JP2016090949A - 三脚座及びそれを有するレンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 座部が簡易に固定解除可能で、不用意な固定解除を防止する三脚座を提供すること。【解決手段】 第1のネジ部材に螺合可能な第2のネジ部材と、第2のネジ部材を、回転軸を中心として回転可能且つ前記回転軸方向へ移動可能に保持する座部材と、第2のネジ部材と一体的に回転可能な操作部材と、操作部材を軸方向に付勢する第1の付勢部材と、を有する三脚座であって、座部材は第1の噛合い部を有し、操作部材は第2の噛合い部を有し、噛合い状態からは、第1の方向への回転に必要な力は、第2の方向への回転に必要な力よりも小さいことを特徴とする三脚座。【選択図】 図1

Description

本発明は三脚座及びそれを有するレンズ装置に関するものである。
従来、一眼カメラに装着される長焦点距離の交換式レンズ鏡筒には、三脚に固定するための三脚座が設けられるのが一般的である。しかしながら、手持ちで撮影する場合には三脚座の座部材が操作の邪魔をする。また、手持ちで撮影する場合には(使用しない)三脚座の重量分が重いために手持ち撮影が困難になる。また、レンズ鏡筒を持ち運ぶ際には、三脚座がレンズ鏡筒の径に対して出っ張っているために、出っ張っている分、レンズ鏡筒単体よりも大きな収納スペースを要する。
特許文献1に記載の三脚座は、互いに着脱可能なリング部材2と基部3を有し、上記課題を解決可能な構成について開示している。
特開2003−337275号公報
特許文献1に記載の三脚座は、基部3(座部材)が有する固定ねじ4を操作することにより、リング部2(被固定部材)が装着される基部3のスリット部の隙間量を変更し、着脱(固定及び固定解除)を行う。また、固定解除しても脱落しない脱落防止部材を有する。
しかし、座部材を掴んだ際に、リング部に対し基部が不用意に固定解除される場合が考えられる。たとえば、前記固定ねじが不用意に緩んでいた場合や、脱落防止部材に手が触れた場合、持ち運び時にカメラストラップなどが引っ掛かる場合などである。
本発明の目的は、被固定部材に対して座部材が固定解除可能であり、且つ、不用意な固定解除を防止可能な三脚座を提供することである。
上記目的を達成するために本発明に係る三脚座は、被固定部材が有する第1のネジ部材に螺合可能な第2のネジ部材と、前記第2のネジ部材を、回転軸を中心として回転可能且つ前記回転軸方向へ移動可能に保持する座部材と、前記第2のネジ部材と一体的に回転可能な操作部材と、前記操作部材を前記回転軸方向に付勢する第1の付勢部材と、を有する三脚座であって、前記座部材は、前記回転軸方向に形成された第1の噛合い部を有し、前記操作部材は、前記第1の噛合い部に噛合い可能な第2の噛合い部を有し、前記第1の噛合い部と第2の噛合い部が噛み合う噛合い状態からは、前記第1のネジ部材と前記第2のネジ部材が螺合する第1の方向への回転に必要な力は、前記第1のネジ部材と前記第2のネジ部材が螺合解除する第2の方向への回転に必要な力よりも小さいことを特徴とする。
本発明に係る三脚座によれば、被固定部材に対して座部材が固定解除可能であり、且つ、不用意な固定解除を防止可能な三脚座を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の座ユニットの分解斜視図。 本発明の第1の実施形態のレンズ固定装置の斜視図(螺合解除状態)。 本発明の第1の実施形態のレンズ装置の側面図(螺合状態)。 本発明の第1の実施形態のレンズ装置の操作模式図(螺合解除操作)。 本発明の第1の実施形態のレンズ装置の側面図(螺合解除状態)。 本発明の第1の実施形態の座部材(第1の座部材)の斜視図。 本発明の第1の実施形態の操作部材の斜視図。 本発明の第1の実施形態のレンズ固定装置の断面図。 本発明の第1の実施形態の第1の噛合い部及び第2の噛合い部の模式図。 本発明の第1の実施形態の座ユニットの側面図、上面図、後面図。 本発明の第2の実施形態の操作部材の斜視図。 本発明の第2の実施形態の第2の座部材の斜視図。 本発明の第2の実施形態のレンズ固定装置の断面図。 本発明の第3の実施形態の第1の噛合い部及び第2の噛合い部の模式図。 本発明の第4の実施形態の第1の噛合い部及び第2の噛合い部の模式図。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
以下、第1の実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態の座ユニット10の分解斜視図である。図2は、第1の実施形態のレンズ固定装置(座ユニット10、リングユニット20)の斜視図である。
座ユニット10は、第1座部材(座部材)101、雄ネジ部材(第2のネジ部材)102、操作部材103、第2付勢バネ104を有する。また、第1付勢バネ(第1の付勢部材)105、第2座部材106、座部材固定ビス107、ネジ穴部材108、ネジ穴固定ビス109、弾性部材110も有する。
第1座部材101には、リングユニット(被固定部材)20のカバー部材(第1のネジ部材)202に形成された凹部202aに嵌合可能な突起部101aが形成されている。突起部101aは、凹部202aに嵌合することで、座ユニット10がリングユニット20に固定されるときに相対的な位置決めを行う。
第1座部材101には、凹形状の固定部101eが形成されている。弾性部材110は、第1座部材101に形成された固定部101eにはめ込まれ接着固定されている。
雄ネジ部材102には、雌ネジ穴202b(カバー部材202)に螺合可能な雄ネジ部102a(雄ネジ部材102)が形成されている。また、雄ネジ部材102には、Dカット形状部102bが形成されている。Dカット形状部102bにより、雄ネジ部材102は操作部材103の回転に連動する。また、雄ネジ部材102には、雄ネジ部材102の回転軸方向(以下、単に「回転軸方向」という)に移動可能に操作部材103が係合している。
リングユニット20は、リング部材201(図8参照)、カバー部材(第1のネジ部材)202、ノブ203、カバー固定ビス204を有する。
リング部材201は、光学系を有するレンズ鏡筒30(図3参照)を当該光学系の光軸中心に回転可能に保持可能である。
カバー部材202は、カバー固定ビス204によりリング部材201に固定されている。カバー部材202には、雄ネジ部材102に形成されている雄ネジ部102aに螺合する雌ネジ穴202bが形成されている。カバー部材202には、座ユニット10の第1座部材101に形成された突起部101aが嵌合可能な凹部202aが形成されている。凹部202aは、突起部101aが嵌合することで、座ユニット10がリングユニット20に固定されるときに相対的な位置決めを行う。
リング部材201には、不図示の回転規制ネジ穴に、ノブ203に形成された不図示の回転規制ネジ部が螺合することでノブ203が取り付けられている。そして、ノブ203を締め込むことで、前記回転規制ネジ部の先端がレンズ鏡筒(被固定部材)30に当接し、リングユニット20とレンズ鏡筒30の相対的な回転規制を行う。
座ユニット10をリングユニット20に固定するときに、弾性部材110はカバー部材202に当接する。
雄ネジ部102aを雌ネジ穴202bに締め込むことで、弾性部材110がカバー部材202に当接し変形する。これにより、緩み防止とガタつき防止の効果が得られる。弾性部材110としてはゴム等を用いることができる。
図3は、第1の実施形態のレンズ装置の側面図(螺合状態)である。図4は、第1の実施形態のレンズ装置の操作模式図(螺合解除操作)である。図5は、第1の実施形態のレンズ装置の側面図(螺合解除状態)である。
図4に示されるように、操作部材103をR3方向に回転することにより、操作部材103がU方向(回転軸方向)に移動され、第1のネジ部材202と第2のネジ部材102の螺合が解除される。
図6は、第1の実施形態の座部材(第1の座部材)101の斜視図である。
第1座部材101には、回転軸方向に凸になるように、第1楔形状部(第1の噛合い部)101bが形成されている。
図7は、第1の実施形態の操作部材103の斜視図である。
操作部材103には、回転軸方向に凸になるように、第2楔形状部(第2の噛合い部)103aが形成されている。操作部材103は、雄ネジ部材102の回転軸中心(以下、単に「回転軸中心」という)に一体的に回転可能に、また、回転軸方向に移動可能に第1座部材101に嵌合する(図8参照)。
第2楔形状部103aは、雄ネジ部材102の回転軸周り(以下、単に「回転軸周り」という)に3等分された位置に3つ設けられている。第2楔形状部103aが2つ以下の場合には、操作部材103が操作されるときに、他部品とのガタ等により雄ネジ部102aの軸に対して倒れ易くなる。そのため、第2楔形状部103aは3つ以上等分に設けられるのが好ましい。
図8は、第1の実施形態のレンズ固定装置の断面図である。図8(a)は、第1楔形状部と第2楔形状部が噛み合う噛合い状態の断面図である。図8(b)は、第1楔形状部と第2楔形状部が噛み合わない噛合い解除状態の断面図である。
第2付勢バネ104は、第1座部材101に対して当接するように、雄ネジ部材102を回転軸方向に付勢している。
第1付勢バネ105は、第1座部材101に対して当接するように、操作部材103を回転軸方向に付勢している。
第2付勢バネ104、第1付勢バネ105は共にコイルバネである。しかし、板バネや薄板部を設けたモールド部材等でもよい。
第2座部材106は、第2付勢バネ104と第1付勢バネ105が当接する面を有している。第2座部材106は、第1座部材101との間に、雄ネジ部材102、操作部材103、第2付勢バネ104、第1付勢バネ105を挟み込むように、第1座部材101に対して座部材固定ビス107(図1参照)により固定されている。
ネジ穴部材108には、三脚が有するネジ部に螺合するネジ穴が形成されており、ネジ穴固定ビス109により第2座部材106に固定されている(図1参照)。
雄ネジ部材102は操作部材103の回転に連動している。そのため、雄ネジ部102aを締める方向(カバー部材202と雄ネジ部材102が螺合する方向)に操作部材103を回転操作することで、雌ネジ穴202bに雄ネジ部102aが締め込まれる。そして、カバー部材202、第1座部材101、雄ネジ部材102の間で締結力が生じ、リングユニット20に対して座ユニット10が固定される。
また、雄ネジ部102aを緩める方向(カバー部材202と雄ネジ部材102が螺合解除する方向)に操作部材103を回転操作することで、リングユニット20に対する座ユニット10の固定を解除することができる。
次に、第1の実施形態における噛合い構造について説明する。
操作部材103は、回転軸周りに回転可能で、且つ回転軸方向に移動可能に第1座部材101に嵌合している(図8参照)。また、操作部材103は第1座部材101と第2座部材106により形成される開口部から操作可能に一部が露出している(図4参照)。即ち、操作部材103は回転軸周りに回転操作可能で、且つ回転軸方向に移動操作可能である。
図9は、第1の実施形態の第1の噛合い部及び第2の噛合い部の模式図である。図9(a)は、第1の噛合い部と第2の噛合い部が噛み合う噛合い状態の模式図である。雄ネジ部102aを締め込む(螺合する)方向に操作部材103を回転操作する方向(第1の方向)を矢印R1で示している。図9(b)は、操作部材103が回転軸方向に移動操作された状態、つまり第1の噛合い部と第2の噛合い部が噛み合わない噛合い解除状態の模式図である。
図9(a)(b)においては共に、操作部材103が第1座部材101に対して、付勢力Eで回転軸方向に付勢されている。
以下、操作部材103が回転操作される際の動作について説明する。
図9(a)に示す状態では、操作部材103が方向R1に回転操作されると、第2楔形状部103aは第1楔形状部101bに乗り上がろうとし、回転軸方向に力が生じる。そして、第1付勢バネ105から操作部材103に生じている、第1付勢バネ105による付勢力Eに反して、第2楔形状部103aは方向Uにおける噛合い解除位置まで移動すると共に、方向R1に回転する。
第2楔形状部103aは、操作部材103が方向R1に回転操作されるときに、第1楔形状部101bに乗り上がれるように斜面部(第2の斜面部)103bを有する。
第1楔形状部101bは、操作部材103が方向R1に回転操作されるときに、第2楔形状部103aが乗り上がれるように斜面部(第1の斜面部)101cを有する。
方向R1へ回転するときには、第2楔形状部103a(第2の斜面部103b)は、第1の斜面部101cに対して摺動する。
第2楔形状部103aは、操作部材103が逆方向R1に回転操作されるときに、第1楔形状部101bに乗り上がれないように、垂直な垂直面部(第2の垂直面部)103cを有する。
第1楔形状部101bは、操作部材103が逆方向R1に回転操作されるときに、第2楔形状部103aに乗り上がれないように、垂直な垂直面部(第1の垂直面部)101dを有する。
第1楔形状部101bの1山分回転操作されると付勢力Eにより、操作部材103は噛合い位置に戻る(噛合い状態に戻る)。
操作部材103が、方向R1に第1楔形状部101bの1山分以上回転操作されると、上記動作を繰り返しながら回転することになる。
一方、操作部材103を、方向R1とは反対方向(以下、「逆方向R1」という)に回転操作しようとする場合には、第2の垂直面部103cは第1の垂直面部101dに対して当接し、回転軸方向に力が生じない。そのため、第2楔形状部103aと第1楔形状部101bの噛合い状態が解除されず、操作部材103は逆方向R1に回転操作できない。
雄ネジ部材102は、操作部材103の回転に連動している。即ち、図9(a)の状態ではリングユニット20に対して座ユニット10を固定する方向R1のみに操作部材103を回転操作可能である。
次に、図9(b)に示す状態では、第2楔形状部103aと第1楔形状部101bの噛合いは解除されている。そのため、矢印R2で示すように、雄ネジ部102aを締め込む方向と緩める方向の両方向に操作部材103を回転操作可能である。即ち、操作部材103が回転軸方向に移動操作された状態では、リングユニット20に対して座ユニット10を固定する方向と、固定解除する方向の両方向に回転操作可能である。
つまり、リングユニット20に対して、座ユニット10を固定する方向に操作部材103を回転操作する際には、操作部材103を回転軸方向に移動操作しなくても回転操作可能である。このときの回転操作に要する回転力は同じである。
また、リングユニット20に対して座ユニット10を固定解除する際には、図4に示すように、操作部材103を回転軸方向に移動操作しながら固定解除方向(図中R3と記載)に回転操作することで固定解除可能である。
また、第1の実施形態の三脚座は、図10(a)に示すように、側面は操作部材103が第1座部材101及び第2座部材106により形成される開口部から一部露出している。
また、図10(b)に示すように、座ユニット10を回転軸方向から見た場合に、第1座部材101の投影範囲内に操作部材103が納まっている(図中では、操作部材の外形を範囲Aと記載)。そのため、回転軸方向に動かすような力が不用意に操作部材103に働くことを防止することができる。
また、図10(c)に示すように、光軸方向(事項方向に直交する方向)から見た場合には、第1座部材101と第2座部材106の投影範囲内に操作部材103が納まっている(図中では、操作部材の外形を範囲Bと記載)。そのため、操作部材103の回転操作や移動操作は可能で、且つ不用意に操作部材103に回転させる力が働くことを防止することができる。
以上、第1の実施形態によれば、リングユニット20からの座ユニット10を固定解除するときは、操作部材103を回転軸方向に移動操作した状態で回転操作する必要がある。
そのため、操作部材103が回転軸方向に移動した状態でないと外部からの干渉等により操作部材103が回転させられる方向に力が働いたとしても、座ユニット10は固定解除されない。
加えて、座ユニット20を回転軸方向から見た場合に、第1座部材101を投影した範囲内に操作部材103が納まっている。
また、座ユニット20を光軸方向から見た場合には、第1座部材101と第2座部材106を投影した範囲内に操作部材103が納まっているので、外部から不用意に操作部材103に対して力が働くことを防止することができる。
加えて、第2楔形状部103aと第1楔形状部101bの噛合い解除動作と、雄ネジ部材102を締め込む方向及び緩める方向への回転動作を操作部材103のみの操作で行うことができる。
即ち、座ユニット10の固定解除のために操作部材103の他に別部材を操作する必要がないので、不用意な三脚材ユニット10の固定解除を防止すると共に、簡易に固定解除操作を行うことができる。
また、前述したような別部材を設ける必要がないので、部品点数を少なくすることができ、三脚座の大型化を防止することができる。
以下、第2の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
図11は、第2の実施形態の操作部材の斜視図である。
図12は、第2の実施形態の第2の座部材の斜視図である。
図13は、第2の実施形態のレンズ固定装置の断面図である。
第2の実施形態のレンズ固定装置は、座ユニット40、リングユニット20を有する。
座ユニット40は、第1座部材101、雄ネジ部材102、操作部材401、第2付勢バネ104、第1付勢バネ105、第2座部材402、不図示の座部材固定ビス、三脚用ネジ穴部材、三脚用ネジ穴部材固定ビス、弾性部材により構成される。
リングユニット20は、リング部材201、カバー部材202、ノブ203、カバー固定ビス204二より構成されるリングユニット20を有する。
リングユニット20の構成については、第1の実施形態の中で説明しているので省略する。
座ユニット40の構成については、第1の実施形態と同一の構成については説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図11〜13に示すように、操作部材401には凸部401aが形成されており、第2座部材402には板バネ部402aが形成されている。
第1の実施形態と同様に、操作部材401の回転は、雄ネジ部材102に連動しているため、雄ネジ部102aを締め込む方向に操作部材401を回転操作することで、雌ネジ穴202bに、雄ネジ部102aが締め込まれる。そして、カバー部材202、第1座部材101、雄ネジ部材102の間で締結力が生じ、リングユニット20に対して座ユニット40が固定される。
また、雄ネジ部102aを緩める方向に操作部材401を回転操作することで、リングユニット20に対する座ユニット40の固定を解除することができる。
座ユニットの楔形状部の噛合い構造については、第1の実施形態と同一であるので説明を省略する。
第2の実施形態によれば、操作部材401に凸部401aを形成し、第2座部材402に板バネ部402aを形成することで、図13(b)に示すように、凸部401aを板バネ部402aの先端が乗り越えて楔形状部の噛合いを解除した状態を保持できる。
このような構成とすることで、操作部材401を回転軸方向に移動することで楔形状部の噛合い解除状態を保持できるので、座ユニットの固定解除を容易に行うことができる。ここで、板バネ部402aは別部材で構成してもよい。
また、楔形状部の噛合いが解除状態となるように、操作部材103と第1座部材101の間に別部材が挟み込まれるような構成としてもよい。
以下、第3の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
図14は、第3の実施形態の第1の噛合い部及び第2の噛合い部の模式図である。
第3の実施形態については、楔形状部の噛合い構造のみ第1の実施形態と異なり、同一の構成については説明を省略する。
第3の実施形態の操作部材404は、第1の実施形態の操作部材103の第2楔形状部103aに相当する構成が凸形状部(第2の噛合い部)404aとなっている点を除いては、操作部材103と同一である。
また、第1座部材403は、第1の実施形態の第1座部材101の第1楔形状部101bに相当する構成が第1楔形状部(第1の噛合い部)403aとなっている点を除いては、第1座部材101と同一である。
次に、第3の実施形態における座ユニットの楔形状部の噛合い構造について説明する。
図15に、操作部材404が第1座部材403に対して回転軸方向に付勢され凸形状部404aと第1楔形状部403aが噛み合っている状態の模式図を示す。また、図14では雄ネジ部102aを締め込む方向に操作部材404を回転操作する方向を矢印R1で示している。
凸形状部404aは、垂直面部(第2の垂直面部)404bを備えた矩形形状である。また、第1楔形状部403aは斜面部403bと垂直面部(第1の垂直面部)403cを有し、第1座部材403には第1楔形状部403aが平面部403dを挟んで間欠的に連続配置されている。
操作部材404が方向R1に回転操作されると凸形状部404aは第1楔形状部403aを乗り上がろうとし回転軸方向に力が生じる。そして、第1付勢バネ105から操作部材404に生じている付勢力Eに反して、凸形状部404aは方向Uに噛合い解除位置まで移動すると共に方向R1に回転する。
第1楔形状部403aは操作部材404が方向R1に回転操作された際に凸形状部404aが乗り上がれるように斜面部403bを有する。方向R1へ回転するときには、凸形状部404aは第1楔形状部403aの斜面部に対して摺動する。
第1楔形状部403aの1山分回転操作されると、凸形状部404aは第1付勢バネ105の付勢力Eにより噛合い位置に戻る。操作部材404が方向R1に第1楔形状部403aの1山以上回転操作されると、上記の挙動を繰り返しながら回転することになる。
一方、逆方向R1に回転操作しようとした場合は、回転軸方向に力が生じないため、凸形状部404aと第1楔形状部403aの噛合い状態が解除されないため、操作部材404は逆方向R1に回転操作できない。
前述したように、凸形状部404aは、操作部材404が逆方向R1に回転操作された際に、第1楔形状部403aを乗り上げることが不可能なように方向R1に対して垂直な垂直面部(第2の垂直面部)404bを有する。
また、第1楔形状部403aは操作部材404が逆方向R1に回転操作された際に、凸形状部404aが乗り上がれないように方向R1に対して垂直な垂直面部(第1の垂直面部)403cを有する。雄ネジ部材102は、操作部材404の回転に連動している。
即ち、図14の状態では、リングユニット20に対して座ユニット10を固定する方向R1のみに操作部材103を回転操作可能である。
また、第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、操作部材404が回転軸方向に移動操作された状態では、リングユニット20に対して座ユニット10を固定する方向と固定解除する方向の両方向に回転操作可能である。
第3の実施形態においては、第1座部材403に形成された第1楔形状部403aに噛み合う形状として操作部材404に凸形状部404aを設けている。第1の実施形態のように、第1楔形状部403aに噛み合う形状を楔形状としていないので、操作部材404の形状をより簡易にできる。よって、操作部材404の加工や成型をより容易にすることができる。
以下、第4の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
図15は、第4の実施形態の第1の噛合い部及び第2の噛合い部の模式図である。
第4の実施形態においては、楔形状部の噛合い構造のみ第1の実施形態と異なり、同一の構成については説明を省略する。
第4の実施形態の操作部材406は、第1の実施形態の操作部材103の第2楔形状部103aに対応する構成が第2楔形状部406aとして異なる形状となっており、その他の形状は操作部材103と同一である。
また、第1座部材405は第1の実施形態の第1座部材101の第1楔形状部101bに対応する構成のみが凸形状部405aとして異なる形状となっており、その他の形状は第1座部材101と同一である。
次に、第4の実施形態における座ユニットの楔形状部の噛合い構造について説明する。
図15に、操作部材406が第1座部材405に対して回転軸方向に付勢され第2楔形状部406aと凸形状部405aが噛み合っている状態の模式図を示す。
また、図15では、雄ネジ部102aを締め込む方向に操作部材406を回転操作する方向を矢印R1で示している。第2楔形状部406aは垂直面部(第2の垂直面部)406b、平面部406c及び斜面部(第2の斜面部)406dを有する。
また、凸形状部405aは垂直面部(第1の垂直面部)405bを有し、第1座部材405には凸形状部405aが平面部405cを挟んで間欠的に連続配置されている。
操作部材406が方向R1に回転操作されると、第2楔形状部406aは凸形状部405aを乗り上がろうとし回転軸方向に力が生じる。そして、第1付勢バネ105から操作部材406に生じている付勢力Eに反して第2楔形状部406aは方向Uに噛合い解除位置まで移動すると共に方向R1に回転する。
第2楔形状部406aは操作部材406が方向R1に回転操作された際に凸形状部405aが乗り上がれるように斜面部(第2の斜面部)406dを有する。
凸形状部405aの1山分回転操作されると第2楔形状部406aは第1付勢バネ105の付勢力Eにより噛合い位置に戻る。操作部材406が方向R1に凸形状部405aの1山以上回転操作されると、上記の挙動を繰り返しながら回転することになる。
一方、逆方向R1に回転操作しようとした場合は、回転軸方向に力が生じないため、第2楔形状部406aと凸形状部405aの噛合い状態が解除されないため、操作部材406は逆方向R1に回転操作できない。
前述したように、第2楔形状部406aは、操作部材406が逆方向R1に回転操作された際に、凸形状部405aを乗り上がれないように方向R1に対して垂直な垂直面部406cを有する。
また、凸形状部405aは操作部材406が逆方向R1に回転操作された際に、第2楔形状部406aが乗り上がれないように方向R1に対して垂直な垂直面部(第1の垂直面部)405bを有する。
雄ネジ部材102は操作部材406の回転に連動している。即ち、図15の状態では、リングユニット20に対して座ユニット10を固定する方向R1のみに操作部材406を回転操作可能である。
また、第4の実施形態においても、第1の実施形態と同様に操作部材406が回転軸方向に移動操作された状態では、リングユニット20に対して座ユニット10を固定する方向と固定解除する方向の両方向に回転操作可能である。
第4の実施形態によれば、第1座部材405に形成された凸形状部405aに噛み合う形状として操作部材406に第2楔形状部406aを設けている。第2楔形状部406a楔形状部(三角形状部)の頂点部に平面部406cを有する。
第1〜4の実施形態のように、楔形状部の先端が尖らないので、楔形状部の先端の強度を確保できる。よって、図15に示す状態で逆方向R1に無理やりに回転操作された際にかかる負荷に対して楔形状部の強度をより高くすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 第1座部材(座部材)
102 雄ネジ部材(第2のネジ部材)
103 操作部材
105 第1付勢バネ(第1の付勢部材)

Claims (8)

  1. 被固定部材が有する第1のネジ部材に螺合可能な第2のネジ部材と、
    前記第2のネジ部材を、回転軸を中心として回転可能且つ前記回転軸方向へ移動可能に保持する座部材と、
    前記第2のネジ部材と一体的に回転可能な操作部材と、
    前記操作部材を前記回転軸方向に付勢する第1の付勢部材と、を有する三脚座であって、
    前記座部材は、前記回転軸方向に形成された第1の噛合い部を有し、
    前記操作部材は、前記第1の噛合い部に噛合い可能な第2の噛合い部を有し、
    前記第1の噛合い部と第2の噛合い部が噛み合う噛合い状態からは、前記第1のネジ部材と前記第2のネジ部材が螺合する第1の方向への回転に必要な力は、前記第1のネジ部材と前記第2のネジ部材が螺合解除する第2の方向への回転に必要な力よりも小さいことを特徴とする三脚座。
  2. 前記第1の噛合い部は、前記回転軸方向に延びた第1の垂直面部と、前記操作部材が回転する方向に延びた第1の斜面部と、を有し、
    前記第2の噛合い部は、前記回転軸方向に延びた第2の垂直面部と、を有し、
    前記操作部材が、前記第1の方向へ回転するときには、前記第2の噛合い部は前記第1の斜面部に対して摺動し、前記第2の方向へ回転するときには、前記第2の垂直面部は前記第1の垂直面部に対して当接する、ことを特徴とする請求項1に記載の三脚座。
  3. 前記第1の噛合い部は、前記回転軸方向に延びた第1の垂直面部と、を有し、
    前記第2の噛合い部は、前記回転軸方向に延びた第2の垂直面部と、記操作部材が回転する方向に延びた第2の斜面部と、を有し、
    前記操作部材が、前記第1の方向へ回転するときには、前記第2の斜面部は前記第1の噛合い部に対して摺動し、前記第2の方向へ回転するときには、前記第2の垂直面部は前記第1の垂直面部に対して当接する、ことを特徴とする請求項1に記載の三脚座。
  4. 前記第1の噛合い部と第2の噛合い部が噛み合わない噛合い解除状態からは、前記第1の方向への回転力と前記第2の方向への回転力は同じであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の三脚座。
  5. 前記第2のネジ部材を前記回転軸方向に付勢する第2の付勢手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の三脚座。
  6. 前記回転軸方向及び前記回転軸方向に直交する方向への前記座部材の投影範囲内に、前記操作部材を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の三脚座。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の三脚座と、
    前記被固定部材としての、光学系を有するレンズ鏡筒を前記光学系の光軸中心に回転可能に保持可能なリング部材と、を有することを特徴とするレンズ固定装置。
  8. 請求項1乃至6の何れかに記載の三脚座と、
    前記被固定部材としての、光学系を有するレンズ鏡筒と、を有することを特徴とするレンズ装置。
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JP2018040918A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 株式会社シグマ レンズ鏡筒

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