JP2019131224A - プラスチックボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチックボトルを軽量化した場合であっても、ボトル内部の減圧を吸収することができるとともに、意匠性が低下することを抑制することが可能なプラスチックボトルを提供する。【解決手段】プラスチックボトル10は、口部11と、口部11の下方に設けられた肩部12と、肩部12の下方に設けられた胴部20と、胴部20の下方に設けられた底部30とを備えている。胴部20は、略円筒形状からなっている。胴部20に、円周方向に延びる複数の円周状凹状リブ21〜24を設け、各円周状凹状リブ21〜24の上下方向の幅は、円周方向に沿って変化している。【選択図】図1

Description

本発明は、主として飲食品等の内容液を収容するプラスチックボトルに関する。
近時、飲食品等の内容液を収容するボトルとして、プラスチック製のものが一般化してきており、このようなプラスチックボトルは内容液を収容したのち積載される。
このような内容液を収容するプラスチックボトルは、全体として軽量化が求められている。また、一般に、プラスチックボトルに内容液を充填した後、内容液の比重が変化したり、内容液がプラスチックボトルの空寸部に存在する酸素を吸収したりするため、ボトル内部が減圧する現象が知られている。しかしながら、プラスチックボトルを軽量化した場合、その厚みが薄くなるため、このような減圧が生じた場合にプラスチックボトルが変形しやすくなってしまう。
特開2002−193229号公報 特開2003−285814号公報
一方、プラスチックボトルの胴部に減圧吸収パネルを設けることにより、プラスチックボトル内部の減圧を吸収する技術も知られている(特許文献1)。しかしながら、このような減圧吸収パネルを設けた場合、プラスチックボトルの意匠性が低下してしまうという問題がある。
また、プラスチックボトルの胴部に周状リブを等間隔に配置したものも知られているが(特許文献2)、このようなプラスチックボトルを軽量化した場合、ボトル内部の減圧を十分に吸収することは難しい。一方、周状リブを大きくすることも考えられるが、この場合、プラスチックボトルの意匠性が低下してしまうおそれがある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、プラスチックボトルを軽量化した場合であっても、ボトル内部の減圧を吸収することができるとともに、意匠性が低下することを抑制することが可能なプラスチックボトルを提供することを目的とする。
本発明は、パネルレスのプラスチックボトルにおいて、口部と、前記口部の下方に設けられた肩部と、前記肩部の下方に設けられた胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部とを備え、前記胴部は、略円筒形状からなり、前記胴部に、円周方向に延びる複数の円周状凹状リブを設け、各円周状凹状リブの上下方向の幅は、円周方向に沿って変化する、プラスチックボトルである。
本発明は、前記胴部の側方から見たとき、各円周状凹状リブの上縁部と下縁部とは、互いに非平行かつ非水平に延びている、プラスチックボトルである。
本発明は、各円周状凹状リブは、前記上下方向の幅が最も広い幅広部をそれぞれ有し、前記複数の円周状凹状リブのうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、各幅広部は、互いに同一の円周方向位置にある、プラスチックボトルである。
本発明は、各円周状凹状リブは、前記上下方向の幅が最も狭い幅狭部をそれぞれ有し、前記複数の円周状凹状リブのうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、各幅狭部は、互いに同一の円周方向位置にある、プラスチックボトルである。
本発明は、各円周状凹状リブは、前記上下方向の幅が最も広い幅広部をそれぞれ有するとともに、前記上下方向の幅が最も狭い幅狭部をそれぞれ有し、前記複数の円周状凹状リブのうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、前記幅広部の円周方向位置と、前記幅狭部の円周方向位置とが、互いに前記プラスチックボトルの中心軸線に対して180°回転対称な位置にある、プラスチックボトルである。
本発明は、前記胴部に、4つの前記円周状凹状リブが設けられている、プラスチックボトルである。
本発明は、前記複数の円周状凹状リブ間に、互いに上下方向に隣接する前記円周状凹状リブを連結する円周壁がそれぞれ形成され、各円周壁の上下方向の幅は、0.5mm以上3mm以下である、プラスチックボトルである。
本発明は、各円周状凹状リブは、前記上下方向の幅が最も広い幅広部をそれぞれ有するとともに、前記上下方向の幅が最も狭い幅狭部をそれぞれ有し、前記複数の円周状凹状リブのうち、互いに上下方向に隣接する少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、一方の円周状凹状リブの前記幅広部と、他方の円周状凹状リブの前記幅狭部とが、互いに同一の円周方向位置にあり、前記一方の円周状凹状リブの前記幅狭部と、前記他方の円周状凹状リブの前記幅広部とが、互いに同一の円周方向位置にある、プラスチックボトルである。
本発明は、パネルレスのプラスチックボトルにおいて、口部と、前記口部の下方に設けられた肩部と、前記肩部の下方に設けられた胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部とを備え、前記胴部は、略円筒形状からなり、前記胴部に、円周方向に延びる複数の円周状凸状リブを設け、各円周状凸状リブの上下方向の幅は、円周方向に沿って変化する、プラスチックボトルである。
本発明によれば、胴部が、略円筒形状からなり、胴部に、円周方向に延びる複数の円周状凹状リブを設け、各円周状凹状リブの上下方向の幅は、円周方向に沿って変化する。このため、プラスチックボトルを軽量化した場合であっても、ボトル内部の減圧を吸収することができるとともに、意匠性が低下することを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを示す正面図。 図2は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを示す平面図。 図3は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを図2のIII方向から見た矢視図。 図4は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを図2のIV方向から見た矢視図。 図5は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを示す底面図。 図6(a)−(b)は、それぞれプラスチックボトル内部を減圧する前と後とにおける、幅広部の部分拡大図。 図7は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルの第1の変形例を示す正面図。 図8は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルの第2の変形例を示す正面図。 図9は、比較例1としてのプラスチックボトルを示す正面図。 図10は、比較例2としてのプラスチックボトルを示す正面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1乃至図6は本発明の一実施の形態を示す図である。
まず、図1乃至図6により、本実施の形態によるプラスチックボトルの概要について説明する。なお、本明細書中、「上」および「下」とは、それぞれプラスチックボトル10を正立させた状態(図1)における上方および下方のことをいう。
図1乃至図6に示すプラスチックボトル10は、射出成形により得られるプリフォームを準備し、このプリフォームに対して二軸延伸ブロー成形を施すことにより作製される。このようなプラスチックボトル10は、例えば300ml以上750ml以下の容積をもつ軽量のボトルからなっている。
図1、図3及び図4に示すように、プラスチックボトル10は、口部11と、口部11下方に設けられた肩部12と、肩部12下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部30とを備えている。
このうち口部11は、図1乃至図4に示すように、キャップ18が螺着されるねじ部14と、ねじ部14下方に設けられたフランジ部17とを有している。なお、口部11の形状は、従来公知の形状であっても良い。
図1、図3及び図4に示すように、首部13は、フランジ部17と肩部12との間に位置しており、略均一な径をもつ略円筒形状を有している。また、肩部12は、首部13と胴部20との間に位置しており、首部13側から胴部20側に向けて徐々に径が拡大する形状を有している。肩部12は、水平断面が円形状であるとともに、垂直断面において、内側から外側に向けて膨らむように湾曲した形状をもつ。
図1乃至図4に示すように、胴部20は、全体として略円筒形状を有しており、この胴部20に、円周方向延びる複数の円周状凹状リブ21〜24が設けられている(図1、図3及び図4参照)。
本実施の形態において、胴部20には、4つの円周状凹状リブ21〜24が設けられている。具体的には、円周状凹状リブ21〜24は、第1円周状凹状リブ21と、第1円周状凹状リブ21の下方に設けられた第2円周状凹状リブ22と、第2円周状凹状リブ22の下方に設けられた第3円周状凹状リブ23と、第3円周状凹状リブ23の下方に設けられた第4円周状凹状リブ24とを有している。
これらの円周状凹状リブ21〜24の上下方向の幅は、円周方向に沿って変化している。また、胴部20の側方から見たときに、各円周状凹状リブ21〜24の上縁部21a〜24aと下縁部21b〜24bとは、互いに非平行かつ非水平に延びている。具体的には、第1円周状凹状リブ21の第1上縁部21aと第1下縁部21bとは、互いに非平行かつ非水平に延びており、プラスチックボトル10の全周にわたり滑らかに連続している。同様に、第2円周状凹状リブ22の第2上縁部22aおよび第2下縁部22b、第3円周状凹状リブ23の第3上縁部23aおよび第3下縁部23b、並びに第4円周状凹状リブ24の第4上縁部24aおよび第4下縁部24bは、互いに非平行かつ非水平に延びており、プラスチックボトル10の全周にわたり滑らかに連続している。このため、プラスチックボトル10の円周方向に沿って見たときに、各円周状凹状リブ21〜24は、滑らかに連続する波形状に形成されている。なお、各円周状凹状リブ21〜24は、それぞれ異なる形状を有していても良く、全て同一の形状を有していても良い。また、各円周状凹状リブ21〜24の上縁部21a〜24aおよび下縁部21b〜24bは、いずれも側方から見て曲線状に形成されている。
図1及び図3に示すように、各円周状凹状リブ21〜24は、上下方向の幅が最も広い幅広部21c〜24cをそれぞれ有している。このような各幅広部21c〜24cは、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、プラスチックボトル10の半径方向内方に変形し、減圧を吸収する役割を果たす。本実施の形態では、第1円周状凹状リブ21の第1幅広部21cと、第2円周状凹状リブ22の第2幅広部22cと、第3円周状凹状リブ23の第3幅広部23cとが、互いに同一の円周方向位置にある。すなわち、平面視(図2)で、各幅広部21c〜23cは、略同一の位置に配置される。これにより、消費者がプラスチックボトル10を握った際に、手が幅広部21c〜23cにフィットして持ちやすくなる。この各幅広部21c〜23cの上下方向の幅は、例えば10mm以上35mm以下とすることができる。なお、各幅広部21c〜23cの上下方向の幅は、それぞれ異なっていても良く、全て同一であっても良い。また、第4円周状凹状リブ24の第4幅広部24cは、円周状凹状リブ21〜23の各幅広部21c〜23cとは異なる円周方向位置にある。このように、第4円周状凹状リブ24の第4幅広部24cを、円周状凹状リブ21〜23の各幅広部21c〜23cとは異なる円周方向位置に配置することにより、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、第4円周状凹状リブ24においてプラスチックボトル10の半径方向内方に変形する部分の円周方向位置を、各円周状凹状リブ21〜23において当該半径方向内方に変形する部分の円周方向位置と異なるようにすることができる。ここで、各円周状凹状リブ21〜24において同一の円周方向位置にある部分がプラスチックボトル10の半径方向内方に変形する場合、当該円周方向位置において各円周状凹状リブ21〜24の上下方向の幅が一斉に狭くなることにより、プラスチックボトル10の中心軸線X(図1参照)が上下方向に対して傾斜するような変形が発生する可能性がある。これに対して、第4円周状凹状リブ24においてプラスチックボトル10の半径方向内方に変形する部分の円周方向位置を、各円周状凹状リブ21〜23において当該半径方向内方に変形する部分の円周方向位置と異なるようにすることにより、プラスチックボトル10の中心軸線Xが上下方向に対して傾斜するような変形を抑制することができる。この幅広部24cの上下方向の幅は、例えば15mm以上40mm以下とすることができる。なお、各幅広部21c〜24cは、複数の円周状凹状リブ21〜24のうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、各幅広部が、互いに同一の円周方向位置にあれば良い。これにより、消費者がプラスチックボトル10を握った際に、手が幅広部21c〜24cにフィットして持ちやすくすることができる。
また、各円周状凹状リブ21〜24は、上下方向の幅が最も狭い幅狭部21d〜24dをそれぞれ有している。このような幅狭部21d〜24dは、変形しやすい部分である胴部20の強度を高める役割を果たしている。すなわち、上述した幅広部21c〜24cがプラスチックボトル10の半径方向内方に変形することにより、プラスチックボトル10の内部の減圧を吸収した場合であっても、各幅狭部21d〜24dは大きく変形することがない。このように、上下方向の幅が狭い幅狭部21d〜24dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができる。本実施の形態では、第1円周状凹状リブ21の第1幅狭部21dと、第2円周状凹状リブ22の第2幅狭部22dと、第3円周状凹状リブ23の第3幅狭部23dとが、互いに同一の円周方向位置にある。すなわち、平面視(図2)で、各幅狭部21d〜23dは、略同一の位置に配置される。これにより、幅広部21c〜23cがプラスチックボトル10の内部の減圧を吸収した場合であっても、幅狭部21d〜23dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを効果的に抑制することができる。このような幅狭部21d〜23dの上下方向の幅は、例えば5mm以上15mm以下とすることができる。なお、各幅狭部21d〜23dの上下方向の幅は、それぞれ異なっていても良く、全て同一であっても良い。また、第4円周状凹状リブ24の第4幅狭部24dは、円周状凹状リブ21〜23の各幅狭部21d〜23dとは異なる円周方向位置にある。このように、第4円周状凹状リブ24の第4幅狭部24dを、円周状凹状リブ21〜23の各幅狭部21d〜23dとは異なる円周方向位置に配置することにより、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、第4円周状凹状リブ24において幅狭部24dの剛性によりプラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制する部分の円周方向位置を、各円周状凹状リブ21〜23において各幅狭部21d〜23dの剛性によりプラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制する部分の円周方向位置と異なるようにすることができる。これにより、各円周状凹状リブ21〜24において同一の円周方向に位置する部分がプラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制する場合と比較して、円周方向において複数の位置でプラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができるため、プラスチックボトル10の中心軸線Xが上下方向に対して傾斜するような変形を抑制することができる。この幅狭部24dの上下方向の幅は、例えば7mm以上20mm以下とすることができる。なお、各幅狭部21d〜24dは、複数の円周状凹状リブ21〜24のうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、各幅狭部が、互いに同一の円周方向位置にあれば良い。これにより、幅狭部21d〜24dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを効果的に抑制することができる。
また本実施の形態では、第1円周状凹状リブ21の第1幅広部21cと第1幅狭部21dとが、互いにプラスチックボトル10の中心軸線Xに対して180°回転対称な位置にある。また、第2円周状凹状リブ22の第2幅広部22cと第2幅狭部22dとが、互いに中心軸線Xに対して180°回転対称な位置にあり、第3円周状凹状リブ23の第3幅広部23cと第3幅狭部23dとが、互いに中心軸線Xに対して180°回転対称な位置にある。これにより、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、各幅広部21c〜23cがプラスチックボトル10の半径方向内方に変形し、減圧を吸収することができ、一方、プラスチックボトル10の内部の減圧を吸収した場合であっても、各幅狭部21d〜23dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができる。すなわち、円周状凹状リブ21〜23の各幅広部21c〜23cと各幅狭部21d〜23dとが、互いに中心軸線Xに対して180°回転対称な位置にあることにより、各幅広部21c〜23cの減圧吸収機能と、各幅狭部21d〜23dの変形防止機能とを両立させることができる。なお、第4円周状凹状リブ24の第4幅広部24cと、第4幅狭部24dとは、互いにプラスチックボトル10の中心軸線Xに対して180°回転対称な位置にはない。この場合においても、上述したように、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、第4円周状凹状リブ24においてプラスチックボトル10の半径方向内方に変形する部分の円周方向位置を、各円周状凹状リブ21〜23において当該半径方向内方に変形する部分の円周方向位置と異なるようにすることができるか、あるいは、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、第4円周状凹状リブ24において幅狭部24dの剛性によりプラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制する部分の円周方向位置を、各円周状凹状リブ21〜23において各幅狭部21d〜23dの剛性によりプラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制する部分の円周方向位置と異なるようにすることができる。このため、プラスチックボトル10の中心軸線Xが上下方向に対して傾斜するような変形を抑制することができる。なお、幅広部21c〜24cおよび幅狭部21d〜24dは、複数の円周状凹状リブ21〜24のうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、幅広部21c〜24cの円周方向位置と、幅狭部21d〜24dの円周方向位置とが、互いにプラスチックボトル10の中心軸線Xに対して180°回転対称な位置にあれば良い。これにより、各幅広部21c〜24cの減圧吸収機能と、各幅狭部21d〜24dの変形防止機能とを両立させることができる。
一方、円周状凹状リブ21〜24間に、互いに上下方向に隣接する円周状凹状リブを連結する円周壁25〜27がそれぞれ形成されている。具体的には、第1円周状凹状リブ21と第2円周状凹状リブ22との間に第1円周壁25が形成され、第2円周状凹状リブ22と第3円周状凹状リブ23との間に第2円周壁26が形成され、第3円周状凹状リブ23と第4円周状凹状リブ24との間に第3円周壁27が形成されている。各円周壁25〜27の上下方向の幅は、それぞれ0.5mm以上3mm以下であっても良い。これにより、プラスチックボトル10の剛性を効果的に高めることができる。なお、各円周壁25〜27の上下方向の幅は、円周方向に沿って均一に設けられていても良く、円周方向に沿って変化するように設けられていても良い。また、胴部20のうち、第1円周状凹状リブ21の上方の領域および第4円周状凹状リブ24の下方の領域は、円筒面28からなっている。このように、胴部20は、各円周状凹状リブ21〜24、円周壁25〜27および円筒面28のみから構成されている。
これらの円周壁25〜27、円筒面28は、肩部12の直下から底部30の直上まで均一の径を有している。これにより、例えば、プラスチックボトル10を自動販売機内で横向きに収納した際、隣接する他のプラスチックボトル10に対して広い面積で接触させることができるので、自動販売機内で胴部20が変形することを防止することができる。
一方、図1及び図5に示すように、底部30は、中央に位置する円形状の凹部31と、この凹部31に設けられ、放射状に延びる放射状リブ32と、凹部31周囲に設けられた接地部33とを有している。なお、図5において、放射状リブ32の本数は5本であるが、これに限らず、例えば4本以上11本以下の範囲で設定しても良い。このように放射状リブ32を配置したことにより、底部30の強度を高め、底部30に変形が生じにくいようになっている。なお、底部30の形状についても特に限定されるものではなく、従来公知の底部形状(例えばペタロイド底形状や丸底形状等)を有していても良い。
また胴部20におけるプラスチックボトル10の厚みは、これに限定されるものではないが、例えば50μm以上350μm以下程度に薄くすることができる。この場合、各円周状凹状リブ21〜24におけるプラスチックボトル10の厚みは、円周壁25〜27および円筒面28におけるプラスチックボトル10の厚みよりも小さくなっていても良い。とりわけ、各円周状凹状リブ21〜24の各幅広部21c〜24cの近傍におけるプラスチックボトル10の厚みは、円周壁25〜27および円筒面28におけるプラスチックボトル10の厚みよりも小さくなっていることが好ましい。これにより、後述するように、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、各幅広部21c〜24cがプラスチックボトル10の半径方向内方に変形しやすくすることができ、減圧を効果的に吸収することができる。さらに、プラスチックボトル10の重量についても、これに限定されるものではないが、10g以上26g以下とすることができる。このようにプラスチックボトル10の肉厚を薄くすることにより、プラスチックボトル10の軽量化を図ることができる。
このようなプラスチックボトル10は、合成樹脂材料を射出成形して製作したプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。なおプリフォーム、すなわちプラスチックボトル10の材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)を使用する事が好ましい。
また、プラスチックボトル10は、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。すなわち押し出し成形または射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォームを押出成形後、吹込成形することによりガスバリア性及び遮光性を有する多層ボトルを形成しても良い。なお、このような中間層は、プラスチックボトル10のうち少なくとも胴部20内に設けることが好ましい。また底部30において、底部30の中央部を除く領域に中間層を設けることが好ましい。ケース落下等の衝撃を受けた際この部分がデラミ(層間剥離)を起こすおそれがあるからである。ガスバリア性及び遮光性を有する為に、多層にするだけでなく熱可塑性樹脂同士をブレンドしたブレンドボトルを形成しても良い。
また、プラスチックボトル10は、パネルレスのボトルであり、すなわち、プラスチックボトル10の胴部20に減圧吸収パネル等、プラスチックボトル10内部の減圧を吸収して変形するパネルは設けられていない。このため、プラスチックボトル10のデザイン性が高められている。また、プラスチックボトル10の胴部20の周囲にシュリンクラベル等のラベルを配置することが容易である。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、空のプラスチックボトル10を準備し、このプラスチックボトル10内に例えば飲料等の内容液を充填する。続いて、口部11を図示しないキャップにより閉栓する。プラスチックボトル10を閉栓した後、内容液の比重が変化したり、内容液がプラスチックボトル10の空寸部(ヘッドスペース)に存在する酸素を吸収したりするため、プラスチックボトル10の内部が減圧された状態となる。このようにプラスチックボトル10の内部に負圧が生じると、プラスチックボトル10の内方に向かって応力が発生する。
これに対して本実施の形態においては、胴部20に複数の円周状凹状リブ21〜24が形成されている。そして、円周状凹状リブ21〜24は、上下方向の幅が最も広い幅広部21c〜24cをそれぞれ有している。これら幅広部21c〜23c(24c)は、プラスチックボトル10の内部が減圧された際、図6(a)−(b)に示すように、それぞれプラスチックボトル10の半径方向内方に変形する。なお、図6(a)はプラスチックボトル10の内部が減圧される前の円周状凹状リブ21〜23の幅広部21c〜23cの部分拡大図であり、図6(b)はプラスチックボトル10の内部が減圧された後の円周状凹状リブ21〜23の幅広部21c〜23cの部分拡大図である。
また、円周状凹状リブ21〜24は、上下方向の幅が最も狭い幅狭部21d〜24dをそれぞれ有している。これら幅狭部21d〜24dは、上下方向の幅が狭いため、プラスチックボトル10の内部の減圧を吸収した場合であっても、各幅狭部21d〜23dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができる。
このように円周状凹状リブ21〜24の各幅広部21c〜24cがプラスチックボトル10の半径方向内方に変形するので、ボトルの減圧分を吸収することができる。一方、円周状凹状リブ21〜24の各幅狭部21d〜24dの剛性により、各幅狭部21d〜24dは大きく内方に凹むことがないので、プラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができる。このため、プラスチックボトル10には、外観上大きな変形は生じない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、胴部20に、円周方向に延びる複数の円周状凹状リブ21〜24を設け、各円周状凹状リブ21〜24の上下方向の幅が、円周方向に沿って変化している。これにより、円周状凹状リブ21〜24によって、ボトル内部の減圧を吸収することができる。また、本実施の形態においては、胴部20は、各円周状凹状リブ21〜24、各円周壁25〜27および円筒面28のみから構成されているので、胴部20に減圧吸収パネルを設ける必要が無い。このため、減圧吸収パネルによってプラスチックボトル10の意匠性が低下することもない。
また、本実施の形態によれば、胴部20の側方から見たとき、各円周状凹状リブ21〜24の上縁部21a〜24aと下縁部21b〜24bとは、互いに非平行かつ非水平に延びている。これにより、プラスチックボトル10の意匠性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、各円周状凹状リブ21〜24は、上下方向の幅が最も広い幅広部21c〜24cをそれぞれ有し、円周状凹状リブ21〜23の各幅広部21c〜23cが、互いに同一の円周方向位置にある。これにより、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、プラスチックボトル10の半径方向内方に変形し、減圧を効果的に吸収することができる。また、消費者がプラスチックボトル10を握った際に、手が幅広部21c〜24cにフィットして持ちやすくすることができる。
また、本実施の形態によれば、各円周状凹状リブ21〜24は、上下方向の幅が最も狭い幅狭部21d〜24dをそれぞれ有し、円周状凹状リブ21〜23の各幅狭部21d〜23dが、互いに同一の円周方向位置にある。これにより、幅広部21c〜24cがプラスチックボトル10の半径方向内方に変形することにより、プラスチックボトル10の内部の減圧を吸収した場合であっても、幅狭部21d〜24dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、円周状凹状リブ21〜23おいて、各幅広部21c〜23cの円周方向位置と、各幅狭部21d〜23dの円周方向位置とが、互いにプラスチックボトル10の中心軸線に対して180°回転対称な位置にある。これにより、各幅広部21c〜23cにおいては、プラスチックボトル10の内部が減圧した際に、プラスチックボトル10の半径方向内方に変形し、減圧を吸収することができ、一方、プラスチックボトル10の内部の減圧を吸収した場合であっても、各幅狭部21d〜23dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができる。すなわち、円周状凹状リブ21〜23の各幅広部21c〜23cと各幅狭部21d〜23dとが、互いに中心軸線Xに対して180°回転対称な位置にあることにより、各幅広部21c〜23cの減圧吸収機能と、各幅狭部21d〜23dの変形防止機能とを両立させることができる。
また、本実施の形態によれば、複数の円周状凹状リブ21〜24間に、互いに上下方向に隣接する円周状凹状リブを連結する円周壁25〜27がそれぞれ形成され、各円周壁25〜27の上下方向の幅は、0.5mm以上3mm以下である。これにより、プラスチックボトル10の剛性を効果的に高めることができる。
なお、本実施の形態においては、胴部20に円周方向に延びる複数の円周状凹状リブ21〜24が設けられている。しかしながら、これに限られるものではなく、図7に示すように、胴部20に円周方向に延びる複数の円周状凸状リブ21A〜24Aが設けられていても良い。この場合においても、プラスチックボトル10の内部が減圧された際に、減圧を吸収することができる。また、プラスチックボトル10の内部の減圧を吸収した場合であっても、幅狭部21d〜24dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができる。
また、本実施の形態においては、円周状凹状リブ21〜23の各幅広部21c〜23cが、互いに同一の円周方向位置にある。また、円周状凹状リブ21〜23の各幅狭部21d〜23dが、互いに同一の円周方向位置にある。しかしながら、これに限られるものではなく、図8に示すように、複数の円周状凹状リブ21〜24のうち、互いに上下方向に隣接する少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、一方の円周状凹状リブの幅広部と、他方の円周状凹状リブの幅狭部とが、互いに同一の円周方向位置にあり、一方の円周状凹状リブの幅狭部と、他方の円周状凹状リブの幅広部とが、互いに同一の円周方向位置にあってもよい。例えば、図8に示すように、円周状凹状リブ22の幅広部22cと、円周状凹状リブ21、23の幅狭部21d、23dとが、互いに同一の円周方向位置にあり、円周状凹状リブ22の幅狭部22dと、円周状凹状リブ21、23の幅広部21c、23cとが、互いに同一の円周方向位置にあっても良い。この場合においても、プラスチックボトル10の内部が減圧された際に、円周状凹状リブ21〜24の各幅広部21c〜24cがプラスチックボトル10の半径方向内方に変形することにより、減圧を吸収することができる。また、プラスチックボトル10の内部の減圧を吸収した場合であっても、幅狭部21d〜24dの剛性により、プラスチックボトル10の高さが低くなることを抑制することができる。この場合、幅広部21c、23cと、幅広部22c、24cとが、互いに円周方向に対称な位置にある。このため、プラスチックボトル10内部が減圧したとき、幅広部21c、23cと、幅広部22c、24cとが略均一に変形するので、プラスチックボトル10の高さ方向の変形を円周方向に沿って略均一にすることができる。
また、本実施の形態においては、円周状凹状リブ21〜24間に、互いに上下方向に隣接する円周状凹状リブを連結する円周壁25〜27がそれぞれ形成されている。しかしながら、これに限られるものではなく、各円周状凹状リブ21〜24同士の間に、円周壁25〜27が形成されることなく各円周状凹状リブ21〜24が連結されていても良い。
次に本発明の具体的実施例について説明する。
(実施例)
まず、図1乃至図6に示す構成からなる、容量520mlのプラスチックボトル10を作製した。
この場合、射出成形により18gのPET単層プリフォームを作製し、このプリフォームに対して二軸延伸ブロー成形することにより容量520mlのプラスチックボトル10を作製した。
得られたプラスチックボトル10に水を500ml充填し、ゴム栓付キャップにてキャッピングを行った。
その後、注射器を用いて、プラスチックボトル10の空寸部(ヘッドスペース)から空気を抜き取った。そして、プラスチックボトル10に陥没変形、楕円変形、屈曲変形等の大きな変形が生じるか否かを調べ、抜き取った空気の量を測定した(表1)。
(比較例1)
他方、比較例1として、図9に示す、容量520mlのプラスチックボトル110を作製した。図9に示すプラスチックボトル110は、口部111と、肩部112と、胴部120と、底部130とを備え、胴部120に複数の円周状凹状リブ121が設けられている。また、各円周状凹状リブ121の上下方向の幅は、円周方向に沿って均一となっており、胴部20の側方から見たとき、各円周状凹状リブ121の上縁部121aと下縁部121bとは、互いに平行かつ水平に延びている。また、複数の円周状凹状リブ121間に、互いに上下方向に隣接する円周状凹状リブ121を連結する円周壁122がそれぞれ形成されている。
この場合、射出成形により18gのPET単層プリフォームを作製し、このプリフォームに対して二軸延伸ブロー成形することにより容量520mlのプラスチックボトル100を作製した。
得られたプラスチックボトル110に水を500ml充填し、ゴム栓付キャップにてキャッピングを行った。
その後、注射器を用いて、プラスチックボトル110の空寸部(ヘッドスペース)から空気を抜き取った。そして、プラスチックボトル110に変形が生じるか否かを調べ、抜き取った空気の量を測定した(表1)。
(比較例2)
また、比較例2として、図10に示す、容量520mlのプラスチックボトル210を作製した。図10に示すプラスチックボトル210は、口部211と、肩部212と、胴部220と、底部230とを備え、胴部220に複数の円周状凹状リブ221が設けられている。また、各円周状凹状リブ221の上下方向の幅は、円周方向に沿って均一となっており、胴部20の側方から見たとき、各円周状凹状リブ221の上縁部221aと下縁部221bとは、互いに平行かつ非水平に延びている。また、複数の円周状凹状リブ221間に、互いに上下方向に隣接する円周状凹状リブ221を連結する円周壁222がそれぞれ形成されている。
この場合、射出成形により18gのPET単層プリフォームを作製し、このプリフォームに対して二軸延伸ブロー成形することにより容量520mlのプラスチックボトル100を作製した。
得られたプラスチックボトル210に水を500ml充填し、ゴム栓付キャップにてキャッピングを行った。
その後、注射器を用いて、プラスチックボトル210の空寸部(ヘッドスペース)から空気を抜き取った。そして、プラスチックボトル210に変形が生じるか否かを調べ、抜き取った空気の量を測定した(表1)。
Figure 2019131224
表1に示すように、比較例1のプラスチックボトル110においては、プラスチックボトル110の空寸部から10mlの空気を抜き取った際に、プラスチックボトル110に大きな変形(楕円変形)が生じていた。また、比較例2のプラスチックボトル210においては、プラスチックボトル210の空寸部から8mlの空気を抜き取った際に、プラスチックボトル210に大きな変形(屈曲変形)が生じていた。一方、実施例のプラスチックボトル100においては、プラスチックボトル10の空寸部から10mlの空気を抜き取った際においても、プラスチックボトル10に大きな変形が生じず、プラスチックボトル10の空寸部から20mlの空気を抜き取ることができた。
このように、実施例によるプラスチックボトル10は、比較例1および比較例2によるプラスチックボトル110、210と比べて、内部が減圧された際に大きな変形が生じることはなかった。このため、プラスチックボトル10の減圧分を効果的に吸収することができると考えられる。
10 プラスチックボトル
11 口部
12 肩部
20 胴部
21 第1円周状凹状リブ
21A 円周状凸状リブ
21a 第1上縁部
21b 第1下縁部
21c 第1幅広部
21d 第1幅狭部
22 第2円周状凹状リブ
22A 円周状凸状リブ
22a 第2上縁部
22b 第2下縁部
22c 第2幅広部
22d 第2幅狭部
23 第3円周状凹状リブ
23A 円周状凸状リブ
23a 第3上縁部
23b 第3下縁部
23c 第3幅広部
23d 第3幅狭部
24 第4円周状凹状リブ
24A 円周状凸状リブ
24a 第4上縁部
24b 第4下縁部
24c 第4幅広部
24d 第4幅狭部
25 第1円周壁
26 第2円周壁
27 第3円周壁
28 円筒面
30 底部
31 凹部
32 放射状リブ
33 接地部

Claims (9)

  1. パネルレスのプラスチックボトルにおいて、
    口部と、
    前記口部の下方に設けられた肩部と、
    前記肩部の下方に設けられた胴部と、
    前記胴部の下方に設けられた底部とを備え、
    前記胴部は、略円筒形状からなり、
    前記胴部に、円周方向に延びる複数の円周状凹状リブを設け、
    各円周状凹状リブの上下方向の幅は、円周方向に沿って変化する、プラスチックボトル。
  2. 前記胴部の側方から見たとき、各円周状凹状リブの上縁部と下縁部とは、互いに非平行かつ非水平に延びている、請求項1に記載のプラスチックボトル。
  3. 各円周状凹状リブは、前記上下方向の幅が最も広い幅広部をそれぞれ有し、前記複数の円周状凹状リブのうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、各幅広部は、互いに同一の円周方向位置にある、請求項1または2に記載のプラスチックボトル。
  4. 各円周状凹状リブは、前記上下方向の幅が最も狭い幅狭部をそれぞれ有し、前記複数の円周状凹状リブのうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、各幅狭部は、互いに同一の円周方向位置にある、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプラスチックボトル。
  5. 各円周状凹状リブは、前記上下方向の幅が最も広い幅広部をそれぞれ有するとともに、前記上下方向の幅が最も狭い幅狭部をそれぞれ有し、前記複数の円周状凹状リブのうちの少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、前記幅広部の円周方向位置と、前記幅狭部の円周方向位置とが、互いに前記プラスチックボトルの中心軸線に対して180°回転対称な位置にある、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプラスチックボトル。
  6. 前記胴部に、4つの前記円周状凹状リブが設けられている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプラスチックボトル。
  7. 前記複数の円周状凹状リブ間に、互いに上下方向に隣接する前記円周状凹状リブを連結する円周壁がそれぞれ形成され、各円周壁の上下方向の幅は、0.5mm以上3mm以下である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプラスチックボトル。
  8. 各円周状凹状リブは、前記上下方向の幅が最も広い幅広部をそれぞれ有するとともに、前記上下方向の幅が最も狭い幅狭部をそれぞれ有し、前記複数の円周状凹状リブのうち、互いに上下方向に隣接する少なくとも2つの円周状凹状リブにおいて、一方の円周状凹状リブの前記幅広部と、他方の円周状凹状リブの前記幅狭部とが、互いに同一の円周方向位置にあり、前記一方の円周状凹状リブの前記幅狭部と、前記他方の円周状凹状リブの前記幅広部とが、互いに同一の円周方向位置にある、請求項1または2に記載のプラスチックボトル。
  9. パネルレスのプラスチックボトルにおいて、
    口部と、
    前記口部の下方に設けられた肩部と、
    前記肩部の下方に設けられた胴部と、
    前記胴部の下方に設けられた底部とを備え、
    前記胴部は、略円筒形状からなり、
    前記胴部に、円周方向に延びる複数の円周状凸状リブを設け、
    各円周状凸状リブの上下方向の幅は、円周方向に沿って変化する、プラスチックボトル。
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