JP2019029182A - 照明器具 - Google Patents

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浩司 溝口
Koji Mizoguchi
浩司 溝口
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Abstract

【課題】電源モジュールを組み立てる際に、筐体と絶縁部材との間でリード線が挟み込まれることによって、配線が断線してしまうことを抑制することができる照明装置を提供する。
【解決手段】電源モジュール2は、点灯回路29と、点灯回路29と灯具4とを電気的に接続する第1リード線231と、点灯回路29を収容し、第1リード線231が配線される電源収容部20と、締結部材240によって電源収容部20に固定される絶縁部材250とを備える。さらに、電源収容部20内には、第1リード線231と交差する方向に第1壁部260が形成される。また、第1壁部260には、第1リード線231が配線される切り欠き状の凹部263が形成される。そして、絶縁部材250は、外部電源と電気的に接続可能な電極板233が配置される本体板部251と、本体板部251に設けられ、第1壁部260に沿う位置に配置される第2壁部253とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、照明器具に関する。
従来、ボックスと、ボックスに収容された点灯回路と、点灯回路と配線で電気的に接続される灯体とを備える照明器具が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2017−54732号公報
しかしながら、特許文献1に開示された照明器具においては、筐体に点灯回路、リード線等を収容して組み立てる際に、例えば筐体内の構造体と筐体に組み付ける絶縁部材との間でリード線が挟み込まれたままの状態で、点灯回路、リード線等が組み付けられてしまうことがある。この場合、リード線は、筐体と絶縁部材とで挟まれた状態であるため、断線してしまうことがある。
そこで、本開示は、電源モジュールを組み立てる際に、筐体と絶縁部材との間でリード線が挟み込まれることによって、リード線が断線してしまうことを抑制することができる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一態様に係る照明器具は、電源モジュールと、前記電源モジュールからの給電により点灯する灯具とを備える照明器具であって、前記電源モジュールは、点灯回路と、前記点灯回路と前記灯具とを電気的に接続する第1リード線と、前記点灯回路を収容し、前記第1リード線が配線される筐体と、締結部材によって前記筐体に固定される絶縁部材とを備え、前記筐体内には、前記第1リード線と交差する方向に第1壁部が形成され、前記第1壁部には、前記第1リード線が配線される切り欠き状の凹部が形成され、前記絶縁部材は、外部電源と電気的に接続可能な電極板が配置される本体板部と、前記本体板部に設けられ、前記第1壁部に沿う位置に配置される第2壁部とを有する。
本開示によれば、電源モジュールを組み立てる際に、筐体と絶縁部材との間でリード線が挟み込まれることによって、配線が断線してしまうことを抑制することができる。
図1は、実施の形態1に係る照明器具の外観を示す斜視図である。 図2は、図1のII−II線における実施の形態1に係る照明器具を示す断面図である。 図3は、実施の形態1に係る照明器具の電源モジュールを示す分解斜視図である。 図4は、実施の形態1に係る照明器具の電源モジュールを示す部分拡大斜視図である。 図5は、実施の形態1に係る照明器具の絶縁部材及び点灯回路等を示す斜視図である。 図6は、図4のVI−VI線における照明器具の電源モジュールを示す一部を断面とした部分拡大斜視図である。 図7は、図6のVII−VII線における照明器具の電源モジュールを示す部分拡大断面図である。 図8は、実施の形態1の変形例1に係る照明器具の絶縁部材等を示す斜視図である。 図9は、実施の形態1の変形例2に係る照明器具の絶縁部材等を示す斜視図である。 図10は、実施の形態2に係る照明器具の外観を示す斜視図である。 図11は、実施の形態2に係る照明器具の電源モジュールを示す部分分解斜視図である。 図12は、実施の形態2に係る照明器具の絶縁部材等を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[構成]
まず、本実施の形態に係る照明器具1の構成について、図面を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る照明器具1の外観を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線における実施の形態1に係る照明器具1を示す断面図である。図3は、実施の形態1に係る照明器具1の電源モジュール2を示す分解斜視図である。図4は、実施の形態1に係る照明器具1の電源モジュール2を示す部分拡大斜視図である。図5は、実施の形態1に係る照明器具1の絶縁部材250及び点灯回路29等を示す斜視図である。
電源モジュール2の短手方向をX軸方向と規定し、電源モジュール2の長手方向をY軸方向と規定し、X軸方向とY軸方向と直交する方向をZ軸方向と規定する。また、紙面裏面から表面に向かう方向をX軸プラス方向とし、照明器具1から光が出射する方向をY軸プラス方向とし、灯具4に対して電源モジュール2をZ軸プラス方向と規定し、X、Y、Zの各方向を表示する。そして、図1に示す各方向は、図2に示す各方向に対応させて表示する。図2以降の図においても、同様である。
図1〜図3に示される照明器具1は、ライティングダクト(ダクトレールともいう)に取り付けられる装置である。本実施の形態では、照明器具1は、スポットライト用の器具である。照明器具1は、電源モジュール2と、灯具4と、支持部5とを備える。
[電源モジュール]
電源モジュール2は、灯具4に電力を供給する電源装置である。電源モジュール2は、ライティングダクトに取り付けることが可能である。電源モジュール2は、スポットライト用だけでなく、ダウンライト用であってもよい。電源モジュール2は、点灯回路29と、電源収容部20と、第一係止部21と、絶縁部材250とを有する。
[点灯回路]
点灯回路29は、灯具4の光源30に電力を供給する回路である。具体的には、点灯回路29は、商用電源等の外部電源からの交流電力を、整流、平滑及び降圧等して所定レベルの直流電力に変換する。点灯回路29で生成された直流電力は、電線92を介して光源30に供給される。なお、図2では、電線92の一部の図示を省略している。
点灯回路29は、例えば、プリント回路基板などの回路基板28と、第1コネクタ29aと、第2コネクタ29bと、回路基板28に実装された複数の素子とを有する。回路基板28に実装される素子は、光源30を点灯させるための部品である。例えば、当該素子には、電解コンデンサやセラミックコンデンサ等の容量素子、抵抗器等の抵抗素子、整流回路素子、コイル素子、チョークコイル(チョークトランス)、ノイズフィルタ、ダイオード又は集積回路素子などの半導体素子などが含まれる。なお、点灯回路29には、調光回路や昇圧回路などが組み合わされていてもよい。
第1コネクタ29aは、回路基板28のZ軸マイナス方向側の面に配置され、第1リード線231と電気的に接続している。第1コネクタ29aには、第1リード線231及び電線92を介して、点灯回路29で生成された直流電力を供給され、第2コネクタ29bは、回路基板28のZ軸プラス方向側の面に配置され、第2リード線232と電気的に接続している。第2コネクタ29bには、第2リード線232等を介して、商用電源等の外部電源からの交流電力が供給される。
[電源収容部]
電源収容部20は、点灯回路29を収容する長尺の筐体である。また、電源収容部20は、照明器具1をライティングダクトに係止する機能、及び、ライティングダクトから電力を受電する機能も有する。また電源収容部20の長手方向の一端部には、支持部5が取り付けられる。電源収容部20は、筐体の一例である。電源収容部20は、容器部26と、天板27とを有する。
容器部26は、内部に、点灯回路29を収容するための空間を有する有底筒状の容器である。容器部26のライティングダクトに対向する開口部の少なくとも一部は天板27で塞がれる。このように、容器部26と天板27とで電源収容部20が形成される。容器部26は、例えば、金属又は樹脂などを主要材料として含む。
容器部26は、第1収容空間265aと、第2収容空間265bとを有する。図5に示すように、第1収容空間265aには、点灯回路29が収容されている。容器部26には、ネジなどの締結部材240が締結される第1壁部260が形成されている。第1壁部260は、電源収容部20内で、第1リード線231と交差する方向に形成される。第1壁部260は、第1収容空間265aと第2収容空間265bとの間に形成されている。第1壁部260は、一対の締結受け部261と、立ち壁部262とを有する。
締結受け部261は、締結部材240を用いて天板27を容器部26に固定する際に、ネジなどの締結部材240でねじ止めされる雌ネジ部である。締結受け部261には、締結部材240が締結される雌ネジ穴261aが形成されている。締結受け部261は、容器部26の内面に形成され、第1収容空間265aと、第2収容空間265bとの間に形成されている。締結受け部261は、Z軸プラス方向に直立して容器部26内に一体形成されている。本実施の形態では、第1収容空間265aに1つの締結受け部261が形成され、第2収容空間265b内に2つの締結受け部261が形成されている。
立ち壁部262は、容器部26の底部から立ち上がる状態で、一方の締結受け部261から他方の締結受け部261までを繋いでいる。つまり、立ち壁部262及び一対の締結受け部261は、容器部26内で、第1収容空間265aと第2収容空間265bとの境界の一部を区切っている。立ち壁部262のZ軸方向の高さは、一対の締結受け部261のZ軸方向の高さよりも小さい。立ち壁部262には、第1リード線231が配線される切り欠き状の凹部263が形成されている。立ち壁部262の上面262aは、本体板部251のZ軸マイナス方向側の面と対向している。
切り欠き状の凹部263は、立ち壁部262のX軸方向の中央部分が切り欠かれて形成されている。立ち壁部262は、Y軸方向から見て一部が切り欠かれて窪んだ状態に形成されている。切り欠き状の凹部263は、第1リード線231を厚み方向に通過させる切り欠きである。
第2収容空間265bには、第1リード線231の一部、絶縁部材250の一部、電線92の一部等が収容されている。
図1〜図3に示すように、容器部26には、第1収容空間265aに収容された点灯回路29の第1コネクタ29aに接続されている第1リード線231が配線される配線路Hが形成されている。配線路Hは、少なくとも、第1収容空間265aから第2収容空間265bに配置されて支持部5を挿通している電線92までの経路である。
容器部26を形成する材料は、特に限定されない。容器部26は、例えば、樹脂又は金属などを主要材料として含む。本実施の形態では、容器部26は、白色の樹脂材料を用いている。
天板27は、容器部26の開口部26cに配置され、開口部26cの少なくとも一部を塞いでいる。天板27は、照明器具1がライティングダクトに取り付けられる際には、ライティングダクトに対向する位置に配置される。また、天板27には、締結部材240を挿通する複数の第1挿通孔20aと、第一係止部21を取付ける第2挿通孔20bとが形成されている。
また、本実施の形態では、天板27には、第一係止部21が取り付けられる。天板27を形成する材料は、導電性であれば特に限定されない。天板27は、例えば、樹脂材料、鉄等の金属材料等で形成される。
[第一係止部]
第一係止部21は、点灯回路29と電気的に接続され、ライティングダクトの給電電極と接続される一対の受電端子213aを有し、ライティングダクトに電源収容部20を係止する係止部材である。一対の受電端子213aによって受電された交流電力は、電線などを介して点灯回路29に送られる。
本実施の形態では、第一係止部21は、電源収容部20の長手方向の一端部であって、ライティングダクトに対向する位置に配置される。第一係止部21は、一対の受電端子213aに加えて、第一係止板212と、第二係止板222と、第一レバー211とを有する。
一対の受電端子213aは、ライティングダクトから電力を受ける端子である。一対の受電端子213aは、容器部26に対してZ軸方向に平行な回転軸を中心として回転自在に設けられる。一対の受電端子213aをライティングダクトの溝部において回転軸を中心として約90度回転させることによって、一対の受電端子213aをライティングダクト内の給電電極に接続できる。一対の受電端子213aは、一部が各図のZ軸に平行な回転軸と直交する方向に延びる板状端子であり、第一レバー211と連動して、当該回転軸を中心に約90度の回転角の範囲にわたって回転自在である。一対の受電端子213aは、回転軸を中心に回転することで、第2リード線232の一端に電気的に接続されている電極板233と電気的に接続状態となったり、非接続状態となったりする。一対の受電端子213aを形成する材料は、導電性材料であれば特に限定されない。一対の受電端子213aは、例えば、銅などで形成されてもよい。
第一係止板212は、容器部26に対して各図のZ軸方向に平行な回転軸を中心として回転自在に設けられる。第一係止板212をライティングダクトの溝部において回転軸を中心として約90度回転させることによって、第一係止板212をライティングダクトに係止できる。本実施の形態では、第一係止板212は、長方形状の主面を有する板状部材である。第一係止板212は、第一レバー211と連動して、回転軸を中心に約90度の回転角の範囲にわたって回転自在である。本実施の形態では、第一係止板212は、ライティングダクトの溝部において係止される。これにより、照明器具1をライティングダクトに係止することができる。また、第一係止板212がライティングダクトの溝部において係止されることにより、第一係止部21のライティングダクトに対する位置及び角度が安定化されるため、一対の受電端子213aをライティングダクトの給電電極に安定的に接続することができる。第一係止板212を形成する材料は、特に限定されない。第一係止板212は、例えば、ポリカーボネイトなどの樹脂材料で形成されてもよい。
第二係止板222は、一対の受電端子213aに挟まれるように、第一係止板212のZ軸マイナス方向側に配置され、一対の受電端子213aの端部に保持される板状部材である。第二係止板222は、容器部26の第2挿通孔20bを挿通した第一係止板212と係合し、容器部26を上下で挟んでいる。
第一レバー211は、一対の受電端子213aと、第一係止板212と、第二係止板222とを、容器部26に対して、各部のZ軸に平行な回転軸を中心に回転させるためのレバーである。本実施の形態では、第一レバー211を、当該回転軸を中心に約90度の回転角の範囲にわたって回転させることができる。また、第一レバー211は、一対の受電端子213a、並びに、第一係止板212と、当該回転軸を中心に一体的に回転するように形成されている。第一レバー211は、例えば、第一係止板212と一体的に形成されていてもよい。第一レバー211を形成する材料は、特に限定されない。第一レバー211は、例えば、ポリカーボネイトなどの樹脂材料で形成されてもよい。
[絶縁部材]
図4及び図5に示すように、絶縁部材250は、締結部材240によって間接的に電源収容部20に固定される。絶縁部材250は、第2収容空間265bに配置され、第2収容空間265bに一部が配置されている電線92と第一係止部21との間に配置されている絶縁体である。絶縁部材250は、第一係止部21の一対の受電端子213aと電気的に接続する第2リード線232の端部の電極板233を保持している。絶縁部材250は、ポリカーボネイトなどの樹脂材料で形成されてもよい。絶縁部材250は、全体が透明な樹脂材料等の部材で形成されていてもよい。
絶縁部材250は、本体板部251と、一対の第1案内突部252と、一対の第2壁部253と、係合突出部256と、一対の第1電極係止部254と、一対の第2電極係止部255とを有する。
本体板部251は、第1リード線231のZ軸プラス方向側に配置され、第一係止部21と電線92との間を仕切る板状の部材である。本体板部251は、外部電源と電気的に接続可能な電極板233を配置するための絶縁部材である。本体板部251は、容器部26の内部に形成されている複数の係合部266と係合し保持されている。
一対の第1案内突部252は、本体板部251のZ軸プラス方向側の面に形成され、本体板部251からZ軸プラス方向側に突出し、X軸方向に並んでいる。第1案内突部252は、絶縁部材250を第2収容空間265bに収容する際に、締結受け部261の外周に沿って案内する略半円状である。第1案内突部252及び締結受け部261をZ軸プラス方向から見た場合に、第1案内突部252は、締結受け部261の外周の一部に沿っている。一対の第1案内突部252は、一対の締結受け部261と一対一で対応している。
一対の第2壁部253は、本体板部251のZ軸プラス方向側の面に形成され、本体板部251からZ軸マイナス方向側に突出し、X軸方向に並んでいる。第2壁部253は、本体板部251に設けられ、第1壁部260に沿う位置に配置される。一方の第2壁部253と他方の第2壁部253との間に第1リード線231が配置される。第2壁部253の突出量は、第1リード線231の直径の約2倍以上である。第2壁部253の高さは、10mm程度である。第2壁部253は、案内突部の一例である。
第2壁部253は、湾曲壁部253aと、平壁部253bとを有する。
湾曲壁部253a及び締結受け部261をZ軸マイナス方向から見た場合に、湾曲壁部253aは、円弧状であり、締結受け部261の外周の一部に沿っている。言い換えれば、湾曲壁部253aは、第1壁部260に沿う位置に対向配置されている。
平壁部253bは、湾曲壁部253aの第1リード線側231で連続し、本体板部251から突出している。平壁部253bは、第1壁部260に沿って対向配置されている。つまり、平壁部253bは、第1壁部260の立ち壁部262と対向している。具体的には、平壁部253bのY軸マイナス方向側の面は、第1壁部260の立ち壁部262のプラス方向側の面と向き合っている。絶縁部材250が容器部26に配置された場合に、平壁部253bは、第1壁部260の立ち壁部262に近接又は当接した状態で配置され、Y軸マイナス方向から見て立ち壁部262の一部と重なっている。平壁部253bと立ち壁部262とが近接している場合、切り欠き状の凹部263を除く立ち壁部262と平壁部253bとの隙間は、第1リード線231の径よりも狭い。
一対の第2壁部253は、一対の締結受け部261と一対一で対応し、一対の第1案内突部252とも一対一で対応している。つまり、第1案内突部252と第2壁部253とは、締結受け部261の外周の一部に沿っている。
係合突出部256は、本体板部251のZ軸マイナス方向側の面で、第1収容空間265a内で第1リード線231を、容器部26の底部を沿わせて迂回させるように、Z軸マイナス方向に突出している。係合突出部256は、絶縁部材250のZ軸マイナス方向側から見て円弧状に湾曲した壁部である。係合突出部256は、一対の第2壁部253からY軸マイナス方向側に離間した場所に形成されている。係合突出部256と一対の第2壁部253との間には、第1壁部260が配置されている。言い換えれば、一対の第2壁部253と係合突出部256とが立ち壁部262を挟むように本体板部251に形成されている。立ち壁部262、一対の締結受け部261及び絶縁部材250は、第1リード線231を配線する配線路Hを形成する。
一対の第1電極係止部254及び一対の第2電極係止部255は、本体板部251のZ軸プラス方向側の面に形成され、Z軸方向に突出する突部である。第1電極係止部254は、Z軸プラス方向側から見て略C文字状であり、第2リード線232の端部に電気的に接続されている電極板233の一端側を挟むように、電極板233を直立した状態で係止する。第2電極係止部255は、本体板部251のZ軸プラス方向側の面に形成され、Z軸プラス方向に突出する突部である。第2電極係止部255は、第1案内突部252に隣接する位置で、第1案内突部252から所定の間隔を空けて本体板部251に配置されている。第2電極係止部255と第1案内突部252とが、電極板233の他端側を係止している。所定の間隔は、電極板233を配置することが可能な間隔であり、電極板233の厚み方向の長さと同程度である。つまり、第1電極係止部254、第2電極係止部255及び第1案内突部252は、本体板部251に対して電極板233を直立した状態で係止する。第1電極係止部254、第2電極係止部255及び第1案内突部252は、電極係止部の一例である。
[装置本体]
図1及び図2に示されるように、装置本体10は、光源30が内部に配置され、光源30からの光を外部に出射する筒状部材である。装置本体10は、側方開口部130を備える。側方開口部130は、装置本体10の側面に設けられたスリット状の開口部であり、支持部5が配置される。
装置本体10の内部には、光源30に加えて、本体140、反射部材40、光学部材50、光制御部材60などが配置される。
装置本体10を形成する材料は、特に限定されない。装置本体10は、例えば、アルミニウム合金などの金属材料で形成される。本実施の形態では、装置本体10は、アルミニウム合金を用いてアルミダイカスト工程を経て形成される。
[本体]
本体140は、装置本体10の内部に配置され、光源30及び支持部5が取り付けられる部材である。本体140は、光源30から発生した熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。
本体140は、Z軸プラス方向側に、取付部141及び鍔部を備える。取付部141は、光源30が取り付けられる部分である。取付部141は、光源30を取り付けるための平坦な面を含む。これにより、光源30から発生する熱が効率よく本体140に伝導される。本体140は、支持部5に取り付けられる。本体140は、支持部5に対して回転自在に取り付けられる。これにより、支持部5に対して、灯具4の向き、照明器具1の光軸Jの向きを調整することができる。
本体140を形成する材料は、特に限定されない。本体140は、例えば、アルミニウム合金などの金属材料で形成される。本実施の形態では、本体140は、アルミニウム合金を用いてアルミダイカスト工程を経て形成される。
[支持部]
支持部5は、電源収容部20の長手方向の一端部に取り付けられ、灯具4を支持する部材である。本実施の形態では、支持部5は、一方の端部において電源収容部20に取り付けられ、他方の端部において灯具4の本体140に取り付けられる。支持部5は、長尺状の筒状部材であり、長手方向に挿通孔が形成されている。挿通孔には、電線92が挿通され、電線92によって点灯回路29から光源30に電力が供給される。支持部5を形成する材料は、特に限定されない。支持部5は、例えば、アルミニウム合金などの金属材料で形成される。
[光源]
光源30は、発光素子を有し、照明器具1の出射光となる光を出射する光源部である。本実施の形態では、光源30は、発光素子としてLED(Light Emitting Diode)を有する発光モジュールであって、所定の光を放射状に出射するLED光源である。光源30は、例えば白色光を出射するように構成されている。光源30は、COB(Chip On Board)型LEDで構成され、基台と、基台上に実装されたベアチップ(LEDチップ)である複数のLEDと、それらLEDを封止し、蛍光体を含む封止部材とを備える。
光源30は、本体140の取付部141に取り付けられる。各図に示される照明器具1において、光源30の光軸JはY軸方向に平行である。
光源30を構成する基台は、複数のLEDを実装するための実装基板であって、例えばセラミックス基板、樹脂基板又は絶縁被覆されたメタルベース基板などである。また、基台は、例えば平面視において矩形である平面を有する板状であり、基台のY軸プラス方向側の面が本体140の取付部141に取り付けられて固定される。なお、図示しないが、基台には、LEDを発光させるための直流電力を電線92から受電するための一対の電極端子(正電極端子及び負電極端子)が形成されている。
[反射部材]
反射部材40は、光源30からの光の配光を制御する部材である。本実施の形態では、反射部材40は、光源30からの光を光学部材50に向けて反射させる。反射部材40は、光源30の光軸Jが貫通する開口が形成された筒状の形状を有する。
反射部材40の内径は、光源30からの光が入射される側の端部から、当該光が出射される側の端部に向かって漸次大きくなるように構成されている。反射部材40の内面において、光源30からの光が反射される。光源30からの光が入射される側はY軸マイナス方向側であり、光が出射される側はY軸プラス方向側である。
反射部材40は、例えばポリブチレンテレフタレートなど硬質の白色樹脂材料を用いて形成することができる。なお、反射部材40の内面にアルミニウムなどの金属膜が設けられてもよい。
[光学部材]
光学部材50は、反射部材40からの光が入射する光入射面、及び、光入射面に入射した光を出射する光出射面を備える透光性の部材である。光学部材50は、反射部材40から出射した光の配光を制御する機能を有してもよい。本実施の形態では、光学部材50はフレネルレンズである。これにより、照明器具1は、出射光を集光して、スポット状の照明領域を形成することができる。
光学部材50は、透光性材料を用いて形成されており、例えばアクリル、ポリカーボネイトなどの透明樹脂材料、又は、ガラス材料などの透明材料を用いて形成することができる。
[光制御部材]
光制御部材60は、装置本体10の内部であって、光学部材50の光出射面側に配置された筒状の部材である。光制御部材60は、光源30の光軸Jの周囲に配置される。また、光制御部材60の外径は、装置本体10の開口120側の内径と略等しい。これにより、装置本体10の開口120の出射光通過領域が光制御部材60によって削減されることを抑制できる。また、装置本体10と光制御部材60との間からの出射光の漏れを抑制できる。
光制御部材60は、装置本体10の内面のうち、光学部材50の光出射面近傍から、装置本体10の開口120の端部近傍まで部分を覆う。開口120の端部は、Z軸プラス方向側の端部である。
ここで、光制御部材60の内面は、黒色のグレア抑制面である。このように、装置本体10の開口120の端部近傍は、黒色のグレア抑制面である光制御部材60の内面で覆われる。これにより、装置本体10の開口120の端部近傍におけるグレアが抑制される。光制御部材60の内面は、黒色のグレア抑制面であれば、特に限定されない。黒色のグレア抑制面は、例えば、黒色に塗装した面に艶消し処理を施すことにより実現できる。光制御部材60は、例えば、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネイトなどの樹脂材料を用いて形成することができる。
次に、第1リード線231が第1壁部260の高い位置に乗り上げた場合について説明する。
図6は、図4のVI−VI線における照明器具1の電源モジュール2を示す一部を断面とした部分拡大斜視図である。図7は、図6のVII−VII線における照明器具1の電源モジュール2を示す部分拡大断面図である。
例えば、第1壁部253が存在しない場合では、絶縁部材と第1壁部260とで第1リード線231を挟んだ状態でも、さほど絶縁部材が容器部26に対して浮き上がらないため、絶縁部材と第1壁部260とで第1リード線231を挟んでいることに気付きにくい。このため、絶縁部材と第1壁部260とで第1リード線231を挟んだ状態で、絶縁部材等を容器部26に組み付け、締結部材240で天板27等を容器部26に締結するため、その締結力で第1リード線231が断線してしまうことがある。
図7の(a)は、図6のVII−VII線における部分拡大断面図である。図7の(a)では、締結受け部261の先端部に第1リード線231が配置された状態である。この場合では、絶縁部材250を容器部26に配置する際に、湾曲壁部253aが第1リード線231と当接するため、絶縁部材250が容器部26に対して浮き上がった状態となる。
図7の(b)では、立ち壁部262の上面262aに第1リード線231が配置された状態である。この場合では、絶縁部材250を容器部26に配置する際に、平壁部253bが第1リード線231と当接するため、絶縁部材250が容器部26に対して浮き上がった状態となる。
このように、図6、図7の(a)及び図7の(b)の状態では、第1リード線231は、第1壁部260の高い位置に乗り上げている。この場合では、絶縁部材250を容器部26に組み付ける際に、第2壁部253が第1リード線231と当接し、絶縁部材250が容器部26に対して浮き上がった状態となる。これでは、絶縁部材250が容器部26に対して位置ズレを起こしているため、天板27等を容器部26に、正しく組み付けることができないことに気付くことができる。ここでいう第1壁部260の高い位置は、締結受け部261、第1壁部260の上面262aであり、切り欠き状の凹部263以外の部分である。
このため、図7の(c)のように、立ち壁部262の切り欠き状の凹部263に第1リード線231を配線することができる。第1リード線231を切り欠き状の凹部263に配線することで、第1壁部260と第2壁部253との間で挟まれた状態を解消することができる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明器具1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態4に係る照明器具1は、電源モジュール2と、電源モジュール2からの給電により点灯する灯具4とを備える。また、電源モジュール2は、点灯回路29と、点灯回路29と灯具4とを電気的に接続する第1リード線231と、点灯回路29を収容し、第1リード線231が配線される電源収容部20と、締結部材240によって電源収容部20に固定される絶縁部材250とを備える。さらに、電源収容部20内には、第1リード線231と交差する方向に第1壁部260が形成される。また、第1壁部260には、第1リード線231が配線される切り欠き状の凹部263が形成される。そして、絶縁部材250は、外部電源と電気的に接続可能な電極板233が配置される本体板部251と、本体板部251に設けられ、第1壁部260に沿う位置に配置される第2壁部253とを有する。
これによれば、絶縁部材250は、外部電源と電気的に接続可能な電極板233が配置される本体板部251と、本体板部251に設けられ、第1壁部260に沿う位置に配置される第2壁部253とを有する。このため、絶縁部材250を電源収容部20に組み付ける際に、例えば、第1リード線231が第1壁部260の高い位置に乗り上げていたとしても、絶縁部材250の第2壁部253が第1リード線231と当接してしまい、絶縁部材250が所定の位置に組み付けることができなくなる。つまり、第1リード線231が第1壁部260の高い位置に乗り上げている場合に、第2壁部253が第1リード線231と当接することで、電源収容部20に対して絶縁部材250の位置ズレが起きる。このため、絶縁部材250が電源収容部20に対して強調して浮き上がってしまうことで、絶縁部材250が正しく電源収容部20に組み付けられていないことに、作業者が気付くことができる。その結果、例えば絶縁部材250と締結受け部261とで第1リード線231を挟みこんだ状態で組み付けられることによる、第1リード線231の断線を抑制することができる。
したがって、電源モジュール2を組み立てる際に、電源収容部20と絶縁部材250との間で第1リード線231が挟み込まれることによって、第1リード線231が断線してしまうことを抑制することができる。これにより、電源モジュール2の組み付けによって生じる照明器具1の製造における歩留まりの低下を抑制することができる。
特に、第2壁部253が無い場合では、治具を用いて、容器部26に対する絶縁部材250の浮き上がりを確認していたが、この絶縁部材250では、容器部26に対して浮き上がってしまうため、治具による確認作業を行うこともない。このため、照明器具1の製造コストの高騰化を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る照明器具1において、電源収容部20は、点灯回路29を収容する容器部26と、容器部26の開口部26cを塞ぐ天板27とを有する。また、第1壁部260は、締結部材240によって天板27を容器部26に締結する締結受け部261を有する。そして、第2壁部253は、締結受け部261の外周の一部に沿って形成される略筒状の案内突部である。
これによれば、第2壁部253が締結受け部261の外周の一部に沿って形成される略筒状であるため、第2壁部253を締結受け部261に位置合わせするだけで、絶縁部材250等を電源収容部20の容器部26に組み付け易くなる。また、点灯回路29、絶縁部材250等を電源収容部20の容器部26に組み付ける際に、例えば、第1リード線231が第1壁部260の高い位置に乗り上げていたとしても、絶縁部材250の第2壁部253が第1リード線231と当接して、絶縁部材250が所定の位置に載置されなくなる。このため、絶縁部材250が電源収容部20に対して強調して浮き上がってしまうことで、絶縁部材250が正しく電源収容部20に組み付けられていないことに、作業者が気付くことができる。その結果、例えば絶縁部材250と締結受け部261とで第1リード線231を挟みこんだ状態で組み付けられることによる、第1リード線231の断線を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る照明器具1において、絶縁部材250は、透明な部材で形成されている。
これによれば、絶縁部材250が第1リード線231の状態を視認することが可能な透明な部材で形成されているため、締結部材240によって電源収容部20に固定した際に、例えば絶縁部材250と第1壁部260とで第1リード線231を挟みこんだ状態で組み付けられたとしても、挟み込まれた第1リード線231の状態を視認することができる。このため、第1リード線231が断線してしまうことをより抑制することができる。
また、本実施の形態に係る照明器具1において、絶縁部材250は、締結部材240によって電源収容部20に固定された際に、第1リード線231を迂回させる係合突出部256を有する。
これによれば、絶縁部材250の係合突出部256は、締結部材240によって電源収容部20に固定した際に、第1リード線231を迂回させる。このため、係合突出部256が第1リード線231を撓ませ難くするため、第1壁部260の高い位置に乗り上げ難くなる。このため、第1リード線231を切り欠き状の凹部263に案内し易くなるため、絶縁部材250を電源収容部20に組み付け易くすることができるとともに、第1リード線231が断線してしまうことをより抑制することができる。
また、本実施の形態に係る照明器具1は、さらに、電極板233が一端に接続され、他端で点灯回路29と電気的に接続する第2リード線232を備える。そして、絶縁部材250は、外部電源と電気的に接続可能に電極板233の一端側及び他端側を係止することで、電極板233を本体板部251に対して直立した状態で保持する電極係止部を有する。
これによれば、絶縁部材250の電極係止部は、電極板233を絶縁するとともに、外部電源と電気的に接続可能な状態で電極板233を保持する。このため、電極板233の位置ズレを抑制することができるため、確実に外部電源と電気的に接続することができる。
(実施の形態1の変形例1)
本変形例に係る照明器具について説明する。
図8は、実施の形態1の変形例1に係る照明器具の絶縁部材350等を示す斜視図である。
本変形例では、絶縁部材350に貫通孔357が形成されている点で実施の形態1と異なっている。また、本変形例の照明器具は、特に明記しない場合、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
図8に示すように、絶縁部材350の本体板部251には、Z軸方向に貫通した貫通孔357が形成されている。貫通孔357は、一対の第1電極係止部254と、一対の第2電極係止部255とに設けられた電極板233の間に形成されている。貫通孔357は、絶縁部材350等を電源収容部20の容器部26に組み付けた際に、内部を視認することが可能である。なお、貫通孔357を塞ぐように、透明な樹脂材料が設けられていてもよい。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明器具の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明器具において、絶縁部材350には、締結部材240によって電源収容部20に固定された際に、第1リード線231の状態を視認することが可能な貫通孔357が形成される。
これによれば、絶縁部材350には、締結部材240によって電源収容部20に固定した際に、第1リード線231の状態を視認することが可能な貫通孔357が形成される。このため、例えば絶縁部材350と第1壁部260とで第1リード線231を挟みこんだ状態で組み付けられたとしても、挟み込まれた第1リード線231の状況を視認することができる。このため、第1リード線231が断線してしまうことをより抑制することができる。
(実施の形態1の変形例2)
本変形例に係る照明器具について説明する。
図9は、実施の形態1の変形例2に係る照明器具の絶縁部材450等を示す斜視図である。
本変形例では、絶縁部材450の本体板部251に、さらに案内係止部456a、456bが形成されている点で実施の形態1の変形例1と異なっている。また、本変形例の照明器具は、特に明記しない場合、実施の形態1の変形例1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
図9に示すように、絶縁部材450は、さらに、各々の電極板233の中央部分に対応する位置に形成され、第1電極係止部254及び第2電極係止部255に案内する一対の案内係止部456a、456bを2組有する。一対の案内係止部456a、456bは、電極板233を両側から挟むように電極板233を介して互いに向き合って配置された構造体である。電極板233は、Y軸方向に直線状に並んだ、第1電極係止部254、一対の案内係止部456a、456b、第1案内突部252及び第2電極係止部255により、本体板部251に直立した状態で配置される。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明器具の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明器具において、絶縁部材450は、さらに、電極板233の中央部分に対応する位置に形成され、第1電極係止部254及び第2電極係止部255に案内する案内係止部456a、456bを有する。
これによれば、絶縁部材450の案内係止部456a、456bは、電極板233の中央部分に対応する位置に形成され、第1電極係止部254及び第2電極係止部255に案内する。このため、電極板233は、第1電極係止部254、一対の案内係止部456a、456b、第1案内突部252及び第2電極係止部255により、本体板部251に直立した状態で配置される。このため、電極板233を絶縁部材450に組み付ける際に、例えば一端側が位置ズレした状態で組み付けられ難くなる。このため、組み付け不良による照明器具の歩留まりの低下を抑制することができる。
(実施の形態2)
[構成]
本実施の形態に係る照明器具500の構成について説明する。
図10は、実施の形態2に係る照明器具500の外観を示す斜視図である。図11は、実施の形態2に係る照明器具500の電源モジュール502を示す部分分解斜視図である。図12は、実施の形態2に係る照明器具500の絶縁部材450等を示す斜視図である。
本実施の形態では、照明器具500が250W型、350W型、500W型等の高出力な照明器具であり、実施の形態1の100W型、150W型、200W型等の照明器具1と異なっている。また、本実施の形態の照明器具500は、特に明記しない場合、実施の形態1等と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
[絶縁部材]
図10〜図12に示すように、絶縁部材550は、本体板部551と、一対の第1案内突部552と、一対の第2案内突部553と、一対の第1電極係止部554と、一対の第2電極係止部552bとを有する。
本体板部551には、一対の第1電極係止部554、一対の第2電極係止部552b、第1突部555a及び第2突部555bが形成されている。第1電極係止部554は略L字状であり、一方の電極板533と他方の電極板533との間に配置される第1突部555aと所定の間隔を空けて配置されている。一対の第1電極係止部554と第1突部555aとが、本体板部551に対して一対の電極板533を直立した状態で電極板533の一端側を保持している。
第2突部555bは、電極板533の他方側で、一方の電極板533と他方の電極板533との間に配置されている。第2電極係止部552bと第2突部555bとは、電極板533を他端側で保持し、電極板533を直立した状態で保持している。
第1案内突部552は、少なくとも、絶縁部材550等を電源収容部520の容器部526に組み付ける際に、締結受け部561の外周の一部に沿って形成される略筒状である。第1案内突部552は、締結部材240を挿通する挿通孔552aが形成された筒状体である。挿通孔552aは、絶縁部材550をZ軸方向に貫通する孔である。
第2案内突部553は、Z軸マイナス方向側から見て略C文字状に形成されている。つまり、第2案内突部553は、第1案内突部552の挿通孔552aを挿通する締結部材240を挿通可能な位置に形成されている。第2案内突部553の突出量は、第1リード線231の直径の約2倍以上である。第2案内突部553は、案内突部の一例である。
本実施の形態では、締結受け部561が第1壁部の一例である。第1壁部には、第1リード線231が配線される切り欠き状の凹部563が形成されている。本実施の形態では、実施の形態1のような立ち壁部262は存在していない。
本実施の形態の絶縁部材550では、実施の形態1の係合突出部256は形成されていない。
[電源収容部]
また、本実施の形態では、電源モジュール502の容器部526は、アルミニウムを主要材料とした金属製の筐体である。電源モジュール502の天板522には係止部材22aが設けられている。
[係止部材]
図10に示すように、係止部材22aは、第一係止部21から、電源収容部520の長手方向に離間して配置され、ライティングダクトに電源収容部520を係止する。本実施の形態では、係止部材22aは、電源収容部520の長手方向の中央付近であって、ライティングダクトに対向する位置に配置される。なお、係止部材22aの電源収容部520の長手方向における配置位置は、第一係止部21から、電源収容部520の長手方向に離間した位置であればよく、電源収容部520の長手方向の中央付近に限定されない。係止部材22aは、図1に示されるように、留め部材202と、レバー203とを有する。
留め部材202は、容器部526に対して各図のY軸方向に平行な回転軸を中心として回転自在に設けられる。留め部材202をライティングダクトの溝部において回転軸を中心として約90度回転させることによって、留め部材202をライティングダクトに係止できる。これにより、照明器具500をライティングダクトに係止することができる。留め部材202を形成する材料は、特に限定されない。留め部材202は、例えば、ポリカーボネイトなどの樹脂材料で形成されてもよい。
レバー203は、留め部材202を、容器部526に対して、各部のZ軸に平行な回転軸を中心に回転させるためのレバーである。本実施の形態では、レバー203を、当該回転軸を中心に約90度の回転角の範囲にわたって回転させることができる。レバー203を形成する材料は、特に限定されない。レバー203は、例えば、アルミニウムなどの金属材料を主要材料として含む。
図1及び図2に示されるように、留め部材202及びレバー203は、Y軸方向に平行な回転軸を有するねじによって天板522に取り付けられる。これにより、留め部材202及びレバー203は、容器部526に対してねじの回転軸を中心として回転自在に取り付けられる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明器具500の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明器具500において、電源収容部520は、点灯回路29を収容する容器部526と、容器部526の開口部526cを塞ぐ天板522とを有する。また、締結受け部561は、締結部材240によって天板522を容器部526に締結する締結受け部561を有する。そして、第2案内突部553は、締結受け部561の外周の一部に沿って形成される略筒状の第2案内突部553である。
これによれば、第2案内突部553が締結受け部561の外周の一部に沿って形成される略筒状であるため、第2案内突部553を締結受け部561に位置合わせするだけで、絶縁部材550等を電源収容部520の容器部526に組み付け易くなる。また、点灯回路29、絶縁部材550等を電源収容部520の容器部526に組み付ける際に、例えば、第1リード線231が締結受け部561に乗り上げていたとしても、絶縁部材550の第2案内突部553が第1リード線231と当接して、絶縁部材550が所定の位置に載置されなくなる。このため、絶縁部材550が電源収容部520に対して強調して浮き上がってしまうことで、絶縁部材250が正しく電源収容部520に組み付けられていないことに、作業者が気付くことができる。その結果、例えば絶縁部材550と締結受け部561とで第1リード線231を挟みこんだ状態で組み付けられることによる、第1リード線231の断線を抑制することができる。
本実施の形態における他の作用効果についても、実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
(その他変形例等)
以上、本発明について、実施の形態1、2及び実施の形態1の変形例1、2に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態1、2及び実施の形態1の変形例1、2に限定されるものではない。
例えば、実施の形態1、2及び実施の形態1の変形例1、2において、第2壁部の突出量は、さらに大きくてもよい。第2壁部は、第1壁部に沿って対向する位置に配置されていれば、互いの突出量を適宜変更することができてもよい。
その他、実施の形態1、2及び実施の形態1の変形例1、2に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態1、2及び実施の形態1の変形例1、2における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、500 照明器具
2、502 電源モジュール
4 灯具
20、520 電源収容部(筐体)
26、526 容器部
26c、526c 開口部
27、522 天板
29 点灯回路
231 第1リード線
232 第2リード線
233、533 電極板
240 締結部材
250、350、450、550 絶縁部材
251、551 本体板部
253 第2壁部(案内突部)
254、554 第1電極係止部(電極係止部)
255、552b 第2電極係止部(電極係止部)
256 係合突出部
260 第1壁部
261、561 締結受け部(第1壁部)
262 立ち壁部(第1壁部)
263、563 凹部
357 貫通孔
456a、456b 案内係止部
553 第2案内突部(案内突部)
555a 第1突部(電極係止部)
555b 第2突部(電極係止部)
H 配線路

Claims (7)

  1. 電源モジュールと、前記電源モジュールからの給電により点灯する灯具とを備える照明器具であって、
    前記電源モジュールは、
    点灯回路と、
    前記点灯回路と前記灯具とを電気的に接続する第1リード線と、
    前記点灯回路を収容し、前記第1リード線が配線される筐体と、
    締結部材によって前記筐体に固定される絶縁部材とを備え、
    前記筐体内には、前記第1リード線と交差する方向に第1壁部が形成され、
    前記第1壁部には、前記第1リード線が配線される切り欠き状の凹部が形成され、
    前記絶縁部材は、
    外部電源と電気的に接続可能な電極板が配置される本体板部と、
    前記本体板部に設けられ、前記第1壁部に沿う位置に配置される第2壁部とを有する
    照明器具。
  2. 前記筐体は、前記点灯回路を収容する容器部と、前記容器部の開口部を塞ぐ天板とを有し、
    前記第1壁部は、締結部材によって前記天板を前記容器部に締結する締結受け部を有し、
    前記第2壁部は、前記締結受け部の外周の一部に沿って形成される略筒状の案内突部である
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記絶縁部材には、前記締結部材によって前記筐体に固定された際に、前記第1リード線の状態を視認することが可能な貫通孔が形成される
    請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記絶縁部材は、透明な部材で形成されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記絶縁部材は、前記締結部材によって前記筐体に固定された際に、前記第1リード線を迂回させる係合突出部を有する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明器具。
  6. さらに、前記電極板が一端で電気的に接続され、他端で前記点灯回路と電気的に接続する第2リード線を備え、
    前記絶縁部材は、
    前記外部電源と電気的に接続可能に前記電極板の一端側及び他端側を係止することで、前記電極板を前記本体板部に対して直立した状態で保持する電極係止部を有する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具。
  7. 前記絶縁部材は、さらに、前記電極板の中央部分に対応する位置に形成され、前記電極係止部に案内する案内係止部を有する
    請求項6に記載の照明器具。
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