板状を呈したものとすることができる。フランジ13の外側面は、バヨネット12の外側面よりも車両用照明装置1の外方に設けられている。
放熱フィン14は、フランジ13の、装着部11が設けられる側とは反対側の面13aに設けられている。放熱フィン14は、平板状を呈したものとすることができる。放熱フィン14の数には特に限定がなく、1つ以上の放熱フィン14が設けられるようにすることができる。図1〜図3に例示をしたソケット10には、1つの放熱フィン14が設けられている。複数の放熱フィン14が設けられる場合には、複数の放熱フィン14は、互いに平行となるように設けることができる。なお、凸部15、凸部16、および端子カバー17も放熱フィンの機能を有する。そのため、放熱フィン14は、必要に応じて設けることができる。
凸部15および凸部16は、ブロック状を呈するものとすることができる。例えば、凸部15および凸部16の最も厚い部分の厚みは、放熱フィン14の厚みの1.5倍以上とすることができる。そのため、凸部15および凸部16の剛性は、放熱フィン14の剛性よりも大きくなっている。また、凸部15および凸部16の少なくともいずれかには、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部を設けることができる。凹部を設ければ、剛性の低下を抑制しつつ、軽量化、放熱面積の拡大、材料の使用量の低減などを図ることができる。
凸部15および凸部16は、フランジ13の面13aから突出している。凸部15は、フランジ13の周縁の近傍に設けられている。凸部15は、複数設けることができる。図3に示すように、ソケット10には、2つの凸部15が設けられている。複数の凸部15の間には、端子カバー17が設けられている。複数の凸部15と端子カバー17は、放熱フィン14と凸部16が並ぶ方向と交差する方向に並べて設けることができる。フランジ13の面13aから凸部15の端面までの距離は、フランジ13の面13aから端子カバー17の端面までの距離と同程度とすることができる。
ここで、端子カバー17にはコネクタ105が装着されるため、端子カバー17の外形寸法(肉厚寸法)を大きくすることが難しい。そのため、端子カバー17の外力に対する耐性が低くなる場合がある。本実施の形態に係る車両用照明装置1においては、端子カバー17は、複数の凸部15の間に設けられている。また、複数の凸部15はフランジ13の周縁の近傍に設けられ、端子カバー17はフランジ13の中央領域に設けられている。そのため、外力が端子カバー17に加わるのを抑制することができる。
凸部16は、フランジ13の周縁の近傍に設けられている。凸部16は、放熱フィン14を挟んで複数の凸部15とは反対側に設けられている。そのため、複数の凸部15と凸部16とにより、放熱フィン14の両側面側が囲まれている。フランジ13の面13aから凸部16の端面までの距離は、フランジ13の面13aから放熱フィン14の端面までの距離と同程度とすることができる。なお、凸部15、凸部16、端子カバー17および放熱フィン14のそれぞれの端面は、同様の位置に設けることができる。
ここで、放熱フィン14の厚みを薄くすれば、ソケット10の小型化により狭くなった領域にも放熱フィン14を設けることができる。放熱フィン14を設けることができれば、放熱面積を大きくすることができる。しかしながら、放熱フィン14の厚みが薄くなれば、放熱フィン14の外力に対する耐性が低くなる。本実施の形態に係る車両用照明装置1においては、複数の凸部15と凸部16とにより、放熱フィン14の両側面側が囲まれている。そのため、外力が放熱フィン14に加わるのを抑制することができる。
すなわち、凸部15および凸部16を設ければ、車両用照明装置1を車両用灯具100に装着する際に、作業者が放熱フィン14および端子カバー17を掴むのを抑制することができる。そのため、放熱フィン14および端子カバー17が破損するのを抑制することができる。また、凸部15および凸部16を設ければ、車両用照明装置1を車両用灯具100に装着する際に、作業者がソケット10を掴みやすくなる。
また、凸部15の外側面には凹部15aを設けることができる。凸部16の外側面には凹部16aを設けることができる。凹部15aおよび凹部16aは、曲面を有するものとすることができる。凹部15aおよび凹部16aの形状は、例えば、人の指に合わせることができる。凹部15aおよび凹部16aを設ければ、車両用照明装置1を車両用灯具100に装着する際に、作業者がソケット10をさらに掴みやすくなる。
端子カバー17は、給電端子31の端部を保護する機能と、コネクタ105を保持する機能とを有する。端子カバー17は、フランジ13の面13aに設けられている。端子カバー17は、フランジ13の中央領域に設けられる。端子カバー17は、例えば、角筒状を呈したものとすることができる。端子カバー17の内部には、給電端子31の端部が突出している。端子カバー17には、シール部材を有するコネクタ105が装着される。
発光部20において発生した熱は、主に、装着部11およびフランジ13を介して放熱フィン14、凸部15、凸部16、および端子カバー17に伝わる。放熱フィン14などに伝わった熱は、外部に放出される。そのため、発光部20において発生した熱を外部に伝えることを考慮して、ソケット10は高い熱伝導率を有する材料から形成することが好ましい。高い熱伝導率を有する材料は、例えば、高熱伝導性樹脂などとすることができる。高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン(Nylon)等の樹脂に、無機材料を用いたフィラーを混合させたものである。フィラーは、例えば、酸化アルミニウムなどのセラミックスや炭素などを含むものとすることができる。高熱伝導性樹脂を用いてソケット10を形成すれば、発光部20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量化を図ることができる。
装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、凸部15、凸部16、および端子カバー17は、射出成形などにより一体成形することができる。これらの要素が一体成形されていれば、熱伝達が容易となるので放熱性を向上させることができる。また、製造コストの低減、小型化、軽量化などを図るのが容易となる。
発光部20は、ソケット10の一方の端部側に設けられている。発光部20は、凹部11aの内部に設けられている。
図1、図2、図4、および図5に示すように、発光部20は、基板21、発光素子22a(第1の発光素子の一例に相当する)、発光素子22b(第2の発光素子の一例に相当する)、抵抗23a、抵抗23b、制御素子24a、制御素子24b、枠部25、封止部26、および凸部27を有する。
基板21は、平板状を呈している。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。発光素子22a、22bの発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。また、基板21は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
また、基板21のソケット10側とは反対側の面には、配線パターン21a(第1の配線パターンの一例に相当する)と、配線パターン21b(第2の配線パターンの一例に相当する)が設けられている。配線パターン21aには1つの発光素子22aが電気的に接続されている。配線パターン21bには4つの発光素子22bが電気的に接続されている。
配線パターン21a、21bは、例えば、銀を主成分とする材料から形成することができる。配線パターン21a、21bは、例えば、銀や銀合金から形成することができる。ただし、配線パターン21a、21bの材料は、銀を主成分とする材料に限定されるわけではない。配線パターン21a、21bは、例えば、銅を主成分とする材料などから形成することもできる。
基板21は、例えば、凹部11aの底面に接着することができる。接着剤の種類には特に限定はないが、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。例えば、接着剤は、無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。無機材料は、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)とすることが好ましい。接着剤の熱伝導率は、例えば、0.5W/(m・K)以上、10W/(m・K)以下とすることができる。
また、基板21と、凹部11aの底面との間には、放熱板を設けることもできる。放熱板は平板状を呈し、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属から形成することができる。放熱板と、凹部11aの底面との間には、熱伝導グリス(放熱グリス)からなる層、または前述した接着剤からなる層を設けることができる。熱伝導グリスの種類には特に限定はないが、例えば、変性シリコーンに、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)を用いたフィラーが混合されたものとすることができる。熱伝導グリスの熱伝導率は、例えば、1W/(m・K)以上、5W/(m・K)以下とすることができる。
発光素子22a、22bは、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。発光素子22a、22bは、基板21の上に設けられている。発光素子22a、22bは、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。発光素子22a、22bの数は、車両用照明装置1の用途や大きさなどに応じて適宜変更することができる。すなわち、発光素子22a、22bは、少なくとも1つ設けられていればよい。例えば、図4に示すように、発光素子22aの数を1つとし、発光素子22bの数を4つとすることができる。複数の発光素子が設けられる場合には、複数の発光素子は直列接続される。
発光素子22a、22bは、チップ状の発光素子とすることができる。チップ状の発光素子22a、22bは、COB(Chip On Board)により実装することができる。チップ状の発光素子22a、22bをCOBにより実装すれば、狭い領域に多くの発光素子22a、22bを設けることができる。そのため、発光部20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。発光素子22a、22bは、配線21cにより配線パターン21a、21bとそれぞれ電気的に接続することができる。発光素子22a、22bと配線パターン21a、21bとは、例えば、ワイヤーボンディング法によりそれぞれ電気的に接続することができる。発光素子22a、22bは、フリップチップ型の発光素子とすることもできる。
後述するように、凸部27は、樹脂を線状に塗布することで形成することができる。そのため、配線21cが接続された後に樹脂を線状に塗布して凸部27を形成することができる。また、凸部27が形成された後に凸部27を跨ぐ配線21cを設けることもできる。
抵抗23a、23bは、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。抵抗23a、23bは、基板21の上に設けられている。抵抗23a、23bは、配線パターン21a、21bとそれぞれ電気的に接続されている。抵抗23a、23bは、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1に例示をした抵抗23a、23bは、膜状の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO)とすることができる。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成することができる。抵抗23a、23bが膜状の抵抗器であれば、抵抗23a、23bと基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗23a、23bを一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができ、また、複数の抵抗23a、23bにおける抵抗値のばらつきを抑制することができる。
ここで、発光素子22a、22bの順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子22a、22bから照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22a、22bから照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗23a、23bにより、発光素子22a、22bに流れる電流の値がそれぞれ所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗23a、23bの抵抗値を変化させることで、発光素子22a、22bに流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
抵抗23a、23bが表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22a、22bの順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗23a、23bを選択する。抵抗23a、23bが膜状の抵抗器の場合には、抵抗23a、23bの一部を除去して除去部23a1、23b1を形成すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、抵抗23a、23bにレーザ光を照射すれば抵抗23a、23bの一部を容易に除去することができる。抵抗23a、23bの数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22a、22bの数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子24a、24bは、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。制御素子24a、24bは、基板21の上に設けられている。制御素子24a、24bは、配線パターン21a、21bとそれぞれ電気的に接続されている。制御素子24a、24bは、逆方向電圧が発光素子22a、22bに印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22a、22bに印加されないようにするために設けられている。制御素子24a、24bは、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子24a、24bは、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。図1に例示をした制御素子24a、24bは、表面実装型のダイオードである。
1つの発光素子22a、抵抗23a、および制御素子24aは、配線パターン21aに電気的に接続されている。1つの発光素子22a、抵抗23a、および制御素子24aは、直列接続されている。
4つの発光素子22b、抵抗23b、および制御素子24bは、配線パターン21bに電気的に接続されている。4つの発光素子22b、抵抗23b、および制御素子24bは、直列接続されている。
図1〜図3に例示をした車両用照明装置1は、ストップランプの機能とテールランプの機能を有する。
この場合、配線パターン21aがテールランプ用となり、配線パターン21bがストップランプ用となる。発光素子22bは、複数設けることができる。発光素子22aは、発光素子22bと発光素子22bとの間に設けることができる。発光素子22aは、ソケット10の中心領域に設けることができる。
また、後述するように、テールランプの光束は、ストップランプの光束よりも小さい。そのため、配線パターン21aに流れる電流は、配線パターン21bに流れる電流よりも小さくすることができる。配線パターン21aに流れる電流は、例えば、33mA程度とすることができる。配線パターン21bに流れる電流は、例えば、160mA程度とすることができる。ストップランプの光源となる発光素子22bの数は、テールランプの光源となる発光素子22aの数より多くすることができる。また、発光素子22aの平面寸法は、発光素子22bの平面寸法と同じか、または小さくすることができる。
その他、発光素子22a、22bの断線の検出や、誤点灯防止などのために、プルダウン抵抗を設けることもできる。また、配線パターン21a、21bや膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むことができる。
枠部25は、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。枠部25は、基板21の上に設けられている。枠部25の高さは、凸部27の高さよりも高い。枠部25は、基板21に接着されている。枠部25は、封止部26(発光素子22a、22b)を囲んでいる。例えば、枠部25は、環状形状を有し、内側に封止部26(発光素子22a、22b)が配置されている。枠部25は、樹脂から形成することができる。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET、ナイロン、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
また、樹脂に酸化チタンなどの粒子を混合して、発光素子22a、22bから出射した光に対する反射率を向上させることができる。なお、酸化チタンの粒子に限定されるわけではなく、発光素子22a、22bから出射した光に対する反射率が高い材料からなる粒子を混合させればよい。また、枠部25は、例えば、白色の樹脂から形成することもできる。
枠部25の内壁面は、基板21から離れるに従い枠部25の中心軸から離れる方向に傾斜する傾斜面とすることもできる。枠部25の内壁面が傾斜面となっていれば、発光素子22a、22bから出射した光の一部は、枠部25の内壁面で反射されて、車両用照明装置1の前面側に向けて出射される。すなわち、枠部25は、封止部26の形成範囲を規定する機能と、リフレクタの機能とを有することができる。
封止部26は、枠部25の内側に設けられている。封止部26は、枠部25の内側を覆っている。封止部26は、発光素子22a、22b、配線21c、および凸部27を覆っている。封止部26は、透光性を有する材料から形成されている。封止部26は、例えば、枠部25の内側に樹脂を充填することで形成することができる。樹脂の充填は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。充填する樹脂は、例えば、シリコーン樹脂などとすることができる。
また、封止部26には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
封止部26の光の出射面26aは、凸状の曲面(ドーム状の曲面)、凹状の曲面、および平坦な面のいずれかとすることができる。また、出射面26aに複数の凹凸を設けることもできる。出射面26aが凸状または凹状の曲面であれば、出射面26aの形状により配光分布を制御することができる。ただし、封止部26は樹脂を充填することで形成されるため、出射面26aの形状がばらつくおそれがある。出射面26aの形状がばらつくと、配光分布がばらつくことになる。そのため、配光分布の安定性が求められる場合には、出射面26aは平坦な面とすることが好ましい。
また、封止部26の光の出射側には、レンズ、導光体などの光学要素をさらに設けることができる。
また、後述するように、枠部25を設けずに封止部26のみを設けることもできる。
凸部27は、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に設けられている。凸部27は、基板21の上に設けられている。凸部27は、発光素子22a、22bから出射した光に対する反射率が高い材料から形成することができる。凸部27は、例えば、枠部25と同じ材料から形成することができる。凸部27は、例えば、溶融させた樹脂を線状に塗布し、これを硬化させることで形成することができる。樹脂の塗布は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置、ホットメルト装置などにより行うことができる。
なお、凸部27に関する詳細は後述する。
給電部30は、給電端子31および絶縁部32を有する。
給電端子31は、棒状体とすることができる。給電端子31は、凹部11aの底面から突出している。給電端子31は、複数設けられている。複数の給電端子31は、所定の方向に並べて設けることができる。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部に設けられている。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部を延び、絶縁部32の発光部20側の端面、および絶縁部32の放熱フィン14側の端面から突出している。複数の給電端子31の発光部20側の端部は、基板21に設けられた配線パターン21a、21bと電気的および機械的に接続されている。すなわち、給電端子31の一方の端部は、配線パターン21a、21bと半田付けされている。複数の給電端子31の放熱フィン14側の端部は、端子カバー17の内部に露出している。端子カバー17の内部に露出する複数の給電端子31には、コネクタ105が嵌め合わされる。給電端子31は、導電性を有する。給電端子31は、例えば、銅合金などの金属から形成することができる。なお、給電端子31の数、形状、配置、材料などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
前述したように、ソケット10は熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。ところが、熱伝導率の高い材料は導電性を有している場合がある。例えば、炭素からなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂などは、導電性を有している。そのため、絶縁部32は、給電端子31と、導電性を有するソケット10との間を絶縁するために設けられている。また、絶縁部32は、複数の給電端子31を保持する機能をも有する。なお、ソケット10が絶縁性を有する高熱伝導性樹脂(例えば、セラミックスからなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂など)から形成される場合には、絶縁部32を省くことができる。この場合、ソケット10が複数の給電端子31を保持する。
絶縁部32は、給電端子31とソケット10との間に設けられている。絶縁部32は、絶縁性を有している。絶縁部32は、絶縁性を有する樹脂から形成することができる。絶縁部32は、例えば、PETやナイロンなどから形成することができる。絶縁部32は、ソケット10に設けられた孔10aの内部に設けられている。絶縁部32は、例えば、孔10aに圧入したり、接着したりすることができる。
自動車に設けられる車両用照明装置1の場合には、使用環境の温度が、−40℃〜85℃となる。そのため、絶縁部32の材料の熱膨張係数は、ソケット10の材料の熱膨張係数となるべく近くなるようにすることが好ましい。この様にすれば、絶縁部32とソケット10との間に発生する熱応力を低減させることができる。例えば、絶縁部32の材料は、ソケット10に含まれる高熱伝導性樹脂としたり、この高熱伝導性樹脂に含まれる樹脂としたりすることができる。
次に、凸部27についてさらに説明する。
前述したように、1つの発光素子22a、抵抗23a、および制御素子24aは、配線パターン21aに電気的に接続されている。4つの発光素子22b、抵抗23b、および制御素子24bは、配線パターン21bに電気的に接続されている。1つの発光素子22aを点灯させる際には配線パターン21aに電流を流す。4つの発光素子22bを点灯させる際には配線パターン21bに電流を流す。前述したように、配線パターン21aはテールランプ用の配線パターンとすることができる。配線パターン21bはストップランプ用の配線パターンとすることができる。
この様にすれば、テールランプの機能と、ストップランプの機能とを備えた車両用照明装置1とすることができる。
ここで、自動車に用いられる車両用照明装置の場合には、要求される光束と発光分布が用途に応じて異なるものとなる。例えば、ストップランプの光束は、テールランプの光束の13倍程度とすることが好ましい。この場合、ストップランプの光束は、80Lm(ルーメン)±20%とすることが好ましい。テールランプの光束は、6Lm(ルーメン)±20%とすることが好ましい。
また、例えば、ストップランプの場合には、出射面26aの周縁領域が明るい発光分布が好ましく、テールランプの場合には、出射面26aの中央領域が明るい発光分布が好ましい。
図6(a)は、ストップランプの好ましい発光分布を例示するための図である。
図6(b)は、テールランプの好ましい発光分布を例示するための図である。
なお、図6(a)、(b)は、出射面26aを9つの区分に区画し、所定の区画内における光束がどの程度の割合となるのが好ましいのかを表している。
例えば、図6(a)に示すように、ストップランプの場合には、中心区画の光束が出射面26a全体の光束の25%以下であり、中心区画の上下左右に隣接する区画の光束が出射面26a全体の光束の15%以上であることが好ましい。
図6(b)に示すように、テールランプの場合には、中心区画の光束が出射面26a全体の光束の75%を超えていることが好ましい。
一方、用途が異なっていても車両用照明装置に要求される配光分布(配光特性)は、ほぼ同じとなる場合が多い。例えば、ストップランプに要求される配光分布は、テールランプに要求される配光分布とほぼ同じとなる。
そのため、配線パターン21a、21bごとに、光束、発光分布、および配光分布を調整する必要がある。例えば、配線パターン21aに流す電流を配線パターン21bに流す電流よりも小さくし、且つ、発光素子22aの大きさを発光素子22bの大きさよりも小さくすれば、前述した好ましい光束、発光分布、および配光分布とすることが容易となる。
しかしながら、異なる大きさの発光素子を用いると製造工程の複雑化や、在庫管理の煩雑化などが生じ、生産性の低下や製造コストの増大を招くことになる。また、車両用照明装置の用途毎に異なる大きさの発光素子を用意するのは困難である。
そこで、本実施の形態に係る車両用照明装置1には、凸部27が設けられている。
図4および図5に示すように、凸部27は、発光素子22aと発光素子22bの間を仕切っている。凸部27は、発光素子22aの周囲に設けることができる。この場合、凸部27は、発光素子22aを囲む様に設けることが好ましい。前述したように、凸部27は、発光素子22a、22bから出射した光に対する反射率が高い材料から形成することができる。そのため、発光素子22aの周囲に凸部27を設ければ、発光素子22aから出射した光の一部を反射させることができる。この場合、凸部27の頂部は、発光素子22aの光の出射面(上面)よりも封止部26の光の出射面26a側に設けることが好ましい。すなわち、凸部27の高さ寸法は、発光素子22a、22bの厚み寸法よりも大きくすることが好ましい。この様にすれば、発光素子22aの側方に向かう光を効率よく反射させることができる。また、凸部27の断面形状、凸部27の平面形状、凸部27と発光素子22aとの間の距離、および凸部27の高さなどを変化させることで、発光素子22aに関する発光分布および配光分布を調整することができる。
同様に、発光素子22bの周囲に凸部27を設けることで、発光素子22bに関する発光分布および配光分布を調整することができる。
すなわち、凸部27は、発光素子22aおよび発光素子22bの少なくともいずれかの周囲に設けられていればよい。
この場合、図4に示すように、発光素子22aおよび発光素子22bを仕切るようにマトリクス状の凸部27を設けることもできる。
また、凸部27は連続的に設けることができるが、凸部27を断続的に設けることで発光分布および配光分布を調整することもできる。
図7は、他の実施形態に係る発光部20を例示するための模式平面図である。
図7に示すように、枠部25を省くこともできる。この場合、封止部26は、発光素子22a、22bの並びに沿って設けることができる。図7に例示をしたものの場合には、平面視において、発光素子22a、22bが十字状に並んでいるので、封止部26の平面形状も十字状とすることができる。また、発光素子22a、22bが一列に並んでいる場合には、封止部26の平面形状は、例えば、長方形、長円形、楕円形などとすることができる。なお、発光素子22a、22bの並びに関わりなく、封止部26の平面形状が円や四角などとなっていてもよい。
枠部25が設けられない場合には、封止部26は、粘度の高い樹脂を基板21の上に塗布することで形成することができる。樹脂の塗布は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。
また、図7に示すように、凸部27は、発光素子22aの周りを囲むように設けることができる。凸部27は、複数の発光素子22bのうち少なくとも一部の発光素子22bの周りを囲むように設けることもできる。凸部27の数、配設位置を変化させれば、発光分布および配光分布を調整することができる。
図8は、他の実施形態に係る発光部20を例示するための模式平面図である。
図8に示すように、枠部25aは、封止部26の周縁に沿って設けることができる。枠部25aは、封止部26の周りに樹脂を線状に塗布することで形成することができる。樹脂の塗布は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。
なお、枠部25aを先に形成し、枠部25aの内側に樹脂を充填して封止部26を形成することもできる。
基板21上に樹脂を塗布して枠部25aを形成するようにすれば、凸部27の平面形状が変更となったり、複雑なものであったりした場合にも枠部25aを容易に形成することができる。
また、枠部25aと凸部27との間には隙間があってもよいし、枠部25aと凸部27が密着していてもよい。
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるリアコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるリアコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図9は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図9に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
筐体101は、装着部11を保持する。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。筐体101の底面には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aが設けられている。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部が設けられている。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。
車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、取付孔101aの周縁に設けられた嵌合部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐように設けられている。カバー102は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー102は、レンズなどの機能を有するものとすることもできる。
光学要素部103には、車両用照明装置1から出射した光が入射する。光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。例えば、図9に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けられている。シール部材104は、環状を呈するものとすることができる。シール部材104は、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
車両用照明装置1が車両用灯具100に取り付けられた際には、シール部材104は、フランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により、筐体101の内部空間が密閉される。また、シール部材104の弾性力により、バヨネット12が筐体101に押し付けられる。そのため、車両用照明装置1が、筐体101から脱離するのを抑制することができる。
コネクタ105は、端子カバー17の内部に露出する複数の給電端子31の端部に嵌め合わされる。コネクタ105には、図示しない電源などが電気的に接続されている。そのため、コネクタ105を給電端子31の端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子22とが電気的に接続される。また、コネクタ105は、段差部分を有している。そして、シール部材105aが、段差部分に取り付けられている。シール部材105aは、端子カバー17の内部に水が侵入するのを防ぐために設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が端子カバー17の内部に挿入された際には、端子カバー17の内部が水密となるように密閉される。シール部材105aは、環状を呈するものとすることができる。シール部材105aは、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。コネクタ105は、例えば、接着剤などを用いて端子カバー17などに接着することもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、10 ソケット、11 装着部、11a 凹部、12 バヨネット、13 フランジ、14 放熱フィン、20 発光部、21 基板、21a 配線パターン、21b 配線パターン、22a 発光素子、22b 発光素子、23a 抵抗、23b 抵抗、24a 制御素子、24b 制御素子、25 枠部、26 封止部、27 凸部、30 給電部、31 給電端子、100 車両用灯具、101 筐体

Claims (12)

  1. ソケットと;
    前記ソケットの一方の端部側に設けられた発光部と;
    を具備し、
    前記発光部は、
    基板と;
    前記基板の前記ソケット側とは反対側の面に設けられた第1の配線パターンおよび第2の配線パターンと;
    前記第1の配線パターンに電気的に接続された少なくとも1つの第1の発光素子と;
    前記第2の配線パターンに電気的に接続された少なくとも1つの第2の発光素子と;
    前記第1の発光素子および前記第2の発光素子の少なくともいずれかの周囲に設けられ、高さ寸法が前記第1の発光素子および前記第2の発光素子の厚み寸法よりも大きい凸部と;
    前記第1の発光素子、前記第2の発光素子、および前記凸部を覆う封止部と;
    を備えた車両用照明装置。
  2. 前記封止部を囲む枠部をさらに備え、
    前記枠部の高さは、前記凸部の高さよりも高い請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記枠部と前記封止部との間には隙間が設けられている請求項2記載の車両用照明装置。
  4. 前記枠部と前記封止部は密着している請求項2記載の車両用照明装置。
  5. 前記封止部の光の出射面は、凸状の曲面、凹状の曲面、および平坦な面のいずれかである請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  6. 前記第1の配線パターンに流れる電流は、前記第2の配線パターンに流れる電流よりも小さい請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  7. 前記第2の発光素子の数は、前記第1の発光素子の数より多い請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  8. 前記第1の発光素子は、テールランプの光源であり、
    前記第2の発光素子は、ストップランプの光源である請求項1〜7のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  9. 前記第1の発光素子の平面寸法は、前記第2の発光素子の平面寸法と同じまたは小さい請求項1〜8のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  10. 前記第2の発光素子は、複数設けられ、
    前記第1の発光素子は、前記第2の発光素子と前記第2の発光素子との間に設けられている請求項1〜9のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  11. 前記第1の発光素子は、1つ設けられている請求項1〜10のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置が設けられる筐体と;
    を具備した車両用灯具。
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