JP2019132940A - 投写レンズおよびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクターの投写レンズにおいて、ズーム調整を行う際の操作性を確保し、且つ、複雑な構造を設けることなく、レンズの光軸方向の位置ずれを抑制すること。【解決手段】プロジェクター100の投写レンズ1には、フォーカスリング4とズームリング3の相対回転を規制する固定部材7が着脱可能に取り付けられる。固定部材7は、フォーカスリング4のローレット部49と係合する第1係止部71、および、ズームリング3の手動操作用の凸部31と係合する第2係止部72を備える。フォーカスリング4は傾斜角度の小さいヘリコイドねじによって固定筒24に連結されるので、ズーム調整用のレンズおよびフォーカス調整用のレンズの自重程度ではフォーカスリング4は回転しない。従って、投写レンズ1が傾いた際にズームリング3の回転を規制でき、ズーム調整用のレンズの光軸方向の位置ずれを抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、投写レンズおよびプロジェクターに関する。
従来から、光源からの光を用いて生成した画像光を投写光学系によってスクリーンに拡大投写するプロジェクターが用いられている。この種のプロジェクターは、光源から入射した光を変調して画像光を生成する光変調装置と、光変調装置にて変調された光を投写する投写レンズとを備えている。特許文献1には、プロジェクター用の投写レンズであるレンズ装置が開示されている。
特許文献1のレンズ装置(投写レンズ)は、固定筒と、固定筒の内側に配置されるカム筒と、固定筒の先端にヘリコイドねじによって連結されるフォーカスリングと、固定筒の外周側に取り付けられてカム筒と一体に回転するズームリングを備える。カム筒の内側に配置されるレンズ(ズームレンズ)を保持するレンズ枠にはカムピンが形成され、カムピンは、カム筒に形成されたカム溝と固定筒の直進溝に通されている。ズームリングを手動で回転させると、カムピンはカム溝と直進溝との交点の軌跡上を移動するので、レンズ枠に保持されるレンズが光軸方向へ移動して、ズーム調整が行われる。フォーカスリングを手動で回転させると、ヘリコイドねじの作用によってフォーカスレンズが光軸方向に移動して、フォーカス調整が行われる。
特開2002−107611号公報
特許文献1のような構造の投写レンズにおいて、ズームリングおよびカム筒を回転させるための回転トルクが小さい場合に、投写レンズの光軸が水平方向に対して傾くと、レンズ(ズームレンズ)の自重によってカム溝内でカムピンが滑り、カム筒およびズームリングが回転してレンズの光軸方向の位置がずれるおそれがある。従って、ズーム調整を行っていても、その後にプロジェクターを傾けて設置すると、レンズの自重によってレンズの光軸方向の位置がずれてしまい、投影される映像がずれるという問題がある。
レンズの自重によるカム筒およびズームリングの回転を防止するための対策としては、カム筒およびズームリングの回転トルクを大きくすることが考えられる。しかしながら、回転トルクを大きくすると、ズーム調整を行う際の操作性が低下するという問題がある。また、締め付けリングやねじによってズームリングを固定筒に締め付けて固定する機構を設けることもできるが、固定を行う際に投写レンズをプロジェクターから取り外さなければならない。従って、締め付けリングやねじ固定の機構に加えて、投写レンズを投写用開口部から着脱する機構が必要となるので、構造が複雑化するという問題がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ズーム調整を行う際の操作性を確保し、且つ、複雑な構造を設けることなく、レンズの光軸方向の位置のずれを抑制することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の投写レンズは、カムピンを備えたレンズ枠に保持されるズームレンズと、前記カムピンが配置されるカム溝が形成されたカム筒と、前記カム筒を相対回転可能に保持する固定筒と、前記固定筒に回転可能に連結されたフォーカスリング、および、前記フォーカスリングと一体に回転するレンズ枠に保持されるフォーカスレンズと、前記カム筒と一体に回転するズームリングと、前記フォーカスリングに設けられた第1係合部、および、前記ズームリングに設けられた第2係合部と着脱可能に係合して、前記フォーカスリングと前記ズームリングの相対回転を規制する固定部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、フォーカスリングとズームリングに固定部材を着脱可能に係合させて、固定部材によってフォーカスリングとズームリングの相対回転を規制することができる。これにより、フォーカスリングが回転しなければズームリングは回転できない状態を形成できるので、ズームリングの回転トルクを大きくすることなく、ズームレンズの自重によってズームリングが回転することを規制できる。よって、ズームリングの操作性を確保でき、且つ、ズームリングの締め付けのための複雑な機構を設けることもない構成でありながら、ズームレンズの光軸方向の位置のずれを抑制することができる。また、固定部材は着脱可能であるため、必要に応じて固定部材を取り外すことによって、簡単にズーム調整およびフォーカス調整を行うことができる。
本発明において、前記第1係合部は、前記フォーカスリングの外周面に形成されたローレット部であり、前記固定部材は、前記ローレット部の溝部に嵌まる第1係止部を備えることが好ましい。このようにすると、フォーカスリングを手動で回転させるための滑り止め用のローレット部を利用して、固定部材をフォーカスリングに係合させることができる。従って、フォーカスリングに新たな構造を設ける必要がない。
本発明において、前記固定部材は、前記フォーカスリングの径方向に弾性変形可能な腕部を備え、前記第1係止部は、前記腕部に設けられていることが好ましい。このようにすると、腕部にばね性を持たせることができ、腕部の弾性変形によって、第1係止部にローレット部の凸部を乗り越えさせることができる。従って、固定部材を取り付けた状態でフォーカスリングを強制的に回転させてフォーカス調整を行うことが可能である。
本発明において、前記固定部材は、前記第2係合部と係合する第2係止部を備え、前記腕部は、前記第2係止部から周方向の両側へ延びており、各腕部に前記第1係止部が形成されることが好ましい。このようにすると、固定部材の周方向の中央でズームリングを係止し、且つ、固定部材の周方向の両端でフォーカスリングを係止するので、固定部材をバランスの良い姿勢で取り付けることができ、固定部材を外れにくくすることができる。
本発明において、前記第2係合部は、前記ズームリングに形成された手動操作用の凸部であることが好ましい。このようにすると、既存の凸部を利用して固定部材をズームリングに係合させることができる。従って、ズームリングに新たな構造を設ける必要がない。
本発明において、前記第2係合部は、前記ズームリングの径方向で反対側の2箇所に形成され、前記固定部材は、前記2箇所に取り付けられることが好ましい。このようにすると、複数の固定部材をバランス良く取り付けることができる。
本発明において、前記固定部材は、前記第1係合部と前記第2係合部の少なくとも一方に対して、光軸方向に移動可能な状態で係合することが好ましい。このようにすると、固定部材を取り付けた状態でも、フォーカスリングとズームリングの光軸方向の相対移動を自由に行うことができる。
本発明において、前記固定部材は、前記フォーカスリングの光軸方向の端部、もしくは、前記ズームリングの光軸方向の端部と係合する脱落防止部を備えることが好ましい。このようにすると、固定部材の脱落を抑制することができる。
本発明において、前記フォーカスリングは、ヘリコイドねじによって前記固定筒に回転可能に連結されることが好ましい。このようにすると、投写レンズが傾いてフォーカスリングにフォーカスレンズとズームレンズの自重が加わったとしても、このような荷重程度ではヘリコイドねじが滑らないので、フォーカスリングが回転することはない。従って、投写レンズが傾いたときにズームリングが回転しないようにすることができる。
次に、本発明のプロジェクターは、上記の投写レンズと、前記投写レンズが配置される投写用開口部を備えた外装筐体と、前記外装筐体の内側に配置され、前記投写レンズに入射する画像光を生成する光変調合成光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明を適用した投写レンズの外観斜視図である。 図1の投写レンズを備えたプロジェクターの部分拡大図である。 図1の投写レンズを備えたプロジェクターの部分拡大図であり、固定部材を取り付けていない状態を示す。 図1の投写レンズの断面図である。 レンズ鏡筒およびレンズ群の一部を示す断面図である。 固定部材の斜視図である。 固定部材の斜視図である。 フォーカスリングとズームリングを固定部材によって連結した状態を光軸方向後側から見た斜視図である。 フォーカスリングとズームリングを固定部材によって連結した状態を光軸方向前側から見た斜視図である。 フォーカスリングとズームリングを固定部材によって連結した状態を示す側面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した投写レンズ1およびプロジェクター100の実施形態を説明する。
(プロジェクター)
図1は本発明を適用した投写レンズ1の外観斜視図である。また、図2、図3は図1の投写レンズ1を備えたプロジェクター100の部分拡大図であり、図2は固定部材7が取り付けられた状態を示し、図3は固定部材7を取り外した状態を示す。本明細書において、投写レンズ1の光軸方向をLとし、光軸方向Lの一方側と他方側のうち、投写レンズ1から光が出射する側を光軸方向前側L1とし、投写レンズ1へ光が入射する側を光軸方向後側L2とする。図2、図3に示すように、プロジェクター100の外装筐体101は、前面部102に投写用開口部103が設けられている。投写レンズ1は、光軸方向前側L1の端部が投写用開口部103から外装筐体101の外部へ突出するように配置される。プロジェクター100は、光源と、光源から入射する光を変調して画像光を生成する光変調合成光学系と、冷却装置と、電源装置および制御部を備える(図示省略)。投写レンズ1は、光変調合成光学系から入射する画像光を拡大投写する。
(投写レンズ)
図4は図1の投写レンズ1の断面図である。図1、図4に示すように、投写レンズ1は、レンズ鏡筒2と、レンズ鏡筒2の光軸方向前側L1の端部に配置されるズームリング3およびフォーカスリング4と、レンズ群5を備える。レンズ鏡筒2の光軸方向Lの中央付近には、光軸方向Lから見て略矩形のフランジ6が形成されている。投写レンズ1は、フランジ6を介して外装筐体101の内部に設けられる支持部材に固定される。レンズ群5は、フォーカスリング4と一体に回転する第1レンズ群51と、レンズ鏡筒2の内側に保持される第2レンズ群52〜第7レンズ群57を備える。なお、本明細書において、「レンズ群」は複数のレンズで構成されるものに限定されず、単一のレンズで構成されるものでも良い。第1レンズ群51〜第7レンズ群57は、それぞれ、第1レンズ枠61〜第7レンズ枠67によって保持される。
図4に示すように、フォーカスリング4は、フォーカス調整を行うためのフォーカスレンズである第1レンズ群51を保持する第1レンズ枠61の光軸方向前側L1の端部に固定される。第1レンズ枠61の光軸方向後側L2の部分は、前側筒21の内周側に挿入され、前側筒21に固定されている。前側筒21の光軸方向後側L2の端部の外周面には、ヘリコイドねじを構成する多条のねじ山部22が形成されている。
図5はレンズ鏡筒2およびレンズ群5の一部を示す断面図である。レンズ鏡筒2は、前側筒21のねじ山部22と螺合する多条のねじ溝部23が形成された固定筒24と、固定筒24の内側に配置されるカム筒25を備える。固定筒24には、ねじ山部22およびねじ溝部23によって構成されるヘリコイドねじを介して、前側筒21、第1レンズ枠61、およびフォーカスリング4が回転可能に連結されている。フォーカスリング4の外周面には、滑り止め用のローレット部49が形成されている。フォーカス調整を行う時は、ローレット部49に指を掛けて固定筒24に対してフォーカスリング4を相対回転させる。これにより、フォーカスリング4、第1レンズ枠61、前側筒21が一体となって回転し、ヘリコイドねじの作用により、固定筒24に対して前側筒21が光軸方向Lに相対移動する。従って、第1レンズ枠61に保持された第1レンズ群51が光軸方向Lに移動して、フォーカス調整が行われる。
固定筒24は、カム筒25を相対回転可能に保持する大径筒部241と、大径筒部241の光軸方向後側L2の端部に形成された小径筒部242を備える。小径筒部242には、第7レンズ群57を保持する第7レンズ枠67が固定される。図4に示すように、第2レンズ群52〜第6レンズ群56は、カム筒25の内側に保持される。第2レンズ群52〜第6レンズ群56はズームレンズであり、光軸方向Lに移動可能に保持される。図5に示すように、カム筒25には、第2レンズ群52〜第6レンズ群56を光軸方向Lに移動させるためのカム溝251〜255が形成されている。カム溝251〜255は螺旋溝であり、その傾斜角度は個別に設定される。また、固定筒24には、カム溝251〜255と交差する位置で光軸方向Lに延在する直進溝243が形成されている。第2レンズ枠62、第3レンズ枠63、第4レンズ枠64、第5レンズ枠65、および第6レンズ枠66には、それぞれ、径方向外側へ突出するカムピン621、631、641、651、661が取り付けられている。カムピン621、631、641、651、661は、カム溝251〜255に配置され、カム溝251〜255を通って直進溝243の内側まで延びている。
レンズ鏡筒2には、5本のカム溝251〜255および直進溝243の組が周方向で等間隔となる3箇所に形成されている。また、カムピン621、631、641、651、661は、第2レンズ枠62〜第6レンズ枠66のそれぞれにおいて、周方向で等間隔となる3箇所に取り付けられている。図1に示すように、直進溝243は、固定筒24の外周面から突出するフランジ6よりも光軸方向前側L1で固定筒24を貫通する第1貫通部244、および、フランジ6よりも光軸方向後側L2で固定筒24を貫通する第2貫通部245を備えている。直進溝243は、第1貫通部244と第2貫通部245の間では、固定筒24を貫通しない凹溝となっている。
カム筒25は、フォーカスリング4の光軸方向後側L2に配置されるズームリング3に連結され、ズームリング3と一体に回転する。本形態では、固定筒24の外周側に筒状部材26(図4参照)が取り付けられ、この筒状部材26を介してズームリング3の回転がカム筒25に伝達される。ズーム調整を行うには、ズームリング3を手動で回転させ、ズームリング3と共にカム筒25を固定筒24に対して相対回転させる。図1〜図3に示すように、投写レンズ1は、ズームリング3の外周面から径方向外側に突出する手動操作用の凸部31を備えている。ズーム調整を行う時には、凸部31を把持してズームリング3を回転させる。また、ズームリング3の外周面には、凸部31が形成された部分を除いて滑り止め用のローレット部39が形成されている。従って、ローレット部39に指を掛けてズームリング3を回転させることもできる。ズームリング3の回転により、固定筒24に対してカム筒25が相対回転すると、直進溝243とカム溝251〜255との交点の軌跡上をカムピン621〜661が移動するので、第2レンズ枠62〜第6レンズ枠66に保持される第2レンズ群52〜第6レンズ群56(ズームレンズ)が光軸方向Lに移動して、ズーム調整が行われる。
(固定部材)
図1、図2に示すように、投写レンズ1には、フォーカスリング4の外周側に固定部材7が着脱可能に取り付けられる。固定部材7は、ズームリング3の凸部31およびフォーカスリング4のローレット部49を利用して取り付けられる。フォーカスリング4のローレット部49は、固定部材7が係合する第1係合部である。また、ズームリング3の凸部31は、固定部材7が係合する第2係合部である。後述するように、固定部材7は、ローレット部49(第1係合部)と係合する第1係止部71、および、凸部31(第2係合部)と係合する第2係止部72を備える。
固定部材7は、ズームリング3とフォーカスリング4を連結する。固定部材7を取り付けると、ズームリング3とフォーカスリング4の相対回転が規制されるが、ズームリング3とフォーカスリング4の光軸方向Lの相対移動は規制されない。本形態では、凸部31は、ズームリング3における径方向で反対側の2箇所に形成されている。従って、径方向で反対側の2箇所に固定部材7を取り付けて、ズームリング3とフォーカスリング4を連結することができる。
図3に示すように、凸部31は、周方向に所定の幅を備えており、ズームリング3の径方向外側からフォーカスリング4の径方向外側の位置まで延びている。凸部31は、周方向の一方側および他方側の側面を構成する側板部32、33と、側板部32、33の径方向外側の端部を接続する上板部34と、側板部32、33の光軸方向後側L2の端部を接続する端板部35を備える。上板部34は周方向に円弧状に延在する。また、端板部35は、光軸方向後側L2に向かうに従って径方向内側へ向かう方向に傾斜した傾斜面である。側板部32、33は、フォーカスリング4の径方向外側へ延びた部分の径方向内側が切り欠かれた形状となっており、フォーカスリング4の外周面との間には隙間が形成されている。凸部31の内側には、側板部32、33および上板部34によって囲まれる凹部36が形成されている。
図6、図7は固定部材7の斜視図である。図6、図7に示す光軸方向前側L1と光軸方向後側L2は、固定部材7をズームリング3およびフォーカスリング4に取り付けた状態での方向を示す。固定部材7は、フォーカスリング4の外周面に沿う略円弧状の板状部70を備える。板状部70の周方向の両端には第1係止部71が形成されている。図7に示すように、第1係止部71は、板状部70から径方向内側に突出するリブであり、光軸方向Lと平行に延在する。第1係止部71は、先端部がローレット部49の溝に嵌まるように尖った形状である。また、図6に示すように、板状部70の周方向の略中央には、ズームリング3の凸部31(第2係合部)と係合する第2係止部72が形成されている。第2係止部72は、板状部70から径方向外側に突出する凸部であり、上述した凸部31の内側空間である凹部36に嵌まる形状である。第2係止部72は、光軸方向後側L2の端部に、光軸方向後側L2へ向かうに従って径方向内側へ傾斜する面取り部721を備える。
板状部70は、第2係止部72が形成された中央部701と、中央部701から周方向の両側へ延びる腕部702を備える。第1係止部71は、各腕部702の先端に形成されている。腕部702は、板状部70に形成された切欠き703の部位で幅が細くなっており、板状部70の板厚方向に弾性変形可能である。従って、板状部70をフォーカスリング4の外周面に沿わせたとき、腕部702は、フォーカスリング4の径方向に弾性変形可能である。
板状部70の光軸方向前側L1の縁には、径方向外側へ立ち上がる把持板部73が形成されている。把持板部73は固定部材7の周方向の中央部分に形成されており、第2係止部72と繋がっている。切欠き703は、把持板部73の周方向の両側で開口し、板状部70の光軸方向Lの略中央で屈曲して、板状部70の周方向の中央へ向かって延びている。固定部材7の光軸方向後側L2の縁には、径方向内側へ突出する板状の脱落防止部74が形成されている。脱落防止部74は、固定部材7の周方向の両端の2箇所に形成されており、第1係止部71と繋がっている。
図8は、フォーカスリング4とズームリング3を固定部材7によって連結した状態を光軸方向後側L2から見た斜視図である。固定部材7を取り付ける際は、把持板部73を指で持って、固定部材7の第2係止部72をズームリング3の凹部36へ光軸方向前側L1から挿入する。図8の矢印F1は、固定部材7の取付方向(第2係止部72を凹部36へ挿入する方向)である。第2係止部72を凹部36へ挿入する際、固定部材7の光軸方向後側L2の端部を径方向外側(図8の矢印F2方向)へ持ち上げて、固定部材7を傾けた姿勢で行う。これにより、脱落防止部74がフォーカスリング4の外周面より外周側へ持ち上げられるので、固定部材7の取付け時に脱落防止部74がフォーカスリング4の縁に引っ掛かることを回避することができる。ここで、第2係止部72の光軸方向後側L2の端部には面取り部721が形成されているため、固定部材7の光軸方向後側L2の部分を径方向外側へ持ち上げた状態で、第2係止部72を凹部36へ挿入することができる。
図9は、フォーカスリング4とズームリング3を固定部材7によって連結した状態を光軸方向前側L1から見た斜視図である。固定部材7の第2係止部72をズームリング3の凸部31に形成された凹部36へ挿入する際、固定部材7の周方向の両端では、第1係止部71の先端がローレット部49の溝部に嵌合する。これにより、固定部材7を介してフォーカスリング4とズームリング3とが連結され、フォーカスリング4とズームリング3の相対回転が規制される。また、この状態で、第1係止部71はローレット部49の溝部内で光軸方向Lに移動可能であり、第2係止部72は凹部36内で光軸方向Lに移動可能である。つまり、固定部材7は、フォーカスリング4とズームリング3の光軸方向Lの相対移動を規制しない構造となっている。
図10は、フォーカスリング4とズームリング3を固定部材7によって連結した状態を示す側面図である。図8〜図10に示すように、第2係止部72を凹部36へ挿入すると、脱落防止部74はフォーカスリング4の光軸方向後側L2の端部に係合する。従って、固定部材7が光軸方向前側L1へ移動することが規制され、固定部材7のフォーカスリング4からの脱落が規制される。
(本形態の主な作用効果)
以上のように、本形態のプロジェクター100は投写レンズ1を備えており、投写レンズ1には、フォーカスリング4とズームリング3の相対回転を規制する固定部材7が取り付けられ、フォーカスリング4が回転しなければズームリング3を回転させることができない状態を形成できる。従って、投写レンズ1のズーム調整を行った後に固定部材7を取り付けることにより、その後に水平方向に対して傾斜した方向に画像を投写するようにプロジェクター100が設置されて投写レンズ1が傾いたとしても、フォーカスリング4によってズームリング3の回転を規制して、第2レンズ群52〜第6レンズ群56の光軸方向の位置がずれないようにすることができる。よって、投写レンズ1が傾けられたとしても、カム筒25内に保持される第2レンズ群52〜第6レンズ群56の自重によるズームリング3の回転を規制して、投影される映像がずれないようにすることができる。
本形態では、フォーカスリング4は傾斜角度の小さいヘリコイドねじによって固定筒24に連結されているので、フォーカスリング4に光軸方向Lの荷重が加わったとしても、フォーカスリング4は容易に回転しない。従って、固定部材7を取り付けることによって、フォーカスリング4とズームリング3とを連結して、第1レンズ群51〜第6レンズ群56の自重程度ではズームリング3が回転しないようにすることができる。このように、フォーカスリング4を利用してズームリング3の回転を規制する構造を採用すると、ズームリング3の回転トルクを変える必要がない。また、ズームリング3をねじ等で固定する機構や、投写レンズ1をプロジェクター100の外装筐体101に着脱する機構を設ける必要もない。従って、ズーム調整を行う際の操作性を確保することができ、且つ、投写レンズ1およびプロジェクター100の構造が複雑化することを回避できる。
本形態では、固定部材7はフォーカスリング4およびズームリング3に着脱可能であり、固定部材7を容易に取り外すことができる。従って、再度ズーム調整が必要になった場合には、容易にズーム調整が可能な状態を形成できる。また、固定部材7はフォーカスリング4とズームリング3の光軸方向Lの相対移動を規制しないので、フォーカスリング4とズームリング3の光軸方向Lの相対移動は自由に行うことができる。なお、本形態では、フォーカスリング4とズームリング3の両方に対して固定部材7が光軸方向Lに移動可能な状態を形成しているが、フォーカスリング4とズームリング3の少なくとも一方に対して、固定部材7が光軸方向Lに移動可能であればよい。
本形態では、固定部材7はフォーカスリング4に設けられた第1係合部であるローレット部49、および、ズームリング3に設けられた第2係合部である手動操作用の凸部31と着脱可能に係合する。従って、フォーカスリング4を手動で回転させるために従来から設けられている既存のローレット部49を利用して、固定部材7をフォーカスリング4に係合させることができるので、フォーカスリング4に新たな係合部を設ける必要がない。また、手動操作用の既存の凸部31を利用して固定部材7をズームリング3に係合させることができるので、ズームリング3に新たな係合部を設ける必要がない。よって、従来の投写レンズの構造を全く変えることなく、固定部材7を取り付けることができる。
本形態では、固定部材7が径方向に弾性変形可能な腕部702を備えており、第1係止部71は腕部702の先端に形成されている。従って、第1係止部71がローレット部49の溝部に嵌合していても、フォーカスリング4に対して固定部材7を周方向に相対回転させようとする力が大きければ、腕部702が弾性変形して、第1係止部71がローレット部49の凸部を乗り越えるばね構造を備えている。従って、フォーカスリング4に大きな回転トルクを加えることにより、固定部材7を取り付けたままでフォーカスリング4を強制的に回転させて、フォーカス調整を行うことができる。
本形態では、腕部702が第2係止部72から周方向の両側へ延びており、各腕部702に第1係止部71が形成される。従って、固定部材7は、周方向の中央でズームリング3と係合し、周方向の両端部分によってフォーカスリング4と係合するので、固定部材7をバランスの良い姿勢で取り付けることができる。よって、固定部材7を外れにくくすることができる。
本形態では、第2係合部である手動操作用の凸部31は、ズームリング3において径方向で反対側の2箇所に形成されている。従って、固定部材7を径方向で反対側の2箇所に取り付けることができ、複数の固定部材7をバランス良く取り付けることができる。
本形態では、固定部材7がフォーカスリング4の光軸方向後側L2の端部と係合する脱落防止部74を備えている。従って、固定部材7の脱落を抑制することができる。なお、脱落防止構造は、ズームリング3と固定部材7との間に設けられていてもよい。例えば、固定部材7の腕部702を光軸方向後側L2へ延ばして、ズームリング3の光軸方向後側L2の端部と係合するように構成してもよい。
1…投写レンズ、2…レンズ鏡筒、3…ズームリング、4…フォーカスリング、5…レンズ群、6…フランジ、7…固定部材、21…前側筒、22…ねじ山部、23…ねじ溝部、24…固定筒、25…カム筒、26…筒状部材、31…凸部、32、33…側板部、34…上板部、35…端板部、36…凹部、39…ローレット部、49…ローレット部、51…第1レンズ群、52…第2レンズ群、53…第3レンズ群、54…第4レンズ群、55…第5レンズ群、56…第6レンズ群、57…第7レンズ群、61…第1レンズ枠、62…第2レンズ枠、63…第3レンズ枠、64…第4レンズ枠、65…第5レンズ枠、66…第6レンズ枠、67…第7レンズ枠、70…板状部、71…第1係止部、72…第2係止部、73…把持板部、74…脱落防止部、100…プロジェクター、101…外装筐体、102…前面部、103…投写用開口部、241…大径筒部、242…小径筒部、243…直進溝、244…第1貫通部、245…第2貫通部、251〜255…カム溝、621、631、641、651、661…カムピン、701…中央部、702…腕部、703…切欠き、721…面取り部、L…光軸方向、L1…光軸方向前側、L2…光軸方向後側。

Claims (10)

  1. カムピンを備えたレンズ枠に保持されるズームレンズと、
    前記カムピンが配置されるカム溝が形成されたカム筒と、
    前記カム筒を相対回転可能に保持する固定筒と、
    前記固定筒に回転可能に連結されたフォーカスリング、および、前記フォーカスリングと一体に回転するレンズ枠に保持されるフォーカスレンズと、
    前記カム筒と一体に回転するズームリングと、
    前記フォーカスリングに設けられた第1係合部、および、前記ズームリングに設けられた第2係合部と着脱可能に係合して、前記フォーカスリングと前記ズームリングの相対回転を規制する固定部材と、を有することを特徴とする投写レンズ。
  2. 前記第1係合部は、前記フォーカスリングの外周面に形成されたローレット部であり、
    前記固定部材は、前記ローレット部の溝部に嵌まる第1係止部を備えることを特徴とする請求項1に記載の投写レンズ。
  3. 前記固定部材は、前記フォーカスリングの径方向に弾性変形可能な腕部を備え、
    前記第1係止部は、前記腕部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の投写レンズ。
  4. 前記固定部材は、前記第2係合部と係合する第2係止部を備え、
    前記腕部は、前記第2係止部から周方向の両側へ延びており、各腕部に前記第1係止部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の投写レンズ。
  5. 前記第2係合部は、前記ズームリングに形成された手動操作用の凸部であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の投写レンズ。
  6. 前記第2係合部は、前記ズームリングの径方向で反対側の2箇所に形成され、
    前記固定部材は、前記2箇所に取り付けられることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の投写レンズ。
  7. 前記固定部材は、前記第1係合部と前記第2係合部の少なくとも一方に対して、光軸方向に移動可能な状態で係合することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の投写レンズ。
  8. 前記固定部材は、前記フォーカスリングの光軸方向の端部、もしくは、前記ズームリングの光軸方向の端部と係合する脱落防止部を備えることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の投写レンズ。
  9. 前記フォーカスリングは、ヘリコイドねじによって前記固定筒に回転可能に連結されることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の投写レンズ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の投写レンズと、
    前記投写レンズが配置される投写用開口部を備えた外装筐体と、
    前記外装筐体の内側に配置され、前記投写レンズに入射する画像光を生成する光変調合成光学系と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
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