JP2019107220A - 貼付剤用包装袋及び貼付剤製品 - Google Patents

貼付剤用包装袋及び貼付剤製品 Download PDF

Info

Publication number
JP2019107220A
JP2019107220A JP2017241746A JP2017241746A JP2019107220A JP 2019107220 A JP2019107220 A JP 2019107220A JP 2017241746 A JP2017241746 A JP 2017241746A JP 2017241746 A JP2017241746 A JP 2017241746A JP 2019107220 A JP2019107220 A JP 2019107220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patch
packaging bag
layer
sensitive adhesive
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017241746A
Other languages
English (en)
Inventor
圭祐 枝村
Keisuke Edamura
圭祐 枝村
英範 澤田
Hidenori Sawada
英範 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nipro Corp
Original Assignee
Nipro Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nipro Corp filed Critical Nipro Corp
Priority to JP2017241746A priority Critical patent/JP2019107220A/ja
Publication of JP2019107220A publication Critical patent/JP2019107220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

【課題】貼付剤中の薬物等の酸化又は収着による経時不安定性が改善された包装袋及び貼付剤製品を提供すること。【解決手段】ヒートシール性を有し28μmより厚い単層のポリエチレンテレフタレートフィルムからなる最内層及びアルミニウムからなる中間層を少なくとも含む、3層以上の積層体から形成される貼付剤用包装袋、並びに、その包装袋中に貼付剤を密封して含む貼付剤製品が提供される。【選択図】なし

Description

本発明は、貼付剤用の包装袋、及びその包装袋中に貼付剤を含む貼付剤製品に関する。
貼付剤は、経皮投与製剤(Transdermal Therapeutic System、TTSともいう)の一種である。貼付剤は、支持体と、その支持体上に位置する薬物を少なくとも含む薬物層と剥離ライナーとを含む。使用に際して貼付剤が患者の皮膚に貼り付けられると、有効成分である薬物が皮膚を通して薬物層から患者体内へと吸収され、投与が達成される。
貼付剤は、通常、包装袋中に個別に密封された状態で保存される。ここでいう保存とは、製造された時点から実際に使用される時点までの全ての過程を包含し、運送や販売などの流通過程及び家庭や医療機関における保管過程を含む。使用の際には包装袋が開封され、貼付剤が取り出される。
貼付剤に使用される薬物等(有効成分である薬物、及び添加剤)には、空気、酸素、光等への曝露により分解が促進されるものがあるため、貼付剤中の薬物等をより安定的に維持することができる包装袋に対する要求が存在する。このように、包装袋は、貼付剤中の薬物等の分解損失を防ぐことを主な目的として提供されるが、その一方で、包装袋自体への収着によって貼付剤の薬物等含量が減少することも起こりやすい。従って、薬物等の収着ができるだけ少ない包装袋に対する要求が存在する。
このような要求に応えようとする先行技術の一例として、特許文献1には、包装袋と、該包装袋の内部に収容された薬物を含有する貼付剤とを備える貼付剤製品であって、前記包装袋は、環状ポリオレフィンフィルムを含む少なくとも3層以上の積層体から形成されてなり、該積層体は包装袋の最内層としてヒートシール可能な環状ポリオレフィンフィルム、該環状ポリオレフィンフィルムより外側の層として酸素遮断層、及び該酸素遮断層より外側の層として外層を夫々配する積層構成をなすものである貼付剤製品が記載されている。
貼付剤を脱酸素剤と共に包装袋中に封入することや、包装袋又は貼付剤に酸素吸収性材料や抗酸化剤を含ませることによって薬物等の安定性を改善させることも知られている。例えば特許文献2には、ロピニロール及び/又はその薬学的に許容される塩を特定量で含有する粘着剤層と支持体層とを備えるロピニロール含有貼付剤が、脱酸素剤と共に包装袋内に密封されている包装体が記載されている。
包装袋の最内層、すなわち貼付剤と接触する層の材料としては、従来から、ポリアクリロニトリル(PAN)やエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)がよく使用されている。これらの材料による最内層は、薬物等の分解及び/又は収着の防止に一定の効果を有し得るが、比較的高価であったり、樹脂からフィルムへの加工再現が低いという製造困難性があったりする等の問題もあった。
国際公開第2016/103999号 国際公開第2012/165253号
本発明は、貼付剤中の薬物等の酸化又は収着による経時不安定性を改善することができる包装袋及び貼付剤製品を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも以下の態様を含む。
[1]
ヒートシール性を有する単層のポリエチレンテレフタレートフィルムからなる最内層及びアルミニウムからなる中間層を少なくとも含む、3層以上の積層体から形成され、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムは28μmより厚い、貼付剤用包装袋。
[2]
前記積層体は、前記中間層よりも外側に位置しポリエチレンテレフタレートからなる外層を含む、[1]に記載の包装袋。
[3]
[1]又は[2]に記載の包装袋中に貼付剤を密封して含む、貼付剤製品。
[4]
前記貼付剤は、支持体と、前記支持体上に位置する粘着剤層と、前記粘着剤層上に位置する剥離ライナーとを含み、前記粘着剤層は、粘着剤と、有効成分である少なくとも1つの薬物とを含む、[3]に記載の貼付剤製品。
[5]
前記薬物は、酸化分解性の薬物を含む、[4]に記載の貼付剤製品。
[6]
前記粘着剤層は少なくとも1つの添加剤をさらに含む、[4]又は[5]に記載の貼付剤製品。
[7]
前記添加剤はミリスチン酸イソプロピルを含む、[6]に記載の貼付剤製品。
[8]
前記粘着剤は、アクリル系粘着剤を含む、[4]〜[7]のいずれかに記載の貼付剤製品。
[9]
前記粘着剤は、実質的にカルボキシル基を含まないアクリル系粘着剤である、[8]に記載の貼付剤製品。
[10]
密封された前記包装袋中の酸素濃度が15体積%以下である、[3]〜[9]のいずれかに記載の貼付剤製品。
[11]
包装袋の前記最内層と、貼付剤の前記支持体と、貼付剤の前記剥離ライナーの本体とが、いずれもポリエチレンテレフタレートで形成されている、[4]〜[9]のいずれかに記載の貼付剤製品。
本発明によれば、低コストで製造容易な材料を用いて、薬物等の経時安定性が良好な貼付剤製品及びそのための包装袋を提供することができる。本発明の実施形態による包装袋の使用により、例えば内部酸素濃度を15%未満にしたり、貼付剤に抗酸化剤を配合したりせずとも、十分な薬物安定性を確保することができる。
まず、貼付剤用の包装袋の実施形態について説明する。
本実施形態に係る包装袋は、概して袋状の形態を有する容器である。すなわち、その袋の中に貼付剤が収納され、密閉される。本実施形態において、包装袋は少なくとも3層を含む積層体から形成されるが、貼付剤に最も近接する側の層を最内層と呼び、貼付剤から最も遠い側の層(すなわち、製品の外表面をなす層)を最外層と呼ぶ。
本実施形態において、積層体の最内層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂のフィルムからなる。このPETフィルムは、単層のフィルムである。すなわち、最内層のPETフィルム自体は、物性の異なる2以上のPET材料が積層されたものではなく、均質な単層のPETからなるものである。
本実施形態における最内層のPETフィルムは、ヒートシール性を有するものである。ヒートシール性とは、当業者に通常理解されるように、ヒートシーラー(典型的には80〜220℃程度の溶着温度を提供する)により溶着することができる性質である。最内層同士を対向させて外周領域において互いに溶着させることにより、包装袋の密閉が達成されることが理解される。ヒートシール性は、JIS−Z1707に従って、150℃において得られるヒートシール強度が5N/15mm以上であることが好ましく、10N/15mm以上であることがより好ましく、15N/15mm以上であることがさらに好ましい。
ヒートシール性を有するPETフィルムの例として、倉敷紡績株式会社製のクランベターG7、及び中本パックス株式会社製HS−PETが挙げられる。
本実施形態においては、最内層のPETフィルムは、厚さが28μmより厚いことが重要である。最内層PETフィルムの厚さは好ましくは29μm以上であり、より好ましくは30μm以上である。物理的・化学的機序は明らかではないが、このように厚いPETフィルムを最内層として用いることによって、包装される貼付剤の薬物等の分解抑制が改善されるだけでなく、非収着性も顕著に改善されることが見出された。
なお、本明細書では、貼付剤に含まれていた成分が包装袋に移行して奪われる現象を収着と呼び、これは吸着、吸収、又はその両方を含み得る。
最内層PETフィルムの厚さの上限は特に限定されないが、製造しやすさ、扱いやすさ、コスト等を考慮すると、通常は50μm以下であり、40μm以下が好ましく、35μ以下がより好ましく、32μm以下がさらに好ましい。
最内層PETフィルムは、少なくとも2層の他の層と積層される。積層は当業者に知られる適切な方法を使用して達成でき、例えばドライラミネート法、ウェットラミネート法、ホットメルトラミネート法、押出しラミネート等を適宜選択することができる。積層のために接着剤を使用することがあるが、本実施形態の「3層以上の」積層体においてこの接着剤は1層としてカウントしていない。
本実施形態において包装袋を形成する積層体は、アルミニウム(AL)からなる中間層を含む。中間層とは、最内層ではなく、最外層でもないことを意味する。このアルミニウム中間層は、最内層PETフィルムのすぐ外側(上述のように、接着剤の存在は考慮しない)に位置することが好ましいが、最内層PETフィルムとアルミニウム中間層との間に別のさらなる中間層を1つ以上挟む態様も排除されない。
アルミニウム中間層の厚さは、3〜18μmが好ましく、4〜15μmがより好ましく、5〜9μmがさらに好ましい。アルミニウム中間層は、酸素、水蒸気、光の透過を防止する役割を果たし得る。アルミニウム中間層は、アルミ箔であってもよいし、アルミ蒸着膜であってもよい。
本実施形態における積層体は、上記アルミニウム中間層よりも外側に、少なくとも1つの層をさらに有する。本明細書において、この層は、アルミニウム中間層よりも外側にあることから「外層」と呼ばれるが、外層は必ずしも最外層でなくてもよいし、最外層となってもよい。外層は、様々な材料から形成され得、例えば、PET、PAN、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、金属箔、セロハン、紙、又はこれらいずれかの組合せを含み得る。外層がPETであることが特に好ましい。外層のPETは、ヒートシール性を有していてもいなくてもよい。外層の厚さは、5〜25μmが好ましく、7〜20μmがより好ましく、10〜15μmがさらに好ましい。
外層、及び/又は最内層PETフィルムとアルミニウム中間層との間の層に、酸素吸収性材料又は抗酸化剤を含む層を設けてもよい。ただしこの層がなくとも本包装袋は抗酸化性を確保できるため、これは本実施形態において必須ではない。各種の抗酸化剤が当業者に知られており、その例としては、トコフェロール(α−トコフェロール等)及びそのエステル、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、1,3−ブチレングリコール、安息香酸等が挙げられる。
積層体における層の数は、例えば3層、4層、5層、又は6層以上であり得る。PETフィルム最内層、アルミニウム中間層、及び1つの外層からなる3層の積層体も好適である。
次に、貼付剤製品の実施形態について説明する。
本明細書では、貼付剤が包装袋中に密封されたものを貼付剤製品と呼ぶ。上記積層体の最内層はヒートシール性を有するPETフィルムであるため、対向させられた最内層同士のヒートシールにより密封が達成され得る。このように包装袋がヒートシールにより封止されることが好ましいが、ヒートシールに加えて、又はヒートシールに代えて、接着剤等の別の手段による封止を使用することは必ずしも排除されない。ヒートシールに加えて接着剤が使用される場合であっても、包装袋の内空間に接着剤が曝露されていないことが好ましい。すなわち、包装袋の材料のうち、包装袋の内空間に接触するのは、最内層のPETフィルムのみであることが好ましい。
貼付剤と共に、別個の脱酸素剤(酸素吸収性物質)を包装袋中に封入してもよい。ただしこの脱酸素剤がなくとも本貼付剤製品は抗酸化性を確保できるため、これは本実施形態において必須ではない。各種の脱酸素剤が当業者に知られており、その例としては、鉄粉、亜鉛粉、ハイドロサルファイト、アスコルビン酸系脱酸素剤、多価アルコール系脱酸素剤、活性炭系脱酸素剤等が挙げられる。
貼付剤は、当業者に知られる様々な形態をとり得るが、典型的には、支持体と、その支持体上に位置する粘着剤層と、粘着剤層上に位置する剥離ライナーとを含み、そのような形態が好ましい。特に好ましい貼付剤は、支持体、粘着剤層、及び剥離ライナーのみからなる。粘着剤層が患者の皮膚に粘着し、薬物を皮膚中に放出する。本実施形態の貼付剤は、水分を含むいわゆるパップ剤でないことが好ましい。すなわち本実施形態の貼付剤はテープ剤であることが好ましい。
支持体の材質は特に限定されず、その例として、ポリエチレン、ポリプロピレン等から製造された伸縮性もしくは非伸縮性の織布又は不織布、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル等から製造されたフィルム、あるいは、ウレタン、ポリウレタン等から製造された発泡性支持体が挙げられる。これらを1種単独で又は複数種を積層もしくは混合したものを支持体として使用してもよい。PETを含む支持体、例えば、PET不織布とPETフィルムとを積層したものが特に好適である。
粘着剤層は、粘着剤と、有効成分である少なくとも1つの薬物とを含む。
貼付剤の粘着剤層に含まれる薬物は、具体的な貼付剤の医学的用途に応じて、様々な薬物であり得る。粘着剤層に含まれる薬物は1種類であってもよいし、複数種類であってもよい。
貼付剤が酸化分解性の薬物を含む態様が本発明において特に好適である。酸化分解性の薬物とは、空気中でも酸化による分解が起こって分解産物量の増加が検出される薬物である。密閉された空気中に60℃で2週間置かれたときに、脱酸素剤を共存させた場合には共存させなかった場合と比べて生じた分解産物量が有意に少なくなる薬物は、酸化分解性の薬物であると判断される。
本実施形態における好適な薬物の例として、リバスチグミン、ロピニロール、ニコチン、ドネペジル、グラニセトロン、オキシブチニン、及び薬学的に許容されるそれらの塩が挙げられる。リバスチグミンを含有する貼付剤・貼付剤製品は、アルツハイマー型認知症の進行抑制用の貼付剤・貼付剤製品であり得る。ロピニロールを含有する貼付剤・貼付剤製品は、パーキンソン病の症状改善用の貼付剤・貼付剤製品であり得る。
粘着剤層中の各薬物の含有量は、当業者が適宜決定することができ、例えば0.1質量%以上であり、好ましくは1質量%以上、より好ましくは、10質量%以上であり得る。またその含有量は例えば40質量%以下であり、好ましくは30質量%以下、より好ましく25質量%以下、さらに好ましくは20質量%以下である。
粘着剤層は少なくとも1つの添加剤をさらに含んでいてもよい。添加剤の例としては、可塑剤、抗酸化剤、粘着付与剤、防腐剤、pH調整剤、キレート剤、経皮吸収促進剤、賦形剤、香料、色剤、脂肪酸、油脂、コレステロール等が挙げられる。抗酸化剤の例は上述した。
可塑剤は好適な添加剤の一例である。可塑剤としては、例えば、オクタン酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、乳酸ミリスチル等の一価アルコールの脂肪酸エステル;アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジオクチル、コハク酸ジオクチル等の二塩基酸エステル;ジカプリン酸プロピレングリコール、トリオクタン酸グリセリル、トリ(オクタン酸/デカン酸)グリセリル、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の多価アルコール等の脂肪酸エステルなどが挙げられ、特にミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、及び中鎖脂肪酸トリグリセリド等の脂肪酸エステルが好適に使用される。なお、これらの化合物は、可塑化以外の目的で添加されていてもよい。
粘着剤層中の添加剤の含有量は、その添加剤の性質に応じて当業者が適宜決定することができ、例えば、0.01〜30質量%、好ましくは0.05〜20質量%、さらに好ましくは0.1〜15質量%であり得る。添加剤が複数ある場合にはその合計含有量がこれらの範囲になり得る。
貼付剤の粘着剤層に含まれる粘着剤は、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着剤等であり得る。本実施形態においては、包装袋のPET最内層との協働性がよいアクリル系粘着剤が特に好ましい。その中でも、実質的にカルボキシル基を含まないアクリル系粘着剤が特に好ましい。「実質的にカルボキシル基を含まない」とは、設計上全くカルボキシル基を含まないものだけではなく、設計上すべてのカルボキシル基がエステル結合等の置換基に変換されているものも意味する。ごく一部のエステル結合等が偶発的な加水分解により遊離カルボキシル基に変換されることや、原材料由来の不純物として遊離カルボキシル基が混入することまでも除外する趣旨ではない。実質的にカルボキシル基及びヒドロキシ基を含まないアクリル系粘着剤が特に好ましい。
実質的にカルボキシル基を含まないアクリル系粘着剤として、特許第4272636号に記載されたアクリル系粘着剤を特に好適に使用できる。すなわち、本実施形態において、下記の粘着剤が好ましく使用される。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主たる構成成分としジアセトンアクリルアミド3〜45質量%を必須構成成分として含有し、遊離カルボキシル基を含有しないアクリル系共重合体(共重合体A)100質量部と、
(1)主たる構成成分としての(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、側鎖に第1級アミノ基を有する(メタ)アクリル系モノマーと共重合して得られるアクリル系共重合体、(2)主たる構成成分としての(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、(メタ)アクリル酸と共重合させ、次いで得られた共重合体に含まれる遊離のカルボキシル基をイミン、ジアミン及び/又はジカルボン酸ジヒドラジドと反応させて得られるアクリル系共重合体、(3)主たる構成成分としての(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、ジアセトンアクリルアミドと共重合させ、次いで得られた共重合体に含まれるカルボニル基をジアミン及び/又はジカルボン酸ジヒドラジドと反応させて得られるアクリル系共重合体からなる群から選ばれ、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主たる構成成分とし側鎖に第1級アミノ基及び/又はカルボキシヒドラジド基を含有し、遊離カルボキシル基を含有しないアクリル系共重合体(共重合体B)0.1〜30質量部によって形成され、
共重合体Bが、1分子鎖中2個以上の第1級アミノ基及び/又はカルボキシヒドラジド基を有し、
共重合体B中における第1級アミノ基及び/又はカルボキシヒドラジド基は(メタ)アクリル酸エステルコモノマー5〜100分子鎖中に1個の割合で含まれ、
共重合体Aに含まれるジアセトンアクリルアミドに由来するカルボニル基が、共重合体Bの側鎖に含まれる遊離の第1級アミノ基及び/又はカルボン酸ヒドラジド基と脱水反応に基づく共有結合を形成して架橋が生じるものである
架橋型粘着剤。
粘着剤の含有量は、粘着剤層中に例えば50〜95質量%であり、好ましくは55〜90質量%、より好ましくは60〜85質量%であり得る。
粘着剤層中で、粘着剤と薬物とが互いに均一に混合されて存在する態様が好ましい。これは、粘着剤の層と薬物の層とが別個に存在する態様と対比されるものである。
粘着剤層の上(すなわち、支持体とは反対の側)に剥離ライナーが配置される。剥離ライナーは粘着剤層を保護するものであり、貼付剤を皮膚に貼り付ける前にユーザーによって剥離される。剥離ライナーの材料は当業者が適宜選択することができ、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、PET、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル等から製造されたフィルム、あるいはアルミニウム蒸着の金属性のフィルム等が使用できる。酸素不透過性のライナーが好ましい。包装袋の最内層と、貼付剤の支持体と、貼付剤の剥離ライナー本体とが、いずれもPETで形成されていることが特に好ましい。ライナー本体表面にシリコン及びフッ素処理等の剥離処理が施されたものを使用してもよい。さらに、ライナーには、剥離を容易にするため、直線又は曲線状の切れ込みが設けられていてもよく、2以上のライナーが一部重畳されたものや、折返し部を有するものでもよい。
貼付剤を調製する方法は特に限定されず、公知の方法を適宜組み合わせて調製することができる。例えば、粘着剤層を構成する成分を均一に撹拌・混合し、得られた組成物を、塗工機を用いて支持体又は剥離ライナーの表面上に塗布し乾燥して貼付剤を得ることができる。
本実施形態による貼付剤製品において、密封された包装袋中の酸素濃度が外気と比べて低くなるようにしてもよい。包装袋中の酸素濃度は15体積%以下であることが好ましく、10体積%以下であることがより好ましく、5体積%以下であることがさらに好ましい。包装袋中の酸素濃度を低下させる手段は当業者に知られており、例えば、上述したように包装袋もしくは貼付剤に酸素吸収性材料を含ませること、又は包装袋中に貼付剤とは別個に脱酸素剤を含ませることのほか、包装袋中の気体を窒素等の不活性ガスで置換することが挙げられる。これらの手段を複数組み合わせて使用してもよい。包装袋内の酸素濃度は、酸素濃度計(例えば、Fibox 4 trace(タイテック株式会社製))によって測定できる。
以下、実施例及び比較例により本発明の実施形態をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
1.貼付剤の調製
薬物(リバスチグミン又はロピニロール)及びアクリル系粘着剤を均一に混合した組成物を作製した。薬物がロピニロールである貼付剤の調製においては、この組成物に、添加剤として、ミリスチン酸イソプロピル、ジブチルヒドロキシトルエン、及び2−メルカプトベンズイミダゾールをさらに含有させた。この組成物を、シリコン表面処理された厚さ75μmのPETフィルム上に塗工乾燥(70又は80℃、15分)することによって粘着剤層を形成した。なお、このPETフィルムは最終製品において剥離ライナーとして作用するものであり、上記シリコン表面処理は粘着剤層からの剥離を容易にするためのものである。粘着剤層におけるリバスチグミン及びロピニロールの含有量はそれぞれ20質量%及び25質量%であり、ミリスチン酸イソプロピル、ジブチルヒドロキシトルエン、及び2−メルカプトベンズイミダゾールの含有量はそれぞれ20質量%、2質量%、及び0.3質量%であり、残部がアクリル系粘着剤であった。この粘着剤層上に支持体を積層させ、貼付剤を得た。支持体としては、PET不織布とPETフィルムとを積層したものを使用した。
上記のアクリル系粘着剤は、下記のように調製したものである。
すなわち、以下に示す合成方法によって得られた共重合体(A)の溶液と、共重合体(B)の溶液とを、質量比100:5(共重合体(A):共重合体(B))の割合で混合し、アクリル系粘着剤を得た。
[共重合体(A)]
アクリル酸2−エチルヘキシル200質量部、アクリル酸ブチル100質量部、ジアセトンアクリルアミド50質量部、及び酢酸エチル300質量部を加えて混合した。この混合物を、撹拌装置及び還流冷却装置を備えるセパラブルフラスコに供給し、撹拌及び窒素置換しながら、75℃に昇温した。過酸化ベンゾイル2質量部を酢酸エチル20質量部に溶解した溶液を5分割し、その1部をセパラブルフラスコに添加して、重合を開始した。残りの4部を、反応開始後2時間目から1時間間隔で1部ずつ添加し、添加を終了した後、さらに2時間反応させた。なお、粘度調節のため、反応開始後、2時間ごとに酢酸エチルを50質量部ずつ4回添加した。反応終了後、冷却し、次いで酢酸エチルを添加することで、固形分濃度30質量%の共重合体(A)を得た。
[共重合体(B)]
アクリル酸エチル660質量部、ジアセトンアクリルアミド70質量部、分子量調節剤としてドデシルメルカプタン40質量部及び酢酸エチル400質量部を加えて混合した。この混合物を、撹拌装置及び還流冷却装置を備えるセパラブルフラスコに供給し、撹拌及び窒素置換しながら、70℃に昇温した。アゾビスイソブチロニトリル5質量部を酢酸エチル100質量部に溶解した溶液を5分割し、その1部をセパラブルフラスコに添加して、重合を開始した。残りの4部を、反応開始後2時間目から1時間間隔で1部ずつ添加し、添加を終了した後、さらに2時間反応させた。なお、粘度調節のため、反応開始後、2時間ごとに酢酸エチルを50質量部ずつ3回添加した。その後、アジピン酸ジヒドラジド40質量部を、精製水40質量部、メタノール1600質量部、酢酸エチル260質量部の混合液に溶解したものを添加し、さらに濃塩酸5質量部を加えた後、70℃に昇温した。反応終了後、冷却し、精製水で3回洗浄した後、生成物を酢酸エチル700質量部、アセトン1400質量部、メタノール400質量部の混合溶媒に溶解させることで、固形分濃度30質量%の共重合体(B)を得た。
2.包装袋及び貼付剤製品の調製
ここでは、積層体の層をなす材料物質を次のように略記する。
PET:ポリエチレンテレフタレート
PAN:ポリアクリロニトリル
EVOH:エチレン−ビニルアルコール共重合体
COC:環状ポリオレフィン
PE:ポリエチレン
AL:アルミニウム
ドライラミネート法により積層体を作製した。本実施例では3層からなる積層体を使用した。最内層は、それぞれ厚さ30μmであるPET、PAN、EVOH、PE、又はCOCのいずれかとした。中間層は厚さ7μmのアルミニウム、外層は厚さ12μmのPETとした。最内層のPETはヒートシール性を有するものである。対向する最内層同士を外周領域において溶着(ヒートシール)することにより、積層体から包装袋を形成した。個々の包装袋は貼付剤を1つ収納した上で密封された。これにより貼付剤製品が得られた。脱酸素剤は含ませず、包装袋内のガス置換も行わなかった。
3.収着損失試験
貼付剤製品を60℃又は40℃にて保存した。所定の保存期間経過後に、包装袋を開封して貼付剤を取り出した。保存開始時点(Initial)、及び保存開始から1ヶ月(1M)〜6ヶ月(6M)のいずれかの時点における貼付剤中の薬物等をメタノールで抽出して、含量をHPLCによって測定した。結果を下記表1〜3に示す。Initialにおいて測定された量を100とした相対量として薬物等含量を表している。
Figure 2019107220
Figure 2019107220
Figure 2019107220
表1〜3の結果は、最内層としての30μmヒートシール性PETが、60℃で1ヶ月の保存後にも薬物等の収着をほとんど生じなかったことを示している。すなわち、30μmヒートシール性PETは、PEよりも著しく非収着性が優れており、PAN及びEVOHと比較しても遜色ない結果を示した。これは予測外の結果であった。なぜならば、例えば特許文献1の比較例3に示されているように、12μm程度のPETを最内層とした場合に包装袋に薬物が多量に吸着することが知られていたからである。本実施例では、それより2倍以上厚いPETフィルムを最内層として使用した態様において、非収着性の改善が示された。
なお、PE最内層の場合に見られた薬物等の大きな減少は、後述する酸化分解損失量だけでは説明できず、PEでは相当量の収着が起こったことは明らかであった。実際、貼付剤に残存する量及び酸化分解損失した量に、包装袋から抽出された量を加算することによって100%に近い値が得られた(データは示していない)。
4.酸化分解損失試験
上記同様、貼付剤製品を60℃又は40℃にて保存した。所定の保存期間経過後に、包装袋を開封して貼付剤を取り出した。保存開始時点(Initial)、及び保存開始から1ヶ月(1M)〜6ヶ月(6M)のいずれかの時点の貼付剤における、薬物の酸化分解物の量を、HPLCにおける検出ピークの面積に基づいて相対量として測定した。表4及び5は、リバスチグミンの2つの異なる分解物(カラム溶出時間の異なる2つのピークに対応する)の測定量を示す。表6及び7は、同様に、ロピニロールの2つの異なる分解物の測定量を示す。
Figure 2019107220
Figure 2019107220
Figure 2019107220
Figure 2019107220
表4〜7から明らかなように、最内層としての30μmヒートシール性PETは、他の種類の最内層と少なくとも同等、あるいはそれより優れた酸化分解安定性を提供した。本実施例で例示した本発明の包装袋及び貼付剤製品は、優れた非収着性及び酸化分解安定性を兼ね備えており、入手及び加工が容易な材料から低コストで製造することができた。

Claims (11)

  1. ヒートシール性を有する単層のポリエチレンテレフタレートフィルムからなる最内層及びアルミニウムからなる中間層を少なくとも含む、3層以上の積層体から形成され、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムは28μmより厚い、貼付剤用包装袋。
  2. 前記積層体は、前記中間層よりも外側に位置しポリエチレンテレフタレートからなる外層を含む、請求項1に記載の包装袋。
  3. 請求項1又は2に記載の包装袋中に貼付剤を密封して含む、貼付剤製品。
  4. 前記貼付剤は、支持体と、前記支持体上に位置する粘着剤層と、前記粘着剤層上に位置する剥離ライナーとを含み、前記粘着剤層は、粘着剤と、有効成分である少なくとも1つの薬物とを含む、請求項3に記載の貼付剤製品。
  5. 前記薬物は、酸化分解性の薬物を含む、請求項4に記載の貼付剤製品。
  6. 前記粘着剤層は少なくとも1つの添加剤をさらに含む、請求項4又は5に記載の貼付剤製品。
  7. 前記添加剤はミリスチン酸イソプロピルを含む、請求項6に記載の貼付剤製品。
  8. 前記粘着剤は、アクリル系粘着剤を含む、請求項4〜7のいずれか一項に記載の貼付剤製品。
  9. 前記粘着剤は、実質的にカルボキシル基を含まないアクリル系粘着剤である、請求項8に記載の貼付剤製品。
  10. 密封された前記包装袋中の酸素濃度が15体積%以下である、請求項3〜9のいずれか一項に記載の貼付剤製品。
  11. 包装袋の前記最内層と、貼付剤の前記支持体と、貼付剤の前記剥離ライナーの本体とが、いずれもポリエチレンテレフタレートで形成されている、請求項4〜9のいずれか一項に記載の貼付剤製品。
JP2017241746A 2017-12-18 2017-12-18 貼付剤用包装袋及び貼付剤製品 Pending JP2019107220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017241746A JP2019107220A (ja) 2017-12-18 2017-12-18 貼付剤用包装袋及び貼付剤製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017241746A JP2019107220A (ja) 2017-12-18 2017-12-18 貼付剤用包装袋及び貼付剤製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019107220A true JP2019107220A (ja) 2019-07-04

Family

ID=67178258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017241746A Pending JP2019107220A (ja) 2017-12-18 2017-12-18 貼付剤用包装袋及び貼付剤製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019107220A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022181480A1 (ja) * 2021-02-24 2022-09-01 久光製薬株式会社 ジクロフェナク含有貼付剤包装製品及びジクロフェナクナトリウムの安定化方法
US11872320B2 (en) 2021-02-25 2024-01-16 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Method for treating osteoarthritis

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014061187A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toyo Seikan Kaisha Ltd 包装材およびそれを用いてなる包装構造
JP2014061663A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toyo Seikan Kaisha Ltd 包装材およびそれを用いてなる包装構造
WO2014104220A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 ニプロパッチ株式会社 包装体
JP2015066802A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 非吸着性シーラントフィルム及びそれよりなる包装材用積層体
WO2015174502A1 (ja) * 2014-05-15 2015-11-19 ニチバン株式会社 リバスチグミンを含有する貼付剤のための包装体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014061187A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toyo Seikan Kaisha Ltd 包装材およびそれを用いてなる包装構造
JP2014061663A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toyo Seikan Kaisha Ltd 包装材およびそれを用いてなる包装構造
WO2014104220A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 ニプロパッチ株式会社 包装体
JP2015066802A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 非吸着性シーラントフィルム及びそれよりなる包装材用積層体
WO2015174502A1 (ja) * 2014-05-15 2015-11-19 ニチバン株式会社 リバスチグミンを含有する貼付剤のための包装体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022181480A1 (ja) * 2021-02-24 2022-09-01 久光製薬株式会社 ジクロフェナク含有貼付剤包装製品及びジクロフェナクナトリウムの安定化方法
JPWO2022181480A1 (ja) * 2021-02-24 2022-09-01
US11872320B2 (en) 2021-02-25 2024-01-16 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Method for treating osteoarthritis

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6077596B2 (ja) ロピニロール含有貼付剤及びその包装体
US9238012B2 (en) Transdermal patch
JP5933974B2 (ja) 貼付剤入り包装袋、及び貼付剤の保存方法
JP5823510B2 (ja) ロピニロール含有貼付剤及びその包装体
CN103895961B (zh) 包装材料及使用该包装材料的包装结构
JP2016069287A (ja) リバスチグミン含有経皮吸収型貼付製剤
KR101942677B1 (ko) 첩부제
JP6453481B2 (ja) 貼付剤
JP2019107220A (ja) 貼付剤用包装袋及び貼付剤製品
KR101217407B1 (ko) 경피흡수제제
JPWO2018155390A1 (ja) 貼付剤及びその包装体
CN109789104A (zh) 包含加兰他敏或其盐的透皮递送系统
JP6287863B2 (ja) 包装体
JP2015212286A (ja) 塩基性反応酸化物を含む制御された活性物質流動を有する経皮治療システム
JPH09299445A (ja) 薬物含有貼付剤用包装体
JPWO2016052522A1 (ja) 経皮投与製剤及び包装体
JP2010285415A (ja) バレニクリン又は薬学的に許容されるバレニクリン酸付加塩を含有する経皮薬物送達システムの包装体
JP7065940B2 (ja) メチルフェニデート含有貼付剤
TW201542251A (zh) 含畢索普洛(bisoprolol)之貼附製劑及其包裝體
US20040139705A1 (en) Packaging materials for transdermal drug delivery systems
TW202302080A (zh) 含有雙氯芬酸之貼附劑包裝製品及雙氯芬酸鈉之安定化方法
JP2017001992A (ja) 経皮吸収型製剤
JPH09299444A (ja) ニトログリセリン貼付剤用包装体
WO2022091925A1 (ja) ロピニロール含有貼付剤及びロピニロールの皮膚透過性向上方法
JPH0840910A (ja) 安定なエストラジオール含有貼付剤の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220531