JP2019110721A - 電力変換装置 - Google Patents

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【課題】メタルタッチ部及び隙間部の各機能が同一箇所に集約された電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置1は、開口部5を有していて基板4が収容される筐体2と、筐体2の開口部5を塞ぐカバー3とを備え、筐体2に設けられた接合面10に対してカバー3が突き合わされた状態でボルト8にて締結される。筐体2には、接合面10から外方に離れるように設けられボルト8の締結力を受ける締結力受け面12と、接合面10と締結力受け面12との間から締結力受け面12に沿うように配置されて接合面10及び締結力受け面10よりも後退した肉抜き部21と、が形成される。肉抜き部21は、筐体2及びカバー3を側方から見た場合に開口している。【選択図】図3

Description

本発明は、ケース内に構成部品が収容された電力変換装置に関する。
第1ケース体と第2ケース体とが互いのフランジ部を突き合わせた状態でボルトにて締結された収容ケースを備えた電力変換装置が知られている(特許文献1)。この電力変換装置の収容ケースは防水性や防塵性を確保するため第1ケース体及び第2ケース体の互いのフランジ部の間に液状ガスケットを介在させてシールされている。
特開2014−138440号公報
ボルト止めされた2つケース体の電気的導通を補償して収容ケースの電磁シールド性を確保するため、フランジ部を突き合わせた際に液状ガスケットがはみ出て絶縁されないようにボルト受け部の近くを溝状に後退させたメタルタッチ部を設ける場合がある。また、構成部品の交換時や修理時において、液状ガスケットによって固着した2つのケース体の間に工具等を差し込んで一方のケース体から他方のケース体を引き剥がすことに利用する整備用の隙間部を2つのケース体の間に設ける場合がある。しかしながら、これらのメタルタッチ部及び隙間部をケースの別々の場所に設けると配置効率が悪い。
そこで、本発明は、メタルタッチ部及び隙間部の各機能が同一箇所に集約された電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電力変換装置は、開口部を有していて構成部品が収容される第1ケース体と、前記第1ケース体の前記開口部を塞ぐ第2ケース体とを備え、前記第1ケース体の前記開口部の周囲を一巡する接合面に対して前記第2ケース体が突き合わされた状態でボルトにて締結される電力変換装置において、前記第1ケース体には、前記接合面から外方に離れるように設けられて前記ボルトの締結力を受ける締結力受け面と、前記接合面と前記締結力受け面との間から前記締結力受け面に沿うように配置されて前記接合面及び前記締結力受け面よりも前記ボルトの挿入方向に後退した肉抜き部と、が形成され、前記肉抜き部は、前記ボルトにて締結された前記第1ケース体と前記第2ケース体とを側方から見た場合に開口しているものである。
本発明の一形態に係る電力変換装置の上面図。 図1のケースを開放した状態を示した図。 図2のII部を拡大した拡大斜視図。
図1及び図2に示した電力変換装置1は、例えばハイブリッド車や電気自動車等の車両に搭載されて電力制御に使用される。電力変換装置1は、例えばインバータ及びコンバータとして機能する基板4等の構成部品を収容する筐体2と、筐体2の上面側を覆うカバー3とを備えている。筐体2及びカバー3は上面視で概略的に矩形状に構成されている。
図2に示したように、筐体2は基板4を入れるための開口部5を有している。基板4は筐体2に対して11個のボルト4aにて固定されている。筐体2及びカバー3は、電磁シールド性を確保するために、それぞれ金属材料で構成されている。筐体2はアルミ系材料を鋳造することにより構成されており、カバー3は鋼板材料がプレス加工されることにより構成されている。筐体2は上記態様に係る第1ケース体の一例に相当し、カバー3は上記態様に係る第2ケース体の一例に相当する。
図1に示すように、カバー3の周囲にはフランジ部6が形成されており、フランジ部6に囲まれた領域には筐体2の開口部5が開口する側に膨らんだ膨出部7が形成されている。フランジ部6には、10本のボルト8にて筐体2とカバー3とを締結するために、ボルト8が挿入される10個のボルト挿入孔9が形成されている。
図2に示したように、筐体2には、開口部5の周囲を一巡し、かつカバー3のフランジ部6と突き合わされる平坦な接合面10が設けられている。また、筐体2には、カバー3のボルト挿入孔9と対応するように配置されてボルト8の締結力を受ける10個の締結力受け面12が接合面10と一体に又は接合面10よりも外方に離れるように設けられている。各締結力受け面12にはボルト8がねじ込まれる雌ねじ13が形成されている。
接合面10に設定されたハッチング領域Aにはフォームドインプレイスガスケット(FIPG)が塗布される。カバー3は、ハッチング領域AにFIPGが塗布された状態で、開口部5を塞ぎかつボルト挿入孔9の位置と締結力受け面12の雌ねじ8の位置とが一致するようにしてフランジ部6が接合面10及び締結力受け面12に突き合わされる。その状態で、各ボルト8がフランジ部6の各ボルト挿入孔9を介して締結力受け面12の雌ねじ13にねじ込まれることにより、筐体2とカバー3とがボルト8にて締結される。なお、FIPGは大気中の水分と反応して硬化する特性を有する液状のシール材の一種である。接合面10に塗布されたFIPGが所定時間経過すると硬化し、筐体2とカバー3とが防水性及び防塵性を有するようにシールされる。
図2及び図3に示したように、一例として、筐体2及びカバー3の角部に位置する所定箇所には、メタルタッチ部及び整備用の隙間部としてそれぞれ機能する特定構造部20が設けられている。特定構造部20は、ボルト8の挿入方向(図2の紙面と直交する方向)に後退する肉抜き部21とカバー3のフランジ部6とが組み合わされることにより構成されている。肉抜き部21は接合面10と締結力受け面12との間から締結力受け面12に沿うように設けられ、かつ締結力受け面12の両側に延びている。そして、肉抜き部21は、各ボルト8で締結された筐体2及びカバー3を側方から見た場合に開口している。カバー3は、接合面10と締結力受け面12とに接触した状態で肉抜き部21を覆うように延びている(図1も参照)。肉抜き部21を覆うように延びる部分は筐体2とカバー3とが接触しない非拘束部30である。
本形態においては、締結力受け面12と開口部5の接合面10とが同じ高さであり、かつ肉抜き部21を覆うように延びるフランジ6が平坦に形成されている。そして、肉抜き部21は筐体2及びカバー3を側方から見た場合に開口している。これにより、特定構造部20は、締結力受け面12と接合面10との間が肉抜き部21にて分断され(図2参照)、かつカバー3のフランジ部6と筐体2との間に肉抜き部21の後退量に相当する寸法を持つ隙間23(図3参照)が形成される。
特定構造部20によって締結力受け面12と接合面10とが分断されるため、筐体2とカバー3とを突き合わせた際に接合面10に塗布されたFIPGが外方にはみ出しても締結力受け面12までFIPGが浸入することを回避できる。これにより、ケース3のフランジ部6と締結力受け面12とが直接接触して電気的導通が補償されるので特定構造部20はメタルタッチ部として機能する。そして、特定構造部20によって隙間23が形成され、その隙間23にドライバー等の工具を差し込むことができる。これにより、例えば基板4を交換する整備時には、ボルト8を外してから、FIPGによって筐体2に固着したカバー3を隙間23に差し込んだ工具でこじ開けることができる。したがって、特定構造部20は整備用の隙間部としても機能する。
このように、電力変換装置1は、メタルタッチ部及び隙間部の各機能が特定構造部20に集約されているので配置効率が向上する。また、電力変換装置1は、カバー3が筐体2と接触していない非拘束部30が特定構造部20に存在するが、その非拘束部30は、カバー3と締結力受け面12とが直接接触してボルト8にて締結されるメタルタッチ部として機能する箇所に隣接している。そのため、電力変換装置1は、車両に搭載された内燃機関やモータ等の強制力振動がカバー3に伝達してもメタルタッチ部として機能する箇所が振動の節となる。したがって、その節となる箇所に隣接する非拘束部30の振幅は小さくなるため、例えば、メタルタッチ部として機能する箇所から離れていて振動の腹になる箇所に非拘束部が存在する形態と比較して、非拘束部30が発音源となる騒音を低減できる効果を期待できる。
(変形例)
上記形態では、上記形態では、特定構造部20が概略的に矩形状の筐体2及びカバー3の角部に設けられているが、角部以外の任意の箇所、例えば、筐体2及びカバー3の短辺側の中央部に特定構造部20を設けることができる。
上記形態では、締結力受け面12と接合面10とが同一高さであって、かつカバー3のフランジ部6の裏面側が平坦であるが一例である。肉抜き部が側方から見て開口していて筐体とカバーとの間に隙間が形成される限りにおいて、例えば、カバーの裏面側が段差等を有する形状であってもよい。
上記形態及び上記変形例と上記態様との対応関係をまとめて示すと次の通りとなる。すなわち、上記形態及び上記変形例において、筐体2が第1ケース体の一例に相当し、カバー3が第2ケース体の一例に相当する。上述した実施の形態及び変形例のそれぞれから導き出される本発明の態様を以下に記載する。
本発明の一態様に係る電力変換装置は、開口部(5)を有していて構成部品(4)が収容される第1ケース体(2)と、前記第1ケース体の前記開口部を塞ぐ第2ケース体(3)とを備え、前記第1ケース体の前記開口部の周囲を一巡する接合面(10)に対して前記第2ケース体が突き合わされた状態でボルト(8)にて締結される電力変換装置において、前記第1ケース体には、前記接合面から外方に離れるように設けられて前記ボルトの締結力を受ける締結力受け面(12)と、前記接合面と前記締結力受け面との間から前記締結力受け面に沿うように配置されて前記接合面及び前記締結力受け面よりも前記ボルトの挿入方向に後退した肉抜き部(21)と、が形成され、前記肉抜き部は、前記ボルトにて締結された前記第1ケース体と前記第2ケース体とを側方から見た場合に開口しているものである。なお、上記形態に係る参照符号を括弧書きにて付記したが、上記各形態に限定する趣旨ではない。
この態様の電力変換装置によれば、肉抜き部によって締結力受け面と接合面との間が分断される。このため、接合面に対して例えば液状のシール材を塗布した状態で第1ケース体と第2ケース体とを突き合わせた場合にシール材がはみ出しても締結力受け面に浸入せずに締結力受け面と第2ケース体とが直接接触して電気的導通が補償される。これによりメタルタッチ部として機能する。また、肉抜き部は第1ケース体及び第2ケース体を側方から見て開口しているから第1ケース体と第2ケース体との間に隙間が形成される。これにより、例えば、整備時にその隙間に工具等を差し込んで第2ケース体をこじ開けることができるため当該隙間が整備用の隙間部として機能する。このように、この電力変換装置はメタルタッチ部及び整備用の隙間部の各機能が同一箇所に集約されているので配置効率が向上する。
1 電力変換装置
2 筐体(第1ケース体)
3 カバー(第2ケース体)
4 基板(構成部品)
5 開口部
7 ボルト
10 接合面
12 締結力受け面
21 肉抜き部

Claims (1)

  1. 開口部を有していて構成部品が収容される第1ケース体と、前記第1ケース体の前記開口部を塞ぐ第2ケース体とを備え、前記第1ケース体の前記開口部の周囲を一巡する接合面に対して前記第2ケース体が突き合わされた状態でボルトにて締結される電力変換装置において、
    前記第1ケース体には、前記接合面から外方に離れるように設けられて前記ボルトの締結力を受ける締結力受け面と、前記接合面と前記締結力受け面との間から前記締結力受け面に沿うように配置されて前記接合面及び前記締結力受け面よりも前記ボルトの挿入方向に後退した肉抜き部と、が形成され、
    前記肉抜き部は、前記ボルトにて締結された前記第1ケース体と前記第2ケース体とを側方から見た場合に開口している電力変換装置。
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