JP2019121500A - 円筒形二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】極板や電極群の形状のばらつきを抑制し、充放電反応をより均一に行うことで、急速充電を伴う充放電サイクル特性の向上した円筒形二次電池を提供する。【解決手段】電池は開口を有する有底円筒形の電池ケースと、前記電池ケースに収容された電極群およびリチウムイオン伝導性を有する非水電解質と、前記電池ケースの前記開口を塞ぐ封口部材とを具備する。前記電極群は、正極と、負極12と、前記正極および前記負極の間に介在するセパレータとを備え、前記正極と前記負極とが、前記セパレータを介して捲回されることにより形成されている。前記負極は、負極集電体121と、前記負極集電体の少なくとも一方の主面に保持された負極活物質層122とを備え、前記負極集電体は、前記負極活物質層を保持しない露出部を有する。前記露出部の総面積Aの、前記負極集電体の両方の主面の総面積Sに対する比(=A/S)は、0.1≦A/S≦0.5を充足する。【選択図】図3

Description

本発明は、捲回式の電極群を含む円筒形二次電池に関する。
電池を用いた機器の応用範囲は拡大している。特に、リチウムイオン二次電池は軽量、高容量、および高出力であるため、ノート型パソコン、携帯電話、その他の携帯型電子機器の駆動用電源として広く用いられている。
高容量のリチウムイオン二次電池では、一般に、正極と負極とをセパレータを介した状態で捲回した捲回式電極群が採用されている(特許文献1〜3)。リチウムイオン二次電池の負極活物質には、例えば、リチウムを可逆的に吸蔵および放出する材料、リチウムと可逆的に合金化する材料などが用いられる。
国際公開第2014/132660号パンフレット 特開2014−102889号公報 特開2006−269374号公報
リチウムイオン二次電池では、充電時に負極活物質にリチウムが吸蔵(または合金化)され、放電時に負極活物質からリチウムイオンが放出(または脱合金化)される。急速充電時には、負極活物質に大量のリチウムが吸蔵される(または合金化する)ことになるため、負極においてリチウムが析出し易くなる。
本発明の一局面は、開口を有する有底円筒形の電池ケースと、
前記電池ケースに収容された電極群およびリチウムイオン伝導性を有する非水電解質と、
前記電池ケースの前記開口を塞ぐ封口部材と、を具備し、
前記電極群は、正極と、負極と、前記正極および前記負極の間に介在するセパレータと、を備え、前記正極と前記負極とが、前記セパレータを介して捲回されることにより形成されており、
前記負極は、負極集電体と、前記負極集電体の少なくとも一方の主面に保持された負極活物質層と、を備え、前記負極集電体は、前記負極活物質層を保持しない露出部を有し、
前記露出部の総面積Aの、前記負極集電体の両方の主面の総面積Sに対する比(=A/S)は、0.1≦A/S≦0.5を充足する、円筒形二次電池に関する。
本発明の上記局面によれば、捲回式電極群を備える円筒形二次電池において、急速充電を伴う充放電のサイクル特性を向上できる。
本発明の一実施形態に係る円筒形二次電池に用いられる正極の一例を概略的に示す平面図(a)およびそのIb−Ib線による矢示断面図(b)である。 本発明の一実施形態に係る円筒形二次電池に用いられる負極を概略的に示す平面図(a)およびそのIIb−IIb線による矢示断面図である。 図2(a)のIII−III線による矢示断面図である。 本発明の一実施形態に係る円筒形二次電池に用いられる電極群の捲回前の構成を概略的に示す平面図である。 図4の電極群を捲回して形成される捲回式電極群を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る円筒形二次電池(ピン形の円筒形二次電池)の概略縦断面図である。
本発明の一局面に係る円筒形二次電池は、開口を有する有底円筒形の電池ケースと、電池ケースに収容された電極群およびリチウムイオン伝導性を有する非水電解質と、電池ケースの開口を塞ぐ封口部材と、を具備する。電極群は、正極と、負極と、正極および負極の間に介在するセパレータと、を備えており、正極と負極とが、セパレータを介して捲回されることにより形成される捲回式電極群(以下、単に電極群と称す場合がある。)である。つまり、上記局面に係る円筒形二次電池は、円筒形のリチウムイオン二次電池である。上記の負極は、負極集電体と、負極集電体の少なくとも一方の主面に保持された負極活物質層と、を備え、負極集電体は、負極活物質層を保持しない露出部を有する。そして、露出部の総面積Aの、負極集電体の両方の主面の総面積Sに対する比(=A/S)は、0.1≦A/S≦0.5を充足する。
一般に、リチウムイオン二次電池では、急速充電時には、多量のリチウムイオンが短時間で負極活物質に供給されることになるが、負極活物質へのリチウムイオンの吸蔵または合金化が追いつかずに、負極上にリチウムが析出し易くなる。円筒形リチウムイオン二次電池の捲回式電極群では、特に、電極群の内周側および外周側で、負極におけるリチウムの析出が顕著になる。これは、電極群の内周側では、曲率が大きいため、捲回時に極板の歪みや座屈などの変形が生じ易いことに加え、充放電時の活物質の膨張収縮に伴う応力による変形などにより、極板や電極群の形状のばらつきが多くなることで、正極と負極との対向関係にずれが生じたりするためである。また、電極群の外周側には、リードが配置されることが多いため、リードの存在により充放電反応が不均一になり易い。これらの観点から、電極群の外周側でも、正極と負極との対向関係にずれが生じ易い。よって、特に、電極群の内周側および外周側では、充放電反応が不均一に起こり易くなり、負極に局所的に多量のリチウムイオンが供給される部分ができるため、この部分ではリチウムの析出が顕著になる。
本発明の上記局面によれば、負極が備える負極集電体の露出部の総面積Aと負極集電体の総面積Sとの比(=A/S)を0.1≦A/S≦0.5とする。このように所定の面積比で負極集電体の露出部を設けることにより、捲回式電極群において、捲回時に極板に歪みや座屈などの変形が生じることを低減できるとともに、充放電時の活物質の膨張収縮に伴う応力を緩和することができる。これにより、極板や電極群の形状のばらつきを抑制できるため、充放電反応をより均一に行うことができ、急速充電時の局所的なリチウムの析出を抑制できる。よって、急速充電を伴う充放電のサイクル特性を向上できる。
露出部の総面積Aとは、負極の双方の主面において、負極集電体が露出している領域の面積の合計を意味する。なお、負極集電体が露出している領域とは、負極活物質層が配されていない領域を言う。例えば、負極集電リードが負極集電体の露出部に配されている場合でも、負極集電体の負極集電リードによって覆われた領域も負極活物質層が配されていなければ露出部と言うものとする。
なお、急速充電とは、0.75C以上の電流(ハイレート)で行う放電である。電流値は特に限定されない。本実施形態によれば、例えば3C以上で充電を行う場合にも、サイクル特性は向上する。1Cとは、二次電池を定電流放電したとき、公称容量値に対応する容量の放電が1時間で終了する電流値である。なお、放電もハイレートで行ってよい。
負極集電体の露出部は、電極群における負極の最内周側および最外周側の少なくともいずれか一方に形成されていることが好ましい。電極群における負極の最内周側に配された露出部を第1部分と呼び、負極の最外周側に配された露出部を第2部分と呼ぶ。負極が第1部分や第2部分を有する場合、特に、電極群の内周側や外周側において、極板や電極群の形状のばらつきを抑制する効果が高まるため、内周側や外周側における急速充電時の負極へのリチウムの析出を効果的に抑制できる。
第1部分の総面積A1の、総面積Sに対する比(=A1/S)は、0.01≦A1/S≦0.2を充足することが好ましい。この場合、電極群の内周側において、極板や電極群の形状のばらつきを抑制し易くなるため、内周側における急速充電時の負極へのリチウムの析出を抑制する効果を高めることができる。
第2部分の総面積A2の、総面積Sに対する比(=A2/S)は、0.1≦A2/S≦0.4を充足することが好ましい。この場合、電極群の外周側において、極板や電極群の形状のばらつきを抑制し易くなる。そのため、外周側における急速充電時の負極へのリチウムの析出抑制効果を高めることができる。
露出部が、第1部分と第2部分とを有することが好ましい。第1部分の総面積A1の、第2部分の総面積A2に対する比(=A1/A2)は、0.1≦A1/A2≦0.4を充足することが好ましい。この場合、電極群の内周側および外周側の双方において、より高いリチウムの析出抑制効果を確保することができる。
なお、第1部分は、負極のそれぞれの主面において、電極群における負極の最内周側の端部を含む領域に存在し、最内周側の端部から連続して負極集電体が露出する部分を言う。第1部分の総面積A1とは、負極の双方の主面における第1部分の合計面積である。第2部分は、負極のそれぞれの主面において、電極群における負極の最外周側の端部を含む領域に存在し、最外周側の端部から連続して負極集電体が露出する部分を言う。第2部分の総面積A2とは、負極の双方の主面における第2部分の合計面積である。
以下に、円筒形二次電池の構成要素について具体的に説明する。
(負極)
負極は、負極集電体と、負極集電体の少なくとも一方の主面に保持された負極活物質層と、を含む。負極集電体は、負極活物質層を保持しない露出部を有する。
本発明の上記局面では、露出部の総面積Aの、負極集電体の両方の主面の総面積Sに対する比(=A/S)を調節することで、急速充電時の負極へのリチウムの析出を抑制できる。A/S比は、0.1以上であり、0.2以上または0.3以上であってもよい。A/S比は、0.5以下であり、0.4以下であってもよい。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。A/S比がこのような範囲であることで、高容量を確保しながらも、急速充電時の負極へのリチウムの析出を抑制できるため、急速充電を含む充放電のサイクル特性を向上できる。
A/S比が上記の範囲であれば、負極における負極集電体の露出部の位置は特に制限されないが、電極群の内周側や外周側におけるリチウムの析出抑制効果が得られ易い観点からは、電極群の内周側および/または外周側において、負極集電体が露出部を有することが好ましい。より高いリチウムの析出抑制効果を確保する観点から、負極集電体の露出部は、電極群における負極の最内周側に配された第1部分および/または負極の最外周側に配された第2部分を有することが特に好ましい。
第1部分の総面積A1の、総面積Sに対する比(=A1/S)は、例えば、0.01以上であり、0.05以上または0.06以上であってもよい。A1/S比は、例えば、0.2以下(好ましくは0.20以下)であり、0.15以下または0.10以下であることが好ましい。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。A1/S比がこのような範囲である場合、電極群の内周側における急速充電時の負極へのリチウムの析出をさらに抑制することができる。
第2部分の総面積A2の、総面積Sに対する比(=A2/S)は、0.1以上であることが好ましく、0.2以上または0.3以上であってもよい。A2/S比は、0.4以下であることが好ましい。A2/S比がこのような範囲である場合、電極群の外周側における急速充電時の負極へのリチウムの析出をさらに抑制することができる。
露出部が、第1部分と第2部分とを備える場合、第1部分の総面積A1の、第2部分の総面積A2に対する比(=A1/A2)は、0.1以上が好ましく、0.2以上がさらに好ましい。A1/A2比は、0.4以下であることが好ましく、0.3以下であることがさらに好ましい。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。A1/A2比は、0.1以上0.3以下であってもよく、0.15以上0.25以下であってもよい。
A1/A2比がこのような範囲である場合、電極群の内周側および外周側の双方において、極板や電極群の形状のばらつきを抑制し易くなるため、負極へのリチウムの析出を抑制する効果がバランスよく発揮される。
負極集電体は、好ましくは金属箔で構成されている。金属箔の材料としては、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、または銅合金などが挙げられる。銅は抵抗が小さいため、銅を含む負極集電体を用いると、高出力が得られ易い。また、負極集電体が、アルミニウムなどのリチウムと合金化する金属元素を含む場合、負極に供給されたリチウムイオンが露出部でも合金化されるため、リチウムの析出をより効果的に抑制することができる。なお、負極集電体の材料は、負極活物質の種類に応じて選択してもよい。
負極活物質層は、負極集電体の一方の主面にのみ形成されてもよいが、高容量化の観点から、負極の少なくとも一部の領域(特に、負極の面方向において、捲回軸に垂直な方向における中心を含む領域)では、一方の主面およびその反対側の他方の主面に形成されていることが好ましい。捲回式電極群において、巻き始め(内周側)および/または巻き終わり(外周側)では、正極活物質層と負極活物質層とが対向しない状態となることを避けるため、負極活物質層は片面のみに形成されてもよい。負極集電体の対応する両方の主面に負極活物質層がない領域を形成してもよい。また、巻き始めおよび/または巻き終わりにおいて、一方の主面と他方の主面とでは、負極活物質層の端部の位置が異なっていてもよい。
負極活物質層(負極集電体の片面に形成された負極活物質層)の厚みは、20μm以上120μm以下であってもよく、35μm以上100μm以下であってもよい。負極の総厚みは、例えば、80μm以上250μm以下である。
負極活物質層に含まれる負極活物質としては、リチウムイオン二次電池で使用可能な活物質であれば特に制限なく使用できる。負極活物質としては、例えば、リチウムイオンを可逆的に吸蔵および放出可能な材料、リチウムと可逆的に合金化可能な材料が挙げられる。このような材料としては、炭素質材料、ケイ素、ケイ素化合物、スズ、スズ化合物、遷移金属化合物などが挙げられる。炭素質材料としては、例えば、黒鉛材料(天然黒鉛、人造黒鉛など)、非晶質炭素材料などが挙げられる。遷移金属化合物としては、リチウムとチタンとを含む複合酸化物(例えば、Li2TiO3、Li4Ti512などのチタン酸リチウム、TiNb27、Ti2Nb1029などのチタンニオブ複合酸化物)などが挙げられる。負極活物質は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
急速充電時のリチウムの析出を抑制する効果を高める観点からは、少なくともリチウムとチタンとを含む複合酸化物を含む負極活物質を用いることが好ましい。リチウムとチタンとを含む複合酸化物を用いると、アルミニウムを含む負極集電体を用いる場合でも、腐食が抑制され、高いサイクル特性を確保することができる。また、アルミニウムはリチウムと合金化するため、露出部におけるリチウムの析出を抑制する効果をさらに高めることもできる。
負極活物質層は、負極活物質の堆積膜であってもよく、負極活物質と、必要に応じて、結着剤、および/または増粘剤とを含む負極合剤層であってもよい。
結着剤としては、リチウムイオン二次電池で使用されるものが特に制限なく使用できる。結着剤の具体例としては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)などのフッ素樹脂;スチレン−ブタジエン系ゴム、フッ素系ゴムなどのゴム状重合体;および/またはポリアクリル酸などが挙げられる。負極活物質層中の結着剤の量は、負極活物質100質量部に対して、例えば、1質量部以上5質量部以下である。
増粘剤としては、リチウムイオン二次電池で使用される増粘剤が特に制限なく使用でき、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)またはその塩(ナトリウム塩などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩など)などのセルロースエーテルなどが挙げられる。
負極は、負極活物質および分散媒を含む負極スラリーを、露出部を残して負極集電体の表面に塗布し、乾燥し、厚み方向に圧縮することにより形成できる。負極スラリーに、結着剤および/または増粘剤を添加してもよい。分散媒としては、水、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)などの有機溶媒、およびこれらの混合溶媒などが使用できる。また、負極は、負極活物質を、露出部を残して負極集電体の表面に堆積させることにより形成してもよい。
(正極)
電極群に含まれる正極は、好ましくは、正極集電体と、正極集電体の少なくとも一方の主面に形成された正極活物質層とを有する。
正極集電体は、アルミニウム箔、および/またはアルミニウム合金箔などの金属箔であってもよい。正極集電体の厚みは特に限定されないが、電池の小型化および正極集電体の強度の観点から、10μm以上50μm以下であってもよい。
正極活物質層は、正極集電体の片面に形成されてもよいし、高容量化の観点から、両面に形成されてもよい。負極活物質層の場合と同様に、捲回式電極群において、巻き始め(内周側)および/または巻き終わり(外周側)では、正極集電体の片面のみに正極活物質層を形成してもよく、正極集電体の対応する両方の主面に正極活物質層がない領域を形成してもよい。また、巻き始めおよび/または巻き終わりにおいて、正極の双方の主面ででは、正極活物質層の端部の位置が異なっていてもよい。
正極活物質層(正極集電体の片面に形成された正極活物質層)の厚みは、20μm以上100μm以下であってもよく、30μm以上70μm以下であってもよい。正極の総厚みは、例えば、80μm以上180μm以下であってもよい。
正極活物質層は、正極活物質を含む。正極活物質としては、リチウムイオン二次電池で使用可能な材料である限り、特に限定されない。正極活物質としては、例えば、リチウム含有遷移金属酸化物、例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(LiMn24)、これらの化合物においてCo、NiまたはMnの一部を他の元素(遷移金属元素および/または典型元素など)などで置換したリチウム含有複合酸化物などが挙げられる。正極活物質は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。
電池の小型化および高エネルギー密度化の観点から、正極活物質は、リチウム含有複合酸化物であってもよい。その具体例としては、一般式:Lix1Niy1a 1-y12(1)で表される複合酸化物、および/または一般式:Lix2Niy2Coz1b 1-y2-z12(2)で表される複合酸化物などが挙げられる。
式(1)において、元素Maは、例えば、Na、Mg、Sc、Y、Mn、Fe、Co、Cu、Zn、Al、Cr、Pb、SbおよびBからなる群より選ばれる少なくとも一種である。また、x1およびy1は、例えば、それぞれ、0<x1≦1.2、0.5<y1≦1.0を充足する。なお、x1は、充放電により変化する値である。
式(2)において、元素Mbは、例えば、Mg、Ba、Al、Ti、Sr、Ca、V、Fe、Cu、Bi、Y、Zr、Mo、Tc、Ru、Ta、およびWからなる群より選ばれる少なくとも一種である。x2、y2、およびz1は、例えば、それぞれ、0<x2≦1.2(好ましくは0.9≦x2≦1.2)、0.3≦y2≦0.9、0.05≦z1≦0.5である。なお、x2は、充放電により変化する値である。また、式(2)では、0.01≦1−y2−z1≦0.3であってもよい。
正極活物質層は、正極活物質と、必要に応じて、結着剤および/または導電剤とを含む正極合材層であってもよい。結着剤としては、リチウムイオン二次電池で使用されるものが特に制限なく使用できる。結着剤としては、負極活物質層について例示したものから選択してもよい。正極活物質層中の結着剤の量は、正極活物質100質量部に対して、例えば、1質量部以上5質量部以下である。
導電剤としては、リチウムイオン二次電池で使用されるものが特に制限なく使用できる。導電剤の具体例としては、グラファイト、カーボンブラック、炭素繊維などの炭素質材料;金属繊維;および/または導電性を有する有機材料などが挙げられる。導電剤を用いる場合、正極活物質層中の導電剤の量は、正極活物質100質量部に対して、例えば、0.5質量部以上5質量部以下である。
正極は、負極の場合と同様に、正極スラリーを用いて形成できる。正極スラリーは、正極活物質と分散媒とを含み、必要に応じて、さらに結着剤および/または導電剤を含んでもよい。分散媒としては、負極について例示したものから適宜選択できる。
(セパレータ)
セパレータとしては、リチウムイオン二次電池で使用されるセパレータが特に制限なく使用でき、例えば、微多孔膜、織布、および/または不織布が挙げられる。セパレータは、単層でもよく、複合層または多層であってもよい。セパレータは、一種の材料を含んでもよく、二種以上の材料を含んでもよい。
セパレータの材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂;ポリアミド樹脂;および/またはポリイミド樹脂などの樹脂材料が例示できる。耐久性に優れるとともに、一定の温度に上昇すると孔が閉塞する、いわゆるシャットダウン機能を有する点で、セパレータは、ポリオレフィン樹脂を含む微多孔膜であってもよい。
セパレータの厚みは特に限定されず、例えば、5μm以上300μm以下の範囲から適宜選択できる。微多孔膜の厚みは、例えば、5μm以上50μm以下である。不織布の厚みは、例えば、50μm以上300μm以下である。
(捲回式電極群)
捲回式電極群は、正極と負極との間にセパレータを介在させて、巻芯を用いて、捲回した後、巻芯を抜き取ることにより形成される。巻芯は、円柱状であり、このような巻芯の周囲に正極と負極とを間にセパレータを介在させた状態で巻き付けていくことで、円筒状の電極群が得られる。なお、円筒状の電極群には、円筒が部分的に屈曲した形状、円筒の直径方向にわずかにつぶれた形状などの、円筒状に類似する形状も含まれる。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る捲回式電極群についてより詳細に説明する。本実施形態の電極群の最外周には、負極集電体、および/または、負極集電体に貼付された固定用絶縁テープが配置されている。
図1は、正極の一例を概略的に示す平面図(a)およびそのIb−Ib線による矢示断面図(b)である。正極11は、正極集電体111と、正極集電体111の両面に形成された正極活物質層112とを具備する。正極集電体111は矩形であり、本実施形態の場合、図1のY方向が捲回軸方向に一致する。正極11のY方向における一端部(以下、第1端部)には、正極集電体111が露出している露出部111aが設けられている。露出部111aは、第1端部に沿って帯状に設けられる。露出部111aには、短冊状の正極集電リード60の一端部が接続されている。
一方、正極11のY方向における他端部(以下、第2端部)には、正極集電体111が露出しておらず、第2端部の端面111bを除き、両面の全面に正極活物質層112が形成されている。また、正極集電体111の図1のX方向における両端部も、それらの端面および露出部111aに対応する部分を除き、両方の全面が正極活物質層112で覆われている。なお、「端面」とは、例えば集電体を裁断するときに形成される、厚さ方向の断面である。
正極集電体111のY方向における幅W111および露出部111aのY方向における幅W111aは、それぞれ、電池ケースの長さまたは電池容量に応じて選択すればよい。
図2は、負極を概略的に示す平面図(a)およびそのIIb−IIb線による矢示断面図である。図3は、図2(a)のIII−III線による矢示断面図である。負極12は、負極集電体121と、負極集電体121の一方の主面12Xおよび他方の主面12Yの一部に形成された負極活物質層122とを具備する。負極集電体121は、X方向の長さが正極集電体111よりも大きく設定された矩形である。
負極12のX方向における一方の端部(以下、第1端部)には、負極集電体121が露出する露出部121bが帯状に設けられている。露出部121bは、負極12の双方の主面に設けられている。図示例では、露出部121bは、捲回式電極群の負極の最内周側に配置される。つまり、露出部121bは第1部分に相当する。図示例のように、露出部121bの面積は、負極12の双方の主面において異なっていてもよい。例えば、図示例のように、双方の主面のうち、捲回したときに内側に位置する主面(図3では下側の主面)における露出部121bは、外側に位置する主面(図3では上側の主面)における露出部121bより小さくてもよい。
負極12のX方向における他方の端部(以下、第2端部)には、負極集電体121が露出する露出部121aが、第2端部に沿って帯状に設けられている。露出部121aは、負極12の双方の主面に設けられている。図示例では、露出部121aは、捲回式電極群の外周側に配置される。つまり、露出部121aは、第2部分に相当する。露出部121aには、短冊状の負極集電リード70の一端部が溶接により接続されている。また、露出部121aには、負極集電リード70との接続部分を覆うように、固定用絶縁テープ14が配置されている。固定用絶縁テープ14は、捲回後の電極群の最外周を固定する。図3では、固定用絶縁テープ14を省略している。
負極12の一方の主面(捲回したときに外側になる主面)側において、露出部121aのX方向における幅W121aは、電極群の最外周を少なくとも1周覆うことができる範囲であることが好ましい。例えば、幅W121aは、負極集電体121のX方向における幅W121の10%〜50%である。負極12の他方の主面(捲回したときに内側になる主面)側において、露出部121bのX方向における幅W121bは、電極群10の内周側において、0.3周〜2周程度、捲回できる範囲であることが好ましい。例えば、幅W121bは、幅W121の3%〜10%である。
図示例において、負極12の双方の主面のY方向における両端部は、各端部の端面121c、121d、露出部121aおよび121bに対応する部分を除き、負極活物質層122で覆われている。
図4は、捲回前の電極群の構成を概略的に示す平面図である。図5は、図4に示した電極群を捲回して形成された捲回式電極群の構成を概略的に示す断面図である。図5では、捲回式電極群10を捲回軸に垂直な方向に切断したときの断面が示されている。また、図5では、便宜的に、正極集電リード60および負極集電リード70を省略している。
図4の例では、セパレータ13の右側かつ一方の主面13X側に負極12が配置され、セパレータ13の左側かつ他方の主面13Y側に正極11が配置されている。このように配置される正極11、セパレータ13および負極12の積層体を、巻芯200を中心として捲回することにより、図5に示すような捲回式電極群10が形成される。
正極活物質層112の捲回軸方向における幅W112は、負極活物質層122の捲回軸方向における幅W122より僅かに小さく、捲回すると、正極活物質層112は完全に負極活物質層122に重複する。セパレータ13の捲回軸方向における両端部は、正極11および負極12の対応する端部よりも突出している。
電極群の外周側になる負極12において、負極集電体121の露出部121aの少なくとも一部は、セパレータ13から張り出している。この張り出した部分は、捲回式電極群10を電池ケース内に収容したときには、固定用絶縁テープ14を介して電池ケースの側壁内面と対向することになる。
図示例では、電極群10における負極12の最内周側には、負極集電体121の露出部(第1部分)121bが配置され、最外周側に露出部(第2部分)121aが配置されている。露出部は、電極群10における負極12の最内周側および最外周側以外には形成されていない。そのため、図示例では、第1部分121bの総面積A1と第2部分121aの総面積A2の合計が露出部の総面積Aとなる。この総面積Aの、負極12の負極集電体121の両方の主面の総面積Sに対する比を上記の範囲に調節することにより、急速充電時のリチウムの析出を抑制して、急速充電を伴う充放電のサイクル特性を向上できる。なお、負極集電リード70は、図4に示すように、第2部分121aに接続されている。
なお、電極群10の最外周には、固定用絶縁テープ14および/または負極集電体121が配置される。電池ケース20を外部正極端子として使用する場合、電極群10の最外周には正極集電体111を配置してもよい。
電極群10の中心部には、巻芯を抜いた後に形成される中空部分C(図5参照)が存在する。中空部分Cの内径は、例えば、0.7mm以上15mm以下の範囲から選択される。中空部分の内径が小さいと、電極群10の曲率(特に中空部分Cに近い内周側における曲率)が大きくなるため、上述のように充放電反応が不均一になり易く、特に急速充電時には、リチウムの析出が顕著になり易い。本実施形態によれば、中空部分Cの内径が小さい場合(例えば、2.5mm以下の場合)でも、A/S比を調節することでリチウムの析出を抑制でき、急速充電を伴う充放電のサイクル特性を向上できる。特に、ピン形電池と呼ばれる小型の円筒形二次電池では、中空部分Cの内径が小さいが、ピン形電池でも、A/S比を調節することで、急速充電を伴う充放電のサイクル特性を向上できる。
ピン形の円筒形二次電池において、中空部分Cの内径は、2.5mm以下であってもよく、2.0mm以下であってもよく、1.5mm以下であってもよく、1.0mm以下であってもよい。中空部分Cの内径は、0.7mm以上であってもよく、0.8mm以上であってもよい。これらの上限値と下限値とは任意に組み合わせることができる。
なお、中空部分Cの内径とは、捲回軸方向に垂直な断面における中空部分Cの相当円(つまり、断面における中空部分Cの面積と同じ面積を有する円)の直径を意味する。
中空部分Cは、電極群10の捲回軸に垂直な方向に切断したときの断面、あるいは、電極群10の捲回軸に垂直な方向からみたときの端面から決定できる。上記断面あるいは端面の捲回された負極12を見たとき、負極集電体121の最も内周に位置する主面に形成された負極活物質層122によって形成されている環(厳密には、一部開環している)を中空部分Cとする。
電極群10の外径は、例えば、1.0mm以上20mm以下であってもよい。ピン形の円筒形二次電池では、電極群10の外径は、6.5mm以下であってもよく、6.0mm以下であってもよく、5.0mm以下であってもよい。電極群10の外径は、1.0mm以上であってもよく、2.0mm以上であってもよい。これらの上限値と下限値とは任意に組み合わせることができる。
なお、電極群10の外径とは、捲回軸方向に垂直な断面における電極群10の相当円(つまり、断面における電極群10の面積と同じ面積を有する円)の直径を意味する。
電極群10の捲回数は、所望の容量および電極群10の直径等を考慮して適宜設定すればよい。
次に、図面を参照しながら本実施形態に係る円筒形二次電池の構成を説明する。図6は、本発明の一実施形態に係るピン形の円筒形二次電池の概略縦断面図である。
円筒形二次電池100は、開口を有する有底円筒形の電池ケース20と、電池ケース20内に収容された捲回式電極群10および非水電解質(図示せず)と、電池ケース20の開口を封口する封口部材40とを含む。
封口部材40は、ハット状であり、リング状の鍔(ブリム40a)と、ブリム40aの内周から厚み方向に突出した円柱状の端子部40bおよび40cと、を有する。封口部材40の周縁部には、ブリム40aを覆うようにリング状で絶縁性のガスケット30が配置されている。そして、電池ケース20の開口端部を、ガスケット30を介して内方に屈曲させて、封口部材40の周縁部にかしめる。これにより、電池ケース20と封口部材40とが絶縁されるとともに、電池ケース20が封口される。
電極群10の上端面(頂面)と封口部材40の底面との間には、空間が形成されている。この空間には、第1絶縁リング50Aが配置され、電極群10と封口部材40との接触を規制している。
電池ケース20の屈曲した開口端部の外表面およびその周辺のガスケット30の表面を覆うように、電気絶縁性材料で形成されたドーナツ状の第2絶縁リング50Bが配置されている。これにより、封口部材40と電池ケース20との間の外部短絡が効果的に抑制される。
電池ケース20および封口部材40の極性は任意に決定できる。つまり、電池ケース20は、外部正極端子および外部負極端子のいずれであってもよい。電池ケース20内の容積を有効利用する観点から、電池ケース20と同じ極性の電極が電極群10の最も外周部側に位置するように電極群10を形成してもよい。最も外周部側にある電極(図示例では負極12)から引き出した集電リードは、電池ケース20の内壁に接続される。図示例では、電池ケース20を負極12と接続して外部負極端子として使用し、封口部材40を正極11と接続して外部正極端子として使用する。
正極集電リード60の一端部は、正極11(例えば、図1の露出部111a)に溶接等により接続され、他端部は、第1絶縁リング50Aの中央に形成されている孔を通して、封口部材40の底面に溶接等により接続されている。つまり、正極11と、封口部材40とは、正極集電リード60を介して電気的に接続されており、封口部材40は、外部正極端子としての機能を有する。
電極群10の最も外周部側には、負極集電体121(露出部121a)が露出している。露出部121aは、電池ケース20の内側壁と対向している。露出部121aには、負極集電リード70の一端部が溶接等により接続されている。負極集電リード70の他端部は、電池ケース20の内側壁と、溶接点70aにおいて接続している。つまり、負極12と電池ケース20とは、負極集電リード70を介して電気的に接続されており、電池ケース20は、外部負極端子としての機能を有する。溶接点70aは、例えば、電極群10の上端面よりも電池ケース20の開口側の内側壁に形成される。
(電池ケース)
電池ケース20は、開口を有する有底円筒形である。電池ケース20内には、捲回式電極群10および電解液が収容される。
電池ケース20の底の厚み(最大厚み)は、0.08mm以上0.2mm以下であってもよく、0.09mm以上0.15mm以下であってもよい。電池ケース20の側壁の厚み(最大厚み)は、0.08mm以上0.2mm以下であってもよく、0.08mm以上0.15mm以下であってもよい。なお、これらの厚みは、組み立て後の円筒形二次電池100における電池ケース20の底および側壁の厚みである。
電池ケース20は、例えば金属缶である。電池ケース20を構成する材料としては、アルミニウム、アルミニウム合金(マンガン、銅などの他の金属を微量含有する合金など)、鉄、および/または鉄合金(ステンレス鋼を含む)などが例示できる。電池ケース20は、必要に応じて、めっき処理(例えば、ニッケルめっき処理など)されたものであってもよい。電池ケース20を構成する材料は、電池ケース20の極性などに応じて、適宜選択することができる。
(封口部材)
円筒形二次電池100において、電池ケース20の開口は、封口部材40により封口されている。
封口部材40の形状は、特に制限されず、円盤状、または円盤の中央部が厚み方向に突出した形状(ハット状)などが例示できる。封口部材40は、内部に空間が形成されていてもよく、空間が形成されていなくてもよい。ハット状の封口部材には、リング状のブリム(鍔)と、ブリムの内周から厚み方向の一方に突出した端子部とを有するもの、および、図示例のように、リング状のブリム40aと、ブリム40aの内周から厚み方向の両方に突出した端子部40b、40cとを有するものなどが含まれる。後者は、2枚のハットを、ブリム40a側を対向させた状態で重ねたような外形である。突出した端子部は、円柱状であってもよく、頂面(もしくは、頂面および底面)を有する円筒状であってもよい。封口部材40には、図示しない安全弁が設けられてもよい。
封口部材40を構成する材料としては、アルミニウム、アルミニウム合金(マンガン、銅などの他の金属を微量含有する合金など)、鉄、鉄合金(ステンレス鋼も含む)などが例示できる。封口部材40は、必要に応じて、めっき処理(例えば、ニッケルめっき処理など)されたものであってもよい。封口部材40を構成する材料は、封口部材40の極性などに応じて、適宜選択することができる。
封口部材40による電池ケース20の開口の封口は、公知の方法により行うことができる。封口は、溶接を利用して行ってもよいが、電池ケース20の開口と、封口部材40とをガスケット30を介してかしめ封口するのが好ましい。かしめ封口は、例えば、電池ケース20の開口端部を、ガスケット30を介して封口部材40に対して内方に屈曲させることにより行うことができる。
(集電リード)
正極集電リード60の材質としては、例えば、アルミニウム、チタン、ニッケルなどの金属、またはその合金などが挙げられる。負極集電リード70の材質としては、例えば、銅、ニッケルなどの金属、またはその合金などが挙げられる。
集電リードの形状は特に制限されず、例えば、ワイヤ状であってもよく、シート状(またはリボン状)であってもよい。電池ケース20の内側壁と接続される集電リードの幅および/または厚みは、電極群10の電池ケース20への挿入し易さおよび/または集電リードの強度を確保し、および/または電池ケース20内で集電リードが占める体積を小さくする観点から、適宜決定すればよい。リボン状の集電リードの幅は、ある程度の溶接強度を確保するとともに、省スペースである観点から、1mm以上2mm以下であってもよく、1mm以上1.5mm以下であってもよい。集電リードの強度、および電極群10の挿入し易さなどの観点から、集電リードの厚みは、0.05mm以上0.15mm以下であってもよく、0.05mm以上0.1mm以下であってもよい。
(ガスケット)
ガスケット30は、電池ケース20の開口(具体的には、開口端部)と、封口部材40(具体的には、封口部材40の周縁部)との間に介在して、両者を絶縁するとともに、円筒形二次電池100内の密閉性を確保する機能を有する。
ガスケット30の形状は特に制限されないが、封口部材40の周縁部を覆うように、リング状であることが好ましい。ガスケット30は、円盤状の封口部材を用いる場合には、円盤状の周縁をカバーするような形状であってもよく、ハット状の封口部材を用いる場合には、ブリムの周縁をカバーするような形状としてもよい。
ガスケット30を構成する材料としては、合成樹脂などの絶縁性材料が使用できる。このような絶縁性材料としては、リチウムイオン二次電池のガスケットに使用される材料が特に制限することなく挙げられる。絶縁性材料の具体例としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン;ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルコキシエチレン共重合体などのフッ素樹脂;ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミド、ポリイミド、液晶ポリマーなどが挙げられる。これらの絶縁性材料は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。ガスケット30は、必要に応じて、公知の添加剤(例えば、無機繊維などのフィラー)を含むことができる。
(非水電解質)
非水電解質は、例えば、非水溶媒と、非水溶媒に溶解した溶質(支持塩)を含む。
支持塩としては、リチウムイオン二次電池で使用される支持塩(例えば、リチウム塩)を特に制限なく使用することができる。
非水電解質における支持塩の濃度は、特に制限されず、例えば、0.5モル/L以上2モル/L以下である。
支持塩(リチウム塩)としては、例えば、フッ素含有酸のリチウム塩[ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6)、テトラフルオロ硼酸リチウム(LiBF4)など]、過塩素酸リチウム(LiClO4)、フッ素含有酸イミドのリチウム塩[リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO22)など]、フッ素含有酸メチドのリチウム塩[リチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド(LiC(CF3SO23)など]などが使用できる。これらの支持塩は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
非水溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネートなどの環状カーボネート(誘導体(置換基を有する置換体など)も含む);ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート(EMC)などの鎖状カーボネート;1,2−ジメトキシエタンなどの鎖状エーテル;テトラヒドロフラン、ジオキソランなどの環状エーテル(誘導体(置換基を有する置換体など)も含む);γ−ブチロラクトンなどのラクトン;N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミドなどのアミド;アセトニトリルなどのニトリル;ニトロメタンなどのニトロアルカン;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド;スルホランなどのスルホラン化合物などが挙げられる。これらは一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
(絶縁リング)
第1絶縁リング50Aは、電極群10の上部と封口部材40との間に配置される。
第2絶縁リング50Bは、封口部材40の周縁に配置される。
各絶縁リングとしては、リチウムイオン二次電池で使用されるものを特に制限なく使用することができる。絶縁リングの材質としては、絶縁材料であれば特に限定されず、例えば、ガスケットの材質として例示したものから適宜選択してもよい。
円筒形二次電池の外径は特に限定されず、例えば、1.0mm以上22mm以下である。ピン形の円筒形二次電池の外径は、7.0mm以下であってもよく、6.5mm以下であってもよく、5.0mm以下であってもよい。また、ピン形の円筒形二次電池100の外径は、1.0mm以上であってもよく、2.0mm以上であってもよく、3.0mm以上であってもよい。これらの下限値と上限値とは任意に組み合わせることができる。このような小さなサイズの電池では、電極群10の内周側および外周側の双方において上述のような理由で、急速充電時のリチウムの析出が顕著になる。本実施形態では、このようなサイズに小さな電池でも、A/S比を調節することで、急速充電時のリチウムの析出を抑制することができ、急速充電を含む充放電のサイクル特性を向上できる。
なお、円筒形二次電池100の外径とは、電池ケース20の最大径である。
円筒形二次電池の構成および電解液の組成などは上記の例に制限されず、公知の構成および組成を適宜選択することができる。
[実施例]
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜4および比較例1〜2)
以下の手順に従って、図6に示す円筒形電池(円筒形リチウムイオン二次電池)を作製した。
(1)正極11の作製
正極活物質としてコバルト酸リチウム100質量部、導電剤としてアセチレンブラック4質量部、および結着剤としてPVdF4質量部に、分散媒としてNMPを加えて混合することにより、正極スラリーを調製した。正極スラリーを、正極集電体としてのアルミニウム箔(厚み15μm)の両面に塗布し、乾燥後、厚み方向に圧縮することにより、正極集電体の表面に正極活物質層を備える正極11(厚み0.14mm)を作製した。正極11には、作製時に、正極の幅方向(電極群の捲回軸と平行な方向)において、正極集電体が正極活物質層を有しない領域(正極集電体の露出部)を設け、リボン状のアルミニウム製正極集電リード60(幅1.0mm、厚み0.05mm)の一端部を正極集電体111の露出部に接続した。また、正極の長さ方向(幅方向と直交する方向)の両端部には、両方の表面に正極活物質層を有さない正極集電体111の露出部を形成し、この正極集電体の露出部を覆うように絶縁性の粘着テープを貼り付けて絶縁層を形成した。
(2)負極12の作製
負極活物質として人造黒鉛粉末100質量部、結着剤としてスチレン−ブタジエンゴム1質量部、増粘剤としてCMC1質量部を混合し、得られた混合物を、脱イオン水に分散させることにより、負極スラリーを調製した。負極集電体としての銅箔(厚み10μm)の両面に、負極スラリーを塗布し、乾燥後、厚み方向に圧縮することにより、負極12(厚み0.15mm)を作製した。電極群10における負極12の最内周および最外周に相当する部分には、負極活物質層を形成せずに、負極集電体の露出部(第1部分および第2部分)121b,121aを形成した。
第1部分121bおよび第2部分121aのうち、負極12の端部側では、負極集電体121の両面が露出した状態であり、負極12の中心部側では、負極集電体121の片面が露出した状態とした。第1部分121bのうち負極集電体121の片面が露出した領域では、負極集電体121の捲回したときに内側となる主面に負極活物質層122が配され、外側となる主面を露出させた。第2部分121aのうち、負極集電体121の片面が露出した領域では、負極集電体121の捲回したときに外側となる主面に負極活物質層122が配され、内側となる主面を露出させた。負極集電体121の捲回したときに外側となる主面をA面、内側となる主面をB面とする。各例において、A/S比が表1に示す値となるように、負極集電体のサイズ、A面およびB面における第1部分および第2部分の面積を調節した。
負極集電体121のB面側の第2部分121aに、リボン状でニッケル製の負極集電リード70(幅1.5mm、厚み0.05mm)の一端部を接続した。
(3)電極群10の作製
帯状のセパレータ13を、巻芯200(直径0.8mmの円柱状)のスリット部に挟み込み、スリット部で折り曲げて二枚重ねた状態にした。捲回された状態で正極11と負極12との間にセパレータ13が介在した状態となるように、セパレータ13と、正極11と、負極12とを重ね合わせた。このとき、負極12の第1部分121bが巻芯200に近くなるように、また、正極11の正極活物質層と、負極12の負極活物質層122とが対向するように正極11および負極12を配置した。この状態で、巻芯200を中心にして、正極11、負極12およびセパレータ13を捲回することにより、捲回式電極群10を形成した。捲回を少し緩めて巻芯200を抜き取り、巻き終わりに、固定用絶縁テープ14を貼り付けることで、電極群10を固定した。
(4)非水電解質の調製
ECとEMCとを1:1の質量比で含む混合溶媒に、LiPF6を溶解させることにより、非水電解質を調製した。このとき、非水電解質中のLiPF6の濃度は1.0mol/Lとした。
(5)円筒形二次電池100の作製
(3)で得られた電極群10を、ニッケルめっき鉄板で形成された開口を有する有底円筒形の電池ケース20(外径4.6mm)に挿入し、負極集電リード70の他端部を、電池ケース20の内側壁に溶接点70aで溶接により接続した。溶接点70aは、電極群10の上端面よりも電池ケース20の開口側に位置していた。電極群10の上部に第1絶縁リング50Aを配置し、電極群10から引き出した正極集電リード60の他端部を、第1絶縁リング50Aの孔を通して、封口部材40の底面に接続した。このとき、封口部材40の周縁部には、リング状で絶縁性のガスケット30を装着しておいた。電池ケース20内に、(4)で調製した非水電解質を注液した。ニッケルめっきを施した鉄製の封口部材40を電池ケース20の開口に配し、電池ケース20の開口端部を、封口部材40の周縁部に対して、ガスケット30が介在した状態でかしめることにより封口した。
屈曲した電池ケース20の開口端部の外表面と、その周辺のガスケット30の表面とを覆うように、ブチルゴム系の絶縁性塗料を、ドーナツ状に塗布することで、第2絶縁リング50Bを形成した。
このようにして、公称容量35.0mAhの円筒形リチウムイオン二次電池100を得た。評価結果を表1に示す。電極群10の直径は3mmであり、中空部分Cの直径は、約0.9mmであった。
(実施例5〜7および比較例3〜4)
人造黒鉛粉末に代えて、負極活物質としてリチウムとチタンを含む複合酸化物を用いるとともに、負極集電体としてアルミニウム箔(厚み10μm)を用いた。これら以外は、実施例1と同様にして負極12を作製し、得られた負極12を用いて円筒形二次電池を作製した。各例において、A/S比が表2に示す値となるように、負極集電体のサイズ、A面およびB面における第1部分および第2部分の面積を調節した。
(評価)
各例で作製した6個の電池について、次の手順で、初期放電容量を測定した。なお、実施例1〜7を、a1〜a7とし、比較例1〜4を、b1〜b4とする。
電池の閉路電圧がV1に達するまでI1の定電流で充電した後、電池の閉路電圧がV2に達するまでI2の定電流で放電した。この充放電において、放電時の放電電圧をモニタリングし、放電容量を求め、6個の電池の平均値を算出した。得られた平均値を、初期放電容量(mAh)とした。充放電は20℃の環境で行った。
上記充放電を合計500回繰り返し、500回目の放電時の放電容量を上記に準じて放電電圧から求めて、6個の電池の平均値を算出した。得られた平均値の、初期放電容量に対する比率を算出して、容量維持率(%)とした。この容量維持率を、急速充電を含む充放電におけるサイクル特性の指標とする。
なお、V1、V2、I1およびI2は以下の通りとした。
V1:4.35V(a1〜a4およびb1〜b2)、2.70V(a5〜a7およびb3〜b4)
V2:3.0V(a1〜a4およびb1〜b2)、1.8V(a5〜a7およびb3〜b4)
I1:1.0C(a1〜a4およびb1〜b2)、20C(a5〜a7およびb3〜b4)
I2:1.0C(a1〜a4およびb1〜b2)、0.5C(a5〜a7およびb3〜b4)
表1および表2に実施例および比較例の結果を示す。
Figure 2019121500
Figure 2019121500
表1および表2に示されるように、A/S比が0.1〜0.5の実施例では、急速充電を含む充放電を行なった後も、高い容量維持率が得られた。これに対し、A/S比が0.1未満または0.5を超える比較例では、急速充電を含む充放電後には、容量維持率が大きく低下した。実施例で高い容量維持率が得られたのは、比較例に比べて、急速充電時のリチウムの析出が抑制されたことによるものと考えられる。
急速充電を含む充放電後により高い容量維持率を確保する観点からは、A1/S比は、0.01〜0.2が好ましい。また、A2/S比は、0.1〜0.4が好ましい。同様に、A1/A2比は、0.1〜0.4が好ましい。
本発明の上記局面に係る円筒形二次電池では、急速充電を含む充放電のサイクル特性を向上できる。よって、急速充電が必要とされるような様々な用途、例えば、各種電子機器類の電源に利用できる。特に、小型の円筒形二次電池は、小型の電源が求められる各種携帯電子機器[眼鏡(3D眼鏡など)、補聴器、スタイラスペン、ウェアラブル端末なども含む]の電源として好適に用いることができる。
10:捲回式電極群
P10:捲回前の電極群
C:中空部分
11:正極
111:正極集電体
111a:露出部
111b:第2端部の端面
112:正極活物質層
12:負極
12X:負極集電体の一方の主面
12Y:負極集電体の他方の主面
121:負極集電体
121a:第2部分
121b:第1部分
121c、121d:端面
122:負極活物質層
13:セパレータ
14:固定用絶縁テープ
100:円筒形二次電池
20:電池ケース
30:ガスケット
40:封口部材
40a:ブリム
40b、40c:端子部
50A:第1絶縁リング
50B:第2絶縁リング
60:正極集電リード
70:負極集電リード
70a:溶接点
200:巻芯

Claims (9)

  1. 開口を有する有底円筒形の電池ケースと、
    前記電池ケースに収容された電極群およびリチウムイオン伝導性を有する非水電解質と、
    前記電池ケースの前記開口を塞ぐ封口部材と、を具備し、
    前記電極群は、正極と、負極と、前記正極および前記負極の間に介在するセパレータと、を備え、前記正極と前記負極とが、前記セパレータを介して捲回されることにより形成されており、
    前記負極は、負極集電体と、前記負極集電体の少なくとも一方の主面に保持された負極活物質層と、を備え、前記負極集電体は、前記負極活物質層を保持しない露出部を有し、
    前記露出部の総面積Aの、前記負極集電体の両方の主面の総面積Sに対する比(=A/S)は、0.1≦A/S≦0.5を充足する、円筒形二次電池。
  2. 前記露出部は、第1部分を有し、
    前記第1部分は、前記電極群における前記負極の最内周側に配され、
    前記第1部分の総面積A1の、前記総面積Sに対する比(=A1/S)は、0.01≦A1/S≦0.2を充足する、請求項1に記載の円筒形二次電池。
  3. 前記露出部は、第2部分を有し、
    前記第2部分は、前記電極群における前記負極の最外周側に配され、
    前記第2部分の総面積A2の、前記総面積Sに対する比(=A2/S)は、0.1≦A2/S≦0.4を充足する、請求項1または2に記載の円筒形二次電池。
  4. 前記露出部は、第1部分と第2部分とを有し、
    前記第1部分は、前記電極群における前記負極の最内周側に配され、
    前記第2部分は、前記電極群における前記負極の最外周側に配され、
    前記第1部分の総面積A1の、前記第2部分の総面積A2に対する比(=A1/A2)は、0.1≦A1/A2≦0.4を充足する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の円筒形二次電池。
  5. 前記電極群の外径は、1.0mm以上6.5mm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の円筒形二次電池。
  6. 前記電極群は、中心部に中空部分を有し、
    前記中空部分の内径は、2.0mm以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の円筒形二次電池。
  7. 前記負極集電体は、リチウムと合金化する金属元素を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の円筒形二次電池。
  8. 前記負極集電体は、前記金属元素として、少なくともアルミニウムを含む、請求項7に記載の円筒形二次電池。
  9. 前記負極活物質層に含まれる負極活物質は、リチウムとチタンとを含む複合酸化物を少なくとも含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の円筒形二次電池。
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WO2023157470A1 (ja) * 2022-02-18 2023-08-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 円筒形非水電解質二次電池

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