JP2019116166A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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照平 小泉
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【課題】剛性を高めて操縦安定性能を向上させる。【解決手段】タイヤ幅方向の両側に配置されるビードコア1と、前記ビードコア1のタイヤ径方向外側に配置されるビードフィラー2と、並設される複数のコード10を被覆層で覆ってなり、前記ビードコア1に掛け渡されるカーカスプライ3とを備える。前記カーカスプライ3は、タイヤ周方向に直交する面内に配置されたコード10aを有する本体部11と、前記ビードコア1からタイヤ幅方向外面側に巻き上げられ、前記本体部11のコード10aに対して交差して延びるコード10bを有する巻き上げ部12とを備える。前記巻き上げ部12は、前記ビードフィラー2を超えて本体部11に積層されている。【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
従来、第1プライと第2プライとを互いのコードが交差するように配置した空気入りタイヤが公知である(例えば、特許文献1参照)。
また、カーカスのトレッド幅方向外側に、タイヤ周方向に延びる複数のコードを有するコード補強層を備えた空気入りタイヤが公知である(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前者の空気入りタイヤではプライを2枚重ねているため、重量が大きい。逆にプライを1枚にして軽量化を図ると、所望の剛性が得られない。
一方、後者の空気入りタイヤではコード補強層を設けただけであり、全体として十分な剛性を得ることができない。
特開2009−149187号公報 特開2006−192953号公報
本発明は、補強層を設けると共にカーカスプライの内側と外側のワイヤを交差させてタガ効果を得ることにより、剛性を高めて操縦安定性能を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
タイヤ幅方向の両側に配置されるビードコアと、
前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されるビードフィラーと、
並設される複数のコードを被覆層で覆ってなり、前記ビードコアに掛け渡されるカーカスプライと、
を備え、
前記カーカスプライは、タイヤ周方向に直交する面内に配置されたコードを有する本体部と、前記ビードコアからタイヤ幅方向外面側に巻き上げられ、前記本体部のコードに対して交差して延びるコードを有する巻き上げ部と、
を備え、
前記巻き上げ部は、前記ビードフィラーを超えて前記本体部に積層されている、空気入りタイヤを提供する。
この構成により、本体部のコードと、ビードフィラーを超えて本体部に積層された巻き上げ部のコードとが交差することによりタガ効果が得られ、1枚のカーカスプライであるにも拘わらず、剛性を高めることができる。この結果、操縦安定性能を高めることが可能となる。
前記巻き上げ部のコードは、前記ビードコアの基端から傾斜して延びているのが好ましい。
前記巻き上げ部のコードは、本体部のコードに対して20°以上80°以下の角度を成して傾斜させればよい。
前記カーカスプライの巻き上げ端は、前記ビードフィラーを10mm以上超えて本体部に積層されているのが好ましい。
この構成により、本体部と巻き上げ部のコードの交差範囲を十分に確保してタガ効果を発揮させて剛性を高めることができる。
前記カーカスプライのタイヤ径方向外側に巻き付けられるベルトを備え、
前記カーカスプライの巻き上げ端は、前記ベルトのタイヤ幅方向の両端から中心側に向かって20mmまでの範囲に位置しているのが好ましい。
この構成により、重量の増大を抑え、カーカスプライによる拘束力が強くなり過ぎるのを防止できる。
前記カーカスプライのコードは有機繊維であればよい。
本発明によれば、ビードコアにカーカスプライを掛け渡す際、ビードフィラーを超えて本体部に巻き上げ部を積層させ、本体部のコードと巻き上げ部のコードとを交差させるようにしたので、タガ効果を発揮させることができる。このため、1枚のカーカスプライであっても十分に剛性を高めて、操縦安定性能を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る空気入りタイヤの子午線半断面図である。 図1のビード部及びサイドウォール部を示す部分側面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの子午線半断面図である。この空気入りタイヤでは、タイヤ幅方向WDの両側に複数本のワイヤを束ねたビードコア1がそれぞれ配置されている。
ビードコア1のタイヤ径方向外側には、ビードコア1を補強するためのゴム材からなるビードフィラー2が配置されている。
ビードコア1にはカーカスプライ3が掛け渡されている。カーカスプライ3のタイヤ径方向外側には複数枚のベルト4及び補強用ベルト5が巻き付けられている。
補強用ベルト5のタイヤ径方向外側はトレッド部6となっている。トレッド部6からタイヤ幅方向WDの両側にはサイドウォール部7が連なり、さらにその先がビード部8となっている。
カーカスプライ3のタイヤ径方向内側にはインナーライナー9が設けられている。カーカスプライ3はトロイド状で、所定間隔で並設した複数本のカーカスコード10をゴムで被覆した1枚で構成されている。カーカスコード10は、ナイロン繊維等の有機繊維で構成されている。カーカスプライ3は、タイヤ径方向の内側に配置される本体部11と、ビードコア1で折り返して巻き上げられる巻き上げ部12とを備える。
本体部11では、カーカスコード10aがタイヤ径方向に延びる直線に対して0°すなわち傾斜角度なしに延びている。巻き上げ部12では、カーカスコード10bがタイヤ径方向に延びる直線に対して傾斜角度θで傾斜している。ここでの傾斜角度θは、20°以上80°以下の範囲、好ましくは60°に設定されている。
図2では、傾斜角度θは、タイヤ周方向CDを左右に延びる直線方向として規定したが、実際には円周方向である。したがって、傾斜角度θは、ビードコア1の最下端1aを基準としている。すなわち、タイヤ径方向に延びる直線Lは、タイヤの回転中心と、各カーカスコード10bのビードコア1の最下端1aとを結ぶ直線であり、この直線Lと、カーカスコード10bとの成す角度を傾斜角度θとしている。
巻き上げ部12は、ビードコア1からビードフィラー2を超えて本体部11の外面まで延びている。ビードフィラー2の先端から巻き上げ部12の巻き上げ端までの寸法d1は、10mm以上とされている。但し、巻き上げ端の位置は、ベース端からタイヤ幅方向の中心側に向かう寸法d2が最大で20mmまでとしている。
前記構成の空気入りタイヤによれば、次のような利点がある。
カーカスプライ3の巻き上げ部12を、ビードフィラー2を超えて延長し、本体部11の外面に積層するようにしている。そして、カーカスコード10は、本体部11と巻き上げ部12とで傾斜角度を相違させている。このため、本体部11のカーカスコード10aと、巻き上げ部12のカーカスコード10bとが互いに交差し、カーカスプライ3を1枚だけとしているにも拘わらず、カーカスコード10a、10bが作用し合い、タガ効果によって、タイヤ径方向、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向のいずれの方向への剛性をも高めることができる。したがって、空気入りタイヤの操縦安定性能を向上させることが可能となる。
特に、カーカスプライ3の巻き上げ端の位置は、ビードフィラー2の先端から10mm以上とされている。このため、カーカスコード10a、10bを交差させる範囲を確保して十分に剛性を高めることができる。また、カーカスプライ3の巻き上げ端の位置は、ベース端からタイヤ幅方向の中心側に向かって20mmまでとしている。このため、重量が大きくなって燃費が悪化したり、タイヤ剛性が高くなり過ぎて乗り心地が悪化したりすることがない。
表1に示す比較例及び実施例について、サイズが195/65R15の空気入りタイヤを国産ミドルサイズミニバンに装着し、操縦安定性能及び乗り心地性能について官能評価を行った。官能評価は、比較例の場合を100としたときの指数で表した。指数が大きいほど操縦安定性能及び乗り心地性能は良好である。また、タイヤの総重量は、比較例1の場合を100としたときの指数で評価した。指数が大きいほど重量が大きいことを意味する。
比較例1では、カーカスコード10bは、カーカスコード10aと同じ方向すなわちタイヤ径方向に延びている。そして、カーカスプライ3の巻き上げ端の位置は、ビードフィラー2から10mm突出させている。
比較例2では、カーカスコード10bは、比較例1と同様に、タイヤ径方向に延びているが、カーカスプライ3の巻き上げ端の位置は、ベルト端からタイヤ幅方向の中心に向かって20mmとなっている。
実施例では、カーカスコード10bは、カーカスコード10aに対して60°傾斜させている。カーカスプライ3の巻き上げ端の位置は、ビードフィラー2から10mm突出させている。
Figure 2019116166
このように、1枚のカーカスプライ3であっても、交差したコードによるタガ効果で、十分な剛性を得ることができるので、比較例1の空気入りタイヤに比べて優れた操縦安定性能と乗り心地性能を発揮させることができる。また、比較例2の空気入りタイヤのように重量が増大することがないので、燃費が悪化することもない。
1…ビードコア
1a…最下端
2…ビードフィラー
3…カーカスプライ
4…ベルト
5…補強用ベルト
6…トレッド部
7…サイドウォール部
8…ビード部
9…インナーライナー
10、10a、10b…カーカスコード
11…本体部
12…巻き上げ部

Claims (6)

  1. タイヤ幅方向の両側に配置されるビードコアと、
    前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されるビードフィラーと、
    並設される複数のコードを被覆層で覆ってなり、前記ビードコアに掛け渡されるカーカスプライと、
    を備え、
    前記カーカスプライは、タイヤ周方向に直交する面内に配置されたコードを有する本体部と、前記ビードコアからタイヤ幅方向外面側に巻き上げられ、前記本体部のコードに対して交差して延びるコードを有する巻き上げ部と、
    を備え、
    前記巻き上げ部は、前記ビードフィラーを超えて前記本体部に積層されている、空気入りタイヤ。
  2. 前記巻き上げ部のコードは、前記ビードコアの基端から傾斜して延びている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記巻き上げ部のコードは、本体部のコードに対して20°以上80°以下の角度を成して傾斜する、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記カーカスプライの巻き上げ端は、前記ビードフィラーを10mm以上超えて本体部に積層されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記カーカスプライのタイヤ径方向外側に巻き付けられるベルトを備え、
    前記カーカスプライの巻き上げ端は、前記ベルトのタイヤ幅方向の両端から中心側に向かって20mmまでの範囲に位置している、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記カーカスプライのコードは有機繊維である、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003226117A (ja) * 2002-02-04 2003-08-12 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
JP2007083914A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ及びその装着方法
JP2012091731A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ

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