JP2008222403A - エレベータ用巻上機 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリースがブレーキライニングの摺動面まで伝わることによるブレーキ装置の制動力の低下を防止する。
【解決手段】回転子7のロータ6の外周面の端部に軸受8から流出してロータ6の内外面を介して伝わってきたグリース11を振り払うフリンガー部16を突出して設けるとともに、回転子7のロータ6の外周面のフリンガー部16とブレーキライニング10の摺動面との当接面との間にグリース11を溜めるグリース溜まり17を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータ用巻上機に関するものである。
図1はこの発明の実施最良形態1によるエレベータ用巻上機の上半部を示す縦断正面図であるが、この図1を利用して従来のエレベータ用巻上機について説明する。図において、1はフレーム、2はフレーム1に取り付けられた固定子鉄心、3は固定子鉄心2に巻装された固定子コイルであり、これらにより固定子4が構成される。又、5は回転軸、6は回転軸5に取り付けられたロータ、23は固定子鉄心2と対向してロータ6の内面に固定ねじ24により取り付けられた回転子鉄心(マグネット)であり、これらにより回転子7が構成される。回転子7は固定子4に軸受8を介して回転自在に支持される。9は固定子4側に設けられたブレーキ装置、10はブレーキ装置9のブレーキライニングである。又、11は軸受8に設けられた軸受潤滑用グリースであり、このグリース11が外部へ流出しないように、フレーム1側のグリース11の近くにラビリンス12が設けられ、回転子7のロータ6にはラビリンス12と係合するオイルシール13が設けられる。また、回転軸5にはシーブ14が取り付けられ、シーブ14の外周にはロープ溝14aが設けられ、ロープ溝14aにはロープ15が収納される。なお、16はロータ6の外周面の端部に径方向に突出して設けられた第1のフリンガー部、17はロータ6の外周面の第1のフリンガー部16とブレーキライニング10の摺動面との当接面との間に窪ませて設けられた第1のグリース溜まり、18はフレーム1の第1のグリース溜まり17の近くに設けられた点検用穴であり、符号16〜18で示された各部分は、従来では設けられていない。
上記構成において、ロープ15はエレベータの昇降かご及び釣り合いおもりと連結されており、ロータ6を回転させると、昇降かごは上下動する。又、回転子7の制動はブレーキ装置9のブレーキライニング10を回転子7のロータ6の外周面に当接することにより行われる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開2005−162464号公報 特開2004−83283号公報
上記したように、従来のエレベータ用巻上機においては、グリース11が外部に流出しないように、ラビリンス12及びオイルシール13からなる流出防止手段が設けられているが、オイルシール13の固定部分側から極めて微量ではあるが、グリース11が外部へ染み出すケースがある。この場合、ロータ6の回転運動による遠心力の影響も受け、染み出したグリース11はロータ6の内面側を伝わって、やがてロータ6の外周面に到達してしまう。このように、ロータ6の外周面にグリース11が付着すると、ブレーキライニング10のロータ6との摺動面にもグリース11が付着し、ロータ6の外周面とブレーキライニング10の摺動面との摩擦係数が著しく低下する。この結果、ブレーキ装置9の制動力が極端に低下し、ロータ6の保持力に多大な影響を与えて、重大な事故に繋がる可能性があった。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、軸受から流出したグリースがブレーキライングのロータとの摺動面にまで伝わり、ブレーキ装置の制動力が低下するのを防止することができるエレベータ用巻上機を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係るエレベータ用巻上機は、固定子に軸受を介して回転子を回転自在に支持するとともに、回転子の回転軸にシーブを取り付け、回転子の回転によりシーブの外周に巻回されたロープを介して昇降かごを上下動するとともに、回転子のロータの外周面にブレーキ装置のブレーキライニングを当接して制動するようにし、かつ軸受に供給したグリースの流出を流出防止手段により防止するようにしたエレベータ用巻上機において、回転子のロータの外周面の端部に径方向に突出して設けられ、軸受から流出してロータの内外面を介して伝わってきたグリースを振り払う第1のフリンガー部と、回転子のロータの外周面の第1のフリンガー部とブレーキライニングの摺動面との当接面との間で窪んで設けられ、グリースを溜める第1のグリース溜まりとを備えたものである。
請求項2に係るエレベータ用巻上機は、固定子のフレームの第1のグリース溜まりの近くに点検用穴を設けたものである。
請求項3に係るエレベータ用巻上機は、ロータ真下部にグリース受け皿を設けるとともに、グリース受け皿内にガイドを立設し、ガイド内に収納したばねによりフェルト材をロータの第1のグリース溜まりに常時接触させるようにしたものである。
請求高4に係るエレベータ用巻上機は、固定子に軸受を介して回転子を回転自在に支持するとともに、回転子の回転軸にシーブを取り付け、回転子の回転によりシーブの外周に巻回されたロープを介して昇降かごを上下動するとともに、回転子のロータの外周面にブレーキ装置のブレーキライニングを当接して制動するようにし、かつ軸受に供給したグリースの流出を流出防止手段により防止するようにしたエレベータ用巻上機において、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に径方向に突出して設けられ、軸受から流出してロータの内面側を介して伝わってきたグリースを振り払う第2のフリンガー部と、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に窪んで設けられ、グリースを溜める第2のグリース溜まりと、回転子のロータの内周面の第2のグリース溜まりからロータの外周面側に貫通した貫通孔とを備えたものである。
請求項5に係るエレベータ用巻上機は、請求項1に記載のエレベータ用巻上機において、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に径方向に突出して設けられ、軸受から流出してロータの内面側を介して伝わってきたグリースを振り払う第2のフリンガー部と、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に窪んで設けられ、グリースを溜める第2のグリース溜まりと、回転子のロータの内周面の第2のグリース溜まりからロータの外周面側に貫通した貫通孔とを備えたものである。
請求項6に係るエレベータ用巻上機は、請求項4又は5に記載のエレベータ用巻上機において、貫通孔の外周面側の周縁部に外周面側に突出した突出部を設けるとともに、突出部の周囲に外周面側にリング状に突出したリング部を設けたものである。
請求項7に係るエレベータ用巻上機は、請求項4〜6の何れかに記載のエレベータ用巻上機において、上記貫通孔から落下したグリースを着脱自在のグリース受け皿により受けるようにしたものである。
以上のようにこの発明の請求項1によれば、ロータの外周面の端部に径方向に突出して第1のフリンガー部を設けるとともに、ロータの外周面の第1のフリンガー部とブレーキライニングの摺動面との当接面との間に第1のグリース溜まりを窪んで設けたので、軸受から流出してロータの内外面を介して伝わったグリースを第1のフリンガー部により振り払うとともに、第1のグリース溜まりにグリースを溜めることにより、グリースがブレーキライニングの摺動面にまで到達するのを防止し、制動力の低下を防止することができる。
又、請求項2によれば、固定子のフレームの第1のグリース溜まりの近くに点検用穴を設けたので、第1のグリース溜まりへのグリースの溜まり具合を確認することができるとともに、この点検用穴を介して第1のグリース溜まりに溜まったグリースを拭き取ることができ、グリースがブレーキライニングの摺動面にまで到達するのを防止し、制動力の低下を防止することができる。
請求項3によれば、ロータ真下部にグリース受け皿を設けるとともに、グリース受け皿内にガイドを立設し、ガイド内に収納したばねによりフェルト材をロータの第1のグリース溜まりに常時接触させるようにしており、第1のグリース溜まりへ浸透してきたグリースをフェルト材、ガイド及びばねを介してグリース受け皿に落下させ、回収することができ、グリースがブレーキライニングの摺動面にまで到達するのを防止し、制動力の低下を防止することができる。
請求項4によれば、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に径方向に突出して軸受から流出してロータの内面側を介して伝わってきたグリースを振り払う第2のフリンガー部を設けるとともに、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側にグリースを溜める第2のグリース溜まりを設け、かつ回転子のロータの内周面の第2のグリース溜まりからロータの外周面側に貫通して貫通孔を設けており、軸受から流出してロータの内面側を介して伝わってきたグリースを第2のグリース溜まりに溜めるとともに、第2のフリンガー部により振り払い、かつ貫通孔から排出しており、グリースがブレーキライニングの摺動面に付着するのを防止し、制動力の低下を防止することができる。
請求項5によれば、ロータの外周面及び内周面において各フリンガー及びグリース溜まり等によりグリースを振り払ったり、溜めたりして、グリースがブレーキライニングの摺動面に浸透するのを防止し、制動力の低下を防止することができる。
請求項6によれば、第2のグリース溜まりからロータの外周面側に貫通した貫通孔の外周面側の周縁部に外周面側に突出した突出部を設けるとともに、突出部の周囲に外周面側にリング状に突出したリング部を設けており、貫通孔を通過したグリースが表面張力の影響を受けることにより、ブレーキライニングの摺動面に浸透するのを防止する。
請求項7によれば、貫通孔から落下したグリースを着脱自在のグリース受け皿により受けることにより、蓄積するグリースの処理を簡単に行うことができる。
実施最良形態1
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1はこの発明の実施最良形態1によるエレベータ用巻上機の上半部の縦断正面図を示し、16はロータ6の外周面の端部に径方向に突出して設けられた第1のフリンガー部、17はロータ6の外周面の第1のフリンガー部16とブレーキライニング10の摺動面との当接面との間で窪ませて設けられた第1のグリース溜まり、18はフレーム1の第1のグリース溜まり17の近くに設けられた点検用穴である。その他の構成は従来と同様である。
実施最良形態1においては、ロータ6の外周面の端部に径方向に突出して第1のフリンガー部16を設けたので、万一グリース11が軸受8の外部に流出し、染み出したグリース11がロータ6の内側を伝わってロータ6の外周面の第1のフリンガー部16に到達してもロータ6の回転運動による遠心力により、第1のフリンガー部16に付着したグリースを振り払うことがある程度可能となる。又、ロータ6の外周面の第1のフリンガー部16とブレーキライニング10の摺動面との当接面との間に窪んだ第1のグリース溜まり17を設けたので、万一グリース11が軸受8から流出し、染み出したグリースがロータ6の内側を伝わってロータ6の外周面の第1のフリンガー部16まで到達しても、ある程度は第1のフリンガー部16により振り払い、残ったグリース11は第1のグリース溜まり17に溜まる。従って、グリース11がロータ6の外周面と接触するブレーキライニング9の摺動面に到達するのを防止することができ、ブレーキ9の制動力の低下を防止することができる。
また、フレーム1の第1のグリース溜まり17の近くに点検用穴18を設けたので、第1のグリース溜まり17にどの程度のグリース11が溜まっているかを常時目視により確認することができる。又、第1のグリース溜まり17に溜まったグリース11を点検用穴18を利用して拭き取ることができるので、状況に応じて定期的に第1のグリース溜まり17に溜まったグリース11を拭き取ることができ、ロータ6の外周面とブレーキライニング10の摺動面との摩擦係数は常に安定し、ブレーキ9の制動力を長期間一定に保つことが可能となる。
実施最良形態2
実施最良形態1においては、ロータ6の外周面に第1のフリンガー部16及び第1のグリース溜まり17を設けてグリースがブレーキライニング10の摺動面に到達しないようにするとともに、固定子4のフレーム1の第1のグリース溜まり17の近くに点検用穴18を設け、第1のグリース溜まり17内へのグリース11の溜まり具合を確認するとともに、点検用穴18から第1のグリース溜まり17内に溜まったグリース11を拭き取るようにし、ブレーキ装置9の制動力を保持するようにしているが、このように第1のグリース溜まり17内に溜まったグリース11を拭き取る際には、点検用穴18からの拭き取り作業となるので、ロータ6の全周に設けられた第1のグリース溜まり17のグリース11を拭き取るためには、ロータ6を少しずつ回転させていく必要があり、拭き取り→スロー運転→停止→拭き取りの作業を何度も繰り返さなければならず、メンテナンスに多大な時間を要した。又、第1のグリース溜まり17にグリース11が溜まり始めたら早急に拭き取らないと、グリース11が少量ずつブレーキライニング10の摺動面に浸透してしまい、ロータ6の外周面との間の摩擦係数が減少して制動力が大幅に低下することとなった。
そこで、改良を加えて実施最良形態2を実施した。図2はこの発明の実施最良形態2によるエレベータ用巻上機の縦断正面図を示し、第1のフリンガー部16と第1のグリース溜まり17は実施最良形態1と同様に設けられている。点検用穴18は設けられていない。又、ロータ6の真下部にはグリース受け皿19を設けるとともに、グリース受け皿19内にガイド20を立設し、ガイド20内にはばね21を介してフェルト材22を収納し、フェルト材22をロータ6の真下部においてばね21によりグリース溜まり17に常時接触させる。その他の構成は従来と同様である。
実施最良形態2においては、ロータ6の真下部において第1のグリース溜まり17にばね21によりフェルト材22を常時接触させているので、第1のグリース溜まり17へ浸透してきたグリース11は回転子7の回転に関係なく表面張力の効果により、フェルト材22、ガイド20及びばね21を伝わってグリース受け皿19内へ自動的に落下させ、回収することができる。このため、グリース11の拭き取りが不要になるとともに、グリース11がブレーキライニング10の摺動面に到達するのを防止することができ、ロータ6の外周面とブレーキライニング10の摺動面との摩擦係数を安定させることができ、ブレーキ制動力を長期間一定に保つことができる。又、グリース11の充填容量より大きい体積容量のグリース受け皿19を設置することにより、グリース受け皿19からグリース11が溢れ出ることを防止することができ、グリース11の拭き取り、清掃等のメンテナンスが不要となる。なお、ロータ6の回転時における摩擦によりフェルト材22は徐々に磨耗するが、フェルト材22をばね21により常時押圧しているので、フェルト材22をロータ6の第1のグリース溜まり17に安定して接触させることができる。
実施最良形態3
実施最良形態2においては、第1のグリース溜まり17に浸透してきたグリース11はフェルト材22、ガイド20及びばね21を介してグリース受け皿19に落下させているので、グリース11の拭き取りは不要となるが、回転子鉄心23の周辺にグリース11が付着した場合、グリース11が回転子鉄心23及びロータ6に貫通した固定ねじ24の貫通部からロータ6の外周面に染み出し、ブレーキライニング10の摺動面に到達する恐れがあり、ロータ6の外周面との間の摩擦係数が減少して制動力が大幅に低下する。通常は、固定ねじ24の貫通部にはシール剤が塗布してあるが、そのシール効果には限界がある。又、回転子鉄心23を固定するために、接着剤も用いているが、回転子鉄心23の周辺にグリース11が付着すると、この接着剤にも悪影響を与える恐れがあった。
図3はこの発明の実施最良形態3によるエレベータ用巻上機の縦断正面図を示し、実施最良形態1,2と同様に第1のフリンガー部16と第1のグリース溜まり17が設けられている。又、回転子7のロータ6の内周面の回転子鉄心23の手前側に径方向に突出して第2のフリンガー部25を設けるとともに、回転子7のロータ6の内周面の第2のフリンガー部25の手前側に第2のグリース溜まり26を設ける。又、回転子7のロータ6の内周面の第2のグリース溜まり26からロータ6の外周面側に貫通した貫通孔6aを複数個設ける。また、貫通孔6aの外周面側の周縁部に外周面側に突出した突出部6bを設けるとともに、突出部6bの周囲に外周面側に突出したリング状のリング部6cを設ける。また、ロータ6の真下部のフレーム1には、グリース受け皿27を着脱自在に設ける。
実施最良形態3においては、実施最良形態1,2と同様に第1のフリンガー部16及びグリース溜まり17を設けたことにより、軸受8から流出してロータ6の内外面を介して伝わったグリース11を第1のフリンガー部16により振り払うとともに、第1のグリース溜まり17にグリース11を溜めることにより、グリース11がブレーキライニング10の摺動面にまで到達するのを防止し、制動力の低下を防止することができる。又、ロータ6の内周面の回転子鉄心23の手前側に径方向に突出した第2のフリンガー部25を設けるとともに、第2のフリンガー部25の手前側に窪んで第2のグリース溜まり26を設けたので、軸受8から流出してロータ6の内面側を伝わってきたグリース11を第2のグリース溜まり26に溜めるとともに、第2のフリンガー25により振り払うことができ、固定ねじ24の貫通部を介してブレーキライニング10の摺動面側に染み出すことはなく、さらに、第2のグリース溜まり26に溜まったグリース11は貫通孔6aから突出部6b及びリング部6cを介して排出しており、表面張力の影響によりブレーキライニング10の摺動面に浸透することはない。こうして、グリース11がブレーキライニング10の摺動面に到達するのを防止することができ、ブレーキ装置9の制動力を保持することができる。又、グリース受け皿27に排出したグリース11はグリース受け皿27の着脱により簡単に処理することができ、メンテナンスが容易となる。また、回転子鉄心23の周辺にグリース11が付着しないので、回転子鉄心23の固定のための接着剤に悪影響を与えることはない。
なお、実施最良形態3においては、第1のフリンガー部16及び第1のグリース溜まり17を設けたが、これらを設けなくても良い。
この発明の実施最良形態1によるエレベータ用巻上機の上半部の縦断正面図である。 実施最良形態2によるエレベータ用巻上機の縦断正面図である。 実施最良形態3によるエレベータ用巻上機の縦断正面図である。
符号の説明
1…フレーム
4…固定子
5…回転軸
6…ロータ
6a…貫通孔
6b…突出部
6c…リング部
7…回転子
8…軸受
9…ブレーキ装置
10…ブレーキライニング
11…グリース
12…ラビリンス
13…オイルシール
14…シーブ
15…ロープ
16,25…フリンガー部
17、26…グリース溜まり
18…点検用穴
19,27…グリース受け皿
20…ガイド
21…ばね
22…フェルト材
23…回転子鉄心
24…固定ねじ

Claims (7)

  1. 固定子に軸受を介して回転子を回転自在に支持するとともに、回転子の回転軸にシーブを取り付け、回転子の回転によりシーブの外周に巻回されたロープを介して昇降かごを上下動するとともに、回転子のロータの外周面にブレーキ装置のブレーキライニングを当接して制動するようにし、かつ軸受に供給したグリースの流出を流出防止手段により防止するようにしたエレベータ用巻上機において、回転子のロータの外周面の端部に径方向に突出して設けられ、軸受から流出してロータの内外面を介して伝わってきたグリースを振り払う第1のフリンガー部と、回転子のロータの外周面の第1のフリンガー部とブレーキライニング摺動面との当接面との間で窪んで設けられ、グリースを溜める第1のグリース溜まりとを備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。
  2. 固定子のフレームの第1のグリース溜まりの近くに点検用穴を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
  3. ロータ真下部にグリース受け皿を設けるとともに、グリース受け皿内にガイドを立設し、ガイド内に収納したばねによりフェルト材をロータの第1のグリース溜まりに常時接触させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
  4. 固定子に軸受を介して回転子を回転自在に支持するとともに、回転子の回転軸にシーブを取り付け、回転子の回転によりシーブの外周に巻回されたロープを介して昇降かごを上下動するとともに、回転子のロータの外周面にブレーキ装置のブレーキライニングを当接して制動するようにし、かつ軸受に供給したグリースの流出を流出防止手段により防止するようにしたエレベータ用巻上機において、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に径方向に突出して設けられ、軸受から流出してロータの内面側を介して伝わってきたグリースを振り払う第2のフリンガー部と、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に窪んで設けられ、グリースを溜める第2のグリース溜まりと、回転子のロータの内周面の第2のグリース溜まりからロータの外周面側に貫通した貫通孔とを備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。
  5. 回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に径方向に突出して設けられ、軸受から流出してロータの内面側を介して伝わってきたグリースを振り払う第2のフリンガー部と、回転子のロータの内周面の回転子鉄心の手前側に窪んで設けられ、グリースを溜める第2のグリース溜まりと、回転子のロータの内周面の第2のグリース溜まりからロータの外周面側に貫通した貫通孔とを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
  6. 貫通孔の外周面側の周縁部に外周面側に突出した突出部を設けるとともに、突出部の周囲に外周面側にリング状に突出したリング部を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載のエレベータ用巻上機。
  7. 上記貫通孔から落下したグリースを着脱自在のグリース受け皿により受けるようにしたことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載のエレベータ用巻上機。
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