JP2019108717A - 繊維補強コンクリート部材の製造方法、犠牲型枠の製造方法及び繊維補強コンクリート部材 - Google Patents

繊維補強コンクリート部材の製造方法、犠牲型枠の製造方法及び繊維補強コンクリート部材 Download PDF

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【課題】繊維補強コンクリートの打継ぎが行われる境界面の強度を向上させる。【解決手段】犠牲型枠設置工程で、補強繊維4を含み、型枠面3から補強繊維4が突出した犠牲型枠1が設置され、コンクリート打設工程で、補強繊維4が突出した犠牲型枠1の型枠面3に超高強度繊維補強コンクリートが打設され、打設された前記超高強度繊維補強コンクリートには型枠面3から突出した補強繊維4が含まれる。犠牲型枠除去工程で、打設された前記超高強度繊維補強コンクリートの硬化後に犠牲型枠1が除去され、犠牲型枠1に含まれていた補強繊維4が硬化した前記超高強度繊維補強コンクリートの表面から突出する。前記超高強度繊維補強コンクリートの打継ぎが行われると、前記打継ぎの境界面には補強繊維4が架橋し強度が向上する。【選択図】図1

Description

本発明は、繊維補強コンクリート部材の製造方法、犠牲型枠の製造方法及び繊維補強コンクリート部材に関する。
コンクリートの打継ぎのための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、網状の打止め材の中央部に棒状の膨張性止水ゴムを付設したコンクリート打継ぎ型枠において、膨張性止水ゴムは二分割されており、互いに嵌合し合う蟻溝と蟻とを有し、蟻溝と蟻との間に網状の打止め材を挟み込みつつ蟻溝と蟻とが互いに嵌合し合うコンクリート打継ぎ型枠が開示されている。
特開平2‐23656号公報
ところで、繊維補強コンクリートは、コンクリートに補強繊維が混入されていることから、曲げ強度及びせん断強度等の構造性能に優れた材料である。しかし、繊維補強コンクリートの打継ぎが行われる境界面は、境界面以外の部位に比べて強度が劣ってしまう欠点があり、境界面の強度の向上が望まれている。
そこで本発明は、繊維補強コンクリートの打継ぎが行われる境界面の強度を向上させることができる繊維補強コンクリート部材の製造方法、犠牲型枠の製造方法及び繊維補強コンクリート部材を提供することを目的とする。
本発明は、補強繊維を含み、その型枠面から補強繊維が突出した犠牲型枠を設置する犠牲型枠設置工程と、犠牲型枠設置工程により設置され、補強繊維が突出した犠牲型枠の型枠面に繊維補強コンクリートを打設するコンクリート打設工程と、コンクリート打設工程により打設された繊維補強コンクリートが硬化した後に犠牲型枠を除去することにより、コンクリート打設工程の前に犠牲型枠に含まれて型枠面から突出していた補強繊維を硬化した繊維補強コンクリートの表面から突出させる犠牲型枠除去工程とを備えた繊維補強コンクリート部材の製造方法である。
この構成によれば、犠牲型枠設置工程により、補強繊維を含み、その型枠面から補強繊維が突出した犠牲型枠が設置され、コンクリート打設工程により、犠牲型枠設置工程により設置され、補強繊維が突出した犠牲型枠の型枠面に繊維補強コンクリートが打設されるため、打設された繊維補強コンクリートには型枠面から突出した補強繊維が含まれるようになる。また、犠牲型枠除去工程により、コンクリート打設工程により打設された繊維補強コンクリートが硬化した後に犠牲型枠を除去することにより、コンクリート打設工程の前に犠牲型枠に含まれて型枠面から突出していた補強繊維が硬化した繊維補強コンクリートの表面から突出させられるため、繊維補強コンクリートの表面に繊維補強コンクリートの打継ぎが行われた場合に、打継ぎの境界面には補強繊維が架橋する。このため、繊維補強コンクリートの打継ぎが行われる境界面の強度を向上させることができる。
この場合、犠牲型枠設置工程では、コンクリート打設工程で打設されて硬化した後の繊維補強コンクリートよりも低い強度の材料に補強繊維を含む犠牲型枠を設置し、犠牲型枠除去工程では、犠牲型枠の材料を破砕することにより、犠牲型枠を除去することが好適である。
この構成によれば、犠牲型枠設置工程では、コンクリート打設工程で打設されて硬化した後の繊維補強コンクリートよりも低い強度の材料に補強繊維を含む犠牲型枠を設置するため、犠牲型枠の製造がより容易である。また、犠牲型枠除去工程では、犠牲型枠の材料を破砕することにより、犠牲型枠を除去するため、犠牲型枠の除去がより容易である。
一方、本発明は、補強繊維を含み、その型枠面から補強繊維が突出した犠牲型枠の製造方法であって、互いに空間を隔てて一対の型枠を対向配置する型枠対向配置工程と、型枠対向配置工程で互いに空間を隔てて対向配置された一対の型枠の空間を通り一対の型枠の両方を貫通するように補強繊維を配置する補強繊維配置工程と、補強繊維配置工程で補強繊維が配置された一対の型枠の空間に材料を充填する材料充填工程と、材料充填工程で充填された材料が硬化した後に一対の型枠を除去することにより、硬化した材料の型枠に接していた型枠面から補強繊維を突出させる型枠除去工程とを備えた犠牲型枠の製造方法である。
この構成によれば、補強繊維を含み、その型枠面から補強繊維が突出した犠牲型枠の製造方法において、型枠対向配置工程により、互いに空間を隔てて一対の型枠が対向配置され、補強繊維配置工程で、型枠対向配置工程で互いに空間を隔てて対向配置された一対の型枠の空間を通り一対の型枠の両方を貫通するように補強繊維が配置されるため、容易に型枠面から補強繊維が突出するように補強繊維を配置することができる。また、材料充填工程では、補強繊維配置工程で補強繊維が配置された一対の型枠の空間に材料が充填され、型枠除去工程では、材料充填工程で充填された材料が硬化した後に一対の型枠を除去することにより、硬化した材料の型枠に接していた型枠面から補強繊維が突出させられるため、補強繊維を含み、その型枠面から補強繊維が突出した犠牲型枠を容易に製造することができる。
この場合、型枠対向配置工程では、空間を隔てて対向配置された一対の型枠を互いに間隔を隔てて複数対配置することにより、間隔、型枠及び空間が順次一列をなすようにし、補強繊維配置工程では、互いに間隔を空けて複数対配置された型枠のそれぞれの間隔及び空間を通り複数対の型枠のそれぞれを貫通するように補強繊維を配置し、材料充填工程では、補強繊維配置工程で補強繊維が配置された複数対の型枠のそれぞれの空間に材料を充填し、材料充填工程の後に互いに間隔を空けて複数配置された型枠の間隔のそれぞれを通る補強繊維を切断する補強繊維切断工程をさらに備えてもよい。
この構成によれば、型枠対向配置工程では、空間を隔てて対向配置された一対の型枠を互いに間隔を隔てて複数対配置することにより、間隔、型枠及び空間が順次一列をなすようにし、補強繊維配置工程では、互いに間隔を空けて複数対配置された型枠のそれぞれの間隔及び空間を通り複数対の型枠のそれぞれを貫通するように補強繊維を配置するため、複数の型枠に対して補強繊維を同時に効率良く配置することができる。また、材料充填工程では、補強繊維配置工程で補強繊維が配置された複数対の型枠のそれぞれの空間に材料を充填し、補強繊維切断工程では、材料充填工程の後に互いに間隔を空けて複数配置された型枠の間隔のそれぞれを通る補強繊維を切断して、個々の犠牲型枠に分離するため、複数の犠牲型枠を同時に効率良く製造することができる。
また、本発明は、その表面から補強繊維が突出した超高強度繊維補強コンクリートからなるプレキャスト部材である繊維補強コンクリート部材である。
この構成によれば、繊維補強コンクリート部材において、超高強度繊維補強コンクリートからなるプレキャスト部材の表面から補強繊維が突出しているため、当該表面に超高強度繊維補強コンクリートの打継ぎが行われた場合に、打継ぎの境界面には補強繊維が架橋する。このため、打継ぎが行われる境界面の強度を向上させることができる。
本発明の繊維補強コンクリート部材の製造方法、犠牲型枠の製造方法及び繊維補強コンクリート部材によれば、繊維補強コンクリートの打継ぎが行われる境界部位の強度を向上させることができる。
第1実施形態の繊維補強コンクリート部材の製造方法における犠牲型枠を示す斜視図である。 第1実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法におけるプレキャスト部材用型枠設置工程を示す平面図である。 第1実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法における犠牲型枠設置工程を示す平面図である。 第1実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法におけるコンクリート打設工程を示す平面図である。 第1実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法における犠牲型枠除去工程を示す平面図である。 第1実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法における繊維補強コンクリート部材設置工程を示す平面図である。 第1実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法における間詰コンクリート打設工程を示す平面図である。 第2実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法における犠牲型枠設置工程を示す平面図である。 第2実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法におけるコンクリート打設工程を示す平面図である。 第2実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法における犠牲型枠除去工程を示す平面図である。 図10の犠牲型枠除去工程の後に再び犠牲型枠設置工程が行われた状態を示す平面図である。 第3実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における補強繊維を含む材料を示す斜視図である。 図12の材料を切断面で個々の犠牲型枠の部材に分離した状態を示す斜視図である。 (A)は第4実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における補強繊維を含む材料の充填方法を示す縦断面図であり、(B)は(A)で充填した材料の犠牲型枠の型枠面から補強繊維を突出させた状態を示す縦断面図である。 第5実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における補強繊維を含む材料の充填方法を示す図である。 第6実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における補強繊維を含む材料の充填方法を示す図である。 第7実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における補強繊維を含む材料の充填方法を示す図である。 第8実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における補強繊維を含む材料の充填方法を示す縦断面図である。 第9実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における型枠対向配置工程を示す斜視図である。 第9実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における補強繊維配置工程を示す斜視図である。 第9実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における材料充填工程を示す斜視図である。 第9実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における補強繊維切断工程を示す斜視図である。 第9実施形態に係る犠牲型枠の製造方法における型枠除去工程を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法、犠牲型枠の製造方法及び超高強度繊維補強コンクリート部材について詳細に説明する。本発明の第1実施形態の繊維補強コンクリート部材の製造方法における犠牲型枠1は、例えば、土木学会発行の「超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案)」に材料及び製法が規定された超高強度繊維補強コンクリートからなる繊維補強コンクリート部材を製造するための型枠である。図1に示すように、犠牲型枠1は、補強繊維4を含み、その型枠面3から補強繊維4が突出している。補強繊維4は、製造される繊維補強コンクリート部材の補強繊維と同じ材質でもよいし、異なる材質でもよい。
犠牲型枠1は、打設されて硬化した後の超高強度繊維補強コンクリート等の繊維補強コンクリートよりも低い強度の材料2に補強繊維4を含む。材料2には、例えば、容易に斫ることができ、圧縮強度10N/mm以下、例えば、圧縮強度0.2〜5N/mmの低強度コンクリート又は極低強度モルタルを適用することができる。また、打設されて硬化した後の超高強度繊維補強コンクリート等の繊維補強コンクリートよりも低い強度の材料2には、上記の低強度コンクリート及び極低強度モルタルの他に、例えば、粘土等鉱物系材料や石膏、発泡ウレタン、発泡スチロール、低強度の樹脂、高分子系材料、ゼラチン、寒天等、補強繊維4を含んだ状態で流動化し、型に入れて成型した後に硬化して所定の強度をもった状態になる物であれば、どのような物でも適用することができる。材料2の型枠面3から型枠面3とは反対側の面までの長さは、型枠面3から突出した補強繊維4を保持するため、少なくとも補強繊維4の長さ以上である。
材料2に含まれる補強繊維4の量は、例えば、2〜4vol%程度にでき、3vol%にすることができる。超高強度繊維補強コンクリートに含まれる鋼繊維の量は例えば1.75vol%であるが、十分な繊維が打継ぎの境界面に残るように犠牲型枠1の補強繊維4の量は超高強度繊維補強コンクリートの補強繊維の量より多くてもよい。
以下、上記の犠牲型枠1を用いた第1実施形態に係る繊維補強コンクリート部材の製造方法について説明する。図2に示すように、プレキャスト部材用型枠11を設置するプレキャスト部材用型枠設置工程が行われる。図3に示すように、補強繊維4を含み、その型枠面3から補強繊維4が突出した犠牲型枠1を設置する犠牲型枠設置工程が行われる。犠牲型枠設置工程では、後述するコンクリート打設工程で打設されて硬化した後の超高強度繊維補強コンクリート等の繊維補強コンクリートよりも低い強度の材料2に補強繊維4を含む犠牲型枠1が設置される。図3の例では、一対の犠牲型枠1がそれらの型枠面3のそれぞれが互いに対向するように配置される。
図4に示すように、犠牲型枠設置工程により設置され、補強繊維4が突出した犠牲型枠1の型枠面3に例えば超高強度繊維補強コンクリート12等の繊維補強コンクリートを打設するコンクリート打設工程が行われる。図5に示すように、コンクリート打設工程により打設された超高強度繊維補強コンクリート12等の繊維補強コンクリートが硬化した後に犠牲型枠1を除去することにより、コンクリート打設工程の前に犠牲型枠1に含まれて型枠面3から突出していた補強繊維4を硬化した超高強度繊維補強コンクリート12等の繊維補強コンクリートの表面13から突出させる犠牲型枠除去工程が行われる。犠牲型枠除去工程では、犠牲型枠1の材料2を破砕することにより、犠牲型枠1が除去される。
以上のようにして、プレキャスト床版等に適用することができる繊維補強コンクリート部材10が製造される。本実施形態の繊維補強コンクリート部材10は、その表面13から補強繊維4が突出した超高強度繊維補強コンクリート12からなるプレキャスト部材である。補強繊維4が突出した表面13は、繊維補強コンクリート部材10の互いに反対側の面である。なお、繊維補強コンクリート部材10では一方の表面13のみから補強繊維4が突出していてもよく、その場合は一つの犠牲型枠1のみが配置される。以上の工程は、床版設置面が存在する施工現場以外の工場等で行うことができる。
以下、施工現場におけるプレキャスト床版である繊維補強コンクリート部材10の製造方法(床版設置方法)について説明する。図6に示すように、繊維補強コンクリート部材設置工程において、補強繊維4が突出した表面13のそれぞれが互いに対向するように、複数の繊維補強コンクリート部材10が互いに間隔を隔てて床版設置面100に設置させられる。一対の繊維補強コンクリート部材10の間隔における直方体状の空間の表面13により区画されていない側面には、不図示の型枠板等が配置される。
図7に示すように、間詰コンクリート打設工程において、床版設置面100に互いに間隔を隔てて設置させられた繊維補強コンクリート部材10の間隔に超高強度繊維補強コンクリート12等の繊維補強コンクリートを打設する間詰コンクリート打設工程が行われる。以上のようにして、複数のプレキャスト床版である繊維補強コンクリート部材10を互いに連結して床版設置面100に設置することができる。
本実施形態によれば、犠牲型枠設置工程により、補強繊維4を含み、その型枠面3から補強繊維4が突出した犠牲型枠1が設置され、コンクリート打設工程により、犠牲型枠設置工程により設置され、補強繊維4が突出した犠牲型枠1の型枠面3に超高強度繊維補強コンクリート12等の繊維補強コンクリートが打設されるため、打設された繊維補強コンクリートには型枠面3から突出した補強繊維4が含まれるようになる。また、犠牲型枠除去工程により、コンクリート打設工程により打設された繊維補強コンクリートが硬化した後に犠牲型枠1を除去することにより、コンクリート打設工程の前に犠牲型枠1に含まれて型枠面3から突出していた補強繊維4が硬化した繊維補強コンクリートの表面13から突出させられるため、繊維補強コンクリートの表面13に繊維補強コンクリートの打継ぎが行われた場合に、打継ぎの境界面には補強繊維4が架橋する。このため、繊維補強コンクリートの打継ぎが行われる境界面の強度を向上させることができる。
つまり、例えば、繊維補強コンクリートを打設してから、繊維補強コンクリートの表面をウォータージェット等により洗い出して、繊維補強コンクリートの表面から補強繊維を露出させる方法では、繊維補強コンクリートの表面の繊維の洗い出しは、繊維補強コンクリートが完全に硬化する前に(凝結のタイミングを見計らって)しなくてはならず、管理が難しい欠点がある。また、この方法では、補強繊維が鋼繊維である場合に、鋼繊維を洗い出してから本養生(蒸気養生)をするので、鋼繊維が錆びる恐れがある。また、この方法では、鋼繊維を洗い出してから、現地に繊維補強コンクリートの床版の本体を運搬し、間詰めコンクリートと一体化させるが、この間の時間で鋼繊維が錆びてしまう恐れがある。補強繊維が錆びないステンレスの補強繊維、合成樹脂の補強繊維であればよいが、高コストの要因となる。一方、本実施形態では、上記問題は生じない利点がある。
また、本実施形態によれば、犠牲型枠設置工程では、コンクリート打設工程で打設されて硬化した後の超高強度繊維補強コンクリート12等の繊維補強コンクリートよりも低い強度の材料2に補強繊維4を含む犠牲型枠1を設置するため、犠牲型枠1の製造がより容易である。また、犠牲型枠除去工程では、犠牲型枠1の材料2を破砕することにより、犠牲型枠1を除去するため、犠牲型枠1の除去がより容易である。
また、本実施形態では、繊維補強コンクリート部材10において、超高強度繊維補強コンクリート12からなるプレキャスト部材の表面13から補強繊維4が突出しているため、当該表面13に超高強度繊維補強コンクリート12の打継ぎが行われた場合に、打継ぎの境界面には補強繊維4が架橋する。このため、打継ぎが行われる境界面の強度を向上させることができる。
以下、本発明の第2実施形態に係る施工現場における床版である繊維補強コンクリート部材10の製造方法(床版打設方法)について説明する。以下に示すように、本実施形態の床版である繊維補強コンクリート部材10は施工現場における場所打ちによっても製造することができる。図8に示すように、施工現場の床版設置面100に設置された繊維補強コンクリート部材10の表面13にその型枠面3が間隔を隔てて対向するように、犠牲型枠1を床版設置面100に設置する犠牲型枠設置工程が行われる。繊維補強コンクリート部材10は、上記第1実施形態のようなプレキャスト部材でもよく、後述するように場所打ちにより打設された繊維補強コンクリート部材10でもよい。繊維補強コンクリート部材10と犠牲型枠1との間隔における直方体状の空間の表面13と型枠面3とで区画されていない側面には、不図示の型枠板等が配置される。
図9に示すように、繊維補強コンクリート部材10の表面13と犠牲型枠1の型枠面3との間隔に超高強度繊維補強コンクリート12等の繊維補強コンクリートを打設するコンクリート打設工程が行われる。図10に示すように、犠牲型枠1の材料2を破砕することにより犠牲型枠1を除去することによって、コンクリート打設工程の前に犠牲型枠1に含まれて型枠面3から突出していた補強繊維4を硬化した超高強度繊維補強コンクリート12等の繊維補強コンクリートの表面13から突出させる犠牲型枠除去工程が行われる。
図11に示すように、犠牲型枠除去工程で犠牲型枠1を除去され、表面13から補強繊維4が突出した繊維補強コンクリート部材10に対し、図8と同様に、表面13にその型枠面3が間隔を隔てて対向するように、犠牲型枠1を床版設置面100に設置する犠牲型枠設置工程が行われる。以降、同様にコンクリート打設工程、犠牲型枠除去工程及び犠牲型枠設置工程を繰り返し行うことにより、場所打ちにおいて、繊維補強コンクリートの打継ぎが行われる境界面の強度を向上させることができる。
以下、本発明の第3実施形態に係る犠牲型枠の製造方法について説明する。図12に示すように、補強繊維4を含み打設される繊維補強コンクリートよりも低い強度の材料2を型枠等に充填した後に硬化させる。上述したように、材料2には、例えば、圧縮強度10N/mm以下、特に、圧縮強度0.2〜5N/mmの低強度コンクリート又は極低強度モルタルを適用することができる。また、材料2には、例えば、粘土等鉱物系材料や石膏、発泡ウレタン、発泡スチロール、低強度の樹脂、高分子系材料、ゼラチン、寒天等、補強繊維4を含んだ状態で流動化し、型枠に入れて成型した後に硬化して所定の強度をもった状態になる物であれば、どのような物でも適用することができる。
硬化した材料2には、切断面5が設定される。図13に示すように、図12の材料2が切断面5で個々の犠牲型枠の部材に分離される。図13の個々の犠牲型枠の部材の表面をウォータージェット等により洗い出すことにより、図1に示すような補強繊維4を含み、その型枠面3から補強繊維4が突出した犠牲型枠1が製造される。ウォータージェット等による洗い出しは、超高強度繊維補強コンクリート等に比べて材料2の強度は極めて低いため、非常に容易に行うことができる。本実施形態では、簡単な方法で犠牲型枠1を製造することができる。
以下、本発明の第4実施形態に係る犠牲型枠の製造方法について説明する。犠牲型枠1の製造においては、型枠面3に対してなるべく垂直に近い角度で補強繊維4が突出していることが好ましい。しかし、補強繊維4を含む材料2を型枠に充填する際に、例えば、型枠の底面が広く、底面の広さに比べて深さが浅い型枠に材料2を充填すると(水平打ち)、材料2は型枠の広い底面に沿って流動し、補強繊維4の多くは型枠の底面に沿った水平方向に配向する。そのため、広い型枠の底面に平行な広い型枠面3の犠牲型枠1を製造する場合には、型枠面3に対して垂直に近い角度で補強繊維4を突出させることが難しくなる。
そこで、本実施形態では、図14(A)に示すように、型枠6の底面が狭く、底面の広さに比べて深さが深い型枠6に対して、垂直な充填方向Dにより、補強繊維4を含む材料2が充填される(縦打ち)。材料2は型枠6の狭い底面に沿って流動し、補強繊維4の多くは型枠6の底面に沿った水平方向に配向する。図14(B)に示すように、型枠6の中で材料2が硬化した後であって、材料2を型枠6から脱型する前に、型枠6の内側面に沿った方向にウォータージェットWを噴射することにより、広い型枠6の内側面に平行な広い型枠面3に対して垂直に近い角度で補強繊維4が突出した犠牲型枠1が製造される。
以下、本発明の第5実施形態に係る犠牲型枠の製造方法について説明する。図15にしめすように、本実施形態では、補強繊維4を含む材料2を型枠に充填する際に、例えば、型枠7の底面が広く、底面の広さに比べて深さが浅い型枠7に材料2を充填する。型枠7は、その底面が水平から角度θで傾斜している。角度θは、例えば、1°〜2°である。本実施形態では、傾斜した型枠7の上方の端部から補強繊維4を含む材料2が充填される。材料2は傾斜した型枠7の上方の端部から底面に沿って下方の端部へと流動し、補強繊維4の多くは型枠7の底面に沿った水平方向に配向する。材料2が硬化し、型枠7が脱型された後に、上記第3実施形態のように、個々の犠牲型枠の部材に分離し、個々の犠牲型枠の部材の表面をウォータージェット等により洗い出すことにより、型枠面3に対して垂直に近い角度で補強繊維4が突出した犠牲型枠1が製造される。
以下、本発明の第6実施形態に係る犠牲型枠の製造方法について説明する。図16に示すように、本実施形態では、補強繊維4を含む材料2を型枠に充填する際に、例えば、型枠7の底面が広く、底面の広さに比べて深さが浅い型枠7に材料2を充填する。本実施形態では、型枠7に補強繊維4を含む材料2が充填された後に、コンクリートの締固めに使用される棒状バイブレータ31が未硬化の材料2に挿入され、図16の矢印に示すように、棒状バイブレータ31が水平方向に往復動させられる。これにより、補強繊維4の多くは棒状バイブレータ31の往復動の方向に沿った水平方向に配向する。材料2が硬化し、型枠7が脱型された後に、上記第3実施形態のように、個々の犠牲型枠の部材に分離し、個々の犠牲型枠の部材の表面をウォータージェット等により洗い出すことにより、型枠面3に対して垂直に近い角度で補強繊維4が突出した犠牲型枠1が製造される。
以下、本発明の第7実施形態に係る犠牲型枠の製造方法について説明する。図17に示すように、本実施形態では、補強繊維4を含む材料2を型枠に充填する際に、例えば、型枠7の底面が広く、底面の広さに比べて深さが浅い型枠7に材料2を充填する。本実施形態では、型枠7に補強繊維4を含む材料2が充填された後に、調髪用の櫛のように複数の櫛状歯が下方に突出した櫛状器具32の櫛状歯が未硬化の材料2に挿入され、図17の矢印に示すように、櫛状器具32が水平方向に移動させられる。これにより、補強繊維4の多くは櫛状器具32の移動の方向に沿った水平方向に配向する。材料2が硬化し、型枠7が脱型された後に、上記第3実施形態のように、個々の犠牲型枠の部材に分離し、個々の犠牲型枠の部材の表面をウォータージェット等により洗い出すことにより、型枠面3に対して垂直に近い角度で補強繊維4が突出した犠牲型枠1が製造される。
以下、本発明の第8実施形態に係る犠牲型枠の製造方法について説明する。図18にしめすように、本実施形態では、補強繊維4を含む材料2を型枠に充填する際に、例えば、型枠7の底面が広く、底面の広さに比べて深さが浅い型枠7に材料2を充填する。材料2は、補強繊維4を含み、硬化する前に、流動性が無く、重力による形状変化を生じないような硬度を有する低強度コンクリート又は極低強度モルタルである(固練り)。
材料2には、補強繊維4が垂直に近い角度で配向するように補強繊維4が練り込まれる。型枠7の広い底面に平行な型枠面3に対して垂直に近い角度で補強繊維4を配向させたいため、充填される材料2に打重目8が生じても問題が無い。材料2の硬化後に材料2の型枠7の底面に平行な面に対してウォータージェット等による洗い出しを行うことにより、広い型枠7の底面に平行な広い型枠面3に対して垂直に近い角度で補強繊維4が突出した犠牲型枠1が製造される。
以下、第9実施形態に係る犠牲型枠の製造方法について説明する。図19に示すように、互いに空間22を隔てて一対の型枠21を対向配置する型枠対向配置工程が行われる。型枠21は、鋼繊維の素線(ワイヤー)等の補強繊維4が貫通可能なメッシュ型枠又は櫛状の型枠である。型枠対向配置工程では、空間22を隔てて対向配置された一対の型枠21を互いに間隔23を隔てて複数対配置することにより、間隔23、型枠21及び空間22が順次一列をなすようにされる。合わせて、空間22を区画するために、空間22の底面には不図示の底枠が配置され、空間22の型枠21が配置されていない側面には不図示の側枠が配置される。
なお、本実施形態において、犠牲型枠1を一個づつ製造する場合には、型枠対向配置工程で一対の型枠21のみが配置され、一対の型枠21について、下記の工程が行われる。
図20に示すように、型枠対向配置工程で互いに空間22を隔てて対向配置された一対の型枠21の空間22を通り一対の型枠21の両方を貫通するように補強繊維4を配置する補強繊維配置工程が行われる。補強繊維配置工程では、互いに間隔23を空けて複数対配置された型枠21のそれぞれの間隔23及び空間22を通り複数対の型枠21のそれぞれを貫通するように補強繊維4が配置される。
図21に示すように、補強繊維配置工程で補強繊維4が配置された一対の型枠21の空間22に材料2を充填する材料充填工程が行われる。材料充填工程では、補強繊維配置工程で補強繊維4が配置された複数対の型枠21のそれぞれの空間22に材料2が充填される。
図22に示すように、材料充填工程の後に互いに間隔を空けて複数配置された型枠21の間隔23のそれぞれを通る補強繊維4を切断する補強繊維切断工程が行われる。なお、犠牲型枠1を一個づつ製造する場合には、補強繊維切断工程は不要である。また、補強繊維切断工程は、材料2の硬化前及び硬化後のいずれにも行うことができる。また、可能な場合は、補強繊維切断工程は、後述する型枠除去工程の後に行ってもよい。
図23に示すように、材料充填工程で充填された材料2が硬化した後に一対の型枠21を除去することにより、硬化した材料2の型枠21に接していた型枠面3から補強繊維4を突出させる型枠除去工程が行われる。低強度コンクリートや極低強度モルタルである材料2は強度が低いため、型枠21の除去は容易に行うことができる。
本実施形態によれば、補強繊維4を含み、その型枠面3から補強繊維4が突出した犠牲型枠1の製造方法において、型枠対向配置工程により、互いに空間22を隔てて一対の型枠21が対向配置され、補強繊維配置工程で、型枠対向配置工程で互いに空間22を隔てて対向配置された一対の型枠21の空間22を通り一対の型枠21の両方を貫通するように補強繊維4が配置されるため、容易に型枠面3から補強繊維4が突出するように補強繊維4を配置することができる。また、材料充填工程では、補強繊維配置工程で補強繊維4が配置された一対の型枠21の空間22に材料2が充填され、型枠除去工程では、材料充填工程で充填された材料2が硬化した後に一対の型枠21を除去することにより、硬化した材料2の型枠21に接していた型枠面3から補強繊維4が突出させられるため、補強繊維4を含み、その型枠面3から補強繊維4が突出した犠牲型枠1を容易に製造することができる。型枠面3に対して垂直に近い角度で補強繊維4を突出させることも容易である。
また、本実施形態によれば、型枠対向配置工程では、空間22を隔てて対向配置された一対の型枠21を互いに間隔23を隔てて複数対配置することにより、間隔23、型枠21及び空間22が順次一列をなすようにし、補強繊維配置工程では、互いに間隔23を空けて複数対配置された型枠21のそれぞれの間隔23及び空間22を通り複数対の型枠21のそれぞれを貫通するように補強繊維4を配置するため、複数の型枠21に対して補強繊維4を同時に効率良く配置することができる。また、材料充填工程では、補強繊維配置工程で補強繊維4が配置された複数対の型枠21のそれぞれの空間22に材料2を充填し、補強繊維切断工程では、材料充填工程の後に互いに間隔23を空けて複数配置された型枠21の間隔23のそれぞれを通る補強繊維4を切断して、個々の犠牲型枠1に分離するため、複数の犠牲型枠1を同時に効率良く製造することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
1…犠牲型枠、2…材料、3…型枠面、4…補強繊維、5…切断面、6…型枠、7…型枠、8…打重目、10…繊維補強コンクリート部材、11…プレキャスト部材用型枠、12…超高強度繊維補強コンクリート、13…表面、21…型枠、22…空間、23…間隔、100…床版設置面、D…充填方向、W…ウォータージェット、θ…角度、31…棒状バイブレータ、32…櫛状器具。

Claims (5)

  1. 補強繊維を含み、その型枠面から前記補強繊維が突出した犠牲型枠を設置する犠牲型枠設置工程と、
    前記犠牲型枠設置工程により設置され、前記補強繊維が突出した前記犠牲型枠の前記型枠面に繊維補強コンクリートを打設するコンクリート打設工程と、
    前記コンクリート打設工程により打設された前記繊維補強コンクリートが硬化した後に前記犠牲型枠を除去することにより、前記コンクリート打設工程の前に前記犠牲型枠に含まれて前記型枠面から突出していた前記補強繊維を硬化した前記繊維補強コンクリートの表面から突出させる犠牲型枠除去工程と、
    を備えた繊維補強コンクリート部材の製造方法。
  2. 前記犠牲型枠設置工程では、前記コンクリート打設工程で打設されて硬化した後の前記繊維補強コンクリートよりも低い強度の材料に前記補強繊維を含む前記犠牲型枠を設置し、
    前記犠牲型枠除去工程では、前記犠牲型枠の前記材料を破砕することにより、前記犠牲型枠を除去する、請求項1に記載の繊維補強コンクリート部材の製造方法。
  3. 補強繊維を含み、その型枠面から前記補強繊維が突出した犠牲型枠の製造方法であって、
    互いに空間を隔てて一対の型枠を対向配置する型枠対向配置工程と、
    前記型枠対向配置工程で互いに前記空間を隔てて対向配置された一対の前記型枠の前記空間を通り一対の前記型枠の両方を貫通するように前記補強繊維を配置する補強繊維配置工程と、
    前記補強繊維配置工程で前記補強繊維が配置された一対の前記型枠の前記空間に材料を充填する材料充填工程と、
    前記材料充填工程で充填された前記材料が硬化した後に一対の前記型枠を除去することにより、硬化した前記材料の前記型枠に接していた前記型枠面から前記補強繊維を突出させる型枠除去工程と、
    を備えた犠牲型枠の製造方法。
  4. 前記型枠対向配置工程では、前記空間を隔てて対向配置された一対の前記型枠を互いに間隔を隔てて複数対配置することにより、前記間隔、前記型枠及び前記空間が順次一列をなすようにし、
    前記補強繊維配置工程では、互いに前記間隔を空けて複数対配置された前記型枠のそれぞれの前記間隔及び前記空間を通り複数対の前記型枠のそれぞれを貫通するように前記補強繊維を配置し、
    前記材料充填工程では、前記補強繊維配置工程で前記補強繊維が配置された複数対の前記型枠のそれぞれの前記空間に前記材料を充填し、
    前記材料充填工程の後に互いに間隔を空けて複数配置された前記型枠の前記間隔のそれぞれを通る前記補強繊維を切断する補強繊維切断工程をさらに備えた、請求項3に記載の犠牲型枠の製造方法。
  5. その表面から補強繊維が突出した超高強度繊維補強コンクリートからなるプレキャスト部材である、繊維補強コンクリート部材。
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