JP2019124738A - パターン形成方法及び偏光板の製造方法 - Google Patents

パターン形成方法及び偏光板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤグリッド型の偏光板を製造する際に好適に用いられる新規なパターン形成方法、及びそのパターン形成方法を用いた偏光板の製造方法を提供する。【解決手段】基材上に、ブロック共重合体の一部のブロック鎖に親和性を有し、且つ、所定のピッチで配列されたライン状のガイドパターン、及び該ガイドパターンのパターン間を埋める中性パターンを形成する工程と、ガイドパターン及び中性パターンの上にブロック共重合体を含む層を形成する工程と、ブロック共重合体を含む層を熱処理し、ブロック共重合体のミクロ相分離により、ラメラ界面が基材に対して垂直方向に配向したラメラ構造を形成させる工程と、ブロック共重合体の一部のブロック鎖を選択的に除去することにより、ガイドパターンよりもピッチの短いラインアンドスペース状の微細パターンを形成する工程と、を有するパターン形成方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、パターン形成方法及び偏光板の製造方法に関する。
偏光板は、一方向の偏光を吸収又は反射し、これと直交する方向の偏光を透過させる光学素子である。近年、耐熱性が要求される液晶プロジェクタ等の光学機器において、有機偏光板に代わり、ワイヤグリッド型の無機偏光板が採用され始めている。
ワイヤグリッド型の偏光板は、一方向に延在する導体のワイヤを、使用帯域の光の波長よりも短いピッチ(周期)で透明基板上に多数並べて配置したものであり、透明基板上に形成された金属膜をエッチングし、一方向に延在するワイヤを形成することにより製造される。金属膜をエッチングする際のマスクパターンは、一般に、フォトリソグラフィ法又はナノインプリント法により形成される。偏光板に光が入射すると、ワイヤの延在方向に平行な電界成分をもつ偏光(TE波(S波))は透過することができず、ワイヤの延在方向に垂直な電界成分をもつ偏光(TM波(P波))はそのまま透過する。
ところで、ワイヤグリッド型の偏光板の光学特性(例えば、透過率)は、ワイヤのピッチに依存することが知られている。偏光板の光学特性を向上させるにはワイヤを狭ピッチ化する必要があり、今後は100nm以下のピッチが要求されるようになると予測される。このため、ワイヤのピッチに合わせて、金属膜をエッチングする際のマスクパターンについても狭ピッチ化することが求められる。
しかし、フォトリソグラフィ法により形成したフォトレジストパターンをマスクパターンとする場合、マスクパターンを狭ピッチ化するためには、光源の波長を短くしたり、液浸露光法を採用したりするなど、プロセス上の大きな変更を伴う。また、ナノインプリント法により形成したパターンをマスクパターンとする場合、マスクパターンを狭ピッチ化するためには、そのピッチに合わせたモールドを作製する必要があるため、狭ピッチ化が困難である。
このような背景から、特許文献1では、ワイヤグリッド型の偏光板を製造する際に、ミクロ相分離によりラメラ構造を形成可能なブロック共重合体を用いてマスクパターンを形成することが提案されている。
特許文献1の方法では、まず、ポリエチレンテレフタレート(PET)シート等の基体の表面に所定のピッチの溝を形成した後、溝の底部を含む基体表面全体に金属膜を形成する。次いで、金属膜の上に、Aポリマー鎖及びBポリマー鎖からなるジブロック共重合体を塗布し、熱処理する。この熱処理により、基体表面の溝をガイドとしてジブロック共重合体が整列し、ラメラ構造が形成される。次いで、Aポリマー鎖を除去することにより、Bポリマー鎖からなるラインアンドスペース状のマスクパターンを形成する。そして、マスクパターンを介して金属膜をエッチングし、ワイヤを形成した後、マスクパターンを除去することにより、ワイヤグリッド型の偏光板を得ることができる。
特開2008−149447号公報
しかし、特許文献1の方法では、溝の底部を含む基体表面全体に金属膜を形成し、この金属膜をエッチングすることによりワイヤを形成しているため、溝の深さの分だけワイヤの高さに段差が生じ、光学特性の低下に繋がる。
また、特許文献1の方法で得られる偏光板は、PETシート等の基体を用いたものであるため、耐熱性に劣る。耐熱性を向上させるため、PETシートの代わりにガラス基板を用いることが考えられるが、ガラス基板に溝を形成するには、ガラス基板上にマスクパターンを形成した後、エッチングする必要があり、簡便な方法とは言い難い。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ワイヤグリッド型の偏光板を製造する際に好適に用いられる新規なパターン形成方法、及びそのパターン形成方法を用いた偏光板の製造方法を提供することを目的とする。
(1) 上記目的を達成するため、本発明は、ミクロ相分離によりラメラ構造を形成可能なブロック共重合体を用いたパターン形成方法であって、基材(例えば、後述の基材10)上に、前記ブロック共重合体の一部のブロック鎖に親和性を有し、且つ、所定のピッチで配列されたライン状のガイドパターン(例えば、後述の反射防止層パターン21)、及び該ガイドパターンのパターン間を埋める中性パターン(例えば、後述の中性パターン41)を形成する工程と、前記ガイドパターン及び前記中性パターンの上に前記ブロック共重合体を含む層(例えば、後述のブロック共重合体を含む層50)を形成する工程と、前記ブロック共重合体を含む層を熱処理し、前記ブロック共重合体のミクロ相分離により、ラメラ界面が前記基材に対して垂直方向に配向したラメラ構造(例えば、後述の第1の相51及び第2の相52)を形成させる工程と、前記ブロック共重合体の一部のブロック鎖を選択的に除去することにより、前記ガイドパターンよりもピッチの短いラインアンドスペース状の微細パターン(例えば、後述の第1の相51からなる微細パターン)を形成する工程と、を有するパターン形成方法を提供する。
(2) (1)のパターン形成方法は、前記基材上に前記ガイドパターン及び前記中性パターンを形成する工程が、前記基材上に反射防止層(例えば、後述の反射防止層20)及びフォトレジスト層(例えば、後述のフォトレジスト層30)をこの順で積層する工程と、前記フォトレジスト層を露光及び現像し、ラインアンドスペース状のフォトレジストパターン(例えば、後述のフォトレジストパターン31)を形成する工程と、前記フォトレジストパターンをマスクとして前記反射防止層をエッチングし、ラインアンドスペース状の反射防止層パターン(例えば、後述の反射防止層パターン21)を形成する工程と、前記フォトレジストパターン及び前記反射防止層パターンを中性層(例えば、後述の中性層40)で被覆する工程と、前記フォトレジストパターンを前記中性層の一部とともに除去する工程と、を有し、前記反射防止層パターンを前記ガイドパターンとし、前記中性層の残部で構成されるパターンを前記中性パターンとするものであってもよい。
(3) (2)のパターン形成方法は、前記フォトレジスト層の露光を干渉露光により行うものであってもよい。
(4) (1)から(3)いずれかのパターン形成方法は、前記ガイドパターンの膜厚が前記中性パターンの膜厚よりも大きいものであってもよい。
(5) (1)から(4)いずれかのパターン形成方法は、前記ブロック共重合体が、ポリスチレン鎖及びポリメチルメタクリレート鎖からなるものであってもよい。
(6) (5)のパターン形成方法は、前記微細パターンを形成する工程において、前記ブロック共重合体のポリメチルメタクリレート鎖を選択的に除去することにより、ポリスチレン鎖からなる微細パターンを形成するものであってもよい。
(7) (5)のパターン形成方法は、前記ブロック共重合体を含む層の熱処理後に、前記ブロック共重合体のポリメチルメタクリレート鎖を金属酸化物化する工程をさらに有し、前記微細パターンを形成する工程において、前記ブロック共重合体のポリスチレン鎖を選択的に除去することにより、金属酸化物からなる微細パターンを形成するものであってもよい。
(8) また、本発明は、透明基板(例えば、後述の透明基板11)上に金属膜(例えば、後述の金属膜12)又は金属膜を含む積層膜が形成された基材(例えば、後述の基材10)上に、(1)から(7)いずれかのパターン形成方法により微細パターン(例えば、後述の第1の相51からなる微細パターン)を形成する工程と、前記微細パターンをマスクとして前記金属膜又は前記積層膜をエッチングする工程と、を有する偏光板(例えば、後述の偏光板1)の製造方法を提供する。
本発明によれば、ワイヤグリッド型の偏光板を製造する際に好適に用いられる新規なパターン形成方法、及びそのパターン形成方法を用いた偏光板の製造方法を提供することができる。
本実施形態に係るパターン形成方法の一例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。
[パターン形成方法]
本実施形態に係るパターン形成方法は、ミクロ相分離によりラメラ構造を形成可能なブロック共重合体を用いたパターン形成方法であって、基材上に、ブロック共重合体の一部のブロック鎖に親和性を有し、且つ、所定のピッチで配列されたライン状のガイドパターン、及び該ガイドパターンのパターン間を埋める中性パターンを形成する工程と、ガイドパターン及び中性パターンの上にブロック共重合体を含む層を形成する工程と、ブロック共重合体を含む層を熱処理し、ブロック共重合体のミクロ相分離により、ラメラ界面が基材に対して垂直方向に配向したラメラ構造を形成させる工程と、ブロック共重合体の一部のブロック鎖を選択的に除去することにより、ガイドパターンよりもピッチの短いラインアンドスペース状の微細パターンを形成する工程と、を有する。
特に、本実施形態に係るパターン形成方法は、基材上にガイドパターン及び中性パターンを形成する工程が、基材上に反射防止層及びフォトレジスト層をこの順で積層する工程と、フォトレジスト層を露光及び現像し、ラインアンドスペース状のフォトレジストパターンを形成する工程と、フォトレジストパターンをマスクとして反射防止層をエッチングし、ラインアンドスペース状の反射防止層パターンを形成する工程と、フォトレジストパターン及び反射防止層パターンを中性層で被覆する工程と、フォトレジストパターンを中性層の一部とともに除去する工程と、を有し、反射防止層パターンをガイドパターンとし、中性層の残部で構成されるパターンを中性パターンとする。
図1は、本実施形態に係るパターン形成方法の一例として、偏光板を製造するための基材上に微細パターンを形成する方法を工程順に示したものである。
まず、図1(A)に示すように、基材10上に、反射防止層20及びフォトレジスト層30をこの順で積層する。基材10は、透明基板11上に金属膜12が形成されてなるものである。
透明基板11としては、偏光板の使用帯域の光に対して透光性を示す基板であれば特に制限されず、目的に応じて適宜選択することができる。「使用帯域の光に対して透光性を示す」とは、使用帯域の光の透過率が100%であることを意味するものではなく、偏光板としての機能を保持可能な透光性を示せばよい。なお、使用帯域の光としては、例えば、波長が380nm〜810nm程度の可視光が挙げられる。
透明基板11の構成材料としては、屈折率が1.1〜2.2の材料が好ましく、ガラス、水晶、サファイア等が挙げられる。透明基板11の構成材料としては、コスト及び透光率の観点から、ガラスがより好ましい。
金属膜12の構成材料としては、使用帯域の光に対して反射性を有する材料であれば特に制限されず、例えば、Al、Ag、Cu、Mo、Cr、Ti、Ni、W、Fe、Ge、Te等の元素単体又はこれらの1種以上の元素を含む合金が挙げられる。中でも、金属膜12は、Al又はAl合金で構成されることが好ましい。
金属膜12の膜厚は、例えば、100nm〜300nmが好ましい。なお、金属膜12の膜厚は、走査型電子顕微鏡又は透過型電子顕微鏡で観察することにより測定することができる。例えば、走査型電子顕微鏡又は透過型電子顕微鏡を用いて、任意に選択した4箇所について膜厚を測定し、その算術平均値を金属膜12の膜厚とすることができる。以下、この測定方法を電子顕微鏡法と称する。
反射防止層20は、いわゆる下層反射防止層(Bottom Anti−Reflective Coating;BARC)であり、フォトレジスト層30の下層に設けられる。本実施形態に係るパターン形成方法では、反射防止層20をパターニングして得られる反射防止層パターンが、ブロック共重合体を整列させるためのガイドパターンとして用いられるため、反射防止層20としては、ブロック共重合体の一部のブロック鎖に親和性を有するものが用いられる。
反射防止層20は、有機系の反射防止層であってもよく、無機系の反射防止層であってもよい。有機系の反射防止層は、例えば、樹脂成分等を有機溶媒に溶解した反射防止膜形成用組成物を金属膜12上に塗布し、乾燥させることにより形成することができる。無機系の反射防止層は、例えば、シリコン系材料等の無機系の反射防止層形成用組成物を金属膜12上に塗工し、焼成等することにより形成することができる。
フォトレジスト層30は、反射防止層20の上層に設けられる。フォトレジスト層30は、例えば、フォトレジスト組成物を反射防止層20上に塗布し、乾燥させることにより形成することができる。フォトレジスト組成物としては特に制限されず、ポジ型であってもネガ型であってもよい。
次いで、図1(B)に示すように、フォトレジスト層30を露光及び現像し、ラインアンドスペース状のフォトレジストパターン31を形成する。
フォトレジストパターン31のピッチPは、例えば、100nm〜200nmが好ましい。また、ピッチPは、ブロック共重合体が整列できるように、最終的な微細パターンにおけるピッチの整数倍であることが好ましい。ピッチPは、上述の電子顕微鏡法により測定可能である。
フォトレジスト層30の露光方法は特に制限されず、フォトマスクを介する方法であっても、フォトマスクを介さない方法であってもよい。その中でも、比較的大面積のパターン形成に適している点から、干渉露光法が好ましい。
干渉露光法は、2つの光束により形成される干渉縞を利用してフォトレジスト層30を露光するものである。得られるフォトレジストパターン31のピッチPは、光源の波長及び干渉角により調整することができる。例えば、400nm以下の波長のレーザーを光源として用いることで、ピッチPを200nm以下とすることができる。400nm以下の波長のレーザーとしては、HeCdレーザー(発振波長:325nm)、Nd固体レーザー(発振波長:266nm)等が挙げられる。
フォトレジスト層30の現像方法は特に制限されず、アルカリ現像液等の公知の現像液を用いることができる。なお、現像後には水等によりリンス処理を行ってもよい。
次いで、図1(C)に示すように、フォトレジストパターン31をマスクとして反射防止層20をエッチングし、ラインアンドスペース状の反射防止層パターン21を形成する。その際、図1(C)に示すように、アッシング等によりフォトレジストパターン31及び反射防止層パターン21の幅を調整することが好ましい。
フォトレジストパターン31及び反射防止層パターン21の幅Wは、最終的な微細パターンにおけるピッチに応じて適宜設定される。例えば、150nm程度のピッチの微細パターンを得るためには、フォトレジストパターン31及び反射防止層パターン21の幅Wを25nm〜75nm程度に調整することが好ましい。幅Wは、上述の電子顕微鏡法により測定可能である。
反射防止層20のエッチング方法は特に制限されず、反射防止層20の構成材料に応じて適宜選択することができる。なお、エッチング後には水等によりリンス処理を行ってもよい。
次いで、図1(D)に示すように、フォトレジストパターン31及び反射防止層パターン21を被覆する中性層40を形成する。
中性層40の構成材料としては、ブロック共重合体の各ブロック鎖に親和性を有するものを用いることができる。例えば、ブロック共重合体として、ポリスチレン(PS)鎖及びポリメチルメタクリレート(PMMA)鎖からなるもの(PS−b−PMMA)を用いる場合、中性層40の構成材料としては、ポリスチレン及びポリメチルメタクリレートからなるランダム共重合体(PS−r−PMMA)を用いることができる。
中性層40の形成方法は特に制限されない。例えば、中性層40の構成材料を有機溶媒に溶解した組成物をフォトレジストパターン31及び反射防止層パターン21の上に塗布し、乾燥させることにより、中性層40を形成することができる。
なお、中性層の構成材料が水酸基を有する場合には、予め、金属膜12と反射防止層20との間にシリカ層(不図示)を形成しておいてもよい。シリカ層を形成することで、中性層40をシリカ層に密着させることができる。また、シリカ層は、中性層と同様にブロック共重合体に対して中性的な性質を示す上、反射防止層20をエッチングする際のストッパー層としても機能する。
次いで、図1(E)に示すように、フォトレジストパターン31を、中性層40の一部とともに除去する。
フォトレジストパターン31及び中性層40の一部を除去する結果、金属膜12上には、ガイドパターンとしての反射防止層パターン21と、中性層40の残部で構成される中性パターン41と、が存在することになる。このとき、反射防止層パターン21の膜厚は、中性パターン41の膜厚よりも大きいことが好ましい。反射防止層パターン21の膜厚が中性パターン41の膜厚よりも大きいことにより、ブロック共重合体が整列し易くなる傾向にある。
フォトレジストパターン31及び中性層40の一部を除去する方法は特に制限されない。例えば、フォトレジストパターン31及び中性層40を公知のレジスト剥離液に浸漬することにより、フォトレジストパターン31及び中性層40の一部を除去することができる。その際、除去を容易にするために超音波を照射してもよい。
次いで、図1(F)に示すように、反射防止層パターン21及び中性パターン41の上にブロック共重合体を含む層50を形成する。
ブロック共重合体としては、ミクロ相分離によりラメラ構造を形成可能なものであれば特に制限されない。ブロック共重合体は、2種類のポリマー鎖からなるものであってもよく、3種類以上のポリマー鎖からなるものであってもよく、好ましくは2種類のポリマー鎖からなるジブロック共重合体である。ジブロック共重合体において、各ポリマー鎖の体積分率は約50%である。
好ましいジブロック共重合体としては、例えば、ポリスチレン鎖及びポリメチルメタクリレート鎖からなるブロック共重合体、ポリスチレン鎖及びポリエチルメタクリレート鎖からなるブロック共重合体、ポリスチレン鎖及びポリt−ブチルメタクリレート鎖からなるブロック共重合体、ポリスチレン鎖及びポリメチルアクリレート鎖からなるブロック共重合体、ポリスチレン鎖及びポリエチルアクリレート鎖からなるブロック共重合体、ポリスチレン鎖及びポリt−ブチルアクリレート鎖からなるブロック共重合体、ポリスチレン鎖及びポリブタジエン鎖からなるブロック共重合体、ポリスチレン鎖及びポリイソプレン鎖からなるブロック共重合体等が挙げられる。これらの中でも、ポリスチレン(PS)鎖及びポリメチルメタクリレート(PMMA)鎖からなるブロック共重合体(PS−b−PMMA)が好ましい。
ブロック共重合体の数平均分子量は、最終的な微細パターンにおけるピッチに応じて適宜設定される。例えば、50nm程度のピッチの微細パターンを得るためには、数平均分子量が80000〜120000程度のブロック共重合体を用いることが好ましい。
ブロック共重合体を含む層50の形成方法は特に制限されない。例えば、ブロック共重合体を有機溶媒に溶解した組成物を反射防止層パターン21及び中性パターン41の上に塗布し、乾燥させることにより、ブロック共重合体を含む層50を形成することができる。
ブロック共重合体を含む層50の膜厚は、最終的な微細パターンにおけるピッチ以下に調整することが好ましい。例えば、50nm程度のピッチの微細パターンを得るためには、ブロック共重合体を含む層50の膜厚を5nm〜50nm程度に調整することが好ましい。ブロック共重合体を含む層50の膜厚は、上述の電子顕微鏡法により測定可能である。
次いで、図1(G)に示すように、ブロック共重合体を含む層50を熱処理し、ブロック共重合体のミクロ相分離により、ラメラ界面が基材10に対して垂直方向に配向したラメラ構造を形成させる。具体的には、ブロック共重合体を含む層50を、ブロック共重合体の一部のブロック鎖に対応する第1の相51と、残りのブロック鎖に対応する第2の相52と、に相分離させる。
熱処理の条件は、ブロック共重合体が相分離してラメラ構造を形成する条件であれば特に制限されない。一例としては、真空中、200℃〜250℃で12時間〜48時間程度の熱処理を行う条件や、大気中、250℃〜300℃で1分間〜15分間程度の熱処理を行う条件が挙げられる。
次いで、図1(H)に示すように、ブロック共重合体の一部のブロック鎖を選択的に除去することにより、反射防止層パターン21よりもピッチの短いラインアンドスペース状の微細パターンを形成する。図1(H)では一例として、反射防止層パターン21に親和性を有する第2の相52を選択的に除去し、第1の相51からなる微細パターンを形成する場合について示している。
ブロック共重合体の一部のブロック鎖を選択的に除去する方法は特に制限されず、ブロック共重合体の種類に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリスチレン鎖及びポリメチルメタクリレート鎖からなるブロック共重合体(PS−b−PMMA)を用いた場合には、Oエッチング等により、ポリメチルメタクリレート鎖を選択的に除去することで、ポリスチレン鎖からなる微細パターンを得ることができる。なお、エッチング後には水等によりリンス処理を行ってもよい。
以上のようにして形成された第1の相51からなる微細パターンは、金属膜12をエッチングする際のマスクとして用いることができる。例えば、図1(I)に示すように、第1の相51からなる微細パターンをマスクとして金属膜12をエッチングし、一方向に延在するワイヤ13を形成した後、反射防止層パターン21、中性パターン41、及び第1の相51からなる微細パターンを除去することで、偏光板1を得ることができる。
[偏光板の製造方法]
本実施形態に係る偏光板の製造方法は、透明基板上に金属膜又は金属膜を含む積層膜が形成された基材上に、上述した本実施形態に係るパターン形成方法により微細パターンを形成する工程と、微細パターンをマスクとして金属膜又は積層膜をエッチングする工程と、を有する。
基材としては、透明基板上に金属膜が形成されたものであってもよく、透明基板上に金属膜を含む積層膜が形成されたものであってもよい。透明基板上に金属膜が形成された基材としては、例えば、ガラス基板等の透明基板上にAl等からなる金属膜が形成された基材が挙げられる。また、透明基板上に金属膜を含む積層膜が形成された基材としては、例えば、ガラス基板等の透明基板上に、Al等からなる金属膜、Si酸化物等からなる誘電体膜、及びFeSi合金等からなる吸収膜がこの順で積層された基材が挙げられる。
透明基板上に金属膜が形成された基材を用いる場合には、例えば、図1(A)〜(I)のようにして偏光板を製造することができる。すなわち、基材10上に第1の相51からなる微細パターンを形成した後、この微細パターンをマスクとして金属膜12をエッチングし、一方向に延在するワイヤ13を形成することで、偏光板1を得ることができる。
透明基板上に金属膜を含む積層膜が形成された基材を用いる場合にも、同様に微細パターンを形成した後、この微細パターンをマスクとして積層膜をエッチングし、一方向に延在する格子状凸部を形成することで、偏光板を得ることができる。
[変形例]
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形及び改良は本発明に含まれる。
上述した実施形態では、ポリスチレン鎖及びポリメチルメタクリレート鎖からなるブロック共重合体(PS−b−PMMA)を用いた場合、ポリメチルメタクリレート鎖を選択的に除去することで、ポリスチレン鎖からなる微細パターンを得るものとして説明したが、これに限定されず、ポリスチレン鎖を選択的に除去することも可能である。
例えば、ポリメチルメタクリレート鎖のようにカルボニル基を有するポリマー鎖は、塩化チタン(TiCl)、塩化アルミニウム(AlCl)、トリメチルアルミニウム(Al(CH)等の金属酸化物前駆体を反応させた後、水蒸気を用いて酸化させることで、金属酸化物化することが知られている。例えば、ポリメチルメタクリレート鎖にトリメチルアルミニウムを反応させた後、水蒸気を用いて酸化させることで、ポリメチルメタクリレートを酸化アルミニウム(Al)に変換することができる。そこで、ポリメチルメタクリレート鎖を金属酸化物化した後、ポリスチレン鎖を選択的に除去することで、金属酸化物からなる微細パターンを形成することができる。このような金属酸化物からなる微細パターンは、ポリスチレン鎖等からなる微細パターンよりも耐エッチング性に優れる傾向にある。
また、上述した実施形態では、フォトレジストパターン31をマスクとして反射防止層20をエッチングし、得られた反射防止層パターン21をガイドパターンとして用いるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、基材10上に、ブロック共重合体の一部のブロック鎖に親和性を有する材料からなる層を形成した後、この層をナノインプリント法によりパターニングし、得られたパターンをガイドパターンとして用いるようにしてもよい。
1 偏光板
10 基材
11 透明基板
12 金属膜
13 ワイヤ
20 反射防止層
21 反射防止層パターン(ガイドパターン)
30 フォトレジスト層
31 フォトレジストパターン
40 中性層
41 中性パターン
50 ブロック共重合体を含む層
51 第1の相
52 第2の相
(1) 上記目的を達成するため、本発明は、ミクロ相分離によりラメラ構造を形成可能なブロック共重合体を用いたパターン形成方法であって、透明基板(例えば、後述の透明基板11)上に金属膜(例えば、後述の金属膜12)又は金属膜を含む積層膜が形成された基材(例えば、後述の基材10)上に、前記ブロック共重合体の一部のブロック鎖に親和性を有し、且つ、所定のピッチで配列されたライン状のガイドパターン(例えば、後述の反射防止層パターン21)、及び該ガイドパターンのパターン間を埋める中性パターン(例えば、後述の中性パターン41)を形成する工程と、前記ガイドパターン及び前記中性パターンの上に前記ブロック共重合体を含む層(例えば、後述のブロック共重合体を含む層50)を形成する工程と、前記ブロック共重合体を含む層を熱処理し、前記ブロック共重合体のミクロ相分離により、ラメラ界面が前記基材に対して垂直方向に配向したラメラ構造(例えば、後述の第1の相51及び第2の相52)を形成させる工程と、前記ブロック共重合体の一部のブロック鎖を選択的に除去することにより、前記ガイドパターンよりもピッチの短いラインアンドスペース状の微細パターン(例えば、後述の第1の相51からなる微細パターン)を形成する工程と、を有するパターン形成方法を提供する。
(2) (1)のパターン形成方法は、前記積層膜が、金属膜、誘電体膜、及び吸収膜が前記透明基板側からこの順で積層された積層膜であってもよい。
) (1)又は(2)のパターン形成方法は、前記基材上に前記ガイドパターン及び前記中性パターンを形成する工程が、前記基材上に反射防止層(例えば、後述の反射防止層20)及びフォトレジスト層(例えば、後述のフォトレジスト層30)をこの順で積層する工程と、前記フォトレジスト層を露光及び現像し、ラインアンドスペース状のフォトレジストパターン(例えば、後述のフォトレジストパターン31)を形成する工程と、前記フォトレジストパターンをマスクとして前記反射防止層をエッチングし、ラインアンドスペース状の反射防止層パターン(例えば、後述の反射防止層パターン21)を形成する工程と、前記フォトレジストパターン及び前記反射防止層パターンを中性層(例えば、後述の中性層40)で被覆する工程と、前記フォトレジストパターンを前記中性層の一部とともに除去する工程と、を有し、前記反射防止層パターンを前記ガイドパターンとし、前記中性層の残部で構成されるパターンを前記中性パターンとするものであってもよい。
) ()のパターン形成方法は、前記フォトレジスト層の露光を干渉露光により行うものであってもよい。
) (1)から()いずれかのパターン形成方法は、前記ガイドパターンの膜厚が前記中性パターンの膜厚よりも大きいものであってもよい。
) (1)から()いずれかのパターン形成方法は、前記ブロック共重合体が、ポリスチレン鎖及びポリメチルメタクリレート鎖からなるものであってもよい。
) ()のパターン形成方法は、前記微細パターンを形成する工程において、前記ブロック共重合体のポリメチルメタクリレート鎖を選択的に除去することにより、ポリスチレン鎖からなる微細パターンを形成するものであってもよい。
) ()のパターン形成方法は、前記ブロック共重合体を含む層の熱処理後に、前記ブロック共重合体のポリメチルメタクリレート鎖を金属酸化物化する工程をさらに有し、前記微細パターンを形成する工程において、前記ブロック共重合体のポリスチレン鎖を選択的に除去することにより、金属酸化物からなる微細パターンを形成するものであってもよい。
) また、本発明は、透明基板(例えば、後述の透明基板11)上に金属膜(例えば、後述の金属膜12)又は金属膜を含む積層膜が形成された基材(例えば、後述の基材10)上に、(1)から()いずれかのパターン形成方法により微細パターン(例えば、後述の第1の相51からなる微細パターン)を形成する工程と、前記微細パターンをマスクとして前記金属膜又は前記積層膜をエッチングする工程と、を有する偏光板(例えば、後述の偏光板1)の製造方法を提供する。
(1) 上記目的を達成するため、本発明は、ミクロ相分離によりラメラ構造を形成可能なブロック共重合体を用いたパターン形成方法であって、透明基板(例えば、後述の透明基板11)上に金属膜(例えば、後述の金属膜12)又は金属膜を含む積層膜が形成された基材(例えば、後述の基材10)上に、前記ブロック共重合体の一部のブロック鎖に親和性を有し、且つ、所定のピッチで配列されたライン状のガイドパターン(例えば、後述の反射防止層パターン21)、及び該ガイドパターンのパターン間を埋める中性パターン(例えば、後述の中性パターン41)を形成する工程と、前記ガイドパターン及び前記中性パターンの上に前記ブロック共重合体を含む層(例えば、後述のブロック共重合体を含む層50)を形成する工程と、前記ブロック共重合体を含む層を熱処理し、前記ブロック共重合体のミクロ相分離により、ラメラ界面が前記基材に対して垂直方向に配向したラメラ構造(例えば、後述の第1の相51及び第2の相52)を形成させる工程と、前記ブロック共重合体の一部のブロック鎖を選択的に除去することにより、前記ガイドパターンよりもピッチの短いラインアンドスペース状の微細パターン(例えば、後述の第1の相51からなる微細パターン)を形成する工程と、を有し、前記基材上に前記ガイドパターン及び前記中性パターンを形成する工程が、前記基材上に反射防止層(例えば、後述の反射防止層20)及びフォトレジスト層(例えば、後述のフォトレジスト層30)をこの順で積層する工程と、前記フォトレジスト層を露光及び現像し、ラインアンドスペース状のフォトレジストパターン(例えば、後述のフォトレジストパターン31)を形成する工程と、前記フォトレジストパターンをマスクとして前記反射防止層をエッチングし、ラインアンドスペース状の反射防止層パターン(例えば、後述の反射防止層パターン21)を形成する工程と、前記フォトレジストパターン及び前記反射防止層パターンを中性層(例えば、後述の中性層40)で被覆する工程と、前記フォトレジストパターンを前記中性層の一部とともに除去する工程と、を有し、前記反射防止層パターンを前記ガイドパターンとし、前記中性層の残部で構成されるパターンを前記中性パターンとするパターン形成方法を提供する。
(2) (1)のパターン形成方法は、前記積層膜が、金属膜、誘電体膜、及び吸収膜が前記透明基板側からこの順で積層された積層膜であってもよい。
) ()のパターン形成方法は、前記フォトレジスト層の露光を干渉露光により行うものであってもよい。
) (1)から()いずれかのパターン形成方法は、前記ガイドパターンの膜厚が前記中性パターンの膜厚よりも大きいものであってもよい。
) (1)から()いずれかのパターン形成方法は、前記ブロック共重合体が、ポリスチレン鎖及びポリメチルメタクリレート鎖からなるものであってもよい。
) ()のパターン形成方法は、前記微細パターンを形成する工程において、前記ブロック共重合体のポリメチルメタクリレート鎖を選択的に除去することにより、ポリスチレン鎖からなる微細パターンを形成するものであってもよい。
) ()のパターン形成方法は、前記ブロック共重合体を含む層の熱処理後に、前記ブロック共重合体のポリメチルメタクリレート鎖を金属酸化物化する工程をさらに有し、前記微細パターンを形成する工程において、前記ブロック共重合体のポリスチレン鎖を選択的に除去することにより、金属酸化物からなる微細パターンを形成するものであってもよい。
) また、本発明は、(1)から()いずれかのパターン形成方法により微細パターン(例えば、後述の第1の相51からなる微細パターン)を形成する工程と、前記微細パターンをマスクとして前記金属膜又は前記積層膜をエッチングする工程と、を有する偏光板(例えば、後述の偏光板1)の製造方法を提供する。

Claims (8)

  1. ミクロ相分離によりラメラ構造を形成可能なブロック共重合体を用いたパターン形成方法であって、
    基材上に、前記ブロック共重合体の一部のブロック鎖に親和性を有し、且つ、所定のピッチで配列されたライン状のガイドパターン、及び該ガイドパターンのパターン間を埋める中性パターンを形成する工程と、
    前記ガイドパターン及び前記中性パターンの上に前記ブロック共重合体を含む層を形成する工程と、
    前記ブロック共重合体を含む層を熱処理し、前記ブロック共重合体のミクロ相分離により、ラメラ界面が前記基材に対して垂直方向に配向したラメラ構造を形成させる工程と、
    前記ブロック共重合体の一部のブロック鎖を選択的に除去することにより、前記ガイドパターンよりもピッチの短いラインアンドスペース状の微細パターンを形成する工程と、を有するパターン形成方法。
  2. 前記基材上に前記ガイドパターン及び前記中性パターンを形成する工程が、
    前記基材上に反射防止層及びフォトレジスト層をこの順で積層する工程と、
    前記フォトレジスト層を露光及び現像し、ラインアンドスペース状のフォトレジストパターンを形成する工程と、
    前記フォトレジストパターンをマスクとして前記反射防止層をエッチングし、ラインアンドスペース状の反射防止層パターンを形成する工程と、
    前記フォトレジストパターン及び前記反射防止層パターンを中性層で被覆する工程と、
    前記フォトレジストパターンを前記中性層の一部とともに除去する工程と、を有し、
    前記反射防止層パターンを前記ガイドパターンとし、前記中性層の残部で構成されるパターンを前記中性パターンとする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 前記フォトレジスト層の露光を干渉露光により行う請求項2に記載のパターン形成方法。
  4. 前記ガイドパターンの膜厚が前記中性パターンの膜厚よりも大きい請求項1から3のいずれかに記載のパターン形成方法。
  5. 前記ブロック共重合体が、ポリスチレン鎖及びポリメチルメタクリレート鎖からなる請求項1から4のいずれかに記載のパターン形成方法。
  6. 前記微細パターンを形成する工程では、前記ブロック共重合体のポリメチルメタクリレート鎖を選択的に除去することにより、ポリスチレン鎖からなる微細パターンを形成する請求項5に記載のパターン形成方法。
  7. 前記ブロック共重合体を含む層の熱処理後に、前記ブロック共重合体のポリメチルメタクリレート鎖を金属酸化物化する工程をさらに有し、
    前記微細パターンを形成する工程では、前記ブロック共重合体のポリスチレン鎖を選択的に除去することにより、金属酸化物からなる微細パターンを形成する請求項5に記載のパターン形成方法。
  8. 透明基板上に金属膜又は金属膜を含む積層膜が形成された基材上に、請求項1から7のいずれかに記載のパターン形成方法により微細パターンを形成する工程と、
    前記微細パターンをマスクとして前記金属膜又は前記積層膜をエッチングする工程と、を有する偏光板の製造方法。
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