JP2019106649A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】多様な印刷態様を実現することが可能な技術を提供する。【解決手段】MFP10(画像形成装置)は、サーバデバイス20と、画像形成機構を有する画像形成デバイス30とを備える。MFP10は、MFP10の外部装置70から、MFP10の画像形成機能に関する能力(ダイレクトプリントにて利用可能な電子ファイルのファイル形式等)の問合せを受信する場合、画像形成デバイス30の能力の情報(PDF形式等)のみならずサーバデバイス20による拡張能力の情報(XLS形式等)をも含む応答情報を、外部装置70に返信する。【選択図】図4

Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像形成装置およびそれに関連する技術に関する。
MFP(画像形成装置)においては、他の端末装置(スマートフォン、タブレット端末等)からの印刷指令に基づく印刷出力が行われる。特に、プリンタドライバを用いることなく、印刷対象の電子ファイル(データファイル)が印刷ジョブデータとして端末装置(外部装置)からMFPへと直接的に送信され、MFPが当該電子ファイルに基づく印刷出力を実行する技術(ダイレクトプリント技術とも称する)が存在する(特許文献1等参照)。当該ダイレクトプリント技術においては、パーソナルコンピュータ等にインストールされたプリンタドライバによって生成される印刷用データではなく、印刷対象の電子ファイル(電子文書ファイルとも称する)自体をMFPが受信することによって、MFPによる印刷出力が実行される。
このような技術では、端末装置(外部装置)がMFPの能力情報(対応可能なファイル形式等)(より詳細には、MIB(Management Information Base)情報等)をMFPから取得し、MFPの能力の範囲内の印刷指示を付与することが行われ得る。たとえば、当該MFPによるダイレクトプリントに対応可能なファイル形式が、JPEG形式およびPDF形式の2種類の形式のみである場合には、端末装置は、当該2種類の形式のいずれかの電子ファイルを印刷対象として決定して、MFPに送信する。そして、MFPは、当該電子ファイルに基づく印刷出力を実行する。なお、端末装置は、当該2種類以外の形式のファイル(たとえば、DOC形式等)が指定されないように、たとえば、選択用のファイルリストにおいて、当該2種類以外の形式のファイルを非表示化しておくことが好ましい。
特開2015−97031号公報
ところで、本願発明者らは、画像形成デバイス(画像形成機構等)のみならずサーバコンピュータ(サーバデバイスとも称する)をも内蔵したMFP(画像形成装置)を案出した。このようなMFPは、サーバ内蔵型MFPとも称される。当該サーバ内蔵型MFPは、サーバと(旧来のタイプの)MFPとを一体化した(新たなタイプの)MFPであることから、サーバ一体型MFPなどとも称される。
このようなサーバ内蔵型MFPによるダイレクトプリントが行われる際にも、外部装置が当該MFP(詳細には、画像形成デバイス)の能力の情報を取得し、当該能力の範囲内の印刷指示を付与する技術が考えられる。
しかしながら、そのような技術においては、MFPに内蔵されているサーバデバイスは有効には活用されず、当該MFPの画像形成デバイスの能力の範囲を超える印刷指示を付与することすら出来ない。それ故、多様な印刷態様を実現することは困難である。
そこで、本発明は、多様な印刷態様を実現することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像形成装置であって、画像形成機構を有する画像形成デバイスと、サーバデバイスと、を備え、前記画像形成装置は、前記画像形成装置の外部の装置である外部装置から、前記画像形成装置の画像形成機能に関する能力の問合せを受信する場合、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む応答情報を、前記外部装置に返信することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像形成装置において、前記サーバデバイスは、前記画像形成装置に関する装置情報の送信要求を前記外部装置から受信する通信手段と、前記送信要求に対する前記応答情報を生成する生成手段と、を備え、前記生成手段は、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の問合せが前記送信要求に含まれる場合、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む前記応答情報を生成し、前記通信手段は、当該応答情報を前記外部装置に返信することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る画像形成装置において、前記通信手段は、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の問合せが前記送信要求に含まれる場合、前記画像形成デバイスに対して前記画像形成デバイスの能力の返信要求を送信するとともに、当該返信要求に対する返信情報を前記画像形成デバイスから受信し、前記生成手段は、前記返信情報に含まれる前記画像形成デバイスの能力の情報に対して前記サーバデバイスによる拡張能力の情報を付加して、前記応答情報を生成することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係る画像形成装置において、前記通信手段は、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の問合せが前記送信要求に含まれない場合、前記画像形成デバイスに対して前記画像形成デバイスの能力の返信要求を送信せず、前記生成手段は、前記サーバデバイスの装置情報に基づき前記応答情報を生成することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3または請求項4の発明に係る画像形成装置において、前記画像形成デバイスは、前記画像形成デバイスの能力を記述したMIB情報を格納する格納手段と、前記サーバデバイスから前記返信要求を受信すると、前記MIB情報に基づき生成された前記返信情報を前記サーバデバイスに返信する返信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2から請求項5のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記サーバデバイスの前記生成手段は、前記サーバデバイスによる拡張が可能な能力が記述され且つ前記サーバデバイス内に格納されたデータテーブルに基づき、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる前記拡張能力の情報をも含む前記応答情報を生成することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2から請求項6のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記サーバデバイスは、前記送信要求が前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の問合せを含むか否かを判定する判定手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2から請求項7のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記サーバデバイスは、前記応答情報が前記外部装置に送信された後、前記拡張能力の指定を含む印刷ジョブデータが前記外部装置から受信されると、前記拡張能力の実現のために前記サーバデバイスによって実行されるべき変換処理を、前記印刷ジョブデータに対して施す変換処理手段、をさらに備え、前記通信手段は、前記変換処理が施された前記印刷ジョブデータを前記画像形成デバイスに送信することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記画像形成機能に関する能力は、印刷依頼元装置から受信した電子ファイルに基づき印刷出力を実行する直接印刷方式の印刷ジョブにて利用可能なファイル形式に関する能力と、1枚の印刷用紙に複数のページを集約して印刷する集約印刷に関する能力と、印刷における変倍率に関する能力と、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
請求項10の発明は、サーバデバイスと画像形成機構を有する画像形成デバイスとを備える画像形成装置の制御方法であって、a)前記画像形成装置の外部の装置である外部装置から、前記画像形成装置の画像形成機能に関する能力の問合せを受信するステップと、b)前記問合せが受信されると、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む応答情報を、前記外部装置に返信することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明に係る制御方法において、前記ステップa)は、a−1)前記サーバデバイスが前記画像形成装置に関する装置情報の送信要求を前記外部装置から受信するステップ、を有し、前記ステップb)は、b−1)前記サーバデバイスが前記送信要求に対する前記応答情報を生成するステップと、b−2)前記サーバデバイスが当該応答情報を前記外部装置に返信するステップと、を有し、前記ステップb−1)において、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の問合せが前記送信要求に含まれる場合、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む前記応答情報が生成されることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11の発明に係る制御方法において、前記ステップb−1)は、b−1−1)前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の問合せが前記送信要求に含まれる場合、前記サーバデバイスが前記画像形成デバイスに対して前記画像形成デバイスの能力の返信要求を送信するステップと、b−1−2)前記サーバデバイスが、前記返信要求に対する返信情報を前記画像形成デバイスから受信するステップと、b−1−3)前記サーバデバイスが、前記返信情報に含まれる前記画像形成デバイスの能力の情報に対して前記サーバデバイスによる拡張能力の情報を付加して、前記応答情報を生成するステップと、を有することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12の発明に係る制御方法において、前記ステップb−1)においては、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の問合せが前記送信要求に含まれない場合、前記画像形成デバイスに対して前記画像形成デバイスの能力の返信要求が送信されず、前記サーバデバイスの装置情報に基づき前記応答情報が生成されることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項12または請求項13の発明に係る制御方法において、前記ステップb−1−2)においては、前記画像形成デバイスの能力が記述され且つ前記画像形成デバイスに格納されたMIB情報に基づき前記画像形成デバイスによって生成された前記返信情報が、受信されることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項11から請求項14のいずれかの発明に係る制御方法において、前記ステップb−1)においては、前記サーバデバイスによる拡張が可能な能力が記述され且つ前記サーバデバイス内に格納されたデータテーブルに基づき、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる前記拡張能力の情報をも含む前記応答情報が生成されることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項11から請求項15のいずれかの発明に係る制御方法において、前記ステップb)は、b−3)前記ステップb−1)よりも前において、前記送信要求が前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の問合せを含むか否かを前記サーバデバイスが判定するステップ、をさらに備えることを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項11から請求項16のいずれかの発明に係る制御方法において、c)前記応答情報が前記外部装置に送信された後、前記拡張能力の指定を含む印刷ジョブデータが前記外部装置から受信されると、前記拡張能力の実現のために前記サーバデバイスによって実行されるべき変換処理を、前記サーバデバイスが前記印刷ジョブデータに対して施すステップと、d)前記変換処理が施された前記印刷ジョブデータを前記サーバデバイスが前記画像形成デバイスに送信するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項10から請求項17のいずれかの発明に係る制御方法において、前記画像形成機能に関する能力は、印刷依頼元装置から受信した電子ファイルに基づき印刷出力を実行する直接印刷方式の印刷ジョブにて利用可能なファイル形式に関する能力と、1枚の印刷用紙に複数のページを集約して印刷する集約印刷に関する能力と、印刷における変倍率に関する能力と、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項10から請求項18のいずれかの発明に係る制御方法を、前記画像形成装置に内蔵されたコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とする。
請求項1から請求項19に記載の発明によれば、画像形成装置は、画像形成機能に関する能力の問合せを外部装置から受信すると、画像形成デバイスの能力の情報のみならずサーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む応答情報を、当該外部装置に返信する。したがって、当該応答情報を受信した外部装置は、サーバデバイスによる拡張能力を取得して、適切且つ多様な印刷指示を実現することが可能である。ひいては、当該多様な印刷指示に基づく多様な印刷態様を実現することが可能である。
また特に、請求項8および請求項17に記載の発明によれば、拡張能力の指定を含む印刷ジョブデータが外部装置から受信されると、拡張能力の実現のためにサーバデバイスによって実行されるべき変換処理が印刷ジョブデータに対して施され、当該変換処理が施された印刷ジョブデータが画像形成デバイスに送信される。したがって、画像形成デバイスに固有の能力に対応する元の印刷態様のみならず、拡張能力に対応する印刷態様を実現することが可能である。ひいては、多様な印刷態様を実現することが可能である。
印刷システムの概略構成を示す図である。 画像形成デバイスの機能ブロックを示す図である。 サーバデバイスの機能ブロックを示す図である。 第1段階の動作におけるデータの流れ等を示す図である。 第2段階の動作におけるデータの流れ等を示す図である。 サーバデバイスのMIB情報を示す図である。 画像形成デバイスのMIB情報を示す図である。 MFP内の2つのデバイスの能力が記述されたデータファイルを示す図である。 サーバデバイスの第1段階の動作を示すフローチャートである。 第1段階の動作の一例を示すタイミングチャートである。 サーバデバイスの第2段階の動作を示すフローチャートである。 第2段階の動作の一例を示すタイミングチャートである。 外部装置のタッチパネルにて表示される操作画面を示す図である。 外部装置のタッチパネルにて表示される操作画面を示す図である。 外部装置のタッチパネルにて表示される操作画面を示す図である。 変形例に係るデータファイルを示す図である。 別の変形例に係るデータファイルを示す図である。 さらに別の変形例に係るデータファイルを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.構成概要>
図1は、印刷システム(画像形成システムとも称する)1を示す図である。印刷システム1は、MFP10(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))と外部装置70(当該MFP10の外部の装置)とを備えて構成される。なお、MFP10は、画像形成装置などとも称される。
このMFP10は、互いに独立して動作する複数のデバイス(ここではサーバデバイス20と画像形成デバイス30との2つのデバイス)を備える。ここでは、サーバデバイス20と画像形成デバイス30とは、一の筐体に収容され、一体的に構成されている。なお、当該一の筐体には、所定の部材と当該所定の部材に対して開閉自在に設けられた部材(たとえば、MFP10の原稿台に設けられた回転軸に対して回動自在に設けられたADF(Auto Document Feeder)付き原稿カバー等)とが含まれるものとする。
また、このMFP10は、操作表示部40(図1も参照)をも備える。当該操作表示部40は、複数のデバイス20,30によって共用される。
MFP10は、外部装置70からの印刷ジョブ(詳細には印刷ジョブデータ)を受信し、当該印刷ジョブに関する印刷出力を行うことが可能である。後述するように、外部装置70からの印刷ジョブは、MFP10内のサーバデバイス20によって受信され、その後、MFP10内の画像形成デバイス30に転送される。そして、画像形成デバイス30にて印刷出力動作が実行される。
この実施形態では、「ダイレクトプリント」(外部装置70(印刷依頼元装置)から受信された電子ファイル(電子文書ファイル)に基づきMFP10(印刷出力装置)が印刷出力を実行する直接印刷方式)が印刷手法として採用される場合について例示する。
<2.画像形成デバイス30の構成>
画像形成デバイス30(図1も参照)は、各種のジョブ(コピージョブ、スキャンジョブ等)を実行することが可能なデバイスである。なお、画像形成デバイス30は、MFPデバイスとも称される。
図2は、画像形成デバイス30の機能ブロックを示す図である。画像形成デバイス30は、管理対象機能(コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能およびボックス印刷機能等)を管理している。具体的には、画像形成デバイス30は、図2に示すように、画像読取部32、印刷出力部33、通信部34、格納部35およびコントローラ(制御部)39等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能(管理対象機能)を実現する。
画像読取部32は、画像形成デバイス30の所定の位置(自動原稿供給部(ADF:Auto Document Feeder)あるいはガラス面等)に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部32は、スキャン部などとも称される。画像形成デバイス30は、所定の位置に載置された原稿を読み取ることが可能なデバイスであり、画像読取デバイスとも称される。
印刷出力部33は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。印刷出力部33は、印刷出力機構(具体的には、トナーユニット(現像ユニット)、感光ドラムユニット、中間転写ベルト、転写部、定着部および搬送部など)を有している。当該印刷出力機構は、画像形成機構とも称される。また、画像形成デバイス30は、各種の媒体に画像を印刷出力することが可能なデバイスであり、印刷出力デバイスとも称される。
通信部34は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部34は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、画像形成デバイス30は、所望の相手先(サーバデバイス20等)との間で各種のデータを授受することが可能である。
格納部35は、各種の記憶装置((揮発性および/または不揮発性の)半導体メモリおよび/またはハードディスクドライブ(HDD)等)で構成される。
格納部35(詳細にはその不揮発性記憶部)内には、画像形成デバイス30のMIB(Management Information Base)情報310(図4および図7等参照)が格納されている。
コントローラ39は、画像形成デバイス30に内蔵され、画像形成デバイス30を統括的に制御する制御装置である。コントローラ39は、CPU(Central Processing Unit)(マイクロプロセッサあるいはコンピュータプロセッサなどとも称される)および各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ39は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて画像形成デバイス30にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされて画像形成デバイス30にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示されるように、コントローラ39は、上記のプログラムの実行により、通信制御部39aと操作制御部39bと動作制御部39cと取得部39dとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部39aは、通信部34等と協働して他のデバイス(同一筐体(同一装置)内の他のデバイス(サーバデバイス20等)、および別の筐体内にて構成される他の装置内のデバイスを含む)との間の通信動作を制御する処理部である。
操作制御部39bは、操作表示部40(図1参照)と協働して、操作表示部40(特にタッチパネル45(図1参照))に対する入力動作(操作入力を受け付ける動作)を制御するとともに、操作表示部40(特にタッチパネル45)における表示動作(表示出力動作)を制御する処理部である。たとえば、操作制御部39bは、画像形成デバイス30の管理対象機能に関する情報等を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させるとともに、操作表示部40に対するユーザ操作に関する操作入力情報(タッチ情報等)を当該操作表示部40から取得する。
動作制御部39cは、画像形成デバイス30における各種の動作(ジョブ動作等)を制御する処理部である。画像形成デバイス30は、たとえば、ダイレクトプリント方式の印刷ジョブデータに含まれる所定のファイル形式(JPEG形式、TIFF形式およびPDF形式の合計3種類のファイル形式)の電子ファイルに基づく印刷出力動作(印刷ジョブ)を実行することが可能である。なお、後述するように、MFP10(サーバデバイス20)に対して送信されてきた他の所定のファイル形式(XLS形式等)の電子ファイルは、当該3種類のファイル形式のいずれか(たとえば、PDF形式)に変換されることによって、画像形成デバイス30による印刷出力が可能になる。
取得部39dは、格納部35内に格納されているMIB情報310(画像形成デバイス30のMIB情報)(図4および図7も参照)を取得する処理部である。
図7は、画像形成デバイス30の格納部35内に格納されているMIB情報310を示す図である。図7のMIB情報310においては、画像形成デバイス30の画像形成機能に関する能力(ファイル形式に関する能力、および集約印刷に関する能力等)の情報が記述されている。具体的には、JPEG形式、TIFF形式、PDF形式の3種類のファイル形式に対応可能であること、および集約印刷(1枚の印刷用紙に複数のページを集約して印刷する機能)に対応していないこと等が記述されている。これらの情報は、プライベートMIB情報として記憶されている。
また、図6は、サーバデバイス20の格納部25内に格納されているMIB情報210を示す図である。図6のMIB情報210においては、MFP10の装置全体の基礎データ等が記述されている。一方、画像形成機能に関する能力(ファイル形式に関する能力、および集約印刷に関する能力等)の情報は、MIB情報210には記述されていない。画像形成デバイス30の能力情報をサーバデバイス20ではなく画像形成デバイス30に(引き続き)格納することによって、画像形成デバイス30に関する設計変更を行わなくて済むなどの利点を得ることが可能である。
<3.サーバデバイス20の構成>
サーバデバイス20(図1も参照)は、サーバ機能を実現することが可能なデバイスである。サーバデバイス20は、たとえば汎用的なコンピュータ装置として構成される。
図3は、サーバデバイス20の機能ブロックを示す図である。
サーバデバイス20は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部24、格納部25、コントローラ(制御部)29等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部24は、ネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、サーバデバイス20は、所望の相手先(外部装置70および画像形成デバイス30等)と連携して各種のデータを授受することが可能である。
格納部25は、各種の記憶装置((揮発性および/または不揮発性の)半導体メモリおよび/またはハードディスクドライブ(HDD)等)で構成される。格納部25(詳細にはその不揮発性記憶部)内には、サーバデバイス20のMIB情報210(図4および図6等参照)、ならびに能力情報(能力拡張情報)等に関するデータテーブル230(図4および図8等参照)が格納されている。
コントローラ(制御部)29は、サーバデバイス20に内蔵され、サーバデバイス20を統括的に制御する制御装置である。コントローラ29は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ29は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてサーバデバイス20にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされてサーバデバイス20にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ29は、当該プログラム等の実行により、通信制御部29aと操作制御部29bと動作制御部29cと判定部29dと生成部29eと判断部29fと変換部29gとを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部29aは、通信部24等と協働して他のデバイス(同一筐体(同一装置)内の他のデバイス(画像形成デバイス30等)、および別の筐体内にて構成される他の装置内のデバイスを含む)との間の通信動作を制御する処理部である。
操作制御部29bは、操作表示部40と協働して、操作表示部40(特にタッチパネル45)に対する入力動作を制御するとともに、操作表示部40(特にタッチパネル45)における表示動作を制御する処理部である。たとえば、操作制御部29bは、サーバデバイス20の管理対象機能に関する情報等を操作表示部40(タッチパネル45)に表示させるとともに、操作表示部40(タッチパネル45)に対するユーザ操作に関する操作入力情報を当該操作表示部40から取得する。
動作制御部29cは、サーバデバイス20における各種の動作(サーバ動作等)を制御する処理部である。
判定部29dは、MFP10に関する装置情報の送信要求がMFP10の画像形成機能に関する能力(印刷能力)の問合せを含むか否か、を判定する処理部である。判定部29dは、送信要求判定部などとも称される。
生成部29eは、MFP10に関する装置情報の送信要求に対する応答情報を生成する処理部である。生成部29eは、MFP10の画像形成機能に関する能力の問合せが当該送信要求に含まれる場合、画像形成デバイス30の能力の情報のみならずサーバデバイス20による拡張能力(後述)の情報をも含む応答情報を生成する。当該応答情報の生成に際しては、データテーブル230(図8)が利用される。データテーブル230は、サーバデバイス20の格納部25内に格納されている(図4等参照)。
図8は、画像形成機能に関する画像形成デバイス30の能力と画像形成機能に関するサーバデバイス20の能力とが記述されたデータテーブル230を示す図である。データテーブル230においては、画像形成デバイス30の能力(図8では、利用可能なファイル形式)を拡張する内容が規定されている。たとえば、画像形成デバイス30の対応ファイル形式は、JPEG形式、TIFF形式およびPDF形式の3種類の形式のみであるのに対して、サーバデバイス20の対応ファイル形式は、さらにDOC形式、XLS形式をも含む合計5種類の形式である。換言すれば、サーバデバイス20による拡張が可能な能力(「DOC形式とXLS形式との2種類のファイル形式」)が記述されている。このMFP10においては、画像形成機能に関する能力(利用可能なファイル形式に関する能力等)が、サーバデバイス20の変換機能(ファイル形式変換機能等)(後述)によって、(画像形成デバイス30のみによる場合に比べて)拡張される。なお、サーバデバイス20の変換機能によって拡張された能力は、「拡張能力」とも称される。
判断部29fは、印刷ジョブ(印刷ジョブデータ)に「拡張能力」の指定が含まれているか否かを判断する。判断部29fは、ジョブ内容判定部29fとも称される。
変換部29gは、「拡張能力」の実現のためにサーバデバイスによって実行されるべき変換処理(ファイル変換処理等)を印刷ジョブデータに対して施す処理部である。換言すれば、変換部29gは、変換機能(ファイル形式変換機能等)を実現する処理部である。変換部29gは、たとえば、変換対象の電子ファイル(印刷ジョブデータ)のファイル形式を他のファイル形式に変換するファイル形式変換処理等を実行する。変換後のファイルは、印刷対象データ(変換後の印刷ジョブデータ)としてサーバデバイス20から画像形成デバイス30に送信される(図5等参照)。そして、画像形成デバイス30において、当該変換後の印刷ジョブデータに基づく印刷出力動作が行われる。
<4.第1段階:外部装置からの問合せ受信時におけるMFP10の動作>
上述のように、この実施形態では「ダイレクトプリント」が印刷手法として採用される。
以下、ユーザによる印刷操作に応じてMFP10が印刷出力を実行する動作について説明する。当該動作は、ユーザによる印刷操作に応じて印刷出力指示がMFP10に付与されるまでの動作(第1段階の動作とも称する)(図9および図10参照)と、当該印刷出力指示に応じてMFP10が印刷出力を実行する動作(第2段階の動作とも称する)(図11および図12参照)とに大別される。ユーザによる印刷操作は、外部装置70にインストールされた印刷アプリケーションを用いて行われる。また、ユーザによる印刷操作においては、外部装置70のタッチパネル75に表示される操作画面(図13〜図15参照)を用いて、ユーザからMFP10に対する印刷出力指示が付与される。
なお、図9は、MFP10(詳細にはサーバデバイス20)の動作(詳細には、外部装置70からの装置情報送信要求の受信時における動作(第1段階の動作))を示すフローチャートであり、図10は、当該動作の一例を示すタイミングチャートである。また、図11は、MFP10(詳細にはサーバデバイス20)の動作(詳細には、外部装置70からの印刷ジョブ受信時における動作(第2段階の動作))を示すフローチャートであり、図12は、当該動作の一例を示すタイミングチャートである。さらに、図13〜図15は、外部装置70のタッチパネル75にて表示される操作画面を示す図である。また、図4は、第1段階の動作におけるデータの流れ等を示す図であり、図5は、第2段階の動作におけるデータの流れ等を示す図である。
また、外部装置70には所謂プリンタドライバはインストールされておらず、外部装置70は、印刷対象の電子ファイル(電子文書データファイル)自体をMFP10に送信することによって、MFP10に当該電子ファイルの印刷出力を実行させる。
まず、第1段階の動作について説明する。
外部装置70において所定の印刷アプリケーションが起動すると、図13に示されるような操作画面510が外部装置70のタッチパネル75(図1も参照)に表示される。操作画面510には、プリンタ選択欄511とファイル指定欄513と詳細設定ボタン515と印刷ボタン517とが設けられている。
操作画面510のプリンタ選択欄511にてユーザの所望のプリンタが選択される(ステップS1(図10参照))と、外部装置70は、選択された当該所望のプリンタ(ここではMFP10)に対して装置情報(MIB情報)の送信要求を送信する(ステップS2(図10))。
これに対して、MFP10は、当該送信要求を受信する(ステップS11)。具体的には、サーバデバイス20の通信部24が外部装置70からの当該送信要求を受信する。なお、この実施形態では、MFP10を代表するIPアドレスがMFP10内のサーバデバイス20に割り当てられており、外部装置70からMFP10への送信情報(装置情報送信要求および印刷ジョブデータ等)は、MFP10内のサーバデバイス20(MFP10を代表するデバイス(MFP10の代表デバイス))へと送信される。
サーバデバイス20が当該送信要求を受信すると、ステップS12に進む。
ステップS12において、サーバデバイス20は、MFP10の画像形成機能(印刷機能)に関する能力の問合せが当該送信要求に含まれるか否かを判定する。画像形成機能(印刷機能)に関する能力としては、ダイレクトプリントの印刷ジョブにて利用可能なデータファイルの「ファイル形式」に関する能力が例示される。たとえば、多様なファイル形式(PDF形式、JPEG形式、TIFF形式、DOC形式、XLS形式、DXF形式等)のうち、MFP10によるダイレクトプリントに対応しているファイル形式(印刷可能なデータファイルの「ファイル形式」)が、画像形成機能に関する能力の1つとして例示される。
ここにおいて、外部装置70からの当該送信要求は、2つの種類に大別される。
一の種類は、MFP10の画像形成機能(印刷機能)に関する能力の問合せを含むものである。当該問合せとしては、画像形成機能に関する全ての能力を問い合わせるもの、および画像形成機能に関する一部の能力(たとえば、「ファイル形式」のみ)を問い合わせるもの等が存在する。
他の一の種類は、MFP10の画像形成機能(印刷機能)に関する能力の問合せを含まないものである。たとえば、MFP10の装置基本情報(装置名等)を問い合わせるもの等が例示される。
ステップS12において、当該能力の問合せが当該送信要求に含まれないと判定される場合、ステップS13には進まず、画像形成デバイス30の能力の返信要求を送信しない。当該能力の問合せが当該送信要求に含まれない場合には、ステップS12からステップS17に進む。
ステップS17では、サーバデバイス20のMIB情報(装置情報)が応答情報(MFP10のMIB情報)として生成され、当該応答情報が外部装置70に送信される。たとえば、サーバデバイス20のMIB情報内の基礎データ(MFP10の装置名等)が外部装置70に送信される(ステップS18)。
一方、当該能力の問合せが当該送信要求に含まれる場合、ステップS12からステップS13に進む。
そして、ステップS13において、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30に対して、画像形成デバイス30のMIB情報を要求する。詳細には、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30の画像形成機能に関する能力の返信要求を画像形成デバイス30に送信する。画像形成デバイス30は、当該返信要求を受信すると、格納部35内に格納されていたMIB情報を取得し、当該MIB情報に基づき生成した返信情報をサーバデバイス20に返信する(ステップS14)。
サーバデバイス20は、画像形成デバイス30の返信情報(画像形成デバイス30のMIB情報を含む返信情報)をサーバデバイス20から受信する(ステップS14)と、ステップS14からステップS15に進む。
そして、サーバデバイス20は、返信情報に含まれる画像形成デバイス30の能力の情報に対してサーバデバイス20による拡張能力の情報を付加して、応答情報を生成する(ステップS15)。換言すれば、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30の能力の情報のみならずサーバデバイス20による拡張能力の情報をも含む応答情報を生成する(ステップS15)。当該応答情報は、データテーブル230(図8)に基づいて生成される。たとえば、画像形成デバイス30から受信した画像形成デバイス30のMIB情報をベースに、データテーブル230から得られる拡張能力の情報を付加した新たなMIB情報が、応答情報として生成されればよい。
たとえば、データテーブル230においては、画像形成デバイス30の対応ファイル形式は、JPEG形式、TIFF形式およびPDF形式の3種類の形式のみであるのに対して、サーバデバイス20の対応ファイル形式は、さらにDOC形式、XLS形式をも含む合計5種類の形式である旨が規定されている。このMFP10においては、画像形成機能に関する能力が、(画像形成デバイス30のみによる場合に比べて)サーバデバイス20の変換機能(ファイル形式変換機能等)によって拡張される。
この場合、上記3種類のファイル形式(JPEG形式、TIFF形式およびPDF形式)に加えて、別の2種類のファイル形式(DOC形式およびXLS形式)をも含む合計5種類のファイル形式が、MFP10の能力情報として決定される。換言すれば、外部装置70への応答情報として、当該5種類のファイル形式を含む情報(サーバデバイス20の変換機能に基づき、3種類から5種類へと拡張された能力の情報)が決定される。
その後、サーバデバイス20(換言すれば、MFP10)は、当該応答情報(拡張能力を含む情報)を外部装置70に返信(送信)する(ステップS16)。
外部装置70は、当該応答情報をMFP10(サーバデバイス20)から受信する(ステップS20(図10))と、当該応答情報に基づいて能力情報を更新する(ステップS21)。また、更新後の能力情報に基づいて、ファイル指定欄513の参照ボタン512(下向き三角形が付された矩形領域)の押下に応じて表示されるファイルリスト518が更新される。
ここでは、ファイルリスト518においては、外部装置70等に格納されたファイルのうち、MFP10による印刷対象ファイルとして指定することが可能なファイルのみが列挙される。具体的には、応答情報に含まれるファイル形式(上述の5種類のファイル形式)を有するファイルのみが、指定可能なファイルとして、ファイルリスト518に列挙される。逆に、当該5種類のファイル形式以外の形式を有するファイル(たとえば、DXF形式)は、ファイルリスト518に表示されない(非表示化される)。
これによれば、応答情報に含まれるファイル形式以外の形式のファイルが指定されることがないので、実行不可能な印刷指令が外部装置70からMFP10へと送信されることが回避され得る。
また、上述のように、サーバデバイス20の変換機能による拡張後の能力に応じた5種類の形式(より多数の形式)のファイルが列挙される。したがって、サーバデバイス20の変換機能による拡張前の能力(画像形成デバイス30の能力のみ)に応じた3種類の形式を有するファイルが列挙される場合に比べて、多数のファイルがファイルリスト518に列挙され得る。
ユーザは、操作画面510内の参照ボタン514を押下して、ファイルリスト518を表示させる。当該ファイルリスト518には、拡張後の能力に応じたファイル形式を有する複数のファイルが列挙される。そして、ユーザは、当該複数のファイルのうち、所望のファイル(たとえば、「EFG.xls」)を印刷対象ファイルとして指定する。なお、その後、ユーザは、必要に応じて詳細設定(詳細印刷設定)を変更する。具体的には、詳細設定ボタン515の押下に応じて表示される詳細設定画面を用いて、各種の詳細設定(集約機能およびズーム機能等)の設定内容を変更することが可能である。
印刷設定が完了すると、ユーザは、印刷ボタン517を押下して印刷指示をMFP10に対して付与する(ステップS23)。印刷ボタン517の押下に応答して、外部装置70は、当該印刷指示に基づく印刷ジョブデータをプリンタ選択欄511で指定されたMFP10(詳細にはサーバデバイス20)に送信する(図12のステップS25参照)。当該印刷ジョブデータには、ファイル指定欄513で指定された印刷対象ファイル(「EFG.xls」)の電子ファイル自体、および詳細印刷設定に関する設定情報等が含まれる。
<5.第2段階:外部装置からの印刷ジョブ受信時におけるMFP10の動作>
次に、第2段階の動作について、図11および図12等を参照しつつ説明する。
図12に示されるように、上述の印刷指示に基づく印刷ジョブデータが外部装置70からMFP10(詳細にはサーバデバイス20)に送信される(ステップS25)と、サーバデバイス20は、当該印刷ジョブデータを受信する(ステップS31(図11も参照))。
次に、ステップS32,S33(図11も参照)においては、拡張能力の指定が印刷ジョブデータ(印刷ジョブ)に含まれているか否か等が判断される。拡張能力の指定が印刷ジョブデータに含まれている場合には、ステップS34に進む。一方、拡張能力の指定が印刷ジョブデータに含まれていない場合には、ステップS36に進む。
より具体的には、ステップS32においては、印刷ジョブで指定されている印刷能力(XLS形式等)がサーバデバイス20で対応可能(実現可能)であるか否かが判定される。また、ステップS33においては、印刷ジョブで指定されている印刷能力が画像形成デバイス30で対応可能(実現可能)であるか否かが判定される。
具体的には、印刷ジョブで指定されている印刷能力がサーバデバイス20で対応可能であり(ステップS32でYES)且つ印刷ジョブで指定されている印刷能力が画像形成デバイス30でも対応可能である(ステップS33でYES)場合、拡張能力の指定が印刷ジョブデータ(印刷ジョブ)に含まれていない旨が判定される。たとえば、印刷対象ファイルとして「PDF形式」のファイルが指定されている場合には、印刷ジョブで指定されている印刷能力がサーバデバイス20でも画像形成デバイス30でも対応可能であり、拡張能力の指定が印刷ジョブに含まれていない(基本能力(非拡張能力)の指定が含まれている)旨が判定される。この場合、ステップS36に進む。ステップS36では、受信された電子ファイルがそのままサーバデバイス20から画像形成デバイス30に送信され、当該電子ファイルに基づく印刷出力動作が画像形成デバイス30によって実行される。
一方、印刷ジョブで指定されている印刷能力がサーバデバイス20で対応可能であり(ステップS32でYES)且つ印刷ジョブで指定されている印刷能力が画像形成デバイス30で対応可能でない(ステップS33でNO)場合、拡張能力の指定が印刷ジョブデータ(印刷ジョブ)に含まれている旨が判定される。そして、ステップS34(後述)に進む。
なお、印刷ジョブで指定されている印刷能力がサーバデバイス20で対応可能でない(ステップS32でNO)場合には、印刷ジョブで指定されている印刷能力をMFP10にて実現することができない旨が判定される。この場合、サーバデバイス20(MFP10)は、外部装置70に対してエラー情報を送信し、外部装置70が当該エラー情報に基づくエラーメッセージをタッチパネル75に表示する。これにより、ユーザにエラー発生が報知される。
ステップS34においては、サーバデバイス20は印刷ジョブデータの変換処理を実行する。たとえば、XLS形式を有する電子ファイルが印刷ジョブデータに含まれている場合、XLS形式の電子ファイルをPDF形式の電子ファイルに変換する処理が実行される。
その後、ステップS35において、当該変換処理が施された印刷ジョブデータ(変換後のファイル形式(PDF形式等)の電子ファイルを含む)がサーバデバイス20から画像形成デバイス30に送信される(ステップS35)。
画像形成デバイス30は、当該変換処理後の印刷ジョブデータを受信する(ステップS41(図12))と、当該変換処理後の印刷ジョブデータ(詳細には、変換後のPDF形式の電子ファイル等)に基づいて、印刷出力動作を実行する。これにより、サーバデバイス20によって拡張された能力に関する印刷出力(たとえば、XLS形式の電子ファイルのダイレクトプリント)が実現される。
<6.実施形態の効果>
以上のような動作によれば、上述の第1段階(図9および図10参照)において、MFP10は、外部装置70からMFP10の画像形成機能に関する能力の問合せを受信(ステップS11,S12)する場合、画像形成デバイス30の能力の情報のみならずサーバデバイス20による拡張能力の情報をも含む応答情報を、外部装置70に返信する(ステップS16)。当該応答情報を受信した外部装置70は、サーバデバイス20による拡張能力を取得して、適切且つ多様な印刷指示を実現することが可能である。ひいては、当該多様な印刷指示に基づく多様な印刷態様を実現することが可能である。
また、サーバデバイス20は、当該応答情報が外部装置に送信(ステップS16)された後、第2段階(図11および図12参照)において、拡張能力の指定を含む印刷ジョブデータが外部装置から受信される(ステップS31)と、当該拡張能力の実現のための変換処理を印刷ジョブデータに対して施す(ステップS34)。そして、当該変換処理が施された印刷ジョブデータがサーバデバイス20から画像形成デバイス30に送信される(ステップS35)。したがって、画像形成デバイス30に固有の能力に対応する元の印刷態様のみならず、当該拡張能力に対応する印刷態様を実現することが可能である。ひいては、当該多様な印刷指示に基づく多様な印刷態様を実現することが可能である。
<7.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、MFP10に関する能力(画像形成機能に関する能力)の情報として、印刷ジョブにおける「ファイル形式」(ダイレクトプリントで出力可能な「ファイル形式」)に関する能力を中心に説明したが、これに限定されず、MFP10に関する能力の情報は、印刷ジョブにおける「集約印刷」に関する能力等であってもよい。より具体的には、「集約機能の有無(可否)」、あるいは、印刷ジョブにおける「集約機能の種類」等であってもよい。
より詳細には、サーバデバイス20にインストールされている集約機能拡張用アプリケーション(Nin1調整アプリケーション)を利用して、サーバデバイス20は、集約機能を拡張することが可能である。サーバデバイス20は、図16に示されるように、データテーブル230(230)の一部に、集約機能に関する拡張情報を有している。具体的には、データテーブル230においては、集約機能に関する画像形成デバイス30の能力として「集約印刷機能無し(1in1)」が記述されており、集約機能に関するサーバデバイス20の能力として「2in1」、「4in1」、「16in1」が記述されている。「2in1」、「4in1」、「16in1」は、サーバデバイス20による拡張機能であるとも表現される。
上記ステップS14において、サーバデバイス20は、画像形成デバイス30が集約印刷機能を有していない旨が記述されたMIB情報(画像形成デバイス30のMIB情報)を画像形成デバイス30から受信した後、ステップS15に進む。そして、データテーブル230を参照して、「2in1」、「4in1」、「16in1」を拡張能力として含む応答情報が生成され(ステップS15)、当該応答情報がサーバデバイス20から外部装置70に送信される(ステップS16)。外部装置70は、当該応答情報を受信すると能力情報を更新し(ステップS21)、詳細印刷設定画面において、設定項目「集約機能」に関して3つの選択肢「2in1」、「4in1」、「16in1」を設定することが可能となるように表示する。
ユーザが当該3つの選択肢のいずれか(たとえば、「2in1」)を選択すると、当該印刷設定内容(「2in1」等)の指定を含む印刷ジョブデータが、外部装置70からサーバデバイス20に送信される。サーバデバイス20は、ジョブデータ変換処理を実行し(ステップS34)、変換後の印刷ジョブデータを画像形成デバイス30に送信する(ステップS35)。なお、ジョブデータ変換処理としては、たとえば、「1in1」の電子ファイル(PDF形式ファイルあるいはXLS形式ファイル等)を「2in1」のPDF形式ファイルに変換する処理等が行われればよい。より詳細には、XLS形式ファイルをPDF形式ファイル(「1in1」)に変換するファイル形式変換処理と、当該PDF形式ファイル(「1in1」)を「2in1」のPDF形式ファイルに変換する集約状況変更処理とが連続して行われればよい。画像形成デバイス30は、当該変換後の印刷ジョブデータ(「2in1」のPDF形式ファイル)に基づき、印刷設定内容(「2in1」等)に沿った印刷出力を実行する。
このような動作が行われるようにしてもよい。
なお、ここでは、データテーブル230において、集約機能に関する画像形成デバイス30の能力として「集約印刷機能無し(1in1)」が記述されている場合を例示しているが、これに限定されない。
たとえば、集約機能に関する画像形成デバイス30の能力として「1in1」および「2in1」が記述されており、且つ、集約機能に関するサーバデバイス20の能力として「1in1」、「2in1」、「4in1」、「16in1」が記述されていてもよい(図17参照)。すなわち、「4in1」、「16in1」がサーバデバイス20による拡張機能として記述されていてもよい。この場合にも、同様の動作が行われればよい。たとえば、「4in1」、「16in1」を拡張能力として含む応答情報が生成(ステップS15)されればよい。また、外部装置70の詳細印刷設定画面においては、能力情報の更新に応じて、設定項目「集約機能」に関して、元の選択肢(「1in1」および「2in1」)に加えて、拡張機能に関する2つの選択肢(「4in1」および「16in1」)も表示されればよい。さらに、拡張機能に関する選択肢(「16in1」等)が指定された場合には、サーバデバイス20は、「1in1」の電子ファイル(PDF形式ファイルあるいはXLS形式ファイル等)を「16in1」のPDF形式ファイルに変換する処理等をジョブデータ変換処理として実行すればよい。
あるいは、MFP10に関する能力(画像形成機能に関する能力)の情報として、印刷ジョブにおける「ズーム倍率(変倍率)」が含まれていても良い。
たとえば、図18に示されるように、データテーブル230に、変倍率に関する画像形成デバイス30の能力として「100%(拡大機能無し)」が記述されており、且つ、変倍率に関するサーバデバイス20の能力として「100%」、「200%」、「400%」が記述されていてもよい(図18参照)。すなわち、「200%」、「400%」がサーバデバイス20による拡張機能として記述されていてもよい。この場合にも、同様の動作が行われればよい。たとえば、「200%」、「400%」を拡張能力として含む応答情報が生成(ステップS15)されればよい。また、外部装置70の詳細印刷設定画面においては、能力情報の更新に応じて、設定項目「変倍率」に関して、元の選択肢(「100%」)に加えて、拡張機能に関する2つの選択肢(「200%」および「400%」)も表示されればよい。さらに、拡張機能に関する選択肢(「200%」等)が指定された場合には、サーバデバイス20は、元の電子ファイル(「100%」の変倍率を有する電子ファイル等)を「200%」の変倍率を有する電子ファイル(200%に拡大された電子ファイル)に変換する処理等をジョブデータ変換処理として実行すればよい。
あるいは、変倍率に関する能力は、最小倍率、最大倍率、刻み幅の各項目(サブ項目)で規定されてもよい。より詳細には、データテーブル230において、変倍率に関する画像形成デバイス30の能力として、最小倍率「100%」、最大倍率「100%」および刻み幅「無効」が規定され、且つ、変倍率に関するサーバデバイス20の能力として、最小倍率「50%」、最大倍率「400%」および刻み幅「1%」が規定されていてもよい。換言すれば、50%〜99%の1%刻みの各縮小倍率と101%〜400%の1%刻みの各拡大倍率とが、サーバデバイス20によって拡張された変倍率(サーバデバイス20による拡張機能)として記述されてもよい。
1 印刷システム
10 MFP
20 サーバデバイス
30 画像形成デバイス
70 外部装置
75 (外部装置の)タッチパネル
230 データテーブル
210 (サーバデバイス20の)MIB情報
310 (画像形成デバイス30の)MIB情報
510 操作画面

Claims (19)

  1. 画像形成装置であって、
    画像形成機構を有する画像形成デバイスと、
    サーバデバイスと、
    を備え、
    前記画像形成装置は、前記画像形成装置の外部の装置である外部装置から、前記画像形成装置の画像形成機能に関する能力の問合せを受信する場合、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む応答情報を、前記外部装置に返信することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記サーバデバイスは、
    前記画像形成装置に関する装置情報の送信要求を前記外部装置から受信する通信手段と、
    前記送信要求に対する前記応答情報を生成する生成手段と、
    を備え、
    前記生成手段は、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の前記問合せが前記送信要求に含まれる場合、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む前記応答情報を生成し、
    前記通信手段は、当該応答情報を前記外部装置に返信することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記通信手段は、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の前記問合せが前記送信要求に含まれる場合、前記画像形成デバイスに対して前記画像形成デバイスの能力の返信要求を送信するとともに、当該返信要求に対する返信情報を前記画像形成デバイスから受信し、
    前記生成手段は、前記返信情報に含まれる前記画像形成デバイスの能力の情報に対して前記サーバデバイスによる拡張能力の情報を付加して、前記応答情報を生成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記通信手段は、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の前記問合せが前記送信要求に含まれない場合、前記画像形成デバイスに対して前記画像形成デバイスの能力の前記返信要求を送信せず、
    前記生成手段は、前記サーバデバイスの装置情報に基づき前記応答情報を生成することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成デバイスは、
    前記画像形成デバイスの能力を記述したMIB情報を格納する格納手段と、
    前記サーバデバイスから前記返信要求を受信すると、前記MIB情報に基づき生成された前記返信情報を前記サーバデバイスに返信する返信手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記サーバデバイスの前記生成手段は、前記サーバデバイスによる拡張が可能な能力が記述され且つ前記サーバデバイス内に格納されたデータテーブルに基づき、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる前記拡張能力の情報をも含む前記応答情報を生成することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記サーバデバイスは、
    前記送信要求が前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の前記問合せを含むか否かを判定する判定手段、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2から請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記サーバデバイスは、
    前記応答情報が前記外部装置に送信された後、前記拡張能力の指定を含む印刷ジョブデータが前記外部装置から受信されると、前記拡張能力の実現のために前記サーバデバイスによって実行されるべき変換処理を、前記印刷ジョブデータに対して施す変換処理手段、
    をさらに備え、
    前記通信手段は、前記変換処理が施された前記印刷ジョブデータを前記画像形成デバイスに送信することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記画像形成機能に関する能力は、
    印刷依頼元装置から受信した電子ファイルに基づき印刷出力を実行する直接印刷方式の印刷ジョブにて利用可能なファイル形式に関する能力と、
    1枚の印刷用紙に複数のページを集約して印刷する集約印刷に関する能力と、
    印刷における変倍率に関する能力と、
    のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする画像形成装置。
  10. サーバデバイスと画像形成機構を有する画像形成デバイスとを備える画像形成装置の制御方法であって、
    a)前記画像形成装置の外部の装置である外部装置から、前記画像形成装置の画像形成機能に関する能力の問合せを受信するステップと、
    b)前記問合せが受信されると、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む応答情報を、前記外部装置に返信することを特徴とする制御方法。
  11. 請求項10に記載の制御方法において、
    前記ステップa)は、
    a−1)前記サーバデバイスが前記画像形成装置に関する装置情報の送信要求を前記外部装置から受信するステップ、
    を有し、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記サーバデバイスが前記送信要求に対する前記応答情報を生成するステップと、
    b−2)前記サーバデバイスが当該応答情報を前記外部装置に返信するステップと、
    を有し、
    前記ステップb−1)において、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の前記問合せが前記送信要求に含まれる場合、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる拡張能力の情報をも含む前記応答情報が生成されることを特徴とする制御方法。
  12. 請求項11に記載の制御方法において、
    前記ステップb−1)は、
    b−1−1)前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の前記問合せが前記送信要求に含まれる場合、前記サーバデバイスが前記画像形成デバイスに対して前記画像形成デバイスの能力の返信要求を送信するステップと、
    b−1−2)前記サーバデバイスが、前記返信要求に対する返信情報を前記画像形成デバイスから受信するステップと、
    b−1−3)前記サーバデバイスが、前記返信情報に含まれる前記画像形成デバイスの能力の情報に対して前記サーバデバイスによる拡張能力の情報を付加して、前記応答情報を生成するステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項12に記載の制御方法において、
    前記ステップb−1)においては、前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の前記問合せが前記送信要求に含まれない場合、前記画像形成デバイスに対して前記画像形成デバイスの能力の前記返信要求が送信されず、前記サーバデバイスの装置情報に基づき前記応答情報が生成されることを特徴とする制御方法。
  14. 請求項12または請求項13に記載の制御方法において、
    前記ステップb−1−2)においては、前記画像形成デバイスの能力が記述され且つ前記画像形成デバイスに格納されたMIB情報に基づき前記画像形成デバイスによって生成された前記返信情報が、受信されることを特徴とする制御方法。
  15. 請求項11から請求項14のいずれかに記載の制御方法において、
    前記ステップb−1)においては、前記サーバデバイスによる拡張が可能な能力が記述され且つ前記サーバデバイス内に格納されたデータテーブルに基づき、前記画像形成デバイスの能力の情報のみならず前記サーバデバイスによる前記拡張能力の情報をも含む前記応答情報が生成されることを特徴とする制御方法。
  16. 請求項11から請求項15のいずれかに記載の制御方法において、
    前記ステップb)は、
    b−3)前記ステップb−1)よりも前において、前記送信要求が前記画像形成装置の前記画像形成機能に関する能力の前記問合せを含むか否かを前記サーバデバイスが判定するステップ、
    をさらに備えることを特徴とする制御方法。
  17. 請求項11から請求項16のいずれかに記載の制御方法において、
    c)前記応答情報が前記外部装置に送信された後、前記拡張能力の指定を含む印刷ジョブデータが前記外部装置から受信されると、前記拡張能力の実現のために前記サーバデバイスによって実行されるべき変換処理を、前記サーバデバイスが前記印刷ジョブデータに対して施すステップと、
    d)前記変換処理が施された前記印刷ジョブデータを前記サーバデバイスが前記画像形成デバイスに送信するステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  18. 請求項10から請求項17のいずれかに記載の制御方法において、
    前記画像形成機能に関する能力は、
    印刷依頼元装置から受信した電子ファイルに基づき印刷出力を実行する直接印刷方式の印刷ジョブにて利用可能なファイル形式に関する能力と、
    1枚の印刷用紙に複数のページを集約して印刷する集約印刷に関する能力と、
    印刷における変倍率に関する能力と、
    のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする制御方法。
  19. 請求項10から請求項18のいずれかに記載の制御方法を、前記画像形成装置に内蔵されたコンピュータに実行させるプログラム。
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