JP2019129357A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 写真画像などのグレースケールオブジェクトが含まれているグレースケール画像であっても、適切な画像合成が行われるようにする。【解決手段】 重複領域特定部22は、2つのグレースケール画像のそれぞれにおけるオブジェクトの特徴点を検出し、検出した特徴点に基づいて、2つのグレースケール画像の重複領域を特定する。差分演算部23は、その重複領域における各ライン位置について、2つのグレースケール画像のうちの一方のグレースケール画像のラインと2つのグレースケール画像のうちの他方のグレースケール画像のラインとの間のライン濃度分布の差分値を計算する。結合ライン特定部24は、そのライン濃度分布差分値が最も小さいライン位置のラインを結合ラインとして特定する。合成処理部25は、2つのグレースケール画像を、特定された結合ラインにおいて結合して1つの合成画像を生成する。【選択図】 図1
Description
本発明は、画像処理装置に関するものである。
ある画像処理装置は、(a)第1画像と第2画像との重複領域を特定し、(b1)重複領域が写真領域であれば、第1画像と第2画像との合成を行わず、(b2)重複領域が写真領域ではなければ、接合線候補において画素の濃度差が所定値以上である画素を黒画素とし、黒画素の数が最も少ない接合線候補を接合線として、第1画像と第2画像との合成を行う(例えば特許文献1参照)。
上述のように、上述の画像処理装置では、第1画像および第2画像に含まれるオブジェクトが、2値画像のオブジェクト(文字、線画など)のみであれば、第1画像および第2画像が合成されるが、第1画像および第2画像に写真画像などのグレースケールオブジェクトが含まれている場合には、第1画像および第2画像が合成されない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、写真画像などのグレースケールオブジェクトが含まれているグレースケール画像であっても、適切な画像合成を行う画像処理装置を得ることを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、2つのグレースケール画像のそれぞれにおけるオブジェクトの特徴点を検出し、検出した前記特徴点に基づいて、前記2つのグレースケール画像の重複領域を特定する重複領域特定部と、前記重複領域における各ライン位置について、前記2つのグレースケール画像のうちの一方のグレースケール画像のラインと前記2つのグレースケール画像のうちの他方のグレースケール画像のラインとの間のライン濃度分布の差分値を計算する差分演算部と、前記ライン濃度分布差分値が最も小さいライン位置のラインを結合ラインとして特定する結合ライン特定部と、前記2つのグレースケール画像を、特定された前記結合ラインにおいて結合して1つの合成画像を生成する合成処理部とを備える。
本発明によれば、写真画像などのグレースケールオブジェクトが含まれているグレースケール画像であっても、適切な画像合成を行う画像処理装置が得られる。
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置1は、複写機である。ただし、画像形成装置1は、複合機などでもよい。この画像形成装置1は、印刷装置11と、画像読取装置12と、画像処理装置13と、メモリー14と、表示装置15と、入力装置16とを備える。
印刷装置11は、出力デバイスの一例であって、画像処理装置13による各種画像処理後の画像データに基づいて原稿画像(例えば、後述の合成画像)を電子写真プロセスで印刷する内部装置である。
また、画像読取装置12は、原稿から原稿画像を光学的に読み取り、原稿画像の画像データを生成する内部装置である。
また、画像処理装置13は、画像読取装置12などで生成された画像データに対して、色調整、色変換などの画像処理を行う。
さらに、画像処理装置13は、互いに一部が重複する2つの原画像を1つの合成画像に合成する。
また、メモリー14は、フラッシュメモリーなどの、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、各種データを記憶している。表示装置15は、例えば画像内の色を調整するための色調整画面などの、各種画面をユーザーに対して表示する。入力装置16は、ユーザー操作を検出する。例えば、表示装置15および入力装置16は、画像形成装置1の操作パネルに設けられ、表示装置15としては、液晶ディスプレイなどが使用され、入力装置16としては、タッチパネル、ハードキーなどが使用される。
画像処理装置13は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やマイクロコンピューターで実現され、制御部21、重複領域特定部22、差分演算部23、結合ライン特定部24、および合成処理部25を備える。
制御部21は、印刷装置11、画像読取装置12などの内部装置を制御して、2つのグレースケール画像を原画像として取得したり、それらの合成画像を印刷したりする。
例えば、画像読取装置12が、1つの原稿から2回の画像読取でその2つのグレースケール画像を読み取ると、制御部21は、画像読取装置12からその2つのグレースケール画像を取得する。
重複領域特定部22は、2つのグレースケール画像のそれぞれにおけるオブジェクトの特徴点を検出し、検出した特徴点に基づいて、その2つのグレースケール画像の重複領域を特定する。
具体的には、重複領域特定部22は、(a)2つのグレースケール画像における一方のグレースケール画像および他方のグレースケール画像のそれぞれにおいて、オブジェクトの複数の頂点を特徴点として検出し、(b)検出した複数の頂点の配列パターンが互いに一致する共通特徴点を特定し、(c)その共通特徴点(複数の頂点のいずれか1つ)から一方のグレースケール画像の終端ラインまでの距離とその共通特徴点から他方のグレースケール画像の先端ラインまでの距離との和を重複領域の幅とし、(d)上述の一方のグレースケール画像の終端ラインからその幅の範囲、および上述の他方のグレースケール画像の先端ラインからその幅の範囲を、重複領域とする。
例えば、2つのグレースケール画像に含まれている文字、線画などのベタ画像オブジェクトにおける屈曲点が上述の特徴点として検出されるようにしてもよいし、所定値以上の濃度差のあるエッジの屈曲点が上述の特徴点として検出されるようにしてもよい。また、例えば、その屈曲点の距離、屈曲点から延びる線状のオブジェクトまたはエッジの方向などが第1画像および第2画像の間で互いに一致する屈曲点が共通特徴点として特定される。
差分演算部23は、上述の重複領域における各ライン位置について、上述の2つのグレースケール画像のうちの一方のグレースケール画像のラインとその2つのグレースケール画像のうちの他方のグレースケール画像のラインとの間のライン濃度分布の差分値を計算する。
具体的には、差分演算部23は、(a)各ライン位置のライン内の各画素位置について、一方のグレースケール画像のラインの画素値P1(1),・・・,P1(N)(Nは1ラインの画素数)と他方のグレースケール画像のラインの画素値P2(1),・・・,P2(N)との差分diff(1),・・・,diff(N)(diff(i)=P1(i)−P2(i))を計算し、(b)ライン内のすべての画素位置について計算された差分diff(1),・・・,diff(N)の合計値または平均値を上述の差分値として計算する。
ここで、差分演算部23は、写真などのグレースケールオブジェクトが重複領域に含まれているか否かを特定することなく、上述の処理を行う。つまり、2つのグレースケール画像はグレースケールオブジェクトを含んでいてもよく、2つのグレースケール画像はグレースケールオブジェクトを含んでいても合成される。
結合ライン特定部24は、上述のライン濃度分布の差分値が最も小さいライン位置のラインを結合ラインとして特定する。
合成処理部25は、上述の2つのグレースケール画像を、特定された結合ラインにおいて結合して1つの合成画像を生成する。
次に、上記画像処理装置13の動作について説明する。図2は、図1における画像処理装置13の動作について説明するフローチャートである。図3は、2つのグレースケール画像と合成画像との関係を説明する図である。
まず、制御部21は、例えば画像読取装置12を使用して、図3に示すような2つのグレースケール画像101,102(以下、第1画像および第2画像ともいう)を取得する(ステップS1)。
図3におけるグレースケール画像101は、オブジェクト111−1を含み、グレースケール画像102は、オブジェクト111−2を含んでいる。
次に、重複領域特定部22は、2つのグレースケール画像101,102のそれぞれにおけるオブジェクトの特徴点を検出し(ステップS2)、検出した特徴点に基づいて、その2つのグレースケール画像の重複領域を特定する(ステップS3)。
図3に示す例では、グレースケール画像101において、オブジェクト111−1の特徴点121,122,123が検出され、グレースケール画像102において、オブジェクト111−2の特徴点131〜136が検出される。そして、グレースケール画像101の特徴点121,123とグレースケール画像102の特徴点131,136とが共通特徴点として特定され、重複領域141が特定される。
そして、差分演算部23は、重複領域141の先端ライン位置から終端ライン位置まで順番に注目ライン位置を選択し(ステップS4)、現時点の注目ライン位置における第1画像101のラインの画素値と現時点の注目ライン位置における第2画像102のラインの画素値との差分を主走査方向に沿って順番に計算し、すべての画素値の差分の合計値または平均値をライン濃度分布差分値として計算する(ステップS5)。
ライン濃度分布差分値の計算後、差分演算部23は、現時点の注目ライン位置が重複領域141の終端ライン位置であるか否かを判定し(ステップS6)、現時点の注目ライン位置が重複領域141の終端ライン位置ではなければ、ステップS4に戻り、次の注目ライン位置(つまり、現時点の注目ライン位置の、副走査方向における次の注目ライン位置)を選択し、同様にライン濃度分布差分値を計算する。
一方、現時点の注目ライン位置が重複領域141の終端ライン位置である場合、結合ライン特定部24は、重複領域141のすべてのライン位置のうち、ライン濃度分布差分値が最も小さいライン位置を特定し、第1画像101および第2画像102におけるそのライン位置のラインを結合ラインとして特定する(ステップS7)。
そして、合成処理部25は、上述の第1画像101および第2画像102を、特定された結合ラインにおいて結合して、例えば図3に示すような1つの合成画像を生成する(ステップS8)。つまり、合成処理部25は、第1画像101の先端ラインから結合ライン(あるいは結合ラインの1つ前のライン)までの部分を抽出し、第1画像101の結合ライン(あるいは結合ラインの1つ後のライン)から終端ラインまでの部分を抽出し、抽出した2つの部分画像を連続させることで、第1画像101および第2画像102を合成し、合成画像103を生成する。生成された合成画像103は、印刷されたり、画像ファイルとして保存されたり出力されたりする。
以上のように、上記実施の形態によれば、重複領域特定部22は、2つのグレースケール画像のそれぞれにおけるオブジェクトの特徴点を検出し、検出した特徴点に基づいて、2つのグレースケール画像の重複領域を特定する。差分演算部23は、その重複領域における各ライン位置について、2つのグレースケール画像のうちの一方のグレースケール画像のラインと2つのグレースケール画像のうちの他方のグレースケール画像のラインとの間のライン濃度分布の差分値を計算する。結合ライン特定部24は、そのライン濃度分布差分値が最も小さいライン位置のラインを結合ラインとして特定する。合成処理部25は、2つのグレースケール画像を、特定された結合ラインにおいて結合して1つの合成画像を生成する。
これにより、写真画像などのグレースケールオブジェクトが含まれているグレースケール画像であっても、適切な画像合成が行われる。
つまり、重複領域に文字だけではなく写真画像などが存在しても、ライン濃度分布の差が小さいラインで結合されるため、合成画像における結合部分の画質が低くなりにくい。
なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。
本発明は、例えば、スキャナー、コピー機、複合機などに適用可能である。
12 画像読取装置
13 画像処理装置
22 重複領域特定部
23 差分演算部
24 結合ライン特定部
25 合成処理部
13 画像処理装置
22 重複領域特定部
23 差分演算部
24 結合ライン特定部
25 合成処理部
Claims (5)
- 2つのグレースケール画像のそれぞれにおけるオブジェクトの特徴点を検出し、検出した前記特徴点に基づいて、前記2つのグレースケール画像の重複領域を特定する重複領域特定部と、
前記重複領域における各ライン位置について、前記2つのグレースケール画像のうちの一方のグレースケール画像のラインと前記2つのグレースケール画像のうちの他方のグレースケール画像のラインとの間のライン濃度分布の差分値を計算する差分演算部と、
前記ライン濃度分布差分値が最も小さいライン位置のラインを結合ラインとして特定する結合ライン特定部と、
前記2つのグレースケール画像を、特定された前記結合ラインにおいて結合して1つの合成画像を生成する合成処理部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記差分演算部は、(a)前記ライン位置のライン内の各画素位置について、前記一方のグレースケール画像のラインの画素値と前記他方のグレースケール画像のラインの画素値との差分を計算し、(b)前記ライン内のすべての画素位置について計算された差分の合計値または平均値を前記差分値として計算することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記重複領域特定部は、(a)前記一方のグレースケール画像および前記他方のグレースケール画像のそれぞれにおいて、前記オブジェクトの複数の頂点を前記特徴点として検出し、(b)検出した前記複数の頂点の配列パターンが互いに一致する共通特徴点を特定し、(c)前記共通特徴点から前記一方のグレースケール画像の終端ラインまでの距離と前記共通特徴点から前記他方のグレースケール画像の先端ラインまでの距離との和を前記重複領域の幅とし、(d)前記一方のグレースケール画像の終端ラインから前記幅の範囲、および前記他方のグレースケール画像の先端ラインから前記幅の範囲を、前記重複領域とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
- 1つの原稿から2回の画像読取で前記2つのグレースケール画像を読み取る画像読取装置をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
- 前記2つのグレースケール画像は、グレースケールオブジェクトを含んでいることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018008429A JP2019129357A (ja) | 2018-01-22 | 2018-01-22 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=67472380
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JP2018008429A Pending JP2019129357A (ja) | 2018-01-22 | 2018-01-22 | 画像処理装置 |
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JP (1) | JP2019129357A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112414559A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-02-26 | 湖南海讯供应链有限公司 | 一种活体非接触式测温系统及方法 |
-
2018
- 2018-01-22 JP JP2018008429A patent/JP2019129357A/ja active Pending
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