JP2019121235A - 運転支援情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】安全運転を促すことが可能な運転支援情報提供システムを提供することを目的とする。【解決手段】サーバ14が、予め登録された車載器12から車両の走行情報を位置情報と共に収集して、運転する際に注意が必要な場所を示す注意マップを生成して、生成した注意マップを運転支援情報として車載器12に提供する。また、サーバ14は、車載器12から収集した走行情報に基づいて、対象車両の安全運転ランキングを生成し、安全運転ランキングを表す情報を運転支援情報として車載器12に提供する。【選択図】図2
Description
本発明は、車両の運転を支援する情報を提供する運転支援情報提供システムに関する。
特許文献1には、例えば、アクセルとブレーキの踏み込み具合、車速、方向指示の変更、ステアリング操作、燃費などの車載センサ情報からの情報を統計的に分析して、ドライバの個性を求めて携帯端末に送信することが提案されている。また、携帯端末では、ドライバの分身としてのキャラクタを育成して表示し、近くにいるキャラクタ同士で交流することが提案されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、運転者の個性に沿ってキャラクタを育成することは可能であるが、安全運転を促す点では改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、安全運転を促すことが可能な運転支援情報提供システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、予め登録された車両毎の走行情報を収集する収集部と、前記収集部によって収集された前記走行情報に基づいて、対象車両の安全運転の順位を示す順位情報を生成する生成部と、前記生成部によって生成された前記順位情報を前記対象車両に配信する配信部と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、収集部では、予め登録された車両毎の走行情報が収集される。収集部は、例えば、走行情報として、舵角、車速、加速度、ブレーキ踏力、アクセル開度等の情報を収集する。
生成部では、収集部によって収集された走行情報に基づいて、対象車両の安全運転の順位を示す順位情報が生成される。例えば、急減速、急停車、急ハンドルなどの危険回避動作が少ない順に対象車両の安全運転の順位付けを行って順位情報を生成する。
そして、配信部では、生成部によって生成された順位情報が対象車両に配信される。これにより、対象車両では、順位情報を表示することが可能となり、安全運転の順位を意識した運転となり、安全運転を促すことが可能となる。
なお、収集部が、積算距離情報及び区間距離情報の少なくとも一方の距離情報を車両毎に更に収集し、生成部が、収集部によって収集された距離情報のうち切りの良い数字を表す距離情報がある場合に、当該距離情報に対応する車両利用者を特別枠として表示するための特別枠情報を生成し、配信部が、特別枠情報を更に配信してもよい。これにより、切りが良い数字の距離情報である車両の人だけではなく、周りの人も幸せな気分にさせることが可能となる。
また、収集部が、収集部が、走行情報に対応する位置情報を更に収集し、生成部が、収集部によって収集された走行情報及び位置情報に基づいて、運転する際に注意が必要な注意場所を示す注意マップ情報を更に生成し、配信部が、注意マップ情報を更に配信してもよい。これにより、車両では、注意マップを表示することが可能となり、注意マップにより運転する際に注意が必要な場所を知らせることができ、注意場所での安全運転を促すことが可能となる。
また、請求項4に記載の発明は、予め登録された車両毎の走行情報及び当該走行情報に対応する位置情報を収集する収集部と、前記収集部によって収集された前記走行情報及び前記位置情報に基づいて、運転する際に注意が必要な注意場所を示す注意マップ情報を生成する生成部と、前記生成部によって生成された前記注意マップ情報を前記車両に配信する配信部と、を備える。
請求項4に記載の発明によれば、収集部では、予め登録された車両毎の走行情報が収集される。収集部は、例えば、走行情報として、舵角、車速、加速度、ブレーキ踏力、アクセル開度等の情報を収集する。
生成部では、収集部によって収集された走行情報に基づいて、運転する際に注意が必要な注意場所を示す注意マップ情報が生成される。例えば、急減速、急停車、急ハンドルなどの危険回避動作の回数が予め定めた回数以上等の危険回避動作が多い場所を特定した注意マップ情報を生成する。
そして、配信部では、生成部によって生成された注意マップ情報が車両に配信される。これにより、車両では、注意マップを表示することが可能となり、注意マップにより運転する際に注意が必要な場所を知らせることができ、注意場所での安全運転を促すことが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、安全運転を促すことが可能な運転支援情報提供システムを提供できる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る運転支援情報提供システムの概略構成を示す図である。また、図2は、本実施形態に係る運転支援情報提供システムの具体的な構成例を示すブロック図である。
本実施形態に係る運転支援情報提供システム10は、図1に示すように、車両に搭載された車載器12と、サーバ14とがネットワーク16に接続された、所謂サーバネットワークシステムとされている。なお、図1では、車載器12は、2つのみを示すが、複数の車載器12がネットワーク16に接続可能とされている。
車載器12は、図2に示すように、CPU18A、ROM18B、RAM18C、及びI/O(入出力インターフェース)18Dがバス18Eに接続されたコンピュータで構成された制御部18を備えている。
ROM18Bには、運転支援情報を乗員に提供するためのプログラム等が記憶されている。ROM18Bに記憶されたプログラムをRAM18Cに展開してCPU18Aが実行することにより、運転支援情報を乗員に提供する制御等を行う。本実施形態では、例えば、自車両の予め定めた範囲内における運転する際に注意する必要がある注意場所を示す注意マップを運転支援情報として表示する制御を行う。
I/O18Dには、モニタ20、操作部22、スピーカ24、舵角センサ25、車速センサ26、加速度センサ27、GPS(Global Positioning System)受信機28、ブレーキセンサ29、ジャイロセンサ30、アクセルセンサ31、ストレージ32、通信制御部34、及び車両ECU36が接続されている。なお、I/O18Dと各部の接続はCAN(Controller Area Network)等の車内ネットワークを介して接続される形態でもよい。
モニタ20は、車室内のセンタコンソール等に設けられ、上述の注意マップ等の運転支援情報を表示する。
操作部22は、注意マップのモニタ20への表示指示や、ナビゲーション案内の目的地設定等を行うためのタッチパネルや、スイッチ等を含む。すなわち、操作部22を操作することによって注意マップ等の運転支援情報のモニタ20への表示指示や、ナビゲーション案内の目的地設定等が可能とされている。
スピーカ24は、運転支援情報などの各種音声や、ナビゲーション案内の音声、オーディオ等の音声を発生する。
舵角センサ25は、車両のステアリングの操舵角度(以下、舵角と称す。)を検出し、検出結果を制御部18に出力する。
車速センサ26は、車両の走行速度(以下、車速と称する。)を検出し、検出結果を制御部18に出力する。
加速度センサ27は、車両に発生する加速度(前後方向及び車幅方向の少なくとも一方の加速度)を検出し、検出結果を制御部18に出力する。
GPS受信機28は、GPS衛星から時刻情報を含むGPS信号を受信し、受信結果を制御部18へ出力する。これにより制御部18では、複数のGPS信号に基づいて自車位置を測位して自車位置情報を得ることができる。
ブレーキセンサ29は、乗員のブレーキ操作によるブレーキ踏力を検出し、検出結果を制御部18へ出力する。
ジャイロセンサ30は、加速度、角加速度、角速度などを検出し、検出結果を制御部18に出力する。これにより、制御部18では、ジャイロセンサ30の検出結果に基づいて車両姿勢を検出できる。
アクセルセンサ31は、乗員によるアクセル操作によるアクセル開度を検出し、検出結果を制御部18へ出力する。なお、アクセルセンサ31の代わりに、スロットル開度を検出するスロットルポジションセンサでもよい。
ストレージ32には、設定された目的地までの経路案内を行うための地図情報が記憶されており、制御部18が、設定された目的地までの経路案内をストレージ32に記憶された地図情報に基づいて行う。また、ストレージ32には、走行情報として、車両の走行情報を表す各センサの検出値と共に、検出した位置を表す位置情報を記憶する。本実施形態では、舵角センサ25、車速センサ26、加速度センサ27、ブレーキセンサ29、及びアクセルセンサ31の各検出結果を走行情報として検出時の位置情報と共にストレージ32に記憶する。
通信制御部34は、携帯電話回線網等を利用した無線通信により、ネットワーク16と通信を行うことで、サーバ14との情報の授受を行う。
車両ECU36は、エンジン制御や、空調制御などの車両内の各種制御を行う。また、車両ECU36は、エンジンの制御状態から燃費を計測する機能を備えており、本実施形態では、制御部18が車両ECU36から燃費情報(平均燃費やリアルタイム燃費等の情報)を取得可能とされている。
一方、サーバ14は、CPU40A、ROM40B、RAM40C、及びI/O(入出力インターフェース)40Dがバス40Eに接続されたコンピュータで構成されたサーバ制御部40を備えている。なお、本実施形態では、サーバ14は、収集部、生成部、及び配信部の機能を有し、サーバ制御部40が収集部、生成部、及び配信部として機能する。
サーバ14側のROM40Bには、予め登録された車載器12から車両の走行情報と共に、位置情報を収集するためのプログラムや、車載器12からの要求に応じて要求元の車載器12の近くの安全運転上注意する必要がある注意場所を示す注意マップ、安全運転ランキング等の運転支援情報を提供するプログラム等が記憶されている。例えば、ROM40Bに記憶されたプログラムをRAM40Cに展開してCPU40Aが実行することにより、車載器12からの要求に応じて、注意マップや安全運転ランキング等の運転支援情報を生成して車載器12に提供する制御等を行う。
I/O40Dには、登録情報データベース(DB)42、車両情報データベース(DB)44、及び通信制御部38が接続されている。
登録情報DB42には、運転支援情報提供システム10を利用するための利用登録情報(例えば、車載器12を識別する識別情報や、当該車載器12と通信を行うためのアドレス等の情報、当該車載器12の利用者に関する情報等)が記憶される。
車両情報DB44には、ネットワーク16を介して車載器12から収集した走行情報を当該走行情報に対応する位置情報と共に格納する。
通信制御部38は、携帯電話回線網等を利用した無線通信により、ネットワーク16と通信を行うことで、ネットワーク16に接続された車載器12との情報の授受を行う。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る運転支援情報提供システム10における注意マップ等の運転支援情報の生成と提供の一例について説明する。
本実施形態に係る運転支援情報提供システム10では、車載器12の識別情報や、通信するためのアドレス情報、利用者に関する情報(名前やニックネーム等)等を利用登録情報として登録情報DB42に格納することでサーバ14に予め登録する。そして、サーバ14が予め登録された車載器12から車両の走行情報を位置情報と共に収集して、運転する際に注意が必要な場所を示す注意マップ情報を生成して、生成した注意マップ情報を運転支援情報として車載器12に提供する。また、サーバ14は、車載器12から収集した走行情報に基づいて、順位情報としての安全運転ランキング情報を生成して対象車両の安全運転ランキング情報を運転支援情報として車載器12に提供する。安全運転ラインキングは、場所毎に順位付けを行うようにしてもよい。例えば、注意マップ上の注意場所毎の安全運転ランキング情報を生成して車載器12に提供してもよい。或いは、注意場所毎に重み付けを行い、注意場所を重視した順位付けとなるように安全運転ランキング情報を生成してもよい。また、サーバ14は、車載器12から燃費情報を収集して燃費情報から省エネルギーランキングを求めて運転支援情報として車載器12に提供してもよい。
走行情報の収集は、予め登録された車載器12が搭載され車両の走行情報を各センサによって検出すると共に、検出位置を表す位置情報を得て、ストレージ32に順次格納する。なお、走行情報としては、走行情報(各センサの検出値)を全て検出するのではなく、例えば、急減速、急停車、急ハンドルなどの危険回避動作等を表す予め定めた条件を満たす走行情報(各センサの検出値)のみをストレージ32に記憶してもよい。
サーバ14は、各車両の車載器12に収集された走行情報及び位置情報を車載器12からネットワーク16経由で受信することにより収集する。また、サーバ14は、収集した走行情報及び位置情報を車両情報DB44に格納する。
そして、サーバ14は、車載器12から運転支援情報としての注意マップの要求を受信した場合に、車両情報DB44に格納された情報に基づいて、要求元の車載器12の位置における予め定めた範囲内の注意マップ情報を生成して、要求元の車載器12に返信する。注意マップ情報の生成方法としては、急減速、急停車、急ハンドルなどの危険回避動作が予め定めた回数以上行われた場所等の注意が必要な注意場所を特定して注意マップ情報を生成する。例えば、サーバ14は、図3に示すように、要求元の車載器12の自車位置52を中央として、その周りの予め定めた範囲の注意が必要な注意場所54を示した注意マップ50を表す注意マップ情報を生成して運転支援情報として車載器12送信する。或いは、注意場所54を示した注意マップ50を地図上に表示するための注意マップ情報を生成して運転支援情報として車載器12に返信する。これにより、車載器12では、図3に示すような注意マップ50をモニタ20に表示することが可能となり、運転する際に注意が必要な注意場所を知らせることができ、安全運転を促すことが可能となる。
また、サーバ14は、車載器12から運転支援情報としての安全運転ランキングの要求を受信した場合に、車両情報DB44に格納された情報に基づいて、対象車両の安全運転ランキング情報を生成する。安全運転ランキングは、例えば、今週及び今月の対象車両の安全運転ランキング情報を生成する。安全運転ランキング情報の生成方法としては、例えば、車両情報DB44に格納された情報に基づいて、急減速、急停車、急ハンドルなどの危険回避動作が少ない順に車載器12を順位付けした安全運転ランキング情報を生成する。例えば、サーバ14は、図4(A)に示すような安全運転ランキング60を表す安全運転ランキング情報を生成して車載器12に返信する。或いは、安全運転ランキング60をモニタ20に表示するための安全運転ランキング情報を生成して車載器12に返信する。これにより、車載器12では、図4(A)に示すような安全運転ランキング60をモニタ20に表示することが可能となり、安全運転を促すことが可能となる。図4(A)では、要求元の車載器12が搭載された対象車両の今週の安全運転ランキング60が125位、今月の安全運転ランキング60が111位の例を示す。なお、安全運転ランキング60としては注意マップ50における注意場所54毎の安全運転ランキング情報を生成して車載器12に返信してもよい。また、サーバ14は、安全運転ランキング60以外に、車載器12から燃費情報を収集して燃費情報に基づく省エネルギーランキング情報を生成して運転支援情報として車載器12に返信してもよい。これにより、燃費運転を促すことが可能となる。或いは、安全運転と省エネルギーとを総合評価して運転が上手な運転ランキング情報を生成して返信するようにしてもよい。また、サーバ14が、車載器12から情報を収集する際に、車両ECU36から積算距離(オドメータ)情報及び区間距離(トリップメータ)情報の少なくとも一方の距離情報も収集し、切りの良い予め定めた数字(キリ番)を表す距離情報がある場合に、安全運転ランキング60の表示などの際に、図4(B)に示すように、特別枠62としてキリ番に対応する車両利用者を表示してもよい。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る運転支援情報提供システム10の各部で行われる具体的な処理例について説明する。
図5は、本実施形態に係る運転支援情報提供システム10の利用登録を行う際に車載器12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、例えば、操作部22が操作されて、運転支援情報の提供を受けるための利用登録が指示された場合に開始するものとする。
ステップ100では、CPU18Aが、予め定めた利用登録画面をモニタ20に表示してステップ102へ移行する。利用登録画面としては、例えば、利用者の情報や、車両情報、利用者の名前やニックネームなどを入力するための画面を表示する。
ステップ102では、CPU18Aが、利用登録画面に対する入力が終了したか否かを判定する。該判定は、例えば、利用者が操作部22を操作して、利用登録画面の各項目を入力して、入力終了を示す操作が行われたか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ104へ移行する。
ステップ104では、CPU18Aが、入力された利用登録情報を車載器12の識別情報と共にサーバ14に送信して利用登録時に車載器12で行われる処理を終了する。
図6は、本実施形態に係る運転支援情報提供システム10の利用登録を行う際にサーバ14で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図6の処理は、車載器12から利用登録情報の送信が行われた場合に開始する。
ステップ120では、CPU40Aが、車載器12から送信された利用登録情報を受信完了するまで待機してステップ122へ移行する。
ステップ122では、CPU40Aが、車載器12から受信した利用登録情報を、車載器12の識別情報と対応させて登録情報DB42に記憶して、利用登録時にサーバ14で行われる処理を終了する。
続いて、本実施形態に係る運転支援情報提供システムの利用登録が行われた後に行われる具体的な処理について説明する。
図7は、本実施形態に係る運転支援情報提供システム10の利用登録後に車載器12で行われる具体的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の処理は、例えば、図示しないイグニッションスイッチがオンされた場合に開始する。
ステップ200では、CPU18Aが、走行情報及び当該走行情報に対応する位置情報を収集してステップ202へ移行する。本実施形態では、車両走行時に車載器12が、舵角センサ25、車速センサ26、加速度センサ27、ブレーキセンサ29、及びアクセルセンサ31の検出結果を走行情報として収集し、検出時の位置情報と共にストレージ32に順次記憶する。なお、ストレージ32に記憶する検出結果は、例えば、上述したように、急減速、急停車、急ハンドルなどの危険回避動作等を表す予め定めた条件を満たす検出値のみをストレージ32に記憶することで、ストレージ32の容量を節約することが可能となる。危険回避動作の検出の具体例としては、予め定めた加速度以上の急減速や急停車、予め定めた舵角以上かつ予め定めた加速度以上の横加速度の急ハンドルなどを危険回避動作として検出する。
ステップ202では、CPU18Aが、走行情報の更新があるか否かを判定する。該判定は、後述のステップ204を前回に行った際の日付(走行情報を収集してサーバ14に送信した際の日付)をストレージ32に記憶しておき、後述のステップ204を前回行った日付より後の走行情報がストレージ32に記憶されているか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ204へ移行し、否定された場合にはステップ206へ移行する。
ステップ204では、CPU18Aが、サーバ14へ未送信の走行情報及び位置情報をサーバ14に送信してステップ206へ移行する。
ステップ206では、CPU18Aが、注意マップ50を表示する指示が操作部22によって行われたか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ208へ移行し、否定された場合にはステップ214へ移行する。
ステップ208では、CPU18Aが、通信制御部34及びネットワーク16を介してサーバ14に対して注意マップ50の送信を要求してステップ210へ移行する。
ステップ210では、CPU18Aが、要求した注意マップ50を表す注意マップ情報を受信するまで待機してステップ212へ移行する。
ステップ212では、CPU18Aが、サーバ14から受信した注意マップ50をモニタ20に表示してステップ214へ移行する。これにより、例えば、図3に示すように、運転する際に注意が必要な注意場所54を地図上に示した注意マップ50がモニタ20に表示され、運転者に注意を促すことが可能となる。
ステップ214では、CPU18Aが、安全運転ランキング60を表示する指示が操作部22によって行われたか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ216へ移行し、否定された場合にはステップ222へ移行する。
ステップ216では、CPU18Aが、通信制御部34及びネットワーク16を介してサーバ14に対して安全運転ランキング60の送信を要求してステップ218へ移行する。
ステップ218では、CPU18Aが、要求した安全運転ランキング60を表す安全運転ランキング情報を受信するまで待機してステップ220へ移行する。
ステップ220では、CPU18Aが、安全運転ランキング60をモニタ20に表示してステップ222へ移行する。これにより、例えば、図4(A)に示すような安全運転ランキング60がモニタ20に表示され、運転者に安全運転を促すことが可能となる。
ステップ222では、CPU18Aが、イグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定されたところで一連の車載器12で行われる処理を終了する。
図8は、本実施形態に係る運転支援情報提供システム10の利用登録後にサーバ14で行われる具体的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図8の処理は、車載器12から注意マップ50や安全運転ランキング60の送信を要求するために車載器12から通信要求があった場合に開始する。
ステップ300ではCPU40Aが、車載器12からの通信要求が車載器12から送信された走行情報の受信であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ302へ移行し、否定された場合にはステップ306へ移行する。
ステップ302では、CPU40Aが、車載器12から受信した走行情報及び位置情報を利用者毎(例えば、車載器12の識別情報毎)に車両情報DB44に格納してステップ304へ移行する。なお、本実施形態では、ステップ300及びステップ302が収集部に対応する。
ステップ304では、CPU40Aが、車両情報DB44に格納された走行情報と位置情報とに基づいて注意マップ50及び安全運転ランキング60を生成してステップ306へ移行する。例えば、注意マップ50は、急減速、急停車、急ハンドルなどの危険回避動作が予め定めた回数以上行われた注意が必要な場所を特定して注意マップ50を生成する。或いは、注意マップ50を表示するための情報を生成する。また、車両情報DB44に格納された情報に基づいて、急減速、急停車、急ハンドルなどの危険回避動作が少ない順に車載器12を順位付けして対象車両の安全運転ランキング60を生成する。安全運転ランキング60は、利用者の登録時の名前を表示してもよいが、ニックネームを表示してもよい。また、車載器12から積算距離や区間距離等の情報も収集し、キリ番を表す距離情報がある場合に、図4(B)に示すように、特別枠62でキリ番に対応する車両利用者を表示してもよい。このようにキリ番の人を特別枠62で表示することで、本人も周りの人も幸せな気分にすることが可能となる。なお、本実施形態では、ステップ304が生成部に対応する。
ステップ306では、CPU40Aが、車載器12からの通信要求が注意マップ50の送信要求であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ308へ移行し、否定された場合にはステップ310へ移行する。
ステップ308では、CPU40Aが、要求元の車載器12に対して注意マップ情報を送信してステップ310へ移行する。すなわち、登録情報DB42に格納された利用登録情報に基づいて、要求元の車載器12の識別情報に対応する送信先のアドレス等を特定して、要求元の車載器12に注意マップ50を表す注意マップ情報を送信する。なお、注意マップ情報としては、注意マップ50を表示するための情報を送信してもよい。また、本実施形態では、要求元の車載器12に注意マップ情報を送信する例を示すが、サーバ14に予め登録された全ての車載器12に配信してもよい。
ステップ310では、CPU40Aが、車載器12からの通信要求が安全運転ランキング60の送信要求であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ312へ移行し、否定された場合には一連のサーバ14で行われる処理を終了する。
ステップ312では、CPU40Aが、要求元の車載器12に対して安全運転ランキング情報を送信して一連のサーバ14で行われる処理を終了する。すなわち、登録情報DB42に格納された利用登録情報に基づいて、要求元の車載器12の識別情報に対応する送信先のアドレス等を特定して、要求元の車載器12に安全運転ランキング60を表す安全運転ランキング情報を送信する。なお、安全ランキング情報としては、安全運転ランキング60を表示するための情報を送信してもよい。また、本実施形態では、要求元の車載器12に安全運転ランキング情報を送信する例を示すが、サーバ14に予め登録された全ての車載器12に配信してもよい。また、本実施形態では、ステップ306〜312が、配信部に対応する。
このように、本実施形態では、サーバ14が車載器12から走行情報及び位置情報を収集して注意マップ50や安全運転ランキング60を生成し、運転支援情報として車載器12に提供することで、安全運転を意識した運転となり、安全運転を促すことが可能となる。
なお、上記の実施形態では、サーバ14が車載器12から走行情報及び位置情報を収集して、注意マップ50を生成する例を説明したが、注意マップの生成方法はこれに限るものではない。例えば、サーバ14に登録する際に、利用者が利用しているSNS(Social Networking Service)の情報を登録し、サーバ14が利用者のSNSの投稿情報(撮影画像やテキスト)等を収集し、投稿情報を解析して注意マップを生成してもよい。
また、上記の実施形態では、サーバ14が車載器から走行情報及び位置情報を収集して注意マップ50を生成して運転支援情報として車載器12に提供したが、運転支援情報の提供はこれに限るものではない。例えば、サーバ14が、車載器12から収集した走行情報のうち予め定めた区間の走行情報を抽出して、SNS上に投稿してもよいもよいし、車載器12に提供して予め定めた区間の走行情報をモニタ20に表示してもよい。
また、上記の実施形態では、サーバ14が注意マップ50を生成して車載器12のモニタ20に表示することにより運転支援情報を提供する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、サーバ14に登録する際に、利用者が利用しているSNSの情報を登録してサーバ14からSNSへの投稿を可能にし、サーバ14が生成した注意マップ50や安全運転ランキング60等を表す情報をSNS上に投稿してもよい。この場合には、図9に示すように処理を行う。すなわち、ステップ300〜304までは図8と同様に行い、ステップ304で注意マップ50及び安全運転ランキング60が生成されたのちにステップ305へ移行する。そして、ステップ305では、CPU40Aが、生成した注意マップ50及び安全運転ランキング60を、予め登録されたSNS上または利用登録時に各利用者によって登録されたSNS上に投稿して一連の処理を終了する。これによって、SNS上に注意マップ50や安全運転ランキング60を投稿することができ、SNSの利用者に対しても安全運転を促すことが可能となる。なお、図9では、注意マップ50及び安全運転ランキング60を共に生成してSNSに投稿する例を示すが、注意マップ50または安全運転ランキング60の何れか一方を生成してSNSに投稿してもよい。
また、上記の実施形態では、舵角センサ25、車速センサ26、加速度センサ27、ブレーキセンサ29、及びアクセルセンサ31の検出結果を走行情報とした例を説明したが、走行情報はこれらに限るものではない。例えば、上記の全ての検出結果ではなく、何れか1以上の検出結果でもよいし、他の物理量を適用してもよい。
また、上記の実施形態における車載器12及びサーバ14で行われる処理は、プログラムを実行することにより行われるソフトウエア処理としてもよいし、ハードウエアで行う処理としてもよい。或いは、ソフトウエア及びハードウエアの双方を組み合わせた処理としてもよい。また、ソフトウエアの処理とした場合には、プログラムを各種記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
さらに、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 運転支援情報提供システム
12 車載器
14 サーバ(収集部、生成部、及び配信部)
16 ネットワーク
40 サーバ制御部(収集部、生成部、及び配信部)
50 注意マップ
60 安全運転ランキング
62 特別枠
12 車載器
14 サーバ(収集部、生成部、及び配信部)
16 ネットワーク
40 サーバ制御部(収集部、生成部、及び配信部)
50 注意マップ
60 安全運転ランキング
62 特別枠
Claims (4)
- 予め登録された車両毎の走行情報を収集する収集部と、
前記収集部によって収集された前記走行情報に基づいて、対象車両の安全運転の順位を示す順位情報を生成する生成部と、
前記生成部によって生成された前記順位情報を前記対象車両に配信する配信部と、
を備えた運転支援情報提供システム。 - 前記収集部が、積算距離情報及び区間距離情報の少なくとも一方の距離情報を前記車両毎に更に収集し、
前記生成部が、前記収集部によって収集された前記距離情報のうち切りの良い数字を表す距離情報がある場合に、当該距離情報に対応する車両利用者を特別枠として表示するための特別枠情報を生成し、
前記配信部が、前記特別枠情報を更に配信する請求項1に記載の運転支援情報提供システム。 - 前記収集部が、前記走行情報に対応する位置情報を更に収集し、
前記生成部が、前記収集部によって収集された前記走行情報及び前記位置情報に基づいて、運転する際に注意が必要な注意場所を示す注意マップ情報を更に生成し、
前記配信部が、前記注意マップ情報を更に配信する請求項1又は請求項2に記載の運転支援情報提供システム。 - 予め登録された車両毎の走行情報及び当該走行情報に対応する位置情報を収集する収集部と、
前記収集部によって収集された前記走行情報及び前記位置情報に基づいて、運転する際に注意が必要な注意場所を示す注意マップ情報を生成する生成部と、
前記生成部によって生成された前記注意マップ情報を前記車両に配信する配信部と、
を備えた運転支援情報提供システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001354A JP2019121235A (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 運転支援情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001354A JP2019121235A (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 運転支援情報提供システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019121235A true JP2019121235A (ja) | 2019-07-22 |
Family
ID=67306377
Family Applications (1)
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JP2018001354A Pending JP2019121235A (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 運転支援情報提供システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019121235A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021006220A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2021006216A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
-
2018
- 2018-01-09 JP JP2018001354A patent/JP2019121235A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021006220A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2021006216A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
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