JP2019119577A - 軌道走行式機械の逸走防止装置 - Google Patents

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泰造 石野
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【課題】逸走の有無を容易に且つ精度良く判定し得、制動装置との連動に関する制御も簡易に行い得る軌道走行式機械の逸走防止装置を提供する。【解決手段】人工衛星40から送信される電波を受信して自己位置Pを検出する衛星測位システム制御部31と、衛星測位システム制御部31で検出された自己位置Pに基づき移動速度Vを算出する速度算出部32と、速度算出部32で算出された移動速度Vが制限速度V2を超えている場合に制動装置10へ非常停止信号60を出力する比較停止指令部34とを有する制御装置30を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、軌道走行式機械の逸走防止装置に関するものである。
図4は一般的な軌道走行式機械としてのコンテナクレーンの一例を示すものであって、1はコンテナクレーン、2はコンテナクレーン1が配備される港湾、3は港湾2における岸壁、4は岸壁3に図4の紙面と直交する方向へ延びるよう敷設されたレールであり、コンテナクレーン1のクレーン本体5の支持脚6には、レール4に沿って転動自在な走行車輪7を有する走行装置8が取り付けられている。
前記コンテナクレーン1は、荷役作業中に強風に煽られると、運転者の意に反して走行が止まらず、逸走してしまい、隣接する機械や近接構造物への衝突や倒壊に至る虞がある。
このため、前述の如き軌道走行式機械の逸走を防止する装置として、従来、例えば、特許文献1に開示されているようなクランプ式の制動装置がある。該クランプ式の制動装置は、先端部に挟み部が形成された一対の接触子をその略中間部が軸を中心として回動自在となるよう連結した挟み機構と、該挟み機構における前記接触子の基端部に設けられ且つ該接触子の基端部間を狭めて前記挟み部が常時レールを挟む閉方向へ前記接触子を回動させるようにしたばね機構と、前記一対の接触子の基端部に形成されたカム受部をその内側から押し開く方向へ駆動して前記挟み部によるレールの挟み付けを解放するための回転カムとを備えている。
又、レールの走行車輪転動面に対し直交する方向へブレーキパッドを押付・離反自在な油圧シリンダ等の流体圧シリンダを備えた制動装置としては、例えば、特許文献2に開示されているようなものが存在する。
そして、従来、前述の如き軌道走行式機械が逸走しているか否かを判定するためには、エンコーダを用いて軌道走行式機械の移動速度を求めたり、或いはレーザ距離計を用いて基準点からの軌道走行式機械の距離と時間の変化から移動速度を求めたりすることが行われていた。
特開平6−72690号公報 特開2015−58805号公報
しかしながら、前述のように、エンコーダやレーザ距離計といった計測機器を用いるのでは、該計測機器の初期設定や設置時の微調整等に手間と時間が掛かり、更に、制動装置との連動に関する制御も複雑化するという欠点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、逸走の有無を容易に且つ精度良く判定し得、制動装置との連動に関する制御も簡易に行い得る軌道走行式機械の逸走防止装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の軌道走行式機械の逸走防止装置は、レールに沿って転動自在な走行車輪を有する走行装置と、該走行装置を停止させる制動装置とを備えた軌道走行式機械の逸走防止装置であって、
人工衛星から送信される電波を受信して自己位置を検出する衛星測位システム制御部と、該衛星測位システム制御部で検出された自己位置に基づき移動速度を算出する速度算出部と、該速度算出部で算出された移動速度が制限速度を超えている場合に前記制動装置へ非常停止信号を出力する比較停止指令部とを有する制御装置を備えることができる。
前記軌道走行式機械の逸走防止装置において、前記人工衛星は、準天頂軌道衛星とすることができる。
又、前記軌道走行式機械の逸走防止装置においては、警報を発令する警報装置を備え、
前記制御装置は、前記速度算出部で算出された移動速度が警告速度を超えている場合に前記警報装置へ警報発令信号を出力する比較警報指令部を有するようにすることができる。
本発明の軌道走行式機械の逸走防止装置によれば、逸走の有無を容易に且つ精度良く判定し得、制動装置との連動に関する制御も簡易に行い得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の軌道走行式機械の逸走防止装置の実施例を示す全体側面図である。 本発明の軌道走行式機械の逸走防止装置の実施例を示す制御ブロック図である。 本発明の軌道走行式機械の逸走防止装置の実施例を示すフローチャートである。 軌道走行式機械としてのコンテナクレーンの一例を示す全体側面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の軌道走行式機械の逸走防止装置の実施例であって、図中、図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
軌道走行式機械としてのコンテナクレーン1は、レール4に沿って転動自在な走行車輪7を有する走行装置8(図1参照)と、該走行装置8を停止させる制動装置10(図2参照)とを備えている。因みに、前記制動装置10は、特許文献1に開示されているようなクランプ式の制動装置、或いは特許文献2に開示されているような、レール4の走行車輪転動面4aに対し直交する方向へブレーキパッドを押付・離反自在な油圧シリンダ等の流体圧シリンダを備えた制動装置の何れの形式のものであっても良い。又、前記コンテナクレーン1は、図2に示す如く、警報を発令する警報装置20を備えている。
前記制動装置10及び警報装置20には、制御装置30が接続され、該制御装置30は、衛星測位システム制御部31と、速度算出部32と、比較警報指令部33と、比較停止指令部34とを有している。
前記衛星測位システム制御部31は、人工衛星40から送信される電波をアンテナ31aで受信して自己位置Pを検出するようになっている。前記人工衛星40は、米国のグローバル・ポジショニング・システム(GPS:Global Positioning System)で用いられるGPS衛星とすることができるが、日本の「みちびき」と称される衛星測位システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)で用いられる準天頂軌道衛星とすることが精度を高める上でより好ましい。
前記速度算出部32は、前記衛星測位システム制御部31で検出された自己位置Pに基づき移動速度Vを算出するようになっている。
前記比較警報指令部33は、前記速度算出部32で算出された移動速度Vが警告速度V1(例えば、47[m/min])を超えている場合に前記警報装置20へ警報発令信号50を出力するようになっている。因みに、コンテナクレーン1の通常の走行速度(移動速度V)は、45[m/min]程度である。
前記比較停止指令部34は、前記速度算出部32で算出された移動速度Vが制限速度V2(例えば、50[m/min])を超えている場合に前記制動装置10へ非常停止信号60を出力するようになっている。
次に、上記実施例の作用を説明する。
先ず、コンテナクレーン1が運転中であるか否かの判定が行われる(図3のステップS10参照)。
前記コンテナクレーン1が運転中である場合、衛星測位システム制御部31において、人工衛星40から送信される電波がアンテナ31aで受信されて自己位置Pが検出される(図3のステップS20参照)。
前記人工衛星40を、例えば、日本の「みちびき」と称される衛星測位システムで用いられる準天頂軌道衛星とすると、米国のグローバル・ポジショニング・システムで用いられるGPS衛星と比べて精度を高めることが可能となる。
続いて、前記衛星測位システム制御部31で検出された自己位置Pに基づき移動速度Vが速度算出部32において算出される(図3のステップS30参照)。
前記速度算出部32で算出された移動速度Vは、比較警報指令部33において、警告速度V1(例えば、47[m/min])を超えているか否かの判定が行われる(図3のステップS40参照)。
前記比較警報指令部33において、移動速度Vが警告速度V1を超えていると判定された場合、警報装置20へ警報発令信号50が出力され、警報装置20から警報が発令される(図3のステップS60参照)。これにより、オペレータに対して注意が促され、対応が行われる。因みに、コンテナクレーン1の通常の走行速度(移動速度V)は、45[m/min]程度であり、前記移動速度Vが警告速度V1を超えていなければ、運転が継続され(図3のステップS50参照)、前記コンテナクレーン1が運転中であるか否かの判定(図3のステップS10参照)に戻って制御が継続される。
前記警報装置20から警報が発令された場合、前記速度算出部32で算出された移動速度Vは更に、比較停止指令部34において、制限速度V2(例えば、50[m/min])を超えているか否かの判定が行われる(図3のステップS70参照)。
前記比較停止指令部34において、移動速度Vが制限速度V2を超えていると判定された場合、制動装置10へ非常停止信号60が出力され、該制動装置10が作動して非常停止が行われる(図3のステップS80参照)。尚、前記移動速度Vが制限速度V2を超えていなければ、前記警報装置20からの警報発令が継続される。
この結果、従来のように、エンコーダやレーザ距離計といった計測機器を用いる必要がなく、該計測機器の初期設定や設置時の微調整等に手間と時間が掛からず、更に、制動装置との連動に関する制御も簡略化することが可能となる。
又、他社のコンテナクレーン1に導入する際に制御改造をしなくても、警報装置20や制動装置10を独自に作動させることが可能となり、導入時のコストダウンにもつながることとなる。
こうして、逸走の有無を容易に且つ精度良く判定し得、制動装置10との連動に関する制御も簡易に行い得る。
尚、本発明の軌道走行式機械の逸走防止装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 コンテナクレーン(軌道走行式機械)
2 港湾
3 岸壁
4 レール
4a 走行車輪転動面
5 クレーン本体
6 支持脚
7 走行車輪
8 走行装置
10 制動装置
20 警報装置
30 制御装置
31 衛星測位システム制御部
31a アンテナ
32 速度算出部
33 比較警報指令部
34 比較停止指令部
40 人工衛星
50 警報発令信号
60 非常停止信号
P 自己位置
V 移動速度
V1 警告速度
V2 制限速度

Claims (3)

  1. レールに沿って転動自在な走行車輪を有する走行装置と、該走行装置を停止させる制動装置とを備えた軌道走行式機械の逸走防止装置であって、
    人工衛星から送信される電波を受信して自己位置を検出する衛星測位システム制御部と、該衛星測位システム制御部で検出された自己位置に基づき移動速度を算出する速度算出部と、該速度算出部で算出された移動速度が制限速度を超えている場合に前記制動装置へ非常停止信号を出力する比較停止指令部とを有する制御装置を備えた軌道走行式機械の逸走防止装置。
  2. 前記人工衛星は、準天頂軌道衛星である請求項1記載の軌道走行式機械の逸走防止装置。
  3. 警報を発令する警報装置を備え、
    前記制御装置は、前記速度算出部で算出された移動速度が警告速度を超えている場合に前記警報装置へ警報発令信号を出力する比較警報指令部を有する請求項1又は2記載の軌道走行式機械の逸走防止装置。
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