JP6477522B2 - タッチセンサ装置 - Google Patents
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Description
このタッチセンサ装置の一形態として、操作面を有するタッチセンサが複数箇所に設けられたタッチパネルを備えるものが知られている。各タッチセンサは、操作面に対する操作者の指等の接触をそれぞれ検出し、検出した旨の信号を出力する。そして、タッチセンサ装置から出力された信号に基づき、各種車載機器が作動されたり、停止されたり、作動状態を変更されたりする。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、タッチパネルにおけるタッチセンサの操作面に操作者が誤って触れても、タッチパネルに対する操作が行なわれたと誤検出されるのを抑制することのできるタッチセンサ装置を提供することにある。
上記の構成によれば、共通の圧電素子が変位センサの圧電素子として機能するとともに、加振部の圧電素子として機能する。従って、少ない数の圧電素子で、タッチパネルの変位量検出と加振とを行なうことが可能である。
以下、タッチセンサ装置の第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1(a),(b)に示すように、車両の運転席よりも前方には、回転軸線L1を中心として回転するステアリングシャフト(操舵軸)11が、運転席側(図1(a)の左側)ほど高くなるように傾斜した状態で配設されている。ステアリングシャフト11の後端部には、ステアリングホイール12が一体回転可能に取付けられている。
第2リンク部材51は、略上下方向に互いに離間した状態で配置された一対のアーム部52と、略左右方向に互いに離間した状態で配置されて、両アーム部52の端部同士を接続する一対の接続部53とを備えている。両アーム部52及び両接続部53により、第2リンク部材51は、第1リンク部材41よりも小さな略四角枠状をなし、その第1リンク部材41によって囲まれた空間に配置されている。第2リンク部材51は、タッチパネル31の昇降方向に対し、第1リンク部材41とは反対側へ傾斜した状態で配置されている。
一方(図4の左方)の接続部53において、略上下方向に互いに離間した2箇所には突片54が形成されており、各突片54に端軸部55が設けられている。この接続部53は、両端軸部55において、上記軸受部33によりタッチパネル31に対し回動可能に連結されている。
第1実施形態では、第1リンク部材41及び第2リンク部材51のうち、第2リンク部材51が、後述する振動伝達部の設けられる対象となる対象リンク部材とされている。対象リンク部材としての第2リンク部材51における一方(図4の上方)のアーム部52であって、その長さ方向における中間部分、より詳しくは、中間軸部57の軸線上には、他方(図4の下方)のアーム部52に向けて延びる板状のタブ65が形成されている。タブ65は、上記弾性部材64に対し後側から接触している。この接触は、圧電素子63の伸縮に伴うシム61の振動の振幅が小さいところ、このシム61の振動をタブ65に的確に伝達するために必要である。
図5(a),(b)に示すように、タッチパネル31は、第1リンク部材41及び第2リンク部材51を備えたパンタグラフ方式の支持機構40によって基部21に支持されている。基部21が、ステアリングホイール12のスポーク部15に固定されているのに対し、タッチパネル31は同スポーク部15に固定されておらず、基部21に対し接近及び離間可能である。タッチパネル31には、一対の捻りコイルばね58の付勢力が両リンク部材41,51を介して伝達されている。また、変位センサ60における脚部62や弾性部材64の弾性力が、タブ65、両リンク部材41,51等を介してタッチパネル31に伝達されている。従って、タッチパネル31に対し運転者による操作が行なわれないとき(いずれのタッチセンサ35の操作面37にも指が触れられないとき)には、そのタッチパネル31は、基部21に対し略平行な状態に保持される。
次に、タッチセンサ装置20の第2実施形態について、図6を参照して説明する。
第2実施形態では、第2リンク部材51のアーム部52に設けられて振動伝達部として機能するタブ65の位置が、第1実施形態と異なっている。より詳しくは、タブ65は、アーム部52における中間軸部57と基部21側の端軸部56との間に設けられている。これに伴い、変位センサ60として、シム61及び圧電素子63が第1実施形態よりも短いものが用いられている。
従って、第2実施形態によると、第1実施形態と同様の作用及び効果に加え、次の作用及び効果が奏される。
<変位センサ60及び加振部について>
・変位センサ60における弾性部材64として、第1実施形態のゴムに代えてばねが用いられてもよい。図7は、弾性部材64がコイルばねによって構成された変形例を示し、図8は、弾性部材64が板ばねによって構成された変形例を示している。
このようにすると、弾性部材64としてゴムが用いられた第1実施形態に比べ、ばねからなる弾性部材64をタブ65(振動伝達部)に接触させる作業が容易となる。第1実施形態では、ゴムからなる弾性部材64を、タブ65(振動伝達部)に接触する大きさや形状に正確に形成する必要がある。しかし、上記変形例では、弾性部材64を弾性変形させた状態でタブ65に接触させるといった簡単な作業を行なうことで、弾性部材64をタブ65に接触させることができる。
また、上記図7及び図8の変形例によると、変位センサ60を加振部として機能させる場合、シム61及び圧電素子63の振動に加え、ばねからなる弾性部材64の反力がタブ65に伝達されるため、タッチパネル31の振幅を増大させる効果が期待できる。
この構成によれば、圧電素子75の伸縮に伴う板状体73の振動により錘74を、前後方向へ交互に振らせることで、タッチパネル31の振動の振幅を増大させることが可能である。
なお、基部21とタッチパネル31との間には、そのタッチパネル31を基部21に対し昇降可能に支持する支持機構(図示略)が設けられる。
・上記第1及び第2実施形態は、変位センサ60における圧電素子63が、加振部における圧電素子を兼ねたが、圧電素子を有する加振部が変位センサ60とは別に設けられてもよい。
・変位センサ60として、第1及び第2実施形態とは異なる構成を有するものが用いられてもよい。
また、圧電素子63は、シム61の厚み方向の両面に貼り付けられてもよい。
・変位センサ60が加振部を兼ねる上記第1及び第2実施形態において、振動伝達部としても機能するタブ65は、第2リンク部材51のアーム部52に代えて、第1リンク部材41のアーム部42に設けられてもよい。
・第1リンク部材41と第2リンク部材51とを回動可能に連結する中間軸部57は、第2リンク部材51に代えて第1リンク部材41に設けられてもよい。この場合、連結孔46は第2リンク部材51に設けられる。
・タッチセンサ装置20は、ステアリングホイール12においてスポーク部15とは異なる箇所、例えばパッド部14に組込まれてもよい。
・タッチセンサ装置20は、タッチパネル31に対し、タッチセンサ35の操作面37を通じて操作者が操作を行なった場合に、そのことを検出することのできるものであれば、ステアリングホイールに限らず、広く組込み可能である。
Claims (3)
- 基部と、
前記基部から遠い側の面に操作面を有するタッチセンサが複数箇所に設けられたタッチパネルと、
前記タッチパネルを前記基部に対し昇降可能に支持する支持機構と、
前記タッチパネルの前記基部側への変位量を圧電素子により検出する変位センサと
を備え、前記操作面に対する接触が前記タッチセンサにより検出され、かつ前記タッチパネルのしきい値を越える変位量での変位が前記変位センサにより検出されることをもって、前記タッチパネルに対する操作が行なわれたことを検出し、
前記タッチパネルは、前記基部から離間する側へ付勢されており、
前記支持機構は、
前記タッチパネルの昇降方向に対し傾斜した状態で前記基部と前記タッチパネルとの間に配置された第1リンク部材と、
前記第1リンク部材に交差し、かつ前記昇降方向に対し、同第1リンク部材とは反対側へ傾斜した状態で前記基部と前記タッチパネルとの間に配置された第2リンク部材とを備え、
前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材のそれぞれは、前記昇降方向における両端部において、端軸部により、前記基部及び前記タッチパネルに対し回動可能に連結され、
さらに、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材は、それらの交差部分に設けられた中間軸部により回動可能に相互に連結され、
前記タッチパネルに対する操作が行なわれたことの検出に応じ伸縮させられる圧電素子を備え、その伸縮により同タッチパネルを加振する加振部がさらに設けられ、
前記加振部は、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材の一方を対象リンク部材とし、同対象リンク部材に設けられた振動伝達部に振動を伝達することで前記タッチパネルを加振するものであり、
前記振動伝達部は、前記中間軸部と前記基部側の端軸部との間に設けられているタッチセンサ装置。 - 前記変位センサ及び前記加振部の各圧電素子として共通の圧電素子が用いられている請求項1に記載のタッチセンサ装置。
- 前記基部は、乗物のステアリングホイールに固定されるものであり、
前記タッチパネルは、前記ステアリングホイールを操作する操作者により接触及び押圧されるものである請求項1又は2に記載のタッチセンサ装置。
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