JP7484215B2 - 飲料供給装置及び再学習済みモデル生成システム - Google Patents

飲料供給装置及び再学習済みモデル生成システム Download PDF

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Description

本発明は、カップの飲料情報を判定する飲料情報判定用の学習済みモデル自体の判定精度を高めることを可能にする飲料供給装置及び再学習済みモデル生成システムに関する。
従来、例えばコンビニエンスストア等の店舗には、コーヒーマシン等の飲料供給装置が設置されている。飲料供給装置は、利用者により飲料が選択された場合に、例えばコーヒー豆挽き及びドリッピングの抽出処理等を行って飲料を生成し、飲料供給部に配置されたカップに対して、該飲料供給部を構成するノズルより飲料を吐出して供給するものである(例えば、特許文献1参照)。
そして、飲料供給部の載置部に載置されたカップに飲料を供給する場合、載置部に載置されたカップの画像を撮像し、この撮像画像内のカップの色情報や輝度情報などをもとにカップ識別を自動で行い、カップ識別に対応した飲料をカップに供給するようにしていた。
特開2009-274767号公報
しかしながら、飲料供給装置が設置される設置環境、例えば外来光や照明光の強度や色温度等が変化すると、カップの飲料情報の判定精度が低下してしまう場合がある。
そこで、カップの飲料情報の判定結果が既知の撮像画像を教師データとして教師有り学習を行った飲料情報判定用の学習済みモデルを用いて、判定対象の撮像画像を入力してカップの飲料情報を判定することが提案されている。この学習済みモデルを用いると、種々の設置環境であっても、カップの飲料情報の判定精度を高めることができる。
しかし、教師有り学習は、種々の設置環境を推定した膨大な教師データを用いていても、具体的に予想できない設置環境などが生じると、学習済みモデルを用いても判定精度が低下してしまうという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、カップの飲料情報を判定する飲料情報判定用の学習済みモデル自体の判定精度を高めることを可能にする飲料供給装置及び再学習済みモデル生成システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、飲料供給部に配置されたカップに対して、飲料生成部で生成した飲料を供給する飲料供給装置であって、前記カップの撮像画像を取得する撮像部と、前記カップの飲料情報の判定結果が既知の撮像画像を教師データとして教師有り学習を行った飲料情報判定用の学習済みモデルを用いて、判定対象の前記撮像画像を入力して前記カップの飲料情報を判定する判定部と、前記判定部が判定した飲料情報が不明あるいは不確定である場合、入力された撮像画像及び関連するメタデータを飲料供給装置内の記憶部に記憶あるいは外部出力し、記憶あるいは外部出力された撮像画像及び関連するメタデータを前記学習済みモデルの再学習のために提供する出力制御部と、前記判定部によって飲料情報の判定が確定である場合、確定した飲料情報が示す飲料の生成及び供給を制御する飲料供給制御部と、を備える。
また、本発明は、上記の発明において、前記判定部は、前記学習済みモデルから出力された飲料情報の出力値が第1の確率以上の場合、飲料情報が確定であると判定し、飲料情報の出力値が前記第1の確率未満かつ第2の確率以上の場合、飲料情報が不確定であると判定し、飲料情報の出力値が前記第2の確率未満の場合、飲料情報が不明であると判定し、前記飲料供給制御部は、飲料情報が確定である場合、確定した飲料情報の飲料の生成及び供給を制御し、前記出力制御部は、飲料情報が不確定である場合、前記カップの置き直しを案内して再度の飲料情報の判定を行わせるとともに、入力された撮像画像及び関連するメタデータを判定不確定データとして前記記憶部に記憶あるいは外部出力させ、飲料情報が不明である場合、入力された撮像画像及び関連するメタデータを判定不明データとして前記記憶部に記憶あるいは外部出力させるようにしてもよい。
また、本発明は、飲料供給部に配置されたカップの撮像画像を取得する撮像部と、前記カップの飲料情報の判定結果が既知の撮像画像を教師データとして教師有り学習を行った飲料情報判定用の学習済みモデルを用いて、判定対象の前記撮像画像を入力して前記カップの飲料情報を判定する判定部と、前記判定部が判定した飲料情報が不明あるいは不確定である場合、入力された撮像画像及び関連するメタデータをそれぞれ判定不明データあるいは判定不確定データとして飲料供給装置内の記憶部に記憶あるいは外部出力し、記憶あるいは外部出力された撮像画像及び関連するメタデータを前記学習済みモデルの再学習のために提供する出力制御部と、前記判定部によって飲料情報の判定が確定である場合、確定した飲料情報が示す飲料の生成及び供給を制御する飲料供給制御部と、を備えた飲料供給装置と、前記飲料供給装置から取得した、飲料情報が不明あるいは不確定である場合の撮像画像及び関連するメタデータを用い、取得した前記撮像画像を教師データとして前記学習済みモデルを再学習し、前記学習済みモデルを、再学習された再学習済みモデルに更新する再学習済みモデル生成装置と、を備える。
また、本発明は、上記の発明において、複数の前記飲料供給装置から出力される前記判定不明データ及び前記判定不確定データを記憶して管理する管理サーバを備え、前記再学習済みモデル生成装置は、前記管理サーバから前記判定不明データ及び前記判定不確定データを取得するようにしてもよい。
本発明によれば、カップの飲料情報を判定する飲料情報判定用の学習済みモデル自体の判定精度を高めることを可能にする。
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した飲料供給装置の制御系の構成を模式的に示すブロック図である。 図3は、図1に示した飲料供給部の構成を示す正面図である。 図4は、図1に示した飲料供給部の構成を示す断面図である。 図5は、学習済みモデルを用いた飲料情報の判定処理を説明する説明図である。 図6は、制御部による飲料供給制御処理手順を示すフローチャートである。 図7は、再学習済みモデル生成システムの構成を示すブロック図である。 図8は、再学習済みモデル生成システムにおける学習済みモデルの再学習処理を示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置1の外観構成を示す斜視図である。また、図2は、飲料供給装置1の制御系の構成を模式的に示すブロック図である。また、図2は、図1に示した飲料供給部22の構成を示す正面図である。また、図4は、図1に示した飲料供給部22の構成を示す断面図である。
ここで例示する飲料供給装置1は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されるコーヒーマシンであり、例えばコーヒー豆挽き及びドリッピングの抽出処理を行って、容器である有底円筒状のカップCに、例えばカフェラテ等の乳飲料を含んだコーヒー飲料を供給するものである。
飲料供給装置1は、本体キャビネット10及び前面扉20を備えている。本体キャビネット10は、前面が開口した略直方状の形態を成すものである。この本体キャビネット10の内部には、飲料(例えばコーヒー)を生成する飲料生成部11が設けてある。
前面扉20は、本体キャビネット10の前面の開口を閉塞するのに十分な大きさを有する扉体である。この前面扉20は、本体キャビネット10の前方側の一側縁部において、上下方向に沿って延在する図示せぬ軸部の中心軸回りに揺動可能に設けてあり、本体キャビネット10の前面の開口を開閉することが可能である。
前面扉20は、前面が接客面を構成しており、表示部21、飲料供給部22及び開閉扉22aが設けてある。表示部21は、例えば液晶タッチパネルで構成されており、各種情報を表示するとともに、タッチ操作等の入力操作が可能な入力部21aを有している。
飲料供給部22は、表示部21の下方側に凹部を設けることにより構成してある。この飲料供給部22は、ノズル23、ステージ24、後壁25、及び、側壁26L,26Rを有している(図3,4参照)。ノズル23は、飲料生成部11で生成された飲料を下方に向けて吐出するものである。ステージ24は、ノズル23の下方域に設けてある。ステージ24は、カップCを載置させる載置部であり、円弧状のストッパ24aが設けてある。また、ステージ24には、ノズル23から吐出されてカップCに供給されなかった飲料を通過させる複数の通過孔24bが形成されており(図4参照)、その下方には飲料を貯留するためのトレイ(図示せず)が設けてある。
後壁25は、ステージ24の後面を覆うものである。側壁26L,26Rは、ステージ24の両側面を覆うものである。側壁26L,26Rは、後壁25の両側縁部から前方に向けて相互間隔が漸次増大するように設けられている。
開閉扉22aは、例えば透明な樹脂等の透光性材料により構成されるものであり、飲料供給部22の入口27を覆うのに十分な大きさを有している。開閉扉22aは、左側端部が前面扉20に軸支されており、前後方向に沿って揺動可能なものである。つまり、開閉扉22aは、飲料供給部22に近接離反する態様で前後方向に沿って揺動可能であり、飲料供給部22に近接する態様で後方に揺動する場合に飲料供給部22の入口27を閉成させることが可能であり、飲料供給部22から離隔する態様で前方に揺動する場合に入口27を開成させることが可能である。
図2に示すように、飲料供給装置1は、カップ検出部31、投光部32、撮像部33、遮光板34、扉開閉検知部35、扉開閉ロック機構36及び制御部40を備える。
カップ検出部31は、例えば光センサ等により構成されるもので、飲料供給部22におけるカップCの配置の有無、すなわちステージ24にカップCが載置されたか否かを検出するものである。カップ検出部31は、カップCの有無の検出結果を制御部40に与える。
投光部32は、図3及び図4に示すように、飲料供給部22における左方の側壁26L及び右方の側壁26Rに設けてある。投光部32は、例えばLEDであり、ステージ24に載置されたカップCの表面に対して光照射を行う。投光部32は、カップCの上部周面に対して斜め上方から光を照射することができるように、それぞれ側壁26L,26Rの上方部に設けてある。
撮像部33は、飲料供給部22における左方の側壁26Lの下部に設けられ、カップCを含む画像を取得する。
扉開閉検知部35は、飲料供給部22の入口27の近傍に設けてあり、例えば光センサ等で構成してある。この扉開閉検知部35は、開閉扉22aによる入口27の開閉を検知するものであり、より詳細には、入口27が閉成、すなわち開閉扉22aが閉となるか否かを検知するものである。扉開閉検知部35は、開閉扉22aが閉となるか否かの検知結果を制御部40に与える。
扉開閉ロック機構36は、飲料供給部22の入口27の近傍に設けてある。この扉開閉ロック機構36は、入口27を閉成する開閉扉22aが閉となる状態を保持させて該開閉扉22aが前方に向けて揺動することを規制するロック状態と、該開閉扉22aが前方に向けて揺動することを許容する解除状態との間で択一的に切替可能なものである。扉開閉ロック機構36の切り替えは、制御部40からの指令に応じて行われる。
通信部42は、例えばLTE(登録商標)などの通信方式により、後述するネットワークNを介して管理サーバに接続する通信インタフェースである。なお、通信部42は、WiFi(登録商標)などの近距離無線通信機能を介してネットワークNに接続するようにしてもよい。
制御部40は、飲料生成部11、表示部21、カップ検出部31、投光部32、撮像部33、扉開閉検知部35、扉開閉ロック機構36、通信部42を接続し、記憶部41に記憶されたプログラムやデータにしたがって、これら各部の動作を統括的に制御するものである。
制御部40は、装置全体を制御する制御部であり、判定部40a、飲料供給制御部40b及び出力制御部40cを有する。判定部40aは、カップCの飲料情報の判定結果が既知の撮像画像を教師データとして教師有り学習を行った飲料情報判定用の学習済みモデルMを用いて、撮像部33が撮像した判定対象の撮像画像を入力してカップCの飲料情報を判定する。飲料情報は、カップサイズや供給飲料内容等であり、例えば、ラージサイズのアイスカフェラテである。
判定部40aは、学習済みモデルMから出力された飲料情報の出力値が第1の確率以上の場合、飲料情報が確定であると判定し、飲料情報の出力値が前記第1の確率未満かつ第2の確率以上の場合、飲料情報が不確定であると判定し、飲料情報の出力値が前記第2の確率未満の場合、飲料情報が不明であると判定する。
出力制御部40cは、飲料情報が不確定である場合、カップCの置き直しを案内して再度の飲料情報の判定を行わせるとともに、入力された撮像画像及び関連するメタデータを判定不確定データD2として記憶部41に記憶あるいは外部の管理サーバに外部出力させ、飲料情報が不明である場合、入力された撮像画像及び関連するメタデータを判定不明データD1として記憶部41に記憶あるいは外部の管理サーバに外部出力させる。
飲料供給制御部40bは、飲料情報が確定である場合、確定した飲料情報の飲料の生成及び供給を制御する。
<学習済みモデルを用いた飲料情報の判定処理>
図5は、学習済みモデルMを用いた飲料情報の判定処理を説明する説明図である。図5に示すように、学習済みモデルMに撮像部33が撮像した撮像画像Dが入力されると、1つの飲料情報の確率Pを出力する。具体的には、学習済みモデルMは、例えば、カップサイズ、アイスかホットか、飲料種などの組み合わせた飲料情報ごとに判定した確率を出力する。例えば、カップサイズが「レギュラー」と「ラージ」の2種類、「アイス」か「ホット」かの2種類、「コーヒー」か「カフェラテ」かの2種類の組み合わせた飲料情報であり、ここでは8種類の飲料情報となる。学習済みモデルMは、8種類の飲料情報ごとに確率を出力し、その最大確率をもつ飲料情報とその確率Pを出力する。
判定部40aは、この確率Pの出力値が0.9(第1の確率)以上である場合、飲料情報の判定が確定されてものして、この判定された飲料情報を飲料供給制御部40bに出力して飲料供給を行わせる。
判定部40aは、確率Pの出力値が0.8(第2の確率)以上0.9未満である場合、飲料情報の判定が不確定であるとして、カップCの置き直しの案内を行わせ、その後、判定不確定データD2を記憶部41あるいは管理サーバに出力する。また、判定部40aは、確率Pの出力値が0.8未満である場合、飲料情報の判定が不明であるとして、判定不明データD1を記憶部41あるいは管理サーバに出力する。これら判定不確定データD2や判定不明データD1は、学習済みモデルMの再学習のために提供されることになる。
なお、学習済みモデルMは、上記したように、飲料情報が既知の撮像画像である入力データと正解データ(飲料情報)とのセットからなる教師データを用いた教師有り学習を行った多層ニューラルネットワーク(CNN)である。教師有り学習は、例えば、飲料情報が既知の撮像画像を入力データとして、飲料情報という正解データが得られたならば、バックプロパゲーションによってニューロン間のパスの重み等のパラメータを変動させ、もって多層ニューラルネットワーク(CNN)に学習させることが可能となる。なお、通常、教師有り学習を行う場合には大量の教師データを用いて学習を行わねばならず、一つの学習についても多大な時間がかかることになる。そこで、学習済みモデルMの生成処理を、大型計算機又はクラウド上で行うようにしてもよい。
学習済みモデルMは、例えば、コンボリューション層(Convolution)、コンボリューション層(Convolution)、アベレージプーリング層(Average Pooling)、コンボリューション層(Convolution)、アベレージプーリング層(Average Pooling)、全結合層(Fully Connect)、全結合層(Fully Connect)及び出力層(Softmax)が順次接続される。最初のコンボリューション層(Convolution)に対して撮像画像Dが入力されたならば、最後尾の出力層(Softmax)から各飲料情報の確率が出力される。
ここで、コンボリューション層は、局所的な特徴を抽出するために、前層で近くにあるノードにフィルタを畳み込んで特徴マップを生成する。アベレージプーリング層は、局所的な特徴をまとめあげるために、前層であるコンボリューション層から出力された特徴マップをさらに縮小して新たな特徴マップとする。このように、多層ニューラルネットワーク(CNN)の隠れ層は、コンボリューション層とアベレージプーリング層により形成される。全結合層は、特徴部分が取り出された特徴マップを一つのノードに結合し、所定の活性化関数によって変換された値を出力する。この活性化関数には、周知技術であるReLU(Rectified Linear Unit)等を用いることができる。出力層は、全結合層からの出力(特徴変数)を元に、ソフトマックス関数を用いて確率に変換し、それぞれ正しく分類される確率を出力する。また、オーバーフィッティングを避けるためにドロップアウト層を追加することもできる。
なお、既存の大規模画像データセットで学習させた学習済モデルであるVGG16などを用いてもよい。VGG16は13層の畳み込み層と3層の全結合層との計16層からなる。本実施の形態の学習済モデルM1を学習させる場合、VGG16の全結合層を外して新たに全結合層を追加し、14層までの重みを更新させず、15層以降のみを学習させると、VGG16の高い特徴量抽出を継承しつつ、少ない教師データ、かつ、短時間に精度の高い学習済モデルを構築することができる。
<飲料供給制御処理>
次に、図6に示したフローチャートを参照して制御部40による飲料供給制御処理手順について説明する。
図6に示すように、制御部40は、まず、カップ検出部31によりカップCが飲料供給部22に有ると検出されたか否かを判断する(ステップS101)。すなわち、カップ検出部31は、カップCがステージ24に載置されたか否かを検出する。
カップCが有ると検出された場合(ステップS101:Yes)、制御部40は、扉開閉検知部35の検知結果をもとに、開閉扉22aが閉であるか否かを判断する(ステップS102)。開閉扉22aが閉でない場合(ステップS102:No)には、ステップS102の判断処理を繰り返す。
一方、制御部40は、開閉扉22aが閉である場合(ステップS102:Yes)には、撮像部33が撮像した撮像画像Dを取得する(ステップS103)。その後、判定部40aは、この撮像画像を入力データとして学習済みモデルMに入力して、カップCの飲料情報の確率を取得して飲料情報を判定する処理を行う(ステップS104)。その後、判定部40aの判定結果が、確定か、不確定か、不明かを判定する(ステップS105)。
判定結果が確定である場合(ステップS105:確定)、制御部40は、表示部21に対して、判定したカップCに供給する飲料の表示と、確認の文言が表示された入力部21aのタッチを案内する案内表示を行う(ステップS106)。
その後、制御部40は、入力部21aがタッチされたか否かを判断する(ステップS107)。入力部21aがタッチされない場合(ステップS107:No)、制御部40は、ステップS107の判断処理を繰り返す。一方、入力部21aがタッチされた場合(ステップS107:Yes)、制御部40は、扉開閉ロック機構36を用いて開閉扉22aを閉状態にロックし(ステップS108)、飲料生成部11に対して、供給する飲料の生成及び供給の処理を行わせる(ステップS109)。
その後、制御部40は、飲料生成部11による飲料供給が終了したか否かを判断する(ステップS110)。飲料供給が終了していない場合(ステップS110:No)には、制御部40は、ステップS109に戻って飲料の生成及び供給の処理を続行する。
一方、飲料供給が終了した場合(ステップS110:Yes)には、制御部40は、扉開閉ロック機構36による開閉扉22aの閉状態のロックを解除し(ステップS111)、本処理を終了する。
一方、判定結果が不確定である場合(ステップS105:不確定)、制御部40は、カップCの置き直しを案内し(ステップS112)、その後、判定不確定データD2を記憶部41等に出力して(ステップS113)、本処理を終了する。
また、判定結果が不明である場合(ステップS105:不明)、制御部40は、判定不明データD1を記憶部41等に出力して(ステップS114)、本処理を終了する。
<再学習モデル生成システム>
図7は、再学習済みモデル生成システム100の構成を示すブロック図である。図7に示すように、再学習済みモデル生成システム100は、飲料供給装置1に対応する複数の飲料供給装置1-1~1-n、管理サーバ101、及び、再学習済みモデル生成装置102は、ネットワークNに接続される。なお、図7では、各飲料供給装置1-1~1-nで発生した判定不明データD1及び判定不確定データD2は、管理サーバ101にまとめて記憶されている。
再学習済みモデル生成装置102は、定期的に管理サーバ101が記憶する判定不明データD1及び判定不確定データD2を取得する。再学習処理部201は、取得した判定不明データD1及び判定不確定データD2を教師データとして学習済みモデルMを再学習した再学習済みモデルM´を生成する。その後、再学習済みモデル生成装置102は、飲料供給装置1-1~1-nの学習済みモデルMを再学習済みモデルM´に更新すべく、再学習済みモデルM´を各飲料供給装置1-1~1-nに配信する。
図8は、再学習済みモデル生成システム100における学習済みモデルMの再学習処理を示すシーケンス図である。図8に示すように、まず、各飲料供給装置1-1~1-nは、判定不明データD1及び判定不確定データD2を管理サーバ101に送信する(ステップS201)。その後、再学習済みモデル生成装置102は、管理サーバ101から判定不明データD1及び判定不確定データD2を取得する(ステップS202)。
その後、再学習済みモデル生成装置102は、判定不明データD1及び判定不確定データD2を用いて学習済みモデルMを再学習させた再学習済みモデルM´を生成する再学習処理を行う(ステップS203)。その後、再学習済みモデル生成装置102は、生成した再学習済みモデルM´を各飲料供給装置1-1~1-nに配信する(ステップS204)。この再学習済みモデルM´を受信した各飲料供給装置1-1~1-nは、学習済みモデルMを再学習済みモデルM´に更新し(ステップS205)、本処理を終了する。
本実施の形態では、飲料供給装置1,1-1~1-nが配置された実環境上の判定結果をフィードバックして、学習済みモデルMを再学習済みモデルM´に更新するようにしているので、カップの飲料情報の判別精度をさらに向上させることができる。
なお、上記の実施の形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1,1-1~1-n 飲料供給装置
10 本体キャビネット
11 飲料生成部
20 前面扉
21 表示部
21a 入力部
22 飲料供給部
22a 開閉扉
23 ノズル
24 ステージ
24a ストッパ
24b 通過孔
25 後壁
26L,26R 側壁
27 入口
31 カップ検出部
32 投光部
33 撮像部
35 扉開閉検知部
36 扉開閉ロック機構
40 制御部
40a 判定部
40b 飲料供給制御部
40c 出力制御部
41 記憶部
42 通信部
100 再学習済みモデル生成システム
101 管理サーバ
102 再学習済みモデル生成装置
201 再学習処理部
C カップ
D 撮像画像
D1 判定不明データ
D2 判定不確定データ
M 学習済みモデル
M´ 再学習済みモデル

Claims (3)

  1. 飲料供給部に配置されたカップに対して、飲料生成部で生成した飲料を供給する飲料供給装置であって、
    前記カップの撮像画像を取得する撮像部と、
    前記カップの飲料情報の判定結果が既知の撮像画像を教師データとして教師有り学習を行った飲料情報判定用の学習済みモデルを用いて、判定対象の前記撮像画像を入力し、前記学習済みモデルから出力された飲料情報の出力値が第1の確率以上の場合、前記カップの飲料情報が確定であると判定し、飲料情報の出力値が前記第1の確率未満かつ第2の確率以上の場合、前記カップの飲料情報が不確定であると判定し、飲料情報の出力値が前記第2の確率未満の場合、前記カップの飲料情報が不明であると判定する判定部と、
    前記判定部が判定した飲料情報が不確定である場合、前記カップの置き直しを案内して再度の飲料情報の判定を行わせるとともに、入力された撮像画像及び関連するメタデータを判定不確定データとして飲料供給装置内の記憶部に記憶あるいは外部出力し、飲料情報が不明である場合、入力された撮像画像及び関連するメタデータを判定不明データとして前記記憶部に記憶あるいは外部出力し、記憶あるいは外部出力された撮像画像及び関連するメタデータを前記学習済みモデルの再学習のために提供する出力制御部と、
    前記判定部によって飲料情報の判定が確定である場合、確定した飲料情報が示す飲料の生成及び供給を制御する飲料供給制御部と、
    を備える飲料供給装置。
  2. 飲料供給部に配置されたカップの撮像画像を取得する撮像部と、
    前記カップの飲料情報の判定結果が既知の撮像画像を教師データとして教師有り学習を行った飲料情報判定用の学習済みモデルを用いて、判定対象の前記撮像画像を入力し、前記学習済みモデルから出力された飲料情報の出力値が第1の確率以上の場合、前記カップの飲料情報が確定であると判定し、飲料情報の出力値が前記第1の確率未満かつ第2の確率以上の場合、前記カップの飲料情報が不確定であると判定し、飲料情報の出力値が前記第2の確率未満の場合、前記カップの飲料情報が不明であると判定する判定部と、
    前記判定部が判定した飲料情報が不確定である場合、前記カップの置き直しを案内して再度の飲料情報の判定を行わせるとともに、入力された撮像画像及び関連するメタデータを判定不確定データとして飲料供給装置内の記憶部に記憶あるいは外部出力し、飲料情報が不明である場合、入力された撮像画像及び関連するメタデータを判定不明データとして前記記憶部に記憶あるいは外部出力し、記憶あるいは外部出力された撮像画像及び関連するメタデータを前記学習済みモデルの再学習のために提供する出力制御部と、
    前記判定部によって飲料情報の判定が確定である場合、確定した飲料情報が示す飲料の生成及び供給を制御する飲料供給制御部と、
    を備えた飲料供給装置と、
    前記飲料供給装置から取得した、飲料情報が不明あるいは不確定である場合の撮像画像及び関連するメタデータを用い、取得した前記撮像画像を教師データとして前記学習済みモデルを再学習し、前記学習済みモデルを、再学習された再学習済みモデルに更新する再学習済みモデル生成装置と、
    を備える再学習済みモデル生成システム。
  3. 複数の前記飲料供給装置から出力される前記判定不明データ及び前記判定不確定データを記憶して管理する管理サーバを備え、
    前記再学習済みモデル生成装置は、前記管理サーバから前記判定不明データ及び前記判定不確定データを取得する
    請求項に記載の再学習済みモデル生成システム。
JP2020030561A 2020-02-26 2020-02-26 飲料供給装置及び再学習済みモデル生成システム Active JP7484215B2 (ja)

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