JP2019129130A - 密閉型電池 - Google Patents

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幸志郎 米田
Koshiro Yoneda
幸志郎 米田
中山 博之
Hiroyuki Nakayama
博之 中山
才昇 大倉
Toshinori Okura
才昇 大倉
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Abstract

【課題】内部端子と外部端子との導通の信頼性向上【解決手段】密閉型電池の内部端子の軸部の先端は、外部端子13の挿通孔の周縁部に沿って円板状に押し広げられた笠部12dを有している。笠部12dの外周縁12d1の一部は、挿通孔の周縁部に溶接されている。溶接された部位を除いて、笠部12dの外周縁12d1は、外部端子13の第1ベース部13aから浮いている。笠部12dの外周縁12d1の上部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離aは、外部端子13の第1ベース部13aの厚さd1よりも小さい。笠部12dの外周縁12d1の下部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離bは、b≦a/2の関係を有している。さらに、笠部12dの外周縁12d1が笠部12dの径方向に外部端子13の第1ベース部13aから浮いている距離cが、c<aの関係を有している。【選択図】 図3

Description

本発明は、密閉型電池に関する。
特開2017−084585号公報では、内部端子に設けられた軸部の先端を外部端子に設けられた挿通孔の周縁部にかしめるリベット構造によって、二次電池の内部端子と外部端子とが固定されている。さらに、リベットの笠部と外部端子とが溶接されることによって、二次電池の内部端子と外部端子との導通が確保されている。
特開2017−084585号公報
ところで、二次電池の内部端子と外部端子との導通が確保するための溶接は、リベットの笠部の外周縁において、周方向の複数箇所に施されている。内部端子と外部端子との導通の信頼性が向上するとの観点において、1つの溶接箇所における溶接面積が大きく、かつ、バラツキが小さいことが望ましい。
ここで提案される密閉型電池は、取付孔が形成された電池ケース部品と、内部端子と、外部端子と、内部端子および外部端子と、電池ケース部品との間に介在した少なくとも1つの絶縁部材とを備えている。
外部端子は、絶縁部材を介在させて電池ケース部品の外側に重ねられた第1ベース部と、第1ベース部に形成された挿通孔とを備えている。
内部端子は、絶縁部材を介在させて電池ケース部品の内側に重ねられた第2ベース部と、第2ベース部から突出し、絶縁部材を介在させて電池ケース部品の取付孔に挿通され、かつ、外部端子の挿通孔に挿通された軸部とを備えている。
軸部の先端は、外部端子の挿通孔の周縁部に沿って円板状に押し広げられた笠部を有している。笠部の外周縁の一部は、挿通孔の周縁部に溶接されている。
溶接された部位を除いて、笠部の外周縁は、外部端子の前記第1ベース部から浮いている。また、溶接された部位を除いて、笠部の外周縁の上部から外部端子の第1ベース部までの距離aが、外部端子の第1ベース部の厚さd1よりも小さい。また、溶接された部位を除いて、笠部の外周縁の下部から外部端子の第1ベース部までの距離bが、b≦a/2の関係を有している。さらに、溶接された部位を除いて、笠部の外周縁が笠部の径方向に外部端子の第1ベース部から浮いている距離cが、c<aの関係を有している。
かかる密閉型電池によれば、かかる溶接箇所について、1つの溶接箇所における溶接面積が大きく、かつ、溶接面積のバラツキが小さい。このため、内部端子と外部端子との導通の信頼性が高い。
図1は、本発明の一実施形態に係る密閉型電池10の部分断面図である。 図2は、密閉型電池10の部分断面図である。 図3は、笠部12dの外周縁12d1を拡大した拡大図である。 図4は、笠部の形状と、溶接面積との関係を示すグラフである。 図5は、笠部の形状と、溶接面積との関係を示すグラフである。
以下、ここで提案される密閉型電池の一実施形態を説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。本発明は、特に言及されない限りにおいて、ここで説明される実施形態に限定されない。
図1は、本発明の一実施形態に係る密閉型電池10の部分断面図である。
密閉型電池10は、図1に示されているように、電池要素としての電極体20と、電極体20を収容する電池ケース11とを備えている。
電池ケース11は、例えば、扁平な角型のアルミケースであり得る。電池ケース11を構成する電池ケース部品としては、電極体20を収容するケース本体11aと、ケース本体11aに電極体20を収容するための開口を塞ぐ蓋11bとが含まれうる。
ここで、電極体20は、いわゆる電池要素である。電極体20は、正極集電部21a1と負極集電部22a1とを有している。電極体20は、例えば、図1に示されているように、長尺の帯状の第1のセパレータシート31または第2のセパレータシート32を介在させて、正極シート21と負極シート22とを重ねて捲回した、いわゆる捲回電極体でもよい。また、電極体20の他の形態として、セパレータシートを介在させて、正極シートと負極シートとを重ねた、いわゆる積層型の電極体でもよい。
正極シート21は、例えば、正極集電箔21a(例えば、アルミニウム箔)に、幅方向の片側の端部に一定の幅で設定された未形成部21a1を除いて、正極活物質を含む正極活物質層21bが両面に形成されているとよい。正極集電箔21aで正極活物質層21bが形成されない未形成部21a1は、電極体20の正極集電部となりうる。正極活物質は、例えば、リチウムイオン二次電池では、リチウム遷移金属複合材料のように、充電時にリチウムイオンを放出し、放電時にリチウムイオンを吸収しうる材料である。正極活物質は、一般的にリチウム遷移金属複合材料以外にも種々提案されており、特に限定されない。
負極シート22は、負極集電箔22a(例えば、銅箔)に、幅方向の片側の縁に一定の幅で設定された未形成部22a1を除いて、負極活物質を含む負極活物質層22bが両面に形成されているとよい。負極集電箔22aで負極活物質層22bが形成されない未形成部22a1は、電極体20の負極集電部となりうる。負極活物質は、例えば、リチウムイオン二次電池では、天然黒鉛のように、充電時にリチウムイオンを吸蔵し、充電時に吸蔵したリチウムイオンを放電時に放出しうる材料である。負極活物質は、一般的に天然黒鉛以外にも種々提案されており、特に限定されない。
セパレータシート31,32には、例えば、所要の耐熱性を有する電解質が通過しうる多孔質の樹脂シートが用いられる。セパレータシート31,32についても種々提案されており、特に限定されない。負極シート22の負極活物質層22bは、セパレータシート31,32を介在させた状態で正極シート21の正極活物質層21bを覆っているとよい。セパレータシート31,32は、さらに正極シート21の正極活物質層21bおよび負極シート22の負極活物質層22bを覆っているとよい。
正極集電部としての未形成部21a1と負極集電部としての未形成部22a1とは、例えば、幅方向において互いに反対側に向けられている。そして、正極集電部としての未形成部21a1は、セパレータシート31,32の幅方向の片側にはみ出ている。負極集電部としての未形成部22a1は、幅方向の反対側においてセパレータシート31,32からはみ出ている。
なお、電極体20の具体的な形態は、特に限定されない限りにおいて、ここで例示される形態に限定されない。例えば、密閉型電池10は、固体電解質を含む全固体電池でもよく、電極体は、全固体電池に用いられるものでもよい。
正極集電部としての未形成部21a1と負極集電部としての未形成部22a1とには、それぞれ内部端子12が取付けられている。内部端子12は、蓋11bに取付けられ、外部端子13に固定されている。正極側と負極側で、内部端子12と外部端子13とを取り付ける構造は共通している。なお、正極側の内部端子12には、例えば、アルミニウムやアルミ合金などの金属が用いられている。負極側の内部端子12には、例えば、銅や銅合金などの金属が用いられている。
図2は、密閉型電池10の部分断面図である。図2では、電池ケース11の蓋11bに内部端子12と外部端子13とが取り付けられた部位が図示されている。
ここで、密閉型電池10は、図2に示されているように、電池ケース部品としての蓋11bと、内部端子12と、外部端子13と、内部端子12および外部端子13と、絶縁部材14,15とを備えている。
蓋11bには、図2に示されているように、内部端子12と外部端子13とを取り付けるための取付孔11b1(図2参照)が形成されている。蓋11bには、正極側の内部端子12と外部端子13とを取り付けるための取付孔11b1と、負極側の内部端子12と外部端子13とを取り付けるための取付孔11b1とがそれぞれ形成されているとよい。
外部端子13は、ベース部13aと、挿通孔13bとを備えている。外部端子13のベース部13aは、適宜に第1ベース部と称される。第1ベース部13aは、絶縁部材14,15を介在させて電池ケース部品としての蓋11bの外側に重ねられている。挿通孔13bは、第1ベース部13aに形成されている。また、この実施形態では、図1に示されているように、バスバー(図示省略)を取付けるための接続端子16が外部端子13に取付けられている。外部端子13は、バスバー(図示省略)を通じて、パワーコントロールユニットに接続され、充電や放電において電流が入力または出力される。
ここで絶縁部材14,15は、内部端子12および外部端子13と、蓋11bとの間に介在した絶縁部材である。この実施形態では、絶縁部材14は、ガスケットであり、絶縁部材15は、インシュレータ15である。
ガスケット14は、蓋11bと内部端子12との間に介在した絶縁部材である。蓋11bの取付孔11b1のシール性を確保するとともに、蓋11bと内部端子12とを絶縁している。ガスケット14は、所要の弾性を有する樹脂部材にて構成されている。ガスケット14には、例えば、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFAとも称されうる。)が用いられうる。
この実施形態では、ガスケット14は、筒部14aと、鍔部14bと、囲い部14cと、受け部14dとを有している。筒部14aは、鍔部14bから突出した部位であり、蓋11bの取付孔11b1の内周面に装着される部位である。筒部14aには、図2に示されているように、内部端子12の軸部12bが装着される。鍔部14bは、筒部14aの一端から径方向に沿って延びており、蓋11bの内側面に装着される板状の部位である。囲い部14cは、鍔部14bの周縁から筒部14aとは反対側に延びている。受け部14dは、ガスケット14の下面に設けられている。受け部14dは、内部端子12のベース部12aの形状に応じた窪みを有している。
インシュレータ15は、蓋11bの外側に配置され、蓋11bと、外部端子13および接続端子16とを絶縁する部材である。インシュレータ15は、樹脂部材にて構成されている。インシュレータ15には、例えば、ポリプロピレン(PPとも称されうる。)や、ポリエチレン(PEとも称されうる。)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPSとも称されうる。)が用いられうる。インシュレータ15には、図2に示されているように、内部端子12の軸部12bが挿通される挿通孔15aが形成されている。
この実施形態では、絶縁部材14,15は、ガスケット14とインシュレータ15との2部材で構成されている。絶縁部材14,15は、内部端子12および外部端子13と、電池ケース部品としての蓋11bとの間に介在しているとよい。かかる観点において、絶縁部材14,15は、図2の形態に限定されず、一部材で構成されていてもよい。また、絶縁部材14,15は、さらに複数の部材で構成されていてもよい。
内部端子12は、ベース部12aと、軸部12bとを備えている。内部端子12のベース部12aは、適宜に第2ベース部と称される。
第2ベース部12aは、ガスケット14を介在させて電池ケース部品の内側に重ねられる部位である。図1に示されているように、第2ベース部12aには、電池ケース11の内部に延びる取付片12cが設けられている。正極側の内部端子12の取付片12cには、正極集電部21a1が取付けられる。負極側の内部端子12の取付片12cには、負極集電部22a1が取付けられる。
軸部12bは、図2に示されているように、内部端子12の第2ベース部12aから突出し、絶縁部材としてのガスケット14とインシュレータ15を介在させて蓋11bの取付孔11b1に挿通されている。軸部12bは、さらに、外部端子13の挿通孔13bに挿通されている。
軸部12bの先端は、外部端子13の挿通孔13bの周縁部に沿って円板状に押し広げられた笠部12dを有している。笠部12dの外周縁12d1の一部は、図2に示されているように、挿通孔13bの周縁部に溶接されている。
図3は、溶接された部位12e(図2参照)を除く笠部12dの外周縁12d1を拡大した拡大図である。
笠部12dの外周縁12d1は、図3に示されているように、溶接された部位12eを除いて、外部端子13の第1ベース部13aから少し浮いている。
この実施形態では、溶接された部位12eを除いて、笠部12dの外周縁12d1の上部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離aは、外部端子13の第1ベース部13aの厚さd1よりも小さい(a<d1)。
溶接された部位12eを除いて、笠部12dの外周縁12d1の下部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離bが、b≦a/2の関係を有している。
溶接された部位12eを除いて、笠部12dの外周縁12d1が笠部の径方向に外部端子13の第1ベース部13aから浮いている距離cが、c<aの関係を有している。
この密閉型電池10では、内部端子12と外部端子13との1つの溶接箇所における溶接面積が大きく、かつ、溶接面積のバラツキが小さい。このため、内部端子12と外部端子13との導通についての信頼性が高い。上記の各関係は、例えば、それぞれ溶接された部位12eを除く、笠部12dの周方向の平均において評価されうる。したがって、笠部12dの外周縁12d1の周方向の一部において、上記の関係を満たさない部位があってもよい。
つまり、蓋11bにガスケット14とインシュレータ15とを介在させて内部端子12と外部端子13とを組付け、内部端子12の軸部12bの先端を、外部端子13の挿通孔13bの周縁部にかしめる。このとき、形成される笠部12dは、上記の寸法関係、a<d1、b≦a/2、c<aの関係を有しているとよい。そして、当該笠部12dの外周縁が、周方向の一部において外部端子13に溶接されるとよい。これにより、内部端子12と外部端子13との1つの溶接箇所における溶接面積が大きく、かつ、溶接面積のバラツキが小さくなる。そして、内部端子12と外部端子13との導通についての信頼性が高くなる。
図4および図5は、それぞれ笠部の形状と、溶接面積との関係を示すグラフである。ここで、図4および図5のグラフの各プロットは、各サンプルの笠部の形状と、溶接面積との関係を示している。各サンプルは、笠部12dの外周縁12d1が同様の条件で外部端子13に溶接されている。溶接面積は、各サンプルの溶接箇所の溶接面積の算術平均を1として相対的に評価されている。
本発明者の知見では、図4に示されているように、笠部12dの外周縁12d1の上部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離aに対し、溶接面積のバラツキは大きい。かかる距離aと溶接面積との相関関係はほとんどみられない。
また、本発明者の知見では、図5に示されているように、上述した距離aが、外部端子13の第1ベース部13aの厚さd1よりも小さい場合(a<d1)において、笠部12dの外周縁12d1の下部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離bが、b≦a/2の関係を有しているとよい。また、笠部12dの外周縁12d1が笠部の径方向に外部端子13の第1ベース部13aから浮いている距離cが、c<aの関係を有しているとよい。
この条件を満たすグループGIでは、溶接面積が大きく、かつ、バラツキが小さく、内部端子12と外部端子13との導通についての信頼性が高くなる傾向が得られた。
これに対して、上述した距離aが、d1よりも小さい場合(a<d1)でも、笠部12dの外周縁12d1の下部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離bが、b>a/2であるグループGIIでは、溶接面積が小さく、かつ、バラツキが大きい、このため、内部端子12と外部端子13との導通についての信頼性が低くなる。
また、笠部12dの外周縁12d1が笠部の径方向に外部端子13の第1ベース部13aから浮いている距離cが、c>aの関係であるサンプルS1では、溶接箇所にボイドが発生していた。
本発明者は、このような傾向から、内部端子12と外部端子13が溶接後において、溶接された部位12eを除いて、笠部12dの外周縁12d1の上部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離aが、外部端子13の第1ベース部13aの厚さd1よりも小さい(a<d1)場合において、笠部12dの外周縁12d1の下部から外部端子13の第1ベース部13aまでの距離bが、b≦a/2の関係を有していることが望ましいと考えている。さらに、溶接された部位12eを除いて、笠部12dの外周縁12d1が笠部の径方向に外部端子13の第1ベース部13aから浮いている距離cが、c<aの関係を有していることが望ましいと考えている。これによって、溶接面積が大きく、かつ、バラツキが小さく、内部端子12と外部端子13との導通についての信頼性が高い密閉型電池10が得られやすくなる。
このように、内部端子12の軸部12bの先端を、外部端子13の挿通孔13bの周縁部にかしめる。このとき、形成される笠部12dは、上記の寸法関係、a<d1、b≦a/2、c<aの関係を有しているとよい。そして、当該笠部12dの外周縁が、周方向の一部において外部端子13に溶接されるとよい。これによって、溶接面積が大きく、かつ、バラツキが小さく、内部端子12と外部端子13との導通についての信頼性が高い密閉型電池10が得られる。また、内部端子12と外部端子13との導通を確保するとの観点において、十分な溶接面積を確保するための溶接箇所を少なくできる。また、溶接面積を確保するのに必要な溶接出力(レーザー溶接であればレーザーの出力)を低く抑えることができる。このように密閉型電池10を生産するのに要するサイクルタイムの短縮や生産能力の増加が図られる。
ここで、蓋11bにガスケット14とインシュレータ15とを介在させて内部端子12と外部端子13とを組付け、内部端子12の軸部12bの先端を、外部端子13の挿通孔13bの周縁部にかしめる。このとき、形成される笠部12dの外周縁12d1は、溶接される前において、大凡上記の寸法関係、a<d1、b≦a/2、c<aの関係を有しているとよい。そして、当該笠部12dの外周縁が、周方向の一部において外部端子13に溶接されるとよい。これにより、内部端子12と外部端子13との1つの溶接箇所における溶接面積が大きく、かつ、溶接面積のバラツキが小さくなる。そして、内部端子12と外部端子13との導通についての信頼性が高くなる。
ここで、溶接される前において、笠部12dの外周縁12d1が、上記の寸法関係、a<d1、b≦a/2、c<aの関係を有するように、外部端子13の挿通孔13bの周縁部にかしめられる内部端子12の軸部12bの先端の形状が調整されているとよい。
上記の寸法関係、a<d1、b≦a/2、c<aの関係を得るための、外部端子13の挿通孔13bの周縁部にかしめられる内部端子12の軸部12bの先端の形状は、実験を繰り返すことによって見出されうる。
また、内部端子12の軸部12bの先端が、外部端子13の挿通孔13bの周縁部にかしめられた後で、笠部12dをプレス加工して、上記の寸法関係、a<d1、b≦a/2、c<aの関係を得てもよい。
以上、ここで提案される密閉型電池について、種々説明した。特に言及されない限りにおいて、ここで挙げられた密閉型電池の実施形態などは、本発明を限定しない。
10 密閉型電池
11 電池ケース
11a ケース本体
11b 蓋
11b1 取付孔
12 内部端子
12a ベース部(第2ベース部)
12b 軸部
12c 取付片
12d 笠部
12d1 外周縁
12e 溶接された部位
13 外部端子
13a ベース部(第1ベース部)
13b 挿通孔
14 ガスケット(絶縁部材)
14a 筒部
14b 鍔部
14c 囲い部
14d 受け部
15 インシュレータ(絶縁部材)
15a 挿通孔
16 接続端子
20 電極体
21 正極シート
21a 正極集電箔
21a1 未形成部(正極集電部)
21b 正極活物質層
22 負極シート
22a 負極集電箔
22a1 未形成部(負極集電部)
22b 負極活物質層
31,32 セパレータシート

Claims (1)

  1. 取付孔が形成された電池ケース部品と、
    内部端子と、
    外部端子と、
    前記内部端子および前記外部端子と、前記電池ケース部品との間に介在した少なくとも1つの絶縁部材と
    を備え、
    前記外部端子は、前記絶縁部材を介在させて前記電池ケース部品の外側に重ねられた第1ベース部と、
    前記第1ベース部に形成された挿通孔と
    を備え、
    前記内部端子は、
    前記絶縁部材を介在させて前記電池ケース部品の内側に重ねられた第2ベース部と、
    前記第2ベース部から突出し、前記絶縁部材を介在させて前記電池ケース部品の前記取付孔に挿通され、かつ、前記外部端子の前記挿通孔に挿通された軸部と
    を備え、
    前記軸部の先端は、前記外部端子の前記挿通孔の周縁部に沿って円板状に押し広げられた笠部を有し、
    前記笠部の外周縁の一部は、前記挿通孔の周縁部に溶接されており、
    溶接された部位を除いて、前記笠部の外周縁は、前記外部端子の前記第1ベース部から浮いており、
    前記溶接された部位を除いて、前記笠部の外周縁の上部から前記外部端子の前記第1ベース部までの距離aが、前記外部端子の前記第1ベース部の厚さd1よりも小さく、
    前記溶接された部位を除いて、前記笠部の外周縁の下部から前記外部端子の前記第1ベース部までの距離bが、b≦a/2の関係を有し、かつ、
    前記溶接された部位を除いて、前記笠部の外周縁が前記笠部の径方向に前記外部端子の前記第1ベース部から浮いている距離cが、c<aの関係を有する、
    密閉型電池。
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