JP2019125275A - 無人搬送車および搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送効率を向上させることができる無人搬送車および搬送システムを提供する。【解決手段】環状の経路20を一方向に走行し、荷の搬送の割り付けを行う制御装置300から受信した制御情報に含まれる搬送指令に応じてステーション200Aとの間で荷を移載する第1搬送制御を行う無人搬送車100Aであって、ステーションにおける荷の移載状況を示すステーション情報を取得する第1取得部と、環状の経路20を走行する後続の無人搬送車100Bの搬送状態を示す搬送状態情報を取得する第2取得部と、ステーション情報および搬送状態情報に基づいて、第1搬送制御を行わずに第1搬送制御とは異なる第2搬送制御を行う制御部140と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、環状の経路を一方向に走行し、コントローラから受信した制御情報に応じてステーションとの間で荷を移載する無人搬送車、および、複数の無人搬送車を備える搬送システムに関する。
特許文献1には、ステーションとの間で物品の移載を行う無人搬送車において、ステーションが移載作業可能であるか否かを示す信号に基づいて、無人搬送車がステーションに対して移載作業を開始したり、再度周回したりする制御を行うことが開示されている。
特許文献2には、閉ループ状の軌道本線を走行する搬送台車において、搬送先ステーションの状況により入庫できない場合に、搬送台車を搬送先ステーションの上流側で一時停止させ、入庫の待機をさせることが開示されている。
特開平5−100740号公報 特開2000−339027号公報
このように、特許文献1および2で開示されている技術では、ステーションの状況に応じて、無人搬送車がステーションとの間で荷を移載するか、再度周回するか、待機するかを判定している。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、再度周回する制御を行ってしまうと、次に同じステーションまで戻ってくるのに時間を要してしまうため、搬送効率が悪くなる場合がある。
また、特許文献2に開示されている技術では、後続の無人搬送車の状況を考慮していないため、後続の無人搬送車が荷を搬送している場合であっても、ステーションの上流で待機する場合がある。これにより、後続の無人搬送車は、待機している無人搬送車がステーションとの間で荷の移載が終了するのを待つ必要があり、搬送効率が悪くなる。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、搬送効率を向上させることができる無人搬送車および搬送システムを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するため、本発明の一態様に係る無人搬送車は、環状の経路を一方向に走行し、荷の搬送の割り付けを行う制御装置から受信した制御情報に含まれる搬送指令に応じてステーションとの間で荷を移載する第1搬送制御を行う無人搬送車であって、前記ステーションにおける荷の移載状況を示すステーション情報を取得する第1取得部と、前記環状の経路を走行する後続の無人搬送車の搬送状態を示す搬送状態情報を取得する第2取得部と、前記ステーション情報および前記搬送状態情報に基づいて、前記第1搬送制御を行わずに前記第1搬送制御とは異なる第2搬送制御を行う制御部と、を備える。
これによれば、制御部は、ステーション情報によりステーションにおける荷の移載状況と、後続の無人搬送車の搬送状態とに応じて、第2搬送制御を行う。このため、無人搬送車は、制御装置に問い合わせることなく荷の移載、再度周回、および待機のいずれかを適切に選択し、選択した制御を実行することができる。よって、搬送効率を向上させることができる。
また、前記ステーション情報は、前記ステーションに荷があるか否かを示す荷情報と、前記ステーションが荷を受け取ることができない状態であり、かつ、現時点から第1時間以内に前記ステーションが前記無人搬送車から荷を受け取ることができる状態に遷移可能な第1準備状態であるか否かを示す第1準備中情報と、を含んでもよい。
これによれば、制御部は、移載状況としてステーションの荷状態および第1準備状態に応じて第2搬送制御を行うため、効果的に搬送効率を向上させることができる。
また、前記搬送状態情報は、前記後続の無人搬送車の載荷の有無を前記搬送状態として示す載荷情報であり、前記制御部は、前記ステーション情報および前記載荷情報に応じて、自車に載せている荷を前記ステーションに移載することを第2時間待機するか、待機を終了して自車に載せている荷を前記ステーションに移載するか、前記環状の経路を周回するかを判断し、判断した結果に応じた搬送制御を前記第2搬送制御として行ってもよい。
これによれば、制御部は、ステーションの移載状況と、後続の無人搬送車の載荷の有無とに応じて、ステーションとの間での移載、ステーションでの待機、および、環状の経路の周回のいずれかを行うため、効果的に搬送効率を向上させることができる。
また、前記制御部は、前記第2搬送制御において、前記ステーション情報が前記ステーションに荷が有ることを示しており、かつ、前記載荷情報が載荷有りを示している場合、前記環状の経路を周回してもよい。
このように、ステーションに荷が有り、かつ、後続の無人搬送車が載荷有りである場合、ステーションに待機すると後続の無人搬送車も待機させることになるため搬送効率が悪くなる。よって、この場合、待機せずに後続の無人搬送車の移載を優先させて環状の経路を周回するため、搬送効率を向上させることができる。
また、前記制御部は、前記第2搬送制御において、前記ステーション情報に含まれる前記第1準備中情報が前記第1準備状態であることを示している場合、自車に載せている荷を前記ステーションに移載することを前記第2時間待機してもよい。
このように、ステーションに荷が有り、かつ、後続の無人搬送車が載荷有りである場合であっても、第1準備状態であれば第1時間以内にステーションが荷を受け取ることができる状態になるため、荷をステーションに移載することを待機しても後続の無人搬送車の搬送効率には影響しにくい。このため、環状の経路を周回するよりも待機することで搬送効率を向上させることができる。
また、前記制御部は、前記第2搬送制御において、(i)前記ステーション情報が前記ステーションに荷が有ることを示しており、かつ、(ii)前記載荷情報が荷無しを示している、または、前記後続の無人搬送車が所定の距離よりも離れている場合、自車に載せている荷を前記ステーションに移載することを前記第2時間待機してもよい。
このように、ステーションに荷が有り、かつ、後続の無人搬送車が荷無しまたは後続の無人搬送車が自車に近づいていない場合、荷をステーションに移載することを待機しても後続の無人搬送車の搬送効率には影響しにくい。このため、環状の経路を周回するよりも待機することで搬送効率を向上させることができる。
また、前記第1取得部は、前記無人搬送車が前記ステーションで待機中に、繰り返し前記ステーション情報を取得し、前記制御部は、前記第2搬送制御において前記第2時間待機している間に、前記第1取得部により繰り返し取得された前記ステーション情報に含まれる前記第1準備中情報が示している状態が、前記第1準備状態でない状態から前記第1準備状態に変化した場合、前記第1準備状態に変化したときからさらに第3時間待機してもよい。
このように、ステーションにおいて第2時間待機中に、ステーションの状態が第1準備状態に遷移した場合、第1時間以内にステーションが荷を受け取ることができる状態になるため、荷をステーションに移載することを待機しても後続の無人搬送車の搬送効率には影響しにくい。このため、環状の経路を周回するよりも待機することで搬送効率を向上させることができる。
また、前記制御部は、前記ステーションから荷を受け取る場合であって、前記ステーション情報が前記ステーションに荷が無いことを示しており、かつ、前記載荷情報が荷無しを示している場合、(i)前記制御装置からの前記制御情報を無視し、かつ、(ii)前記後続の無人搬送車に前記荷を受け取らせることを要求する割り付け要求を生成し、前記無人搬送車は、さらに、前記制御部により生成された前記割り付け要求を前記制御装置に送信する第2送信部を備えてもよい。
このため、制御装置は、無人搬送車への荷の割り付けを割り付け要求に応じて変更することができ、無人搬送車の搬送効率を向上させることができる。
また、前記ステーション情報は、さらに、前記ステーションに荷が届いておらず、当該荷を前記無人搬送車に移載することができない状態であり、かつ、現時点から第4時間以内に荷を前記無人搬送車に移載することができる状態に遷移可能な第2準備状態であるか否かを示す第2準備中情報を含み、前記制御部は、前記ステーションから荷を受け取る場合であって、前記ステーション情報に含まれる前記第2準備中情報が前記第2準備状態であることを示しており、かつ、前記載荷情報が荷無しを示している場合、第5時間待機してもよい。
このように、ステーションに荷が無く、かつ、後続の無人搬送車が載荷無しである場合であっても、第2準備状態であれば第4時間以内にステーションから荷を受け取ることができる状態になるため、ステーションから荷を移載することを待機しても後続の無人搬送車の搬送効率には影響しにくい。このため、環状の経路を周回するよりも待機することで搬送効率を向上させることができる。
また、さらに、前記ステーションに停止している前方の無人搬送車に所定の距離以内に近づいたときに、前記前方の無人搬送車に近づいたことを示す接近情報を、前記前方の無人搬送車に送信する第1送信部を備えてもよい。
このため、前方の無人搬送車に自車が近づいたことを知らせることができる。このため、前方の無人搬送車は、後続の無人搬送者が近づいた場合に、ステーション情報および搬送状態情報に基づき、待機を継続するか、再周回を行うかを選択でき、搬送効率を向上させることができる。
また、前記制御部は、前記第2搬送制御を、荷の移載のために前記ステーションに停止してから第6時間後に開始してもよい。
また、前記搬送状態情報は、前記後続の無人搬送車が、前記搬送指令が割り付けられている車両であるか否かを示す割り付け有無情報であり、前記制御部は、前記ステーション情報および前記割り付け有無情報に応じて、自車に載せている荷を前記ステーションに移載するか、自車に載せている荷を前記ステーションに移載することを第2時間待機するか、前記環状の経路を周回するかを判断し、判断した結果に応じた搬送制御を前記第2搬送制御として行ってもよい。
これによれば、制御部は、ステーションの移載状況と、後続の無人搬送車への搬送指令の割り付けの有無とに応じて、ステーションとの間での移載、ステーションでの待機、および、環状の経路の周回のいずれかを行うため、効果的に搬送効率を向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る搬送システムは、荷の搬送の割り付けを行う制御装置と、荷の移載を行うステーションと、環状の経路を一方向に走行し、前記制御装置から受信した制御情報に含まれる搬送指令に応じて前記ステーションとの間で荷を移載する第1搬送制御を行う複数の無人搬送車とを備える搬送システムであって、前記複数の無人搬送車のそれぞれは、前記ステーションにおける荷の移載に関するステーション情報を取得する第1取得部と、前記環状の経路を走行する後続の無人搬送車の搬送状態を示す搬送状態情報を取得する第2取得部と、前記ステーション情報および前記搬送状態情報に基づいて、前記第1搬送制御とは異なる第2搬送制御を行う制御部と、を備える。
これによれば、各無人搬送車の制御部は、ステーション情報によりステーションにおける荷の移載状況と、後続の無人搬送車の載荷の有無とに応じて、第2搬送制御を行うため、搬送効率を向上させることができる。
本発明の無人搬送車および搬送システムによれば、搬送効率を向上させることができる。
図1は、実施の形態に係る搬送システムの構成概要を示す平面図である。 図2は、無人搬送車の機能構成を示すブロック図である。 図3は、制御部による搬送制御の第1の例を説明するための図である。 図4は、制御部による搬送制御の第2の例を説明するための図である。 図5は、制御部による搬送制御の第3の例を説明するための図である。 図6Aは、制御部による搬送制御の第4の例を説明するための図である。 図6Bは、制御部による搬送制御の第5の例を説明するための図である。 図7は、無人搬送車の搬送制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図8は、無人搬送車の第2搬送制御の詳細の一例を説明するためのフローチャートである。 図9は、変形例1における制御部による搬送制御の第1の例を説明するための図である。 図10は、変形例1における制御部による搬送制御の第2の例を説明するための図である。
以下、実施の形態に係る無人搬送車および搬送システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、情報処理の内容及び順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態に係る構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
[1.構成]
図1を用いて、実施の形態に係る搬送システム10の構成概要を説明する。
図1は、実施の形態に係る搬送システムの構成概要を示す平面図である。
本実施の形態に係る搬送システム10は、複数の無人搬送車100A〜100Cと、複数のステーション200A〜200Cと、制御装置300とを備える。
複数の無人搬送車100A〜100Cのそれぞれは、環状の経路20を一方向に走行し、制御装置300から受信した制御情報に応じて各ステーション200A〜200Cとの間で荷を移載する第1搬送制御を行う。例えば、無人搬送車100Aは、荷31をステーション200Aに搬送することを示す制御情報を制御装置300から受信した場合、荷31をステーション200Aまで搬送する。また、例えば、無人搬送車100Cは、荷32をステーション200Cから受け取ることを示す制御情報を制御装置300から受信した場合、ステーション200Cで停止する。このように、各無人搬送車100A〜100Cは、制御装置300からの制御情報で指定されているステーションとの間で、当該制御情報で指定されている荷の移載を行う。
本実施の形態では各無人搬送車100A〜100Cは、環状の経路20を右回りの方向に、無人搬送車100A〜100Cの順で走行する。このため、無人搬送車100Aの次に無人搬送車100Bが走行し、無人搬送車100Bの次に無人搬送車100Cが走行し、無人搬送車100Cの次に無人搬送車100Aが走行する。つまり、無人搬送車100Aの後続の車両は無人搬送車100Bであり、無人搬送車100Bの後続の車両は無人搬送車100Cであり、無人搬送車100Cの後続の車両は無人搬送車100Aである。また、反対に、無人搬送車100Aの前方の車両は無人搬送車100Cであり、無人搬送車100Bの前方の車両は無人搬送車100Aであり、無人搬送車100Cの前方の車両は無人搬送車100Bである。
なお、図1では、3台の無人搬送車100A〜100Cが示されているが、3台に限らずに、2台以上であればよい。複数の無人搬送車100A〜100Cは、例えば、有軌道式無人搬送台車、天井走行式無人搬送車などの軌道に沿って走行する無人搬送車であってもよいし、AGV(Automated Guided Vehicle)などの予め定められた経路を走行する無人搬送車であってもよい。
複数のステーション200A〜200Cは、それぞれ、各無人搬送車100A〜100Cとの間で荷の移載を行う。各ステーション200A〜200Cには、各無人搬送車100A〜100Cとの間で荷の移載を行う移載装置(図示せず)が設けられていてもよい。また、各ステーション200A〜200Cには、例えば、コンベアなどの搬送装置が接続されており、コンベアとの間で荷の受け渡しを行ってもよい。なお、図1では、3つのステーション200A〜200Cが示されているが、3つに限らずに、1以上であればよい。
制御装置300は、搬送システム10の制御を行うコントローラである。つまり、制御装置300は、上位コンピュータであり、例えば、複数の無人搬送車100A〜100Cおよび複数のステーション200A〜200Cと情報のやり取りを行うことで、複数の無人搬送車100A〜100Cおよび複数のステーション200A〜200Cの動作を制御する。制御装置300は、複数の無人搬送車100A〜100Cに対して荷の搬送の割り付けを行う。具体的には、制御装置300は、どの無人搬送車にどの荷をどのステーションとの間で移載するかを決定することで各無人搬送車100A〜100Cに対して荷の搬送の割り付けを行う。そして、制御装置300は、荷の割り付けを示す搬送指令を含む情報を上記制御情報として生成し、生成した制御情報を無人搬送車100A〜100Cに送信する。
次に、図2を用いて、無人搬送車100A〜100Cの機能構成について説明する。
図2は、無人搬送車の機能構成を示すブロック図である。図2では、搬送システム10における、無人搬送車100Aの機能構成の他にも、無人搬送車100B、ステーション200A、および制御装置300との間で行われる情報のやり取りについても図示している。
また、以下では、無人搬送車100Aの機能構成を説明するが、他の無人搬送車100B、100Cも同様の構成を有するため、他の無人搬送車100B、100Cの機能構成の説明は省略する。なお、図2では、無人搬送車100Aは、無人搬送車100Aがステーション200Aとの間で情報をやり取りする場合を例示しており、図示していないステーション200B、200Cとの間でも、ステーション200Aとの間と同様に情報をやり取りする。このため、図2を用いた下記の説明における、ステーション200Aを、ステーション200Bまたはステーション200Cで読み替えることもできる。
無人搬送車100Aは、機能的には、第1通信部110と、第2通信部120と、制御部140とを備える。無人搬送車100Aは、さらに、第3通信部130を備えていてもよい。
第1通信部110は、ステーション200Aとの間で情報を送受信する。第1通信部110は、具体的には、ステーション200Aにおける荷の移載状況を示すステーション情報を取得する第1取得部として機能する。ステーション情報は、具体的には、ステーション200Aが荷を受け取ることができない状態であり、かつ、現時点から第1時間(例えば、25秒間)以内にステーション200Aが無人搬送車100Aから荷を受け取ることができる状態に遷移可能な第1準備状態であるか否かを示す第1準備中情報を含む。また、ステーション情報は、さらに、ステーション200Aに荷があるか否かを示す荷情報を含んでいてもよい。また、ステーション情報は、ステーション情報に含まれる情報が示す状態がステーション200Aの状態であることを示す識別情報を含んでいてもよい。なお、図では、ステーション情報をST情報とも表記する。
第1通信部110は、無人搬送車100Aがステーション200Aに停止したときに、停止先のステーション200Aから当該ステーション200Aのステーション情報を取得する。具体的には、第1通信部110は、ステーション200Aとの間で赤外線通信を行うことによりステーション情報を取得する。第1通信部110は、例えば、赤外線通信を行う通信モジュールにより実現される。第1通信部110は、停止先のステーション200Aから当該ステーション200Aのステーション情報を、所定の時間間隔で定期的に繰り返し取得してもよい。
なお、第1通信部110は、無人搬送車100Aがステーション200Aに停止したときに、停止先のステーション200Aから当該ステーション200Aのステーション情報を取得するとしたが、これに限らない。例えば、第1通信部110は、無人搬送車100Aの走行中にステーション200Aのステーション情報を取得してもよいし、ステーション200Aとは異なる位置に停止中に当該ステーション情報を取得してもよい。この場合、第1通信部110は、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)などの赤外線通信以外の無線通信によりステーション200Aのステーション情報を取得してもよい。
また、第1通信部110は、ステーション200Aから制御装置300に送信されたステーション情報を、制御装置300を介して取得してもよい。この場合、第1通信部110は、全てのステーション200A〜200Cからのステーション情報を、制御装置300を介して所定の時間間隔で定期的に繰り返し取得してもよいし、停止しているステーションまたは停止する予定のステーションから当該ステーションのステーション情報を、制御装置300を介して定期的に繰り返し取得してもよい。
また、第1通信部110は、到着情報、移載要求情報、移載可情報、移載完了情報、高速移載情報などを含む第1搬送車情報をステーション200Aに送信してもよい。到着情報は、無人搬送車100Aがステーション200Aに停止したことを示す情報である。移載要求情報は、無人搬送車100Aがこれからステーション200Aに移載を行うことを示す情報である。移載可情報は、無人搬送車100Aがステーション200Aから荷を受け取ることができる状態であることを示す情報である。移載完了情報は、無人搬送車100Aがステーション200Aから荷を受け取ったことを示す情報である。高速移載情報は、無人搬送車100Aがこれからステーション200Aに高速移載することを示す情報である。高速移載情報を受け付けたステーション200Aでは、例えばコンベアが高速駆動される。
第2通信部120は、他の無人搬送車100B、100Cとの間で情報を送受信する。第2通信部120は、環状の経路20を走行する後続の無人搬送車100Bの搬送状態を示す搬送状態情報を含む第2搬送車情報を取得する第2取得部として機能する。搬送状態情報は、後続の無人搬送車100Bの載荷の有無を搬送状態として示す載荷情報であってもよい。
第2搬送車情報は、第2搬送車情報に含まれる情報が示す状態がどの無人搬送車の状態であるかを示す識別情報を含んでいてもよい。第2通信部120は、具体的には、無線通信により後続の無人搬送車100Bが送信した第2搬送車情報を、無人搬送車100Bから取得する。なお、第2通信部120は、無人搬送車100Bから制御装置300に送信された第2搬送車情報を、制御装置300を介して取得してもよい。
第2通信部120は、自車の載荷の有無を示す載荷情報と、無人搬送車100Cに近づいたことを示す接近情報とを含む第2搬送車情報を前方の無人搬送車100Cに送信してもよい。具体的には、第2通信部120は、ステーションに停止している前方の無人搬送車100Cに所定の距離以内に近づいたときに、接近情報を含む第2搬送車情報を送信する第1送信部としても機能する。このように、第2通信部120は、ステーションに停止している前方の無人搬送車100Cに所定の距離以内に近づいたときに接近情報および載荷情報を当該前方の無人搬送車に送信するため、接近情報および載荷情報の送信頻度を低減させることができる。よって、第2通信部120は、送信にかかる処理負荷を低減することができる。
なお、第2通信部120は、ステーションに停止している前方の無人搬送車100Cに所定の距離以内に近づかなくても第2搬送車情報を前方の無人搬送車100Cに送信してもよい。この場合、第2通信部120は、第2搬送車情報を前方の無人搬送車100Cに異なる複数のタイミング(例えば、所定の周期)で繰り返し送信する。また、この場合、第2通信部120は、前方の無人搬送車100Cに所定の距離以内に近づいていないときは、接近情報を含まない第2搬送車情報を送信し、前方の無人搬送車100Cに所定の距離以内に近づいたときに接近情報を含む第2搬送車情報を送信する。
このように、無人搬送車100Aの第2通信部120は、前方の無人搬送車100Cに所定の距離以内に近づいたときに、接近情報を送信するため、前方の無人搬送車100Cは、接近情報を受信することで後続の無人搬送車100Aが所定の距離以内に近づいたことを検出できる。また、反対に、前方の無人搬送車100Cは、接近情報を受信していない場合に、後続の無人搬送車100Aが所定の距離より離れていると判定できる。
また、第2通信部120は、接近情報を含まない第2搬送車情報を、ステーションに停止している前方の無人搬送車100Cに所定の距離以内に近づいたときにのみ送信してもよい。この場合であっても、無人搬送車100Aの第2通信部120は、前方の無人搬送車100Cに所定の距離以内に近づいたときにのみ、第2搬送車情報を送信するため、前方の無人搬送車100Cは、第2搬送車情報を受信することで後続の無人搬送車100Aが所定の距離以内に近づいたことを検出できる。また、反対に、前方の無人搬送車100Cは、第2搬送車情報を受信していない場合に、後続の無人搬送車100Aが所定の距離より離れていると判定できる。
なお、後続の無人搬送車100Bも無人搬送車100Aと同様の構成を有するため、無人搬送車100Aの第2通信部120は、ステーション200Aに停止中において、後続の無人搬送車100Bが無人搬送車100Aに所定の距離以内に近づいたときに送信される第2搬送車情報を取得することとなる。
第2通信部120は、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの無線通信により後続の無人搬送車100Bおよび前方の無人搬送車100Cとの間で情報を送受信してもよい。
第3通信部130は、制御装置300との間で情報を送受信する。具体的には、第3通信部130は、制御装置300から制御情報を受信する。第3通信部130は、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの無線通信により制御装置300との間で情報を送受信してもよい。
第1通信部110、第2通信部120および第3通信部130は、互いに異なる通信方式を用いてもよいし、互いに共通する通信方式を用いてもよい。つまり、第1通信部110、第2通信部120および第3通信部130は、互いに異なる通信モジュールによって実現されてもよいし、共通の通信モジュールによって実現されていてもよい。
制御部140は、制御装置300から受信した制御情報に応じて、無人搬送車100Aの第1搬送制御を行う。また、制御部140は、第1通信部110により取得されたステーション情報、および、第2通信部120により取得された第2搬送車情報に基づいて、第1搬送制御を行わずに第1搬送制御とは異なる第2搬送制御を行う。具体的には、制御部140は、ステーション情報、および、第2搬送車情報に含まれる載荷情報に応じて、自車に乗せている荷をステーションに移載することを第2時間待機するか、待機を終了して自車に乗せている荷をステーションに移載するか、環状の経路20を周回するかを判断し、判断した結果に応じた搬送制御を第2搬送制御として行う。なお、制御部140は、例えば、無人搬送車100Aがステーション200Aの位置で停止してから、第6時間(例えば、30秒)後に第2搬送制御を開始してもよい。
次に、図3〜図7を用いて、制御部140による搬送制御の具体例について説明する。
図3は、制御部による搬送制御の第1の例を説明するための図である。
第1の例では、無人搬送車100Aの第3通信部130は、荷31をステーション200Aに搬送する搬送指令を含む制御情報を制御装置300から受信しているものとする。
図3の(a)に示すように、無人搬送車100Aは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止する。無人搬送車100Aでは、第1通信部110によりステーション200Aから荷無しを示すステーション情報を受信する。
そして、図3の(b)に示すように、無人搬送車100Aの制御部140は、搬送制御において、(i)ステーション情報が対応するステーションに荷が無いことを示しており、かつ、(ii)後続の無人搬送車100Bの第2搬送車情報に含まれる載荷情報が荷無しを示している、または、載荷情報、つまり、第2搬送車情報が後続の無人搬送車100Bから取得されていない場合、自車に乗せている荷31をステーション200Aに移載する第1搬送制御を行うと判断する。よって、第1の例では、制御部140は、第1搬送制御を行う。
なお、第1の例において、制御部140は、ステーション情報が対応するステーションに荷が無いことを示している場合には、第2搬送車情報を参照しなくてもよい。これは、無人搬送車100Aが荷をステーション200Aに移載することが可能であり、後続の無人搬送車100Bの載荷の有無を考慮する必要が無いからである。
図4は、制御部による搬送制御の第2の例を説明するための図である。
第2の例では、無人搬送車100A、100Bそれぞれの第3通信部130は、無人搬送車100Aが荷31をステーション200Aに搬送する搬送指令と、無人搬送車100Bが荷34をステーション200Cに搬送する搬送指令とを含む制御情報を制御装置300から受信しているものとする。
図4の(a)に示すように、無人搬送車100Aは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止する。無人搬送車100Aでは、第1通信部110によりステーション200Aから荷有りを示すステーション情報を受信する。その後、後続の無人搬送車100Bは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止している無人搬送車100Aに所定の距離以内に近づくと、荷有りを示す載荷情報を含む第2搬送車情報を送信する。これにより、無人搬送車100Aの第2通信部120は、無人搬送車100Bから送信された第2搬送車情報を受信する。
そして、図4の(b)に示すように、無人搬送車100Aの制御部140は、搬送制御において、ステーション情報が対応するステーションに荷があることを示しており、かつ、後続の無人搬送車100Bの載荷情報が載荷有りを示している場合、環状の経路20を周回する制御を行うと判断する。よって、第2の例では、無人搬送車100Aの制御部140は、制御装置300による搬送指令に従う第1搬送制御とは異なる第2搬送制御として、環状の経路20を周回する。これにより、後続の無人搬送車100Bは、ステーション200Aの停止位置から無人搬送車100Aが前方に走行したため、制御情報に従ってステーション200Cまで走行することができる。
このように、ステーション200Aに荷33が有り、かつ、後続の無人搬送車100Bが載荷有りである場合、ステーション200Aに待機すると後続の無人搬送車100Bも待機させることになるため搬送効率が悪くなる。よって、この場合、無人搬送車100Aは、待機せずに後続の無人搬送車100Bの移載を優先させて環状の経路20を周回するため、搬送効率を向上させることができる。
図5は、制御部による搬送制御の第3の例を説明するための図である。
第3の例では、無人搬送車100A、100Bそれぞれの第3通信部130は、無人搬送車100Aが荷31をステーション200Aに搬送する搬送指令と、無人搬送車100Bが荷34をステーション200Cに搬送する搬送指令とを含む制御情報を制御装置300から受信しているものとする。
図5の(a)に示すように、無人搬送車100Aは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止する。無人搬送車100Aでは、第1通信部110によりステーション200Aから第1準備状態を示すステーション情報を受信する。その後、後続の無人搬送車100Bは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止している無人搬送車100Aに所定の距離以内に近づくと、荷有りを示す載荷情報を含む第2搬送車情報を送信する。これにより、無人搬送車100Aの第2通信部120は、無人搬送車100Bから送信された第2搬送車情報を受信する。
そして、図5の(b)に示すように、無人搬送車100Aの制御部140は、搬送制御において、ステーション情報に含まれる第1準備中情報が第1準備状態であることを示している場合、自車に乗せている荷をステーション200Aに移載することを第2時間(例えば30秒間)待機すると判断する。つまり、無人搬送車100Aの制御部140は、この場合、ステーション情報がステーション200Aに荷が有ることを示しており、かつ、後続の無人搬送車100Bの載荷情報が荷有りを示していても第2の例のように環状の経路20を周回せずに、第2時間待機する。よって、第3の例では、無人搬送車100Aの制御部140は、制御装置300による搬送指令に従う第1搬送制御とは異なる第2搬送制御として、第2時間待機する。なお、第2時間は、第1時間よりも例えば数秒間長い時間である。
このように、ステーション200Aに荷33が有り、かつ、後続の無人搬送車100Bが載荷有りである場合であっても、ステーション200Aが第1準備状態であれば第1時間以内にステーション200Aが無人搬送車100Aから荷31を受け取ることができる状態になる。このため、荷31をステーション200Aに移載することを待機しても後続の無人搬送車100Bの搬送効率には影響しにくい。このため、環状の経路20を周回するよりも待機することで搬送効率を向上させることができる。
図6Aは、制御部による搬送制御の第4の例を説明するための図である。
第4の例では、無人搬送車100A、100Bそれぞれの第3通信部130は、無人搬送車100Aが荷31をステーション200Aに搬送する搬送指令と、無人搬送車100Bが荷32をステーション200Cから受け取る搬送指令とを含む制御情報を制御装置300から受信しているものとする。
図6Aの(a)に示すように、無人搬送車100Aは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止する。無人搬送車100Aでは、第1通信部110によりステーション200Aから荷有りを示すステーション情報を受信する。その後、後続の無人搬送車100Bは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止している無人搬送車100Aに所定の距離以内に近づくと、荷無しを示す載荷情報を含む第2搬送車情報を送信する。これにより、無人搬送車100Aの第2通信部120は、無人搬送車100Bから送信された第2搬送車情報を受信する。
そして、図6Aの(b)に示すように、無人搬送車100Aの制御部140は、搬送制御において、ステーション情報がステーションに200Aに荷があることを示しており、かつ、後続の無人搬送車100Bの載荷情報が荷無しを示している場合、自車に乗せている荷31をステーション200Aに移載することを第2時間待機すると判断する。よって、第4の例では、無人搬送車100Aの制御部140は、制御装置300による搬送指令に従う第1搬送制御とは異なる第2搬送制御として、第2時間待機する。
なお、無人搬送車100Aの制御部140は、後続の無人搬送車100Bが所定の距離よりも離れている場合においても、ステーション情報がステーションに200Aに荷があることを示していれば同様に第2時間待機すると判断する。ここで言う、第2時間は、第3の例における第2時間と同様である。
このように、ステーション200Aに荷33が有り、かつ、後続の無人搬送車100Bが荷無しまたは後続の無人搬送車100Bが自車に近づいていない場合、荷33をステーション200Aに移載することを待機しても後続の無人搬送車100Bの搬送効率には影響しにくい。このため、環状の経路20を周回するよりも待機することで搬送効率を向上させることができる。
図6Bは、制御部による搬送制御の第5の例を説明するための図である。
第5の例は、第4の例において第2時間待機している間における制御の一例である。
図6Bの(c)に示すように、無人搬送車100Aでは、制御部140は、第2時間待機している間に、第1通信部110により繰り返しステーション200Aから取得しているステーション情報に含まれる第1準備中情報が、第1準備状態でない状態から第1準備状態に変化したことを検出する。図6Bおよび以降の図では、第1準備状態を準備中とも表記する。
そして、図6Bの(d)に示すように、無人搬送車100Aの制御部140は、ステーション200Aの状態が第1準備状態でない状態から第1準備状態に変化したことを検出すると、第1準備状態に変化したときからさらに第3時間(例えば30秒間)待機する。なお、第3時間は、第2時間と同じ時間であってもよいし、第2時間とは異なる時間であってもよい。第3時間は、第1時間よりも長い。
このように、ステーション200Aにおいて第2時間待機中に、ステーション200Aの状態が第1準備状態に遷移した場合、第1時間以内にステーション200Aが荷を受け取ることができる状態になる。このため、荷31をステーション200Aに移載することを待機しても後続の無人搬送車100Bの搬送効率には影響しにくい。このため、環状の経路20を周回するよりも待機することで搬送効率を向上させることができる。
なお、制御部140は、無人搬送車100Aの制御部140は、第1準備状態に変化したときからさらに第3時間待機するとしたが、最初の第2時間の待機が終了してからさらに第3時間待機するとしてもよい。
また、第1〜第4の例において、無人搬送車100Bは、第2搬送車情報を送信後に、無人搬送車100Aの後方の位置に停止してもよい。また、無人搬送車100Bは、第2搬送車情報を送信後に、所定の距離を走行する間に無人搬送車100AがステーションAの位置から前方に走行すれば、停止せずにそのまま走行してもよい。
また、第3、第5の例において、無人搬送車100Aが待機中に、ステーション200Aから取得したステーション情報が荷有りから荷無しに切り替わった場合、無人搬送車100Aの制御部140は、荷31のステーション200Aへの移載を開始する。
[2.動作]
次に、無人搬送車の搬送制御について図7および図8を用いて説明する。
図7は、無人搬送車の搬送制御の一例を説明するためのフローチャートである。以下では、無人搬送車100Aを例にして説明する。無人搬送車100B、100Cでも同様の動作が行われる。この搬送制御は、無人搬送車100Aがステーション200Aの位置で停止した後に行われる。なお、図7のフローチャートでは、各無人搬送車100A〜100Cが前方の無人搬送車に所定距離以内に近づいたときに第2搬送車情報を送信する構成である場合の例である。
図7に示すように、無人搬送車100Aの第1通信部110は、ステーション200Aにおける荷の移載に関するステーション情報を取得する(S10)。
次に、制御部140は、環状の経路20を走行する後続の無人搬送車100Bの載荷の有無を示す載荷情報を含む第2搬送車情報を第2通信部120が取得したか否かを判定する(S20)。
制御部140は、第2搬送車情報を第2通信部120により取得されていれば(S20でYes)、第1通信部110により取得されたステーション情報、および、第2通信部120により取得された第2搬送車情報に応じて第2搬送制御を実行する(S30)。第2搬送制御の詳細は、後述する。制御部140は、例えば、無人搬送車100Aがステーション200Aの位置で停止してから、第6時間(例えば、30秒)待機した後に第2搬送制御を開始する。また、制御部140は、第6時間待機中に繰り返しステップS10を取得し、これにより荷無しであることを示すステーション情報を取得した場合、待機を終了し、第1搬送制御を実行する。
なお、制御部140は、無人搬送車100Aがステーション200Aの位置で停止してから、第6時間待機せずに、ステップS20でYesと判定された場合、直ちに第2搬送制御を開始してもよい。
なお、制御部140は、ステップS10において取得したステーション情報が荷無しを示している場合には、ステップS20およびステップS30を行わずにステップS50を行ってもよい。つまり、この場合、制御部140は、ステップS10を取得した後に、ステーション情報が荷無しを示しているか否かを判定し、ステーション情報が荷無しを示している場合、ステップS60を行う。
制御部140は、第2搬送車情報を第2通信部120により取得されていなければ(S20でNo)、ステーション情報がステーション200Aに荷が有ることを示しているか否かを判定する(S50)。
制御部140は、ステーション情報がステーション200Aに荷が無いことを示している場合(S50でNo)、第1通信部110により取得されたステーション情報に応じて第1搬送制御を実行する(S60)。つまり、制御部140は、制御装置300から取得した制御情報に含まれる搬送指令で指示されたステーションとの間で荷を移載する。
制御部140は、ステーション情報がステーション200Aに荷があることを示している場合(S50でYes)、ステップS20に戻る。
図8は、無人搬送車の第2搬送制御の詳細の一例を説明するためのフローチャートである。
図8に示すように、無人搬送車100Aの制御部140は、ステーション情報がステーション200Aに荷が有ることを示しているか否かを判定する(S31)。
制御部140は、ステーション情報がステーション200Aに荷が有ることを示している場合(S31でYes)、ステーション情報に含まれる第1準備中情報が第1準備状態を示しているか否かを判定する(S32)。
一方で、制御部140は、ステップS31においてステーション情報がステーション200Aに荷が無いことを示していると判定した場合(S31でNo)、制御装置300から取得した制御情報に含まれる搬送指令で指示されたステーション200Aに荷31を移載する(S39)。
制御部140は、第1準備中情報が第1準備状態でない状態であることを示している場合(S32でNo)、第2搬送制御に含まれる載荷情報が荷有りを示しているか否かを判定する(S33)。
制御部140は、載荷情報が荷有りを示している場合(S33でYes)、環状の経路20を周回する(S34)。この場合、制御部140は、上述した第2の例のケースとなるため、ステーション200Aに待機せずに後続の無人搬送車100Bの移載を優先させて環状の経路20を周回する。
制御部140は、第1準備中情報が第1準備状態を示している場合(S32でYes)、または、載荷情報が荷無しを示している場合(S33でNo)、待機を開始する(S35)。この後、制御部140は、上述した第3の例のケース、または、第4の例のケースとなるため、ステーション200Aが無人搬送車100Aから荷31を受け取ることができる状態に変化するまで、または、第2時間経過するまで待機する。
制御部140は、待機を開始してから第2時間経過したか否かを判定する(S36)。
制御部140は、待機を開始してから第2時間経過していれば(S36でYes)、ステップS34を実行し、環状の経路20を周回する。
制御部140は、第2時間経過していなければ(S36でNo)、第1通信部110にステーション情報を取得させ(S37)、取得したステーション情報に含まれる第1準備中情報が示す状態が第1準備状態ではない状態から第1準備状態に変化したか否かを判定する(S38)。なお、制御部140は、既に、ステーション情報に含まれる第1準備中情報が示す状態が第1準備状態ではない状態から第1準備状態に変化した場合には、Yesであると判定する。
制御部140は、第1準備中情報が示す状態が第1準備状態に変化した場合(S38でYes)、さらに、第1準備状態に変化してから第3時間経過したか否かを判定する(S39)。制御部140は、この場合、上述した第5のケースを検出したことになるため、ステーション200Aが無人搬送車100Aから荷31を受け取ることができる状態に変化するまで、または、第1準備状態に変化したときからさらに第3時間経過するまで待機する。ここでは、第3時間は、第2時間と同じ時間であってもよい。
制御部140は、第1準備状態に変化してから第3時間経過していれば(S39でYes)、ステップS34を実行し、環状の経路20を周回する。
制御部140は、ステップS38において、第1準備中情報が示す状態が第1準備状態に変化していない場合(S38でNo)、ステップS31に戻り、ステップS31の処理を行う。
また、制御部140は、ステップS39において、第3時間経過していなければ(S39でNo)、ステップS31に戻る。この場合、ステップS31では、制御部140は、再度、第1通信部110にステーション情報を取得させてもよい。これにより、制御部140は、所定時間待機中にステーション200Aの移載に関する状態が変化したかを再度判定し、当該状態が変化した場合に、ステーション200Aに荷を移載するか、再周回するかを決定できる。
また、例えば、制御部140は、ステップS31が再度行われることでステーション情報がステーション200Aに荷が無い状態に変化したことを検出することができる。制御部140は、この場合、ステーション200Aには荷がないため、ステーション200Aに荷31を移載する。
[3.効果など]
本実施の形態に係る搬送システム10では、制御装置300と、荷の移載を行うステーション200A〜200Cと、環状の経路20を一方向に走行し、制御装置300から受信した制御情報に応じて各ステーション200A〜200Cとの間で荷を移載する第1搬送制御を行う複数の無人搬送車100A〜100Cとを備える。複数の無人搬送車100A〜100Cのそれぞれは、第1通信部110と、第2通信部120と、制御部140とを有する。第1通信部110は、各ステーション200A〜200Cにおける荷の移載に関するステーション情報を取得する。第2通信部120は、環状の経路20を走行する後続の無人搬送車の載荷の有無を示す載荷情報を取得する。制御部140は、ステーション情報および載荷情報に基づいて、第1搬送制御とは異なる第2搬送制御を行う。
これによれば、制御部140は、ステーション情報によりステーションにおける荷の移載状況と、後続の無人搬送車の載荷の有無とに応じて、第2搬送制御を行う。このため、無人搬送車100Aは、制御装置300に問い合わせることなく荷の移載、再度周回、および待機のいずれかを適切に選択し、選択した制御を実行することができる。よって、搬送効率を向上させることができる。このように、搬送システム10における制御装置300が各無人搬送車100A〜100Cの搬送制御を監視せずに、状況に応じて無人搬送車の制御部140が効率よい搬送制御のための判断を実行できる。これにより、制御装置300との間の通信頻度を低減することができ、通信にかかる処理負荷を低減することができる。また、通信にかかる時間を削減できるため、無人搬送車100A〜100Cの搬送制御にかかる応答速度を向上させることができる。
[4.変形例]
[4−1.変形例1]
次に変形例1について説明する。
上記実施の形態では、無人搬送車100A〜100Cが荷を各ステーション200A〜200Cに移載する、つまり、荷下ろしをする場合について説明した。変形例1では、無人搬送車100A〜100Cが荷を各ステーション200A〜200Cから受け取る場合について説明する。搬送システム10の各構成は、実施の形態と同様であるが、各無人搬送車100A〜100Cの第3通信部130及び制御部140が更なる機能を有していてもよい。
例えば、制御部140は、ステーション200Aから荷を受け取る場合であって、ステーション情報がステーション200Aに荷が無いことを示しており、かつ、後続の無人搬送車100Bの載荷情報が荷無しを示している場合、(i)制御装置300からの制御情報を無視し、かつ、(ii)後続の無人搬送車100Bに荷を受け取らせることを要求する割り付け要求を生成する。そして、第3通信部130は、制御部140により生成された割り付け要求を制御装置300に送信する第2送信部としても機能する。
図9を用いて、変形例1における搬送制御の第1の例について説明する。
図9は、変形例1における制御部による搬送制御の第1の例を説明するための図である。
変形例1の第1の例では、無人搬送車100A、100Bそれぞれの第3通信部130は、無人搬送車100Aが荷をステーション200Aから受け取る搬送指令と、無人搬送車100Bが荷をステーション200Cから受け取る搬送指令とを含む制御情報を制御装置300から受信しているものとする。
図9の(a)に示すように、無人搬送車100Aは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止する。無人搬送車100Aでは、第1通信部110によりステーション200Aから荷無しを示すステーション情報を受信する。その後、後続の無人搬送車100Bは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止している無人搬送車100Aに所定の距離以内に近づくと、荷無しを示す載荷情報を含む第2搬送車情報を送信する。これにより、無人搬送車100Aの第2通信部120は、無人搬送車100Bから送信された第2搬送車情報を受信する。
そして、図9の(b)に示すように、無人搬送車100Aの制御部140は、搬送制御において、ステーション200Aから荷を受け取る場合であって、ステーション情報がステーション200Aに荷が無いことを示しており、かつ、後続の無人搬送車100Bの載荷情報が荷無しを示している場合、制御装置300からの制御情報を無視して後続の無人搬送車100Bに荷を受け取らせることを要求する割り付け要求を制御装置300に送信する。制御装置300は、割り付け要求を受信すると、例えば、無人搬送車100Aが荷をステーション200Cから受け取る搬送指令と、無人搬送車100Bが荷をステーション200Aから受け取る搬送指令とを含む制御情報に変更し、変更した制御情報を複数の無人搬送車100A〜100Cに送信する。よって、無人搬送車100Aは、ステーション200Cまで走行し、無人搬送車100Bは、ステーション200Aまで走行して待機する。このように、制御装置300は、各無人搬送車100A〜100Cへの荷の割り付けを割り付け要求に応じて変更することができ、無人搬送車100A、100Bの搬送効率を向上させることができる。
また、ステーション情報は、さらに、ステーションに荷が届いておらず、当該荷を無人搬送車に移載することができない状態であり、かつ、現時点から第4時間以内に荷を無人搬送車に移載することができる状態に遷移可能な第2準備状態であるか否かを示す第2準備中情報を含んでいてもよい。
図10は、変形例1における制御部による搬送制御の第2の例を説明するための図である。
変形例1の第2の例では、無人搬送車100A、100Bそれぞれの第3通信部130は、無人搬送車100Aが荷をステーション200Aから受け取る搬送指令と、無人搬送車100Bが荷をステーション200Cから受け取る搬送指令とを含む制御情報を制御装置300から受信しているものとする。
図10の(a)に示すように、無人搬送車100Aは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止する。無人搬送車100Aでは、第1通信部110によりステーション200Aから第2準備状態を示すステーション情報を受信する。なお、図10では、第2準備状態を準備中とも表記する。その後、後続の無人搬送車100Bは、環状の経路20上を走行し、ステーション200Aの位置で停止している無人搬送車100Aに所定の距離以内に近づくと、荷無しを示す載荷情報を含む第2搬送車情報を送信する。これにより、無人搬送車100Aの第2通信部120は、無人搬送車100Bから送信された第2搬送車情報を受信する。
そして、図10の(b)に示すように、無人搬送車100Aの制御部140は、搬送制御において、ステーション200Aから荷を受け取る場合であって、ステーション情報に含まれる第2準備中情報が第2準備状態であることを示しており、かつ、後続の無人搬送車100Bの載荷情報が荷無しを示している場合、第5時間(例えば30秒間)待機すると判断する。つまり、無人搬送車100Aの制御部140は、この場合、ステーション情報がステーション200Aに荷が無いことを示しており、かつ、後続の無人搬送車100Bの載荷情報が荷無しを示していても変形例1の第1の例のように、後続の無人搬送車100Bにステーション200Aからの荷の移載を割り付ける割り付け要求を送信せずに、第5時間待機する。よって、変形例1の第2の例では、無人搬送車100Aの制御部140は、制御装置300による搬送指令に従う第1搬送制御とは異なる第2搬送制御として、第5時間待機する。なお、第5時間は、第4時間よりも例えば数秒長い時間である。
このように、ステーション200Aから荷を受け取る場合であって、ステーション200Aに荷が無く、かつ、後続の無人搬送車100Bが載荷無しである場合であっても、第2準備状態であれば第4時間以内にステーション200Aから荷を受け取ることができる状態になるため、ステーション200Aから荷を移載することを待機しても後続の無人搬送車100Bの搬送効率には影響しにくい。このため、環状の経路20を周回するよりも待機することで搬送効率を向上させることができる。
[4−2.変形例2]
上記実施の形態およびその変形例1では、搬送状態情報は、載荷情報であるとしたがこれに限らずに、例えば、搬送指令が割り付けられている車両であるか否かを示す割り付け有無情報であってもよい。搬送状態情報が割り付け有無情報とした場合、制御部140は、搬送指令が割り付けられている車両であることを示している場合に、上記実施の形態およびその変形例1における載荷情報が荷有りを示している場合と同じ制御を実行し、搬送指令が割り付けられていない車両であることを示している場合に、載荷情報が荷無しを示している場合と同じ制御を実行する。
なお、搬送指令は、荷の搬送が緊急を要するか否かを示す緊急情報を含んでいてもよい。この場合、制御部140は、割り付け有無情報ではなく、後続の無人搬送車に割り付けられている搬送指令が緊急情報を含んでいるか否かで第2搬送制御を決定してもよい。つまり、制御部140は、後続の無人搬送車に割り付けられている搬送指令が緊急情報を含んでいる場合に、上記実施の形態における後続の無人搬送車の載荷情報が荷有りを示す場合と同じ制御を実行し、後続の無人搬送車に割り付けられている搬送指令が緊急情報を含んでいない場合に、上記実施の形態における後続の無人搬送車の載荷情報が荷無しを示す場合と同じ制御を実行する。
(他の実施の形態)
以上、本発明の有軌道搬送車システムについて、実施の形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
上記実施の形態によれば、各ステーション200A〜200Cに移載装置が設けられているとしたが、これに限らずに、各無人搬送車100A〜100Cに移載装置が設けられていてもよい。
本発明は、搬送効率を向上させることができる無人搬送車および搬送システムなどとして有用である。
10 搬送システム
20 環状の経路
31〜34 荷
100A〜100C 無人搬送車
110 第1通信部
120 第2通信部
130 第3通信部
140 制御部
200A〜200C ステーション
300 制御装置

Claims (13)

  1. 環状の経路を一方向に走行し、荷の搬送の割り付けを行う制御装置から受信した制御情報に含まれる搬送指令に応じてステーションとの間で荷を移載する第1搬送制御を行う無人搬送車であって、
    前記ステーションにおける荷の移載状況を示すステーション情報を取得する第1取得部と、
    前記環状の経路を走行する後続の無人搬送車の搬送状態を示す搬送状態情報を取得する第2取得部と、
    前記ステーション情報および前記搬送状態情報に基づいて、前記第1搬送制御を行わずに前記第1搬送制御とは異なる第2搬送制御を行う制御部と、を備える
    無人搬送車。
  2. 前記ステーション情報は、
    前記ステーションに荷があるか否かを示す荷情報と、
    前記ステーションが荷を受け取ることができない状態であり、かつ、現時点から第1時間以内に前記ステーションが前記無人搬送車から荷を受け取ることができる状態に遷移可能な第1準備状態であるか否かを示す第1準備中情報と、を含む
    請求項1に記載の無人搬送車。
  3. 前記搬送状態情報は、前記後続の無人搬送車の載荷の有無を前記搬送状態として示す載荷情報であり、
    前記制御部は、前記ステーション情報および前記載荷情報に応じて、自車に載せている荷を前記ステーションに移載することを第2時間待機するか、待機を終了して自車に載せている荷を前記ステーションに移載するか、前記環状の経路を周回するかを判断し、判断した結果に応じた搬送制御を前記第2搬送制御として行う
    請求項2に記載の無人搬送車。
  4. 前記制御部は、前記第2搬送制御において、前記ステーション情報が前記ステーションに荷が有ることを示しており、かつ、前記載荷情報が載荷有りを示している場合、前記環状の経路を周回する
    請求項3に記載の無人搬送車。
  5. 前記制御部は、前記第2搬送制御において、前記ステーション情報に含まれる前記第1準備中情報が前記第1準備状態であることを示している場合、自車に載せている荷を前記ステーションに移載することを前記第2時間待機する
    請求項3または4に記載の無人搬送車。
  6. 前記制御部は、
    前記第2搬送制御において、(i)前記ステーション情報が前記ステーションに荷が有ることを示しており、かつ、(ii)前記載荷情報が荷無しを示している、または、前記後続の無人搬送車が所定の距離よりも離れている場合、
    自車に載せている荷を前記ステーションに移載することを前記第2時間待機する
    請求項3から5のいずれか1項に記載の無人搬送車。
  7. 前記第1取得部は、前記無人搬送車が前記ステーションで待機中に、繰り返し前記ステーション情報を取得し、
    前記制御部は、前記第2搬送制御において前記第2時間待機している間に、前記第1取得部により繰り返し取得された前記ステーション情報に含まれる前記第1準備中情報が示している状態が、前記第1準備状態でない状態から前記第1準備状態に変化した場合、前記第1準備状態に変化したときからさらに第3時間待機する
    請求項6に記載の無人搬送車。
  8. 前記制御部は、前記ステーションから荷を受け取る場合であって、前記ステーション情報が前記ステーションに荷が無いことを示しており、かつ、前記載荷情報が荷無しを示している場合、(i)前記制御装置からの前記制御情報を無視し、かつ、(ii)前記後続の無人搬送車に前記荷を受け取らせることを要求する割り付け要求を生成し、
    前記無人搬送車は、さらに、
    前記制御部により生成された前記割り付け要求を前記制御装置に送信する第2送信部を備える
    請求項3から7のいずれか1項に記載の無人搬送車。
  9. 前記ステーション情報は、さらに、前記ステーションに荷が届いておらず、当該荷を前記無人搬送車に移載することができない状態であり、かつ、現時点から第4時間以内に荷を前記無人搬送車に移載することができる状態に遷移可能な第2準備状態であるか否かを示す第2準備中情報を含み、
    前記制御部は、前記ステーションから荷を受け取る場合であって、前記ステーション情報に含まれる前記第2準備中情報が前記第2準備状態であることを示しており、かつ、前記載荷情報が荷無しを示している場合、第5時間待機する
    請求項3から8のいずれか1項に記載の無人搬送車。
  10. さらに、
    前記ステーションに停止している前方の無人搬送車に所定の距離以内に近づいたときに、前記前方の無人搬送車に近づいたことを示す接近情報を、前記前方の無人搬送車に送信する第1送信部を備える
    請求項1から9のいずれか1項に記載の無人搬送車。
  11. 前記制御部は、前記第2搬送制御を、荷の移載のために前記ステーションに停止してから第6時間後に開始する
    請求項1から10のいずれか1項に記載の無人搬送車。
  12. 前記搬送状態情報は、前記後続の無人搬送車が、前記搬送指令が割り付けられている車両であるか否かを示す割り付け有無情報であり、
    前記制御部は、前記ステーション情報および前記割り付け有無情報に応じて、自車に載せている荷を前記ステーションに移載するか、自車に載せている荷を前記ステーションに移載することを第2時間待機するか、前記環状の経路を周回するかを判断し、判断した結果に応じた搬送制御を前記第2搬送制御として行う
    請求項2に記載の無人搬送車。
  13. 荷の搬送の割り付けを行う制御装置と、荷の移載を行うステーションと、環状の経路を一方向に走行し、前記制御装置から受信した制御情報に含まれる搬送指令に応じて前記ステーションとの間で荷を移載する第1搬送制御を行う複数の無人搬送車とを備える搬送システムであって、
    前記複数の無人搬送車のそれぞれは、
    前記ステーションにおける荷の移載に関するステーション情報を取得する第1取得部と、
    前記環状の経路を走行する後続の無人搬送車の搬送状態を示す搬送状態情報を取得する第2取得部と、
    前記ステーション情報および前記搬送状態情報に基づいて、前記第1搬送制御とは異なる第2搬送制御を行う制御部と、を備える
    搬送システム。
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