JP2019132490A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造時の作業性が良く材料費も低減でき、かつ、真空断熱材を拡大して断熱性能の向上が可能な冷蔵庫を提供する。【解決手段】上面と左右側面を構成する脇板、および後板によって構成された外箱と、前記外箱の内側に配置される内箱と、前記後板の内壁面に設けられる真空断熱材と、を備えた冷蔵庫において、前記後板の上端に設けられる取っ手が、左右方向に延びる第1ハンドル部と、上下方向に延びる第2ハンドル部と、を有している。【選択図】図2
Description
本発明は、運搬用の取っ手を備えた冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫には運搬用の取っ手が冷蔵庫の背面に設けられていた。例えば、背面上部に設置される第一の取っ手と、背面下部に設置される第二の取っ手と、を設けた冷蔵庫が提案されている(特許文献1)。また、取っ手の取り付け方としては、冷蔵庫の背面にある後板と取っ手とをウレタンで一体発泡して固定する方法や、ウレタンの発泡後に後板と取っ手とをねじ等で締結する方法、などが知られている。
しかしながら、特許文献1のように、第一の取っ手と第二の取っ手を別々に設けることは、製造時の作業が増え、材料費の増加にもつながる。また、背面下部にウレタン発泡で第二の取っ手を固定しようとすると、ウレタン注入のための開口部を避けて真空断熱材を配置せねばならず、真空断熱材の拡大が制約される。さらに、背面下部にねじ締結で第二の取っ手を固定しようとすると、ねじが真空断熱材を傷付けないように距離を保つ必要があり、やはり真空断熱材の拡大が制約される。
本発明は、製造時の作業性が良く材料費も低減でき、かつ、真空断熱材を拡大して断熱性能の向上が可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明は、上面と左右側面を構成する脇板、および後板によって構成された外箱と、前記外箱の内側に配置される内箱と、前記後板の内壁面に設けられる真空断熱材と、を備えた冷蔵庫において、前記後板の上端に設けられる取っ手が、左右方向に延びる第1ハンドル部と、上下方向に延びる第2ハンドル部と、を有していることを特徴とする。
本発明によれば、製造時の作業性が良く材料費も低減でき、かつ、真空断熱材を拡大して断熱性能の向上が可能な冷蔵庫を提供できる。
図1は、本実施形態に係る冷蔵庫の背面側を示す分解斜視図である。
図1に示すように、冷蔵庫100は、断熱箱体1(冷蔵庫本体)、運搬用の取っ手30,30などを備えて構成されている。
図1に示すように、冷蔵庫100は、断熱箱体1(冷蔵庫本体)、運搬用の取っ手30,30などを備えて構成されている。
また、冷蔵庫100は、最上部に冷蔵温度帯の冷蔵室(不図示)、最下部に冷蔵温度帯の野菜室(不図示)を備えている。また、冷蔵庫100は、冷蔵室と野菜室との間に、これらの両室と断熱的に仕切られた冷凍温度帯の上段冷凍室(製氷室および急速冷凍室、不図示)および下段冷凍室(不図示)を備えている。
冷蔵室は、観音開き式の断熱扉2を備えている。上段冷凍室、下段冷凍室および野菜室は、引き出し式の断熱扉3,4,5を備えている。なお、断熱扉の枚数は、本実施形態に限定されるものではなく、適宜変更できる。
断熱箱体1は、冷蔵庫100の外郭を構成する外箱10と、外箱10の内側に配置される内箱20と、を有している。また、断熱箱体1は、外箱10と内箱20との間に発泡液を充填することで形成された発泡ウレタン(不図示)を有している。
外箱10は、冷蔵庫100の外郭を構成するものであり、上面を構成する上板(天板)11と、右側面を構成する側板12と、左側面を構成する側板13と、背面(後面)を構成する後板14と、を有している。上板11および側板12,13は、一枚の薄い鋼板を門型(コ字型)に折り曲げて構成され、本実施形態の脇板として構成されている。また、外箱10は、底面を構成する底板15と、後板14の下方に位置して機械室Qを塞ぐカバー板16と、を有している。
上板11には、制御基板(不図示)が収容される略矩形状の凹部11aが形成されている。凹部11aは、上板11の後部に形成されている。また、凹部11aの底面11a1は、後方に向けて下るように傾斜して形成されている。また、凹部11aの後端縁部は、凹状に形成されている。また、上板11には、凹部11aを塞ぐカバー11bが取り付けられる。
発泡ウレタン(発泡断熱材)は、硬質ウレタンフォームで形成されている。この硬質ウレタンフォームは、外箱10と内箱20との間の空間内に注入したウレタンフォーム原液(発泡断熱材の原料液)を注入して発泡させた後、硬化させることで形成されたものである。ちなみに、ウレタンフォーム原液としては、例えば、ポリエーテルポリオールに、シクロペンタン、水などの発泡剤、さらには触媒、整泡剤などの助剤をプレミックスした液と、イソシアネート液とを混合した液体が挙げられる。なお、各断熱扉2〜5内の空間も同様な硬質ウレタンフォームによって構成されている。
後板14は、上板11および側板12,13とは別部材で形成され、鋼板等の金属板を用いて絞り加工することで形成されている。また、後板14は、後方に突出するように絞り部14aが形成されている。この絞り部14aは、右端(右側)において後方に向けて立ち上がる起立面(起立部)14b(絞り部)と、左端(左側)において後方に向けて立ち上がる起立面(起立部)14c(絞り部)とが形成されている。この起立面14b,14cは、後板14の下部から上端にかけて上下方向に沿って形成されている。
また、絞り部14aは、起立面14bと起立面14cとの間が、上下左右に平行な面によって形成される平坦面14dを有している。また、絞り部14aは、平坦面14dの上端縁から上方(上板11側)に向けて傾斜する傾斜面(傾斜部)14eが形成されている。傾斜面14eの傾斜角度は、起立面14b,14cの傾斜角度よりも緩やかに形成されている。なお、この傾斜面14eも絞り部に相当する。このように、絞り部14aは、後板14の上端まで形成されている。
後板14の傾斜面14eには、略矩形状の切欠孔14mが貫通して形成されている。この切欠孔14mの全体が、傾斜面14eに位置している。この切欠孔14mに取っ手30の一部(位置決め部)が挿入され、取っ手30が後板14に固定される。なお、取っ手30を切欠孔14mの周縁部全体に面接触させるようにすれば、取っ手30が後板14に安定して取り付けられる。
ここで、取っ手30は、ポリプロピレンなどの合成樹脂によって成形されたものであり、後板14の左右両側の上端に設けられている。この取っ手30は、図2に示すように、略四角板状のベース部31と、このベース部31の上端側に形成されて左右方向に架け渡される第1ハンドル部32と、ベース部31の左右方向一端側に形成されて上下方向に架け渡される第2ハンドル部33と、を有している。
ベース部31には、発泡ウレタンを注入する円形の注入口31aが形成されている。この注入口31aは、切欠孔14mと前後方向において重なる位置に形成されている。このように、切欠孔14mと注入口31aとを重ねて配置することで、特に、後板14に発泡ウレタンを注入するための孔を別個に設ける必要がない。
また、取っ手30に形成された複数のねじボス(不図示)を介して、ねじ40,41,42が後板14を貫通して螺着され、上板11のフランジ部11cに形成された複数のねじボス(不図示)に螺着される。つまり、取っ手30は、ねじ40,41,42を介して後板14に固定される。この場合、取っ手30は、ねじ40を介して後板14と上板11(脇板)に共締めされるので、取っ手30を冷蔵庫本体(断熱箱体1)に強固に固定できる。
なお、発泡ウレタンは、取っ手30を後板14に固定して、注入口31aを上向きの状態で注入される。なお、注入口31aは、発泡液が側板12,13と内箱20とで構成される各空間の前端まで落とすことができる位置に形成されている。発泡ウレタンを注入、硬化後に注入口31aが閉じられる。ここで、取っ手30の位置決め部が後板14の切欠孔14mに挿入されているので、後板14と内箱20との間に発泡ウレタンを充填すると、位置決め部にも発泡ウレタンが回り込み、取っ手30の取付強度が向上する。
また、取っ手30のうち、第1ハンドル部32は、上端で水平方向(左右方向)に延びているため、冷蔵庫100を寝かせた状態で運搬したり、冷蔵庫100を吊り上げて運搬したりするのに利用される。一方、第2ハンドル部33は、第2ハンドル部32と比べて低い位置にあり、上下方向に延びているため、水平方向の力を加えるのに適しているため、冷蔵庫100の向きを変えるなど小さな移動を行うときに利用される。
本実施形態における取っ手30は、第1ハンドル部32と第2ハンドル部33とを一体的に形成しているので、それぞれ別の場所に設ける場合と比べて、製造時の作業性が向上する。また、第1ハンドル部32と第2ハンドル部33とが共に冷蔵庫100の上端部に集約されているので、第1ハンドル部を上端部に設けて第2ハンドル部を下部に設ける構成と異なり、第2ハンドル部を固定するための下部の締結構造が不要となる。したがって、この下部の締結構造を避けるよう、冷蔵庫100背面(後板14の内壁面)に設置される真空断熱材を小さくする必要がなくなり、真空断熱材を大きくして冷蔵庫100の断熱性能を向上させることもできる。
また、本実施形態の冷蔵庫100では、絞り部14aが後板14の左右両側に沿って当該後板14の上端まで突出して形成されている。取っ手30は、絞り部14aの上端に形成された切欠孔14mを介して固定されている。これによれば、後板14の上端まで絞り部14aを形成できるので、後板14の強度を向上させることができる。また、切欠孔14mを介して取っ手30を取り付けることができるので、取っ手30が後方へ出っ張るのを抑えることが可能になり、製品寸法の拡大を抑制して、冷蔵庫100の設置スペースの拡大を抑制できる。
1 断熱箱体
10 外箱
11 上板(脇板)
12,13 側板(脇板)
14 後板
14a 絞り部
14b,14c 起立面(絞り部)
14d 平坦面
14e 傾斜面(絞り部)
14m 切欠孔
20 内箱
30 取っ手
31a 注入口
32 第1ハンドル部
33 第2ハンドル部
40,41,42 ねじ
100 冷蔵庫
10 外箱
11 上板(脇板)
12,13 側板(脇板)
14 後板
14a 絞り部
14b,14c 起立面(絞り部)
14d 平坦面
14e 傾斜面(絞り部)
14m 切欠孔
20 内箱
30 取っ手
31a 注入口
32 第1ハンドル部
33 第2ハンドル部
40,41,42 ねじ
100 冷蔵庫
Claims (2)
- 上面と左右側面を構成する脇板、および後板によって構成された外箱と、
前記外箱の内側に配置される内箱と、
前記後板の内壁面に設けられる真空断熱材と、を備えた冷蔵庫において、
前記後板の上端に設けられる取っ手が、左右方向に延びる第1ハンドル部と、上下方向に延びる第2ハンドル部と、を有していることを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項1において、
前記取っ手は、前記後板の上端に形成された切欠孔を介して固定されることを特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018014297A JP2019132490A (ja) | 2018-01-31 | 2018-01-31 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018014297A JP2019132490A (ja) | 2018-01-31 | 2018-01-31 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019132490A true JP2019132490A (ja) | 2019-08-08 |
Family
ID=67547361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018014297A Pending JP2019132490A (ja) | 2018-01-31 | 2018-01-31 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019132490A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021010482A1 (ja) | 2019-07-18 | 2021-01-21 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 分離ペプチド |
-
2018
- 2018-01-31 JP JP2018014297A patent/JP2019132490A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021010482A1 (ja) | 2019-07-18 | 2021-01-21 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 分離ペプチド |
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A521 | Written amendment |
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