JP2019127367A - エレベーター用巻上機およびエレベーター - Google Patents

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Abstract

【課題】綱車側の油密封材から潤滑剤が漏れた場合であっても、潤滑油をエンコーダに到達させることなく巻上機の外部へと排出するエレベーター用巻上機およびエレベーターを提供する。【解決手段】巻上機は、軸受ハウジング9に固定された円板状の軸受カバー15と、軸受カバー15の回転中心軸上に設けられた、中空状主軸の中空部内に配置したエンコーダ17を支持する支持軸16と、支持軸16を保持する円筒状の支持台40を有するエンコーダ支持部と、を備え、エンコーダ支持部の支持台40の外周部に、油密封材13からの漏れた潤滑油を放射状に飛散させてエンコーダ17へ移動することを阻止する油切り溝部22を設けた。【選択図】図3

Description

本発明は、エンコーダを備えたエレベーター用巻上機、およびこのエレベーター用巻上機を備えたエレベーターに関するものである。
一般に、エレベーターの乗りかごを上下に昇降させるための巻上機の回転機構部には軸受が使用され、潤滑剤としてグリースが多用されている。グリース格納部にはラビリンスシールやオイルシールなどの各種シール構造を備えることが多いが、グリース格納部の圧力が過度に上昇した際や、経年劣化などによってシール構造の機能が低下した際などに、グリースがシール構造部から漏れることがある。漏れたグリースは巻上機や他のエレベーター機器の汚損原因となるため、漏れたグリースを回収するための油受けを設置した巻上機が知られている。
巻上機に設置された油受けとしては、例えば、特許文献1には、固定子と固定子巻線を収納した筐体と、この筐体に片持ち固定支持された主軸と、上記主軸の端に軸受を介して回転自在に取付けた軸受ハウジングと、この軸受ハウジングと一体に形成された綱車と、この綱車と一体に形成されて上記固定子に対向した複数の永久磁石を有するモーターの回転子とを備えたエレベーター装置用薄型巻上機において、上記筐体と上記軸受ハウジング間の対向部隙間の下方に油落とし空間部を形成し、上記筐体の上記綱車と反対側の端面に上記油落とし空間部の下部に位置して連通した油溜めを形成し、上記油溜めの上部に、上記筐体の上記綱車と反対側の側面側から上記油溜めを目視可能な窓部を形成し、上記軸受ハウジングの外周側に上記筐体と一体にした円環状突起を設け、上記筐体と上記軸受ハウジング間の対向部隙間よりも上記綱車側に位置する円環状の油受けカバーを上記円環状突起に取り付け、上記円環状突起の内側に位置する上記油受けカバーと上記筐体間に上記油落とし空間部を形成し、上記円環状突起の外側に位置する上記油受けカバーと上記筐体間に固定子巻線を相互に接続するための接続電線を配置したことを特徴とするエレベーター装置用薄型巻上機が記載されている。
特許第5468028号
しかしながら、特許文献1に記載された巻上機は、筐体の綱車と反対側の端面側の油密封材に漏れが生じた場合においては、筐体の綱車と反対側の端面に形成された油溜めおよび窓部によって漏れた油の除去が可能であるが、綱車側の油密封材に漏れが生じた場合についての考慮はされていない。
したがって、中空形状の主軸を有し、その内部にエンコーダを収納している巻上機の場合は、綱車側の油密封材に漏れが生じるとエンコーダに油が到達してしまい、巻上機やエレベーターの故障につながるおそれがあった。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、綱車側の油密封材からの漏れが発生した場合であっても、油をエンコーダに到達させることなく巻上機の外部へと排出することができるエレベーター用巻上機およびエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、エレベーター用巻上機は、巻線を有するモーター固定子を収納した筐体と、筐体に片持ち固定支持された中空状主軸と、中空状主軸の先端外周に軸受を介して回転自在に取付けた軸受ハウジングと、軸受ハウジングと一体に形成された綱車と、綱車と一体に形成されてモーター固定子に対向した複数の永久磁石を有する回転子ヨークと、中空状主軸の先端外周と軸受ハウジングの内周間との対向隙間にある軸受の両側に配置された、対向隙間に充填された潤滑油を密封する油密封材と、中空状主軸の先端縁部に固定され、中空状主軸の先端側の軸受およびの位置を規制するリング状軸受押さえと、中空状主軸の先端縁と対向するように、軸受ハウジングに固定された円板状の軸受カバーと、中空状主軸の中空部内に配置したエンコーダと、エンコーダを支持する支持軸と、軸受カバーの回転中心軸上に設けられた、支持軸を保持する円筒状のエンコーダ支持部と、を備え、エンコーダ支持部の外周部に油密封材からの漏れた潤滑油を収容する溝を有し、溝に収容された潤滑油を遠心力により放射状に飛散させて、エンコーダへ潤滑油が移動することを阻止する油切り溝部を有している。
また、エレベーターは、乗りかごと、乗りかごを昇降路内で昇降させる巻上機と、を備え、巻上機は、巻線を有するモーター固定子を収納した筐体と、筐体に片持ち固定支持された中空状主軸と、中空状主軸の先端外周に軸受を介して回転自在に取付けた軸受ハウジングと、軸受ハウジングと一体に形成された綱車と、綱車と一体に形成されてモーター固定子に対向した複数の永久磁石を有する回転子ヨークと、中空状主軸の先端外周と軸受ハウジングの内周間との対向隙間にある軸受の両側に配置された、対向隙間に充填された潤滑油を密封する油密封材と、中空状主軸の先端縁部に固定され、中空状主軸の先端側の軸受およびの位置を規制するリング状軸受押さえと、中空状主軸の先端縁と対向するように、軸受ハウジングに固定された円板状の軸受カバーと、中空状主軸の中空部内に配置したエンコーダと、エンコーダを支持する支持軸と、軸受カバーの回転中心軸上に設けられた、支持軸を保持する円筒状のエンコーダ支持部と、を備え、エンコーダ支持部の外周部に油密封材からの漏れた潤滑油を収容する溝を有し、溝に収容された潤滑油を遠心力により放射状に飛散させて、エンコーダへ潤滑油が移動することを阻止する油切り溝部を有している。
本発明によれば、漏れた油をエンコーダに到達させることなく巻上機の外部へ排出することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施の形態例にかかるエレベーターを模式的に示す概略構成図である。 本発明の実施の形態例にかかる巻上機の断面図である。 本発明の実施の形態例にかかる巻上機の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態例にかかる巻上機の軸受カバー側から見た正面図である。
以下、本発明のエレベーター用の巻上機およびエレベーターの実施の形態例について、図を用いて説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
まず、図1を参照して本発明のエレベーター用巻上機を用いたエレベーターの実施の形態例(以下、「本例」という。)について説明する。
図1は、本例のエレベーター50を模式的に示す概略構成図である。
図1に示すように、エレベーター50は、各階に設けられた乗り場33と、昇降路34内を昇降動作する乗りかご35および釣合いおもり36を備える。昇降路34の上方には、機械室37が設けられている。この機械室37には、エレベーター用の巻上機30や図示しないエレベーター制御装置が設置されている。
巻上機30には、乗りかご35と釣合いおもり36とを連結したメインロープ38が巻き掛けられている。そして、巻上機30のモーターが駆動されることで、乗りかご35が昇降路34内を昇降する。
図2は、本例のエレベーター用巻上機30の断面図である。
図2に示すように、エレベーター用巻上機30は、固定側要素である筺体1を有しており、筺体1の中心部には中空状のボス部2が形成されている。また、筺体1の外周部には有底の略円筒形状の収納凹部3が形成されている。収納凹部3内には巻線を有するモーター固定子4が収納固定されている。
一方、ボス部2の中心部には中空状主軸5が挿入されて片持ち支持固定されている。中空状主軸5の先端外周部には一対の軸受6,7が設けられており、この軸受6,7を介して、綱車8を備えた軸受ハウジング9が回転可能に支持されている。この綱車8には、図示していないメインロープ38が巻き回され、このメインロープ38を介してエレベーター50の乗りかご35が昇降移動される。
綱車8の外周部には、上述した筺体1の収納凹部3内に入り込んだモーターの回転子ヨーク10が一体的に結合されており、この回転子ヨーク10には、上述したモーター固定子4に対向するように周方向に配置された複数個の永久磁石11が取り付けられている。
筐体1側に設置されたモーター固定子4と、綱車8側に結合された回転子ヨーク10に設置された永久磁石11と、により、モーター固定子4に流された電流によって形成された磁界と永久磁石11によって形成された磁界により生じる電磁力が作用することにより、綱車8が回転する。
軸受ハウジング9の内周面と、中空状主軸5の先端付近の外周面間には対向隙間26が形成されており、対向隙間26には、上述した軸受6,7が軸方向に並んで配置されると共に、軸受6,7の両側にはオイルシールなどの油密封材12,13が配置されている。
中空状主軸5の基端側に配置された油密封材12は、中空状主軸5の外周部に形成された段部5aで位置規制され、中空状主軸5の先端側(網車側)に配置された油密封材13は、中空状主軸5の先端縁部に嵌め込んだリング状軸受押さえ14によって位置規制されている。軸受6,7の軸方向両端部に配置された油密封材12,13間の対向隙間26には、軸受6,7の潤滑を良好にするグリースまたは潤滑油等の潤滑剤が充填されている。
軸受ハウジング9における中空状主軸5の先端側端面5bと対向する位置には、綱車8と同期して回転することになる円板状の軸受カバー15が固定されている。また、軸受カバー15の裏面15b側の中心軸上にはエンコーダ軸16を保持する円筒状の支持台40が取り付けられている。エンコーダ支持部としての支持台40に保持されたエンコーダ軸16には、中空状主軸5の中空部5cに位置するように配置されたエンコーダ17が取り付けられている。エンコーダ17には図示しないコントローラが接続されており、コントローラによりモーターの回転数および回転方向が制御される。
図3は、本例のエレベーター用巻上機30の中空状主軸5の先端部付近の要部拡大断面図である。
図3に示すように、軸受ハウジング9内周面と中空状主軸5の外周面間には、スペーサ18を介在させた一対の軸受6,7が配置されており、中空状主軸5の先端部に固定したリング状軸受押さえ14によって、軸受6、スペーサ18、軸受7が所定位置に保持されている。また、リング状軸受押さえ14に形成された段部14aにより、中空状主軸5の先端側に配置された油密封材13が保持されている。
リング状軸受押さえ14の外周部と軸受ハウジング9の対向部で、かつ、油密封材13と軸受カバー15の対向部には、油密封材13から漏れてくる潤滑剤の油または油分を矢印方向に逃がすための油流路空間R1が形成されている。さらに、固定側であるリング状軸受押さえ14と回転側である軸受カバー15との隙間空間には、矢印方向に潤滑剤が流れる油流路空間R2が形成されている。
油流路空間R1の近傍にある軸受カバー15には、油流路空間R1を通る潤滑剤を軸受カバー15の外部へ排出するための中空状主軸5の軸方向に形成された貫通孔からなる排出孔20が設けられている。
排出孔20は軸受カバー15に複数設けられている。複数の排出孔20は、巻上機30を軸受カバー15側から見た正面図である図4に示すように、回転中心から等距離にある仮想円周上に形成されている。なお、排出孔20は、油流路空間R1に対向する位置に形成されている。
さらに、油流路空間R2とエンコーダ17との間に位置する支持台40の外周部には、支持台40が回転する方向に沿って形成された溝を有する油切り溝部22が形成されている。本例の油切り溝部22の溝の断面はU字状に形成されており、支持台40の全周にわたって設けられている。油切り溝部22は、軸受カバー15(支持台40)が回転することで生じる遠心力によって、油流路空間R2を通り溝に収容された潤滑剤を放射線状に飛散させる。なお、溝の断面形状に曲部を持たせることにより、効率的に潤滑剤を飛散させることができる。
支持台40の重力方向下方に位置したリング状軸受押さえ14には、油切り溝部22から飛散された潤滑剤をさらに下方に向かって逃がすための貫通孔やスリットなどからなる油抜け部24が形成されている。また、油抜け部24は、貫通孔の下端部が排出孔20の近傍に位置するように、リング状軸受押さえ14に形成されている。
油切り溝部22の重力方向下方に位置したリング状軸受押さえ14には、中空状主軸5の軸方向と垂直な方向に延びる円環状の油溜凸部23が形成されている。油溜凸部23は、リング状軸受押さえ14の表面に設けられ、油切り溝部22から飛散してリング状軸受押さえ14の表面に付着した潤滑剤を中空状主軸5に伝わらないように堰き止める。また、油溜凸部23を設けることで堰き止めた潤滑剤を油抜け部24へ逃がしやすくすることができる。
本例では、軸受カバー15側に配置された油密封材13から潤滑剤が漏れた場合には、まず、漏れた潤滑剤は、油流路空間R1を通り排出孔20から巻上機外へ排出される。そして、排出孔20から排出されなかった潤滑剤は、油流路空間R2を通り綱車8の回転中心側に向かう。すなわち、綱車8の回転中心側に向かう潤滑剤は、重力の影響を受けながらリング状軸受押さえ14を伝い、軸受カバー15の中心に配置されている支持台40に移動する。
支持台40の表面に付着した潤滑剤は、支持台40の外周面を伝いながらエンコーダ17側に向かうが、この移動の途中で支持台40の外周面に形成された油切り溝部22の溝に収容される。そして、溝に収容された潤滑剤は、支持台40(軸受カバー15)の回転による遠心力によって、回転方向に沿って放射状に飛散される。
油切り溝部22により下方に飛散した潤滑剤は、支持台40の下方に位置したリング状軸受押さえ14の内径面14a側に到達し、このリング状軸受押さえ14の内径面14a上に溜まる。リング状軸受押さえ14の内径面14a上に溜まった潤滑剤は、油抜け部24を通して、速やかに重力によって下方に誘導され、下方にある油密封材13と軸受カバー15との間にある油溜空間29に溜まる。その後、軸受カバー15に形成された複数個の排出孔20が油溜空間29と対向する位置に到達した際に、潤滑剤は排出孔20を介して巻上機外へと排出される。一方、油切り溝部22により上方に飛散した潤滑剤は、時間の経過とともに重力によって下方に移動し、再び支持台40の油切り溝部22の溝に到達する。
本例のエレベーター用巻上機30によれば、リング状軸受押さえ14側に配置された油密封材13から潤滑剤の漏れが生じても、回巻上機の回転構造を利用することで、漏れた潤滑剤の流れがエンコーダ17に到達しないように誘導する。そして、油切り溝部22と油抜け部24と排出孔20により、漏れた潤滑剤を軸受カバー15に設けられた排出孔20から巻上機の外部へと排出することができる。
このように、本例では、油密封材13から漏れた潤滑剤を、巻上機内部で循環移動させて、エンコーダ17に到達する前に巻上機外に排出する。すなわち、油密封材13から潤滑剤が漏れた場合であっても、漏れた潤滑剤がエンコーダ17へ侵入することはない。
なお、漏れた潤滑剤を巻上機の外部へ排出する際には、固定側であるリング状軸受押さえ14と回転側である軸受カバー15との間にある油流路空間R2に特別な油密封材を設ける必要がない。
また、油密封材13から漏れた潤滑剤がエンコーダ17に付着しにくくなるため、比較的軸長の短いエンコーダ軸16を用いて中空状主軸5の中空部5aにエンコーダ17を配置することができる。従って、巻上機の設計の自由度を高くすることができる。
また、油切り溝部22の下方に位置したリング状軸受押さえ14の内径面14a上に形成した油溜凸部23により、潤滑剤がエンコーダ17に付着するのを阻止することができる。
なお、上述した実施形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成について他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本例の支持台40の外周部に形成された油切り溝部22の溝は、支持台の回転する方向に沿って全周に亘って形成されているが、必ずしも全周に形成する必要はない。また、本例の油切り溝部22の溝の断面はU字状に形成されているが、断面の形状は、これに限定されるものではなく、例えば凹状であってもよい。また、油切り溝部22の溝の本数は複数本であってもよい。
1・・・筐体、2・・・ボス部、4・・・モーター固定子、5・・・中空状主軸、6,7・・・軸受、8・・・綱車、9・・・軸受ハウジング、10・・・回転子ヨーク、12,13・・・油密封材、14・・・リング状軸受押さえ、15・・・軸受カバー、16・・・エンコーダ軸、17・・・エンコーダ、20・・・排出孔、22・・・油切り溝部、23・・・油溜凸部、24・・・油抜け部、26・・・対向隙間、30・・・エレベーター用巻上機、35・・・乗りかご、38・・・メインロープ、40・・・支持台、50・・・エレベーター

Claims (8)

  1. 巻線を有するモーター固定子を収納した筐体と、
    前記筐体に片持ち固定支持された中空状主軸と、
    前記中空状主軸の先端外周に軸受を介して回転自在に取付けた軸受ハウジングと、
    前記軸受ハウジングと一体に形成された綱車と、
    前記綱車と一体に形成されて前記モーター固定子に対向した複数の永久磁石を有する回転子ヨークと、
    前記中空状主軸の先端外周と前記軸受ハウジングの内周間との対向隙間にある前記軸受の両側に配置された、前記対向隙間に充填された潤滑油を密封する油密封材と、
    前記中空状主軸の先端縁部に固定され、前記中空状主軸の先端側の軸受およびの位置を規制するリング状軸受押さえと、
    前記中空状主軸の先端縁と対向するように、前記軸受ハウジングに固定され、前記軸受ハウジングと一体に回転する円板状の軸受カバーと、
    前記中空状主軸の中空部内に配置したエンコーダと、
    前記エンコーダを支持する支持軸と、
    前記軸受カバーの回転中心軸上に設けられた、前記支持軸を保持する円筒状のエンコーダ支持部と、を備えたエレベーター用巻上機において、
    前記エンコーダ支持部の外周部に前記油密封材からの漏れた潤滑油を収容する溝を設け、前記溝に収容された潤滑油を遠心力により放射状に飛散させて、前記エンコーダへ潤滑油が移動することを阻止する油切り溝部を設けた
    エレベーター用巻上機。
  2. 前記油切り溝部の溝は、前記エンコーダ支持部の全周に亘って形成されている
    請求項1に記載のエレベーター用巻上機。
  3. 前記油切り溝部の溝の断面形状はU字状に形成されている
    請求項1または2に記載のエレベーター用巻上機。
  4. 前記リング状軸受押さえに、前記油密封材からの漏れた潤滑油を重力方向に逃がすための前記中空状主軸の軸方向と垂直な方向に形成された貫通孔からなる油抜け部を設けた
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のエレベーター用巻上機。
  5. 前記油抜け部を通過した潤滑油を軸受カバーの外部へ逃がすため、前記中空状主軸の軸方向に形成された複数の貫通孔を前記軸受カバーの前記回転中心軸の同心円状に設けた
    請求項4に記載のエレベーター用巻上機。
  6. 前記リング状軸受押さえの前記中空状主軸の端縁側に、前記中空状主軸の中心軸と垂直な方向に延びる半円環状の油溜凸部を形成した
    請求項5に記載のエレベーター用巻上機。
  7. 前記油抜け部および油溜凸部は、前記リング状軸受押さえの重力方向下方の位置に設けられている
    請求項6に記載のエレベーター用巻上機。
  8. 乗りかごと、
    前記乗りかごを昇降路内で昇降させる巻上機と、を備えたエレベーターにおいて、
    前記巻上機は、
    巻線を有するモーター固定子を収納した筐体と、
    前記筐体に片持ち固定支持された中空状主軸と、
    前記中空状主軸の先端外周に軸受を介して回転自在に取付けた軸受ハウジングと、
    前記軸受ハウジングと一体に形成された綱車と、
    前記綱車と一体に形成されて前記モーター固定子に対向した複数の永久磁石を有する回転子ヨークと、
    前記中空状主軸の先端外周と前記軸受ハウジングの内周間との対向隙間にある前記軸受の両側に配置された、前記対向隙間に充填された潤滑油を密封する油密封材と、
    前記中空状主軸の先端縁部に固定され、前記中空状主軸の先端側の軸受およびの位置を規制するリング状軸受押さえと、
    前記中空状主軸の先端縁と対向するように、前記軸受ハウジングに固定され、前記軸受ハウジングと一体に回転する円板状の軸受カバーと、
    前記中空状主軸の中空部内に配置したエンコーダと、
    前記エンコーダを支持する支持軸と、
    前記軸受カバーの回転中心軸上に設けられた、前記支持軸を保持する円筒状のエンコーダ支持部と、
    前記エンコーダ支持部の外周部に前記油密封材からの漏れた潤滑油を収容する溝を設け、前記溝に収容された潤滑油を遠心力により放射状に飛散させて、前記エンコーダへ潤滑油が移動することを阻止する油切り溝部と、を備えた
    エレベーター。
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