JP2019108232A - 光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置 - Google Patents

光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】連結された複数段の冷却管に対して座屈応力がかからず、長期間使用した場合も気密性を保つことができる光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置を提供する。【解決手段】冷却装置は、光ファイバの走行軸方向に配列される半割構造の複数の冷却管と、複数の冷却管のうち隣接する冷却管同士が走行軸方向に接続される半割構造の接続部とを備え、接続部は、隣接する冷却管の一方の冷却管の端部に設けられた半割構造の内側接続部21a,21bと、他方の冷却管の端部に設けられた半割構造の外側接続部31a,31bとが、走行軸方向に直交する方向に嵌合する構造であり、内側接続部21a,21bと外側接続部31a,31bとの間に第一気密部材51a,51bを有し、第一気密部材51a,51bは、走行軸方向に直交する方向に押圧されて変形することによって内側接続部21a,21bと外側接続部31a,31bとの間を気密にする。【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバを冷却するための冷却装置に関する。
特許文献1の光ファイバ冷却装置には、複数段の冷却筒を光ファイバに沿って移動してこれらを相互に連結するための連結手段を具えていることが記載されている。上記冷却筒は、それぞれ光ファイバとの対向方向に移動可能に複数に分割した複数の分割片で構成され、これら複数の分割片を光ファイバとの対向方向に駆動するための開閉手段をさらに具えている。
特許文献2の冷却装置を有する光ファイバの線引き装置には、複数の冷却筒のうち隣接する2つの冷却筒が、連結筒によって気密に連結されることが記載されている。
特開平10−259036号公報 特開平5−186238号公報
例えば特許文献1、2のように、光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置は、冷却効率を上げるべく冷却する範囲を光ファイバの走行軸方向に長くとれるように、複数段の冷却管(冷却筒)を連結して構成される場合がある。冷却管同士の連結部分の気密を保つために、複数段の冷却管の上下方向(光ファイバの走行軸方向)からシリンダー等で冷却管を押し続けるので、連結された複数段の冷却管に対して座屈応力がかかる場合がある。このため、冷却装置を長期間使用した場合、冷却管が曲がって分割構造が閉まりきらなくなり、冷却管内の気密性を保てなくなるおそれがある。
本発明は、連結された複数段の冷却管に対して座屈応力がかからず、長期間使用した場合も気密性を保つことができる光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置は、
光ファイバ用母材を加熱炉で加熱して線引きする光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置であって、
前記冷却装置は、
前記光ファイバの走行軸方向に配列される半割構造の複数の冷却管と、
前記複数の冷却管のうち隣接する冷却管同士が前記走行軸方向に接続される半割構造の接続部と、を備え、
前記接続部は、隣接する冷却管の一方の冷却管の端部に設けられた半割構造の内側接続部と、他方の冷却管の端部に設けられた半割構造の外側接続部とが、前記走行軸方向に直交する方向に嵌合する構造であり、
前記内側接続部と前記外側接続部との間に第一気密部材を有し、
前記第一気密部材は、前記走行軸方向に直交する方向に押圧されて変形することによって前記内側接続部と前記外側接続部との間を気密にする。
上記発明の光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置によれば、連結された複数段の冷却管に対して座屈応力がかからず、長期間使用した場合も気密性を保つことができる。
本実施形態に係る光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置の概略構成を示す部分断面図である。 図1の冷却装置の接続部を示す分解斜視図である。 図1の冷却装置における半割構造の内側接続部の一方を示す斜視図である。 図1の冷却装置における半割構造の外側接続部の一方を示す斜視図である。 図1の冷却装置における内側接続部の平面図である。 図1の冷却装置における外側接続部の平面図である。 本実施形態の冷却装置の変形例における半割構造の接続部の突き合わせ方向の断面図である。
(本発明の実施形態の説明)
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置は、
(1)光ファイバ用母材を加熱炉で加熱して線引きする光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置であって、
前記冷却装置は、
前記光ファイバの走行軸方向に配列される半割構造の複数の冷却管と、
前記複数の冷却管のうち隣接する冷却管同士が前記走行軸方向に接続される半割構造の接続部と、を備え、
前記接続部は、隣接する冷却管の一方の冷却管の端部に設けられた半割構造の内側接続部と、他方の冷却管の端部に設けられた半割構造の外側接続部とが、前記走行軸方向に直交する方向に嵌合する構造であり、
前記内側接続部と前記外側接続部との間に第一気密部材を有し、
前記第一気密部材は、前記走行軸方向に直交する方向に押圧されて変形することによって前記内側接続部と前記外側接続部との間を気密にする。
上記構成によれば、第一気密部材が光ファイバの走行軸方向に直交する方向に押圧されることで、冷却管同士の接続部の気密性を保つことができる。冷却管同士の接続部の気密を保つために、光ファイバの走行軸方向(上下方向)からシリンダー等で冷却管を押し続ける必要が無いので、連結された複数段の冷却管に対して座屈応力がかからず、長期間使用した場合も気密性を保つことができる。
(2)半割構造の前記内側接続部同士の間に第二気密部材を有し、
前記第二気密部材は、前記走行軸方向に直交する方向に押圧されて変形することによって前記内側接続部同士の間を気密にしてもよい。
上記構成によれば、内側接続部同士を閉じたときに、第二気密部材が押圧されて変形することで、さらに確実に冷却管同士の接続部の気密性を保つことができる。
(3)半割構造の前記外側接続部同士の間に第三気密部材を有し、
前記第三気密部材は、前記走行軸方向に直交する方向に押圧されて変形することによって前記外側接続部同士の間を気密にしてもよい。
上記構成によれば、外側接続部同士を閉じたときに、第三気密部材が押圧されて変形することで、さらに確実に冷却管同士の接続部の気密性を保つことができる。
(4)前記内側接続部および前記外側接続部は、前記走行軸方向に直交する方向に平行な対向面をそれぞれ有し、
半割構造の一方の前記内側接続部と前記外側接続部とは、前記対向面のうちの第一の対向面で対向し、
半割構造の他方の前記内側接続部と前記外側接続部とは、前記対向面のうちの第二の対向面で対向し、
半割構造を閉じた状態において前記第一の対向面と前記第二の対向面とが走行軸方向にずれていてもよい。
上記構成によれば、半割構造を閉じた状態において、走行軸方向に直交する方向に平行な第一の対向面と第二の対向面とが走行軸方向にずれているので、第一の対向面と第二の対向面との間に段差が生じて対向面が面一にならない。このように、対向面が面一にならないので、隣接する冷却管の一方の冷却管と他方の冷却管との距離が僅かにあいて溝状の隙間となったとしても、溝状の隙間が直線的につながらないので、冷却管内のガスが漏れにくい。
(5)前記冷却装置は、前記冷却管内にヘリウムガスを流して前記光ファイバを冷却するための、前記ヘリウムガスの供給口と排出口とを有していてもよい。
上記構成によれば、冷却管同士の接続部分の気密性が保てることにより冷却のためのガスの漏れが少ないので、比較的高価なヘリウムガスを使用してもコストの上昇を抑えることができる。
(6)前記内側接続部および前記外側接続部における嵌合面の断面形状は、全ての内角が180度未満の六角形の形状であってもよい。
上記構成によれば、内側接続部と外側接続部の断面形状がそれぞれ台形形状であり、内側接続部および外側接続部が嵌合した接続部全体の嵌合面の断面形状が六角形の形状となっている。これにより、内側接続部を外側接続部に嵌合させたとき、内側接続部の傾斜面から嵌合方向に垂直な力と平行な力との合力が加わる。この合力によって、内側接続部が第一気密部材に接する側面の全てで密着し、内側接続部と外側接続部との間の気密性を高めることができる。
(本発明の実施形態の詳細)
本発明の実施形態に係る光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。
なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置の一例を示す図である。図1に示すように、冷却装置1は、光ファイバ母材Gを加熱する加熱炉100の下流側(図1において下側)に配置されている。冷却装置1は、加熱炉100で加熱されて光ファイバ母材Gから下方に引き伸ばされたガラスファイバG1を強制的に冷却するための装置である。
加熱炉100は、光ファイバ母材Gを囲むように配置される発熱体101を備えている。加熱炉100内にセットされた光ファイバ母材Gは、その下端側が発熱体101によって加熱される。加熱により軟化した光ファイバ母材Gは、下方に引き伸ばされて細径化され、ガラスファイバG1が形成される。細径化されて形成されたガラスファイバG1は、加熱炉100の下流側に配置された冷却装置1のファイバ通路13内へと送り込まれる。
冷却装置1は、ガラスファイバG1の走行軸方向(図1における上下方向)に配列される複数(本例では3本)の冷却管10(10A〜10C)と、隣接する冷却管同士を上記走行軸方向に接続する接続部20(20A,20B)とを備えている。冷却管10および接続部20は、開閉可能に構成される半割構造である。冷却管10および接続部20には、例えば開閉シリンダーからなる駆動装置(図示省略)が接続されている。この半割構造の冷却管10および接続部20は、駆動装置による駆動動作により、相互に接近する方向へ移動して半割構造が閉状態となったり、逆に相互に離反する方向へ移動して半割構造が開状態となったりするように構成されている。
冷却管10Aは、中央部に設けられる金属製の冷却筒11と、冷却筒11の周囲を覆うように設けられる断熱材12とを備えている。また、冷却管10Aの中心部分には、ガラスファイバG1が挿通されるファイバ通路13が、冷却管10Aを貫通して設けられている。
ファイバ通路13は、冷却管10Aの半割構造が閉状態となることで、冷却管10Aの中心部分に形成される例えば円筒状の通路である。ファイバ通路13には、ヘリウム等の冷却ガスをファイバ通路13内へ供給するためのガス供給口14aと、ファイバ通路13内の冷却ガスを外部へ排出するためのガス排出口14bとが接続されている。ガス供給口14aおよびガス排出口14bは、ガス循環装置(図示省略)に接続されており、ガス循環装置による制御により、冷却ガスがファイバ通路13内を循環するように構成されている。
冷却筒11は、その半割構造が閉状態となることで、上記ファイバ通路13の一部を形成する。冷却筒11には、ファイバ通路13の周りを囲うように複数本(例えば計4本)の冷媒通路15がファイバ通路13に沿って設けられている。
冷媒通路15は、冷却水等を冷媒通路15内へ供給するための冷媒供給路16aと、冷媒通路15内の冷媒を外部へ排出するための冷媒排出路16bとに接続されている。冷媒供給路16aおよび冷媒排出路16bは、冷媒循環装置(図示省略)に接続されており、冷媒循環装置による制御により、冷媒が冷媒通路15内を循環するように構成されている。冷媒通路15を循環する冷媒によって、ファイバ通路13内の冷却ガスが冷やされ、この冷やされた冷却ガスによって、ファイバ通路13内を通過するガラスファイバG1が冷却される。
断熱材12は、上記冷却筒11と同様に半割構造とされており、冷却筒11と共に開閉可能に構成されている。断熱材12は、半割構造が閉状態となることで、上記ファイバ通路13の一部を形成する。断熱材12は、冷却筒11の冷媒通路15内を循環する冷媒の温度が上昇するのを防止する機能等を有している。なお、冷却管10B,10Cは、上記冷却管10Aと同様の構成を有している。
接続部20Aは、冷却管10Aと冷却管10BとをガラスファイバG1の走行軸方向に接続する。また、接続部20Bは、冷却管10Bと冷却管10CとをガラスファイバG1の走行軸方向に接続する。接続部20Aと接続部20Bとは同様の構成を有している。
図2から図6は、接続部20(20A,20B)の構成を示す図である。図2に示すように、接続部20(20A,20B)は、内側接続部21と外側接続部31とを備えている。接続部20Aにおける内側接続部21と外側接続部31とは、そのいずれか一方が冷却管10Aの下端部に接続され、他方が冷却管10Bの上端部に接続される。接続部20Bにおける内側接続部21と外側接続部31とは、そのいずれか一方が冷却管10Bの下端部に接続され、他方が冷却管10Cの上端部に接続される。内側接続部21は、21aと21bとからなる半割構造になっており、外側接続部31は、31aと31bとからなる半割構造になっている。内側接続部21aと21bとは同様の構成であり、外側接続部31aと31bとは同様の構成である。このため、対応する各部の符号はアルファベット「a」を「b」に置き替えて表し、以下、その一方である内側接続部21aと外側接続部31aとについて主に説明する。
内側接続部21aは、図2および図3に示すように、内側接続部21aを冷却管10Aに取り付けるためのボルト孔22aが設けられている。内側接続部21aにおいて、図2に示される側の面が第一平面23aであり、図3に示される側の面が上記第一平面23aの裏側の第二平面24aである。内側接続部21aは、第一平面23aを冷却管10Aの下端部の底面に対向させた状態で、ボルト孔22aを介して冷却管10Aの下端部にボルト接続される。第一平面23aおよび第二平面24aは、ガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ平行な平面となる。
外側接続部31aは、図2および図4に示すように、第一外側接続部32aと第二外側接続部33aとを有している。第一外側接続部32aは、第二外側接続部33aの内側に設けられている凹部34aに嵌合されることにより、図2に示すように、第二外側接続部33aと組み合わされて外側接続部31aを形成する。なお、図2では、外側接続部31bは、第一外側接続部32bと第二外側接続部33bとが組み合わされる前の状態を示している。
組み合わされた第一外側接続部32aと第二外側接続部33aとは、各々の対応する位置に連続するように形成されたボルト孔を介して、ボルト35aによって固定されている。本例では、2本のボルト35aを用いて固定されているがそれ以上の本数のボルトを用いてもよい。
第一外側接続部32aには、外側接続部31aを冷却管10Bに取り付けるためのボルト孔36aが設けられている(図4参照)。第一外側接続部32aにおいて、図2に示される側の面が第二平面38aであり、図4に示される側の面が上記第二平面38aの裏側の第一平面37aである。外側接続部31aは、第一外側接続部32aの第一平面37aを冷却管10Bの上端部の上面に対向させた状態で、ボルト孔36aを介して冷却管10Bの上端部にボルト接続される。第一平面37aおよび第二平面38aは、ガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ平行な平面となる。
第一外側接続部32aは、矩形状に形成された下基台部39aと、下基台部39aの上側に設けられ台形状に形成された上基台部40aとを有している。
第二外側接続部33aの凹部34aは、第一外側接続部32aの下基台部39aを嵌合可能な下側凹部34a1と、第一外側接続部32aの上基台部40aを嵌合可能な上側凹部34a2とを有している。下側凹部34a1は、下基台部39aの形状に対応するように矩形状に形成されている。上側凹部34a2は、上基台部40aの形状に対応するように台形状に形成されている。
第二外側接続部33aの凹部34aには、上側凹部34a2の内周面に沿って、第一シール材51a(第一気密部材の一例)が取り付けられている。シール材としては、弾性および気密性を有する部材、例えば、シリコーンスポンジ、シリコーンゴム、テフロン(登録商標)などを加工したパッキン等が用いられる。第一シール材51aが取り付けられた上側凹部34a2の大きさは、第一シール材51aの厚み分だけ狭くなり、嵌合される上基台部40aの外形よりも小さい台形状になる。
このため、第二外側接続部33aの凹部34aに第一外側接続部32aが嵌合されることで、上基台部40aが上側凹部34a2の第一シール材51aの一部(下部)に当接する。第一シール材51aは、上基台部40aによってガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ押圧されて変形する(押し潰される)。これにより、嵌合された第一外側接続部32aは、第二外側接続部33aの凹部34a内に密着される。この密着された状態で、第一外側接続部32aと第二外側接続部33aとはボルト35aによって固定される。
内側接続部21aは、図2の矢印Aに示されるように、外側接続部31a(第二外側接続部33a)の凹部34aにおける上側凹部34a2に嵌合される。内側接続部21aと外側接続部31aとは、ガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向に嵌合される。内側接続部21aは、上側凹部34a2の形状に対応するように台形状に形成されている。内側接続部21aは、冷却管10Aの下端部と対向する側(第一平面23a側)に形成される台形状の上基台部25aと、上基台部25aの下側(第二平面24a側)に形成され上基台部25aよりもひと回り小さい台形状の下基台部26aとを有している。下基台部26aの大きさは、第一外側接続部32aの上基台部40aの大きさと同じ大きさに形成されている。
このため、内側接続部21aが第二外側接続部33aの凹部34aにおける上側凹部34a2に嵌合されることで、内側接続部21aの下基台部26aが上側凹部34a2の第一シール材51aの一部(上部)に当接する。第一シール材51aは、下基台部26aによって、ガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ押圧されて変形する(押し潰される)。これにより、嵌合された内側接続部21aは、第二外側接続部33aの凹部34a内に密着され、内側接続部21aと第二外側接続部33a間の気密性が確保される。なお、このとき内側接続部21aの上基台部25aは、下基台部26aよりもひと回り大きい周縁部分が第一シール材51aの上側にかぶさるようにして、第二外側接続部33aの上側凹部34a2に嵌合される。
図5は、半割構造の内側接続部21aと内側接続部21bとを突き合わせた状態のものを第一平面23a、23b側から観察した図である。図5に示すように、内側接続部21a,21bは、互いに対向する突き合わせ面27a,27bを有しており、その突き合わせ面27a,27bには、平面視して半円形状の溝部28a,28bが形成されている。内側接続部21a,21b同士が突き合わされると、これら溝部28a,28bによって円形状の挿通孔28が形成される。挿通孔28は、冷却装置1のファイバ通路13に連続するように配置され、ガラスファイバG1が挿通される通路の一部を構成する。
また、突き合わせ面27a,27bには、一方の端部に凹部29a,29bが形成されている。凹部29a,29bには、第二シール材52a,52b(第二気密部材の一例)がそれぞれ取り付けられている。第二シール材52a,52bの厚みは、凹部29a,29bの深さよりも僅かに厚く形成されている。このため、第二シール材52a,52bは、凹部29a,29bから前方(突き合わされるもう一方の内側接続部側)へ僅かに飛び出して設けられている(図2および図3参照)。さらに、突き合わせ面27a,27bには、上記凹部29a,29bが形成されている側とは反対側の端部に、上記第二シール材52a,52bと対向するように突起部30a,30bが形成されている。突起部30a,30bは、突き合わせ面27a,27bの厚み方向(ガラスファイバG1の走行軸方向)に連続して形成されている。
図5に示すように、内側接続部21a,21b同士が突き合わされると、対向する内側接続部21a,21bの突き合わせ面により、飛び出している状態の第二シール材52a,52bがガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ押圧されて変形する(押し潰される)。これにより、内側接続部21a,21b同士が密着して、両者間の気密性が確保される。また、内側接続部21a,21b同士が突き合わされると、突起部30a,30bが、それぞれ対向している第二シール材52a,52b内に埋入する。これにより、突き合わせ面27a,27bに多少の歪みが生じたとしても、ガラスファイバG1のファイバ通路13を中心とした冷却装置1内部の気密性をさらに高めることができる。
また、図5に示すように、内側接続部21は、台形状の内側接続部21aと台形状の内側接続部21bとを突き合わせてなる六角形状に形成されている。すなわち、第二外側接続部33a,33bの上側凹部34a2,34b2に嵌合される内側接続部21a,21bの嵌合面の断面Nが六角形状に形成されている。そして、その六角形の全ての内角が180度未満となるように形成されている。
図6は、半割構造の外側接続部31aと外側接続部31bとを突き合わせた状態のものを第一外側接続部32a,32bの第二平面38a、38b側から観察した図である。図6に示すように、外側接続部31a、31bの第一外側接続部32a,32bは、互いに対向する突き合わせ面41a,41bを有している。また、外側接続部31a、31bの第二外側接続部33a,33bは、互いに対向する突き合わせ面42a(42a1,42a2),42b(42b1,42b2)を有している。
第一外側接続部32a,32bの突き合わせ面41a,41bには、平面視して半円形状の溝部43a,43bが形成されている。外側接続部31a、31b同士が突き合わされると、これら溝部43a,43bによって円形状の挿通孔43が形成される。挿通孔43は、冷却装置1のファイバ通路13に連続するように配置され、内側接続部21の挿通孔28と共にガラスファイバG1が挿通される通路の一部を構成する。
また、突き合わせ面41a,41bには、一方の端部に凹部44a,44bが形成されている。凹部44a,44bには、第三シール材53a,53b(第三気密部材の一例)が取り付けられている。第三シール材53a,53bの厚みは、凹部44a,44bの深さよりも僅かに厚く形成されている。このため、第三シール材53a,53bは、凹部44a,44bから前方(突き合わされるもう一方の第一外側接続部側)へ僅かに飛び出して設けられている(図2参照)。さらに、突き合わせ面41a,41bには、上記凹部44a,44bが形成されている側とは反対側の端部に、上記第三シール材53a,53bと対向するように突起部45a,45bが形成されている。突起部45a,45bは、突き合わせ面41a,41bの厚み方向(ガラスファイバG1の走行軸方向)に連続して形成されている。
第二外側接続部33aの突き合わせ面42aは、突き合わせ面42a1と42a2とで段差を有するように形成されている。また、第二外側接続部33bの突き合わせ面42bは、突き合わせ面42b1と42b2とで段差を有するように形成されている。各低い方の突き合わせ面(本例では、突き合わせ面42a2,42b1)には、第四シール材54a,54b(第三気密部材の一例)が取り付けられている。第四シール材54a,54bの厚みは、上記突き合わせ面の段差よりも僅かに厚く形成されている。このため、第四シール材54aは、突き合わせ面42a1よりも前方(突き合わされるもう一方の第二外側接続部側)へ僅かに飛び出して設けられている。同様に、第四シール材54bは、突き合わせ面42b2よりも前方へ僅かに飛び出して設けられている。第二外側接続部33aの突き合わせ面42a1は、第一外側接続部32aの突き合わせ面41aと面一になるように形成されている。また、第二外側接続部33bの突き合わせ面42b2は、第一外側接続部32bの突き合わせ面41bと面一になるように形成されている。
図6に示すように、外側接続部31a、31b同士が突き合わされると、対向する第一外側接続部の突き合わせ面により、飛び出している状態の第三シール材53a,53bがガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ押圧されて変形する(押し潰される)。これにより、第一外側接続部32a,32b同士が密着して、両者間の気密性が確保される。また、外側接続部31a、31b同士が突き合わされると、第一外側接続部32a,32bの突起部45a,45bが、それぞれ対向している第三シール材53a,53b内に埋入する。これにより、突き合わせ面41a,41bに多少の歪みが生じたとしても、ガラスファイバG1のファイバ通路13を中心とした冷却装置1内部の気密性を高めることができる。
また、外側接続部31a、31b同士が突き合わされると、対向する第二外側接続部の突き合わせ面により、飛び出している状態の第四シール材54a,54bがガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ押圧されて変形する(押し潰される)。これにより、第二外側接続部33a,33b同士が密着して、両者間の気密性が確保される。
また、上述したように、第二外側接続部33a,33bの上側凹部34a2,34b2に嵌合される第一外側接続部32a,32bの上基台部40a,40bは、台形状に形成されている。したがって、図6に示すように、台形状の上基台部40aと台形状の上基台部40bとを突き合わせてなる面は、六角形状に形成される。すなわち、上側凹部34a2,34b2に嵌合される第一外側接続部32a,32bの嵌合面の断面Mは、六角形状に形成されている。そして、その六角形の全ての内角が180度未満となるように形成されている。
次に、冷却装置1の組み立て方法について説明する。
半割構造である冷却管10Aの一方の冷却管の下端部に内側接続部21aをボルトで固定する。半割構造である冷却管10Bの一方の冷却管の上端部に第一外側接続部32aをボルトで固定する。上記固定された第一外側接続部32aが第二外側接続部33aの凹部34aに嵌合されるように、第二外側接続部33aを第一外側接続部32aに組み合わせ、ボルト35aで両接続部同士を固定する。
続いて、上記固定された内側接続部21aと上記固定された第二外側接続部33aとをガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ相対的に移動させて、内側接続部21aを第二外側接続部33aの凹部34aにおける上側凹部34a2に嵌合させる。これにより、半割構造の冷却管10Aおよび冷却管10Bの一方の冷却管同士が、接続部20Aの内側接続部21aと外側接続部31aとを介して連結される。
同様にして、冷却管10Bと冷却管10Cの一方の冷却管同士を、接続部20Bの内側接続部21aと外側接続部31aとを用いて連結させる。これにより、複数段の冷却管からなる半割構造の冷却装置1の一方側が作製される。また、同様にして、半割構造の冷却装置1の他方側を作製する。続いて、作製された半割構造の冷却装置同士を突き合わせる。これにより、冷却装置1の組み立てが完了する。
なお、上記の作製された半割構造の冷却装置同士を突き合わせる手順は、全ての半割構造の冷却管を同時に突き合わせずに、上方の冷却管から順番に突き合わせるようにしてもよい。例えば冷却管10Aの冷却管同士を突き合わせた後に、冷却管10Bの冷却管同士を突き合わせ、最後に冷却管10Cの冷却管同士を突き合わせることで、冷却装置1の組み立てを行ってもよい。
以上のような構成の冷却装置1によれば、例えば、冷却管10Aの下端部に固定された内側接続部21aと冷却管10Bの上端部に固定された外側接続部31aとをガラスファイバG1の走行軸方向に直交する方向へ相対的に移動させて互いに嵌合させることで、冷却管10Aと10Bとを連結させることができる。このように、複数段の冷却管10を連結する際に、冷却管10に対して上記走行軸方向に直交する方向へ押圧を掛けることで、冷却管10同士の接続部20の気密性を保つことができる。冷却管10同士の接続部20の気密を保つために、上記走行軸方向(上下方向)からシリンダー等で冷却管10を押し続ける必要が無いので、上記走行軸方向への座屈応力が掛からない。よって、長期間使用した場合でも冷却管10に曲がり等の変形が発生するのを抑制することができ気密性を保つことができる。
また、半割構造の内側接続部21a,21b同士を突き合わせたとき、その外周形状は六角形状になる。同様に、第一外側接続部32a,32b同士を突き合わせたとき、その内周形状は六角形状になる。このため、例えば、内側接続部21a,21bを第二外側接続部33a,33bに嵌合させたとき、図5に示すように、内側接続部21a,21bの傾斜面から第一シール材51a,51bに対して嵌合方向に垂直な力F1と平行な力F2との合力F3が加わる。この合力F3によって、第一シール材51a,51bが変形する。
上記のように、第一シール材51a,51bが内側接続部21a,21bの傾斜面でも変形するので、内側接続部21a,21bが第一シール材51a,51bに接する側面の全てで密着し、内側接続部21a,21bと第一外側接続部32a,32bとの間の気密性を高めることができる。なお、第一外側接続部32a,32bを第二外側接続部33a,33bに嵌合させたときも同様に気密性を高めることができる。
なお、例えば、内側接続部21a,21b同士を突き合わせたときの外周形状および第一外側接続部32a,32b同士を突き合わせたときの内周形状が矩形状である構成の場合(図示せず)には、その嵌合方向に平行な力が発生するのみで、嵌合方向に垂直な力は発生しない。このため、上記矩形状の構成の場合は、第一シール材51a,51bは嵌合方向に平行な方向には変形するが、嵌合方向に垂直な方向には変形しない。したがって、上記矩形状の構成の場合は、第一シール材51a,51bは内側接続部21a,21bの嵌合方向に垂直な方向の側面には密着するが平行な方向の側面には密着しない。
また、内側接続部21a,21b同士を突き合わせたときに、第二シール材52a,52bが押圧されて変形することで、内側接続部21a,21b同士の気密性を保つことができる。
また、第一外側接続部32a,32b同士を突き合わせたときに、第三シール材53a,53bが押圧されて変形することで、第三シール材53a,53bが第一外側接続部32a,32bと密着し、第一外側接続部32a,32b同士の気密性を保つことができる。さらに、第二外側接続部33a,33b同士を突き合わせたときに、第四シール材54a,54bが押圧されて変形することで、第二外側接続部33a,33bが第四シール材54a,54bと密着し、第二外側接続部33a,33b同士の気密性を保つことができる。
このように、半割構造の接続部20を上記走行軸方向に直交する方向に突き合わせるだけで、内側接続部21a,21bの挿通孔28および第一外側接続部32a,32bの挿通孔43の周囲における気密性を第一シール材から第四シール材によって確保することができる。これにより、冷却ガスが内側接続部21a,21bの挿通孔28および第一外側接続部32a,32bの挿通孔43を通じて外部に漏れるのを防ぐことができる。また、例えば、内側接続部21a,21bの第二平面24a,24bと第一外側接続部32a,32bの第二平面38a,38bとの間に隙間が生じた場合であっても、同様に冷却ガスの外部への漏れを防ぐことができる。
また、接続部20A,20Bの気密性を確保することにより、冷却ガスの漏れを少なくすることができるので、比較的高価なヘリウムガスを使用してもコストの上昇を抑えることができる。
なお、半割構造の接続部20は、必ずしも、内側接続部21aの厚みと内側接続部21bの厚みとが同じでなく、第一外側接続部32aの厚みと第一外側接続部32bの厚みとが同じでなくてもよい。図7は、本実施形態の冷却装置の変形例を示す図であり、接続部20を、その長手方向に切断した断面図、すなわち半割構造の内側接続部21aと21bとが突き合わされる方向および半割構造の外側接続部31aと31bとが突き合わされる方向に切断した断面図である。図7に示す変形例では、内側接続部21aの厚みB1は、内側接続部21bの厚みB2と相違する厚みに形成されている。また、外側接続部31aの第一外側接続部32aの厚みC1は、外側接続部31bの第一外側接続部32bの厚みと相違する厚みC2に形成されている。そして、内側接続部21aの厚みB1と第一外側接続部32aの厚みC1とを足し合わせた厚みは、内側接続部21bの厚みB2と第一外側接続部32bの厚みC2とを足し合わせた厚みと同じ厚みとなるように形成されている。
このため、内側接続部21aと第一外側接続部32aとの対向面(第一の対向面)の位置と、内側接続部21bと第一外側接続部32bとの対向面(第二の対向面)の位置とは、ガラスファイバG1の走行軸方向にずれている。換言すると、内側接続部21aの第二平面24aと第一外側接続部32aの第二平面38aとが対向する位置P1は、内側接続部21bの第二平面24bと第一外側接続部32bの第二平面38bとが対向する位置P2と、ガラスファイバG1の走行軸方向にずれている。
上記の変形例のようにすれば、例えば、隣接する冷却管10A,10Bの取り付け位置がずれて内側接続部21aと第一外側接続部32aの間、および内側接続部21bと第一外側接続部32bの間に溝状の隙間が生じたとしてもそれらの溝状の隙間は直線的につながらないでずれている。したがって、隙間を通じたガスの自由な流れを抑制することができ、冷却管内のガスを漏れにくくすることができる。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
1:冷却装置
10(10A〜10C):冷却管
13:ファイバ通路
14a:ガス供給口
14b:ガス排出口
20(20A,20B):接続部
21(21a,21b):内側接続部
25a:上基台部
26a:下基台部
28,43:挿通孔
31(31a,31b):外側接続部
32a,32b:第一外側接続部
33a,33b:第二外側接続部
34a,34b:凹部
34a1,34b1:下側凹部
34a2,34b2:上側凹部
39a,39b:下基台部
40a,40b:上基台部
51a,51b:第一シール材(第一気密部材の一例)
52a,52b:第二シール材(第二気密部材の一例)
53a,53b:第三シール材(第三気密部材の一例)
54a,54b:第四シール材(第三気密部材の一例)
G1:ガラスファイバ

Claims (6)

  1. 光ファイバ用母材を加熱炉で加熱して線引きする光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置であって、
    前記冷却装置は、
    前記光ファイバの走行軸方向に配列される半割構造の複数の冷却管と、
    前記複数の冷却管のうち隣接する冷却管同士が前記走行軸方向に接続される半割構造の接続部と、を備え、
    前記接続部は、隣接する冷却管の一方の冷却管の端部に設けられた半割構造の内側接続部と、他方の冷却管の端部に設けられた半割構造の外側接続部とが、前記走行軸方向に直交する方向に嵌合する構造であり、
    前記内側接続部と前記外側接続部との間に第一気密部材を有し、
    前記第一気密部材は、前記走行軸方向に直交する方向に押圧されて変形することによって前記内側接続部と前記外側接続部との間を気密にする、
    光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置。
  2. 半割構造の前記内側接続部同士の間に第二気密部材を有し、
    前記第二気密部材は、前記走行軸方向に直交する方向に押圧されて変形することによって前記内側接続部同士の間を気密にする、
    請求項1に記載の光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置。
  3. 半割構造の前記外側接続部同士の間に第三気密部材を有し、
    前記第三気密部材は、前記走行軸方向に直交する方向に押圧されて変形することによって前記外側接続部同士の間を気密にする、
    請求項1または請求項2に記載の光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置。
  4. 前記内側接続部および前記外側接続部は、前記走行軸方向に直交する方向に平行な対向面をそれぞれ有し、
    半割構造の一方の前記内側接続部と前記外側接続部とは、前記対向面のうちの第一の対向面で対向し、
    半割構造の他方の前記内側接続部と前記外側接続部とは、前記対向面のうちの第二の対向面で対向し、
    半割構造を閉じた状態において前記第一の対向面と前記第二の対向面とが走行軸方向にずれている、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置。
  5. 前記冷却装置は、前記冷却管内にヘリウムガスを流して前記光ファイバを冷却するための、前記ヘリウムガスの供給口と排出口とを有する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置。
  6. 前記内側接続部および前記外側接続部における嵌合面の断面形状は、全ての内角が180度未満の六角形の形状である、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバの線引装置に用いられる冷却装置。
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