JP2019106340A - Led照明装置 - Google Patents

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賢一 茂木
佳史 藤本
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佳史 藤本
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Atsushi Doi
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Abstract

【課題】 点灯させた際の外観を向上させることが可能なLED照明装置を提供すること。【解決手段】 x方向に配列された複数のLED22を含む光源部2と、x方向両側に配置され且つ互いに連結可能な第1連結部15および第2連結部16と、を各々が有する複数のLED照明ユニットB1を備え、隣り合うLED照明ユニットB1の第1連結部15と第2連結部16とが連結されることにより、隣り合うLED照明ユニットB1を互いに回転させる回転中心O1が形成されている。【選択図】 図18

Description

本発明は、LED照明装置に関する。
LEDを光源として有するLED照明装置の一例として、特許文献1には、各々が複数のLEDを有する複数のLED照明ユニットを備えるLED照明装置が開示されている。同文献に開示されたLED照明装置は、隣り合うLED照明ユニット同士が、ケーブルのみによって連結されている。LED照明装置を点灯させると、複数のLED照明ユニットが光の帯のような外観を呈する。
大韓民国公開特許第10−2010−0127895号公報
ケーブルは、可撓性があり、不定形である。このため、隣り合うLED照明ユニット同士は、様々な姿勢をとるものであり、たとえば互いの長手方向が平行な姿勢で短手方向にずれた姿勢をとりうる。このようなLED照明装置を点灯させると、複数のLED照明ユニットにより形成される光の帯が不連続となり、歪な印象を与えてしまうという問題がある。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、点灯させた際の外観を向上させることが可能なLED照明装置を提供することをその課題とする。
本発明によって提供されるLED照明装置は、第1方向に配列された複数のLEDを含む光源部と、第1方向両側に配置され且つ互いに連結可能な第1連結部および第2連結部と、を各々が有する複数のLED照明ユニットを備え、隣り合う前記LED照明ユニットの前記第1連結部と前記第2連結部とが連結されることにより、隣り合う前記LED照明ユニットを互いに回転させる回転中心が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、各LED照明ユニットのユニット中心と前記回転中心との距離は一定である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED照明ユニットにおける前記複数のLEDは、一定のピッチで配列されており、隣り合う前記LED照明ユニットの前記第1方向が一致する状態において、これらのLED照明ユニットの最も近いLED同士の距離は、前記ピッチと同じである。
本発明の好ましい実施の形態においては、隣り合う前記LED照明ユニット同士を接続するケーブルを備え、前記LED照明ユニットは、前記光源部を収容するケースを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数のLED照明ユニットは、前記回転中心を通り且つ前記第1方向と直角である第2方向に延びる軸周りに回転し、一対の前記ケーブルを備えており、一方の前記ケーブルは、前記第1方向および前記第2方向のいずれにも直角である第3方向視において前記回転中心と重なる部位であって、前記回転中心に対して前記第3方向一方側から前記第3方向他方側に迂回する迂回部を有し、他方の前記ケーブルは、前記第3方向視において前記回転中心と重なる部位であって、前記回転中心に対して前記第3方向他方側から前記第3方向一方側に迂回する迂回部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ケースは、前記第1方向端縁に到達し且つ前記ケーブルを挿通させうる大きさであるスリットが形成された底板部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記光源部は、前記複数のLEDが搭載された主面および前記主面に形成され且つ前記複数のLEDに導通する端子部を有する基板を有し、前記ケーブルは、芯線と前記芯線を覆う被覆からなり、前記ケースにおいて前記基板に対して前記主面とは反対側に収容された被収容部を有し、前記端子部に当接する姿勢で前記基板に固定される固定部と、前記固定部が前記端子部に当接した状態で前記ケーブルの前記被収容部の前記被覆を貫通して前記芯線に接する刃板部と、を有する導電性材料からなる接続部材を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1連結部および前記第2連結部は、特定の相対角度において回転を抑制する回転抑制機構を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED照明ユニットは、外部の磁性体に固定するための磁力部材を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数のLED照明ユニットの回転を阻止する外ケースをさらに備える。
本発明によれば、点灯させた際の外観を向上させることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す要部斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す要部平面図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す底面図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す左側面図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す右側面図である。 図3のIX−IX線に沿う要部断面図である。 図9のX−X線に沿う断面図である。 図9のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す要部拡大斜視図である。 図11のXIII−XIII線に沿う要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置の接続部材を示す(a)は平面図であり、(b)は斜視図であり、(c)は正面図であり、(d)は側面図であり、(e)は底面図である。 図3のXV−XV線に沿う要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置のLED照明ユニットを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示す要部分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るLED照明装置のLED照明ユニットを回転させた例を示す平面図である。 図18のXIX−XIX線に沿う要部拡大断面図である。 図18のXIX−XIX線に沿う他の状態を示す要部拡大断面図である。 図18のXIX−XIX線に沿うさらに他の状態を示す要部拡大断面図である。 (a),(b)は、カバーの変形例を示す要部拡大断面図である。 第1連結部および第2連結部の変形例を示す要部側面図である。 (a)〜(c)は、図23のXXIV−XXIV線に沿う要部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るLED照明装置を示す平面図である。 図25のXXVI−XXVI線に沿う要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るLED照明装置を示す斜視図である。 図27のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態に係るLED照明装置の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図21は、本発明の第1実施形態に係るLED照明装置を示している。本実施形態のLED照明装置A1は、複数のLED照明ユニットB1および一対のケーブル3A,3Bを備えている。複数のLED照明ユニットB1の個数は、特に限定されない。LED照明装置A1は、複数のLED照明ユニットB1が互いに回転することにより、様々な形態で発光し得る。以降の説明においては、2つのLED照明ユニットB1を備えるLED照明装置A1を例として説明する。
図1は、LED照明装置A1を示す斜視図である。図2は、LED照明装置A1を示す要部斜視図である。図3は、LED照明装置A1を示す平面図である。図4は、LED照明装置A1を示す要部平面図である。図5は、LED照明装置A1を示す正面図である。図6は、LED照明装置A1を示す底面図である。図7は、LED照明装置A1を示す左側面図である。図8は、LED照明装置A1を示す右側面図である。図9は、図3のIX−IX線に沿う要部断面図である。図10は、図9のX−X線に沿う断面図である。図11は、図9のXI−XI線に沿う断面図である。図12は、LED照明装置A1を示す要部拡大斜視図である。図13は、図11のXIII−XIII線に沿う要部拡大断面図である。図14は、LED照明装置A1の接続部材6を示す(a)は平面図であり、(b)は斜視図であり、(c)は正面図であり、(d)は側面図であり、(e)は底面図である。図15は、図3のXV−XV線に沿う要部拡大断面図である。図16は、LED照明装置A1のLED照明ユニットを示す分解斜視図である。図17は、LED照明装置A1を示す要部分解斜視図である。図18は、LED照明装置A1のLED照明ユニットを回転させた例を示す平面図である。図19は、図18のXIX−XIX線に沿う要部拡大断面図である。図20は、図18のXIX−XIX線に沿う他の状態を示す要部拡大断面図である。図21は、図18のXIX−XIX線に沿うさらに他の状態を示す要部拡大断面図である。これらの図において、x方向は第1方向に相当し、y方向は第3方向に相当し、z方向は第2方向に相当する。x方向およびy方向は、個々のLED照明ユニットB1の向きに依存する。本実施形態においては、z方向は、LED照明装置A1全体で共通である。
〔LED照明ユニットB1〕
LED照明ユニットB1は、ケース1、光源部2、カバー4、磁力部材5および接続部材6を有する。
〔ケース1〕
ケース1は、光源部2を収容するものであり、x方向に長く延びている。ケース1は、たとえば樹脂からなる。本実施形態においては、ケース1は、底板部11、一対の側板部12、一対の端板部13、第1連結部15および第2連結部16を有する。ケース1は、z方向一方側(図2および図9〜図11の図中上側)に開口している。
底板部11は、x方向を長手方向とし、y方向を幅方向とし、z方向を厚さ方向とする長矩形板状である。一対の側板部12は、底板部11のy方向両端に繋がっている。側板部12は、x方向を長手方向とし、z方向を幅方向とし、y方向を厚さ方向とする長矩形板状である。一対の端板部13は、底板部11および側板部12のx方向両端に繋がっている。端板部13は、x方向を厚さ方向とする矩形板状である。
底板部11は、図6、図9〜図11、図13および図16に示すように、雌ねじ部111、保持孔112、凹部113およびスリット114を有する。
雌ねじ部111は、z方向上側に向けて突出しており、z方向周りに回転するボルト(雄ねじ)に螺合する雌ねじが形成されている。図示された例においては、底板部11は、x方向に互いに離間する2つの雌ねじ部111を有する。雌ねじ部111には、光源部2を固定するための後述のボルト29が螺合される。
保持孔112は、底板部11をz方向に貫通している。図示された例においては、保持孔112は、底板部11の略中央に形成されており、z方向視においてx方向を長手方向とする長矩形状である。保持孔112は、磁力部材5を保持するためのものである。
凹部113は、z方向下側に凹む部分である。図示された例においては、凹部113は、y方向に沿う溝状である。図示された例においては、底板部11は、x方向に互いに離間する2対の端板部13を有する。凹部113は、接続部材6の一部を収容するためのものである。
スリット114は、底板部11のx方向端縁に到達しており、x方向に長く延び且つz方向に貫通している。スリット114は、ケーブル3Aおよびケーブル3Bのいずれかを挿通させうる大きさであり、図示された例においては、スリット114のy方向寸法が、ケーブル3Aおよびケーブル3Bのいずれかの直径よりも大きい。図示された例においては、底板部11の両端に一対ずつのスリット114が形成されている。一対のスリット114は、互いに平行に配置されている。
側板部12は、図1、図2、図5、図7、図8、図10および図11に示すように、溝部121を有する。溝部121は、側板部12のy方向外側に設けられており、y方向内側に凹んでいる。溝部121は、側板部12のx方向全長にわたって形成されている。図示された例においては、溝部121は、x方向視において矩形状である。
端板部13は、図1、図2、図4、図7、図8、図9、図12、図16および図17に示すように、スリット131および凹部132を有する。
スリット131は、端板部13のz方向上端に到達しており、z方向に長く延びx方向に貫通している。スリット131は、ケーブル3Aおよびケーブル3Bのいずれかを挿通させうる大きさであり、図示された例においては、凹部113のy方向寸法が、ケーブル3Aおよびケーブル3Bのいずれかの直径よりも大きい。図示された例においては、端板部13には、一対のスリット131が形成されている。一対のスリット131は、互いに平行に配置されている。
凹部132は、端板部13のx方向内側に設けられており、x方向外側に凹んでいる。凹部132は、カバー4の後述の突起421を収容するためのものである。
第1連結部15および第2連結部16は、ケース1のx方向両側に互いに離間して配置されており、隣り合うLED照明ユニットB1と互いに連結した状態で回転させるためのものである。隣り合うLED照明ユニットB1の一方の第1連結部15と他方の第2連結部16とは、互いに連結可能な形状や構造とされている。
図18に示すように、隣り合うLED照明ユニットB1の一方の第1連結部15と他方の第2連結部16とが連結されることにより、回転中心O1が形成される。回転中心O1は、隣り合うLED照明ユニットB1を回転させる中心である。LED照明ユニットB1が回転する方向は特に限定されない。本実施形態においては、隣り合うLED照明ユニットB1は、回転中心O1を通り且つz方向に延びる軸周りに回転する。
回転中心O1を中心とした回転においては、回転中心O1とLED照明ユニットB1のユニット中心O2との距離である中心距離Dが一定である。ユニット中心O2は、LED照明ユニットB1の幾何形状によって決定される中心であり、本実施形態においては、LED照明ユニットB1(ケース1)のz方向視における中心である。あるいは、あるLED照明ユニットB1の第1連結部15によって規定される回転中心O1と、第2連結部16によって規定される回転中心O1との中点が、ユニット中心O2に相当する。すなわち、あるLED照明ユニットB1の第1連結部15によって規定される回転中心O1と、第2連結部16によって規定される回転中心O1との距離が不変である。
本実施形態においては、図7、図9、図12、図16および図17に示すように、第1連結部15は、係合部151および支持部159を有する。
係合部151は、第2連結部16と係合することにより、第1連結部15と第2連結部16とを連結されるための部分である。本実施形態においては、係合部151は、柱状部152および頭部154を有する。柱状部152は、z方向に延びる柱状の部分である。頭部154は、柱状部152のz方向一端(図中上端)に設けられており、柱状部152よりもz方向視において大きな部位である。図示された例においては、係合部151は、スリット155を有する。スリット155は、係合部151をz方向に略縦断しており、z方向視においてy方向に沿っている。スリット155は、係合部151の上端において開口している。
支持部159は、第1連結部15を底板部11および端板部13によって支持するための部位である。支持部159は、端板部13のz方向下端および底板部11のx方向一端からx方向に延びている。図示された例においては、支持部159は、z方向を厚さ方向とする板状である。
本実施形態においては、図8、図9、図12、図16および図17に示すように、第2連結部16は、係合部161および支持部169を有する。
係合部161は、第1連結部15と係合することにより、第1連結部15と第2連結部16とを連結されるための部分である。本実施形態においては、係合部161は、筒状部162およびフランジ部164を有する。筒状部162は、z方向を軸方向とする筒状の部位である。筒状部162の内径は、第1連結部15の柱状部152の外径と略同じか若干大きく、頭部154の外径よりも小さい。これにより、筒状部162には、柱状部152が挿通可能であり、頭部154は、挿通不可である。フランジ部164は、筒状部162のz方向一端(図中上端)に設けられており筒状部162からx方向およびy方向に延出している。フランジ部164は、z方向を厚さ方向とする板状である。
支持部169は、第2連結部16を底板部11および端板部13によって支持するための部位である。支持部169は、端板部13のz方向下端および底板部11のx方向他端からx方向に延びている。図示された例においては、支持部169は、z方向を厚さ方向とする板状である。
〔光源部2〕
光源部2は、LED照明装置A1から発する光を生じさせるためのものである。本実施形態においては、光源部2は、ケース1に収容されている。図2、図4、図9〜図11および図16に示すように、光源部2は、基板21、複数のLED22および複数の電子部品23を有する。
基板21は、複数のLED22を支持し、複数のLED22への導通経路を構成するものである。基板21は、たとえばエポキシ樹脂からなる基材と、この基材上に形成された配線パターンとからなる。本実施形態においては、基板21は、x方向を長手方向とし、y方向を幅方向とし、z方向を厚さ方向とする長矩形板状である。基板21は、主面211を有する。主面211は、z方向一方側(図中上側)を向く面である。
基板21は、端子部212および貫通孔213を有する。端子部212は、前記配線パターンの一部であり、光源部2外から電力供給を受けるための部位である。図示された例においては、基板21は、2つの端子部212を有する。貫通孔213は、基板21の前記基材をz方向に貫通しており、基板21(光源部2)をケース1に固定するために用いられる。図示された例においては、基板21は、x方向に互いに離間した2つの貫通孔213を有する。
複数のLED22は、通電されることによって発光する発光体であり、x方向に配列されている。図示された例においては、光源部2は、3つのLED22を有しているが、LED22の個数は特に限定されない。また、複数のLED22は、x方向に複数列に配置されていてもよい。図示された例においては、複数のLED22は、一定のピッチPで配列されている。また、図18に示すように、本実施形態においては、隣り合うLED照明ユニットB1が互いに一直線をなす状態(図18において実線で示す状態)において、最も近いLED22同士の距離は、ピッチPと同じである。
LED22は、LEDチップ(図示略)を含む。LED22は、LEDチップ単体からなるものでも、LEDチップ以外の構成要素を含むものであってもよい。LED22の構成例としては、たとえばLEDチップが搭載されたモジュール基板またはリードと、LEDチップを覆う透光樹脂とを含む構成が挙げられる。LEDチップの発光色は特に限定されず、たとえば青色光を発する。また、透光樹脂は、たとえば透明な樹脂に蛍光材料が混入された材質によって形成される。この蛍光材料は、LEDチップからの青色光によって励起されることにより、黄色光を発する。このような構成により、LED22は、白色光を発する構成とすることができる。
複数の電子部品23は、複数のLED22への電力供給が適切になされるために機能する。複数の電子部品23は、基板21の主面211に搭載されており、たとえばチップ抵抗器、ダイオード等である。
〔カバー4〕
カバー4は、ケース1に取り付けられており、光源部2を覆っている。カバー4は、光源部2からの光を透過させる材料からなり、たとえば透明な樹脂からなる。なお、カバー4は、光源部2からの光を拡散させつつ透過させる材料からなるものであってもよい。図示された例においては、カバー4は、透明な材料からなる。図1、図2、図5、図9〜図12および図16に示すように、カバー4は、天板部41および一対の端板部42を有する。
天板部41は、光源部2に対してz方向に位置する部位であり、x方向を長手方向とし、y方向を幅方向とし、z方向を厚さ方向とする、長矩形板状である。図示された例においては、天板部41は、複数のレンズ部411を有する。複数のレンズ部411は、x方向に互いに離間して配置されており、z方向視において複数のLED22に重なっている。すなわち、図示された例においては、複数のレンズ部411の個数は3つであり、ピッチPで配列されている。図15に示すように、図示された例においては、レンズ部411は、凸レンズによって構成されている。
一対の端板部42は、x方向に互いに離間して配置されており、天板部41のx方向両端付近に設けられている。図9に示すように、一対の端板部42は、ケース1の一対の端板部13のx方向内側に位置する。端板部42は、天板部41のz方向図中下面から延出しており、x方向視において矩形状の板状である。端板部42は、突起421を有する。突起421は、端板部42のx方向外面から突出している。図9に示すように、突起421は、ケース1の端板部13の凹部132に収容され、あるいは嵌まり込むことにより、カバー4をケース1に対して固定するための部位である。
〔磁力部材5〕
磁力部材5は、LED照明装置A1を外部の磁性体からなる取付対象に固定するためのものである。磁力部材5は、たとえばフェライト磁石からなる。図示された例においては、図6、磁力部材5は、図9、図10および図16に示すように、挿通部51および係止部52を有する。
挿通部51は、ケース1の底板部11の保持孔112に挿通される部位であり、底板部11からz方向外方(図中下方)に露出している。図示された例においては、挿通部51は、直方体形状である。係止部52は、挿通部51に対してz方向上方に取り付けられている。係止部52は、x方向寸法が挿通部51および保持孔112よりも大きい。このため、係止部52は、磁力部材5が保持孔112を通じて外部に抜け出てしまうことを阻止している。図示された例においては、係止部52は、直方体形状であり、y方向寸法が挿通部51のy方向寸法よりも小さい。係止部52のy方向両側には、後述のケーブル3A,3Bの被収容部31A,31Bが配置される。
〔接続部材6〕
接続部材6は、ケーブル3A,3Bと光源部2の基板21とを接続するためのものである。接続部材6は、金属等の導電性材料からなり、たとえば金属板を折り曲げ加工等することによって形成されている。図示された例においては、図2、図4、図9、図11、図13、図14および図16に示すように、接続部材6は、固定部61、迂回部62、連結部63および一対の刃板部64を有する。
固定部61は、基板21の基板215に当接する姿勢で基板21に固定される部位である。固定部61は、たとえばz方向視において矩形状である。固定部61は、貫通孔611を有する。貫通孔611は、光源部2をケース1に取り付けるためのボルト29を挿通させるために設けられている。
迂回部62は、固定部61のy方向一端に繋がっており、z方向に延出している。迂回部62は、基板21のy方向外側に位置する部位である。連結部63は、迂回部62のz方向下端に繋がっており、y方向に延出している。迂回部62は、基板21を挟んで固定部61とは反対側に位置している。
一対の刃板部64は、連結部63のx方向両端に繋がっており、z方向下方に延出している。刃板部64は、スリット641を有する。スリット641は、z方向に延びており刃板部64のz方向下端に開口している。
〔ケーブル3A,3B〕
一対のケーブル3A,3Bは、たとえば図外の電源部から、光源部2を発光させるための電力を供給する経路である。本実施形態においては、一対のケーブル3A,3Bは、複数のLED照明ユニットB1のそれぞれに接続されている。図1〜図13および図16に示すように、ケーブル3Aは、被収容部31Aおよび露出部32Aを有し、ケーブル3Bは、被収容部31Bおよび露出部32Bを有する。ケーブル3Aおよびケーブル3Bは、芯線331A、331Bと被覆332A,332Bとからなる。芯線331A,331Bは、銅等の金属からなる通電部位である。被覆332A,332Bは、たとえば樹脂等の絶縁材料からなり、芯線331A,331Bを覆っている。
被収容部31Aおよび被収容部31Bは、ケーブル3Aおよびケーブル3Bのうち、LED照明ユニットB1のケース1に収容された部位である。図示された例においては、被収容部31Aおよび被収容部31Bは、ケース1内においてx方向に沿って配置されており、互いに略平行である。図10に示すように、被収容部31Aおよび被収容部31Bは、磁力部材5の係止部52を挟んで、y方向両側に配置されている。
図16に示すように、LED照明装置A1の組立においては、基板21のy方向両側から2つの接続部材6が基板21に嵌められる。そして、2つのボルト29によって基板21(光源部2)がケース1に取り付けられる。この際、ケース1に収容された被収容部31Aおよび被収容部31Bに2つの接続部材6の一対ずつの刃板部64が押し込まれる。図示された例においては、一方の接続部材6の一対の刃板部64が被収容部31Aに押し込まれ、他方の接続部材6の一対の刃板部64が被収容部31Bに押し込まれる。
被収容部31Aを例にとると、刃板部64が被収容部31Aの被覆332Aを切断するようにz方向下方へと進行する。そして、刃板部64のスリット641に被収容部31Aの芯線331Aが挟み込まれる格好となる。これにより、一方の接続部材6と芯線331Aとが導通し、同様に他方の接続部材6と芯線331Bとが導通する。したがって、ケーブル3Aおよびケーブル3Bが基板21の一対の端子部212に接続される。
図1〜図6、図9および図12に示すように露出部32A、露出部32Bは、一対のケーブル3A,3Bのうちケース1の外側に位置し、外部に露出する部位である。本実施形態においては、露出部32A、露出部32Bは、迂回部321A,321Bを有する。
迂回部321Aは、y方向視において回転中心O1(第1連結部15および第2連結部16)と重なる部位である。そして、迂回部321Aは、図3に示すように、y方向一方側(図中上側)からy方向他方側(図中下側)に迂回する部位である。迂回部321Bは、y方向視において回転中心O1(第1連結部15および第2連結部16)と重なる部位である。そして、迂回部321Bは、図3に示すように、y方向他方側(図中下側)からy方向一方側(図中上側)に迂回する部位である。すなわち、図3に示すように迂回部321Aと迂回部321Bとは、z方向視においてケーブル3A(露出部32A)とケーブル3B(ケーブル3B)が回転中心O1(第1連結部15および第2連結部16)を中心として交差する部分を構成している。
次に、LED照明装置A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、図18に示すように、隣り合うLED照明ユニットB1は、第1連結部15および第2連結部16が連結されることによって形成された回転中心O1を中心として回転する。このため、隣り合うLED照明ユニットB1は、互いのx方向(長手方向)が平行な状態で、y方向に離間するような動きが規制される。このため、LED照明装置A1を点灯させた際に、複数のLED照明ユニットB1によって形成される光の帯が、不連続となり歪な印象を与えることを回避することが可能である。したがって、LED照明装置A1を点灯させた際の外観を向上させることができる。また、LED照明ユニットB1のx方向両側に第1連結部15および第2連結部16が設けられていることにより、所望の個数のLED照明ユニットB1によってLED照明装置A1を構成することができる。
回転中心O1とユニット中心O2との中心距離Dは一定であり、不変である。このため、隣り合うLED照明ユニットB1が回転した際に、隣り合うLED照明ユニットB1の距離が意図せず変化することを防止することが可能である。したがって、隣り合うLED照明ユニットB1の距離がばらつくことを抑制することができる。これは、LED照明装置A1による照明の見栄えを向上させるのに好ましい。なお、本実施形態とは異なり、回転中心O1とユニット中心O2との中心距離Dが変化する構成であってもよい。
1つのLED照明ユニットB1の複数のLED22は、一定のピッチPで配列されている。また、隣り合うLED照明ユニットB1の長手方向(x方向)が一致する状態において、これらのLED照明ユニットB1の最も近いLED22同士の距離は、ピッチPと同じである。これにより、LED照明装置A1が発光した際に、LED照明ユニットB1ごとに光が偏って視認されることを抑制することが可能であり、LED照明装置A1全体において複数のLED22がピッチPで配列されたような外観を実現することが可能である。このような利点は、LED照明装置A1を構成するLED照明ユニットB1の個数が多いほどより顕著となる。
一対のケーブル3A,3Bが、迂回部321A,321Bを有する。たとえば、一対のケーブル3A,3Bが迂回部321A,321Bを有さない構成であって、露出部32Aおよび露出部32Bが平行に設けられている構成を想定する。この場合、隣り合うLED照明ユニットB1が回転すると、回転の外側においては、露出部32Aまたは露出部32Bに過大な引張が生じる。一方、回転の内側においては、露出部32Aまたは露出部32Bに過大な屈曲が生じる。これに対し本実施形態においては、回転中心O1を中心として隣り合うLED照明ユニットB1を回転させた場合に、迂回部321A,321Bが設けられていることにより、ケーブル3A,3Bの過大な引張や屈曲が生じることを抑制することができる。
図6および図19に示すように、ケース1の底板部11には、スリット114が形成されている。図19は、たとえば、LED照明装置A1の最も端に設けられたLED照明ユニットB1を示しており、一対のケーブル3A,3Bがケース1から延出している。LED照明装置A1の美観を維持する観点から、この延出部分は、たとえば切断線CLに沿って切断されることが好ましい。この結果、一対のケーブル3A,3Bの一旦は、ケース1の底板部11および側板部12の一旦と略一致する状態となる。
しかし、さらに異なる形態においてLED照明装置A1を使用したい場合、図示されたLED照明ユニットB1の隣にさらにLED照明ユニットB1を配置したいという要請が生じうる。この場合、切断した一対のケーブル3A,3Bに、追加のケーブルを接続する必要がある。本実施形態によれば、図21に示すように、スリット114から一対のケーブル3A,3Bをz方向下方に露出させ、被覆332Aおよび被覆332Bから芯線331Aおよび芯線331Bを延出させることにより、追加のケーブルを適切に接続することが可能である。したがって、ある個数のLED照明ユニットB1を備える状態で使用されたLED照明装置A1に、さらにLED照明ユニットB1をスムーズに追加して使用することができる。
光源部2をケース1に取り付けるためにボルト29を締結すると、接続部材6の固定部61が基板21の端子部212に当接する。また、これと並行して、接続部材6の刃板部64が被収容部31A,31Bの被覆332A,332Bを切断し、刃板部64のスリット641に芯線331A,331Bが挟まれる格好となる。したがって、基板21(光源部2)をケース1に取り付ける作業によって、光源部2と一対のケーブル3A,3Bとの接続を完了することができる。接続部材6が一対の刃板部64を有する構成は、接続部材6と一対のケーブル3A,3Bとの導通をより確実にするのに好ましい。また、本実施形態においては、一対の刃板部64の間に固定部61の貫通孔611が設けられている。このため、ボルト29による締結力が、一対の刃板部64にバランス良く付与される。これは、接続部材6を一対のケーブル3A,3Bに対して傾かないように押し込むのに好ましい。
磁力部材5を有することにより、ボルト等の部材を持ちることなく磁性体からなる取付対象に容易に取り付けることが可能である。また、使用状態の変更時や使用終了時に、LED照明装置A1と取付対象から容易に取り外すことが可能である。
図22〜図29は、本発明の変形例および他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
<カバー4 変形例>
図22(a),(b)は、カバー4の変形例を示す要部拡大断面図である。同図(a)に示す変形例においては、カバー4の天板部41に上述した例のレンズ部411が形成されていない。このような例は、LED22の光Lの指向性を高める要請が強くない場合に採用される。
同図(b)に示す例においては、カバー4の天板部41にレンズ部412が形成されている。レンズ部412は、z方向視においてレンズ部411と同じ位置に設けられている。レンズ部412は、天板部41のうちLED22と対向する面に設けられており、凹曲面からなる凹レンズである。このような例は、光Lをより広い範囲に向かわせることにより、LED22の存在感を和らげる要請が強い場合に採用される。また、本例においては、カバー4は、光Lを拡散させつつ透過させる材料からなることが好ましく、たとえば乳白色の半透明の樹脂からなる。
<第1連結部15および第2連結部16 変形例>
図23は、第1連結部15および第2連結部16の変形例を示す要部側面図であり、理解の便宜上、第2連結部16を想像線で示している。図24の(a)〜(c)は、図23のXXIV−XXIV線に沿う要部拡大断面図である。本変形例においては、第1連結部15の柱状部152に凸部153が形成されている。凸部153は、柱状部152の外周面から径方向外方に突出しており、z方向に延びた形状である。第2連結部16の筒状部162には、複数の凹部163が形成されている。複数の凹部163は、筒状部162の内周面が部分的に凹んだ部位である。複数の凹部163は、筒状部162の内周面の周方向に互いに離間して配置されており、各々がz方向に延びた形状である。図示された例においては、複数の凹部163は、たとえば30°ずつ異なる方位に配置されている。
図24(a)は、複数の凹部163のうち中央に位置する凹部163に凸部153が嵌まり込んだ状態を示している。この場合、隣り合うLED照明ユニットB1は、互いの長手方向(x方向)が一致するように一直線状の形態である。同図(b)は、凸部153が1つ隣の凹部163に嵌まり込んだ状態を示している。これにより、隣り合うLED照明ユニットB1は、互いの長手方向(x方向)が30°の角度をなす状態となる。同図(c)は、凸部153がさらに1つ隣の凹部163に嵌まり込んだ状態を示している。これにより、隣り合うLED照明ユニットB1は、互いの長手方向(x方向)が60°の角度をなす状態となる。
本変形例によれば、第1連結部15および第2連結部16が、隣り合うLED照明ユニットB1の回転を、特定の相対角度(本例においては、30°、60°、90°)において抑制する回転抑制機構を有するものとなっている。これは、複数のLED照明ユニットB1の相対角度を所望の角度に固定して使用したい場合に好ましい。なお、凸部153および凹部163による機構は、回転抑制機構の一例であり、回転抑制機構の具体的構成は特に限定されない。
<第2実施形態>
図25は、本発明の第2実施形態に係るLED照明装置を示す平面図である。図26は、図25のXXVI−XXVI線に沿う要部拡大断面図である。本実施形態のLED照明装置A2は、第1連結部15および第2連結部16の構成が上述した実施形態と異なる複数のLED照明ユニットB2を備える。第1連結部15の係合部151は、球状である。支持部159は、係合部151に連結されており、係合部151を支持している。第2連結部16の係合部161は、球殻状であり、内径が係合部151の外径と略同じか若干大きい。また、図示された例においては、係合部161には、スリット165が設けられている。スリット165は、係合部161が広がることを促進するものであり、係合部161に係合部151を嵌め込むことを容易化する。
本実施形態においては、球殻状の係合部161に球状の係合部151が嵌め込まれることにより、回転中心O1が形成される。そして、隣り合うLED照明ユニットB2は、回転中心O1を中心として、あらゆる方向に沿って回転可能である。すなわち、図25に示すように、隣り合うLED照明ユニットB2を、z方向延びる軸周りに回転させてもよいし、図26に示すように、y方向に延びる軸周りに回転させてもよい。また、隣り合うLED照明ユニットB2同士を、x方向に延びる軸周りに互いにひねるように回転してもよい。
本実施形態によっても、上述した実施形態と同様に、隣り合うLED照明ユニットB2の距離がばらつくことを抑制することができる。また、隣り合うLED照明ユニットB2をあらゆる方向に沿って回転することが可能である。これにより、上述したLED照明装置A1が、たとえば平面上の取付対象に取り付けられるのに適しているのに対し、LED照明装置A2は、たとえば円柱状の取付対象に巻きつけるように取り付けるのに適している。この場合、LED照明ユニットB2のカバー4の天板部41を、取付対象の外周面が向く方向に揃えることができる。
<第3実施形態>
図27は、本発明の第3実施形態に係るLED照明装置A3を示す斜視図である。図28は、図27のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図である。本実施形態のLED照明装置A3は、外ケース7を備えている。
外ケース7は、隣り合うLED照明ユニットB1の回転を阻止するものである。外ケース7は、LED照明ユニットB1のケース1を収容する構成であり、図示された例においては、底板部71および一対の側板部72を有する。
底板部71は、x方向を長手方向とし、y方向を幅方向とし、z方向を厚さ方向とする長矩形板状である。一対の側板部72は、底板部71のy方向両端に繋がっている。側板部72は、x方向を長手方向とし、z方向を幅方向とし、y方向を厚さ方向とする長矩形板状である。外ケース7のx方向寸法は、2つのLED照明ユニットB1のx方向寸法と略同じである。ただし、図示された例においては、外ケース7のx方向両側から第1連結部15と第2連結部16とが突出している。
側板部72には、凸部721が形成されている。凸部721は、側板部72のy方向内面からy方向内側に突出している。図示された例においては、凸部721は、x方向に長く延びている。凸部721は、LED照明ユニットB1のケース1の側板部12の溝部121に収容される。これにより、外ケース7によって、LED照明ユニットB1が保持される。
本実施形態によっても、隣り合うLED照明ユニットB1の距離がばらつくことを抑制することができる。また、複数のLED照明ユニットB1を互いに回転しない状態でLED照明装置A3を使用することができる。すなわち、LED照明装置A3は、複数のLED照明ユニットB1が所望の相対角度をなすように使用することにくわえて、複数のLED照明ユニットB1が所定の相対角度、たとえば相対角度が0の状態で固定して使用することができる。
<第3実施形態 変形例>
図29は、LED照明装置A3の変形例を示す断面図である。本変形例においては、LED照明装置A3は、外カバー8を備える。外カバー8は、外ケース7に取り付けられており、複数のLED照明ユニットB1をz方向上側から覆っている。外カバー8は、たとえばLED照明ユニットB1からの光を拡散させつつ透過させる材質からなる。外カバー8のx方向寸法は、たとえば外ケース7と同じである。
外カバー8は、天板部81および一対の側板部82を有する。天板部81は、複数のLED照明ユニットB1に対してz方向上方に位置する部分である。図示された例においては、天板部81は、z方向上方に湾曲した湾曲板状である。なお、天板部81の形状は特に限定されず、たとえば平板状や凹面状であってもよい。一対の側板部82は、天板部81のy方向両端からz方向下方に延出している。一対の側板部82は、それぞれ凸部822を有する。凸部822は、側板部82からy方向内方に突出しており、たとえば外カバー8のx方向全長に設けられている。
本変形例においては、外ケース7の一対の側板部72のそれぞれに、溝部722が形成されている。溝部722は、側板部72のy方向外面から凹んでおり、外ケース7のx方向全長にわたって形成されている。一対の溝部722には、一対の凸部822が嵌まり込む。これにより、外カバー8が外ケース7に対して取り付けられている。
本変形例によれば、複数のLED照明ユニットB1からの光を、外カバー8によってさらに異なる態様で外部に出射することが可能である。これにより、たとえば、LED照明ユニットB1のカバー4が透明な材質からなる場合に、拡散させつつ透過させる材質からなる外カバー8を装着した状態と装着しない状態とを選択し、光を拡散させる使用態様と光を拡散させない使用態様とを適宜選択することができる。
本発明に係るLED照明装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED照明装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A2,A3:LED照明装置
B1,B2:LED照明ユニット
1 :ケース
2 :光源部
3A,3B:ケーブル
4 :カバー
5 :磁力部材
6 :接続部材
7 :外ケース
8 :外カバー
11 :底板部
12 :側板部
13 :端板部
15 :第1連結部
16 :第2連結部
21 :基板
22 :LED
23 :電子部品
29 :ボルト
31A,31B:被収容部
32A,32B:露出部
41 :天板部
42 :端板部
51 :挿通部
52 :係止部
61 :固定部
62 :迂回部
63 :連結部
64 :刃板部
71 :底板部
72 :側板部
81 :天板部
82 :側板部
111 :雌ねじ部
112 :保持孔
113 :凹部
114 :スリット
121 :溝部
131 :スリット
132 :凹部
151 :係合部
152 :柱状部
153 :凸部
154 :頭部
155 :スリット
159 :支持部
161 :係合部
162 :筒状部
163 :凹部
164 :フランジ部
165 :スリット
169 :支持部
211 :主面
212 :端子部
213 :貫通孔
215 :基板
321A,321B:迂回部
331A,331B:芯線
332A,332B:被覆
411,412:レンズ部
421 :突起
611 :貫通孔
641 :スリット
721 :凸部
722 :溝部
822 :凸部
CL :切断線
D :中心距離
L :光
O1 :回転中心
O2 :ユニット中心
P :ピッチ

Claims (10)

  1. 第1方向に配列された複数のLEDを含む光源部と、第1方向両側に配置され且つ互いに連結可能な第1連結部および第2連結部と、を各々が有する複数のLED照明ユニットを備え、
    隣り合う前記LED照明ユニットの前記第1連結部と前記第2連結部とが連結されることにより、隣り合う前記LED照明ユニットを互いに回転させる回転中心が形成されている、LED照明装置。
  2. 前記各LED照明ユニットのユニット中心と前記回転中心との距離は一定である、請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記LED照明ユニットにおける前記複数のLEDは、一定のピッチで配列されており、
    隣り合う前記LED照明ユニットの前記第1方向が一致する状態において、これらのLED照明ユニットの最も近いLED同士の距離は、前記ピッチと同じである、請求項1または2に記載のLED照明装置。
  4. 隣り合う前記LED照明ユニット同士を接続するケーブルを備え、
    前記LED照明ユニットは、前記光源部を収容するケースを有する、請求項1ないし3のいずれかに記載のLED照明装置。
  5. 前記複数のLED照明ユニットは、前記回転中心を通り且つ前記第1方向と直角である第2方向に延びる軸周りに回転し、
    一対の前記ケーブルを備えており、
    一方の前記ケーブルは、前記第1方向および前記第2方向のいずれにも直角である第3方向視において前記回転中心と重なる部位であって、前記回転中心に対して前記第3方向一方側から前記第3方向他方側に迂回する迂回部を有し、
    他方の前記ケーブルは、前記第3方向視において前記回転中心と重なる部位であって、前記回転中心に対して前記第3方向他方側から前記第3方向一方側に迂回する迂回部を有する、請求項4に記載のLED照明装置。
  6. 前記ケースは、前記第1方向端縁に到達し且つ前記ケーブルを挿通させうる大きさであるスリットが形成された底板部を有する、請求項4または5に記載のLED照明装置。
  7. 前記光源部は、前記複数のLEDが搭載された主面および前記主面に形成され且つ前記複数のLEDに導通する端子部を有する基板を有し、
    前記ケーブルは、芯線と前記芯線を覆う被覆からなり、前記ケースにおいて前記基板に対して前記主面とは反対側に収容された被収容部を有し、
    前記端子部に当接する姿勢で前記基板に固定される固定部と、前記固定部が前記端子部に当接した状態で前記ケーブルの前記被収容部の前記被覆を貫通して前記芯線に接する刃板部と、を有する導電性材料からなる接続部材を備える、請求項4ないし6のいずれかに記載のLED照明装置。
  8. 前記第1連結部および前記第2連結部は、特定の相対角度において回転を抑制する回転抑制機構を有する、請求項1ないし7のいずれかに記載のLED照明装置。
  9. 前記LED照明ユニットは、外部の磁性体に固定するための磁力部材を有する、請求項1ないし8のいずれかに記載のLED照明装置。
  10. 前記複数のLED照明ユニットの回転を阻止する外ケースをさらに備える、請求項1ないし9のいずれかに記載のLED照明装置。
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