JP2019134502A - 回転電機のステータ、回転電機、および、回転電機のステータの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
環状に形成されたバックヨーク、および
前記バックヨークから周方向に間隔を隔てるとともに径方向に突出して形成される複数のティースを有するコアと、
各前記ティースに巻線を巻回されるとともに前記ティースおよび前記バックヨークにて囲まれたスロット部に収納されたコイルとを備えた回転電機のステータにおいて、
前記コイルは、前記ティースに対して前記巻線が巻回され前記スロット部に収納される最初から最後までを、巻回の順番の最初から、内層群と、中間層群と、外層群と分類し、
前記内層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチが、前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチより短く形成され、
前記外層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチが、前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチより短く形成される。
また、この発明の回転電機は、
前記回転電機のステータと、
前記ステータの内周面と間隔を設けてかつ同心円状に配設されたロータとを備える。
また、この発明の回転電機のステータの製造方法は、
環状に形成されたバックヨーク、および
前記バックヨークから周方向に間隔を隔てるとともに径方向に突出して形成される複数のティースを有するコアと、
各前記ティースに巻線を巻回されるとともに前記ティースおよび前記バックヨークにて囲まれたスロット部に収納されたコイルとを備えた回転電機のステータの製造方法において、
前記コイルは、前記ティースに対して前記巻線が巻回される最初から最後までを、巻回の順番の最初から、内層群と、中間層群と、外層群と分類し、
前記内層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチが、前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチより小さく、
前記外層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチが、前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチより小さくなるように前記巻線の巻回を行う。
以下、本願発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の実施の形態では4極4スロットの永久磁石型の回転電機1について説明する。但し、回転電機1の極数およびスロット数は適宜増減可能である。また、以下の説明において、回転電機1における各方向を、それぞれ周方向Z、軸方向Y、径方向X、径方向Xの外側X1、径方向Xの内側X2として示す。よって、ステータ3およびロータ2においても、これらの方向は同一となる。
図10はこの発明の実施の形態2における回転電機のステータの1つの分割コアの構成を示した平面図である。図11は図10に示した分割コアの一部の構成を示した平面図である。図12は図11に示した分割コアの一部における巻線プログラムを示す平面図である。図15は実施の形態2の比較例における分割コアの一部における巻線プログラムを示す平面図である。図16は図14に示した巻線プログラムによって巻線が巻回された比較例における分割コアの一部の構成を示した平面図である。
6 分割コア、7 分割コア、8 分割コア、9 分割コア、10 ボビン、
11 コイル、12 コイル、13 背部、14 アーム、15 アーム、18 端部、19 端部、22 空間、23 空間、25 内層群、26 中間層群、27 外層群、31 端面、32 端面、33 側面、45 アーム、46 アーム、60 分割コア、70 コア、71 バックヨーク、72 ティース、73 スロット部、
74 モールド部、140 側面、150 側面、450 側面、460 側面、
L 巻部ピッチ、L1 巻部ピッチ、L2 巻部ピッチ、L3 巻部ピッチ、
L4 両端巻部ピッチ、L40 両端巻回ピッチ、L11 巻回ピッチ、
L12 巻回ピッチ、L13 巻回ピッチ、L14 両端巻回ピッチ、Q 中心線、
A 面、X 径方向、X1 外側、X2 内側、Y 軸方向、Z 周方向。
Claims (14)
- 環状に形成されたバックヨーク、および
前記バックヨークから周方向に間隔を隔てるとともに径方向に突出して形成される複数のティースを有するコアと、
各前記ティースに巻線を巻回されるとともに前記ティースおよび前記バックヨークにて囲まれたスロット部に収納されたコイルとを備えた回転電機のステータにおいて、
前記コイルは、前記ティースに対して前記巻線が巻回され前記スロット部に収納される最初から最後までを、巻回の順番の最初から、内層群と、中間層群と、外層群とに分類し、
前記内層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチが、前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチより短く形成され、
前記外層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチが、前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチより短く形成される回転電機のステータ。 - 前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチの内、少なくとも1箇所の巻部ピッチは、前記内層群の前記ティースに沿って配置される前記内層群の径方向両端の前記巻線の両端巻部ピッチより長く形成される請求項1に記載の回転電機のステータ。
- 前記中間層群の前記巻線の内、少なくとも1箇所は、軸方向において前記巻線が交差する交差パターンを備えた請求項1または請求項2に記載の回転電機のステータ。
- 前記内層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチの内、少なくとも1箇所の巻部ピッチと、前記外層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻部ピッチの内、少なくとも1箇所の巻部ピッチとは同一長さに形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
- 前記バックヨークの前記ティースの突出側の側面の少なくとも一部は、前記ティースの径方向の中心線と直角を成す面と、径方向において交差する方向に形成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
- 前記コアは、前記ティース毎となるように前記バックヨークが周方向において分割された複数の分割コアにて形成される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
- 前記スロット部における前記コアの軸方向の側壁には、前記コイルと前記コアとを絶縁する絶縁部が形成される請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
- 前記コアおよび前記コイルを絶縁樹脂にて覆うモールド部を備えた請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機のステータ。
- 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機のステータと、
前記ステータの内周面と間隔を設けてかつ同心円状に配設されたロータとを備えた回転電機。 - 環状に形成されたバックヨーク、および
前記バックヨークから周方向に間隔を隔てるとともに径方向に突出して形成される複数のティースを有するコアと、
各前記ティースに巻線を巻回されるとともに前記ティースおよび前記バックヨークにて囲まれたスロット部に収納されたコイルとを備えた回転電機のステータの製造方法において、
前記コイルは、前記ティースに対して前記巻線が巻回される最初から最後までを、巻回の順番の最初から、内層群と、中間層群と、外層群とに分類し、
前記内層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチが、前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチより小さく、
前記外層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチが、前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチより小さくなるように前記巻線の巻回を行う回転電機のステータの製造方法。 - 前記中間層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチの内、少なくとも1箇所の巻回ピッチを、前記内層群の前記ティースに沿って配置される前記内層群の径方向両端の巻線の両端巻回ピッチより長くして前記巻線の巻回を行う請求項10に記載の回転電機のステータの製造方法。
- 前記内層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチの内、少なくとも1箇所の巻回ピッチと、前記外層群の前記巻線の巻回の順番毎の径方向の各巻回ピッチの内、少なくとも1箇所の巻回ピッチと、同一長さにて前記巻線の巻回を行う請求項10または請求項11に記載の回転電機のステータの製造方法。
- 前記バックヨークの前記ティースの突出側の側面の少なくとも一部が、前記ティースの径方向の中心線と直角を成す面と、径方向において交差する方向に形成されている前記コアの前記スロット部に対して前記巻線の巻回を行う請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の回転電機のステータの製造方法。
- 前記コアを保護する巻線カバーを前記コアに設置して、前記巻線の巻回を行う請求項10から請求項13のいずれか1項に記載の回転電機のステータの製造方法。
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