JP2013157133A - 電池 - Google Patents

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寛 向井
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崇博 井田
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Abstract

【課題】端子の電池容器への取り付け箇所において、低コストで十分な気密性を確保することができる電池を提供する。
【解決手段】発電要素120と、発電要素120に接続される正極集電体130と、正極集電体130に電気的に接続されるリベット端子210とを備える電池10であって、リベット端子210は、基部211と、電池容器100の貫通孔に挿入される軸部212とを有し、軸部212周りには、軸部212の周囲を覆うように配置され、かつ電池容器100の貫通孔に挿入される第一パッキン220と、電池容器100と基部211との間に、第一パッキン220を覆うように配置される第二パッキン230とが設けられ、第一パッキン220は、第二パッキン230よりも高い硬度を有するとともに、電池容器100と基部211との間に突出部221を有し、第二パッキン230は、突出部221と嵌合する嵌合部231を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池容器に収容される発電要素と、発電要素に接続される集電体と、集電体に電気的に接続される端子とを備える電池に関する。
近年、世界的な環境問題への取り組みとして、ガソリン自動車からハイブリッド自動車または電気自動車への転換が推進されたり、電動自転車が普及するなど、リチウムイオン二次電池などの各種電池が広く活用されている。このような電池においては、電池容器と、当該電池容器に収容された発電要素と、当該発電要素に接続された集電体と、集電体に電気的に接続された端子とを備えている。そして、この端子は、気密性が高い状態で電池容器に取り付けられる必要がある。
このため、従来、端子が封止部材を介してかしめにより、当該電池容器に取り付けられた電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電池では、封止部材は非可逆的熱膨張性を有する合成樹脂材からなるパッキンであり、この封止部材によって、端子は、気密性が高い状態で電池容器に取り付けられる。
特開平8−250083号公報
しかしながら、上記従来の電池でも、端子の電池容器への取り付け箇所において、十分な気密性が得られていない場合があり、当該気密性をさらに高める必要がある。また、上記従来の電池では、端子の電池容器への取り付け箇所に、非可逆的熱膨張性を有する合成樹脂材からなる封止部材を製造しておく必要があり、製造コストが高くなる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、端子の電池容器への取り付け箇所において、低コストで十分な気密性を確保することができる電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電池は、電池容器に収容される発電要素と、前記発電要素に接続される集電体と、前記集電体に電気的に接続される端子とを備える電池であって、前記端子は、基部と、前記電池容器の貫通孔に挿入される軸部とを有し、前記端子の前記軸部周りには、該軸部の周囲を覆うように配置され、かつ前記電池容器の前記貫通孔に挿入される第一パッキンと、前記電池容器と前記基部との間に、前記第一パッキンを覆うように配置される第二パッキンとが設けられ、前記第一パッキンは、前記第二パッキンよりも高い硬度を有するとともに、前記電池容器と前記基部との間に突出部を有し、前記第二パッキンは、前記突出部と嵌合する嵌合部を有する。
これによれば、当該電池において、端子の軸部周りには、軸部の周囲を覆うように電池容器の貫通孔に挿入される第一パッキンと、第一パッキンを覆うように配置される第二パッキンとが設けられ、第一パッキンは、第二パッキンよりも高い硬度を有するとともに、電池容器と基部との間に突出部を有し、第二パッキンは、当該突出部と嵌合する嵌合部を有する。つまり、端子の軸部周りの第一パッキンは、第二パッキンよりも高い硬度を有するため、第一パッキンによって、端子の電池容器への取り付け箇所の気密性を確保することができる。また、第二パッキンは硬度の低い材質を使用することができるので、コストを低減することができる。また、第一パッキンが突出部を有し、第二パッキンの嵌合部と嵌合することで、第一パッキンと第二パッキンとの接触面積が大きくなるため、端子の電池容器への取り付け箇所の気密性を確保することができる。また、当該突出部と当該嵌合部との間には、端子と電池容器とを固定する際の締め付けの応力がかかるため、当該気密性をさらに確保することができる。これにより、当該電池によれば、端子の電池容器への取り付け箇所において、低コストで十分な気密性を確保することができる。
また、好ましくは、前記第一パッキンと前記第二パッキンとは、前記突出部と前記嵌合部とが接触面で接合されることで、一体に形成されている。
これによれば、第一パッキンと第二パッキンとは、突出部と嵌合部とが接触面で接合されることで、一体に形成されているので、第一パッキンと第二パッキンとの間の気密性を向上させることができる。
また、好ましくは、さらに、前記突出部と前記嵌合部との間に、電解液で膨潤するシール材を備える。
これによれば、当該電池は、第一パッキンの突出部と第二パッキンの嵌合部との間に、電解液で膨潤するシール材を備えている。このため、電池容器内部の電解液が、第一パッキンと第二パッキンとの間に万一漏れ出してきた場合でも、突出部と嵌合部との間に配置されたシール材に当該電解液が吸収され、当該シール材が膨潤する。これにより、電池容器外部への電解液の漏れが防止され得るとともに、電解液が漏れた場合に、第一パッキンの突出部と第二パッキンの嵌合部との間の気密性を向上させることができる。
また、好ましくは、前記シール材は、前記突出部の先端面と、前記嵌合部の前記先端面に対向する面との間に配置される。
これによれば、当該シール材は、第一パッキンの突出部の先端面と、当該先端面に対向する第二パッキンの嵌合部の面との間に配置されている。ここで、端子と電池容器とを固定する際には主に端子の軸部の軸方向に応力がかかるため、当該突出部と当該嵌合部との間において、当該突出部の先端面には、端子と電池容器とを固定する際の締め付けの応力がかかりにくい。このため、第一パッキンと第二パッキンとの間の気密性を確保しつつ、シール材を配置することができる。また、必要最低限の位置に当該シール材を配置することで、コストを低減し、かつ、第一パッキンと第二パッキンとの間の気密性を確保することができる。
本発明に係る電池によれば、端子の電池容器への取り付け箇所において、低コストで十分な気密性を確保することができる。
本発明の実施の形態に係る電池の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る正極端子の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る正極端子の構成を説明する断面図である。 本発明の実施の形態に係る第一パッキンの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第二パッキンの構成を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例1に係る正極端子の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例2に係る正極端子の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例3に係る正極端子の構成を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る電池について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲だけによって限定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
まず、電池10の構成について、説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電池10の構成を説明するための斜視図であって、容器内部を透視した図となっている。
電池10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、例えば、非水電解質二次電池である。非水電解質二次電池としては、例えば、正極活物質がコバルト酸リチウムなどのリチウム遷移金属酸化物であり、負極活物質が炭素材料であるリチウムイオン二次電池を挙げることができる。なお、電池10の種類は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、乾電池などの一次電池であってもよい。
同図に示すように、電池10は、電池容器100と、正極端子200と、負極端子300とを備える。また、電池容器100内方には、発電要素120と、正極集電体130と、負極集電体140とが配置されている。なお、電池容器100の内部には電解液などの液体が封入されているが、当該液体の図示は省略する。
電池容器100は、金属からなる矩形筒状で底を備える筐体本体と、当該筐体本体の開口を閉塞する金属製の蓋板110とで構成されている。また、電池容器100は、発電要素120等を内部に収容後、蓋板110と筐体本体とが溶接等されることにより、内部を密封することができるものとなっている。
発電要素120は、詳細な図示は省略するが、正極と負極とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる部材である。負極は、銅箔からなる長尺帯状の負極基材の表面に負極活物質層が形成されたものである。正極は、アルミニウム箔からなる長尺帯状の正極基材の表面に正極活物質層が形成されたものである。セパレータは、樹脂からなる微多孔性のシートである。そして、発電要素120は、負極と正極との間にセパレータが挟み込まれるように層状に配置されたものが、長さ方向に巻き回されることで、全体が長円形状となるように形成されている。なお、同図では、発電要素120の形状としては長円形状を示したが、円形状または楕円形状でもよい。また、発電要素120の形状は捲回型に限らず、平板状極板を積層した形状でもよい。
正極端子200は、発電要素120の正極に電気的に接続された電極端子であり、負極端子300は、発電要素120の負極に電気的に接続された電極端子である。つまり、正極端子200及び負極端子300は、発電要素120に蓄えられている電気を電池10の外部空間に導出し、また、発電要素120に電気を蓄えるために電池10の内部空間に電気を導入するための金属製の電極端子である。また、正極端子200及び負極端子300は、発電要素120の上方に配置された蓋板110に取り付けられている。
正極集電体130は、発電要素120の正極と電池容器100の側壁との間に配置され、正極端子200と発電要素120の正極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、正極集電体130は、発電要素120の正極と同様、アルミニウムで形成されている。
負極集電体140は、発電要素120の負極と電池容器100の側壁との間に配置され、負極端子300と発電要素120の負極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、負極集電体140は、発電要素120の負極と同様、銅で形成されている。
具体的には、正極集電体130及び負極集電体140は、電池容器100の側壁から蓋板110に亘って当該側壁及び蓋板110に沿って屈曲状態で配置される金属製の板状部材である。また、正極集電体130及び負極集電体140は、電池容器100の蓋板110に固定的に接続されており、電極端子103の正極及び負極にそれぞれ溶接などによって固定的に接続されている。これにより、発電要素120は、電池容器100の内部において、正極集電体130及び負極集電体140により、蓋板110から吊り下げられた状態で保持される。
なお、正極集電体130及び負極集電体140と発電要素120の正極及び負極との接合方法は特に限定されるものではないが、例えば、正極集電体130及び負極集電体140の一部を折り曲げることにより溶接用のフィン(図示せず)を起立させ、当該フィンで発電要素120の正極や負極を挟み込みつつ溶接により接合する方法が採用される。
次に、正極端子200の構成について、詳細に説明する。なお、負極端子300については、正極端子200と同様の構成であるため、説明は省略する。
図2は、図1に示された電池10の正極端子200の部分を縦方向に切断した場合の断面図である。
図3は、図2に示された正極端子200の各部材を分離させた場合の図である。なお、図2は、リベット端子210によってかしめられた状態を示しているが、図3は、リベット端子210によってかしめられる前の状態を示している。
これらの図に示すように、正極端子200は、リベット端子210、第一パッキン220、第二パッキン230及び第三パッキン240を備えている。
リベット端子210は、第一パッキン220、第二パッキン230及び第三パッキン240を介して、蓋板110に正極集電体130をかしめによって固定するリベットとしての役割と、電池10の端子の役割とを備えた導電性の部材である。リベット端子210は、基部211と軸部212とを有している。
基部211は、リベット端子210の上部に配置されるリベット端子210の本体であり、電池10の端子の役割を果たす部位である。なお、本実施の形態では、基部211は、円盤状の金属製の部位であるが、基部211の形状はどのような形状であってもよく、材質については導電性の部材であればどのような材質であってもよい。
軸部212は、基部211の下方に配置され、電池容器100及び正極集電体130の貫通孔に挿入されて、リベットとしての役割を果たす部位である。具体的には、軸部212は、第一パッキン220を介して蓋板110と、正極集電体130とに挿通され、蓋板110に基部211と正極集電体130とをかしめによって固定する。
なお、本実施の形態では、軸部212は、円柱形状の金属製の部位であるが、軸部212の形状はどのような形状であってもよく、材質については導電性の部材であればどのような材質であってもよい。また、軸部212は、基部211と蓋板110と正極集電体130とを固定する機能を有していれば、リベットの機能を有していなくともよく、例えば、ネジ止めなどで固定する機能を有していることにしてもよい。また、本実施の形態では、基部211と軸部212とは一体に形成されている。
第一パッキン220は、リベット端子210の軸部212周りに、軸部212の周囲を覆うように配置され、かつ電池容器100の貫通孔に挿入される絶縁性のパッキンである。
また、第一パッキン220は、第二パッキン230よりも高い硬度を有している。つまり、第一パッキン220は、リベット端子210によるかしめなどで圧縮された場合でも、その圧縮された状態を維持するような硬度が高い樹脂である。具体的には、第一パッキン220は、気密性、絶縁性、耐熱性、耐薬品性などに優れた硬度が高い樹脂が好ましく、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)である。
ここで、第一パッキン220は、電池容器100と基部211との間に突出部221を有している。具体的には、第一パッキン220は、蓋板110と第二パッキン230との間に突出部221を有している。
第二パッキン230は、リベット端子210の軸部212周りであって、電池容器100と基部211との間に、第一パッキン220を覆うように配置される絶縁性のパッキンである。
ここで、第二パッキン230は、第一パッキン220よりも硬度が低いパッキンである。つまり、第二パッキン230は、電池容器100の蓋板110と基部211との間を絶縁するためのパッキンであり、コスト低減の観点から、気密性などに関して高い性能を有していなくてもかまわない。例えば、第二パッキン230として、ポリプロピレン(PP)などが採用される。
第二パッキン230は、第一パッキン220の突出部221と嵌合する嵌合部231を有している。具体的には、第二パッキン230は、第一パッキン220の突出部221の周りに突出部221を囲うように嵌合部231を有している。
第三パッキン240は、蓋板110と正極集電体130との間に配置された絶縁性のパッキンである。また、第三パッキン240は、円形状の貫通孔が形成された矩形状の外形を有する平板状の部材であり、当該貫通孔内方に第一パッキン220が挿入されている。
なお、第三パッキン240の貫通孔の形状は円形状に限定されず、第一パッキン220の外形状に対応していればよい。また、第三パッキン240の外形も矩形状に限定されず、円形状などであってもよい。また、第三パッキン240の材質も限定されないが、気密性を維持する観点から、第一パッキン220と同様の材質が用いられるのが好ましい。
次に、第一パッキン220及び第二パッキン230の詳細な構成について、以下に説明する。
図4は、第一パッキン220を上方から見た図と、第一パッキン220の断面図とを示している。
図5は、第二パッキン230の断面図と、第二パッキン230を下方から見た図とを示している。
まず、図4に示すように、第一パッキン220は、突出部221と筒状部材222とを有している。
筒状部材222は、断面が円形状の貫通孔が形成された円筒形状の部材であり、貫通孔に軸部212を挿入するようにして、基部211と正極集電体130との間に配置されている。また、筒状部材222は、蓋板110、第二パッキン230及び第三パッキン240の貫通孔に挿入されている。
なお、筒状部材222の貫通孔の断面形状は円形状に限定されず、軸部212の外形状に対応していればよい。また、筒状部材222の外形断面も円形状に限定されず、蓋板110、第二パッキン230及び第三パッキン240の貫通孔の形状に対応していればよい。
突出部221は、筒状部材222の周囲から外方へ突出した円盤状の部位であり、蓋板110と第二パッキン230の嵌合部231とで囲まれるように配置されている。また、突出部221は、蓋板110に沿った平面であって、嵌合部231と向かい合う第一平面221aを上面に有している。また、突出部221は、外周の先端に嵌合部231と向かい合う先端面221bを有している。
また、図5に示すように、第二パッキン230は、外形が円形状の部材であり、内側に嵌合部231を備えている。なお、第二パッキン230の外形は、リベット端子210の基部211の外形に対応した形状であるのが好ましいが、円形状には限定されない。
嵌合部231は、筒状部材222が挿入される円形状の貫通孔と、突出部221が配置される円形状の溝部とを有している。具体的には、嵌合部231は、筒状部材222の外周面と面接触する第一側面231aを内面の上部の側面に有している。また、嵌合部231は、突出部221の第一平面221aと面接触する第二平面231bを内面の上面に有している。また、嵌合部231は、突出部221の先端面221bと面接触する第二側面231cを内面の下部の側面に有している。
なお、第一側面231aの形状は、筒状部材222の外周面の形状に対応していれば円形状には限定されず、第二側面231cの形状も突出部221の先端面221bの形状に対応していれば円形状には限定されない。
ここで、突出部221の第一平面221aと嵌合部231の第二平面231bとは、蓋板110に平行な平面から傾斜したテーパ状の平面や曲面などどのような平面であってもよいが、蓋板110に平行な平面であるのが好ましい。つまり、第一平面221aと第二平面231bとが、蓋板110に平行な平面に近い平面であるほど、突出部221と嵌合部231との間にかかる応力によって気密性を確保することができる効果が高まる。
また、気密性を確保するために、第一パッキン220と第二パッキン230とは、接触面で接合されることで、一体に形成されている。つまり、筒状部材222の外周面と嵌合部231の第一側面231a、突出部221の第一平面221aと嵌合部231の第二平面231b、及び突出部221の先端面221bと嵌合部231の第二側面231cのうち一部または全部が、溶着や接着剤などで接合されることで、第一パッキン220と第二パッキン230とが一体に形成されている。
以上のように、本発明の実施の形態に係る電池10によれば、リベット端子210の軸部212周りには、軸部212の周囲を覆うように電池容器100の貫通孔に挿入される第一パッキン220と、第一パッキン220を覆うように配置される第二パッキン230とが設けられ、第一パッキン220は、第二パッキン230よりも高い硬度を有するとともに、電池容器100と基部211との間に突出部221を有し、第二パッキン230は、突出部221と嵌合する嵌合部231を有する。つまり、リベット端子210の軸部212周りの第一パッキン220は、第二パッキン230よりも高い硬度を有するため、第一パッキン220によって、リベット端子210の電池容器100への取り付け箇所の気密性を確保することができる。また、第二パッキン230は硬度の低い材質を使用することができるので、コストを低減することができる。また、第一パッキン220が突出部221を有し、第二パッキン230の嵌合部231と嵌合することで、第一パッキン220と第二パッキン230との接触面積が大きくなるため、リベット端子210の電池容器100への取り付け箇所の気密性を確保することができる。また、突出部221と嵌合部231との間には、リベット端子210と電池容器100とを固定する際の締め付けの応力がかかるため、当該気密性をさらに確保することができる。これにより、電池10によれば、リベット端子210の電池容器100への取り付け箇所において、低コストで十分な気密性を確保することができる。
また、第一パッキン220と第二パッキン230とは、突出部221と嵌合部231とが接触面で接合されることで、一体に形成されているので、第一パッキン220と第二パッキン230との間の気密性を向上させることができる。これにより、電池10によれば、リベット端子210の電池容器100への取り付け箇所において、低コストで十分な気密性を確保することができる。
なお、上記実施の形態では、第一パッキン220と第二パッキン230とは、接触面で接合されることで一体に形成されていることとしたが、第一パッキン220と第二パッキン230とは接合されず、別体として構成されていることにしてもよい。
(変形例1)
次に、本実施の形態の変形例1について、説明する。上記実施の形態では、突出部221の先端面221bと嵌合部231の第二側面231cとが当接していることとした。しかし、本変形例1では、突出部221と嵌合部231との間にシール材を備える。
図6は、本発明の実施の形態の変形例1に係る正極端子201の構成を示す図である。
同図に示すように、正極端子201は、図3に示された上記実施の形態の正極端子200と同様に、リベット端子210、第一パッキン220、第二パッキン230及び第三パッキン240を備えている。なお、正極端子201が備えるリベット端子210、第一パッキン220、第二パッキン230及び第三パッキン240については、上記実施の形態の正極端子200が備える各構成要素と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、正極端子201は、上記構成要素に加えて、突出部221と嵌合部231との間にシール材250を備えている。
具体的には、シール材250は、突出部221の先端面221bと、嵌合部231の先端面221bに対向する面である第二側面231cとの間の空間に充填されて配置されている。つまり、シール材250は、嵌合部231の第二側面231c内で、突出部221の先端面221bの外周を囲うように、円環状に配置されている。
シール材250は、電解液で膨潤するシール材である。このため、電池容器100内部に封入されている電解液が万一漏れ出してきた場合でも、第一パッキン220の突出部221と第二パッキン230の嵌合部231との間に配置されたシール材250が当該電解液を吸収して膨潤する。これにより、電池容器100外部への電解液の漏れが防止され得るとともに、電解液が漏れた場合の第一パッキン220の突出部221と第二パッキン230の嵌合部231との間の気密性を向上させることができる。
また、シール材250は、第一パッキン220の突出部221の先端面221bと、先端面221bに対向する第二パッキン230の嵌合部231の面との間に配置されている。ここで、正極端子201と電池容器100とを固定する際には主に軸方向(図6中、上下方向)に応力がかかるため、突出部221と嵌合部231との間において、突出部221の先端面221bには、リベット端子210と電池容器100とを固定する際の締め付けの応力がかかりにくい。このため、第一パッキン220と第二パッキン230との間の気密性を確保しつつ、シール材250を配置することができる。また、必要最低限の位置にシール材250を配置することで、コストを低減し、かつ、第一パッキン220と第二パッキン230との間の気密性を確保することができる。
なお、上記変形例1では、シール材250は、突出部221の先端面221bと、嵌合部231の第二側面231cとの間に配置されていることとしたが、これに限定されず、シール材250は、突出部221と嵌合部231との間に配置されていれば、先端面221bと第二側面231cとの間に配置されていなくともよい。
(変形例2)
次に、本実施の形態の変形例2について、説明する。図7は、本発明の実施の形態の変形例2に係る正極端子202の構成を示す図である。
同図に示すように、正極端子202は、図3に示された上記実施の形態の正極端子200の第一パッキン220及び第二パッキン230に代えて、第一パッキン260及び第二パッキン270を備えている。
第一パッキン260は、蓋板110に沿って上部から突出したフランジ状の突出部261を有している。また、第二パッキン270は、突出部261と嵌合する嵌合部271を有している。つまり、本変形例2は、第一パッキン260の突出部261がフランジ状の形状を有している点で、上記実施の形態と異なる。
なお、第一パッキン260及び第二パッキン270の材質等の性状は、上記実施の形態における第一パッキン220及び第二パッキン230の性状と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、本変形例2によっても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例3)
次に、本実施の形態の変形例3について、説明する。図8は、本発明の実施の形態の変形例3に係る正極端子203の構成を示す図である。
同図に示すように、正極端子203は、図3に示された上記実施の形態の正極端子200のリベット端子210に代えて、リベット端子280を備えている。そして、リベット端子280は、端子の役割を果たす基部281と、リベットとしての役割を果たす軸部282とを別体で有している。つまり、軸部282が、蓋板110に基部281と正極集電体130とをかしめによって固定することで、基部281と正極集電体130とが電気的に接続される。
このように、本変形例3は、リベット端子280が別体の基部281と軸部282とから構成されている点で、上記実施の形態と異なる。なお、リベット端子280の材質等の性状は、上記実施の形態におけるリベット端子210の性状と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、本変形例3によっても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態及びその変形例に係る電池について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
つまり、今回開示された実施の形態及びその変形例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、上記実施の形態及び上記変形例を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。例えば、上記の変形例2または変形例3において、変形例1での変更と同様に、突出部と嵌合部との間にシール材を備える構成にしてもよい。また、変形例2に変形例3の変更を加えた構成にしてもよく、さらに変形例1の変更を加えた構成にしてもよい。
本発明は、端子の電池容器への取り付け箇所において、低コストで十分な気密性を確保することができる電池に適用できる。
10 電池
100 電池容器
110 蓋板
120 発電要素
130 正極集電体
140 負極集電体
200、201、202、203 正極端子
210、280 リベット端子
211、281 基部
212、282 軸部
220、260 第一パッキン
221、261 突出部
221a 第一平面
221b 先端面
222 筒状部材
230、270 第二パッキン
231、271 嵌合部
231a 第一側面
231b 第二平面
231c 第二側面
240 第三パッキン
250 シール材
300 負極端子

Claims (4)

  1. 電池容器に収容される発電要素と、前記発電要素に接続される集電体と、前記集電体に電気的に接続される端子とを備える電池であって、
    前記端子は、基部と、前記電池容器の貫通孔に挿入される軸部とを有し、
    前記端子の前記軸部周りには、該軸部の周囲を覆うように配置され、かつ前記電池容器の前記貫通孔に挿入される第一パッキンと、前記電池容器と前記基部との間に、前記第一パッキンを覆うように配置される第二パッキンとが設けられ、
    前記第一パッキンは、前記第二パッキンよりも高い硬度を有するとともに、前記電池容器と前記基部との間に突出部を有し、前記第二パッキンは、前記突出部と嵌合する嵌合部を有する
    電池。
  2. 前記第一パッキンと前記第二パッキンとは、前記突出部と前記嵌合部とが接触面で接合されることで、一体に形成されている
    請求項1に記載の電池。
  3. さらに、
    前記突出部と前記嵌合部との間に、電解液で膨潤するシール材を備える
    請求項1または2に記載の電池。
  4. 前記シール材は、前記突出部の先端面と、前記嵌合部の前記先端面に対向する面との間に配置される
    請求項3に記載の電池。
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