JP2019127152A - ステアリングホイール及び振動装置 - Google Patents

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勇一 南部
Yuichi Nanbu
勇一 南部
健志 長田
Kenji Osada
健志 長田
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Abstract

【課題】運転者が感じやすい振動を発生させること。
【解決手段】環状のリムと、前記リムに内蔵される振動機構と、前記振動機構を制御する振動制御部とを備え、前記振動機構は、前記振動制御部によって印加される電圧に応じて振動する少なくとも一つの圧電素子と、前記圧電素子の振動を増幅する増幅機構とを有し、前記増幅機構は、前記圧電素子の振動よりも大きな振幅で振動することにより前記リムを振動させる、ステアリングホイール。ステアリングホイール用の振動装置であって、振動機構と、前記振動機構を制御する振動制御部とを備え、前記振動機構は、前記振動制御部によって印加される電圧に応じて振動する少なくとも一つの圧電素子と、前記圧電素子の振動を増幅する増幅機構とを有し、前記増幅機構は、前記圧電素子の振動よりも大きな振幅で振動することにより、ステアリングホイールのリムを振動させる、振動装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリングホイール及び振動装置に関する。
従来、ステアリングホイールに設けられる圧電素子等の振動子を駆動することによって、運転者に振動で警告する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−161667号公報
しかしながら、圧電素子の振動振幅は比較的小さいため、従来の技術では、運転者が振動を感じ難い場合がある。そこで、本開示は、運転者が感じやすい振動を発生させることが可能なステアリングホイール及び振動装置を提供する。
本開示は、
環状のリムと、
前記リムに内蔵される振動機構と、
前記振動機構を制御する振動制御部とを備え、
前記振動機構は、前記振動制御部によって印加される電圧に応じて振動する少なくとも一つの圧電素子と、前記圧電素子の振動を増幅する増幅機構とを有し、
前記増幅機構は、前記圧電素子の振動よりも大きな振幅で振動することにより前記リムを振動させる、ステアリングホイールを提供する。
また、本開示は、
ステアリングホイール用の振動装置であって、
振動機構と、前記振動機構を制御する振動制御部とを備え、
前記振動機構は、前記振動制御部によって印加される電圧に応じて振動する少なくとも一つの圧電素子と、前記圧電素子の振動を増幅する増幅機構とを有し、
前記増幅機構は、前記圧電素子の振動よりも大きな振幅で振動することにより、ステアリングホイールのリムを振動させる、振動装置を提供する。
本開示に係るステアリングホイール又は振動装置によれば、増幅機構が圧電素子の振動よりも大きな振幅で振動してリムを振動させるので、リムの振動振幅が大きくなり、運転者が感じやすい振動を発生させることができる。
ステアリングホイールの構成の一例を示す正面図である。 図1のA−Aにおけるリムの断面図である。 第1の実施形態における振動機構の構成の一例を示す図である。 圧電素子の第1の構成例を示す図である。 圧電素子の第2の構成例を示す図である。 圧電素子を振動させる第1の電圧波形例を示す図である。 圧電素子を振動させる第2の電圧波形例を示す図である。 第2の実施形態における振動機構の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態における振動機構の構成の一変形例を示す図である。 第3の実施形態における振動機構の構成の一例を示す図である。
以下、本開示に係る実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、それぞれ、X軸に平行な方向、Y軸に平行な方向及びZ軸に平行な方向を表す。XY平面、YZ平面、ZX平面は、それぞれ、X軸とY軸を含む仮想平面、Y軸とZ軸とを含む仮想平面、Z軸とX軸とを含む仮想平面を表す。
図1は、ステアリングホイールの構成の一例を示す正面図である。図1に示されるステアリングホイール40は、車両を操舵するために運転者により操作される操作部材である。ステアリングホイール40は、例えば、リム50、ハブ70、右スポーク61、左スポーク62及び下スポーク63を備える。
リム50は、運転者に把持される環状の部分であり、例えば、円環状に形成された部分でもよいし、楕円等のその他の環状形状に形成された部分でもよい。リムは、グリップとも呼ばれる。
リム50は、右リム部51、左リム部52、上リム部53、下リム部54、右上リム部55、左上リム部56、右下リム部57、左下リム部58を有する。
なお、ステアリングホイール40において、「上」「下」「左」「右」は、ステアリングホイール40を中立位置(車両を直進させる位置)にした状態で、ステアリングホイール40を正面側(運転者側)からの視点で見たときの向きを表す。図1でリム50に描かれた梨地模様は、これらの各リム部の大凡の範囲を示す。
右リム部51は、ステアリングホイール40の中心を通り左右方向に延びる仮想線に対して、上下に所定角度(例えば、50°)ずつ広がった右側部分である。左リム部52は、ステアリングホイール40の中心を通り左右方向に延びる仮想線に対して、上下に所定角度(例えば、50°)ずつ広がった左側部分である。上リム部53は、ステアリングホイール40の中心を通り上下方向に延びる仮想線に対して、左右に所定角度(例えば、20°)ずつ広がった上側部分である。下リム部54は、ステアリングホイール40の中心を通り上下方向に延びる仮想線に対して、左右に所定角度(例えば、20°)ずつ広がった下側部分である。右上リム部55は、右リム部51と上リム部53との間の右上部分である。左上リム部56は、左リム部52と上リム部53との間の左上部分である。右下リム部57は、右リム部51と下リム部54との間の右下部分である。左下リム部58は、左リム部52と下リム部54との間の左下部分である。
ハブ70は、リム50の内側中央部に位置する部分である。ハブ70には、車体側のステアリングシャフトが結合されるとともに、エアバッグモジュールが固定されるホーンプレートが取り付けられる。ハブ70は、リム50に対してステアリングシャフト側(運転者から見て奥側)にオフセットしている。
右スポーク61は、ハブ70の右側部とリム50の右側部とを連結する部分である。左スポーク62は、ハブ70の左側部とリム50の左側部とを連結する部分である。下スポーク63は、ハブ70部の下側部とリム50の下側部とを連結する部分である。なお、スポークの本数は、3本に限られず、例えば4本でもよい。
ステアリングホイール40は、ステアリングホイール40のリム50を振動させる振動装置100を備える。振動装置100は、リム50を振動させる振動機構10と、振動機構10を制御する振動制御部11とを備える。
振動機構10は、リム50に内蔵されている。振動機構10がリム50を振動させることによって、リム50を把持する運転者に対して注意を喚起することができる。本実施形態では、振動機構10は、下リム部54に内蔵されている。右リム部51及び左リム部52が運転者に把持される頻度は、リム50のうちの他のリム部の頻度に比べて高い。また、下リム部54は、右リム部51までの長さと左リム部52までの長さとが略等しい箇所に位置する。したがって、振動機構10が下リム部54に配置されていることによって、振動機構10による振動を右リム部51と左リム部52に略均等に伝えることができる。その結果、例えば、右手と左手とで感じる振動の強さが相違することによる運転者の違和感を緩和することができる。
振動機構10が下リム部54に配置される場合と同様の考えに基づき、振動機構10は、上リム部53に配置されてもよい。振動機構10が上リム部53に配置されていることによって、振動機構10による振動を右リム部51と左リム部52に略均等に伝えることができる。
なお、振動機構10は、リム50のうち、下リム部54及び上リム部53以外の他のリム部に配置されてもよい。また、リム50に配置される振動機構10の個数は、一つに限られず複数でもよい。
振動制御部11は、振動機構10が振動するように振動機構10に印加する電圧を制御する。本実施形態では、振動制御部11は、ハブ70に設けられている。振動機構10を振動させる電圧は、振動制御部11と振動機構10とを結ぶ少なくとも一本の配線59を介して印加される。配線59は、例えば、左スポーク62と左リム部52と左下リム部58とを経由する。しかしながら、配線59の経路は、この経路に限られず、他の経路(例えば、下スポーク63を経由する経路、右スポーク61を経由する経路など)でもよい。
なお、振動制御部11は、ハブ70以外の箇所に設けられてもよく、例えば、リム50に内蔵されてもよいし、右スポーク61、左スポーク62又は下スポーク63に設けられてもよい。
図2は、図1のA−Aにおけるリムの断面図である。リム50は、環状の芯材である芯金43と、芯金43を被覆する被覆部45とを有する。リム50に内蔵される芯金43は、YZ平面に略U字状の断面を有し、芯金43の外周は、被覆部45によって覆われている。芯金43は、例えば、マグネシウム合金又はアルミニウム合金等の金属によって形成されている。被覆部45は、芯金43よりも柔らかい素材によって形成されており、例えば、ウレタン樹脂等の弾性の樹脂材によって形成されている。
芯金43は、リム50の環状形状に沿って延在する溝部46を有し、X軸方向に沿って位置する振動機構10は、溝部46に配置されている。振動機構10が溝部46に配置されていることによって、リム50が振動機構10の配置により太くなることを抑制することができる。
図3は、第1の実施形態における振動機構の構成の一例を示す図である。図3は、リム50の円周方向に平行なZX平面における部分断面図である。振動機構10Aは、振動機構10の一例であり、芯金43に台座30を介して固定されている。台座30は、溶接又はボルト等による少なくとも一つの結合部31により、芯金43に固定される。芯金43は、第1の壁部41と第2の壁部42とを有し、振動機構10Aは、第1の壁部41と第2の壁部42との間に形成される溝部46に配置されている。振動機構10Aは、圧電素子80と、増幅機構20とを有する。
圧電素子80は、振動制御部11(図1参照)によって印加される電圧に応じて振動する。増幅機構20は、圧電素子80の振動を増幅し、圧電素子80の振動よりも大きな振動で振動する。増幅機構20の振動は、台座30を介して芯金43に伝わるため、リム50も振動する。このように、増幅機構20が圧電素子80の振動よりも大きな振幅で振動してリム50を振動させるので、リム50を把持する運転者は振動を感じやすくなる。
振動制御部11は、運転者に振動で知らせるべき状態が検知されたとき、圧電素子80を振動させる電圧を圧電素子80に印加する。振動制御部11は、例えば、ステアリングホイール40の振動を指令する振動指令信号を振動装置100の外部のコンピュータ(例えば、ECUなど)から受信したとき、運転者に振動で知らせるべき状態と検知する。振動装置100の外部のコンピュータは、例えば、自車の運転者の異常(例えば、居眠りや脇見など)が検出された場合、又は、自車の周囲の障害物(例えば、他車や歩行者など)と衝突するおそれがあると予測された場合、振動指令信号を出力する。
図3に示される第1の実施形態では、圧電素子80は、芯金43に固定される根元部24と、根元部24とは反対側の先端部23とを有するカンチレバー構造を備える。これにより、先端部23は、振動制御部11が圧電素子80に印加する電圧に応じて、根元部24を支点に反る。図3では、圧電素子80の根元部24は、台座30に固定され、台座30を介して芯金43に間接的に固定されている。したがって、カンチレバー構造の圧電素子80の振動(例えば、リム50の円周方向の振動)は、根元部24及び台座30を介して、芯金43に伝達する。
第1の実施形態では、増幅機構20は、先端部23に取り付けられる少なくとも一つの慣性体21を有し、慣性体21の振動を利用してリム50を振動させる。慣性体21の振動(例えば、リム50の円周方向の振動)は、根元部24及び台座30を介して、芯金43に伝達する。慣性体21が先端部23に直接又は間接的に取り付けられることにより、圧電素子80の振動の増幅度合いが増すので、芯金43に伝達する振動の強度が高まる。
また、図3では、慣性体21は、少なくとも一つの弾性体22を介して先端部23に取り付けられている。弾性体22は、圧電素子80の振動によって弾性変形する弾性部の一例である。増幅機構20は、弾性体22の弾性を利用して圧電素子80の振動を増幅する。弾性体22の具体例として、ばね、ゴムなどが挙げられる。
慣性体21が弾性体22を介して圧電素子80の先端部23に固定されていると、圧電素子80が電圧印加により変形する振動時に、慣性体21の振動振幅は、弾性体22により助長される。よって、圧電素子80の振動の増幅度合いはさらに増すので、芯金43に伝達する振動の強度がさらに高まる。
また、リム50の固有振動数で慣性体21が共振するように、慣性体21の質量と弾性体22の弾性率との少なくとも一方が調整されてもよい。これにより、芯金43に伝達する振動の強度が高まるので、リム50の振動振幅を大きくすることができる。
なお、圧電素子80及び慣性体21の振動方向は、リム50の円周方向(X軸方向)とは異なる方向でもよく、例えば、リム50の法線方向(Z軸方向)でもよいし、リム50の径方向(Y軸方向)でもよい。
図4は、圧電素子の第1の構成例を示す図である。圧電素子80Aは、圧電素子80の一例である。圧電素子80Aは、板厚方向に印加する電圧の極性の違いによって伸縮する2つの圧電体81,82と、圧電体81,82を挟む3つの電極83〜85とを有するバイモルフ型の圧電素子の一例である。圧電素子80Aは、長方形の薄板の2枚の圧電体81,82を組み合わせた構造を有する。
圧電体81,82のそれぞれに極性の異なる電圧を3つの電極83〜85により同時に印加すると、圧電素子80Aの長手方向において、圧電体81は縮むのに対し圧電体82は伸びるので、圧電素子80Aは、圧電体82側が突出するように湾曲する。振動制御部11は、圧電体81,82のそれぞれに印加する電圧の極性を反転させることを繰り返すことによって、圧電素子80Aを左右に振動させることが可能となる。
振動制御部11は、例えば、極性の異なる電圧を発生させる電源部13と、圧電体81,82に印加する電圧の極性を切り替える駆動部17と、駆動部17での電圧極性の切り替えを制御する制御部12とを有する。
例えば、制御部12は、運転者に振動で知らせるべき状態か否かを検知する論理回路である。制御部12は、運転者に振動で知らせるべき状態が検知されたとき、駆動部17内のスイッチ14〜16をスイッチングさせて、圧電体81,82に印加する電圧の極性を切り替える。
なお、圧電素子80Aの構造は、2つの電極で一つの圧電体を挟んだモノモルフ型でもよい。
図5は、圧電素子の第2の構成例を示す図である。圧電素子80Bは、圧電素子80の一例である。圧電素子80Bは、分極の向きが交互になるように複数の圧電体を板厚方向に重ね合わせた積層型の圧電素子の一例である。圧電素子80Bは、2列の積層された複数の圧電体を組み合わせた構造を有し、列全体が縮む第1番目の列の複数の圧電体89と、列全体が伸びる第2番目の列の複数の圧電体90と、3つの電極86〜88とを有する。
図6は、圧電素子80Bを振動させる第1の電圧波形例を示す図である。この電圧波形で圧電素子80Bを駆動する場合、電極86は、グランドに固定される。振動制御部11は、電極87と電極88に交互に電圧を印加することによって、圧電素子80Bを振動させることができる。
図7は、圧電素子80Bを振動させる第2の電圧波形例を示す図である。この電圧波形で圧電素子80Bを駆動する場合、電極86は、グランドに固定される。振動制御部11は、電極87に正電圧(+V)を印加したあとに電極88に負電圧(−V)を印加することを交互に繰り返すことによって、圧電素子80Bを振動させることができる。
図8は、第2の実施形態における振動機構の構成の一例を示す図である。図8は、4つの圧電素子181〜184を組み込んだ振動機構10Bを示す斜視図である。振動機構10Bは、4つの節点195〜198が設けられる菱形の骨組構造190を含む増幅機構80Cを備える。振動機構10Bは、4つの圧電素子181〜184のそれぞれが、対応する部材191〜194を押すことで、パンタグラフ状の骨組構造190が長手方向に伸びることを利用してステアリングホイール40に振動を与える。ここで使われる圧電素子181〜184は、バイモルフ型でも積層型でもよいが、振動を伝える効果を上げるためには、積層型が好ましい。
節点195〜198は、圧電素子181〜184の振動によって弾性変形する弾性部である。増幅機構80Cは、節点195〜198の弾性を利用して圧電素子181〜184の振動を増幅する。増幅機構80Cは、節点195〜198間の部材191〜194が圧電素子181〜184の振動によって可動することによりリム50を振動させる。
増幅機構80Cの骨組構造190の振動部位である部材191〜194に導通可能な最適な位置に圧電素子181〜184が設置されている。部材191〜194は、配線189eによりグランドに接続されている。圧電素子181〜184は、配線189a〜189dにより、振動制御部11に接続されている。
圧電素子181〜184に正の電圧が振動制御部11により印加されると、圧電素子181〜184が伸びることによって、骨組構造190が菱形の短手方向につぶれる方向に部材191〜194に対して荷重が加わる。これにより、菱形の短手方向に対向する一対の節点195,196が互いに近づき、菱形の長手方向に対向する一対の節点197,198が互いに離れるように、骨組構造190が可動する。このように、菱形の長手方向に大きな荷重が発生し、菱形の長手方向の力がリム50の芯金43の壁に伝達する。例えば、骨組構造190は、骨組構造190の長手方向の少なくとも一方の端部(例えば、節点197,198の少なくとも一方)をリム50の芯金43の壁に接触させることにより、リム50を振動させる。このように、振動制御部11は、圧電素子181〜184に強弱またはサイクルを変えた電圧を印加することで、ステアリングホイール40の振動態様を自在に変えることができる。
圧電素子181〜184及び骨組構造190は、リテーナ130に保持される。リテーナ130は、取り付け孔132を有し、取り付け孔132に挿入されるボルトによって、芯金43に固定される。また、リテーナ130は、骨組構造190を保持する保持穴131を有する。
図9は、第2の実施形態における振動機構の構成の一変形例を示す図である。振動機構の骨組構造は、菱形に限られず、菱形以外の形状でもよい。図9の振動機構は、3つの節点195,197,198が設けられる山形の骨組構造を含む増幅機構80Dを備える。図9の振動機構は、2つの圧電素子182,183のそれぞれが、対応する部材192,193を押すことで、山形の骨組構造が長手方向に伸びることを利用して、ステアリングホイール40に振動を与える。
図10は、第3の実施形態における振動機構の構成の一変形例を示す図である。図10の振動機構80Eは、振動制御部11によって配線189bを介して印加される電圧に応じて振動する圧電素子182と、圧電素子182の振動を増幅する部材192とを有する。部材192は、圧電素子182の振動よりも大きな振幅で振動することにより、リム50の芯金43を振動させる増幅機構の一例である。このような振動機構の構成でも、リム50を把持する運転者は振動を感じやすくなる。
第3に実施形態における部材192は、台座133に固定される根元部と、部材192が反ることにより芯金43に接触する先端部とを有するカンチレバーである。台座133は、芯金43に固定されている。部材192の先端部の振動が芯金43に伝達することで、リム50を振動させることができる。
以上、ステアリングホイール及び振動装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
10,10A,10B 振動機構
11 振動制御部
12 制御部
13 電源部
17 駆動部
20 増幅機構
21 慣性体
22 弾性体
23 先端部
24 根元部
30 台座
31 結合部
40 ステアリングホイール
41 第1の壁部
42 第2の壁部
43 芯金
45 被覆部
46 溝部
50 リム
59 配線
70 ハブ
80,80A,80B,181〜184 圧電素子
80C,80D,80E 増幅機構
81,82 圧電体
83,84,85 電極
130 リテーナ
131 保持穴
190 骨組構造
191〜194 部材
195〜198 節点

Claims (11)

  1. 環状のリムと、
    前記リムに内蔵される振動機構と、
    前記振動機構を制御する振動制御部とを備え、
    前記振動機構は、前記振動制御部によって印加される電圧に応じて振動する少なくとも一つの圧電素子と、前記圧電素子の振動を増幅する増幅機構とを有し、
    前記増幅機構は、前記圧電素子の振動よりも大きな振幅で振動することにより前記リムを振動させる、ステアリングホイール。
  2. 前記圧電素子は、前記リムの芯金に固定される根元部と、前記根元部とは反対側の先端部とを有するカンチレバー構造を備える、請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記増幅機構は、前記先端部に取り付けられる少なくとも一つの慣性体を有し、前記慣性体の振動を利用して前記リムを振動させる、請求項2に記載のステアリングホイール。
  4. 前記慣性体は、少なくとも一つの弾性体を介して前記先端部に取り付けられる、請求項3に記載のステアリングホイール。
  5. 前記慣性体は、前記リムの固有振動数で共振する、請求項3又は4に記載のステアリングホイール。
  6. 前記増幅機構は、前記圧電素子の振動によって弾性変形する少なくとも一つの弾性部を有し、前記弾性部の弾性を利用して前記圧電素子の振動を増幅する、請求項1に記載のステアリングホイール。
  7. 前記増幅機構は、前記弾性部が節点に設けられる骨組構造を備え、前記骨組構造の節点間の部材が前記圧電素子の振動によって可動することにより前記リムを振動させる、請求項6に記載のステアリングホイール。
  8. 前記骨組構造の形状は、菱形であり、
    前記骨組構造は、菱形の短手方向に前記圧電素子によりつぶれることにより菱形の長手方向の力を前記リムの芯金に伝達する、請求項7に記載のステアリングホイール。
  9. 前記骨組構造は、前記骨組構造の長手方向の少なくとも一方の端部を前記リムの芯金に接触させることにより、前記リムを振動させる、請求項8に記載のステアリングホイール。
  10. 前記振動制御部は、運転者に振動で知らせるべき状態が検知されたとき、前記圧電素子を振動させる電圧を前記圧電素子に印加する、請求項1から9のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
  11. ステアリングホイール用の振動装置であって、
    振動機構と、前記振動機構を制御する振動制御部とを備え、
    前記振動機構は、前記振動制御部によって印加される電圧に応じて振動する少なくとも一つの圧電素子と、前記圧電素子の振動を増幅する増幅機構とを有し、
    前記増幅機構は、前記圧電素子の振動よりも大きな振幅で振動することにより、ステアリングホイールのリムを振動させる、振動装置。
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