JP2019105808A - 光学素子およびその製造方法 - Google Patents

光学素子およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019105808A
JP2019105808A JP2017239884A JP2017239884A JP2019105808A JP 2019105808 A JP2019105808 A JP 2019105808A JP 2017239884 A JP2017239884 A JP 2017239884A JP 2017239884 A JP2017239884 A JP 2017239884A JP 2019105808 A JP2019105808 A JP 2019105808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
optical
layer
waveguide
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017239884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7062937B2 (ja
Inventor
毅伺 梅木
Takeshi Umeki
毅伺 梅木
拓志 風間
Takushi Kazama
拓志 風間
貴大 柏崎
Takahiro Kashiwazaki
貴大 柏崎
圓佛 晃次
Kouji Enbutsu
晃次 圓佛
忠永 修
Osamu Tadanaga
修 忠永
笠原 亮一
Ryoichi Kasahara
亮一 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2017239884A priority Critical patent/JP7062937B2/ja
Publication of JP2019105808A publication Critical patent/JP2019105808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7062937B2 publication Critical patent/JP7062937B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】光学的特性が良好なオーバークラッド層を備えた光学素子を提供する。【解決手段】光学素子の一実施態様は、単結晶の第1の基板と、前記第1の基板に、熱拡散による直接接合法により接合され、リッジ型導波路のコアが形成される、非線形光学媒質または電気光学媒質からなる第2の基板と、前記リッジ型導波路の上部に、熱拡散による直接接合法により接合される、単結晶のオーバークラッド層とを備えた。【選択図】図3

Description

本発明は、光学素子およびその製造方法に関し、より詳細には、光通信システムや光計測システムにおいて用いられる、非線形光学効果または電気光学効果を利用した光学素子およびその製造方法に関する。
光通信システムにおける光信号の波長変換、光変調、および光計測、光加工、医療、生物工学などに適用される光学素子は、紫外域−可視域−赤外域−テラヘルツ域にわたるコヒーレント光を発生したり、変調することができる。このような光学素子として、非線形光学デバイスおよび電気光学デバイスの開発が進められている。
非線形光学媒質および電気光学媒質としては、種々の材料が研究開発されており、ニオブ酸リチウム(LiNbO3:LN)などの酸化物系化合物基板は、2次非線形光学定数、電気光学定数が非常に高く有望な材料として知られている。LNの高い非線形性を用いた光デバイスの一例として、周期的に分極反転されたニオブ酸リチウム(PPLN)が知られている。さらに、PPLNによる第二高調波発生(SHG)、差周波発生(DFG)または和周波発生(SFG)を利用した波長変換素子が知られている。
例えば、波長2−5μmの中赤外光の波長域には、様々な環境ガスの基準振動などの強い吸収線が存在するため、小型の中赤外光源の開発が望まれている。このような中赤外域の光源には、技術的に成熟された1μm付近の励起光源と通信波長帯の信号光を用いることのできるDFGを適用した光源が有望だと考えられている。また、波長0.5μm付近の可視光の波長域には、半導体レーザでは実現の難しい波長域が存在する。そこで、1μm付近の励起光源を用いて、SHGやSFGにより、緑色光などの可視光の発生を行うことのできる波長変換技術が有望視されている。
さらに、DFGを用いた波長変換技術を用いると、光ファイバ通信に用いられている波長1.55μm帯の光を、一括で別の波長帯に変換することができる。これを利用して、波長分割多重方式における光のルーティング、光ルーティングにおける波長の衝突回避などの適用が可能となるので、波長変換素子は、大容量光通信ネットワークを構築するキーデバイスの一つとして考えられている。
DFGを用いた波長変換技術において、変換光が信号光に対して位相共役光になることを用いて、信号歪補償を行うことができる。伝送路の中間地点で信号光を位相共役光に変換すると、変換前の伝送路で生じた分散やファイバ中の非線形光学効果によって生じる信号歪みを、変換後の伝送路において打消しあうように伝搬させることができる。波長変換素子は、分散や非線形信号歪みを低減することができるキーデバイスともなる。
高い波長変換効率を有する波長変換素子を用いると、励起光パワーから信号光へのエネルギーの移行により、光パラメトリック増幅と呼ばれる、信号光の増幅器を構成することができる。特に、励起光と信号光の位相関係に応じた増幅特性を有する位相感応増幅器は、低雑音な光増幅が可能な技術として期待されている。
PPLNを用いた波長変換素子を高効率化するためには、光導波路型のデバイスが有効である。これは、波長変換効率が非線形媒質を伝搬する光のパワー密度に比例するためであり、導波路構造を形成することにより、限られた領域に光を閉じ込めることができるからである。このため非線形媒質を用いた種々の導波路について研究開発がなされている。
従来、Ti拡散導波路、プロトン交換導波路と呼ばれる、拡散型の導波路を用いて検討がなされてきた。しかしながら、これらの導波路は作製において結晶内に不純物を拡散することから、光損傷耐性、長期信頼性の観点から課題があった。拡散型の導波路では、高強度の光を導波路に入射すると、フォトリフラクティブ効果による結晶の損傷が発生してしまうため、導波路に入力できる光パワーに制限があった。
近年、結晶のバルクの特性をそのまま利用できることから、高光損傷耐性、長期信頼性、デバイス設計が容易などの特徴を有するリッジ型の光導波路について研究開発がなされている。2枚の基板を接合して形成された光学素子の一方の基板に対して、薄膜化処理した後にリッジ加工を施すことにより、リッジ型の光導波路を形成することができる。また、2枚の基板を接着剤を用いて接着し、一方の基板に対して薄膜化処理した後にリッジ加工を施すことにより、リッジ型導波路を作製することも知られている(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、基板同士を接着剤により張合わせる方法は、接着材と基板の熱膨張係数が異なるために、温度が変化したときに薄膜に割れが生じるという問題があった。加えて、導波路中で発生する第二高調波光によって接着剤が劣化するために、動作中に導波路損失が増加し、波長変換の効率が劣化するという問題もあった。さらにまた、接着層の不均一性のために単結晶膜の膜厚が不均一となり、波長変換素子の位相整合波長がずれるという問題もあった。
一方、接着剤を用いずに、基板同士を強固に接合する技術として、直接接合技術が知られている。直接接合法は、初めに化学薬品を用いて基板の表面処理を行った後、基板同士を重ね合わせることにより、表面間引力により接合する方法である。接合は常温で行われるが、このときの接合強度は小さいため、その後に高温での熱処理を行って、接合強度を向上させる。接着剤等を用いずに基板同士を強固に接合することのできる直接接合の技術は、高光損傷耐性、長期信頼性、デバイス設計の容易性などの特徴を有する。他にも、上述したDFGによる中赤外域の光発生において、不純物の混入や接着剤等の吸収を回避できる点からも有望視されている。
さらに、直接接合法は、非線形光学デバイスに留まらず、ハイパワーの光変調器応用にも期待されている。LNなどの酸化物系化合物基板は、2次非線形光学定数に加え、電気光学定数も大きく、電気光学効果(EO効果)を用いた光変調器としても広く使われている。しかしながら、従来、Ti拡散導波路を用いたものが商用されてきたが、100mW以上のハイパワーの光入力が困難であった。これに対して、直接接合法を用いると、ワット級の光入力も可能になることから、高光強度の光変調信号の生成、レーザ加工技術等への応用が期待できる。
直接接合法においては400℃程度の高温での熱処理を必要とする。このため、接合する基板は、表面の平坦性が良いことに加え、それぞれの熱膨張率が近いことも要求される。このため、LN、タンタル酸リチウム(LiTaO3:LT)、およびMg、Zn、Sc、In、Fe等の添加物を付与したLN同士の同種材料基板による直接接合形成が検討されてきた。
図1に、従来のリッジ型導波路の構造を示す。リッジ型導波路は、ベース基板1(アンダークラッド層)上に導波路パターンに応じて形成されたコア2を有しており、ステップ型の屈折率分布を有する。コア2は、ベース基板1に接していない3つの側面が空気層に接している。リッジ型光導波路は、コア2の上面および側面が空気層(屈折率=1)であっても、動作することができる。しかしながら、実用上の問題点として、コアを剥き出しにしていると、空気中に浮遊するゴミやほこりの付着等による特性の経時変化が懸念される。また、光導波路の端面にARコートなどの膜を形成するためには、必要な耐機械的強度を得るために、保護膜を兼ねたオーバークラッド層を形成する必要がある。
例えば、ベース基板1とコア2とにLNまたはLT結晶を用いた場合、オーバークラッド層の材料としては、同一組成から成るLiNbxTa1-x3(0<x<1)が最適材料であり、LPE(液相エピタキシャル成長)法によりエピタキシャル成長させることが望ましい。 しかしながら 、LPE法では、コア層の液相結晶成長に用いるフラックス中に含まれるV族元素が、光損傷を起こして素子特性を劣化させるという問題があり、LPE法によるオーバークラッド層の形成は実用化に至っていない。
一方、異種材料をオーバークラッド層として用いる方法もある。異種材料をオーバークラッド層として形成する場合には、オーバークラッド層の材料とコアおよびアンダークラッド層との材料的相性および光学的特性の適性が問題となる。すなわち、材料的相性に関しては、コアおよびアンダークラッド層と化学的に反応して不純物混入、機械的脆弱化を起こさないことが必要である。また、光学的特性に関しては、オーバークラッド層に漏れて導波する光の吸収、散乱が生じないこと、適当な屈折率を有することにより、コア中の導波光モードが制御できることなどが挙げられる。異種材料のオーバークラッド層は、一般的にSiO2に代表される酸化物材料を、EB(電子ビーム)蒸着法、スパッタ法、プラズマCDV(化学気相堆積)法により形成することができる。コアであるLNと屈折率の近い酸化物としては、TiO2、Ta25、SiNxなどを用いることもできる。
S. Kurimura, Y. Kato, M. Maruyama, Y. Usui, and H. Nakajima, "Quassi-Phase-Matched adhered ridge waveguide in LiNbO3," Appl. Phys. Lett. 89(19), 191123(2006) Y. Zikuhara, E. Higurashi, N. tamura, T. Suga, "Sequential activation process of oxygen RIE and nitrogen radical for LiNbO3 and Si wafer bonding," ECS Trnsactions, 3(6) 91-98 (2006)
しかしながら、従来の異種材料を用いたオーバークラッド層は、アモルファス材料であり、オーバークラッド層として用いる場合は、いくつかの問題があった。
第1に、基板材料であるLNと、SiO2に代表される酸化物材料とでは、熱膨張係数が大きく異なることである。LNの熱膨張係数は、15.4×10-6であるのに対し、SiO2は0.5−0.6×10-6であり大きく異なる。
図2に、従来のSiO2からなるオーバークラッド層を備えたリッジ型導波路を示す。厚膜のオーバークラッド層3を形成した場合に、ベース基板1およびコア2との熱膨張係数の違いにより、オーバークラッド層3に圧縮応力が生じたり(図2(a))、オーバークラッド層3に引張応力が生じる(図2(b))。この応力によって、導波路の反り、破壊、屈折率のズレが生じてしまうことがある。
直接接合法を用いたリッジ型導波路は、基板表面がリッジ構造により凸凹になっているので、さらにその上に電極装荷等を行うためには、平坦化を行う必要がある。SiO2に代表される酸化物材料を蒸着する際に、合わせて平坦化を行うためには、オーバークラッド材料をリッジ導波路の高さよりも十分高く堆積させ、リッジ構造を反映したオーバークラッド材料の凹凸を、研磨などにより平坦化処理する手順が必要となる。第2に、上述したように、熱望膨張係数の差から、リッジ型導波路全体を覆うほどのオーバークラッド層を堆積させることができないため、この手法では基板表面の平坦化は困難であった。
また、EO効果を用いたLN変調器を作成するためには、導波路コア上に変調用の電極を装荷する必要がある。金属は光電界を吸収するため、電極は導波路に直接装荷することはできず、バッファ層と呼ばれるSiO2に代表される酸化物オーバークラッド層を介して装荷する。Ti拡散導波路を用いたLN変調器では、バッファ層にはSiO2を用いているが、このアモルファス層がDCドリフト(一定のDCバイアス電圧を加えていても、変調器の動作点が時間とともに変動する現象)の要因の一つになっていることが知られている。第3に、直接接合法を用いたリッジ型導波路においても、オーバークラッド層にアモルファスSiO2を用いるとDCドリフトが増大してしまう。
第4に、光学的特性の観点では、SiO2に代表される酸化物材料は、中赤外の波長領域の光に対して透明ではなく、吸収による導波路の損失が懸念される。このため、中赤外光を発生させるための波長変換素子のリッジ導波路には、アモルファスSiO2のオーバークラッド層を適用することができない。中赤外光だけでなく、可視光や、紫外領域の光を発生させるための波長変換素子においても、アモルファスSiO2は、同様の光学特性上の問題を有し、オーバークラッド層として適しているとは必ずしも言えなかった。
第5に、異種材料を用いたオーバークラッド層では、用いる材料が決まると、コアとの間の実効屈折率差が決まってしまう。オーバークラッド層の屈折率を制御して、任意の実効屈折率差を設定することは、極めて困難であった。
以上述べたように、従来手法では、材料的相性がよく、光学的特性が適切なオーバークラッド層を実現することが難しいという問題があった。
本発明の目的は、光学的特性が良好なオーバークラッド層を備えた光学素子およびその製造方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、光学素子の一実施態様は、単結晶の第1の基板と、前記第1の基板に、熱拡散による直接接合法により接合され、リッジ型導波路のコアが形成される、非線形光学媒質または電気光学媒質からなる第2の基板と、前記リッジ型導波路の上部に、熱拡散による直接接合法により接合される、単結晶のオーバークラッド層とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、導波路を構成する第1および第2の基板と熱膨張係数の値が近似する単結晶のオーバークラッド層を備えたので、オーバークラッド層の形成に伴う応力歪みがなく、導波モードの形状の対称性が向上するとともに、中赤外光、可視光、紫外光の広い波長範囲にわたって光吸収による損失が抑えられる。また、同種の単結晶材料が、熱拡散による直接接合法により接合されているので、高光損傷耐性、長期信頼性の高く、高出力の光パワーを入力することができる。
従来のリッジ型導波路の構造を示す断面図である。 従来のSiO2からなるオーバークラッド層を備えたリッジ型導波路を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるリッジ型導波路の構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる波長変換素子の作製方法を示す図である。 第1の実施形態にかかるオーバークラッド層の作製方法を示す図である。 第1の実施形態にかかる波長変換素子の切り出し方法を示す図である。 コアとベース基板との屈折率差に対する0次および1次モードの実効屈折率を示す図である。 第2の実施形態にかかる波長変換素子の0次および1次モードの実効屈折率を示す図である。 本発明の第3の実施形態にかかる光位相変調器の構造を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図3に、本発明の第1の実施形態にかかるリッジ型導波路の構造を示す。リッジ型導波路は、ベース基板11(アンダークラッド層)上にコア層12を形成し、導波路パターンに応じて形成されたコア12aを有しており、ステップ型の屈折率分布を有する。LiTaO3からなるベース基板11と、周期分極反転構造を施したZカットZn添加LN基板からなるコア層12とを、熱拡散による直接接合法により貼り合わせ、コア層12を、ドライエッチングプロセスにより加工してリッジ型導波路を形成する。コア12aの断面形状は、5×5μm2の方形である。コア12aとコア層12の上には、ベース基板11の材料と同じLiTaO3単結晶薄膜をオーバークラッド層13として接合されている。
このようなリッジ型導波路を有する波長変換素子を作製する工程を説明する。
図4に、本発明の第1の実施形態にかかる波長変換素子の作製方法を示す。ベース基板となるZカットLiTaO3基板(第1の基板)21と、非線形光学媒質であり、周期分極反転構造を施したZカットZn添加LN基板(第2の基板)22とを用意する。第1および第2の基板は、両面が光学研磨されてある3インチウエハである。第1の基板21の厚さは500μm、第2の基板22の厚さは300μmである。なお、非線形光学媒質として、LNの他に、LiTaO3、LiNbxTa1-x3(0≦x≦1)または、それらにMg、Zn、Sc、Inからなる群から選ばれた少なくとも一種を添加物として含有した材料を用いることができる。
第2の基板22の周期分極反転構造は、波長1.5μm帯で位相整合条件が満たされるように作製されている。LN結晶等に周期分極反転構造を作製する技術については多くの研究がなされ、いくつかの方法が開発されている。このうち、良好な結果が再現性よく得られる電界印加法により周期分極反転構造を作製する。この方法は、LN結晶の表面上にリソグラフィにより周期的なレジストパターンを形成し、金属薄膜電極、液体電極等を利用して、電圧パルスを印加することにより、レジストパターンが形成されていない部分の分極を反転させて、周期的な分極反転構造を作製する。
第2の基板22の面内方向の熱膨張係数は15.4×10-6であり、第1の基板21の面内方向の熱膨張係数は16.0×10-6であり、非常に近い値となっている。また、第2の基板22の屈折率よりも第1の基板21の屈折率の方が小さい。
第1および第2の基板の表面を洗浄した後、これら2つの基板をマイクロパーティクルが極力存在しない清浄雰囲気中で重ね合わせる。重ね合わせた第1および第2の基板を電気炉に入れ、400℃で熱処理することにより拡散接合を行う(第一の工程)。接合された基板は、接合面にマイクロパーティクル等の挟み込みがなく、ボイドフリーであり、室温に戻したときにおいてもクラックなどは発生しない。
次に、研磨定盤の平坦度が管理された研磨装置を用いて、接着された基板の第2の基板22の厚さが5μmになるまで研磨加工を施す(第二の工程)。研磨加工の後に、ポリッシング加工を行うことにより、鏡面の研磨表面を得ることができる。基板の平行度(最大高さと最小高さとの差)を光学的な平行度測定機を用いて測定したところ、3インチウエハの周辺部分を除き、ほぼ全体にわたってサブミクロンの平行度が得られ、薄膜基板を作製することができる。この薄膜基板(第2の基板)は、図3におけるコア層12となる。熱処理による拡散接合によって、第1および第2の基板を直接貼り合わせているので、3インチウエハの全面積にわたって均一な組成、膜厚を有する。
その後、第2の基板22の表面に通常のフォトリソグラフィのプロセスによって導波路パターンを作製する。ドライエッチング装置を用いて、第2の基板22の表面をエッチングすることにより、図3に示したように、光の導波方向に周期分極反転構造を有するコア12aを形成し、アンダークラッド層であるベース基板11とともにリッジ型導波路を構成する(第三の工程)。コア12aの両脇の第2の基板の材料が完全に取り除かれるので、コア12aは、ベース基板11(第1の基板21)との接合面が極めて細くなる。第1の実施形態においては、直接接合法を用いるので、接合面が極めて細い構造においても剥離などが起きず、十分な接合強度を保つことができる。
このようにして、断面形状が5×5μm2の方形のコア12aを形成する。図3に示したコア12aの両脇のエッチングにより除去した空隙は、モードフィールドの観点では、0.5μm程度あればよい。しかしながら、LN材料は加工が難しいため、リッジ導波路の作製精度を確保するためには、コアのサイズと同等のかそれ以上の空隙を設けるのが好適である。第1の実施形態では、5μm以上の空隙を形成し、その他のコア層12を残しておくことにより、以下に説明するオーバークラッド層13の接合強度を増すことができる。
後に図6において示すように、3インチウエハ上に、波長変換素子となるリッジ型導波路が複数形成された第1および第2の基板を作製する。
なお、光導波路コアの作製手段としては、ドライエッチングプロセスの他に、ダイシングなどの機械加工の技術を用いてもよい。
図5に、第1の実施形態にかかるオーバークラッド層の作製方法を示す。アンダークラッド層となるベース基板11と同じ材料のLiTaO3基板を用意する。LiTaO3基板の一方の面に、ドーズ量3×1016のHeを200keVで全面に注入したオーバークラッド基板を作製する。
図4の作製方法によりリッジ型導波路が形成された第2の基板の表面と、オーバークラッド基板14のHeを打ち込んだ面とは反対側の面とを、前述した直接接合法により貼り合わせる(図5(a)、第四の工程)。その後、熱処理を2回に分けて行う。1回目の熱処理は、150℃程度の恒温槽で1時間加熱することにより、Heが注入された層を剥離する(図5(b)、第一の熱処理工程)。これにより、リッジ型導波路の上面に、剥離された後に残こるオーバークラッド基板が、厚さ0.7μmのアンダークラッド層と同じ単結晶のLiTaO3からなるオーバークラッド層13となる。2回目の熱処理は、上述した第1および第2の基板の直接接合と同じ温度および時間によりアニールして、コア12aおよびコア層12とオーバークラッド層13とを強固に接合する(第二の熱処理工程)。
オーバークラッド層を装荷した状態で、基板全体の反りを測定したところ、3インチウエハ全体で10μm程度の反り量であった。この反り量は、ベアのLiTaO3およびLiNbO3基板と同程度である。第1の実施形態によれば、アンダークラッド層と同じ熱膨張係数の基板をオーバークラッド層として用いることができるため、オーバークラッド層の装荷に伴う応力歪はきわめて少ないことが分かる。
図6に、第1の実施形態にかかる波長変換素子の切り出し方法を示す。上述したように、リッジ型導波路が複数形成された第1および第2の基板上に、オーバークラッド層が装荷された3インチウエハ作製される(図6(a))。ダイシングにより、所望の本数のリッジ型導波路を所望の長さで短冊状に切り出し、両端面を光学研磨することにより、波長変換素子が完成する(図6(b))。
第1の実施形態によれば、光導波路の上下方向の屈折率差の分布が、対称となることにより、入力光と変換光との間のモードの重なり量が改善し、波長変換効率として数%程度の改善がみられる。第1の実施形態の方法を用いて、リッジ型導波路の分極反転周期を変え、中赤外光、可視光、紫外光を発生させるための波長変換素子を作製したところ、オーバークラッド層とアンダークラッド層とが同じ単結晶材料であることから、光吸収による損失増加は見られず良好な波長変換を行うことができた。
また、同種の単結晶材料を、熱拡散による直接接合法により接合しているので、高光損傷耐性、長期信頼性の高く、高出力の光パワーを入力することができる波長変換素子を実現することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態にかかる波長変換素子のリッジ型導波路の構造は、第1の実施形態に同じである(図3)。第2の実施形態では、Zカット水晶基板からなるベース基板11と、周期分極反転構造を施したZカットZn添加LN基板からなるコア層12とを、熱拡散を用いた直接接合法により貼り合わせ、コア層12を、ドライエッチングプロセスにより加工してリッジ型導波路を形成する。コア12aの断面形状は、4×4μm2の方形である。コア12aとコア層12の上には、ZカットMgドープLNからなるオーバークラッド層13が接合されている。第2の実施形態では、オーバークラッド層の厚さにより、導波路の実効屈折率が制御できる例を示す。
第1の実施形態では、ベース基板とコア層とは同種の材料を用いた。しかしながら、同種の材料基板を接合した場合、基板間の屈折率差を大きくとることができない。このため光の閉じ込めが弱く、光導波路の小型化が制限されてしまい、高効率な波長変換デバイスの実現が困難となる。従来、熱拡散による直接接合型の導波路は、コア層とクラッド層の屈折率差が0.5〜0.7%程度であり、導波路の小型化を図ってもコアの断面形状は5×5μm2程度が実現できるにすぎない。コア層とクラッド層との屈折率差が少なくとも1%以上なければ、これ以上の導波路の小型化は困難である。
直接接合法による導波路の作製方法であって、屈折率差を大きくとることが可能な方法として以下の2つの方法が知られている。表面活性化常温接合法による異種基板同士を接合させる方法と、ガラス等の非晶質材料を接合層としてコア層とベース基板との間に形成し、アンダークラッド層として機能させる方法である。
表面活性化常温接合法は、接合プロセスを常温で行うことを可能にする。接合面を真空中で表面処理することにより、表面の原子を化学結合を形成しやすい活性な状態にする。このような表面処理を用いることにより、室温での接合またはその後の熱処理温度を大幅に下げることができる。表面活性化常温接合法により、シリコン(Si)基板とLT基板とを接合し、屈折率差の大きい接合基板を形成したことが報告されている(非特許文献2参照)。
しかしながら、LN及びLTの結晶基板は、ドライエッチング等の導波路作製プロセスを経ることにより、結晶中の酸素の抜けが発生し、欠陥が生じる。このような欠陥がある場合、光導波路の伝搬損失が増加し光損傷耐性も劣化してしまう。このため、導波路作製プロセスを経た後に、結晶から抜けた酸素を補完するためにアニール処理が必要となる。しかしながら、表面活性化常温接合法によるSi基板とLT基板との接合は、両者の熱膨張率の差が大きいため、このアニール処理の際に接合基板が破損されてしまうという問題がある。
一方、非晶質材料を接合層として用いる方法は、コア層とベース基板よりも屈折率の小さな非晶質材料をアンダークラッド層として機能させることにより、導波路の実効的な屈折率差を大きくとることができる。通常の直接接合法と同様に熱拡散を用いて接合をするため、上述したようなアニール処理時に基板が破損する問題は発生しない。
しかしながら、接合層として非晶質材料を用いる場合、接合層の膜厚の不均一性のために、コア層の膜厚が不均一となる場合がある。これにより、波長変換素子の位相整合波長も素子長全体にわたって不均一になってしまうという問題がある。さらに非晶質材料自体の屈折率の制御も困難であることから、位相整合波長の平均値自体も設計値からずれてしまうという問題もある。また、非晶質材料を用いると、接合面の表面分子の配列がランダムであり、結晶同士の直接接合に比べて実効的な結合手の単位面積当たりの数が少なくなる。このために、接合強度が弱く、長期的な信頼性に欠けるといった問題もある。加えて、接合層を形成するためにプロセス工程が増えることから、プロセス毎の特性バラつきが多くなってしまう。以上のことから、直接接合法による波長変換素子の導波路の作製は、熱処理が可能で、光学的特性が安定である結晶同士の接合が適しているといえる。
そこで、コア層にLNを用いたとき、直接接合法及び熱処理が可能な基板として利用できる結晶として水晶が考えられる。水晶は、加工技術が確立されており、表面の平坦性の良いウエハが入手可能である。加えて、面内方向の熱膨張係数は13.2×10-6であり、LNの面内方向の熱膨張係数15.4×10-6と比べて非常に近い値をとる。このことから、LNとの直接接合及び熱処理が十分可能な結晶である。
図1に示した従来のリッジ型導波路の構造を用いて、水晶からなるベース基板1に、周期分極反転構造を施したZカットZn添加LN基板からなるコア2を形成した場合、比屈折率差が28%程度となり非常に大きい。このため、コアへの光閉じ込めが非常に強くコアの断面形状を5×5μm2以下としても多モードでの導波路となってしまう。
高効率な波長変換素子を実現するに当たっては、コア内の光のパワー密度を大きくすることに加え、原理的に光の相互作用長を長くとる必要がある。波長変換素子においては、コアに入射された光は、光導波路の基底モードのみを励振することが望ましい。多モードでの励起状態では、信号光と励起光の光電界の重なりが悪く、信号光と励起光の相互作用が減少し、非線形光学効果の効率が劣化してしまう。従って、図1に示したリッジ型導波路の波長変換素子の場合、基底モードのみを励振するためには、コアの断面形状を1×1μm2程度にする必要がある。しかしながら、そのような導波路サイズの素子は実際の作製精度を考慮すると現実的ではない。
このため、オーバークラッド層を用いて、オーバークラッド層とコア層との間の実効屈折率差を適切に調整する必要があるが、上述したように、異種材料を用いて任意の屈折率差を設けることは困難であった。
第2の実施形態では、オーバークラッド層に異種のアモルファス材料を用いるのではなく、同種の結晶材料を用いて、任意の実効屈折率差を設けることができる。具体的には、図5を参照して説明したように、オーバークラッド基板へのイオン注入エネルギーを調整することより、剥離した後に残るオーバークラッド層の厚さを厳密に調整する。
図7に、コアとベース基板との屈折率差に対する0次および1次のモードの実効屈折率を示す。図1に示したリッジ型導波路の波長変換素子であって、任意の屈折率を有する材料をベース基板に用いた場合、コアとベース基板との屈折率差(Δn)に対するモード実効屈折率を計算した結果である。Δnが大きくなると、コアへの光の閉じ込めが強くなり、実効屈折が小さくなっていることが分かる。このように、ベース基板に任意の屈折率を有する材料を用いることができればよいが、実際には熱膨張係数が近い材料という条件と両立させることが極めて困難である。
図8に、第2の実施形態にかかる波長変換素子の0次および1次モードの実効屈折率を示す。図3,5に示したリッジ型導波路の波長変換素子であって、コアの断面形状を4×4μm2と仮定した。同種の結晶材料を用いると、コアとオーバークラッド層との間の屈折率差は1%以下とわずかであり、単にオーバークラッド層を接合しただけでは光電界がオーバークラッド層側にもれてしまう。第2の実施形態では、オーバークラッド層の厚さを制御することにより、オーバークラッド層への電界のもれ量を制御して、リッジ型導波路のモード実効屈折率を制御することができる。
図8において、オーバークラッド層の厚さが0.4μmの時のモード実効屈折率と、図7において、Δnが3.8%程度の時のモード実効屈折率とが一致する(neff=2.1010)ことが分かる。これは、オーバークラッド層の厚さを0.4μm程度とすると、実効的にΔn=3.8%に相当する光導波路を形成できることを意味する。
同様に、オーバークラッド層の厚さが0.6μmの時のモードの実効屈折率と、Δnが1.9%程度の時の実効屈折率とが一致する(neff=2.1030)ことが分かる。これは、オーバークラッド層の厚さを0.6μm程度とすると、実効的にΔn=1.9%に相当する光導波路を形成できることを意味しており、オーバークラッド層の厚さを0.4−0.6μmの間の任意の厚さにすることにより、Δn=1.9−3.8%の任意の導波路を形成することができる。さらに、オーバークラッド層の厚さを0.2μm程度にするとΔn=6%、1.2μm程度にするとΔn=1.7%程度の実効屈折率差を設けることができる。
このように、同種の材料の基板同士を接合した場合、オーバークラッド層を用いて、オーバークラッド層とコア層との間の実効屈折率差を適切に調整することができ、製造上、実際的なコアの大きさにおいて、光の閉じ込めが十分な光導波路であり、変換効率の高い波長変換素子を実現することができる。
(第3の実施形態)
図9に、本発明の第3の実施形態にかかる光位相変調器の構造を示す。第3の実施形態にかかる光位相変調器のリッジ型導波路の構造は、第1の実施形態に同じである(図3)。第3の実施形態では、LiTaO3からなるベース基板11と、ZカットZn添加LN基板からなるコア層12とを、熱拡散を用いた直接接合法により貼り合わせ、コア層12を、ドライエッチングプロセスにより加工してリッジ型導波路を形成する。コア12aの断面形状は、5×5μm2の方形である。コア12aとコア層12の上には、単結晶のZカット水晶基板からなるオーバークラッド層13が接合されている。オーバークラッド層13は、厚さ0.7μmとなるように形成する。
さらに、オーバークラッド層13上に、フォトリソグラフィと金属膜蒸着により、Au電極を形成する。コア12a上の電極15aと、両側のコア層12上の電極15b,15cとの間に、変調信号とバイアス電圧とを印加することにより、電気光学効果(EO効果)による光位相変調を行う。なお、オーバークラッド層13となる水晶薄膜と電極となる金属膜との間には、アモルファス酸化物材料等のバッファ層を設けることなく直接金属膜を形成している。
比較のために、アモルファス材料であるSiO2を、厚さ0.7μmのオーバークラッド層とした光位相変調(比較例)を用意した。DCドリフトの特性を評価したところ、一定時間内でのDCドリフト量は、第3の実施形態においては、比較例の光位相変調器の
1/5以下に低減することができる。また、コア層との比屈折率差の大きな水晶基板からなるオーバークラッド層により、光電界が金属側に漏れることがなく、ワット級のハイパワーの光入力に対しても特性劣化なく光変調を行うことができる。さらに、電極となる金属膜を形成する面が平坦になるため、表面に凹凸の残るアモルファス材料を用いたオーバークラッド層に比べ、平坦化処理する手順が不要となる。
以上述べたように、第3の実施形態においては、DCドリフトが少なく、ワット級の光入力が可能な光変調器を実現することができる。なお、第3の実施形態はコアの断面形状は5×5μm2としたが、オーバークラッド層の厚さを適宜変更することにより任意の導波路サイズでの設計が可能である。
1,11 ベース基板
2,12a コア
3,13 オーバークラッド層
12 コア層
14 オーバークラッド基板
15 電極

Claims (8)

  1. 単結晶の第1の基板と、
    前記第1の基板に、熱拡散による直接接合法により接合され、リッジ型導波路のコアが形成される、非線形光学媒質または電気光学媒質からなる第2の基板と、
    前記リッジ型導波路の上部に、熱拡散による直接接合法により接合される、単結晶のオーバークラッド層と
    を備えたことを特徴とする光学素子。
  2. 前記コアは、光の導波方向に周期分極反転構造を有し、2次非線形光学効果を用いた光導波路型の波長変換素子として機能することを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
  3. 前記第1の基板は、水晶基板からなり、
    前記オーバークラッド層の厚さを調整することにより、前記リッジ型導波路のモード実効屈折率が設定されることを特徴とする請求項2に記載の光学素子。
  4. 前記オーバークラッド層上に形成された電極をさらに備え、電気光学効果を用いた光導波路型の光位相変調器として機能することを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
  5. 前記オーバークラッド層は、水晶基板からなることを特徴とする請求項4に記載の光学素子。
  6. 前記非線形光学媒質または前記電気光学媒質は、LiNbO3、LiTaO3、LiNbxTa1-x3(0≦x≦1)または、それらにMg、Zn、Sc、Inからなる群から選ばれた少なくとも一種を添加物として含有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の光学素子。
  7. 光学素子の製造方法であって、
    単結晶の第1の基板と、非線形光学媒質または電気光学媒質からなる第2の基板とを、熱拡散による直接接合法により接合する第一の工程と、
    前記第2の基板に研磨加工を施して、所望の厚さに加工する第二の工程と、
    前記第2の基板に、リッジ型導波路のコアが形成する第三の工程と、
    一方の面に不活性ガスが注入された単結晶のオーバークラッド基板の、前記一方の面とは反対側の面と、前記第2の基板の前記リッジ型導波路が形成された面とを、熱拡散による直接接合法により接合する第四の工程と
    を備えたことを特徴とする光学素子の製造方法。
  8. 前記第四の工程は、前記オーバークラッド基板の前記不活性ガスが注入された層を剥離する第一の熱処理工程と、
    剥離された剥離された後に残こるオーバークラッド基板と、前記第2の基板との接合を強固にする第二の熱処理工程とを含むことを特徴とする請求項7に記載の光学素子の製造方法。
JP2017239884A 2017-12-14 2017-12-14 光学素子およびその製造方法 Active JP7062937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017239884A JP7062937B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 光学素子およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017239884A JP7062937B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 光学素子およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019105808A true JP2019105808A (ja) 2019-06-27
JP7062937B2 JP7062937B2 (ja) 2022-05-09

Family

ID=67061964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017239884A Active JP7062937B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 光学素子およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7062937B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021111525A1 (ja) * 2019-12-03 2021-06-10 日本電信電話株式会社 光学素子及びその製造方法
WO2023228403A1 (ja) * 2022-05-27 2023-11-30 日本電信電話株式会社 光デバイス
JP7410068B2 (ja) 2020-03-16 2024-01-09 日本碍子株式会社 接合体、光導波路基板および光変調器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10307220A (ja) * 1997-05-06 1998-11-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光導波路形フィルタの製造方法および光導波路形フィルタ
US20030199105A1 (en) * 2002-04-22 2003-10-23 Kub Francis J. Method for making piezoelectric resonator and surface acoustic wave device using hydrogen implant layer splitting
WO2004083953A1 (ja) * 2003-03-19 2004-09-30 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 光スイッチ、光変調器および波長可変フィルタ
JP2007101695A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Shin Etsu Handotai Co Ltd フォトニック結晶及びその製造方法
JP2012199638A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Murata Mfg Co Ltd 水晶デバイスの製造方法及び水晶デバイス
JP2014222331A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 日本電信電話株式会社 波長変換素子
JP2017034363A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 太陽誘電株式会社 弾性波デバイスおよびモジュール

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10307220A (ja) * 1997-05-06 1998-11-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光導波路形フィルタの製造方法および光導波路形フィルタ
US20030199105A1 (en) * 2002-04-22 2003-10-23 Kub Francis J. Method for making piezoelectric resonator and surface acoustic wave device using hydrogen implant layer splitting
WO2004083953A1 (ja) * 2003-03-19 2004-09-30 Nippon Telegraph And Telephone Corporation 光スイッチ、光変調器および波長可変フィルタ
JP2007101695A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Shin Etsu Handotai Co Ltd フォトニック結晶及びその製造方法
JP2012199638A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Murata Mfg Co Ltd 水晶デバイスの製造方法及び水晶デバイス
JP2014222331A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 日本電信電話株式会社 波長変換素子
JP2017034363A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 太陽誘電株式会社 弾性波デバイスおよびモジュール

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021111525A1 (ja) * 2019-12-03 2021-06-10 日本電信電話株式会社 光学素子及びその製造方法
JPWO2021111525A1 (ja) * 2019-12-03 2021-06-10
JP7295467B2 (ja) 2019-12-03 2023-06-21 日本電信電話株式会社 光学素子及びその製造方法
US11852953B2 (en) 2019-12-03 2023-12-26 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical element and manufacturing method thereof
JP7410068B2 (ja) 2020-03-16 2024-01-09 日本碍子株式会社 接合体、光導波路基板および光変調器
WO2023228403A1 (ja) * 2022-05-27 2023-11-30 日本電信電話株式会社 光デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP7062937B2 (ja) 2022-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3753236B2 (ja) 波長変換素子用薄膜基板の製造方法及び波長変換素子の製造方法
CN112969960A (zh) 波长转换装置
JP7062937B2 (ja) 光学素子およびその製造方法
JP3848093B2 (ja) 光導波路素子、光波長変換素子および光導波路素子の製造方法
JP4579417B2 (ja) 光導波路の製造
JP6228507B2 (ja) 波長変換素子
JP2014222331A (ja) 波長変換素子
JP7295467B2 (ja) 光学素子及びその製造方法
JP2011064895A (ja) 波長変換デバイス及び波長変換装置
JP7118844B2 (ja) 光変調器、光変調器用基板、光変調器の製造方法及び光変調器用基板の製造方法
JP4603020B2 (ja) 光導波路の製造方法
JP6348439B2 (ja) 波長変換素子
JP7160194B2 (ja) 波長変換素子
JP3999748B2 (ja) 波長変換素子の製造方法
JPH06289347A (ja) 光導波路素子とその製造方法
JP2581486B2 (ja) 光導波路素子およびその製造方法
JP2007316541A (ja) 光学素子の製造方法及び光学素子
CN113612108B (zh) 一种基于斜切非线性晶体脊型波导的频率转换器及其制备方法
WO2024100865A1 (ja) 光導波路素子およびその製造方法
WO2022249234A1 (ja) 波長変換装置及び波長変換装置の製造方法
JP2004020749A (ja) 波長変換素子用薄膜基板の製造方法及び波長変換素子の製造方法
WO2023157549A1 (ja) 波長変換素子および波長変換システム
JP2004045666A (ja) 波長変換素子用薄膜基板の製造方法及び波長変換素子用薄膜基板並びに波長変換素子の製造方法
JP7127472B2 (ja) 波長変換素子の作製方法
WO2023188361A1 (ja) 光導波路素子とそれを用いた光変調デバイス及び光送信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210810

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7062937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150