JP2019129916A - マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が都度コントローラの操作を行うことなく、マッサージ後に仮眠を取ることができ、かつ仮眠を取った後にマッサージを行うことができるマッサージ機を提供することを目的とする。【解決手段】使用者にマッサージを行うマッサージ部と、前記マッサージ部の動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機において、前記制御部は、所定のプログラムに従って前記マッサージ部を動作させるマッサージコースを実行可能であり、前記マッサージコースは、所定時間マッサージを行う第一マッサージステップと、少なくともマッサージ部の動作を5分以上停止させる仮眠時間を有する仮眠ステップと、前記仮眠ステップの終了後に実行され、所定時間マッサージを行う第二マッサージステップと、を有する。【選択図】 図6
Description
本発明はマッサージ機に関する。
従来、使用者は予めお目覚めマッサージタイマーを設定しておくことにより、施療中に心地よくなっても安心して入眠出来、設定時間後に施療が再び始まることで目覚めることによって、寝過ごすことがなくなるマッサージ機が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
上記特許文献1に開示されたマッサージ機は、マッサージを行っている最中に、入眠するための操作をわざわざ自身で行わなければならないという問題があります。そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者が都度コントローラの操作を行うことなく、マッサージ後に仮眠を取ることができ、かつ仮眠を取った後にマッサージを行うことができるマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、使用者にマッサージを行うマッサージ部と、前記マッサージ部の動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機において、前記制御部は、所定のプログラムに従って前記マッサージ部を動作させるマッサージコースを実行可能であり、前記マッサージコースは、所定時間マッサージを行う第一マッサージステップと、少なくともマッサージ部の動作を5分以上停止させる仮眠時間を有する仮眠ステップと、前記仮眠ステップの終了後に実行され、所定時間マッサージを行う第二マッサージステップと、を有することを特徴とする。
このような構成とすることにより、使用者が都度コントローラの操作を行うことなく、マッサージ後に仮眠を取ることができ、かつ仮眠を取った後にマッサージを行うことができる。
このような構成とすることにより、使用者が都度コントローラの操作を行うことなく、マッサージ後に仮眠を取ることができ、かつ仮眠を取った後にマッサージを行うことができる。
また、使用者に前記仮眠ステップが終了したことを報知する報知手段を有し、前記マッサージコースは、仮眠ステップと第二マッサージステップとの間にアラームステップを有し、前記制御部は、前記アラームステップで前記報知手段により報知することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠から目覚めた状態でマッサージを行うことができる。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠から目覚めた状態でマッサージを行うことができる。
また、前記仮眠時間を設定する設定部を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠時間を設定することができる。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠時間を設定することができる。
また、前記制御部は、前記設定部により前記マッサージコースの実行前又は実行中に前記仮眠時間を設定することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠時間をマッサージコースの実行前又は実行中に設定することができる。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠時間をマッサージコースの実行前又は実行中に設定することができる。
また、使用者が着座する座部と、前記座部の後部に設けられた背凭れ部と、前記座部に対して前記背凭れ部を起立姿勢からリクライニング姿勢まで変更可能な第一アクチュエータと、を有し、前記仮眠ステップにおいては前記背凭れ部がリクライニング姿勢であることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠ステップにおいて仮眠しやすい姿勢で仮眠を取ることができる。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠ステップにおいて仮眠しやすい姿勢で仮眠を取ることができる。
また、使用者が着座する座部と、前記座部の前部に設けられたフットレストと、前記座部に対して前記フットレストを垂下姿勢から上昇姿勢まで変更可能な第二アクチュエータと、を有し、前記仮眠ステップにおいては前記フットレストが上昇姿勢であることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠ステップにおいて仮眠しやすい姿勢で仮眠を取ることができる。
このような構成とすることにより、使用者は仮眠ステップにおいて仮眠しやすい姿勢で仮眠を取ることができる。
また、使用者が着座する座部と、前記座部の後部に設けられた背凭れ部と、前記座部の前部に設けられたフットレストと、を有し、前記マッサージ部は前記座部と、前記背凭れ部と、前記フットレストと、のうち少なくともいずれかに設けられ、前記制御部は、第一マッサージステップにおいて着座した使用者の心臓に近いマッサージ部位から使用者の心臓から離れる方向へマッサージを行うことが好ましい。
このような構成とすることにより、遠心性のマッサージを行うことができ、第一マッサージステップにおいて使用者をリラックスさせて、仮眠しやすいようにすることができる。
このような構成とすることにより、遠心性のマッサージを行うことができ、第一マッサージステップにおいて使用者をリラックスさせて、仮眠しやすいようにすることができる。
また、使用者が着座する座部と、前記座部の後部に設けられた背凭れ部と、前記座部の前部に設けられたフットレストと、を有し、前記マッサージ部は前記座部と、前記背凭れ部と、前記フットレストと、のうち少なくともいずれかに設けられ、前記制御部は、第二マッサージステップにおいて着座した使用者の心臓から離れたマッサージ部位から使用者の心臓に向かう方向へマッサージを行うことが好ましい。
このような構成とすることにより、求心性のマッサージを行うことができ、第二マッサージステップにおいて使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。
このような構成とすることにより、求心性のマッサージを行うことができ、第二マッサージステップにおいて使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。
また、前記制御部は、第一マッサージステップにおけるマッサージ部の動作速度に比べて第二マッサージステップにおけるマッサージ部の動作速度を速くすることが好ましい。
このような構成とすることにより、第二マッサージステップにおいて使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。
このような構成とすることにより、第二マッサージステップにおいて使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。
本発明によれば、使用者は都度コントローラの操作を行うことなく、マッサージ後に仮眠を取ることができ、かつ仮眠を取った後にマッサージを行うことができる。
[第1実施形態に係るマッサージ機の構成]
以下、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の正面斜視図である。図2は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3はマッサージ機1の機能ブロック図である。図4はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図5はマッサージユニット8の正面図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示すマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。また、身体の表裏の定義については、起立した使用者の胸側を「表面」、背中側を「背面」として説明する。
以下、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の正面斜視図である。図2は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3はマッサージ機1の機能ブロック図である。図4はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図5はマッサージユニット8の正面図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示すマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。また、身体の表裏の定義については、起立した使用者の胸側を「表面」、背中側を「背面」として説明する。
[マッサージ機の全体構成]
図1〜図4に示すとおり、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、背凭れ部3の上部前面に設けられた使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5と、座部2の左右両側には肘掛け部6と、背凭れ部3の左右両側には側壁部7と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、枕部5、肘掛け部6、及び側壁部7は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。身体支持部2〜7の各所には、使用者の身体に対してマッサージを行う後述するエアセル20や後述するバイブレータ21によるマッサージ部15が設けられている。また、マッサージ機1は、背凭れ部3に揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部15としてのマッサージユニット8と、マッサージ機1の各動作を制御する制御部9と、後述する使用者に各種操作を行わせるコントローラ10と、を有している。
図1〜図4に示すとおり、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、背凭れ部3の上部前面に設けられた使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5と、座部2の左右両側には肘掛け部6と、背凭れ部3の左右両側には側壁部7と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、枕部5、肘掛け部6、及び側壁部7は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。身体支持部2〜7の各所には、使用者の身体に対してマッサージを行う後述するエアセル20や後述するバイブレータ21によるマッサージ部15が設けられている。また、マッサージ機1は、背凭れ部3に揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部15としてのマッサージユニット8と、マッサージ機1の各動作を制御する制御部9と、後述する使用者に各種操作を行わせるコントローラ10と、を有している。
図1,図3及び図4に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第一アクチュエータ11(図3参照)により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が略水平となるリクライニング姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。なお、肘掛け部6は背凭れ部3のリクライニングに連動して後方へ移動し、背凭れ部3の起立に連動して前方へ移動するよう構成されている。フットレスト4は、座部2の下方に設けられた第二アクチュエータ12(図3参照)により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で下腿及び足部が支持される上昇姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。
図2,図3に示すとおり、座部2の下方には、エアセル20よりなる各マッサージ部a1〜a8に対してエアを給排気するポンプ13a及びバルブ13bを有する給排気装置13と、前述した制御部9と、が設けられている。各マッサージ部a1〜a8と同じ場所にモータにより駆動されるバイブレータ21を設けてもよい。エアセル20は、エアを給排気することで使用者を押圧することができる。バイブレータ21は、偏心分銅が回転することで使用者に振動を与えることができる。制御部9は、プログラマブルなマイコン等を有しており、各アクチュエータ11,12、マッサージ部15、及び給排気装置13を駆動制御する。制御部9には、後述するコントローラ10や記憶部50が電気的に接続されている。マッサージ機1は、記憶部50に記憶された所定のプログラム(マッサージコース)に従ってマッサージ部15を動作させる他、後述する使用者によるコントローラ10からの指示に従って動作する。
[座部の構成]
図1〜3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の臀部及び/又は大腿部の外側面に対向して設けられた壁部22が設けられている。この壁部22は、座部の側方において上方へ立設されている。そして、壁部22の内側面には、臀部及び/又は大腿部の外側面をマッサージする臀部マッサージ部a4が設けられている。座部2の左右両側の肘掛け部6の内側壁を壁部22として利用してもよく、臀部マッサージ部a4を肘掛け部の内側壁に設ければよい。また、座部2には、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージする臀部マッサージ部a5が設けられていてもよい。臀部マッサージ部a4,a5は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、臀部マッサージ部a4は左右で対をなしてマッサージ部群A4を構成し、臀部マッサージ部a5は左右で対をなしてマッサージ部群A5を構成している。
図1〜3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の臀部及び/又は大腿部の外側面に対向して設けられた壁部22が設けられている。この壁部22は、座部の側方において上方へ立設されている。そして、壁部22の内側面には、臀部及び/又は大腿部の外側面をマッサージする臀部マッサージ部a4が設けられている。座部2の左右両側の肘掛け部6の内側壁を壁部22として利用してもよく、臀部マッサージ部a4を肘掛け部の内側壁に設ければよい。また、座部2には、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージする臀部マッサージ部a5が設けられていてもよい。臀部マッサージ部a4,a5は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、臀部マッサージ部a4は左右で対をなしてマッサージ部群A4を構成し、臀部マッサージ部a5は左右で対をなしてマッサージ部群A5を構成している。
[背凭れ部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部15であるマッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール18と、背フレーム3aを被覆するカバー部材3cと、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材3cは、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子62(図5参照)が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材3cを介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部15であるマッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール18と、背フレーム3aを被覆するカバー部材3cと、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材3cは、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子62(図5参照)が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材3cを介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。
[マッサージユニットの構成]
以下、マッサージユニット8の構成について説明する。
図1〜図3,図5に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット8が設けられている。このマッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール18が設けられており、マッサージユニット8はガイドレール18に沿って移動する。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
以下、マッサージユニット8の構成について説明する。
図1〜図3,図5に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット8が設けられている。このマッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール18が設けられており、マッサージユニット8はガイドレール18に沿って移動する。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
図5に示すとおり、マッサージユニット8は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール18に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル等よりなる進退駆動部65が設けられている。進退駆動部65の駆動により、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として前後方向に進退することができる。なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよく、アーム61に進退駆動部65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、マッサージユニット8は、使用者の身体情報を検出するセンサ69を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージユニット8を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、アーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージユニット8の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は記憶部50に記憶される。
[側壁部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背フレーム3a(背凭れ部3)の左右両側には、使用者の肩又は上腕の外側面に対向して設けられた側壁部7が設けられている。この側壁部7は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。そして、側壁部7の内側面には、肩又は上腕の外側面をマッサージする肩側マッサージ部a2が設けられている。肩側マッサージ部a2は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、肩側マッサージ部a2は左右で対をなしてマッサージ部群A2を構成している。
図1〜図3に示すとおり、背フレーム3a(背凭れ部3)の左右両側には、使用者の肩又は上腕の外側面に対向して設けられた側壁部7が設けられている。この側壁部7は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。そして、側壁部7の内側面には、肩又は上腕の外側面をマッサージする肩側マッサージ部a2が設けられている。肩側マッサージ部a2は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、肩側マッサージ部a2は左右で対をなしてマッサージ部群A2を構成している。
[枕部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3の上部前面には、使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5が設けられている。枕部5の前面には、頭及び/又は首の後面に対向して設けられた左右で対をなす頭部マッサージ部a1が設けられている。頭部マッサージ部a1は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、頭部マッサージ部a1は、左右で対をなしてマッサージ部群A1を構成している。この頭部マッサージ部a1は、頭及び/又は首の外側面に対向して設けてもよい。この場合は、前方へ立設された壁部(図示せず)の内側面に設けるとよい。また、頭部マッサージ部a1は、枕部5に設けるのではなく、背凭れ部3の上部前面に直接設けてもよい。
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3の上部前面には、使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5が設けられている。枕部5の前面には、頭及び/又は首の後面に対向して設けられた左右で対をなす頭部マッサージ部a1が設けられている。頭部マッサージ部a1は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、頭部マッサージ部a1は、左右で対をなしてマッサージ部群A1を構成している。この頭部マッサージ部a1は、頭及び/又は首の外側面に対向して設けてもよい。この場合は、前方へ立設された壁部(図示せず)の内側面に設けるとよい。また、頭部マッサージ部a1は、枕部5に設けるのではなく、背凭れ部3の上部前面に直接設けてもよい。
[肘掛け部の構成]
図1〜図3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の手先と前腕を支持する肘掛け部6が設けられている。肘掛け部6の手先と前腕の上下方向には、腕マッサージ部a3が設けられている。腕マッサージ部a3は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、腕マッサージ部a3は、左右で対をなしてマッサージ部群A3を構成している。
図1〜図3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の手先と前腕を支持する肘掛け部6が設けられている。肘掛け部6の手先と前腕の上下方向には、腕マッサージ部a3が設けられている。腕マッサージ部a3は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、腕マッサージ部a3は、左右で対をなしてマッサージ部群A3を構成している。
[フットレストの構成]
図1〜図3に示すとおり、フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の脚支持部40と、使用者の足部を支持する左右一対の足支持部41と、を有している。脚支持部40は、使用者の下腿の背面に対向して設けられた底壁40aと、底壁40aの左右両端から前方に向かって立設された側壁40bと、底壁40aの左右中央から前方に向かって立設された中央壁40cと、を有している。
図1〜図3に示すとおり、フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の脚支持部40と、使用者の足部を支持する左右一対の足支持部41と、を有している。脚支持部40は、使用者の下腿の背面に対向して設けられた底壁40aと、底壁40aの左右両端から前方に向かって立設された側壁40bと、底壁40aの左右中央から前方に向かって立設された中央壁40cと、を有している。
側壁40bの内側面には、下腿の外側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。中央壁40cの両外側面には、下腿の内側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。また、底壁40aには、使用者の下腿の背面からマッサージする脚マッサージ部a7が設けられている。脚マッサージ部a6,a7は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。脚マッサージ部a6は、下腿の内側面に対向する脚マッサージ部a6と、下腿の外側面に対向する脚マッサージ部a6、により左右で対をなしてマッサージ部群A6を構成している。脚マッサージ部a7は、中央壁40cを挟んで左側の下腿の背面に対向する脚マッサージ部a7と、中央壁40cを挟んで右側の下腿の背面に対向する脚マッサージ部a7と、により左右で対をなしてマッサージ部群A7を構成している。
足支持部41は、使用者の足裏を置く底壁41aと、底壁41aの左右両端から上方に向かって立設された側壁41bと、底壁41aの左右中央から上方に向かって立設された中央壁41cと、底壁41aの後部から上方へ立設された足部の背面(踵付近)に対向する後壁41dと、を有している。各壁41a〜41dより上方及び前方が開口した凹部42が形成されており、凹部42に足部を収容できるようになっている。
各壁41a〜41cには、使用者の足をマッサージする足マッサージ部a8が設けられ、左右で対をなしてマッサージ群A8を構成している。足マッサージ部a8は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。
[コントローラの構成]
図1〜図4に示すとおり、肘掛け部6の上部にはコントローラ10が備えられており、使用者が着座した状態で操作することができる。このコントローラ10は、使用者が目視で確認できる画面10aと、使用者が画面10a上を指先操作するタッチパネル10bと、後述する仮眠ステップが終了したことをブザー音や音声で報知する報知手段33であるスピーカー33aを有している。なお、上述では報知手段33はスピーカー33aと説明したが、これに限定されなく、マッサージ部15であるバイブレータ21や第一アクチェータ11による背凭れ部3の起立姿勢への動作や、第二アクチェータ12によるフットレスト4の垂下姿勢への動作でもよい。このようにすることで、バイブレータ21の振動や背凭れ部3の起立姿勢動作やフットレスト4の垂下姿勢動作で仮眠ステップが終了したことを使用者に報知することができる。また、コントローラ10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢を変更することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢を変更することができる。また、動作させるマッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8を選択したり、マッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8の動作(手技又は強さ等)を変更したりすることもできる。また、コントローラ10は、後述する仮眠時間を複数の選択肢の中から設定可能な設定部30を有している。図8に示すとおり、コントローラ10の画面10a上に設定部30を表示させて、タッチパネル10bによる操作によって、使用者は自分に合った仮眠時間を設定することができる。図8では仮眠時間は5分〜25分を設定可能にしているが、これに限定しない。例えば、使用者自身が仮眠時間の数値を入力して設定してもよい。タッチパネル10bによる操作の代わりに、コントローラ10内に配置した物理ボタン31のみやコントローラ10内に設置されたマイク(図示せず)を使った音声認識部32による操作のみであってもよい。このようにすることで、使用者は容易に選択することができる。なお、音声認識部32であるマイク(図示せず)をコントローラ10内ではなく、背凭れ部3の上部や枕部5に設置してもよい。このようにすることで、使用者はわざわざ姿勢を変えなくても背凭れ部3に凭れたまま、音声認識部32で選択を行うことができる。
図1〜図4に示すとおり、肘掛け部6の上部にはコントローラ10が備えられており、使用者が着座した状態で操作することができる。このコントローラ10は、使用者が目視で確認できる画面10aと、使用者が画面10a上を指先操作するタッチパネル10bと、後述する仮眠ステップが終了したことをブザー音や音声で報知する報知手段33であるスピーカー33aを有している。なお、上述では報知手段33はスピーカー33aと説明したが、これに限定されなく、マッサージ部15であるバイブレータ21や第一アクチェータ11による背凭れ部3の起立姿勢への動作や、第二アクチェータ12によるフットレスト4の垂下姿勢への動作でもよい。このようにすることで、バイブレータ21の振動や背凭れ部3の起立姿勢動作やフットレスト4の垂下姿勢動作で仮眠ステップが終了したことを使用者に報知することができる。また、コントローラ10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢を変更することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢を変更することができる。また、動作させるマッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8を選択したり、マッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8の動作(手技又は強さ等)を変更したりすることもできる。また、コントローラ10は、後述する仮眠時間を複数の選択肢の中から設定可能な設定部30を有している。図8に示すとおり、コントローラ10の画面10a上に設定部30を表示させて、タッチパネル10bによる操作によって、使用者は自分に合った仮眠時間を設定することができる。図8では仮眠時間は5分〜25分を設定可能にしているが、これに限定しない。例えば、使用者自身が仮眠時間の数値を入力して設定してもよい。タッチパネル10bによる操作の代わりに、コントローラ10内に配置した物理ボタン31のみやコントローラ10内に設置されたマイク(図示せず)を使った音声認識部32による操作のみであってもよい。このようにすることで、使用者は容易に選択することができる。なお、音声認識部32であるマイク(図示せず)をコントローラ10内ではなく、背凭れ部3の上部や枕部5に設置してもよい。このようにすることで、使用者はわざわざ姿勢を変えなくても背凭れ部3に凭れたまま、音声認識部32で選択を行うことができる。
以下、マッサージ機1のマッサージコースについて説明する。図6〜図7はマッサージ機1のマッサージコースを示すフロー図である。
以下、マッサージ機1のマッサージコースの一連の流れについて、図6に基づいて説明する。
制御部9は、コントローラ10を操作し選択されたマッサージコースを開始する。(ステップS1)ステップS1に続いて、所定時間マッサージを行う第一マッサージステップを実行する。(ステップS2)ステップS2で行う第一マッサージステップでは、着座した使用者の心臓に近いマッサージ部位から使用者の心臓から離れた方向へ遠心性のマッサージを行う。遠心性のマッサージは心臓から身体の末端へ向けて血流を促す。全身の血行を促進し、末端まで血液を巡らせ、リラックスさせることができる。更に心兪、肝愈、天柱、風池等のツボを刺激することでより一層リラックスさせることもできる。具体的には、背凭れ部3に設けられたマッサージユニット8で心臓付近からマッサージを始め、昇降モータM3で腰付近まで移動しながら、マッサージモータM1,M2で揉みマッサージや叩きマッサージを行う。その後、座部2に設けられた臀部マッサージ部a4〜a5で臀部や大腿部のマッサージ、フットレスト4に設けられた脚マッサージ部a6〜a7や足マッサージ部a8で下腿や足のマッサージ、肘掛け部6に設けられた腕マッサージ部a3で腕のマッサージを行い、心臓に近いマッサージ部位から心臓から離れたマッサージ部位のマッサージを行う。このようにすることで、使用者をリラックスさせて、仮眠しやすいようにすることができる。
制御部9は、コントローラ10を操作し選択されたマッサージコースを開始する。(ステップS1)ステップS1に続いて、所定時間マッサージを行う第一マッサージステップを実行する。(ステップS2)ステップS2で行う第一マッサージステップでは、着座した使用者の心臓に近いマッサージ部位から使用者の心臓から離れた方向へ遠心性のマッサージを行う。遠心性のマッサージは心臓から身体の末端へ向けて血流を促す。全身の血行を促進し、末端まで血液を巡らせ、リラックスさせることができる。更に心兪、肝愈、天柱、風池等のツボを刺激することでより一層リラックスさせることもできる。具体的には、背凭れ部3に設けられたマッサージユニット8で心臓付近からマッサージを始め、昇降モータM3で腰付近まで移動しながら、マッサージモータM1,M2で揉みマッサージや叩きマッサージを行う。その後、座部2に設けられた臀部マッサージ部a4〜a5で臀部や大腿部のマッサージ、フットレスト4に設けられた脚マッサージ部a6〜a7や足マッサージ部a8で下腿や足のマッサージ、肘掛け部6に設けられた腕マッサージ部a3で腕のマッサージを行い、心臓に近いマッサージ部位から心臓から離れたマッサージ部位のマッサージを行う。このようにすることで、使用者をリラックスさせて、仮眠しやすいようにすることができる。
ステップS2に続いて、少なくともマッサージ部15の動作を5分以上停止する仮眠時間を有する仮眠ステップを実行する。(ステップS3)具体的には、仮眠ステップは第一マッサージステップにおけるマッサージ動作の完了後に、第一アクチェータ11を駆動させ、背凭れ部3をリクライニング姿勢の状態や第二アクチェータ12を駆動させ、フットレスト4を上昇姿勢の状態にし、5分以上に設定された仮眠時間の間、マッサージ部15の動作を停止させる。このようにすることで、使用者は仮眠時間の間、仮眠しやすい姿勢で仮眠を取ることができる。尚、仮眠時間は前述したコントローラ10に設けられた設定部30で時間を設定することができる。仮眠時間を設定することで、使用者は自分に合った仮眠時間の間、仮眠を取ることができる。また、仮眠時間の設定においては、上述ステップS1のマッサージコースの実行前であっても良いし、上述ステップS2の第一マッサージステップの実行中であっても良い。
ステップS3に続いて、所定時間マッサージを行う第二マッサージステップを実行する。(ステップS4)ステップS4で行う第二マッサージステップでは、着座した使用者の心臓から離れたマッサージ部位から使用者の心臓に向かう方向へ求心性のマッサージを行う。求心性のマッサージは身体の末端から心臓へ向けて血流を促す。戻りにくい末端の血液を心臓に送り返し、疲労回復を促し、新陳代謝を高めて身体を活性化させることができる。更に、心兪、脾兪、腎兪等のツボを刺激することでより一層活性化させることもできる。具体的には、フットレスト4に設けられた足マッサージ部a8で足のマッサージ、肘掛け部6に設けられた腕マッサージ部a3で腕のマッサージと末端部からマッサージを始め、その後、フットレスト4に設けられた脚マッサージ部a6〜a7で下腿のマッサージ、座部2に設けられた臀部マッサージ部a4〜a5で臀部や大腿部のマッサージを行い、背凭れ部3に設けられたマッサージユニット8で心臓から離れた腰付近からマッサージを始め、昇降モータM3で心臓付近まで移動しながら、マッサージモータM1,M2で揉みマッサージや叩きマッサージを行う。このようにすることで、使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。また、第二マッサージステップにおける揉みマッサージや叩きマッサージの動作速度は、第一マッサージステップにおける揉みマッサージや叩きマッサージの動作速度に比べて、速い設定にしている。このようにすることで、テンポの速いマッサージを行うことができ、使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。逆に、第一マッサージステップではテンポをゆっくりとしたマッサージを行うことで、使用者をリラックスさせることができる。
ステップS4に続いて、第二マッサージステップにおけるマッサージ動作が完了して、マッサージコースが終了となる。(ステップS5)このようにすることで、ステップS1〜S5の一連のステップを行うマッサージコースをコントローラ10で1度選択するだけで実行できるため、使用者は都度コントローラ10の操作を行うことなく、マッサージ後に仮眠を取ることができ、かつ仮眠を取った後にマッサージを行うことができる。
以下、マッサージ機1のマッサージコースにアラームステップを追加した一連の流れについて、図7に基づいて説明する。
制御部9は、コントローラ10を操作し選択されたマッサージコースを開始する。(ステップS1)ステップS1に続いて、所定時間マッサージを行う第一マッサージステップを実行する。(ステップS2)ステップS2で行う第一マッサージステップでは、着座した使用者の心臓に近いマッサージ部位から使用者の心臓から離れた方向へ遠心性のマッサージを行う。遠心性のマッサージは心臓から身体の末端へ向けて血流を促す。全身の血行を促進し、末端まで血液を巡らせ、リラックスさせることができる。更に心兪、肝愈、天柱、風池等のツボを刺激することでより一層リラックスさせることもできる。具体的には、背凭れ部3に設けられたマッサージユニット8で心臓付近からマッサージを始め、昇降モータM3で腰付近まで移動しながら、マッサージモータM1,M2で揉みマッサージや叩きマッサージを行い、その後、座部2に設けられた臀部マッサージ部a4〜a5で臀部や大腿部のマッサージ、フットレスト4に設けられた脚マッサージ部a6〜a7や足マッサージ部a8で下腿や足のマッサージ、肘掛け部6に設けられた腕マッサージ部a3で腕のマッサージと心臓に近いマッサージ部位から心臓から離れたマッサージ部位のマッサージを行う。このようにすることで、使用者をリラックスさせて、仮眠しやすいようにすることができる。
制御部9は、コントローラ10を操作し選択されたマッサージコースを開始する。(ステップS1)ステップS1に続いて、所定時間マッサージを行う第一マッサージステップを実行する。(ステップS2)ステップS2で行う第一マッサージステップでは、着座した使用者の心臓に近いマッサージ部位から使用者の心臓から離れた方向へ遠心性のマッサージを行う。遠心性のマッサージは心臓から身体の末端へ向けて血流を促す。全身の血行を促進し、末端まで血液を巡らせ、リラックスさせることができる。更に心兪、肝愈、天柱、風池等のツボを刺激することでより一層リラックスさせることもできる。具体的には、背凭れ部3に設けられたマッサージユニット8で心臓付近からマッサージを始め、昇降モータM3で腰付近まで移動しながら、マッサージモータM1,M2で揉みマッサージや叩きマッサージを行い、その後、座部2に設けられた臀部マッサージ部a4〜a5で臀部や大腿部のマッサージ、フットレスト4に設けられた脚マッサージ部a6〜a7や足マッサージ部a8で下腿や足のマッサージ、肘掛け部6に設けられた腕マッサージ部a3で腕のマッサージと心臓に近いマッサージ部位から心臓から離れたマッサージ部位のマッサージを行う。このようにすることで、使用者をリラックスさせて、仮眠しやすいようにすることができる。
ステップS2に続いて、少なくともマッサージ部15の動作を5分以上停止する仮眠時間を有する仮眠ステップを実行する。(ステップS3)具体的には、仮眠ステップは第一マッサージステップにおけるマッサージ動作の完了後に、第一アクチェータ11を駆動させ、背凭れ部3をリクライニング姿勢の状態や第二アクチェータ12を駆動させ、フットレスト4を上昇姿勢の状態にし、5分以上に設定された仮眠時間の間、マッサージ部15の動作を停止させる。このようにすることで使用者は仮眠時間の間、仮眠しやすい姿勢で仮眠を取ることができる。尚、仮眠時間は前述したコントローラ10に設けられた設定部30で時間を設定することができる。仮眠時間を設定することで、使用者は自分に合った仮眠時間の間、仮眠を取ることができる。また、仮眠時間の設定においては、上述ステップS1のマッサージコースの実行前であっても良いし、上述ステップS2の第一マッサージステップの実行中であっても良い。
ステップS3に続いて、仮眠ステップが終了したことを使用者に報知するアラームステップを実行する。(ステップS4)具体的には、アラームステップは前述したコントローラ10に設けられた報知手段33であるスピーカー33aからブザー音や「起きてください。」などの音声を出力したり、第一アクチェータ11を駆動させ背凭れ部3を起立姿勢にさせたり、第二アクチェータ12を駆動させフットレスト4を垂下姿勢にさせて、使用者に仮眠ステップが終了したことを報知し、使用者を目覚めさせる。このようにすることで、使用者は仮眠ステップで仮眠している時に急にマッサージが始まり、マッサージが始まることでビックリして目覚めることなく、仮眠から目覚めた状態で次のステップのマッサージを行うことができる。
ステップS4に続いて、所定時間マッサージを行う第二マッサージステップを実行する。(ステップS5)ステップS5で行う第二マッサージステップでは、着座した使用者の心臓から離れたマッサージ部位から使用者の心臓に向かう方向へ求心性のマッサージを行う。求心性のマッサージは身体の末端から心臓へ向けて血流を促す。戻りにくい末端の血液を心臓に送り返し、疲労回復を促し、新陳代謝を高めて身体を活性化させることができる。更に、心兪、脾兪、腎兪等のツボを刺激することでより一層活性化させることもできる。具体的には、フットレスト4に設けられた足マッサージ部a8で足のマッサージ、肘掛け部6に設けられた腕マッサージ部a3で腕のマッサージと末端部からマッサージを始め、その後、フットレスト4に設けられた脚マッサージ部a6〜a7で下腿のマッサージ、座部2に設けられた臀部マッサージ部a4〜a5で臀部や大腿部のマッサージを行い、背凭れ部3に設けられたマッサージユニット8で心臓から離れた腰付近からマッサージを始め、昇降モータM3で心臓付近まで移動しながら、マッサージモータM1,M2で揉みマッサージや叩きマッサージを行う。このようにすることで、使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。また、第二マッサージステップにおける揉みマッサージや叩きマッサージの動作速度は、第一マッサージステップにおける揉みマッサージや叩きマッサージの動作速度に比べて、速い設定にしている。このようにすることで、テンポの速いマッサージを行うことができ、使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。
ステップS5に続いて、第二マッサージステップにおけるマッサージ動作が完了して、マッサージコースが終了となる。(ステップS6)このようにすることで、ステップS1〜S6の一連のステップのマッサージコースをコントローラ10で1度選択するだけで実行できるため、使用者は都度コントローラ10の操作を行うことなく、マッサージ後に仮眠を取ることができ、かつ仮眠を取った後にマッサージを行うことができる。
[他の実施形態]
また、本発明のマッサージ機1は、図示する形態に限らず、この発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。
例えば、前述した実施形態では、第二マッサージステップにおいて求心性のマッサージを行うことを
挙げたが、このマッサージに加えてストレッチ動作を行ってもよい。第一アクチュエータ11や第二アクチュエータ12を駆動させて、背凭れ部3やフットレスト4を動かして、使用者の背中を反らすストレッチ動作を行うことができる。ストレッチ動作を行うことで使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。
また、本発明のマッサージ機1は、図示する形態に限らず、この発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。
例えば、前述した実施形態では、第二マッサージステップにおいて求心性のマッサージを行うことを
挙げたが、このマッサージに加えてストレッチ動作を行ってもよい。第一アクチュエータ11や第二アクチュエータ12を駆動させて、背凭れ部3やフットレスト4を動かして、使用者の背中を反らすストレッチ動作を行うことができる。ストレッチ動作を行うことで使用者を活性化させて、目覚めやすいようにすることができる。
本発明は、使用者が都度コントローラの操作を行うことなく、マッサージ後に仮眠を取ることができ、かつ仮眠を取った後にマッサージを行うことができるマッサージ機に適用することができる。
1 マッサージ機
8 マッサージユニット(マッサージ部)
9 制御部
15 マッサージ部
20 エアセル(マッサージ部)
21 バイブレータ(マッサージ部)
8 マッサージユニット(マッサージ部)
9 制御部
15 マッサージ部
20 エアセル(マッサージ部)
21 バイブレータ(マッサージ部)
Claims (9)
- 使用者にマッサージを行うマッサージ部と、
前記マッサージ部の動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機において、
前記制御部は、所定のプログラムに従って前記マッサージ部を動作させるマッサージコースを実行可能であり、
前記マッサージコースは、
所定時間マッサージを行う第一マッサージステップと、
少なくともマッサージ部の動作を5分以上停止させる仮眠時間を有する仮眠ステップと、
前記仮眠ステップの終了後に実行され、所定時間マッサージを行う第二マッサージステップと、を有することを特徴とするマッサージ機。 - 使用者に前記仮眠ステップが終了したことを報知する報知手段を有し、
前記マッサージコースは、前記仮眠ステップと前記第二マッサージステップとの間にアラームステップを有し、
前記制御部は、前記アラームステップで前記報知手段により報知することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。 - 前記仮眠時間を設定する設定部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
- 前記制御部は、前記設定部により前記マッサージコースの実行前又は実行中に前記仮眠時間を設定することを特徴とする請求項3に記載のマッサージ機。
- 使用者が着座する座部と、
前記座部の後部に設けられた背凭れ部と、
前記座部に対して前記背凭れ部を起立姿勢からリクライニング姿勢まで変更可能な第一アクチュエータと、を有し、
前記仮眠ステップにおいては前記背凭れ部がリクライニング姿勢であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。 - 使用者が着座する座部と、
前記座部の前部に設けられたフットレストと、
前記座部に対して前記フットレストを垂下姿勢から上昇姿勢まで変更可能な第二アクチュエータと、を有し、
前記仮眠ステップにおいては前記フットレストが上昇姿勢であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機。 - 使用者が着座する座部と、
前記座部の後部に設けられた背凭れ部と、
前記座部の前部に設けられたフットレストと、を有し、
前記マッサージ部は前記座部と、前記背凭れ部と、前記フットレストと、のうち少なくともいずれかに設けられ、
前記制御部は、第一マッサージステップにおいて着座した使用者の心臓に近いマッサージ部位から使用者の心臓から離れる方向へマッサージを行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機。 - 使用者が着座する座部と、
前記座部の後部に設けられた背凭れ部と、
前記座部の前部に設けられたフットレストと、を有し、
前記マッサージ部は前記座部と、前記背凭れ部と、前記フットレストと、のうち少なくともいずれかに設けられ、
前記制御部は、第二マッサージステップにおいて着座した使用者の心臓から離れたマッサージ部位から使用者の心臓に向かう方向へマッサージを行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記制御部は、第一マッサージステップにおけるマッサージ部の動作速度に比べて第二マッサージステップにおけるマッサージ部の動作速度を速くすることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のマッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018013064A JP2019129916A (ja) | 2018-01-29 | 2018-01-29 | マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018013064A JP2019129916A (ja) | 2018-01-29 | 2018-01-29 | マッサージ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019129916A true JP2019129916A (ja) | 2019-08-08 |
Family
ID=67544552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018013064A Pending JP2019129916A (ja) | 2018-01-29 | 2018-01-29 | マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019129916A (ja) |
-
2018
- 2018-01-29 JP JP2018013064A patent/JP2019129916A/ja active Pending
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