JP2019170428A - マッサージ機 - Google Patents

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Yoichi Arata
洋一 新
章史 長尾
Akifumi Nagao
章史 長尾
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Masao Muraguchi
正男 村口
順司 小椋
Junji Ogura
順司 小椋
貴浩 加藤
Takahiro Kato
貴浩 加藤
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Abstract

【課題】使用者の首(頸椎)に対してストレッチを行い、使用者の頸椎の状態を正常な湾曲の頸椎の状態にして、ストレートネックを改善することができるマッサージ機を提供することを目的とする。【解決手段】使用者が凭れる背凭れ部と、前記背凭れ部に設けられ、使用者にマッサージを行うマッサージ部と、前記マッサージ部を定めたプログラムに従って動作させる制御部と、を備えたマッサージ機において、前記マッサージ部は、左右で対をなす施療子を有し、身長方向に移動可能であり、前記制御部は、前記対の施療子を接近させて、対の施療子間の幅を狭める幅狭ステップと、前記マッサージ部を使用者の頭部側へ移動させる上昇ステップと、前記上昇ステップを使用者の頭部と首部の付け根で停止させる停止ステップと、前記停止ステップ後に所定時間停止させる保持ステップと、を行う。【選択図】 図7

Description

本発明はマッサージ機に関する。
従来、使用者の頚椎と後頭部と、その下の突き出た骨等のくぼんだカーブを描く部位に沿って、ローラーが当たってツボをマッサージするローラーユニット式頚椎マッサージ装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
実用新案登録第3093106号公報
上記特許文献1に開示されたマッサージ装置は、ローラーユニットによって頸椎部をマッサージするだけであり、頸椎の湾曲がまっすぐとなった、本来の「S」字カーブの湾曲が失われた状態の「ストレートネック」の人に対して改善することができないという問題があります。そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者の首(頸椎)に対してストレッチを行い、使用者の頸椎の状態を正常な湾曲の頸椎の状態にして、ストレートネックを改善することができるマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、使用者が凭れる背凭れ部と、前記背凭れ部に設けられ、使用者にマッサージを行うマッサージ部と、前記マッサージ部を定めたプログラムに従って動作させる制御部と、を備えたマッサージ機において、前記マッサージ部は、左右で対をなす施療子を有し、身長方向に移動可能であり、前記制御部は、前記対の施療子を接近させて、対の施療子間の幅を狭める幅狭ステップと、前記マッサージ部を使用者の頭部側へ移動させる上昇ステップと、前記上昇ステップを使用者の頭部と首部の付け根で停止させる停止ステップと、前記停止ステップ後に所定時間停止させる保持ステップと、を行うことを特徴とする。
このような構成とすることにより、使用者の首(頸椎)に対してストレッチを行い、使用者の頸椎の状態を正常な湾曲の頸椎の状態にして、ストレートネックを改善することができる。
また、前記マッサージ部を進退させる進退手段を有し、前記制御部は、前記進退手段により前記マッサージ部を進出させる進出ステップを行うことが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ部を進出させることで、使用者の特定部位を進出させることができる。例えば、使用者の風池に対してマッサージ部を進出させることで、首(頸椎)に対してより効果的なストレッチを行うことができる。
また、前記進退手段はエアセルを有することが好ましい。
このような構成とすることにより、エアセルで使用者の特定部位を進退させることができる。
また、使用者が着座する座部と、前記座部に対して前記背凭れ部を起立姿勢からリクライニング姿勢まで変更可能な第一アクチェータと、を有し、前記制御部は、前記背凭れ部をリクライニング姿勢に変更するよう制御することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者はリクライニング姿勢で首(頸椎)に対するストレッチを行うことで、首(頸椎)に対してより効果的なストレッチを行うことができる。
また、使用者に音声により報知する報知部を有し、前記制御部は、前記報知部により前記各ステップの動作内容を報知することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者に各ステップの動作内容を報知することで、使用者は意識して首(頸椎)に対してストレッチを行うことができ、より効果的なストレッチを行うことができる。
また、前記背凭れ部の左右両側に側壁部を有し、前記側壁部には使用者の肩を前方及び/又は側方から保持する前記マッサージ部を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の肩を保持した状態で首(頸椎)に対してストレッチを行うことができるので、より効果的なストレッチを行うことができる。
また、前記マッサージ部の身長方向への移動に基づいて使用者の身体の特定部位を検出する検出手段を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の身体の特定部位を検出して、マッサージを行うことができる。例えば、使用者の頭部と首部の付け根(ツボ位置の風池)を検出することができる。
本発明によれば、使用者の首(頸椎)に対してストレッチを行い、使用者の頸椎の状態を正常な湾曲の頸椎の状態にして、ストレートネックを改善することができる。
本発明の第1実施形態に係るマッサージ機の正面斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るマッサージ機の模式図である。 マッサージ機の機能ブロック図である。 マッサージ機の姿勢を説明する側面図である。 マッサージユニットの正面図である。 揉み軸を軸方向から見た図である。 マッサージ機の制御を示すフロー図である。 マッサージ機の制御を示すフロー図である。
[第1実施形態に係るマッサージ機の構成]
以下、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の正面斜視図である。図2は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3はマッサージ機1の機能ブロック図である。図4はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図5はマッサージユニット8の正面図である。図6は揉み軸66を軸方向から見た図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示すマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。また、身体の表裏の定義については、起立した使用者の胸側を「表面」、背中側を「背面」として説明する。
[マッサージ機の全体構成]
図1〜図4に示すとおり、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、背凭れ部3の上部前面に設けられた使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5と、座部2の左右両側には肘掛け部6と、背凭れ部3の左右両側には側壁部7と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、枕部5、肘掛け部6、及び側壁部7は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。身体支持部2〜7の各所には、使用者の身体に対してマッサージを行う後述するエアセル20や後述するバイブレータ21によるマッサージ部15が設けられている。また、マッサージ機1は、背凭れ部3に揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部15としてのマッサージユニット8と、マッサージ機1の各動作を制御する制御部9と、後述する使用者に各種操作を行わせるコントローラ10と、を有している。
図1,図3及び図4に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第一アクチュエータ11(図3参照)により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が略水平となるリクライニング姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。なお、肘掛け部6は背凭れ部3のリクライニングに連動して後方へ移動し、背凭れ部3の起立に連動して前方へ移動するよう構成されている。フットレスト4は、座部2の下方に設けられた第二アクチュエータ12(図3参照)により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で下腿及び足部が支持される上昇姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。
図2,図3に示すとおり、座部2の下方には、エアセル20よりなる各マッサージ部a1〜a8に対してエアを給排気するポンプ13a及びバルブ13bを有する給排気装置13と、前述した制御部9と、が設けられている。各マッサージ部a1〜a8と同じ場所にモータにより駆動されるバイブレータ21を設けてもよい。エアセル20は、エアを給排気することで使用者を押圧することができる。バイブレータ21は、偏心分銅が回転することで使用者に振動を与えることができる。制御部9は、プログラマブルなマイコン等を有しており、各アクチュエータ11,12、マッサージ部15、及び給排気装置13を駆動制御する。制御部9には、後述するコントローラ10や記憶部50が電気的に接続されている。マッサージ機1は、記憶部50に記憶された所定のプログラム(マッサージコース)に従ってマッサージ部15を動作させる他、後述する使用者によるコントローラ10からの指示に従って動作する。
[座部の構成]
図1〜3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の臀部及び/又は大腿部の外側面に対向して設けられた壁部22が設けられている。この壁部22は、座部の側方において上方へ立設されている。そして、壁部22の内側面には、臀部及び/又は大腿部の外側面をマッサージする臀部マッサージ部a4が設けられている。座部2の左右両側の肘掛け部6の内側壁を壁部22として利用してもよく、臀部マッサージ部a4を肘掛け部の内側壁に設ければよい。また、座部2には、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージする臀部マッサージ部a5が設けられていてもよい。臀部マッサージ部a4,a5は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、臀部マッサージ部a4は左右で対をなしてマッサージ部群A4を構成し、臀部マッサージ部a5は左右で対をなしてマッサージ部群A5を構成している。
[背凭れ部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部15であるマッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール18と、背フレーム3aを被覆するカバー部材3cと、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材3cは、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子62(図5参照)が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材3cを介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。
[マッサージユニットの構成]
以下、マッサージユニット8の構成について説明する。
図1〜図3,図5に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット8が設けられている。このマッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール18が設けられており、マッサージユニット8はガイドレール18に沿って移動する。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
図5に示すとおり、マッサージユニット8は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール18に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル20aよりなる進退手段65が設けられている。進退手段65であるエアセル20aを膨張収縮させて、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として前後方向に進退することができ、使用者の特定部位を進退させることができる。なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよく、アーム61に進退手段65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
図6は揉み軸66を軸方向から見た図である。下記では揉み軸66と幅センサ70との関係を例に挙げて説明する。
図5〜6に示すとおり、幅センサ70は、揉み軸66の周囲に設けられた複数(本実施形態では5個)の非接触式の検出部70aと、揉み軸66に設けられた検出部70aによって存否が検出される磁石等よりなる被検出部70bと、を有している。検出部70aは、被検出部70bを有する揉み軸66の回転位置を検出することができる。より具体的には、揉み軸66の回転位置を複数箇所(本実施形態では5個)把握することができ、揉み軸66の回転により接近離反する左右の施療子62の施療子間の幅を所定の幅に調節することができる。例えば、複数ある検出部70aの内の1つを後述する幅狭ステップにおける使用者の首幅より狭い位置になるように設定することで、左右の施療子62の施療子間の幅を使用者の首幅より狭くすることができる。また、幅センサ70は、所定時間内における揉み軸66の回転位置の変化量から揉みマッサージの速度も検出することができる。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、マッサージユニット8は、使用者の身体の特定部位を検出する検出手段であるセンサ69を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージユニット8を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、アーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージユニット8の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は記憶部50に記憶される。このようにすることで、使用者の特定部位(首、肩、背中、腰等)に対してマッサージを行うことができる。
[側壁部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背フレーム3a(背凭れ部3)の左右両側には、使用者の肩又は上腕の外側面に対向して設けられた側壁部7が設けられている。この側壁部7は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。そして、側壁部7の内側面には、肩又は上腕の前方及び/又は側方を保持又はマッサージする肩側マッサージ部a2が設けられている。肩側マッサージ部a2は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、肩側マッサージ部a2は左右で対をなしてマッサージ部群A2を構成している。
[枕部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3の上部前面には、使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5が設けられている。枕部5の前面には、頭及び/又は首の後面に対向して設けられた左右で対をなす頭部マッサージ部a1が設けられている。頭部マッサージ部a1は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、頭部マッサージ部a1は、左右で対をなしてマッサージ部群A1を構成している。この頭部マッサージ部a1は、頭及び/又は首の外側面に対向して設けてもよい。この場合は、前方へ立設された壁部(図示せず)の内側面に設けるとよい。また、頭部マッサージ部a1は、枕部5に設けるのではなく、背凭れ部3の上部前面に直接設けてもよい。
[肘掛け部の構成]
図1〜図3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の手先と前腕を支持する肘掛け部6が設けられている。肘掛け部6の手先と前腕の上下方向には、腕マッサージ部a3が設けられている。腕マッサージ部a3は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、腕マッサージ部a3は、左右で対をなしてマッサージ部群A3を構成している。
[フットレストの構成]
図1〜図3に示すとおり、フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の脚支持部40と、使用者の足部を支持する左右一対の足支持部41と、を有している。脚支持部40は、使用者の下腿の背面に対向して設けられた底壁40aと、底壁40aの左右両端から前方に向かって立設された側壁40bと、底壁40aの左右中央から前方に向かって立設された中央壁40cと、を有している。
側壁40bの内側面には、下腿の外側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。中央壁40cの両外側面には、下腿の内側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。また、底壁40aには、使用者の下腿の背面からマッサージする脚マッサージ部a7が設けられている。脚マッサージ部a6,a7は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。脚マッサージ部a6は、下腿の内側面に対向する脚マッサージ部a6と、下腿の外側面に対向する脚マッサージ部a6、により左右で対をなしてマッサージ部群A6を構成している。脚マッサージ部a7は、中央壁40cを挟んで左側の下腿の背面に対向する脚マッサージ部a7と、中央壁40cを挟んで右側の下腿の背面に対向する脚マッサージ部a7と、により左右で対をなしてマッサージ部群A7を構成している。
足支持部41は、使用者の足裏を置く底壁41aと、底壁41aの左右両端から上方に向かって立設された側壁41bと、底壁41aの左右中央から上方に向かって立設された中央壁41cと、底壁41aの後部から上方へ立設された足部の背面(踵付近)に対向する後壁41dと、を有している。各壁41a〜41dより上方及び前方が開口した凹部42が形成されており、凹部42に足部を収容できるようになっている。
各壁41a〜41cには、使用者の足をマッサージする足マッサージ部a8が設けられ、左右で対をなしてマッサージ群A8を構成している。足マッサージ部a8は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。
[コントローラの構成]
図1〜図4に示すとおり、肘掛け部6の上部にはコントローラ10が備えられており、使用者が着座した状態で操作することができる。このコントローラ10は、使用者が目視で確認できる画面10aと、使用者が画面10a上を指先操作するタッチパネル10bと、後述する各ステップの動作内容を音声で報知する報知部33であるスピーカー33aを有している。なお、スピーカー33aはコントローラ10が有していると説明したが、これに限定されなく、前述した背凭れ部3の上部(使用者が着座した時の耳周辺)や前述した枕部5に設けてもよい。また、上述では報知部33はスピーカー33aと説明したが、これに限定されなく、このコントローラ10の画面10a上に各ステップの動作内容を表示して使用者に報知してもよい。このようにすることで、使用者は各ステップの動作を意識して後述する首(頸椎)のストレッチ動作を行うことができ、より効果的なストレッチを行うことができる。また、コントローラ10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢を変更することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢を変更することができる。また、動作させるマッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8を選択したり、マッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8の動作(手技又は強さ等)を変更したりすることもできる。タッチパネル10bによる操作の代わりに、コントローラ10内に配置した物理ボタン31のみやコントローラ10内に設置されたマイク(図示せず)を使った音声認識部32による操作のみであってもよい。このようにすることで、使用者は容易に選択することができる。なお、音声認識部32であるマイク(図示せず)をコントローラ10内ではなく、背凭れ部3の上部や枕部5に設置してもよい。このようにすることで、使用者はわざわざ姿勢を変えなくても背凭れ部3に凭れたまま、音声認識部32で選択を行うことができる。
以下、マッサージ機1のマッサージコースについて説明する。図7〜図8はマッサージ機1のマッサージコースを示すフロー図である。
以下、マッサージ機1のマッサージコースの一連の流れについて、図7に基づいて説明する。
制御部9は、コントローラ10を操作し選択されたマッサージコースを開始する。(ステップS1)ステップS1に続いて、背凭れ部3をリクライニング姿勢に変更する。(ステップS2)具体的には、第一アクチュエータ11を駆動させて、背凭れ部3をリクライニング姿勢に変更させる。背凭れ部3をリクライニング姿勢にする理由としては、首に対するストレッチ動作は使用者の背部から行うため、背凭れ部3が起立姿勢であると使用者の頭部は前方に押されてズレてしまう。しかし、背凭れ部3がリクライニング姿勢であると、使用者の背部から行う首に対するストレッチ動作は使用者の頭部の荷重が背凭れ部3側にかかるため、前方に押されてズレてしまうことがないため、首に対するストレッチをより効果的に行うことができる。
ステップS2に続いて、マッサージユニット8の左右で対をなす施療子62を接近させて、対の施療子間の幅を狭める幅狭ステップを実行する。(ステップS3)具体的には、マッサージモータM1を駆動させ左右の施療子62を近接させて、幅センサ70により施療子62の対の施療子間の幅を使用者の首幅より狭くする。このようにすることで、後述する上昇ステップにおいて、使用者の首(頸椎)の背面に対の施療子62を当接させながら移動させることができ、使用者の首(頸椎)に対してストレッチ動作を行うことができる。ステップS3に続いて、マッサージユニット8を頭部側へ移動させる上昇ステップを実行する。(ステップS4)具体的には、昇降モータM3を駆動させ、使用者の首(頸椎)の背面に施療子62を当接させながら上昇移動させる。この上昇する際の移動速度は速くせず、なるべく遅くする。このようにすることで、使用者の首(頸椎)の背面に対してゆっくりとしたローリングマッサージを行うことができる。
ステップS4に続いて、上昇ステップを使用者の頭部と首部の付け根で停止させる停止ステップを実行する。(ステップS5)具体的には、上昇ステップにより上昇している対の施療子62を使用者の頭部と首部の付け根の位置にあたるツボ位置(風池)で昇降モータM3を停止させる。上昇している対の施療子62を停止させるツボ位置は、前述した肩の位置を基準として計算された位置である。このツボ位置で施療子62を停止させることで、使用者の頭部が後方に反るような状態となり、使用者の首(頸椎)に対してストレッチ動作を行うことができる。また、使用者の頸椎の状態を正常な湾曲の頸椎の状態にさせることができる。
ステップS5に続いて、停止ステップ後に所定時間停止させる保持ステップを実行する。(ステップS6)具体的には、停止ステップで停止させたその位置で5〜10秒維持させる。このようにすることで、使用者の首(頸椎)に対してストレッチ動作を行うことができる。
ステップS6に続いて、保持ステップにおけるストレッチ動作が完了して、マッサージコースが終了となる。(ステップS7)このようにすることで、ステップS1〜S7の一連のステップを行うマッサージコースをコントローラ10で1度選択するだけで実行でき、ストレートネックを改善させることができる首に対するストレッチ動作を行うことができる。
以下、マッサージ機1のマッサージコースに進出ステップ等を追加した一連の流れについて、図8に基づいて説明する。
制御部9は、コントローラ10を操作し選択されたマッサージコースを開始する。(ステップS1)ステップS1に続いて、背凭れ部3をリクライニング姿勢に変更と肩側マッサージ部a2による使用者の肩部保持を行う。(ステップS2)具体的には、第一アクチュエータ11を駆動させて、背凭れ部3をリクライニング姿勢に変更させ、肩側マッサージ部a2のエアセル20を膨張させて、使用者の肩を前方及び/又は側方から保持する。背凭れ部3をリクライニング姿勢にすることや肩側マッサージ部a2で使用者の肩を前方や側方から保持することで、後述する首に対するストレッチ動作を行う際に、前方及び側方の位置ズレすることを抑えることができ、首に対するストレッチをより効果的に行うことができる。
ステップS2に続いて、マッサージユニット8の左右で対をなす施療子62を接近させて、対の施療子間の幅を狭める幅狭ステップを実行する。(ステップS3)具体的には、マッサージモータM1を駆動させ左右の施療子62を近接させて、幅センサ70により施療子62の対の施療子間の幅を使用者の首幅より狭くする。このようにすることで、後述する上昇ステップにおいて、使用者の首(頸椎)の背面に対の施療子62を当接させながら移動させることができ、使用者の首(頸椎)に対してストレッチ動作を行うことができる。ステップS3に続いて、マッサージユニット8を進出させる進出ステップを実行する。(ステップS4)具体的には、進退手段65であるエアセル20aを膨張させ、使用者の背部を進出させることがでる。後述する上昇ステップや停止ステップの際に、使用者の首(頸椎)の背面に対してゆっくりとしたローリングマッサージや首に対するストレッチをより効果的に行うことができる。
ステップS4に続いて、マッサージユニット8を頭部側へ移動させる上昇ステップを実行する。(ステップS5)具体的には、昇降モータM3を駆動させ、使用者の首(頸椎)の背面に施療子62を当接させながら上昇移動させる。この上昇する際の移動速度は速くせず、なるべく遅くする。このようにすることで、使用者の首(頸椎)の背面に対してゆっくりとしたローリングマッサージを行うことができる。前述した報知部33であるスピーカー33aで上昇ステップの動作内容を報知することで、使用者に行う動作を意識させることができる。例えば、「今からマッサージ部を上昇させて首に対してストレッチを行います。」という内容を音声で報知することで、使用者は動作を意識することができる。このようにすることで、首に対するストレッチをより効果的に行うことができる。
ステップS5に続いて、上昇ステップを使用者の頭部と首部の付け根で停止させる停止ステップを実行する。(ステップS6)具体的には、上昇ステップにより上昇している対の施療子62を使用者の頭部と首部の付け根の位置にあたるツボ位置(風池)で昇降モータM3を停止させる。上昇している対の施療子62を停止させるツボ位置は、前述した肩の位置を基準として計算された位置である。このツボ位置で施療子62を停止させることで、使用者の頭部が後方に反るような状態となり、使用者の首(頸椎)に対してストレッチ動作を行うことができる。また、使用者の頸椎の状態を正常な湾曲の頸椎の状態にさせることができる。前述した報知部33であるスピーカー33aで停止ステップの動作内容を報知することで、使用者に行う動作を意識させることができる。例えば、「マッサージ部を頭部と首部の付け部で停止させます。」という内容を音声で報知することで、使用者は動作を意識することができる。このようにすることで、首に対するストレッチをより効果的に行うことができる。
ステップS6に続いて、停止ステップ後に所定時間停止させる保持ステップを実行する。(ステップS7)具体的には、停止ステップで停止させたその位置で5〜10秒維持させる。このようにすることで、使用者の首(頸椎)に対してストレッチ動作を行うことができる。前述した報知部33であるスピーカー33aで保持ステップの動作内容を報知することで、使用者に行う動作を意識させることができる。例えば、「今から5秒間停止させますので、その間はおでこを上に向けるように意識して下さい」という内容を音声で報知することで、使用者に意識させてストレッチ動作を行うことができるので、首に対するストレッチをより効果的に行うことができる。
ステップS7に続いて、保持ステップにおけるストレッチ動作が完了して、マッサージコースが終了となる。(ステップS8)このようにすることで、ステップS1〜S8の一連のステップを行うマッサージコースをコントローラ10で1度選択するだけで実行でき、ストレートネックを改善させるための首に対するストレッチ動作を行うことができる。上述ではステップS2〜S7の順番に行うことを例に挙げたが、これに限定しない。例えば、リクライニング姿勢や肩部保持を上昇ステップと同時に行ってもよい。また、進出ステップにおいても保持ステップと同時に行ってもよい。このように各ステップの順番を変えて行ってもよい。
本発明は、使用者の首(頸椎)に対してストレッチを行い、使用者の頸椎の状態を正常な湾曲の頸椎の状態にして、ストレートネックを改善することができるマッサージ機に適用することができる。
1 マッサージ機
3 背凭れ部
8 マッサージユニット(マッサージ部)
9 制御部
15 マッサージ部
20 エアセル(マッサージ部)
21 バイブレータ(マッサージ部)
62 施療子

Claims (7)

  1. 使用者が凭れる背凭れ部と、
    前記背凭れ部に設けられ、使用者にマッサージを行うマッサージ部と、
    前記マッサージ部を定めたプログラムに従って動作させる制御部と、を備えたマッサージ機において、
    前記マッサージ部は、
    左右で対をなす施療子を有し、
    身長方向に移動可能であり、
    前記制御部は、
    前記対の施療子を接近させて、対の施療子間の幅を狭める幅狭ステップと、
    前記マッサージ部を使用者の頭部側へ移動させる上昇ステップと、
    前記上昇ステップを使用者の頭部と首部の付け根で停止させる停止ステップと、
    前記停止ステップ後に所定時間停止させる保持ステップと、を行うことを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記マッサージ部を進退させる進退手段を有し、
    前記制御部は、前記進退手段により前記マッサージ部を進出させる進出ステップを行うことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記進退手段はエアセルを有することを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 使用者が着座する座部と、
    前記座部に対して前記背凭れ部を起立姿勢からリクライニング姿勢まで変更可能な第一アクチェータと、を有し、
    前記制御部は、前記背凭れ部をリクライニング姿勢に変更するよう制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 使用者に音声により報知する報知部を有し、
    前記制御部は、前記報知部により前記各ステップの動作内容を報知することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記背凭れ部の左右両側に側壁部を有し、
    前記側壁部には使用者の肩を前方及び/又は側方から保持する前記マッサージ部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機。
  7. 前記マッサージ部の身長方向への移動に基づいて使用者の身体の特定部位を検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機。
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