JP2019131209A - 飲料提供システム、飲料提供方法、飲料提供プログラム - Google Patents

飲料提供システム、飲料提供方法、飲料提供プログラム Download PDF

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將太 中島
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基 神
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泰浩 伴
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Abstract

【課題】課題は、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる飲料提供システム、飲料提供方法、及び飲料提供プログラムを提供することである。【解決手段】飲料提供システム10は、画像取得部F11と、情報取得部F13と、制御部F14と、を備える。画像取得部F11は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得する。情報取得部F13は、入力画像と入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域の、入力画像上の位置に基づいて、飲料情報を取得する。制御部F14は、情報取得部F13で取得された飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる。【選択図】 図2

Description

本開示は、一般に、飲料提供システム、飲料提供方法、及び飲料提供プログラムに関し、特に、複数種類の提供可能な飲料からユーザの希望する飲料を提供する飲料提供システム、飲料提供方法、及び飲料提供プログラムに関する。
特許文献1は、製品ディスペンサから分配する混合製品(飲料)を提供するためのシステム(飲料提供システム)を開示する。特許文献1では、システムは、多数の製品レシピと関連付けられたデータを受信し、多数の製品レシピを含む混合レシピに従って機械可読アイテムを生成するように動作可能なコード生成モジュールを含む。機械可読アイテムは、混合レシピを分配するように製品ディスペンサを構成する。
特表2015−520079号公報
特許文献1のシステム(飲料提供システム)では、機械可読アイテムを製品ディスペンサに読み込ませることで、製品ディスペンサが機械可読アイテムに対応するレシピに従って、混合製品(飲料)を提供する。特許文献1のシステムでは、ユーザが希望する飲料の提供を受けるためには、毎回、機械可読アイテムを製品ディスペンサに読み込ませる作業を行う必要があり、手間がかかっていた。
本開示の課題は、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる飲料提供システム、飲料提供方法、及び飲料提供プログラムを提供することである。
本開示の一態様の飲料提供システムは、画像取得部と、情報取得部と、制御部と、を備える。前記画像取得部は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得するように構成される。前記情報取得部は、前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域の、前記入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得するように構成される。前記制御部は、前記情報取得部で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるように構成される。
本開示の一態様の飲料提供方法は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得するステップを含む。また、前記飲料提供方法は、前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域の、前記入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得するステップを含む。更に、前記飲料提供方法と、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるステップと、を含む。
本開示の一態様の飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、第3指示とを与える。前記第1指示は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得する指示である。前記第2指示は、前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域の、前記入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得する指示である。前記第3指示は、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる指示である。
本開示の一態様の飲料提供システムは、画像取得部と、情報取得部と、制御部と、を備える。前記画像取得部は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得するように構成される。前記情報取得部は、前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分から得られた記述情報に対応する飲料情報を取得するように構成される。前記制御部は、前記情報取得部で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるように構成される。
本開示の一態様の飲料提供方法は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得するステップを含む。また、前記飲料提供方法は、前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分から得られた記述情報に対応する飲料情報を取得するステップを含む。更に、前記飲料提供方法と、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるステップと、を含む。
本開示の一態様の飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、第3指示とを与える。前記第1指示は、飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得する指示である。前記第2指示は、前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分から得られた記述情報に対応する飲料情報を取得する指示である。前記第3指示は、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる指示である。
本開示の態様によれば、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できるという効果を奏する。
図1は、実施形態1の飲料提供システムの概略図である。 図2は、実施形態1の飲料提供システムのブロック図である。 図3は、実施形態1における飲料用容器の画像の一例である。 図4は、実施形態1における飲料用容器の画像の一例である。 図5は、実施形態1における飲料用容器の画像の一例である。 図6は、実施形態1における飲料用容器の画像の一例である。 図7は、実施形態1における差分領域の位置の判定方法の説明図である。 図8は、実施形態1の飲料提供システムの動作のフローチャートである。 図9A及び図9Bは、実施形態1の飲料提供システムの動作の説明図である。 図10は、実施形態2の飲料提供システムのブロック図である。 図11は、実施形態2における飲料用容器の画像の一例である。 図12は、実施形態2における飲料用容器の画像の一例である。 図13は、実施形態2における飲料用容器の画像の一例である。 図14は、実施形態2における飲料用容器の画像の一例である。 図15は、実施形態2の飲料提供システムの動作のフローチャートである。 図16は、実施形態3の飲料提供システムのブロック図である。 図17は、実施形態3における飲料用容器の画像の一例である。 図18は、実施形態3における飲料用容器の画像の一例である。 図19は、実施形態3における飲料用容器の画像の一例である。 図20は、実施形態3における上記飲料提供システムの動作のフローチャートである。 図21は、実施形態4の飲料提供システムの概略図である。 図22は、実施形態4における上記飲料提供システムのブロック図である。 図23は、変形例1における飲料用容器の画像の一例である。 図24は、変形例1における飲料用容器の画像の一例である。 図25は、変形例2における飲料用容器の画像の一例である。 図26は、変形例2における飲料用容器の画像の一例である。 図27は、変形例3における飲料用容器の画像の一例である。 図28は、変形例4における差分領域の位置の判定方法の説明図である。
1.実施形態
1.1 実施形態1
1.1.1 概要
図1は、実施形態1の飲料提供システム10を示す。実施形態1の飲料提供システム10は、飲料ディスペンサ20単独で構成されている。飲料ディスペンサ20は、提供場所101に飲料を注ぐ飲料吐出装置24を有しており、吐出ボタン211が操作されると飲料吐出装置24からの飲料の吐出を開始する。飲料ディスペンサ20では、予め提供場所101に飲料用容器70を置いておけば、飲料吐出装置24から吐出される飲料を飲料用容器70で受けることができる。
飲料提供システム10(飲料ディスペンサ20)は、図2に示すように、画像取得部F11と、情報取得部F13と、制御部F14と、を備えている。画像取得部F11は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所101にある飲料用容器70の外観の画像である入力画像P11〜P13(図4〜図6参照)を取得する。情報取得部F13は、飲料情報を取得する。飲料情報は、入力画像P11〜P13と入力画像P11〜P13に写る飲料用容器70の外観の基準となる画像である参照画像P10(図3参照)との差分のある差分領域A10(図4〜図6参照)の、入力画像P11〜P13上の位置に基づいて決定される。制御部F14は、情報取得部F13で取得された飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる。
このように飲料提供システム10(飲料ディスペンサ20)では、飲料吐出装置24から吐出される飲料(飲料ディスペンサ20がユーザに提供する飲料)を決める飲料情報が、入力画像P11〜P13上の差分領域A10の位置に基づいて決定されている。例えば、ユーザは、差分領域A10が抽出されるように所定の位置に記述情報80(図4〜図6参照)を手書きした飲料用容器70を提供場所101に置くことで、飲料提供システム10から記述情報80の位置に対応する飲料の提供を受けることが可能になる。つまり、記述情報80を付けた飲料用容器70を提供場所101に置くという作業が、飲料提供システム10で提供可能な複数種類の飲料からユーザの希望する飲料を選択する作業を兼ねている。そのため、複数種類の飲料から希望する飲料を選択する作業の省略が可能である。このように、飲料提供システム10によれば、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。また、実施形態1の飲料提供システム10は、飲料ディスペンサ20単独で構成されているため、飲料提供システム10をスタンドアローンタイプの飲料ディスペンサとして容易に設置することができる。
1.1.2 構成
以下、実施形態1の飲料提供システム10を構成する飲料ディスペンサ20について更に説明する。飲料ディスペンサ20は、図2に示すように、入力部21と、カメラ22と、出力部23と、飲料吐出装置24と、記憶装置25と、処理部26と、を備えている。
入力部21は、ユーザによる飲料提供システム10(飲料ディスペンサ20)の操作及び情報の入力のための装置である。入力部21は、吐出ボタン211と、タッチパッド212と、を有している(図1参照)。吐出ボタン211は、飲料吐出装置24からの飲料の吐出を開始させるためのボタンである。タッチパッド212は、飲料提供システム10の操作及び情報の入力のために用いられる。なお、吐出ボタン211は必須ではない。例えば、タッチパッド212が吐出ボタンを兼ねてもよいし、吐出する飲料の決定時又は吐出する飲料の決定から所定時間経過時に飲料吐出装置24からの飲料の吐出を開始してもよい。
カメラ22は、提供場所101の画像を得るための装置である。カメラ22は、図1に示すように、提供場所101が撮像範囲に収まるように設置されている。提供場所101は、飲料提供システム10により飲料の提供を受けようとするユーザが、飲料用容器70を置く場所である。異なる言い方をすれば、カメラ22は、提供場所101にある飲料用容器70の外観の画像(以下、入力画像ともいう)を得るための装置である。なお、飲料用容器70は、一般に、人が飲料を飲むために使用する容器を想定している。飲料用容器70の例としては、カップ(珈琲カップ、ティーカップ、マグカップ等)、グラス(タンブラーグラス、ワイングラス、シャンパングラス、ブランデーグラス、カクテルグラス、ゴブレット等)、茶碗、杯が挙げられる。
ここで、図3〜図6は、カメラ22で生成された画像P10〜P13を示す。画像P10〜画像P13には、同じ飲料用容器70が写っている。ただし、画像P11〜P13では、飲料用容器70の側面(外面)に、記述情報80が手書きされている。記述情報80は、いわゆるチェックマークである。なお、記述情報80は、チェックマークではなく、文字(アルファベット等)、図形(生物や物品のイラスト等)、記号(〇、+、△等)若しくは色彩(緑、赤、青等)又はこれらの結合を示す情報であってよい。これに対して、画像P10は、記述情報80がない飲料用容器70の外観を示している。本実施形態では、飲料用容器70の外観上に複数の判定領域(第1〜第3判定領域)Z11〜Z13が設定されている。第1判定領域Z11は、例えば、飲料用容器70の高さに対する割合が5%〜35%の場所を占める領域である。第2判定領域Z12は、例えば、飲料用容器70の高さに対する割合が35%〜65%の場所を占める領域である。第3判定領域Z13は、例えば、飲料用容器70の高さに対する割合が65%〜95%の場所を占める領域である。飲料用容器70の側面(外面)には、第1〜第3判定領域Z11〜Z13の目印として3つのチェックボックス71〜73が印刷されている。3つのチェックボックス71〜73は、同じ大きさであり、飲料用容器70の高さに沿って一定間隔で並んでいる。
出力部23は、ユーザに情報を提示するための装置である。出力部23は、図1に示すように、ディスプレイ231を有する。ディスプレイ231は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの薄型のディスプレイ装置である。飲料ディスペンサ20では、入力部21のタッチパッド212が出力部23のディスプレイ231の表示面に重ねて配置されており、タッチパッド212とディスプレイ231とがタッチパネルを構成している。
飲料吐出装置24は、与えられた飲料情報に応じて飲料ディスペンサ20の提供場所101に飲料を注ぐための装置である。
飲料情報は、複数の項目を含み得る。複数の項目は、飲料の種類に対応する項目(基本項目)と、飲料の調整に対応する1以上の項目(調整項目)と、を含む。
基本項目は、飲料の種類を特定するための基本情報を示す。例えば、基本情報は、珈琲に関する情報であってもよい。珈琲に関する基本情報の例としては、エスプレッソ(ホット/アイス)、カプチーノ(ホット/アイス)、カフェラテ(ホット/アイス)、アメリカーノ(ホット/アイス)、カフェモカ(ホット・アイス)、ホワイトモカ(ホット/アイス)が挙げられる。また、基本情報は、オレンジジュース、りんごジュース等のジュースに関する情報であってもよい。また、基本情報は、サイダー、コーラ等の炭酸飲料に関する情報であってもよい。また、基本情報は、紅茶、緑茶、ウーロン茶等のお茶に関する情報であってもよい。また、基本情報は、コーンスープ、オニオンスープ等のスープに関する情報であってもよい。また、基本情報は、冷やし飴、甘酒、ぜんざい、しるこ等の甘味に関する情報であってもよい。また、基本情報は、ビール、焼酎、ウィスキー、ブランデー、ワイン、ハイボール、酎ハイ、アマレットカフェ、カクテル等のアルコール飲料に関する情報であってもよい。ここで、ハイボールは、ウィスキーと炭酸水等の炭酸飲料を混合した飲料(一般的には1:3)である。酎ハイは焼酎とソフトドリンクを混合(一般的には1:2もしくは1:4)した飲料である。アマレットカフェは、珈琲にアマレット(リキュール)を混合した飲料(一般的には珈琲100ml、アマレット10〜15ml)である。
調整項目は、飲料の調整をするための調整情報を示す。例えば、調整情報は、飲料の仕上がりを調整するための情報である。調整情報の例としては、飲料の量が挙げられる。調整情報の内容は、基本情報に応じて変わり得る。例えば、基本情報が珈琲に関する情報である場合、調整情報の例としては、珈琲の濃さ、珈琲の量、ミルクフォームの量、抽出温度、ミルクの種類、ミルクの量、シロップ又はソースの種類、シロップ又はソースの量が挙げられる。例えば、基本情報がジュースに関する情報である場合、調整情報の例としては、ジュースの甘さ、ジュースの量が挙げられる。例えば、基本情報が炭酸飲料に関する情報である場合、調整情報の例としては、炭酸の強さ、炭酸飲料の量が挙げられる。例えば、基本情報がお茶に関する情報である場合、調整情報の例としては、お茶の濃さ、お茶の量が挙げられる。例えば、基本情報がハイボールの場合、調整情報の例としては、ウィスキーの種類、ウィスキーと炭酸水の比率が挙げられる。基本情報が酎ハイの場合、調整情報の例としては、焼酎の種類、焼酎とソフトドリンクの比率が挙げられる。また、基本情報にホットかアイスの情報が含まれていない場合には、ホットかアイスかの情報を、調整情報としてもよい。
飲料吐出装置24は、飲料情報で特定される飲料を提供することが可能なように設計される。このような飲料吐出装置24には、飲料情報に合わせて、適宜、従来周知の構成を採用できるから詳細な説明は省略する。
記憶装置25は、飲料提供システム10での処理に必要な情報を記憶するために用いられる。記憶装置25は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等である。記憶装置25は、データベースD11を記憶している。
データベースD11には、飲料情報が、飲料用容器70の複数の判定領域(第1〜第3判定領域Z11〜Z13)に対応付けて登録されている。つまり、データベースD11は、飲料用容器70の判定領域と飲料情報との対応関係を示す。表1に、データベースD11のデータ構造の例を示す。なお、説明を簡単にするために、表1において、飲料情報は、基本項目のみを含むものとしている。つまり、表1では、飲料情報は基本項目と一致している。
Figure 2019131209
処理部26は、飲料ディスペンサ20の動作を制御する電気回路である。処理部26は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部26として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部26は、図2に示すように、画像取得部F11と、判定部F12と、情報取得部F13と、制御部F14と、を有している。画像取得部F11と、判定部F12と、情報取得部F13と、制御部F14とは実体のある構成を示しているわけではなく、処理部26によって実現される機能を示している。
画像取得部F11は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所101の画像を取得する。特に、画像取得部F11は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所101にある飲料用容器70の外観の画像である入力画像を取得する。提供場所101の画像(特に、入力画像)は、カメラ22によって生成される。そのため、画像取得部F11は、カメラ22から入力画像を取得する。そして、画像取得部F11は、カメラ22から取得した画像(入力画像)を判定部F12に与える。
判定部F12は、提供場所101に飲料用容器70が置かれているかどうかを判断するように構成される。判定部F12は、カメラ22で生成された画像をもとにして、画像に飲料用容器70が写っているかどうかを判断する。例えば、判定部F12は、画像からエッジを検出する処理を実行し、飲料用容器70に対応するエッジを検出したかどうかにより、画像に飲料用容器70が写っているかどうかを判断する。なお、このようなエッジの検出の方法としては、従来周知の方法を利用できるから、詳細な説明は省略する。
判定部F12は、提供場所101に飲料用容器70が置かれていると判断すると、飲料情報を決定する処理を開始する。飲料情報を決定する処理は、提供場所101に飲料用容器70が置かれていると判断した時点に開始してもよいし、当該時点から所定時間の経過後に開始してもよい。
判定部F12は、入力画像と参照画像との差分のある差分領域A10(図4〜図6参照)の入力画像上の位置に基づいて飲料情報を決定する。参照画像は、入力画像に写る飲料用容器70の外観の基準となる画像である。例えば、画像P10〜P13に関しては、記述情報80のない飲料用容器70の画像P10が、参照画像として利用される。なお、画像P10〜P13はいずれも入力画像として入力され得る。そして、判定部F12は、決定した飲料情報を情報取得部F13に与える。
以下、判定部F12について更に詳細に説明する。まず、判定部F12は、画像取得部F11から入力画像を得ると、入力画像に対応する参照画像を取得する。参照画像は、記憶装置25に記憶されている。判定部F12は、入力画像と参照画像との差分から、差分領域A10を抽出する。例えば、図4〜図6では、記述情報80を構成する画素群が、差分領域A10として抽出される。例えば、判定部F12は、入力画像と参照画像との差分画像を生成し、差分画像において画素値が閾値を超える画素を抽出する。そして、判定部F12は、抽出された複数の画素が互いに隣接していれば、同一のグループに分類する。これによって、図4〜図6に示すような差分領域A10が抽出される。なお、このような差分領域A10の抽出方法は、従来周知の方法であって良いから、詳細な説明を省略する。
次に、判定部F12は、入力画像において、複数の判定領域(第1〜第3判定領域Z11〜Z13)の場所を特定する。まず、判定部F12は、入力画像において、飲料用容器70のエッジを検出して、飲料用容器70が存在する領域を特定する。そして、判定部F12は、飲料用容器70が存在する領域の垂直方向における寸法を、飲料用容器70の高さとして取得する。判定部F12は、割合情報を取得する。割合情報は、飲料用容器70の高さに対する第1〜第3判定領域Z11〜Z13のそれぞれの割合を示す。第1判定領域Z11の飲料用容器70の高さに対する割合は、5%〜35%である。第2判定領域Z12の飲料用容器70の高さに対する割合は、35%〜65%である。第3判定領域Z13の飲料用容器70の高さに対する割合は、65%〜95%である。割合情報は、記憶装置25に記憶されている。そして、判定部F12は、入力画像に写る飲料用容器70の高さと割合情報に基づいて第1〜第3判定領域Z11〜Z13の場所を特定する。
次に、判定部F12は、第1〜第3判定領域Z11〜Z13のいずれに差分領域A10があるかを判定する。この場合において、判定部F12は、差分領域A10の基準点R10を決定する(図7参照)。ここでは、基準点R10は、記述情報80を近似した三角形の重心となる点である。この他、基準点R10は、記述情報80を近似した三角形の頂点及び中心のいずれかに対応する点であってもよい。また、基準点R10は、差分領域A10の中心となる点であってもよい。図7に示す例では、差分領域A11の基準点R10が第2判定領域Z12内にある。よって、判定部F12は、第2判定領域Z12に差分領域A10があると判断する。このように、判定部F12は、差分領域A10の基準点R10が複数の判定領域Z11〜Z13のいずれに含まれるかを判定し、複数の判定領域Z11〜Z13のうち基準点を含む判定領域に差分領域A10があると判定する。これにより、図7に示すように、差分領域A10が第2判定領域Z12と第3判定領域Z13とにまたがっていても、差分領域A10が第2判定領域Z12と第3判定領域Z13のどちらにあるかを決定できる。
次に、判定部F12は、記憶装置25のデータベースD11(表1参照)を参照して、差分領域A10がある判定領域に対応する飲料情報を抽出する。判定部F12は、データベースD11から抽出した飲料情報を、入力画像に対応する飲料情報として決定する。そして、判定部F12は、決定した飲料情報を情報取得部F13に与える。図4に示す画像P11が入力画像である場合、判定部F12は、差分領域A10が第1判定領域Z11にあると判定する。データベースD11において第1判定領域Z11に対応する飲料情報は「アメリカーノ(ホット)」であるから、判定部F12は、「アメリカーノ(ホット)」を示す飲料情報を情報取得部F13に与える。図5に示す画像P12が入力画像である場合、判定部F12は、差分領域A10が第2判定領域Z12にあると判定する。データベースD11において第2判定領域Z12に対応する飲料情報は、「ホワイトモカ(ホット)」であるから、判定部F12は、「ホワイトモカ(ホット)」を示す飲料情報を情報取得部F13に与える。図6に示す画像P13が入力画像である場合、判定部F12は、差分領域A10が第3判定領域Z13にあると判定する。データベースD11において第3判定領域Z13に対応する飲料情報は「カフェラテ(ホット)」であるから、判定部F12は、「カフェラテ(ホット)」を示す飲料情報を情報取得部F13に与える。ここで、図3に示す画像P10が入力画像である場合、差分領域A10が存在しない。このような場合、判定部F12は、デフォルトの飲料情報を情報取得部F13に与える。デフォルトの飲料情報は、例えば、「ブラックコーヒー(ホット)」であってよい。つまり、判定部F12は、差分領域A10を抽出できなかった場合、あるいは、差分領域A10が第1〜第3判定領域Z11〜Z13のいずれにもない場合、飲料情報として「ブラックコーヒー(ホット)」を情報取得部F13に与える。なお、判定部F12は、差分領域A10を抽出できなかった場合、あるいは、差分領域A10が第1〜第3判定領域Z11〜Z13のいずれにもない場合、ディスプレイ231に、記述情報80の読み取りに失敗したことを通知するメッセージを表示してもよい。
情報取得部F13は、入力画像と参照画像との差分のある差分領域A10の入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得する。この飲料情報は、上述したように、判定部F12から情報取得部F13に与えられる。つまり、情報取得部F13は、入力画像と参照画像との差分のある差分領域A10の入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を判定部F12から取得する。情報取得部F13は、判定部F12から取得した飲料情報を制御部F14に与える。
制御部F14は、飲料吐出装置24に飲料情報を与えて飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させるように構成される。より詳細には、制御部F14は、入力部21のタッチパッド212で選択された飲料を飲料吐出装置24から吐出させる第1モードと、情報取得部F13で取得された飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる第2モードとを有している。第1モードと第2モードとは、ダッチパッド121による入力に応じて切り替えられる。
制御部F14は、第1モードでは、注文画面を出力部23のディスプレイ231に表示させる。注文画面は、ユーザがタッチパッド212により飲料を選択するための複数のボタンを表示する。注文画面において複数のボタンのいずれかが選択されると、制御部F14は、選択されたボタンに対応する飲料の飲料情報を取得する。そして、入力部21の吐出ボタン211がユーザにより操作(押圧)されると、制御部F14は、取得した飲料情報を飲料吐出装置24に与えて飲料の吐出を開始させる。なお、第1モードは必須ではない。
制御部F14は、第2モードでは、確認画面を出力部23のディスプレイ231に表示させる。制御部F14は、情報取得部F13から飲料情報を受け取ると、受け取った飲料情報に基づいて、確認画面をディスプレイ231に表示させる。確認画面は、飲料情報を表示するラベルを表示する。そして、確認画面の表示中に、入力部21の吐出ボタン211がユーザにより操作(押圧)されると、制御部F14は、飲料情報を飲料吐出装置24に与えて飲料の吐出を開始させる。
以上述べたように、処理部26は、1以上のプロセッサと1以上のメモリとにより実現されている。つまり、処理部26は、1以上のプロセッサがプログラム(飲料提供プログラム)を実行することにより実現される。飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサに実行されると、1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、第3指示と、を与える。第1指示は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所101にある飲料用容器70の外観の画像である入力画像を取得する指示である。第2指示は、(第1指示で取得された)入力画像と入力画像に写る飲料用容器70の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域A10の入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得する指示である。第3指示は、(第2指示で取得された)飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる指示である。このような飲料提供プログラムによれば、飲料提供システム10と同様に、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
換言すれば、処理部26は、下記の飲料提供方法を実行しているといえる。飲料提供方法は、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップとを含む。第1ステップは、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所101にある飲料用容器70の外観の画像である入力画像を取得するステップである。第2ステップは、入力画像と入力画像に写る飲料用容器70の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域A10の入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得するステップである。第3ステップは、飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させるステップである。このような飲料提供方法によれば、飲料提供システム10と同様に、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
1.1.3 動作
次に、飲料提供システム10(飲料ディスペンサ20)の動作について図8のフローチャートを参照して説明する。
飲料ディスペンサ20の提供場所101にユーザにより飲料用容器70が置かれると(ステップS101:Yes)、画像取得部F11は、入力画像を取得し、判定部F12に与える(ステップS102)。これによって、判定部F12は、入力画像と参照画像との差分領域A10を抽出する(ステップS103)。
判定部F12は、差分領域A10が第1〜第3判定領域Z11〜Z13のいずれにあるかを判定する(ステップS104,S106,S108)。差分領域A10が第1判定領域Z11にある場合(ステップS104:Yes)、判定部F12は、ステップS105へ進む。ステップS105では、判定部F12は、第1判定領域Z11に対応する飲料情報(第1飲料情報)をデータベースD11から取得する。差分領域A10が第2判定領域Z12にある場合(ステップS104:No、ステップS106:Yes)、判定部F12は、ステップS107へ進む。ステップS107では、判定部F12は、第2判定領域Z12に対応する飲料情報(第2飲料情報)をデータベースD11から取得する。差分領域A10が第3判定領域Z13にある場合(ステップS104:No、ステップS106:No、ステップS108:Yes)、判定部F12は、ステップS109へ進む。ステップS109では、判定部F12は、第3判定領域Z13に対応する飲料情報(第3飲料情報)をデータベースD11から取得する。差分領域A10が第1〜第3判定領域Z11〜Z13のいずれにもない場合(ステップS104:No、ステップS106:No、ステップS108:No)、判定部F12は、ステップS110へ進む。ステップS110では、判定部F12は、デフォルトの飲料情報(第4飲料情報)をデータベースD11から取得する。このようにして判定部F12で取得された飲料情報(第1〜第4飲料情報のいずれか)は、情報取得部F13を経て制御部F14へ渡される。
これによって、制御部F14は、確認画面により飲料情報を表示する(ステップS111)。確認画面において、所定時間内に吐出ボタン211が操作されると(ステップS112:Yes)、制御部F14は、ステップS113へ進む。ステップS113では、制御部F14は、情報取得部F13から取得した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。一方、吐出ボタン211が操作されないまま所定時間が経過すると(ステップS112:No)、飲料が飲料吐出装置24から吐出されることなく処理が終了する。
このように、本実施形態の飲料提供システム10では、記述情報80のある場所(判定領域Z11〜Z13)によって、飲料情報が決定される。特に、本実施形態の飲料提供システム10では、複数の判定領域から1つだけを記述情報によって選択する。そのため、本実施形態の飲料提供システム10では、複数の差分領域が存在することが許容されていない。よって、複数の差分領域が抽出された場合には、判定部F12は、エラーメッセージ等をディスプレイ231に表示してもよい。また、飲料提供システム10では、記述情報80の内容自体は特に参酌されない。したがって、記述情報80は、飲料提供システム10が差分領域A10として認識できるものであればよい。
1.1.4 使用方法
次に、飲料提供システム10の使用例について図9A及び図9Bを参照して説明する。一例として、飲料提供システム10がカフェの店舗に設置され、カフェのスタッフであるユーザ60が顧客の注文に応じて飲料を提供するために飲料提供システム10を使用する場合について説明する。この場合、ユーザ60は、顧客の注文した飲料(例えば、アメリカーノ(ホット))に対応する判定領域(第1判定領域Z11)に記述情報80を書き入れた飲料用容器70を飲料提供システム10の提供場所101に置く(図9A参照)。これにより、飲料提供システム10は、入力画像上の差分領域A10の位置(第1判定領域Z11)に対応する飲料情報(アメリカーノ(ホット))をデータベースD11から抽出する。そして、飲料提供システム10は、抽出した飲料情報を確認画面に表示する。ユーザ60は、確認画面により飲料情報を確認し、問題なければ、吐出ボタン211を操作する(図9B参照)。これにより、飲料提供システム10は、抽出した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。このように、ユーザ60は、顧客の注文した飲料に対応する場所に記述情報80を書いた飲料用容器70を飲料提供システム10の提供場所101に置いて、吐出ボタン211を操作するだけで、顧客の注文した飲料を飲料用容器70に注ぐことができる。
ここで、顧客の注文に基づき飲料用容器70に記述情報80を書き込むユーザと飲料用容器70を飲料提供システム10の提供場所101に置くユーザは異なるユーザであってもよい。例えば、顧客の注文を受け付けるレジ担当のスタッフが飲料用容器70への書き込みを行い、厨房担当のスタッフが飲料用容器70を飲料提供システム10の提供場所101に置くとしてもよい。また例えば、顧客の注文を受け付けるレジ担当のスタッフが飲料用容器70への書き込みを行い、顧客が飲料用容器70を飲料提供システム10の提供場所101に置くとしてもよい。
1.2 実施形態2
図10は、実施形態2の飲料提供システム10Aを示す。飲料提供システム10Aは、実施形態1と同様に飲料ディスペンサ20(図1参照)単独で構成されている。飲料提供システム10Aは、図10に示すように、入力部21と、カメラ22と、出力部23と、飲料吐出装置24と、記憶装置25Aと、処理部26Aと、を備えている。
記憶装置25Aは、飲料提供システム10Aでの処理に必要な情報を記憶するために用いられる。記憶装置25Aは、ROM、RAM、EEPROM等である。記憶装置25Aは、データベースD11とは異なるデータベースD11Aを記憶している。
下記の表2に、データベースD11Aのデータ構造の例を示す。本実施形態では、飲料情報は、複数の項目(第1〜第3項目)を含んでいる。飲料用容器70の第1〜第3判定領域Z11〜Z13は、飲料情報の第1〜第3項目にそれぞれ対応している。第1項目は、基本項目に対応し、第2及び第3項目は、調整項目に対応する。特に、第2項目は、シロップ又はソースの種類であり、第3項目は、ミルクの種類である。データベースD11Aには、第1〜第3判定領域Z11〜Z13毎に、項目の内容(基本情報、調整情報)が記述情報に対応付けて登録されている。記述情報は、文字、図形、記号若しくは色彩又はこれらの結合を示す情報である(表2参照)。つまり、データベースD11Aは、飲料用容器70の判定領域毎に、項目の内容(基本情報、調整情報)と記述情報との対応関係を示す。なお、表2では、項目の内容が記述情報に一対一に関連付けられているが、複数の記述情報に同一の内容が関連付けられていてもよい。
Figure 2019131209
ここで、図11〜図15は、カメラ22で生成された画像P21〜P24を示す。画像P21〜画像P24には、画像P10(図3参照)と同じ飲料用容器70が写っている。ただし、画像P21では、飲料用容器70の側面に、記述情報81が手書きされている。同様に、画像P22では、飲料用容器70の側面に、記述情報81,82が手書きされている。画像P23では、飲料用容器70の側面に、記述情報83,84が手書きされている。画像P24では、飲料用容器70の側面に、記述情報81,82,85が手書きされている。これに対して、画像P10は、記述情報がない飲料用容器70の外観を示している。本実施形態では、実施形態1と同様に、飲料用容器70の外観上に複数の判定領域(第1〜第3判定領域)Z11〜Z13が設定されている。
処理部26Aは、飲料ディスペンサの動作を制御する電気回路である。処理部26Aは、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。処理部26Aは、図10に示すように、画像取得部F11と、判定部F12Aと、情報取得部F13と、制御部F14と、を有している。
判定部F12Aは、入力画像と参照画像との差分のある差分領域の入力画像上の位置に基づいて飲料情報を決定する。特に、判定部F12Aは、複数の判定領域(第1〜第3判定領域)Z11〜Z13における差分領域の有無に基づいて飲料情報の複数の項目(第1〜第3項目)を決定するように構成される。また、判定部F12Aは、差分領域の有無に加えて、差分領域から得られた記述情報に基づいて飲料情報を決定するように構成される。ここで、判定部F12Aは、従来周知の文字、記号、及び図形等の認識技術を利用して、差分領域から記述情報を得ることができる。このような認識技術では、パターンマッチング及び学習済みモデル等が利用され得る。
以下、判定部F12Aについて更に詳細に説明する。まず、判定部F12Aは、画像取得部F11から入力画像を得ると、入力画像に対応する参照画像を取得する。判定部F12Aは、入力画像と参照画像との差分から、差分領域を抽出する。例えば、画像P21が入力画像である場合、画像P21と画像P10との差分から、「A」という記述情報81を構成する画素群が、差分領域A11として抽出される。例えば、画像P22が入力画像である場合、画像P22と画像P10との差分から、差分領域A11に加えて、「S」という記述情報82を構成する画素群が差分領域A12として抽出される。例えば、画像P23が入力画像である場合、画像P23と画像P10との差分から、「WM」という記述情報83を構成する画素群が差分領域A13として抽出され、更に、「A」という記述情報84を構成する画素群が差分領域A14として抽出される。例えば、画像P24が入力画像である場合、画像P24と画像P10との差分から、差分領域A11,A12に加えて、「V」という記述情報85を構成する画素群が差分領域A15として抽出される。なお、このような差分領域A11〜A15の抽出方法は、従来周知の方法であって良いから、詳細な説明を省略する。
次に、判定部F12Aは、実施形態1の判定部F12と同様に、入力画像において、複数の判定領域(第1〜第3判定領域Z11〜Z13)の場所を特定する。
次に、判定部F12Aは、抽出した差分領域が第1〜第3判定領域Z11〜Z13のいずれにあるかを判定する。画像P21では、1つの差分領域A11が抽出されており、差分領域A11は第1判定領域Z11にあると判定される。画像P22では、2つの差分領域A11,A12が抽出されており、差分領域A11は第1判定領域Z11にあると判定され、差分領域A12は第3判定領域Z13にあると判定される。画像P23では、2つの差分領域A13,A14が抽出されており、差分領域A13は第1判定領域Z11にあると判定され、差分領域A14は第2判定領域Z12にあると判定される。画像P24では、3つの差分領域A11,A12,A15が抽出されており、差分領域A11は第1判定領域Z11にあると判定され、差分領域A12は第3判定領域Z13にあると判定され、差分領域A15は第2判定領域Z12にあると判定される。
次に、判定部F12Aは、記憶装置25AのデータベースD11A(表2参照)を参照して、飲料情報の第1〜第3項目の内容を抽出して、飲料情報を決定する。そして、判定部F12Aは、決定した飲料情報を情報取得部F13に与える。なお、第1〜第3判定領域Z11〜Z13において差分領域がない場合、判定部F12Aは、項目の内容をデフォルトの内容に設定する。第1項目のデフォルトの内容は、例えば、「ブラックコーヒー(ホット)」である。第2及び第3項目のデフォルトの内容は、例えば、「なし」である。つまり、第2及び第3項目は調整項目であるから、差分領域がない場合には、調整を行わないとみなしている。
画像P21が入力画像である場合、第1判定領域Z11に差分領域A11があり、第2判定領域Z12及び第3判定領域Z13には差分領域がない。判定部F12Aは、第1項目については、差分領域A11から得られた記述情報81に対応する項目の内容である「アメリカーノ(ホット)」をデータベースD11Aから抽出する。判定部F12Aは、第2項目及び第3項目については、差分領域がないことから、第2及び第3項目の内容を「なし」に設定する。このようにして、判定部F12Aは、飲料情報について、第1項目の内容が「アメリカーノ(ホット)」、第2項目の内容が「なし」、第3項目の内容が「なし」であると決定する。
画像P22が入力画像である場合、第1及び第3判定領域Z11,Z13にそれぞれ差分領域A11,A12があり、第2判定領域Z12には差分領域がない。判定部F12Aは、第1項目については、差分領域A11から得られた記述情報81(「A」)に対応する項目の内容である「アメリカーノ(ホット)」をデータベースD11Aから抽出する。また、判定部F12Aは、第3項目については、差分領域A12から得られた記述情報82(「S」)に対応する項目の内容である「豆乳」をデータベースD11Aから抽出する。判定部F12Aは、第2項目については、差分領域がないことから、第2項目の内容を「なし」に設定する。このようにして、判定部F12Aは、飲料情報について、第1項目の内容が「アメリカーノ(ホット)」、第2項目の内容が「なし」、第3項目の内容が「豆乳」であると決定する。
画像P23が入力画像である場合、第1及び第2判定領域Z11,Z12にそれぞれ差分領域A13,A14があり、第3判定領域Z13には差分領域がない。判定部F12Aは、第1項目については、差分領域A13から得られた記述情報83(「WM」)に対応する項目の内容である「ホワイトモカ(ホット)」をデータベースD11Aから抽出する。また、判定部F12Aは、第2項目については、差分領域A14から得られた記述情報84(「A」)に対応する項目の内容である「アーモンドシロップ」をデータベースD11Aから抽出する。判定部F12Aは、第3項目については、差分領域がないことから、第3項目の内容を「なし」に設定する。このようにして、判定部F12Aは、飲料情報について、第1項目の内容が「ホワイトモカ(ホット)」、第2項目の内容が「アーモンドシロップ」、第3項目の内容が「なし」であると決定する。
画像P24が入力画像である場合、第1、第2及び第3判定領域Z11,Z12,Z13にそれぞれ差分領域A11,A15,A12がある。判定部F12Aは、第1項目については、差分領域A11から得られた記述情報81(「A」)に対応する項目の内容である「アメリカーノ(ホット)」をデータベースD11Aから抽出する。また、判定部F12Aは、第2項目については、差分領域A15から得られた記述情報85(「V」)に対応する項目の内容である「バニラシロップ」をデータベースD11Aから抽出する。判定部F12Aは、第3項目については、差分領域A12から得られた記述情報82(「S」)に対応する項目の内容である「豆乳」をデータベースD11Aから抽出する。このようにして、判定部F12Aは、飲料情報について、第1項目の内容が「アメリカーノ(ホット)」、第2項目の内容が「バニラシロップ」、第3項目の内容が「豆乳」であると決定する。
次に、飲料提供システム10A(飲料ディスペンサ)の動作について図15のフローチャートを参照して説明する。
提供場所101(図1参照)にユーザにより飲料用容器70が置かれると(ステップS201:Yes)、画像取得部F11は、入力画像を取得し、判定部F12Aに与える(ステップS202)。これによって、判定部F12Aは、入力画像と参照画像との差分領域を抽出する(ステップS203)。
判定部F12Aは、第1判定領域Z11にある差分領域により飲料情報の第1項目の内容を決定する(S204)。ここでは、差分領域があれば、差分領域から得られる記述情報に基づき第1項目の内容が設定される。差分領域がなければ、第1項目の内容はデフォルトの内容に設定される。また、判定部F12Aは、第2判定領域Z12にある差分領域により飲料情報の第2項目の内容を決定する(S205)。ここでは、差分領域があれば、差分領域から得られる記述情報に基づき第2項目の内容が設定される。差分領域がなければ、第2項目の内容はデフォルトの内容に設定される。判定部F12Aは、第3判定領域Z13にある差分領域により飲料情報の第3項目の内容を決定する(S206)。ここでは、差分領域があれば、差分領域から得られる記述情報に基づき第3項目の内容が設定される。差分領域がなければ、第3項目の内容はデフォルトの内容に設定される。
このようにして判定部F12Aは第1〜第3項目の内容を決定し(S204〜S206)、これによって、判定部F12Aは、飲料情報を決定する。そして、判定部F12Aで決定された飲料情報は、情報取得部F13を経て制御部F14へ渡される。
飲料情報を受け取ると、制御部F14は、確認画面により飲料情報を表示する(ステップS207)。確認画面において、所定時間内に吐出ボタン211が操作されると(ステップS208:Yes)、制御部F14は、ステップS209へ進む。ステップS209では、制御部F14は、情報取得部F13から取得した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。一方、吐出ボタン211が操作されないまま所定時間が経過すると(ステップS208:No)、飲料が飲料吐出装置24から吐出されることなく処理が終了する。
このように、本実施形態の飲料提供システム10Aでは、記述情報80のある場所(判定領域)及び記述情報80の内容によって、飲料情報が決定される。本実施形態の飲料提供システム10Aでは、複数の差分領域がそれぞれ異なる判定領域にあることは許容されるが、同一の判定領域にあることは許容されていない。そのため、複数の差分領域が同一の判定領域内で抽出された場合には、判定部F12Aは、エラーメッセージ等をディスプレイ231に表示してもよい。
次に、飲料提供システム10Aの使用例について簡単に説明する。一例として、飲料提供システム10Aがカフェの店舗に設置され、カフェのスタッフであるユーザが顧客の注文に応じて飲料を提供するために飲料提供システム10Aを使用する場合について説明する。例えば、顧客が、アメリカーノ(ホット)にバニラシロップと豆乳を入れた飲料を希望する場合、図14に示すように、記述情報81,85,82を飲料用容器70の第1、第2及び第3判定領域Z11,Z12,Z13に書き込んで、提供場所101に置く。飲料提供システム10Aは、入力画像から差分領域の位置及び記述情報に基づいて、飲料情報(第1項目が「アメリカーノ(ホット)」、第2項目が「バニラシロップ」、第3項目が「豆乳」)を決定する。そして、飲料提供システム10Aは、飲料情報を確認画面に表示する。ユーザは、確認画面により飲料情報を確認し、問題なければ、吐出ボタン211を操作すればよい。これにより、飲料提供システム10Aは、抽出した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。このように、ユーザは、顧客の注文した飲料に応じて記述情報を所定位置に書いた飲料用容器70を飲料提供システム10Aの提供場所101に置いて、吐出ボタン211を操作するだけで、顧客の注文した飲料を飲料用容器70に注ぐことができる。
ここで、顧客の注文に基づき飲料用容器70に記述情報81,85,82を飲料用容器70の第1、第2及び第3判定領域Z11,Z12,Z13に書き込むユーザと飲料用容器70を提供場所101に置くユーザは異なるユーザであってもよい。例えば、顧客の注文を受け付けるレジ担当のスタッフが飲料用容器70への書き込みを行い、厨房担当のスタッフが飲料用容器70を提供場所101に置くとしてもよい。また例えば、顧客の注文を受け付けるレジ担当のスタッフが飲料用容器70への書き込みを行い、顧客が飲料用容器70を提供場所101に置くとしてもよい。
1.3 実施形態3
1.3.1 概要
図16は、実施形態3の飲料提供システム10Bを示す。実施形態3の飲料提供システム10Bは、飲料ディスペンサ20(図1参照)単独で構成されている。
飲料提供システム10Bは、図16に示すように、画像取得部F11と、情報取得部F13と、制御部F14と、を備えている。画像取得部F11は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所101にある飲料用容器700の外観の画像である入力画像P30〜P32(図17〜図19参照)を取得する。情報取得部F13は、飲料情報を取得する。飲料情報は、入力画像P30〜P32と入力画像P30〜P32に写る飲料用容器700の外観の基準となる画像である参照画像P30(図17参照)との差分のある差分領域A16,A17(図18及び図19参照)から得られた記述情報86,87に対応する。制御部F14は、情報取得部F13で取得された飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる。
このように飲料提供システム10Bでは、飲料吐出装置24から吐出される飲料を決める飲料情報が、入力画像P31〜P32上の差分領域A16,A17から得られた記述情報86,87に基づいて決定されている。したがって、ユーザは、飲料用容器700を提供場所101に置くことで、飲料提供システム10Bから飲料用容器700に付された記述情報86,87に対応する飲料の提供を受けることが可能になる。つまり、記述情報86,87を付してから飲料用容器700を提供場所101に置くという作業が、飲料提供システム10Bで提供可能な複数種類の飲料からユーザの希望する飲料を選択する作業を兼ねている。そのため、複数種類の飲料から希望する飲料を選択する作業の省略が可能である。このように、飲料提供システム10Bによれば、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。また、実施形態3の飲料提供システム10Bは、飲料ディスペンサ20単独で構成されているため、飲料提供システム10Bをスタンドアローンタイプの飲料ディスペンサとして容易に設置することができる。
1.3.2 構成
以下、実施形態3の飲料提供システム10Bについて更に説明する。飲料提供システム10Bは、図16に示すように、入力部21と、カメラ22と、出力部23と、飲料吐出装置24と、記憶装置25Bと、処理部26Bと、を備えている。
記憶装置25Bは、飲料提供システム10Bでの処理に必要な情報を記憶するために用いられる。記憶装置25Bは、ROM、RAM、EEPROM等である。記憶装置25Bは、データベースD11,D11Aとは異なるデータベースD11Bを記憶している。本実施形態では、飲料情報は、基本項目だけを含んでいる。データベースD11Bには、飲料情報(基本項目)が記述情報に対応付けて登録されている。記述情報は、文字、図形、記号若しくは色彩又はこれらの結合を示す情報である。つまり、データベースD11Bは、飲料情報と記述情報との対応関係を示す。表3に、データベースD11Bのデータ構造の例を示す。なお、表3では、飲料情報が記述情報に一対一に関連付けられているが、複数の記述情報に同一の飲料情報が関連付けられていてもよい。
Figure 2019131209
ここで、図17〜図19は、カメラ22で生成された画像P30〜P32を示す。画像P30〜P32には、同じ飲料用容器700が写っている。ただし、画像P31では、飲料用容器700の側面に、記述情報86が手書きされている。同様に、画像P32では、飲料用容器700の側面に、記述情報87が手書きされている。これに対して、画像P30は、記述情報がない飲料用容器700の外観を示している。
処理部26Bは、飲料ディスペンサ20の動作を制御する電気回路である。処理部26Bは、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。処理部26Bは、図16に示すように、画像取得部F11と、判定部12Bと、情報取得部F13Bと、制御部F14と、を有している。
判定部F12Bは、入力画像と参照画像との差分のある差分領域から得られた記述情報に基づいて飲料情報を決定するように構成される。ここで、判定部F12Bは、従来周知の文字、記号、及び図形等の認識技術を利用して、差分領域から記述情報を得ることができる。このような認識技術では、パターンマッチング及び学習済みモデル等が利用され得る。
以下、判定部F12Bについて更に詳細に説明する。まず、判定部F12Bは、画像取得部F11から入力画像を得ると、入力画像に対応する参照画像を取得する。判定部F12Bは、入力画像と参照画像との差分から、差分領域を抽出する。例えば、画像P31又は画像P32が入力画像である場合、画像P30が参照画像として利用される。画像P31については、画像P31と画像P30との差分から、「〇」という記述情報86を構成する画素群が、差分領域A16として抽出される。画像P32については、画像P32と画像P30との差分から、「+」という記述情報87を構成する画素群が差分領域A17として抽出される。なお、このような差分領域A16,A17の抽出方法は、従来周知の方法であって良いから、詳細な説明を省略する。
次に、判定部F12Bは、記憶装置25BのデータベースD11B(表3参照)を参照して、記述情報に対応する飲料情報を抽出して、飲料情報を決定する。そして、判定部F12Bは、決定した飲料情報を情報取得部F13に与える。なお、入力画像から差分領域を抽出できなかった場合、判定部F12Bは、飲料情報をデフォルトの飲料情報に設定する。デフォルトの飲料情報は、例えば、「ブラックコーヒー(ホット)」である。
画像P31が入力画像である場合、差分領域A16から得られた記述情報86に対応する項目の内容である「アメリカーノ(ホット)」をデータベースD11Bから抽出する。このようにして、判定部F12Bは、画像P31に対して「アメリカーノ(ホット)」を飲料情報として決定する。画像P32が入力画像である場合、差分領域A17から得られた記述情報87に対応する項目の内容である「カプチーノ(ホット)」をデータベースD11Bから抽出する。このようにして、判定部F12Bは、画像P32に対して「アメリカーノ(ホット)」を飲料情報として決定する。
以上述べたように、処理部26は、1以上のプロセッサと1以上のメモリとにより実現されている。つまり、処理部26は、1以上のプロセッサがプログラム(飲料提供プログラム)を実行することにより実現される。飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサに実行されると、1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、第3指示と、を与える。第1指示は、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所101にある飲料用容器700の外観の画像である入力画像P30〜P32を取得する指示である。第2指示は、(第1指示で取得された)入力画像P30〜P32と参照画像P30との差分のある差分領域A16,A17から得られた記述情報86,87に対応する飲料情報を取得する指示である。第3指示は、(第2指示で取得された)飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させる指示である。このような飲料提供プログラムによれば、飲料提供システム10Bと同様に、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
換言すれば、処理部26は、下記の飲料提供方法を実行しているといえる。飲料提供方法は、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップとを含む。第1ステップは、飲料吐出装置24から飲料を注ぐ提供場所101にある飲料用容器700の外観の画像である入力画像P30〜P32を取得するステップである。第2ステップは、入力画像P30〜P32と参照画像P30との差分のある差分領域A16,A17から得られた記述情報86,87に対応する飲料情報を取得するステップである。参照画像P30は、入力画像P30〜P32に写る飲料用容器700の外観の基準となる画像である。第3ステップは、飲料情報に基づく飲料を飲料吐出装置24に吐出させるステップを含む。このような飲料提供方法によれば、飲料提供システム10Bと同様に、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
1.3.3 動作
次に、飲料提供システム10B(飲料ディスペンサ)の動作について図20のフローチャートを参照して説明する。
提供場所101(図1参照)にユーザにより飲料用容器700が置かれると(ステップS301:Yes)、画像取得部F11は、入力画像を取得し、判定部F12Bに与える(ステップS302)。これによって、判定部F12Bは、入力画像と参照画像との差分領域を抽出する(ステップS303)。判定部F12Bは、抽出された差分領域から記述情報を取得し(S303)、記述情報に基づいてデータベースD11Bから飲料情報を取得する(S304)。このようにして判定部F12Bは、飲料情報を決定する。そして、判定部F12Bで決定された飲料情報は、情報取得部F13を経て制御部F14へ渡される。
飲料情報を受け取ると、制御部F14は、確認画面により飲料情報を表示する(ステップS306)。確認画面において、所定時間内に吐出ボタン211が操作されると(ステップS307:Yes)、制御部F14は、ステップS308へ進む。ステップS308では、制御部F14は、情報取得部F13から取得した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。一方、吐出ボタン211が操作されないまま所定時間が経過すると(ステップS307:No)、飲料が飲料吐出装置24から吐出されることなく処理が終了する。
このように、本実施形態の飲料提供システム10Bでは、記述情報80のある場所に関係なく、記述情報80の内容によって、飲料情報が決定される。なお、本実施形態の飲料提供システム10Bでは、複数の差分領域が存在することは許容されていない。そのため、複数の差分領域が抽出された場合には、判定部F12Bは、エラーメッセージ等をディスプレイ231に表示してもよい。
1.3.4 使用方法
次に、飲料提供システム10Bの使用例について簡単に説明する。
ユーザが、飲料提供システム10Bで提供可能な飲料のなかから希望する飲料の提供を受けたい場合には、まず、飲料用容器700に記述情報を書き込んで、提供場所101におけばよい。例えば、ユーザが、アメリカーノ(ホット)を希望する場合、図18に示すように、記述情報86を飲料用容器700に書き込んで、提供場所101に置けばよい。飲料提供システム10Bは、飲料用容器700が写る入力画像から抽出した差分領域から得られた記述情報に基づいて、飲料情報を決定する。そして、飲料提供システム10Bは、飲料情報についての確認画面を表示する。ユーザは、確認画面により飲料情報を確認し、問題なければ、吐出ボタン211を操作すればよい。これにより、飲料提供システム10Bは、抽出した飲料情報に対応する飲料を飲料吐出装置24から吐出させる。このように、ユーザは、希望する飲料に対応する記述情報を書いた飲料用容器700を飲料提供システム10Bの提供場所101に置いて、吐出ボタン211を操作するだけで、希望する飲料を飲料用容器700に注ぐことができる。
ここで、飲料用容器700に記述情報を書き込むユーザと飲料用容器700を提供場所101に置くユーザは異なるユーザであってもよい。例えば、顧客の注文を受け付けるレジ担当のスタッフが飲料用容器700への書き込みを行い、厨房担当のスタッフが飲料用容器700を提供場所101に置くとしてもよい。また例えば、顧客の注文を受け付けるレジ担当のスタッフが飲料用容器700への書き込みを行い、顧客が飲料用容器700を提供場所101に置くとしてもよい。
1.4 実施形態4
図21は、実施形態4の飲料提供システム10Cを示す。飲料提供システム10Cは、1以上の飲料ディスペンサ20Cと、サーバ30と、を含む。サーバ30は、飲料ディスペンサ20Cと通信ネットワーク50を介して相互に通信が可能である。
通信ネットワーク50は、単一の通信プロトコルに準拠したネットワークだけではなく、異なる通信プロトコルに準拠した複数のネットワークで構成されていてもよい。通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。また、無線通信プロトコルの例としては、無線LAN(Local Area Network)の規格(例えば、Wi−Fi(登録商標))が挙げられる。図21及び図22では簡略化されているが、通信ネットワーク50は、リピータハブ、スイッチングハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、ルータ等のデータ通信機器を含み得る。
飲料ディスペンサ20Cは、図22に示すように、入力部21と、カメラ22と、出力部23と、飲料吐出装置24と、処理部26Cと、通信部27と、を備える。ただし、飲料ディスペンサ20Cは、飲料ディスペンサ20とは異なり、記憶装置25を有していない。つまり、飲料ディスペンサ20Cは、データベースD11を記憶する機能を有していない。
通信部27は、通信ネットワーク50を介した通信を実現する。通信部27は、通信ネットワーク50を介した通信に対応する通信プロトコルに準拠している。処理部26Cは、飲料ディスペンサ20Cの動作を制御する電気回路である。処理部26Cは、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。処理部26Cは、図22に示すように、画像取得部F11と、情報取得部F13と、制御部F14と、を有している。ただし、処理部26Cは、処理部26とは異なり、判定部F12を有していない。
サーバ30は、図22に示すように、通信部31と、処理部32と、記憶装置33と、を備える。通信部31は、通信ネットワーク50を介した通信を実現する。通信部31は、通信ネットワーク50を介した通信に対応する通信プロトコルに準拠している。処理部32は、サーバ30の動作を制御する電気回路である。
処理部32は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部32として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。処理部32は、図22に示すように、判定部F12を有している。
記憶装置33は、データベースD11を記憶する機能を有している。ここで、飲料提供システム10Cが複数の飲料ディスペンサ20Cを含んでいる場合、サーバ30のデータベースD11は、複数の飲料ディスペンサ20Cで共用してもよい。また、データベースD11は複数の飲料ディスペンサ20Cにそれぞれ対応して設けられていてもよい。
飲料提供システム10Cの、画像取得部F11、判定部F12、情報取得部F13、及び制御部F14は、飲料提供システム10と同様である。ただし、飲料提供システム10Cでは、判定部F12がサーバ30にあるため、画像取得部F11及び情報取得部F13は、通信ネットワーク50を介して判定部F12にアクセスする。つまり、画像取得部F11は、カメラ22から取得した提供場所101の画像を通信ネットワーク50を介して判定部F12に与える。また、情報取得部F13は、通信ネットワーク50を介して判定部F12から飲料情報を取得する。
このような飲料提供システム10Cは、飲料提供システム10と同様に動作する。したがって、ユーザの希望する飲料を提供する際のユーザの手間を軽減できる。
また、飲料提供システム10Cは、飲料ディスペンサ20Cに加えて、サーバ30を含んでおり、飲料ディスペンサ20Cではなくサーバ30が判定部F12を有している。そのため、判定部F12の更新を容易に行うことができる。判定部F12の更新の例としては、差分領域の抽出の方法(プログラム)の更新がある。判定部F12を更新することで、判定部F12での判定の精度の向上が図れる。
2.変形例
以上説明した上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。また、上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
2.1 変形例1
図23に示す画像P40及び図24に示す画像P41は、実施形態1の第1〜第3判定領域Z11〜Z13とは異なる第1〜第3判定領域Z21〜Z23が設定された例を示す。画像P40,P41では、第1〜第3判定領域Z21〜Z23は、矩形状の領域である。つまり、第1〜第3判定領域Z21〜Z23は、第1〜第3判定領域Z11〜Z13とは異なり、水平方向においても範囲が制限されている。また、第1〜第3判定領域Z21〜Z23の基準点は、チェックボックス71〜73の中心と一致している。この場合、判定部(F12,F12A,F12B)は、複数の判定領域Z21〜Z23の場所を、入力画像に写る飲料用容器70の外観上の複数の目印(チェックボックス71〜73)に基づいて決定する。なお、第1〜第3判定領域Z21〜Z23の形状は矩形状に限定されず、円形状、多角形状、その他の形状であってよい。また、第1〜第3判定領域Z21〜Z23はチェックボックス71〜73と同じ範囲であってもよい。ただし、第1〜第3判定領域Z21〜Z23はチェックボックス71〜73より広ければ、記述情報のチェックボックス71〜73からの位置ずれをある程度許容できる。
2.2 変形例2
図25に示す画像P50及び図26に示す画像P60は、目印として、互いに平行な第1〜第3横線711〜713が描かれた飲料用容器710を示す。ユーザは、第1〜第3横線711〜713を目印として、記述情報を飲料用容器710に書けばよい。例えば、図25の画像P50では、記述情報88は、第3横線713に沿って引かれた横線であり、差分領域A18として抽出されている。同様に、図26の画像P60では、記述情報89は、第3横線713に沿って引かれた横線であり、差分領域A19として抽出されている。なお、図25の画像P50では、実施形態1,2の第1〜第3判定領域Z11〜Z13と同様の第1〜第3判定領域Z31〜Z33が設定されている。一方、図26の画像P60では、変形例1の第1〜第3判定領域Z21〜Z23と同様の第1〜第3判定領域Z41〜Z43が設定されている。このように、飲料用容器の外観上の複数の目印は、チェックボックスに限定されない。また、目印は、チェックボックス又は横線に限定されず、これら以外の記号、図形等であってもよい。
2.3 変形例3
図27に示す画像P70は、第1〜第6判定領域Z51〜Z56が設定された飲料用容器720を示す。この飲料用容器720では、第1〜第6判定領域Z51〜Z56に対応する6つのチェックボックス721〜726が印刷されている。6つのチェックボックス721〜726は、マトリクス状に並んでいる。ここで、飲料用容器720の高さ方向におけるチェックボックスの数は3であり、飲料用容器720の周方向におけるチェックボックスの数は2である。第1〜第6判定領域Z51〜Z56は、飲料情報の複数の項目にそれぞれ対応している。このように、複数の判定領域の数は、特に限定されず、飲料情報の項目の数に応じて適宜設定され得る。更に、複数の判定領域は、必ずしも飲料用容器の高さ方向に並んでいる必要はなく、飲料用容器の周方向に並んでいてもよい。要するに、判定領域は、飲料用容器の実際の使用態様や意匠性等を考慮して、飲料用容器の外観上の所望の位置に設定することができる。
2.4 変形例4
判定部F12は、実施形態1と異なる方法で、差分領域が複数の判定領域のいずれにあるかを判定してもよい。例えば、判定部F12は、差分領域と判定領域との距離に基づいて、差分領域が複数の判定領域のいずれにあるかを判定してもよい。以下、このような判定の仕方を、図28を参照して説明する。判定部F12は、差分領域A10の基準点R10、並びに、第1〜第3判定領域Z11〜Z13の基準点R11〜R13を決定する。そして、判定部F12は、第1〜第3判定領域Z11〜Z13の基準点R11〜R13と差分領域A10の基準点R10との距離L1〜L3を求める。判定部F12は、求めた距離L1〜L3のいずれが一番短いかを判定し、距離が最も短くなる判定領域に差分領域A10があると判定する。図28の例では、距離L2が最も短い。そのため、判定部F12は、第2判定領域Z12に差分領域A10があると判定する。このように、判定部F12は、複数の判定領域Z11〜Z13の基準点R11〜R13と差分領域A10の基準点R10との距離L1〜L3を求めるように構成される。そして、判定部F12は、複数の判定領域Z11〜Z13のうち距離が最も短くなる判定領域に差分領域A10があると判定するように構成される。なお、差分領域A10の基準点R10は、実施形態1と同様に、記述情報80を近似した三角形の重心となる点である。また、第1〜第3判定領域Z11〜Z13の基準点R11〜R13は、例えば、第1〜第3判定領域Z11〜Z13の中心となる点(ここでは、チェックボックス71〜73の中心となる点)である。なお、判定領域の基準点は、判定領域の中心となる点に限定されず、判定領域の重心となる点等、適宜設定可能である。
2.5 その他の変形例
実施形態2において、差分領域から記述情報を得る場合に、ユーザが実際に書いたものの画像を利用してもよい。例えば、「A」の記述情報を判定するために、ユーザが実際に書いた「A」の画像を利用することができる。特に、複数のユーザについて実際に書かかれたものの画像を記憶しておけば、ユーザ間の筆跡の相違に起因する誤判定を抑制できる。ここで、飲料用容器に記述情報を付したユーザに応じて、記述情報の判定に使用する画像を変更すれば、差分領域から記述情報を得る処理にかかる負担を軽減できる。また、実施形態2において、差分領域から記述情報を得る場合に、ユーザ毎に学習済みモデルを用意し、飲料用容器に記述情報を付したユーザに応じて、学習済みモデルを選択してもよい。この場合でも、ユーザ間の筆跡の相違に起因する誤判定を抑制できる。ここで、カフェの店舗を例に挙げれば、飲料用容器に記述情報を付したユーザ(スタッフ)の情報は、例えば、飲料提供システム10Aが設置される店舗のレジスタや出退勤管理システム等の外部装置から取得することができる。レジスタで会計処理を行ったスタッフが飲料用容器に記述情報を付す場合には、レジスタが入力されたスタッフのIDを飲料提供システム10Aに与えることで、飲料提供システム10Aは、スタッフ(ユーザ)の特定が行える。また、飲料提供システム10Aは、出退勤管理システムから出勤中のスタッフのIDを取得すれば、記述情報の判定に使用する画像の絞り込みが可能になる。飲料提供システム10Aでは、判定部F12Aは、飲料用容器70が提供場所101に置かれたことを検知した際に、スタッフのIDを外部装置から取得することができる。なお、上記技術は、実施形態3においても適用できる。
また、実施形態1〜3において、制御部F14は、調整処理を行う機能を有していてもよい。調整機能は、情報取得部F13が取得した飲料情報に含まれる調整項目の内容をユーザからの入力に応じて変更して飲料情報を調整する処理である。調整項目の内容の変更は、確認画面で行うことが可能である。例えば、確認画面は、調整項目の内容に対応するラベルを表示してよい。そして、入力部21のタッチパッド212で調整項目の内容に対応するラベルを選択することで、調整項目の内容を変更できる。調整機能によれば、飲料情報の基本項目(つまり、飲料の種類)を変更せずに、飲料情報の調整項目の内容(飲料の仕上げの内容)の変更が可能になる。
実施形態1において、データベースD11では、飲料用容器ごとに、判定領域と飲料情報との対応関係が記憶されていてもよい。つまり、飲料用容器の用途、種類、及びサイズに応じて、異なる対応関係を用いてもよい。この場合、判定部F12は、入力画像に写る飲料用容器を判別し、飲料用容器と判定領域との組み合わせに基づいて、データベースD11から飲料情報を抽出すればよい。一例としては、飲料用容器がホット用(例えば不透明)かコールド用(例えば透明)かで、判定領域と飲料情報との対応関係を異ならせることが考えられる。別の例としては、飲料用容器のサイズで、判定領域と飲料情報との対応関係を異ならせることが考えられる。同様に、実施形態2において、データベースD11Aでは、飲料用容器ごとに、判定領域と記述情報との組み合わせと飲料情報との対応関係が記憶されていてもよい。同様に、実施形態3において、データベースD11Cでは、飲料用容器ごとに、記述情報と飲料情報との対応関係が記憶されていてもよい。
実施形態1,2では、第1〜第3判定領域Z11〜Z13の場所は、入力画像に写る飲料用容器710の高さと飲料用容器710の高さに対する複数の判定領域Z11〜Z13それぞれの割合に基づいて決定できる。したがって、この場合において、目印(チェックボックス71〜73)はなくてもよい。
飲料ディスペンサ20において、カメラ22の位置は、特に限定されない。カメラ22は、飲料用容器70の外観を撮影することができるように、配置されていればよい。例えば、図1では、カメラ22は、飲料用容器70をその斜め上から撮影するように配置されているが、飲料用容器70を横から撮影するように配置されていてもよい。
判定部F12は、飲料用容器70の検知を、カメラ22で生成された画像ではなく、センサ(例えば、近接センサ、加速度センサ)等により行ってもよい。また、判定部F12は、別途設けられた開始ボタンの操作に応じて、判定処理を開始してもよい。この場合、図8のフローチャートのステップS101を、「開始ボタンが操作されたか」に読み替えればよい。これは、実施形態2,3の判定部F12A,F12Bにおいても同様である。
判定部F12は、入力画像の全体と参照画像の全体との比較から差分領域を抽出し、差分領域がどの判定領域にあるかを判定している。しかしながら、判定部F12は、判定領域毎に、入力画像と参照画像との比較をして、差分領域を抽出してもよい。つまり、判定部F12は、入力画像と参照画像とにおいて同一の判定領域となる部分同士を比較して、差分領域を抽出してもよい。これは、実施形態2の判定部F12Aにおいても同様である。
また、実施形態1において、判定部F12は、判定部F12Aと同様に、差分領域A10から得られる記述情報に基づいて、飲料情報を決定してよい。例えば、実施形態1において、飲料情報が、基本項目と調整項目との2つの項目を含んでおり、調整項目が、ホットかアイスかを示す調整情報であって良い。この場合、判定部F12は、差分領域A10がどの判定領域にあるかに基づいて、基本項目の内容を決定し、差分領域A10から得られる記述情報80に基づいて調整項目の内容を決定してよい。例えば、判定部F12は、表1と同様に、差分領域A10がある判定領域に基づいて、基本項目の内容を、アメリカーノ、ホワイトモカ、カフェラテから選択してよい。また、判定部F12は、記述情報80の色彩が赤であれば調整情報としてホットを選択し、青であれば調整情報としてアイスを選択してよい。
制御部F14は、吐出ボタン211の操作がされなくても、取得した飲料情報を飲料吐出装置24に与えて飲料の吐出を開始させてもよい。つまり、図8のフローチャートのステップS112、図15のフローチャートのステップS208、及び、図20のフローチャートのステップS307は省略してよい。
実施形態4のサーバ30は、実施形態1の判定部F12を有しているが、実施形態2の判定部F12A又は実施形態3の判定部F12Bを有していてもよい。ここで、判定部F12A,F12Bのように、差分領域からの記述情報の取得を学習済みモデルにより行う場合には、データベース(D11A,D11B)は複数の飲料ディスペンサにそれぞれ対応して設けられていてもよい。例えば、カフェを経営する事業者が、複数の店舗に複数の飲料ディスペンサを設置する場合、カフェのスタッフが飲料ディスペンサのユーザとなる。この場合、店舗にある飲料ディスペンサを使用するのは同じ店舗のスタッフである。そこで、飲料ディスペンサ20毎に、ユーザの記述情報についての学習を行わせることで、記述情報の判定精度の向上が図れる。
実施形態4の飲料提供システム10Cでは、判定部F12が飲料ディスペンサ20Cではなく、サーバ30に設けられている。このように、飲料提供システム(10;10A〜10C)は、複数のコンピュータにより構成されていればよく、飲料提供システムの機能(特に、判定部F12,F12A,F12Bの機能)は、複数の装置に分散されていてもよい。更に、飲料提供システムの機能の少なくとも一部が、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されていてもよい。
以上述べた本開示における飲料提供システムの実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における飲料提供システムの実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
3.態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の第1〜第15の態様を含む。以下では、参考のためだけに、実施形態と対応する要素に符号を括弧付きで付している。ただし、煩雑さを考慮し、変形例に関係する符号は付していない。
第1の態様の飲料提供システム(10;10A;10C)は、画像取得部(F11)と、情報取得部(F13)と、制御部(F14)と、を備える。前記画像取得部(F11)は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(101)にある飲料用容器(70)の外観の画像である入力画像(P10〜P13;P21〜P24)を取得するように構成される。前記情報取得部(F13)は、飲料情報を取得するように構成される。前記飲料情報は、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)と参照画像(P10)との差分のある差分領域(A10〜A15)の、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)上の位置に基づいて決定される。前記参照画像(P10)は、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)に写る飲料用容器(70)の外観の基準となる画像である。前記制御部(F14)は、前記情報取得部(F13)で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させるように構成される。第1の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第2の態様の飲料提供システム(10;10A;10C)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記飲料提供システム(10;10A;10C)は、判定部(F12;F12A)を更に備える。前記判定部(F12;F12A)は、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)上の前記差分領域(A10〜A15)の位置に基づいて前記飲料情報を決定して前記情報取得部(F13)に与えるように構成される。第2の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第3の態様の飲料提供システム(10;10C)は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記判定部(F12)は、前記入力画像(P10〜P13)に写る飲料用容器(70)の外観上の複数の判定領域(Z11〜Z13)のいずれに前記差分領域(A10)があるかに基づいて前記飲料情報を決定するように構成される。第3の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第4の態様の飲料提供システム(10A)は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記飲料情報は、複数の項目を含む。前記複数の項目は、前記入力画像(P10;P21〜P24)に写る飲料用容器(70)の外観上の複数の判定領域(Z11〜Z13)のそれぞれに対応する。前記判定部(F12A)は、前記複数の判定領域(Z11〜Z13)における前記差分領域(A11〜A15)の有無に基づいて前記複数の項目を決定するように構成される。第4の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第5の態様の飲料提供システム(10A)は、第4の態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、前記複数の項目は、飲料の種類に対応する項目と、飲料の調整に対応する項目と、を含む。第5の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第6の態様の飲料提供システム(10;10A;10C)は、第3〜第5の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、前記判定部(F12;F12A)は、前記差分領域(A10〜A15)の基準点(R10)が前記複数の判定領域(Z11〜Z13)のいずれに含まれるかを判定するように構成される。前記判定部(F12;F12A)は、前記複数の判定領域(Z11〜Z13)のうち前記基準点を含む判定領域(Z11〜Z13)に前記差分領域(A10〜A15)があると判定するように構成される。第6の態様によれば、差分領域(A10〜A15)の場所の判定精度の向上が図れる。
第7の態様の飲料提供システム(10;10A;10C)は、第3〜第5の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、前記判定部(F12;F12A)は、前記複数の判定領域(Z11〜Z13)の基準点(R11〜R13)と前記差分領域(A10〜A15)の基準点(R10)との距離(L1〜L3)を求めるように構成される。前記判定部(F12;F12A)は、前記複数の判定領域(Z11〜Z13)のうち前記距離(L1〜L3)が最も短くなる判定領域(Z11〜Z13)に前記差分領域(A10〜A15)があると判定するように構成される。第7の態様によれば、差分領域(A10〜A15)の場所の判定精度の向上が図れる。
第8の態様の飲料提供システム(10;10A;10C)は、第3〜第7の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、前記判定部(F12;F12A)は、前記複数の判定領域(Z11〜Z13)の場所を、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)に写る飲料用容器(70)の外観上の複数の目印(71〜73)に基づいて決定するように構成される。第8の態様によれば、判定領域(Z11〜Z13)の場所の判定精度の向上が図れる。
第9の態様の飲料提供システム(10;10A;10C)は、第3〜第7の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第9の態様では、前記判定部(F12;F12A)は、前記複数の判定領域(Z11〜Z13)の場所を、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)に写る飲料用容器(70)の高さと割合情報に基づいて決定するように構成される。前記割合情報は、前記飲料用容器(70)の高さに対する前記複数の判定領域(Z11〜Z13)それぞれの割合を示す。第9の態様によれば、判定領域(Z11〜Z13)の場所の判定精度の向上が図れる。
第10の態様の飲料提供システム(10A)は、第2〜第9の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第10の態様では、前記判定部(F12A)は、前記差分領域(A10〜A15)から得られた記述情報(80〜85)に基づいて前記飲料情報を決定するように構成される。第10の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第11の態様の飲料提供方法は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(101)にある飲料用容器(70)の外観の画像である入力画像(P10〜P13;P21〜P24)を取得するステップを含む。また、前記飲料提供方法は、飲料情報を取得するステップを含む。前記飲料情報は、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)と参照画像(P10)との差分のある差分領域(A10〜A15)の、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)上の位置に基づいて決定される。前記参照画像(P10)は、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)に写る飲料用容器(70)の外観の基準となる画像である。更に、前記飲料提供方法は、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させるステップを含む。第11の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第12の態様の飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、第3指示と、を与える。前記第1指示は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(101)にある飲料用容器(70)の外観の画像である入力画像(P10〜P13;P21〜P24)を取得する指示である。前記第2指示は、飲料情報を取得する指示である。前記飲料情報は、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)と参照画像(P10)との差分のある差分領域(A10〜A15)の、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)上の位置に基づいて決定される。前記参照画像(P10)は、前記入力画像(P10〜P13;P21〜P24)に写る飲料用容器(70)の外観の基準となる画像である。前記第3指示は、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させる指示である。第12の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第13の態様の飲料提供システム(10B)は、画像取得部(F11)と、情報取得部(F13B)と、制御部(F14)と、を備える。前記画像取得部(F11)は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(101)にある飲料用容器(700)の外観の画像である入力画像(P30〜P32)を取得するように構成される。前記情報取得部(F13)は、前記入力画像(P30〜P32)と参照画像(P30)との差分のある差分領域(A16,A17)から得られた記述情報(86,87)に対応する飲料情報を取得するように構成される。前記参照画像(P30)は、前記入力画像(P30〜P32)に写る飲料用容器(700)の外観の基準となる画像である。前記制御部(F14)は、前記情報取得部(F13)で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させるように構成される。第13の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第14の態様の飲料提供方法は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(101)にある飲料用容器(700)の外観の画像である入力画像(P30〜P32)を取得するステップを含む。また、前記飲料提供方法は、前記入力画像(P30〜P32)と参照画像(P30)との差分のある差分領域(A16,A17)から得られた記述情報(86,87)に対応する飲料情報を取得するステップを含む。前記参照画像(P30)は、前記入力画像(P30〜P32)に写る飲料用容器(700)の外観の基準となる画像である。更に、前記飲料提供方法は、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させるステップを含む。第14の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
第15の態様の飲料提供プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、第3指示と、を与える。前記第1指示は、飲料吐出装置(24)から飲料を注ぐ提供場所(101)にある飲料用容器(700)の外観の画像である入力画像(P30〜P32)を取得する指示である。前記第2指示は、前記入力画像(P30〜P32)と参照画像(P30)との差分のある差分領域(A16,A17)から得られた記述情報(86,87)に対応する飲料情報を取得する指示である。前記第3指示は、前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置(24)に吐出させる指示である。第15の態様によれば、ユーザ(60)の希望する飲料を提供する際のユーザ(60)の手間を軽減できる。
10,10A,10B,10C 飲料提供システム
101 提供場所
24 飲料吐出装置
F11 画像取得部
F12,F12A,F12B 判定部
F13 情報取得部
F14 制御部
P10 画像(入力画像、参照画像)
P11〜P13 画像(入力画像)
P21〜P24 画像(入力画像)
P30 画像(入力画像、参照画像)
P31,P32 画像(入力画像)
A10〜A17 差分領域
R10 基準点
Z11〜Z13 判定領域
R11〜R13 基準点
L1〜L3 距離
70,700 飲料用容器
71〜73 チェックボックス(目印)
81〜87 記述情報

Claims (15)

  1. 飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得する画像取得部と、
    前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域の、前記入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる制御部と、
    を備える、
    飲料提供システム。
  2. 前記入力画像上の前記差分領域の位置に基づいて前記飲料情報を決定して前記情報取得部に与える判定部を更に備える、
    請求項1の飲料提供システム。
  3. 前記判定部は、前記入力画像に写る飲料用容器の外観上の複数の判定領域のいずれに前記差分領域があるかに基づいて前記飲料情報を決定するように構成される、
    請求項2の飲料提供システム。
  4. 前記飲料情報は、複数の項目を含み、
    前記複数の項目は、前記入力画像に写る飲料用容器の外観上の複数の判定領域のそれぞれに対応し、
    前記判定部は、前記複数の判定領域における前記差分領域の有無に基づいて前記複数の項目を決定するように構成される、
    請求項2の飲料提供システム。
  5. 前記複数の項目は、飲料の種類に対応する項目と、飲料の調整に対応する項目と、を含む、
    請求項4の飲料提供システム。
  6. 前記判定部は、前記差分領域の基準点が前記複数の判定領域のいずれに含まれるかを判定し、前記複数の判定領域のうち前記基準点を含む判定領域に前記差分領域があると判定するように構成される、
    請求項3〜5のいずれか一つの飲料提供システム。
  7. 前記判定部は、前記複数の判定領域の基準点と前記差分領域の基準点との距離を求め、前記複数の判定領域のうち前記距離が最も短くなる判定領域に前記差分領域があると判定するように構成される、
    請求項3〜5のいずれか一つの飲料提供システム。
  8. 前記判定部は、前記複数の判定領域の場所を、前記入力画像に写る飲料用容器の外観上の複数の目印に基づいて決定するように構成される、
    請求項3〜7のいずれか一つの飲料提供システム。
  9. 前記判定部は、前記複数の判定領域の場所を、前記入力画像に写る飲料用容器の高さと割合情報とに基づいて決定するように構成され、
    前記割合情報は、前記飲料用容器の高さに対する前記複数の判定領域それぞれの割合を示す、
    請求項3〜7のいずれか一つの飲料提供システム。
  10. 前記判定部は、前記差分領域から得られた記述情報に基づいて前記飲料情報を決定するように構成される、
    請求項2〜9のいずれか一つの飲料提供システム。
  11. 飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得するステップと、
    前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域の、前記入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得するステップと、
    前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるステップと、
    を含む、
    飲料提供方法。
  12. 1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、
    飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得する第1指示と、
    前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域の、前記入力画像上の位置に基づいて決定される飲料情報を取得する第2指示と、
    前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる第3指示と、
    を与える、
    飲料提供プログラム。
  13. 飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得する画像取得部と、
    前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分のある差分領域から得られた記述情報に対応する飲料情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得された飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる制御部と、
    を備える、
    飲料提供システム。
  14. 飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得するステップと、
    前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分から得られた記述情報に対応する飲料情報を取得するステップと、
    前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させるステップと、
    を含む、
    飲料提供方法。
  15. 1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、
    飲料吐出装置から飲料を注ぐ提供場所にある飲料用容器の外観の画像である入力画像を取得する第1指示と、
    前記入力画像と前記入力画像に写る飲料用容器の外観の基準となる画像である参照画像との差分から得られた記述情報に対応する飲料情報を取得する第2指示と、
    前記飲料情報に基づく飲料を前記飲料吐出装置に吐出させる第3指示と、
    を与える、
    飲料提供プログラム。
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