JP2019122507A - 足関節矯正用靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】矯正の必要な左右の足毎に各足関節に応じた矯正を行うことができる足関節矯正用靴下を提供する。【解決手段】靴下本体30の本体布地31よりも伸縮強度の強い難伸縮性布地4を備えた足関節矯正用靴下3を前提とし、難伸縮性布地4を、左右の足毎に矯正の必要な各足関節を引っ張って矯正するように設定する。難伸縮性布地4は、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16に生じるズレが外反足により生じているときに内果17の上方と外果18の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片41に加え、中足骨21と基節骨22との中足指節関節23のズレにより親指24が正常位置よりも上向きであるときに当該足の裏側をその親指24の付け根から外果18側に向かう引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片も備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、左右の足毎に矯正の必要な各足関節に応じた矯正を行えるようにする足関節矯正用靴下に関する。
一般に、足のトラブルの原因としては、足を構成する骨同士の間の足関節の変位などが一つの要因として挙げられる。その場合、足のトラブル自体が、人それぞれに個々に異なるものであるため、複数の足関節の個々の部位に応じた局所的な矯正によって対処することが行われている。
一例としては、靴下本体の本体布地よりも伸縮強度の強い難伸縮性布地が爪先部と踵部との間に設けられた足関節矯正用靴下を装着し、その難伸縮性布地による周方向からの引っ張り強さによって爪先部と踵部との間の広い範囲で矯正するようにしたものが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5164272号公報
ところが、前記従来のものでは、爪先部と踵部との間の広い範囲に亘って周方向から引っ張ると、爪先部と踵部との間の広い範囲に位置する複数の足関節が環状の難伸縮性布地によって均一に引っ張られてしまう。そのため、複数の足関節が個々にとって最適な方向から局部的に引っ張ることができず、各足関節に応じた矯正が行えない上、矯正の不要な他の正常な足関節にも周方向からの引っ張り強さが同様に作用して悪影響を及ぼすおそれがある。
ところで、足関節のうちの脛骨下端及び腓骨下端と距骨との足関節並びに距骨と踵骨との足関節にあっては、脛骨の中心線と距骨及び踵骨を連結する軸線とが正常な状態では直線状であるものの内外方向へ屈曲してズレが生じてしまうことがあり、これらの足関節にあっても、足関節矯正用靴下を左右の足に装着することで、当該各足関節を集中的な矯正によって対処することが行われている。
その場合、左右の足にあっては、足関節のうちの脛骨下端及び腓骨下端と距骨との足関節並びに距骨と踵骨との足関節に必ずしも同じ方向のズレが生じているとは限らず、一方の足だけにズレが発生していたり、左右の足で互いに逆方向のズレが発生していることもある。このとき、左右の足に装着される足関節矯正用靴下は、同じ方向のズレを想定して製作されているため、一方の足だけにズレが発生していたり、左右の足で互いに逆方向のズレが発生していると、矯正の不要な正常な足関節に悪影響を及ぼしたり、逆方向のズレを増長させたりするおそれがあり、両足の各足関節に応じた矯正を行うことができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、矯正の必要な左右の足毎に各足関節に応じた矯正を行うことができる足関節矯正用靴下を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、 靴下本体の本体布地よりも伸縮強度の強い難伸縮性布地を備えた足関節矯正用靴下を前提とする。更に、前記難伸縮性布地を、左右の足毎に矯正の必要な各足関節を引っ張って矯正するように設定している。そして、前記難伸縮性布地は、前記左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び腓骨下端と距骨との足関節並びに前記距骨と踵骨との足関節に生じるズレをその方向に応じて前記脛骨下端の内果の下方と前記腓骨下端の外果の上方との間または前記脛骨下端の内果の上方と前記腓骨下端の外果の下方との間において前記踵骨の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片を備えることを特徴としている。
また、前記難伸縮性布地は、前記左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び前記腓骨下端と距骨との足関節並びに前記距骨と踵骨との足関節のズレが外反足により生じているときに前記脛骨下端の内果の上方と前記腓骨下端の外果の下方との間において前記踵骨の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片を備えることがこのましい。
これに対し、前記難伸縮性布地は、前記左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び前記腓骨下端と距骨との足関節並びに前記距骨と踵骨との足関節のズレが内反足により生じているときに前記脛骨下端の内果の下方と前記腓骨下端の外果の上方との間において前記踵骨の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片を備えることがこのましい。
また、前記難伸縮性布地は、前記左右の足の中足骨と基節骨との中足指節関節のズレにより親指が正常位置よりも上向きであるときに当該足の裏側をその親指の付け根から前記外果側に向かう引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片も備えることがこのましい。
これに対し、前記難伸縮性布地は、前記左右の足の中足骨と基節骨との中足指節関節のズレにより親指が正常位置よりも下向きであるときに当該足の甲側をその親指の付け根から前記外果側に向かう引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片も備えることがこのましい。
以上、要するに、靴下本体の本体布地よりも伸縮強度の強い難伸縮性布地を、左右の足毎に矯正の必要な各足関節を引っ張って矯正するように設定しているので、矯正の必要な左右の足毎に矯正の必要な各足関節に応じた矯正が行える。
その場合、難伸縮性布地は、左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び腓骨下端と距骨との足関節並びに距骨と踵骨との足関節に生じるズレをその方向に応じて脛骨下端の内果の下方と腓骨下端の外果の上方との間または脛骨下端の内果の上方と腓骨下端の外果の下方との間において踵骨の下側を回した引っ張り強さによって矯正する難伸縮性布地片を備えることで、踵骨の下側を回した難伸縮性布地片の引っ張り強さによって左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び腓骨下端と距骨との足関節並びに距骨と踵骨との足関節に生じるズレを矯正でき、矯正の必要な左右の足毎に矯正の必要な各足関節に応じた矯正を行うことができる。
また、左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び腓骨下端と距骨との足関節並びに距骨と踵骨との足関節のズレが外反足により生じているときに脛骨下端の内果の上方と腓骨下端の外果の下方との間において踵骨の下側を回した難伸縮性布地片の引っ張り強さによって矯正することで、脛骨下端の内果の上方まで延びる難伸縮性布地片の引っ張り強さによって腓骨下端の外果の下方が内果側へ引き寄せられ、外反足によるズレを適正に矯正することができる。
これに対し、左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び腓骨下端と距骨との足関節並びに距骨と踵骨との足関節のズレが内反足により生じているときに脛骨下端の内果の下方と腓骨下端の外果の上方との間において踵骨の下側を回した難伸縮性布地片の引っ張り強さによって矯正することで、腓骨下端の外果の上方まで延びる難伸縮性布地片の引っ張り強さによって脛骨下端の内果の下方が外果側へ引き寄せられ、内反足によるズレを適正に矯正することができる。
また、親指が正常位置よりも上向きとなるような左右の足の中足指節関節のズレを当該足の裏側をその親指の付け根から外果側に向かう難伸縮性布地片の引っ張り強さによって矯正することで、ハイヒールを履く女性にありがちな正常位置よりも上向きとなる左右の足の親指も、その足の裏側を親指の付け根から外果側に向かう難伸縮性布地片の引っ張り強さによって適正に矯正することができる。
これに対し、親指が正常位置よりも下向きとなるような左右の足の中足指節関節のズレを当該足の甲側をその親指の付け根から外果側に向かう難伸縮性布地片の引っ張り強さによって矯正することで、接地面に足を踏み付ける運動選手などにありがちな正常位置よりも下向きとなる左右の足の親指も、その足の甲側を親指の付け根から外果側に向かう難伸縮性布地片の引っ張り強さによって適正に矯正することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る足関節矯正用靴下を複数の足関節が透視された外反足の左足に装着した状態で踵側から見た背面図である。 複数の足関節が透視された正常な左足に普通の靴下を装着した状態で踵側から見た背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る足関節矯正用靴下を複数の足関節が透視された内反足の左足に装着した状態で踵側から見た背面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る足関節矯正用靴下を外反足でかつ足の親指が正常位置よりも上向きとなる左足に複数の足関節が透視された状態で装着した斜視図である。 図4の足関節矯正用靴下を左足に装着した状態で足の裏側から見た底面図である。 第3の実施の形態の変形例に係る足関節矯正用靴下を内反足でかつ足の親指が正常位置よりも上向きとなる左足に複数の足関節が透視された状態で装着した斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る足関節矯正用靴下を外反足でかつ足の親指が正常位置よりも下向きとなる左足に複数の足関節が透視された状態で装着した斜視図である。 図7の足関節矯正用靴下を左足に装着した状態で足の甲側から見た平面図である。 第4の実施の形態の変形例に係る足関節矯正用靴下を内反足でかつ足の親指が正常位置よりも下向きとなる左足に複数の足関節が透視された状態で装着した斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る足関節矯正用靴下を複数の足関節が透視された外反足の左足に装着した状態で踵側から見た背面図、図2は複数の足関節が透視された正常な左足に普通の靴下を装着した状態で踵側から見た背面図をそれぞれ示している。
図1に示すように、左足Lの足関節のうち、脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16には、外反足によるズレが生じている。一方、図2に示すように、別人にあっては、その左足Lの足関節のうち、脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16には、外反足によるズレが生じておらず正常である。
具体的には、脛骨11の中心軸を通る軸線mと距骨13及び踵骨15を連結する軸線nとが、図1に示す正常な足関節14,16では直線状に繋がっているのに対し、内果17と腓骨12下端の外果18とを繋ぐ線分g上において脛骨11下端の内果17を内方に位置付けるように屈曲することで、図1に示す脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16に生じる外反足によるズレが発生している。
そこで、左足Lに装着する足関節矯正用靴下3には、靴下本体30の本体布地31よりも伸縮強度の強い難伸縮性布地4が設けられている。本体布地31は、図示しないが、表糸(例えば166デニールの綿アクリル混紡糸)と、芯糸(例えば260デニールのポリウレタンゴムの糸)及び2本のカバーリング糸(75デニールのポリエステル糸)よりなる裏糸とで編成されている。この靴下本体30の爪先部分は、5本の足指をまとめて包み込んで閉じる有端筒状に編成されている。
一方、難伸縮性布地4は、図示しないが、表糸(140デニールのナイロン糸)と、芯糸(例えば260デニールのポリウレタンゴムの糸)及び2本のカバーリング糸(75デニールのポリエステル糸)よりなる裏糸とで編成されている。
難伸縮性布地4は、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16に生じる外反足によるズレを脛骨11下端の内果17の上方と腓骨12下端の外果18の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片41を備えている。この難伸縮性布地片41は、幅20mm〜25mmに設定され、本体布地31の厚みの内方に一体的に縫い付けられている。
これに対し、別人の左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16は、外反足によるズレが生じておらず正常であることから、靴下本体50の本体布地51に難伸縮性布地片41を備えない通常の靴下5が装着される。この場合、通常の靴下5は、靴下本体30の本体布地31に難伸縮性布地片41を設けた足関節矯正用靴下3と見かけ上において一致するように編成され、図1に示す如く左足Lの各関節14,16に外反足によるズレが生じ、かつ右足の各関節に外反足によるズレが生じておらず正常である場合に装着した左足の足関節矯正用靴下3と右足の靴下5とが見かけ上において一致するようにしている。
したがって、本実施の形態では、靴下本体30の本体布地31よりも伸縮強度の強い難伸縮性布地片41が、左右の足毎に矯正の必要な各足関節を引っ張って矯正するように設定され、矯正の必要な左右の足毎に矯正の必要な各足関節14,16に応じた矯正が行える。
その場合、左足Lの足関節のうちの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16のズレが外反足により生じているときに脛骨11下端の内果17の上方と腓骨12下端の外果18の下方との間において踵骨15の下側を回した帯状の難伸縮性布地片41の引っ張り強さによって矯正されるので、脛骨11下端の内果17の上方まで延びる難伸縮性布地片41の引っ張り強さによって腓骨12下端の外果18の下方が内果17側へ引き寄せられ、外反足によるズレを適正に矯正することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態では、難伸縮性布地の位置を各足関節のズレの方向に応じて変更している。なお、難伸縮性布地の位置を除くその他の構成は、前記第1の実施の形態と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。図3は本発明の第2の実施の形態に係る足関節矯正用靴下を複数の足関節が透視された内反足の左足に装着した状態で踵側から見た背面図を示している。
すなわち、本実施の形態では、図3に示すように、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16には、内反足によるズレが生じている。つまり、脛骨11の中心軸を通る軸線mと距骨13及び踵骨15を連結する軸線nとが、内果17と腓骨12下端の外果18とを繋ぐ線分g上において腓骨12下端の外果18を外方に位置付けるように屈曲することで、図3に示す脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16に生じる内反足によるズレが発生している。
かかる点から、難伸縮性布地4は、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16に生じる内反足によるズレを腓骨12下端の外果18の上方と脛骨11下端の内果17の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片42を備えている。この難伸縮性布地片42も、幅20mm〜25mmに設定され、本体布地31の厚みの内方に一体的に縫い付けられている。
したがって、本実施の形態では、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16のズレが内反足により生じているときに脛骨11下端の内果17の下方と腓骨12下端の外果18の上方との間において踵骨15の下側を回した難伸縮性布地片42の引っ張り強さによって矯正されているので、腓骨12下端の外果18の上方まで延びる難伸縮性布地片42の引っ張り強さによって脛骨11下端の内果17の下方が外果18側へ引き寄せられ、内反足によるズレを適正に矯正することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態では、難伸縮性布地の位置を各足関節のズレの方向に応じて変更している。なお、難伸縮性布地の位置を除くその他の構成は、前記第1の実施の形態と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。図4は本発明の第3の実施の形態に係る足関節矯正用靴下を外反足でかつ足の親指が正常位置よりも上向きとなる左足に複数の足関節が透視された状態で装着した斜視図、図5は図4の足関節矯正用靴下を左足に装着した状態で足の裏側から見た底面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図4に示すように、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16には、外反足によるズレが生じている。かかる点から、難伸縮性布地4は、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16に生じる外反足によるズレを脛骨11下端の内果17の上方と腓骨12下端の外果18の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片41を備えている。
また、左足Lの親指24は、ハイヒールを履く女性にありがちなように、左足Lの中足骨21と基節骨22との中足指節関節23のズレによって正常位置(足裏を接地したときに親指24が接地する状態)よりも上向いて非接地状態となっている。かかる点から、図5にも示すように、親指24が正常位置よりも上向きとなるような中足指節関節23のズレを、左足Lの裏側をその親指24の付け根から外果18側に向かう引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片43も、難伸縮性布地4に備えている。この難伸縮性布地片43も、幅20mm〜25mmに、長さ100mm〜120mmにそれぞれ設定され、本体布地31の厚みの内方に一体的に縫い付けられている。
したがって、本実施の形態では、脛骨11下端の内果17の上方まで延びる難伸縮性布地片41の引っ張り強さによって腓骨12下端の外果18の下方を内果17側へ引き寄せて、外反足によるズレを適正に矯正することができる。これに加えて、親指24が正常位置よりも上向きにあるような左足Lの中足指節関節23のズレが当該左足Lの裏側をその親指24の付け根から外果18側に向かう難伸縮性布地片43の引っ張り強さによって矯正されるので、ハイヒールを履く女性にありがちな正常位置よりも上向きとなる左右の足の親指24も、その左足Lの裏側を親指24の付け根から外果18側に向かう難伸縮性布地片43の引っ張り強さによって適正に矯正することができる。
なお、本実施の形態では、難伸縮性布地4に、外反足によるズレを脛骨11下端の内果17の上方と腓骨12下端の外果18の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片41を設けたが、図6に示すように、左足Lの足関節のうちの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16のズレが内反足により生じ、かつ親指24が正常位置よりも上向きにあるような左足Lの中足指節関節23のズレが生じているときに、難伸縮性布地4に、内反足によるズレを腓骨12下端の外果18の上方と脛骨11下端の内果17の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片42に加え、左足Lの裏側をその親指24の付け根から外果18側に向かう引っ張り強さによって親指24が正常位置よりも上向きとなるような中足指節関節23のズレを矯正する難伸縮性布地片43も設けていてもよい。
次に、本発明の第4の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態では、難伸縮性布地の位置を各足関節のズレの方向に応じて変更している。なお、難伸縮性布地の位置を除くその他の構成は、前記第1の実施の形態と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。図7は本発明の第4の実施の形態に係る足関節矯正用靴下を外反足でかつ足の親指が正常位置よりも下向きとなる左足に複数の足関節が透視された状態で装着した斜視図、図8は図7の足関節矯正用靴下を左足に装着した状態で足の甲側から見た平面図をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態では、図7に示すように、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16には、外反足によるズレが生じている。かかる点から、難伸縮性布地4は、左足Lの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16に生じる外反足によるズレを脛骨11下端の内果17の上方と腓骨12下端の外果18の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片41を備えている。
また、左足Lの親指24は、接地面に足を踏み付ける運動選手などにありがちなように、左足Lの中足骨21と基節骨22との中足指節関節23のズレによって正常位置(足裏を接地したときに親指24が接地する状態)よりも下向いている。かかる点から、図8にも示すように、親指24が正常位置よりも下向きとなるような中足指節関節23のズレを、左足Lの甲側をその親指24の付け根から外果18側に向かう引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片44も、難伸縮性布地4に備えている。この難伸縮性布地片44も、幅20mm〜25mm、長さ100mm〜120mmにそれぞれ設定され、本体布地31の厚みの内方に一体的に縫い付けられている。
したがって、本実施の形態では、脛骨11下端の内果17の上方まで延びる難伸縮性布地片41の引っ張り強さによって腓骨12下端の外果18の下方を内果17側へ引き寄せて、外反足によるズレを適正に矯正することができる。これに加えて、親指24が正常位置よりも下向きにあるような左足Lの中足指節関節23のズレが当該左足Lの甲側をその親指24の付け根から外果18側に向かう難伸縮性布地片44の引っ張り強さによって矯正されるので、接地面に足を踏み付ける運動選手などにありがちな正常位置よりも下向きとなる左足Lの親指24も、その左足Lの甲側を親指24の付け根から外果18側に向かう難伸縮性布地片44の引っ張り強さによって適正に矯正することができる。
なお、本実施の形態では、難伸縮性布地4に、外反足によるズレを脛骨11下端の内果17の上方と腓骨12下端の外果18の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片41を設けたが、図9に示すように、左足Lの足関節のうちの脛骨11下端及び腓骨12下端と距骨13との足関節14並びに距骨13と踵骨15との足関節16のズレが内反足により生じ、かつ親指24が正常位置よりも下向きにあるような左足Lの中足指節関節23のズレが生じているときに、難伸縮性布地4に、内反足によるズレを腓骨12下端の外果18の上方と脛骨11下端の内果17の下方との間において踵骨15の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片42に加え、左足Lの甲側をその親指24の付け根から外果18側に向かう引っ張り強さによって親指24が正常位置よりも下向きとなるような中足指節関節23のズレを矯正する難伸縮性布地片44も設けていてもよい。
また、前記各実施の形態では、難伸縮性布地4の各難伸縮性布地片41〜44を本体布地31の厚みの内方に一体的に縫い付けたが、難伸縮性布地の各難伸縮性布地片が本体布地の表面または裏面に対し縫製や編み込みなどによって取り付けられていてもよい。しかも、各難伸縮性布地片を既存の靴下の本体布地の表面または裏面に対し縫製や編み込みなどによって取り付けることで、足関節矯正用靴下を構成することもできる。
また、前記各実施の形態では、左足Lについてのみ述べたが、右足についても各足関節や中足指節関節のズレに応じて同様に難伸縮性布地片が個別に設けられていてもよい。この場合、左右の足に装着される足関節矯正用靴下の各難伸縮性布地片は必ずしも同じではなく、各難伸縮性布地片は左右の足の各足関節や中足指節関節のズレに応じたものが足関節矯正用靴下の本体布地にそれぞれ個別に備えられる。
また、前記実施の形態では、難伸縮性布地片41〜44の幅をそれぞれ20mm〜25mmに設定したが、これに限定されるものではなく、性別や足関節及び中足指節関節のズレ具合に応じて難伸縮性布地片の幅を適宜変更して難伸縮性布地片の引っ張り強さが変更されるようにしてもよい。
更に、前記各実施の形態では、靴下本体30の爪先部分を、5本の足指をまとめて包み込んで閉じる有端筒状に編成したが、5本の足指をそれぞれ個別に包み込んで閉じる各足指毎に個別の有端筒状に編成することで、5本の指が自由に動くようにした足関節矯正用靴下であってもよい。
11 脛骨
12 腓骨
13 距骨
14 足関節
15 踵骨
16 足関節
17 内果
18 外果
21 中足骨
22 基節骨
23 中足指節関節
24 親指
3 足関節矯正用靴下
30 靴下本体
31 本体布地
4 難伸縮性布地
41〜44 難伸縮性布地片
L 左足(足)

Claims (5)

  1. 靴下本体の本体布地よりも伸縮強度の強い難伸縮性布地を備えた足関節矯正用靴下であって、
    前記難伸縮性布地は、左右の足毎に矯正の必要な各足関節を引っ張って矯正するように設定されており、
    前記難伸縮性布地は、
    前記左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び腓骨下端と距骨との足関節並びに前記距骨と踵骨との足関節に生じるズレをその方向に応じて前記脛骨下端の内果の下方と前記腓骨下端の外果の上方との間または前記脛骨下端の内果の上方と前記腓骨下端の外果の下方との間において前記踵骨の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片を備えていることを特徴とする足関節矯正用靴下。
  2. 前記難伸縮性布地は、前記左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び前記腓骨下端と距骨との足関節並びに前記距骨と踵骨との足関節のズレが外反足により生じているときに前記脛骨下端の内果の上方と前記腓骨下端の外果の下方との間において前記踵骨の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片を備えている請求項1に記載の足関節矯正用靴下。
  3. 前記難伸縮性布地は、前記左右の足の足関節のうちの脛骨下端及び前記腓骨下端と距骨との足関節並びに前記距骨と踵骨との足関節のズレが内反足により生じているときに前記脛骨下端の内果の下方と前記腓骨下端の外果の上方との間において前記踵骨の下側を回した引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片を備えている請求項1に記載の足関節矯正用靴下。
  4. 前記難伸縮性布地は、前記左右の足の中足骨と基節骨との中足指節関節のズレにより親指が正常位置よりも上向きであるときに当該足の裏側をその親指の付け根から前記外果側に向かう引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地片も備えている請求項2又は請求項3に記載の足関節矯正用靴下。
  5. 前記難伸縮性布地は、前記左右の足の中足骨と基節骨との中足指節関節のズレにより親指が正常位置よりも下向きであるときに当該足の甲側をその親指の付け根から前記外果側に向かう引っ張り強さによって矯正する帯状の難伸縮性布地も備えている請求項2又は請求項3に記載の足関節矯正用靴下。
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