JP2019131323A - くし、および、それを備えたエスカレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】破損し難いくし、および、それを備えたエスカレータを提供する。【解決手段】くし16は、エスカレータ乗降板14に取付けられる根元部18と、前記根元部18から延び出して踏段のクリートDに入る歯先部22とを備える。前記歯先部22は、それぞれ前記クリートDに入るように前記くし16に複数本配列されている。前記根元部18および前記歯先部22は一体的に製造されており、硬度45〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成される。なお、前記根元部18と前記歯先部22とで材質を異ならせ、前記歯先部22を硬度45〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成することも可能である。また、前記歯先部22の先端側が短くされることで、前記根元部18の先端から前記歯先部22の先端までの長さL1が、従来の標準長さの50〜80%の範囲にされている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、くし、および、それを備えたエスカレータに関する。
エスカレータには、上階側と下階側とに亘って踏段用のガイドレールが設けられており、踏段の車輪がこのガイドレールを転動しつつ踏段が移動する。そして、エスカレータ乗降口では踏段の出入りが生じている。
このため、エスカレータ乗降口では、踏段の出入り口を上から覆うくしが配置されている。
特開2017-105610号公報
ところで、くしは硬いプラスチック製である。このため、クリート形成部材やクリート内に入った石等の固形物とくしとの衝突によってくし先端部分が破損する懸念があり、この懸念を低減させることが望まれる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、破損し難いくし、および、それを備えたエスカレータを提供することを課題とする。
実施形態に係るくしは、エスカレータ乗降板に取付けられる根元部と、根元部から延び出して踏段のクリートに入る歯先部と、を備える。歯先部は、硬度45〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成される。
(a)は実施形態に係るエスカレータの外観を示す全体斜視図、(b)は(a)の部分平面図。 エスカレータに用いられる実施形態に係るくしを示す側面図。 エスカレータに用いられる実施形態に係るくしの変形例を示す側面図。 エスカレータに用いられる実施形態に係るくしの変形例を示す側面図。 エスカレータに用いられる実施形態に係るくしの変形例を示す側面図。 エスカレータに用いられる実施形態に係るくしの変形例を示す部分斜視図。 エスカレータに用いられる実施形態に係るくしの変形例を示す部分斜視図。 エスカレータに用いられる従来のくしの一例を示す側面図。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係るくし、および、エスカレータを説明する。なお、説明の都合上、既に説明した構成要素と同様の構成要素には同じ符号を用いてその説明を適宜に省略する。
図1で、(a)は実施形態に係るエスカレータの外観を示す全体斜視図であり、(b)は(a)の部分平面図である。図2は、エスカレータに用いられる実施形態に係るくしを示す側面図である。
実施形態に係るエスカレータ10は、ガイドレールに沿って移動する無端状に連結された多数の踏段12を有する。踏段12の上部は踏板12bによって構成され、踏板12bにはクリートDが配列されている。またエスカレータ10は、乗降口R1、R2でエスカレータ乗降板14に取付けられたくし16を備える。
くし16は、エスカレータ乗降板14に取付けられる根元部18と、根元部18から延び出して踏段12のクリートDに入る歯先部22とを備える。
根元部18は、皿ネジ等でエスカレータ乗降板14に着脱可能に取付けられている。根元部18の上面側には、滑り止め用の溝部18dが形成されている。
歯先部22は、それぞれ各クリートDに入るようにくし16に複数本配列されている。根元部18および歯先部22は、一体的に製造されており、硬度45〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成される。なお、根元部18と歯先部22とで材質を異ならせ、歯先部22を硬度45〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成させることも可能である。
また、実施形態では、歯先部22の先端側が短くされることで、根元部先端から歯先部先端までの長さL1が、従来の標準長さの50〜80%の範囲にされている。
このように、実施形態では、歯先部22は、硬度45〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成される。これにより、耐摩耗性、柔軟性を備えていて外的衝撃に強いくし16とすることができる。
硬度80°以上では硬すぎて上記効果が得難くなり、また硬度40°以下では低強度になり過ぎる。なお、硬度80°はパーソナルコンピュータのマウスボールなみの硬さであり、硬度30〜40°の範囲では消しゴムと同等の強度である。
ここで、歯先部22は、硬度60〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成されることが好ましく、これにより、上記効果を十分に得易くなる。
そして歯先部22は、硬度68〜72°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成されることが更に好ましく、これにより、上記効果が十分に顕著となる。
また、硬度70°はタイヤの強度と同等であり、耐摩耗性、柔軟性、耐外的衝撃性の観点でより好ましい。
また、実施形態では、歯先部22の先端側が短くされることで、根元部先端から歯先部先端までの長さL1が、従来の標準長さの45〜80%の範囲(好ましくは45〜60%の範囲)にされている。長さL1が標準長さの80%以下であることにより、従来に比べ、クリート形成部材12cやクリートD内に入った固形物への衝突等によるくし破損の回避の効果が大きく出易い。また、長さL1が標準長さの45%以上であることにより、くしとしての機能を十分に確保することができる。
歯先部22の先端側を短いくしとしては、図2に示したように、切断されたようなカット面22sを歯先部22の先端部22tに有するくしであってもよい。この場合、カット面22sとして、図3に示すような垂直にカットされ、クリートDに接する下面Sに対してなす角度αが90°であるカット面32sとしてもよく、これにより、歯先部の先端側を効率的に短くすることができる。更には、図4に示すように、垂直にカットされたこのカット面に緩衝用の球面状の突起部32pを配置した構成にしてもよく、これにより、衝突物が突起部32pに衝突した際に突起部32pが変形して衝撃を吸収し易いくし36にすることが可能である。
また、歯先部22の先端側が短いくしとしては、図5に示すように、下面S(水平面)に対する傾斜角度θが先端側にかけて徐々に大きくなる先端部46tを有するくし46であってもよい。
更には、図6に示すように、先端側に上下方向に細長い突起部42pを配列した構成や、図7に示すように、先端側に水平方向に細長い突起部42qを緩衝部として配列し、衝突時の衝撃を吸収させる構成にしてもよい。突起部42pや突起部42qの表面は、耐衝撃性を上げるために、湾曲凸面状とすることが好ましい。この場合、突起部42pや突起部42qの表面に直交する断面で円弧状とすることで、更に耐衝撃性を向上させることが可能である。
また、実施形態では、歯先部22の先端側が短くされることで長さL1が従来の標準長さの50〜80%の範囲にされている例で説明したが、くし16の歯先部22の先端側が短くされることで、根元部18におけるエスカレータ乗降板14との取付中心位置Cから歯先部22の先端までの長さL2が従来の標準長さよりも短い(例えば、85〜95%の範囲で短い)ことで規定してもよく、これによっても、同様に、衝突等によるくし破損の回避の効果を得ることが可能である。
また、実施形態では、くしがエスカレータに適用される例で説明したが、エスカレータに限らず、移動歩道などの乗用コンベアにくしを適用することも可能である。
<比較検討例>
図8は、エスカレータに用いられる従来のくしの一例を示す斜視図である。従来例のくし86の歯先部92は、硬いプラスチック製であり、クリート形成部材やクリート内に入り込んだ固形物とくし86との衝突等によってくし先端部分が破損し易いという懸念がある。
一方、上記実施形態のくし16では、歯先部22が硬度45〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成され、従来例のくし86の歯先部92よりも軟らかい材質で形成されており、耐摩耗性、柔軟性を備えていて外的衝撃に強い。
また、従来例のくし86では、根元部先端から歯先部先端までの長さL1が、上記実施形態のくし16に比べて長く、このため、クリート形成部材やクリート内に入り込んだ固形物とくし86との衝突等によってくし先端部分が破損し易いという懸念がある。
一方、上記実施形態のくし16では、歯先部22の先端側が短くされ、根元部先端から歯先部先端までの長さL1が従来の標準長さの50〜80%の範囲にされている。このため、従来例のくし86に比べ、くし先端部分の破損回避の観点で優れている。
また、従来例のくし86では、根元部におけるエスカレータ乗降板との取付中心位置Cから歯先部92の先端までの長さL2が実施形態に比べて長く、このため、クリート形成部材やクリート内に入り込んだ固形物とくし86との衝突等によってくし先端部分が破損し易いという懸念がある。
一方、上記実施形態のくし16では、くし16の歯先部22の先端側が短くされることで、根元部18におけるエスカレータ乗降板14との取付中心位置Cから歯先部22の先端までの長さL2を従来の標準長さよりも短くすることが可能である。この構成にすることにより、従来例のくし86に比べ、くし先端部分の破損回避の観点で優れたくしとすることが可能である。
以上、実施形態を挙げて説明したが、実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲はそれらに限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…エスカレータ、12…踏段、12b…踏板、14…エスカレータ乗降板、16…くし、18…根元部、18d…溝部、22…歯先部、22s…カット面、22t…先端部、32s…カット面、32p…突起部、42p…突起部、42q…突起部、42t…先端部、46…くし、46t…先端部、86…くし、92…歯先部、C…取付中心位置、D…クリート、L1…長さ、L2…長さ、R1…乗降口、R2…乗降口、θ…傾斜角度。

Claims (5)

  1. エスカレータ乗降板に取付けられる根元部と、
    前記根元部から延び出して踏段のクリートに入る歯先部と、
    を備え、
    前記歯先部は、硬度45〜75°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成されることを特徴とするくし。
  2. 前記歯先部は、硬度60〜74°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成されることを特徴とする請求項1に記載のくし。
  3. 前記歯先部は、硬度68〜72°の範囲の高強度シリコーンゴムで構成されることを特徴とする請求項2に記載のくし。
  4. 前記歯先部の先端側が短くされることで根元部先端から歯先部先端までの長さが、標準長さの50〜80%の範囲にされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のくし。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のくしが前記エスカレータ乗降板に取付けられていることを特徴とするエスカレータ。
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