JP7318498B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、回路基板がケース内に収容された電子機器に関する。
電力変換装置、充電器等として用いられる電子機器は、電子回路が形成された回路基板と、回路基板を収容する一対の第1ケース部及び第2ケース部からなるケースとを備える。また、第1ケース部又は第2ケース部には、回路基板の配線を中継するコネクタ等の締結部材が締結される。締結部材は、電子機器を配置するスペースの制約により、第1ケース部又は第2ケース部の側部に締結されることが多い。
電子機器の一例として、例えば、特許文献1の撮影装置においては、ケースの内部に電子基板が収容され、ケースの側部に、電子基板の配線を中継するコネクタが取り付けられた構造が記載されている。
特開2018-182625号公報
例えば、車両に搭載される電子機器においては、車両における、電子機器を搭載する部位のスペースの制約により、できるだけ体格(外形)を小さくしたい要求がある。具体的には、第1ケース部の、第1ケース部と第2ケース部とが合わさる合わせ方向に平行な側部に締結部材が締結された電子機器においては、電子部品の全体の合わせ方向の寸法を小さくしたい要求がある。
特に、締結部材の合わせ方向の寸法が第1ケース部の合わせ方向の最大寸法よりも大きい場合等には、第1ケース部に対する締結部材の合わせ方向の締結位置によっては、電子機器の全体の合わせ方向の寸法が大きくなることがある。よって、このような場合であっても、電子機器の寸法を小さく維持するためには、第1ケース部への締結部材の締結の仕方の自由度を高めることが有効である。第1ケース部に対する締結部材の締結の仕方には、更なる改善の余地がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、小型化を目的として、第1ケース部への締結部材の締結の仕方の自由度を高めることができる電子機器を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、電子回路が形成された回路基板(2)と、
前記回路基板が配置された第1ケース部(3A)、及び前記第1ケース部に、互いの合わせ面(301)によって合わさって、前記第1ケース部とともに前記回路基板を収容する第2ケース部(3B)を有するケースと、
前記第1ケース部の側部(33)に設けられた締結側部(34)において前記合わせ面に直交して形成された締結面(341)に、複数のネジ(44)によって締結される締結部材(4)と、を備え、
前記第1ケース部には、前記合わせ面と平行に前記回路基板が配置されており、
前記締結部材は、導体ピン(43)が内側に配置された筒形状部(42)を有して、前記回路基板に繋がる配線を中継しているとともに、前記筒形状部の端部の周りに突出して、前記ネジがそれぞれ挿通される挿通穴(411)が複数形成されたフランジ部(41)を有しており、
前記締結側部には、前記挿通穴に挿通された前記ネジが締め付けられるネジ穴(342)又は前記挿通穴に挿通された前記ネジが挿通される貫通穴(346)が設けられるとともに、前記第1ケース部における前記合わせ面から前記第2ケース部の側に突出し、前記ネジ穴の少なくとも一部又は前記貫通穴の少なくとも一部が形成されて、前記締結面の一部を形成する突出部(35)が1つ又は複数設けられており、
前記締結部材の一部は、前記突出部に形成された前記締結面の部位に締結されており、
前記締結側部の、前記第1ケース部と前記第2ケース部とが合わさる合わせ方向(H)の最大寸法(h3)は、前記第1ケース部における、前記締結側部を除く部分の前記合わせ方向の最大寸法(h2)よりも大きく、
かつ、前記締結側部の前記合わせ方向における、前記突出部の反対側に位置する端面(344)、及び前記フランジ部の前記合わせ方向における、前記突出部の反対側に位置する端面(413)は、前記第1ケース部における、前記締結側部を除く部分の前記突出部の反対側に位置する端面(311)よりも前記合わせ方向の内側に位置する、電子機器にある。
前記電子機器においては、第1ケース部の側部における締結面に、ネジによって締結部材が締結される場合に、締結部材の締結位置に工夫がされている。
具体的には、第1ケース部の側部に、第1ケース部と第2ケース部との合わせ面から第2ケース部の側に突出する突出部が形成されており、締結面の一部は、突出部に形成されている。また、締結部材の一部は、突出部に形成された締結面の一部に締結されており、合わせ面から第2ケース部の側に位置している。
これらの構成により、第1ケース部に対する締結部材の合わせ方向の締結位置の調整が可能になり、第1ケース部への締結部材の締結の仕方の自由度を高めることができる。また、例えば、締結部材の合わせ方向の最大寸法が第1ケース部の合わせ方向の最大寸法よりも大きい場合等には、これらの構成を採用することによって、電子機器の合わせ方向の寸法を小さく維持することができる。
それ故、前記電子機器によれば、小型化を目的として、第1ケース部への締結部材の締結の仕方の自由度を高めることができる。
なお、本発明の一態様において示す各構成要素のカッコ書きの符号は、実施形態における図中の符号との対応関係を示すが、各構成要素を実施形態の内容のみに限定するものではない。
図1は、実施形態1にかかる、第2ケース部が外された状態の電子機器を示す斜視図である。 図2は、実施形態1にかかる、電子機器を示す断面図である。 図3は、実施形態1にかかる、第2ケース部が外された状態の電子機器を示す平面図である。 図4は、実施形態1にかかる、締結部材が外された状態の第1ケース部の締結面を垂直に見た電子機器を示す側面図である。 図5は、実施形態1にかかる、締結部材が外された状態の第1ケース部の他の締結面を垂直に見た電子機器を示す側面図である。 図6は、実施形態1にかかる、他の電子機器を示す断面図である。 図7は、比較形態にかかる、電子機器を示す断面図である。 図8は、実施形態2にかかる、電子機器を示す断面図である。 図9は、実施形態3にかかる、第2ケース部が外された状態の電子機器を示す平面図である。 図10は、実施形態3にかかる、第2ケース部が外された状態の他の電子機器を示す平面図である。
前述した電子機器にかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態の電子機器1は、図1~図4に示すように、回路基板2、ケース3及び締結部材4を備える。回路基板2は、半導体部品等が配置された電子回路が形成されたものである。ケース3は、回路基板2が配置された第1ケース部3Aと、第1ケース部3Aに、互いの合わせ面301によって合わさって、第1ケース部3Aとともに回路基板2を収容する第2ケース部3Bとを有する。
締結部材4は、第1ケース部3Aの側部33において合わせ面301に直交して形成された締結面341に、複数のネジ44によって締結されている。第1ケース部3Aには、第1ケース部3Aにおける合わせ面301から第2ケース部3Bの側に突出し、締結面341の一部を形成する突出部35が複数設けられている。換言すれば、締結面341の一部は突出部35に形成されている。締結部材4の一部は、突出部35に形成された締結面341の部位に締結されている。
以下に、本形態の電子機器1について詳説する。
(合わせ方向H等)
図1~図4に示すように、電子機器1においては、第1ケース部3Aと第2ケース部3Bとが合わさる(対向する)方向のことを合わせ方向Hという。また、合わせ方向Hにおいて、第1ケース部3Aの底部31の側を底側H1といい、第1ケース部3Aの開口部32の側を開口側H2という。また、第1ケース部3Aに対して締結部材4が締結される方向であって、合わせ方向Hに直交する方向のことを締結方向Bという。また、合わせ方向H及び締結方向Bの双方に直交する方向のことを幅方向Wという。
(電子機器1)
本形態の電子機器1は、車両に搭載されて使用される車載用電子機器を構成する。また、電子機器1は、回路基板2の電子回路によって電力を変換する電力変換装置を構成している。電力変換装置は、車両に搭載された電池の直流電圧を、車両に搭載されたバッテリー、小電力機器等に用いられる直流電圧に変換するコンバータとしてもよい。また、電力変換装置は、車両に搭載された電池の直流電圧を、交流モータ、交流のモータジェネレータ等を駆動するための交流電圧に変換するインバータとしてもよい。
電子機器1は、車両の後部座席の下部に搭載された電力変換装置としてのDC-DCコンバータとしてもよい。また、電子機器1は、車両の、運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソールの下方に搭載されたDC-DCコンバータとしてもよい。また、電子機器1は、トランクルームの下部に搭載されたDC-DCコンバータとしてもよい。
車載用電子機器は、車両における限られたスペースに配置されるため、第1ケース部3Aの合わせ方向Hの底側H1の端面311及び第2ケース部3Bの合わせ方向Hの開口H2の端面312には、突起等の凹凸はできるだけない方がよい。本形態の電子機器1においては、第1ケース部3A及び第2ケース部3Bのケース3の合わせ方向Hの最大寸法h1の範囲内に締結部材4が配置されている。そして、締結部材4は、ケース3の合わせ方向Hの底側H1の端面311及び開口側H2の端面312から外側に突出していない。
(回路基板2)
詳細な図示は省略するが、回路基板2は、基板部と、基板部に設けられた各種の電子部品とによって構成されている。回路基板2には、電子部品によって電子回路としての電力変換回路が形成されている。電子部品には、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、MOS-FET(MOS型の電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子などがある。
(ケース3)
図1~図4に示すように、ケース3を構成する第1ケース部3A及び第2ケース部3Bは、アルミニウム、アルミニウム合金等のアルミニウム材料によって構成されている。ケース3は、回路基板2等を内部に収容して保護するために用いられる。第1ケース部3Aの合わせ面301と第2ケース部3Bの合わせ面301とは、封止材(シール材)30を間に挟んで、互いに対向している。封止材30は、第1ケース部3Aの合わせ面301と第2ケース部3Bの合わせ面301とに密着して、これらの合わせ面301を封止する。封止材30には、例えば、液状ガスケット(FIPG)等のペースト状のものが用いられる。封止材30は、ゴム、樹脂等のガスケットとしてもよい。
第1ケース部3Aの合わせ面301は、第1ケース部3Aにおける、突出部35が形成された、側部33及び締結側部34の合わせ方向Hの開口側H2の表面332よりも、開口側H2に突出して形成されている。第1ケース部3Aの合わせ面301は、平坦面とするために切削加工が行われて形成されている。なお、第1ケース部3Aの合わせ面301は、切削加工が行われずに平坦面として形成されていてもよい。
第1ケース部3Aと第2ケース部3Bとは、封止材30を間に挟む状態で複数のボルト362によって締結される。複数のボルト362は、合わせ方向Hに平行な状態で、第2ケース部3Bに形成された挿通穴361に挿通され、第1ケース部3Aに設けられたネジ穴331に締め付けられる。複数のボルト362は、第1ケース部3A及び第2ケース部3Bの各合わせ面301を貫通して配置される。
図2においては、締結部材4における、ネジ44が配置された部位の断面を示す以外に、破断線を介して、ボルト362が配置された部位の断面も示す。第2ケース部3Bの合わせ方向Hの開口側H2の端面312における、ボルト362の頭部が配置される部位には、凹部36が形成されている。そして、ボルト362の頭部が凹部36に対置されることにより、ボルト362の頭部が端面312よりも合わせ方向Hの内側(底側H1)に収まっている。図3においては、ボルト362及び凹部36を二点鎖線によって示す。
第1ケース部3Aは、回路基板2等が配置される凹部が形成された容器として形成されている。第1ケース部3Aは、回路基板2の板面が対向して配置される底部31と、底部31の外縁において底部31から起立する側部33とを有する。第1ケース部3Aの底部31の反対側には、第2ケース部3Bによって閉じられる開口部32が形成されている。
第1ケース部3Aの合わせ面301は、第1ケース部3Aの側部33に沿った環形状に形成されている。換言すれば、第1ケース部3Aの合わせ面301は、第1ケース部3Aの開口部32の周縁であって側部33の合わせ方向Hの開口側H2に環状に形成されている。第2ケース部3Bの合わせ面301は、第1ケース部3Aの合わせ面301と対向する位置に形成されている。
第1ケース部3A及び第2ケース部3Bは、合わせ方向Hから見て四角形状に形成されている。第1ケース部3Aを構成する4つの側部33のうちの一つには、締結面341、突出部35、及びネジ穴342が形成された締結側部34が設けられている。締結側部34は、締結部材4を締結するための部位として形成されている。締結面341の合わせ方向Hにおける開口側H2の部位は、突出部35に形成されている。
締結面341が合わせ面301に対して直交する状態には、完全に直交する場合だけでなく、例えば、5°以内の傾斜角度を有して直交する場合も含む。第1ケース部3Aの合わせ方向Hの底側H1の端面311には、電子機器1を冷却するための冷却フィンが設けられていてもよい。
第2ケース部3Bは、容器としての第1ケース部3Aに蓋をする蓋部材(カバー)として形成されている。第2ケース部3Bは、平板状に形成されており、ボルト362の頭部が配置される凹部36の位置において合わせ方向Hの厚みが縮小している。
(突出部35)
図1~図4に示すように、突出部35は、第1ケース部3Aの合わせ面301において、ネジ44の締め付けが行われる部位が合わせ方向Hの開口側H2に突出して形成されたものである。突出部35は、締結側部34の一部として、第1ケース部3Aの合わせ面301から合わせ方向Hの開口側H2に突出している。図4においては、締結部材4が外された状態の締結側部34の締結面341を示し、締結部材4を二点鎖線によって示す。
本形態の突出部35は、締結部材4のフランジ部41において、合わせ方向Hの開口側H2に配置された2つのネジ44が配置される締結側部34の部位が、合わせ方向Hの開口側H2に山状に膨らんで形成されている。本形態の突出部35は、締結側部34の幅方向Wの2箇所に形成されている。なお、突出部35は、図5に示すように、2つのネジ44が配置される締結側部34の部位として幅方向Wの1箇所にまとめて形成されていてもよい。
突出部35には、締結部材4のフランジ部41の挿通穴411に挿通されたネジ44が締め付けられるネジ穴342の一部が形成されている。締結側部34には、フランジ部41の複数(本形態においては4つ)の挿通穴411に挿通される複数のネジ44に合わせて、複数のネジ穴342が形成されている。2箇所の突出部35には、合わせ方向Hの開口側H2に位置する2つのネジ穴342のそれぞれが配置されている。
突出部35には、ネジ穴342の径方向の半周分以上が配置されていてもよく、ネジ穴342の全体が配置されていてもよい。本形態のネジ穴342は、図2に示すように、締結側部34の締結面341から締結側部34の締結方向Bの中間位置まで形成されている。なお、図6に示すように、複数のネジ穴342は、締結側部34の締結面341から側面343まで貫通する状態で形成されていてもよい。
(締結部材4)
図1~図3に示すように、本形態の締結部材4は、回路基板2に繋がる配線を中継するコネクタを構成している。コネクタは、絶縁性の樹脂によって構成されたハウジング40と、ハウジング40に設けられた、導電性の金属によって構成された導体ピン43とを有する。締結部材4のハウジング40は、締結側部34の締結面341に締結されるフランジ部41と、導体ピン43が内側に配置された筒形状部42とを有する。フランジ部41には、筒形状部42の端部の周りに突出して、ネジ44がそれぞれ挿通される挿通穴411が複数形成されている。
筒形状部42は、相手側コネクタと嵌合する形状に形成されており、導体ピン43は、相手側コネクタの導体部に導通される。フランジ部41は、板形状に形成されている。本形態のフランジ部41は、四角形の板形状に形成されており、4つの角部のそれぞれに挿通穴411を有する。
図2に示すように、フランジ部41における、ネジ44が挿通される部位には、挿通穴411が形成された円筒状のカラー410が設けられている。カラー410は、ネジ44の頭部が締め付けられる部位であり、剛性を高めるために金属によって構成されている。
本形態の締結部材4は、電子機器1としての電力変換装置の出力部に設けられたコネクタとしてもよい。また、締結部材4は、電子機器1としての電力変換装置の入力部に設けられたコネクタとしてもよい。また、締結部材4は、電子機器1としての電力変換装置の入力部に設けられたコネクタ及び出力部に設けられたコネクタの双方に適用してもよい。また、図1に示すように、第1ケース部3Aにおける、締結側部34が設けられた側とは反対側に位置する側部33等の他の側部33には、他の締結部材4が締結される他の締結側部が形成されていてもよい。
(配置関係)
本形態の第1ケース部3Aは、第1ケース部3Aの側部33の合わせ方向Hの寸法に対して、締結部材4の合わせ方向Hの寸法が大きい場合に、電子機器1の全体の合わせ方向Hの寸法を小さくするために有効な形状を有する。具体的には、図2に示すように、第1ケース部3Aの、締結部材4を締結するための締結側部34を、合わせ方向Hの開口側H2にオフセットして形成し、締結側部34の突出部35が、第2ケース部3Bに対して締結方向Bに対向する位置に配置されるようにしている。
図2に示すように、本形態の第1ケース部3Aの締結側部34の合わせ方向Hの最大寸法h3は、第1ケース部3Aにおける、締結側部34を除く部分の合わせ方向Hの最大寸法h2よりも大きい。この寸法関係を、便宜的に第1寸法関係という。締結側部34の合わせ方向Hの寸法は、締結部材4の合わせ方向Hの寸法に応じて設定される。締結側部34の合わせ方向Hにおける底側H1の端面344(突出部35の反対側に位置する端面)、及びフランジ部41の合わせ方向Hにおける底側H1の端面413(突出部35の反対側に位置する端面)は、第1ケース部3Aにおける、締結側部34を除く部分の底側H1の端面311よりも合わせ方向Hの内側(開口側H2)に位置する。この構成により、締結側部34の合わせ方向Hの最大寸法h3が大きい場合でも、締結側部34が第1ケース部3Aの底側H1の端面311から底側H1に突出しないようにして、車両等の設置箇所への電子機器1の設置を容易にすることができる。
また、第1寸法関係が満たされることを前提に、締結側部34の合わせ方向Hの最大寸法h3及び締結部材4のフランジ部41の合わせ方向Hの最大寸法h4は、第1ケース部3A及び第2ケース部3Bを合わせた合わせ方向Hの最大寸法h1よりも小さい。最大寸法h1とは、封止材30も含めた寸法のことをいう。
図2に示すように、締結側部34の合わせ方向Hにおける開口側H2の端面345(突出部35の側に位置する端面)、及びフランジ部41の合わせ方向Hにおける開口側H2の端面414(突出部35の側に位置する端面)は、第2ケース部3Bの合わせ方向Hにおける開口側H2の端面312よりも合わせ方向Hの内側(底側H1)に位置する。この構成により、電子機器1の合わせ方向Hにおいて、ケース3の外形の範囲内に締結側部34及び締結部材4を収めることができる。そして、電子機器1の合わせ方向Hの最大外形を小さく抑えることができる。
また、図1及び図2に示すように、第1ケース部3Aの締結側部34及び締結部材4のフランジ部41の全体は、第1ケース部3A及び第2ケース部3Bのケース3の全体を締結方向Bに投影したときの投影範囲内に収まっている。換言すれば、締結方向Bから見たときに、締結側部34及びフランジ部41の、合わせ方向H及び幅方向Wにおける外形の全体は、ケース3の、合わせ方向H及び幅方向Wにおける外形に対して重なっている。この構成により、電子機器1の合わせ方向H及び幅方向Wの最大外形を小さく抑えることができる。
(作用効果)
本形態の電子機器1においては、第1ケース部3Aの締結側部34における締結面341に、ネジ44によって締結部材4が締結される場合に、締結部材4の締結位置に工夫がされている。
具体的には、本形態の電子機器1においては、第1ケース部3Aの側部33に、第1ケース部3Aと第2ケース部3Bとの合わせ面301から第2ケース部3Bの側に突出する突出部35が形成されており、締結面341の一部は、突出部35に形成されている。また、締結部材4の一部は、突出部35に形成された締結面341の一部に締結されており、合わせ面301から第2ケース部3Bの側に位置している。
これらの構成により、第1ケース部3Aに対する締結部材4の合わせ方向Hの締結位置の調整が可能になり、第1ケース3部への締結部材4の締結の仕方の自由度を高めることができる。また、本形態の電子機器1においては、第1ケース部3Aの締結側部34及び締結部材4のフランジ部41の全体は、第1ケース部3A及び第2ケース部3Bのケース3の全体を締結方向Bに投影したときの投影範囲内に収まっている。換言すれば、締結部材4のフランジ部41の合わせ方向Hの最大寸法h4が、第1ケース部3Aにおける、締結側部34を除く部分の合わせ方向Hの最大寸法h2よりも大きく、かつ、フランジ部41の合わせ方向Hの最大寸法h4は、ケース3の合わせ方向Hの最大寸法h1よりも小さい。そして、電子機器1の合わせ方向Hの寸法は、ケース3の合わせ方向Hの最大寸法h1となる。これによって、電子機器1の合わせ方向Hの寸法を小さく維持することができる。
それ故、本形態の電子機器1によれば、小型化を目的として、第1ケース部3Aへの締結部材4の締結の仕方の自由度を高めることができる。
(比較形態)
図7には、第1ケース部93Aに対する締結側部94及び締結部材4の配置関係が実施形態1の場合と異なる、比較形態としての電子機器9について示す。この電子機器9においても、第1ケース部93Aの締結側部94の合わせ方向Hの最大寸法h3は、第1ケース部93Aにおける、締結側部94を除く部分の合わせ方向Hの最大寸法h2よりも大きい。締結部材4の構成は、実施形態1の場合と同様である。
しかし、電子機器9の第1ケース部93Aの締結側部94には、第1ケース部93Aと第2ケース部93Bとの合わせ面から第2ケース部93Bの側に突出する突出部は形成されていない。そして、締結側部94の合わせ方向Hの底側H1の端部941は、第1ケース部93Aの底部931よりも合わせ方向Hの底側H1へ突出している。そして、電子機器1の合わせ方向Hの寸法は、ケース3の合わせ方向Hの最大寸法よりも大きく、第2ケース部3Bの合わせ方向Hの開口側H2の端面932から、締結部材4の合わせ方向Hの底側H1の端面413までの寸法h5となる。そのため、電子機器1の合わせ方向Hの最大外形が大きくなる。また、第1ケース部3Aの底部931よりも締結部材4の底側H1の端部が底側H1に突出しているため、車両等の設置箇所への電子機器9の設置が難しくなる。
<実施形態2>
本形態は、図8に示すように、第1ケース部3Aの締結側部34に、複数のネジ穴342が形成される代わりに、ネジ44が挿通される複数の貫通穴346が形成された場合の電子機器1について示す。本形態の締結部材4は、複数のネジ44が、フランジ部41の各挿通穴411に挿通されるとともに締結側部34の各貫通穴346に挿通され、締結部材4の、締結面341とは反対側に位置する側面343に配置されたナット347に締め付けられて、第1ケース部3Aに締結される。
本形態の締結側部34の合わせ方向Hの底側H1の部位は、第1ケース部3Aから離れた状態で形成されている。複数の貫通穴346のすべては、締結側部34の締結面341から、締結面341と反対側の側面343まで貫通して形成されている。また、合わせ方向Hの開口側H2に位置する2つの貫通穴346は、締結側部34の突出部35に形成されている。
なお、例えば、合わせ方向Hの底側H1に位置するナット347は、第1ケース部3Aの内部に配置することもできる。また、締結部材4を第1ケース部3Aに締結する構造においては、実施形態1におけるネジ穴342が形成された部位と、実施形態2における貫通穴346が形成された部位とを併用することもできる。
本形態の電子機器1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
<実施形態3>
本形態は、図9に示すように、第1ケース部3Aと第2ケース部3Bとの合わせ面301の平面形状が、突出部35の形成部位を避けて湾曲して形成された場合の電子機器1について示す。本形態の第1ケース部3Aの合わせ面301における、締結面341が形成された側の側部33に位置する部位には、突出部35を避けるよう締結方向Bの内側に湾曲する湾曲面部303が形成されている。
換言すれば、第1ケース部3Aの合わせ面301の平面形状における、突出部35に対して締結方向Bの内側に対向する部位の平面形状は、締結方向Bの内側に膨らんでいる。また、第1ケース部3Aの凹部は、湾曲面部303の内側の形状に沿って形成されている。また、図示は省略するが、封止材30は、湾曲面部303を有する合わせ面301の形状に沿って配置されている。封止材30には、湾曲面部303の形状に沿った湾曲部が形成されている。
本形態の湾曲面部303は、合わせ方向Hの開口側H2に位置する2つのネジ44が締め付けられる2つの突出部35のそれぞれに対向する2箇所に形成されている。合わせ面301の、締結面341が形成された側の側部33に位置する部位において、湾曲面部303同士の間の部位、及び2つの湾曲面部303の外側に位置する部位は、締結方向Bにおいて突出部35に重なる位置に形成されている。
本形態の第1ケース部3Aの合わせ面301は、湾曲面部303を有することにより、実施形態1の場合に比べて締結部材4のフランジ部41の近くにまで形成されている。第1ケース部3Aの合わせ面301は、第1ケース部3Aにおける、突出部35が形成された、側部33及び締結側部34の合わせ方向Hの開口側H2の表面332よりも、開口側H2に突出している。換言すれば、第1ケース部3Aの合わせ方向Hの開口側H2における、突出部35同士の間に位置する表面332は、合わせ面301から底側H1に窪む凹部として形成されている(図1の表面332を参照)。
仮に、第1ケース部3A及び第2ケース部3Bの合わせ面301に配置された、封止材30を構成する液状ガスケットが漏れ出す場合であっても、この液状ガスケットを、凹部としての表面332に溜めることができる。そして、液状ガスケットが、締結部材4に接触するまで漏れないようにすることができる。また、凹部としての表面332が形成されていることにより、第1ケース部3Aの合わせ面301を切削する面積を減らして、切削加工の負担を低減することができる。
図10に示すように、湾曲面部303は、2つの突出部35の形成部位の全体を締結方向Bの内側に避けるよう、合わせ面301の、締結面341が形成された側の側部33に位置する部位の1箇所に形成されていてもよい。
本形態の電子機器1における、その他の構成、作用効果等についても、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
実施形態1~3においては、第1ケース部3Aと第2ケース部3Bとが複数のボルト362によって締結される場合について示した。第1ケース部3Aと第2ケース部3Bとは、複数のボルト362によって締結される代わりに、例えば、バネ部材による押圧力を受けた締結構造、接着剤が用いられた締結構造等の外れ防止がなされる種々の構造によって締結されていてもよい。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。さらに、本発明から想定される様々な構成要素の組み合わせ、形態等も本発明の技術思想に含まれる。
1 電子機器
2 回路基板
3 ケース
3A 第1ケース部
3B 第2ケース部
301 合わせ面
341 締結面
35 突出部
4 締結部材
44 ネジ

Claims (7)

  1. 電子回路が形成された回路基板(2)と、
    前記回路基板が配置された第1ケース部(3A)、及び前記第1ケース部に、互いの合わせ面(301)によって合わさって、前記第1ケース部とともに前記回路基板を収容する第2ケース部(3B)を有するケースと、
    前記第1ケース部の側部(33)に設けられた締結側部(34)において前記合わせ面に直交して形成された締結面(341)に、複数のネジ(44)によって締結される締結部材(4)と、を備え、
    前記第1ケース部には、前記合わせ面と平行に前記回路基板が配置されており、
    前記締結部材は、導体ピン(43)が内側に配置された筒形状部(42)を有して、前記回路基板に繋がる配線を中継しているとともに、前記筒形状部の端部の周りに突出して、前記ネジがそれぞれ挿通される挿通穴(411)が複数形成されたフランジ部(41)を有しており、
    前記締結側部には、前記挿通穴に挿通された前記ネジが締め付けられるネジ穴(342)又は前記挿通穴に挿通された前記ネジが挿通される貫通穴(346)が設けられるとともに、前記第1ケース部における前記合わせ面から前記第2ケース部の側に突出し、前記ネジ穴の少なくとも一部又は前記貫通穴の少なくとも一部が形成されて、前記締結面の一部を形成する突出部(35)が1つ又は複数設けられており、
    前記締結部材の一部は、前記突出部に形成された前記締結面の部位に締結されており、
    前記締結側部の、前記第1ケース部と前記第2ケース部とが合わさる合わせ方向(H)の最大寸法(h3)は、前記第1ケース部における、前記締結側部を除く部分の前記合わせ方向の最大寸法(h2)よりも大きく、
    かつ、前記締結側部の前記合わせ方向における、前記突出部の反対側に位置する端面(344)、及び前記フランジ部の前記合わせ方向における、前記突出部の反対側に位置する端面(413)は、前記第1ケース部における、前記締結側部を除く部分の前記突出部の反対側に位置する端面(311)よりも前記合わせ方向の内側に位置する、電子機器(1)。
  2. 前記フランジ部は、前記筒形状部の端部の周りから前記合わせ方向と直交する幅方向(W)に突出する部分が、前記第1ケース部における、前記締結側部を除く部分よりも前記幅方向の内側に位置する、請求項1に記載の電子機器(1)。
  3. 前記締結側部の前記合わせ方向の最大寸法(h3)及び前記フランジ部の前記合わせ方向の最大寸法(h4)は、前記第1ケース部及び前記第2ケース部を合わせた前記合わせ方向の最大寸法(h1)よりも小さく、
    前記締結側部の前記合わせ方向における、前記突出部の側に位置する端面(345)、及び前記フランジ部の前記合わせ方向における、前記突出部の側に位置する端面(414)は、前記第2ケース部の前記合わせ方向における、前記突出部の側に位置する端面(312)よりも前記合わせ方向の内側に位置する、請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記締結側部及び前記フランジ部の全体は、前記第1ケース部及び前記第2ケース部の全体を、前記第1ケース部に前記締結部材が締結される締結方向(B)に投影したときの投影範囲内に収まっている、請求項1~のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記締結側部が設けられる前記第1ケース部の側部において、前記突出部に対向する前記合わせ面の部位は、前記合わせ面の部位に対して前記合わせ方向と直交する幅方向(W)の外側に位置する部位よりも、前記締結方向の内側に位置する、請求項に記載の電子機器。
  6. 前記第1ケース部の前記合わせ面は、前記第1ケース部の側部(33)に沿った環形状に形成されており、
    前記第1ケース部の前記合わせ面における、前記締結面が形成された側の側部(33)に位置する部位には、前記第1ケース部に前記締結部材が締結される締結方向(B)の内側に前記突出部を避けるよう湾曲する湾曲面部(303)が形成されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記電子機器は、前記回路基板の前記電子回路によって電力を変換するコンバータ又はインバータを構成しており、
    前記締結部材は、前記導体ピンによって他のコネクタと導通し前記回路基板に繋がる配線を中継するコネクタを構成している、請求項1~6のいずれか1項に記載の電子機器。
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