JP7118844B2 - 光変調器、光変調器用基板、光変調器の製造方法及び光変調器用基板の製造方法 - Google Patents

光変調器、光変調器用基板、光変調器の製造方法及び光変調器用基板の製造方法 Download PDF

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Description

特許法第30条第2項適用 平成30年2月20日 平成29年度 山梨大学工学部電気電子工学科卒業論文発表会にて発表
本発明は、光変調器、光変調器用基板、光変調器の製造方法及び光変調器用基板の製造方法に関し、例えば、光通信に使用する光変調器、光変調器用基板、光変調器の製造方法及び光変調器用基板の製造方法に関する。
特許文献1には光導波路素子およびこれを用いた光変調器が開示されている。
特開2017-129834号公報
導波路として機能するチタン拡散層は、チタン等の不純物を含んでいるため、不純物による導波光の伝搬損失を抑制することが困難である。また、チタン等の金属を熱拡散させるために、例えば、1000[℃]以上の高温で、長時間の熱処理を必要とする。そのような高温の熱処理を長時間行うと、導波光の伝搬を損失させるような不純物が導入される恐れもある。
サファイア基板等にニオブ酸リチウム層をエピタキシャル成長させた異種接合構造を有する光変調器は、基板と、ニオブ酸リチウム層との屈折率差が大きい場合には、伝搬損失の低減が困難な場合がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態にかかる光変調器は、ベース基板;前記ベース基板上に配置された、電気光学効果を有する導波路基板;前記導波路基板に形成された、光変調を行うための導波路;および前記導波路に電圧を印加するための電極を含む。ここで、前記ベース基板および前記導波路基板は同一の材質からなり、前記導波路は前記導波路基板内に形成され、前記導波路基板の屈折率は前記ベース基板の屈折率よりも大きい。
一実施の形態にかかる光変調器用基板は、第1の基板;前記第1の基板上に配置された、光変調を行うための導波路が形成される、電気光学効果を有する第2の基板を含む。ここで、前記第1および第2の基板は同一の材質からなり、前記第2の基板の屈折率は前記第1の基板の屈折率より大きい。
一実施の形態にかかる光変調器の製造方法は、(a)第1の基板上に電気光学効果を有する第2の基板を接合して形成された基板を準備する工程;(b)前記第2の基板に、光変調を行うための導波路となるリッジ構造を形成する工程;および(c)前記リッジ構造上に、前記導波路に対し電圧を印加するための電極を形成する工程を含む。ここで、前記第1および第2の基板は同一の材質からなり、前記第2の基板の屈折率は前記第1の基板の屈折率より大きい。
一実施の形態にかかる光変調器用基板の製造方法は、(a)第1の基板を準備する工程;(b)前記第1の基板よりも屈折率が大きく、かつ電気光学効果を有する第2の基板を準備する工程;および(c)前記第1の基板上に前記第2の基板を接合する工程を含む。ここで、前記第1および第2の基板は同一の材質からなり、前記第2の基板内に、光変調を行うための導波路を形成することが可能である。
前記一実施の形態によれば、伝搬損失を低減させることができる光変調器、光変調器用基板、光変調器の製造方法及び光変調器用基板の製造方法を提供する。
実施形態に係る光変調器を例示した斜視図である。 実施形態に係る光変調器を例示した断面図であり、図1のII-II線の断面を示す。 実施形態に係る光変調器用基板を例示した斜視図である。 ニオブ酸リチウム結晶の基板の異常光屈折率nを例示した図であり、横軸は、結晶カットの角度を示し、縦軸は異常光屈折率nを示す。 Yカットニオブ酸リチウム結晶の基板の電気光学定数を例示したグラフであり、横軸は、Z軸とのなす角度を示し、縦軸は、電気光学定数を示す。 実施形態に係る光変調器において、ベース基板上に配置された導波路基板の屈折率を例示したグラフであり、横軸は、導波路基板の厚さを示し、縦軸は、異常光屈折率nの実効屈折率を示す。 実施形態に係る光変調器において、ウェハー状の光変調器用基板を例示した上面図である。 実施形態に係る光変調器において、リッジ構造の幅及び厚さに対するカットオフ特性をシミュレーションする場合の解析モデルを例示した図である。 実施形態に係る光変調器において、リッジ構造の幅及び厚さに対するカットオフ特性をシミュレーションにより求めた結果を例示したグラフであり、横軸は、リッジ構造の幅を示し、縦軸は、リッジ構造の厚さを示す。 実施形態に係る光変調器において、リッジ構造の幅及び厚さに対するカットオフ特性をシミュレーションにより求めた結果を例示したグラフであり、横軸は、リッジ構造の幅を示し、縦軸は、リッジ構造の厚さを示す。 実施形態に係る光変調器において、導波光のモード分散曲線をシミュレーションにより求める場合の解析モデルを例示した図である。 実施形態に係る光変調器において、導波光のモード分散曲線を例示したグラフであり、横軸は、導波路の厚さを示し、縦軸は実効屈折率を示す。 実施形態に係る光変調器において、導波光のモード分散曲線を例示したグラフであり、横軸は、導波路の厚さを示し、縦軸は実効屈折率を示す。 (a)及び(b)は、実施形態及び変形例に係る光変調器において、スラブ部の厚さと出力光の強度との関係をBPM解析によりシミュレーションする場合の解析モデルを例示した図である。 実施形態に係る光変調器において、スラブ部の厚さと出力光の強度との関係をシミュレーションした結果を例示したグラフであり、横軸は、スラブ部の厚さを示し、縦軸は、規格化した出力光の強度を示す。 (a)~(c)は、実施形態に係る光変調器において、電界分布をシミュレーションした結果を例示した図であり、(a)は、スラブ部の厚さが1.0[μm]の領域1の場合を示し、(b)は、スラブ部の厚さが3.0[μm]の領域2の場合を示し、(c)は、スラブ部の厚さが-1.5[μm]の領域3の場合を示す。 実施形態に係る光変調器において、領域1の場合における電界分布のシミュレーション結果を例示した斜視図である。 実施形態に係る光変調器において、光変調器用基板の製造方法を例示したフローチャート図である。 実施形態に係る光変調器において、ベース基板及び導波路基板に用いられる結晶を育成する結晶育成装置を例示した図である。 (a)~(e)は、実施形態に係る光変調器において、ベース基板及び導波路基板に用いられる結晶の育成方法を例示した図である。 (a)~(e)は、実施形態に係る光変調器において、ベース基板及び導波路基板の加工方法を例示した図である。 実施形態に係る光変調器の製造方法を例示したフローチャート図である。 実施形態に係る光変調器の製造方法を例示した工程図である。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施形態)
実施形態に係る光変調器を説明する。まず、光変調器の構成及び各部材を説明する。その後、光変調器の動作を説明し、光変調器に用いられる光変調器用基板の製造方法及び光変調器の製造方法を説明する。
<光変調器の構成>
図1は、実施形態に係る光変調器を例示した斜視図である。図2は、実施形態に係る光変調器を例示した断面図であり、図1のII-II線の断面を示す。図3は、実施形態に係る光変調器用基板を例示した斜視図である。図1~図3に示すように、光変調器1は、ベース基板10、導波路基板20、電極40を含んでいる。ベース基板10及び導波路基板20を合わせて、光変調器用基板30という。以下、光変調器1を構成する各部材を説明する。
<光変調器用基板>
光変調器用基板30は、ベース基板10及びベース基板10上に配置された導波路基板20を含んでいる。ベース基板10は、例えば、矩形の平板状であり、平らな上面11を有している。導波路基板20は、例えば、矩形の平板状であり、ベース基板10の上面11上に配置されている。導波路基板20は、上面21にリッジ構造24を有している。ベース基板10と導波路基板20とは接合している。具体的には、導波路基板20の下面22は、ベース基板10の上面11に接合されている。例えば、ベース基板10および導波路基板20は共有結合することにより接合している。
ベース基板10および導波路基板20は同一の材質からなるのが好ましい。例えば、ベース基板10及び導波路基板20は、ニオブ酸リチウム(LiNbO)からなる。なお、ベース基板10上に導波路基板20を配置させることができれば、ベース基板10及び導波路基板20の形状は、矩形に限らない。また、ベース基板10及び導波路基板20の材質は、ニオブ酸リチウムに限らず、タンタル酸リチウム(LiTaO)等でもよい。
ここで、ベース基板10および導波路基板20は同一の材質からなるとは、ベース基板10および導波路基板20が同一の材質を含み、なおかつ、同一の材質以外の不可避的な他の材質を含んでもよいことを意味する。また、ベース基板10及び導波路基板20は、ニオブ酸リチウムからなるとは、ベース基板10及び導波路基板20がニオブ酸リチウムを含み、なおかつ、ニオブ酸リチウム以外の不可避的な材質を含んでもよいことを意味する。
<ニオブ酸リチウム結晶:結晶カット>
図3に示すように、ベース基板10及び導波路基板20がニオブ酸リチウム結晶からなる場合には、ベース基板10及び導波路基板20は、所定の結晶カットの角度を有している。ニオブ酸リチウム結晶は、X軸、Y軸及びZ軸の結晶軸を有している。Z軸が光学軸である。光学軸であるZ軸と平行な偏光(Z軸と平行に電界振幅を有する光)が感受する異常光屈折率nは、2.202であり、Z軸と直交した偏光(Y軸と平行に電界振幅を有する光)が感受する常光屈折率nは、2.286である。
Y軸及びZ軸を含むYZ平面内において、+Y軸とのなす角度θが64[°]の方向を、64°Y方向と呼ぶ。なお、角度θは、YZ平面内において、+X軸方向に進むネジの回転方向に+Y軸から計った角度とする。また、64°Y方向に直交した面が切断面となるように切断したニオブ酸リチウム結晶の基板を64°YLN基板と呼ぶ。すなわち、64°YLN基板の結晶カットの角度は64[°]であり、64°YLN基板の上面に直交する方向は64°Y方向である。
同様に、YZ平面内において、+Y軸とのなす角度θが128[°]の方向を、128°Y方向と呼び、128°Y方向に直交した面が切断面となるように切断したニオブ酸リチウム結晶の基板を128°YLN基板と呼ぶ。すなわち、128°YLN基板の結晶カットの角度は128[°]であり、128°YLN基板の上面に直交する方向は、128°Y方向である。
さらに言えば、Y軸方向に直交した面が切断面となるように切断したニオブ酸リチウム結晶の基板をYカットLN基板といい、YカットLN基板の上面に直交する方向は、Y軸方向である。Z軸方向に直交した面が切断面となるように切断したニオブ酸リチウム結晶の基板をZカットLN基板といい、ZカットLN基板の上面に直交する方向は、Z軸方向である。
図4は、ニオブ酸リチウム結晶の基板の異常光屈折率nを例示した図であり、横軸は、結晶カットの角度を示し、縦軸は異常光屈折率nを示す。すなわち、縦軸はその結晶カット基板の上面に直交する方向と平行な偏光が感受する屈折率を示している。図4に示すように、ニオブ酸リチウム結晶の基板の異常光屈折率nは、結晶カットの角度が0[°]の場合に、2.286であり、Y軸の常光屈折率nを示す。ニオブ酸リチウム結晶の基板の異常光屈折率nは、結晶カットの角度が0~90[°]の間では、角度が大きくなるほど小さくなる。例えば、結晶カットの角度が64[°]の場合には、異常光屈折率nは、2.218である。なお、異常光屈折率nを単に、屈折率ともいう。
結晶カットの角度が90[°]の場合には、異常光屈折率nは、2.202である。ニオブ酸リチウム結晶の基板の屈折率は、結晶カットの角度が90~180[°]の間では、結晶カットの角度が大きくなるほど大きくなる。結晶カットの角度が128[°]の場合には、異常光屈折率nは、2.233である。
<ベース基板:結晶カット及び屈折率>
本実施形態において、ベース基板10の結晶カットの角度は、例えば、57[°]~123[°]である。この場合には、異常光屈折率nは、2.202~2.226である。ベース基板10の結晶カットを、このような角度とすることにより、ベース基板10の屈折率が、導波路基板20の屈折率よりも大きくならない範囲とすることができる。よって、導波路基板20に導波光を伝搬させることができる。好ましくは、ベース基板10の結晶カットの角度は、64[°]であり、異常光屈折率nは、2.218である。この場合には、ベース基板10の上面11は、64°Y方向に直交している。
<導波路基板:結晶カット及び屈折率>
導波路基板20の結晶カットの角度は、例えば、124~132[°]である。この場合には、異常光屈折率nは、2.227~2.239である。導波路基板20の結晶カットを、このような角度とすることにより、ベース基板10の屈折率が導波路基板20の屈折率よりも大きくならない範囲で、且つ導波路基板20の電気光学定数が0[°](Z軸)よりも大きい範囲とすることができる。好ましくは、導波路基板20の結晶カットの角度は、128[°]であり、異常光屈折率nは、2.233である。この場合には、導波路基板20の上面11は、128°Y方向に直交している。
このように、ベース基板10および導波路基板20の結晶カットの角度は異なっている。そして、導波路基板20の屈折率はベース基板10の屈折率よりも大きい。
<導波路基板:電気光学定数>
導波路基板20は、電気光学効果を有している。電気光学効果とは、例えば、ポッケルス効果等のように、光が電場および電場の影響を受けている物質と作用する時に発生する現象をいう。例えば、導波路基板20に対して電場をかけると、導波路基板20の屈折率が変化すること等である。
図5は、Yカットニオブ酸リチウム結晶の基板の電気光学定数を例示したグラフであり、横軸は、Z軸とのなす角度を示し、縦軸は、電気光学定数を示す。一般的に、非線形光学部材の電気光学定数は、結晶の方位によって変化する。例えば、Z軸とのなす角度が0[°]、すなわち、Z軸方向の電気光学定数r33(30.8)は大きい。図5に示すように、Yカットニオブ酸リチウム結晶の基板の場合には、電気光学定数r 33は、+Z軸とのなす角度が20~45[°]の場合に、32.5~34[pm/V]という高い値を示している。特に、+Z軸とのなす角度が38[°]の場合には、33.58という高い値を示している。+Z軸とのなす角度が20~45[°]の場合とは、+Y軸とのなす角度が110~135[°]の場合に相当する。また、+Z軸とのなす角度が38[°]の場合とは、+Y軸とのなす角度が128[°]の場合に相当する。本実施形態に係る導波路基板20の結晶カットの角度は、電気光学定数が0[°](Z軸)よりも大きい範囲で、且つ、導波路基板20の屈折率が、ベース基板10の屈折率よりも大きい範囲となっている。
図6は、実施形態に係る光変調器1において、ベース基板10上に配置された導波路基板20の屈折率を例示したグラフであり、横軸は、導波路基板20の厚さを示し、縦軸は、異常光屈折率nの実効屈折率(導波する光が感受する屈折率)を示す。図6には、プリズムカプラ法の模式図も示している。ベース基板10は、64°YLN基板である。導波路基板20は、128°YLN基板である。実線は0次モードTM及び1次モードTMのシミュレーション結果を示す。黒丸は、厚さが2.5[μm]の導波路基板20を用いた測定値を示す。測定は、プリズムカプラ法を用いている。プリズムカプラ法は、導波路基板20の実効屈折率を、プリズム45を介して測定する方法である。具体的には、回転ステージ46上に配置させた光変調器用基板30における導波路基板20側にプリズム45を配置させ、He-Neレーザ47を照射させながら入射角を変化させることにより、光が導波する時の実効屈折率を測定する。
図6に示すように、導波路基板20内に、0次モードTM及び1次モードTMが確認される。このように、光変調器用基板30は、プレーナ光導波路として機能することを確認することができる。よって、同種接合構造をチャネル光導波路に適用させることにより、低損失な導波路とすることができる。
<導波路基板:リッジ構造>
図2に示すように、導波路基板20は、例えば、上面21にリッジ構造24を有している。リッジ構造24は、上面21から突出した凸部が上面21においてレール状に延びた構造である。リッジ構造24以外の導波路基板20の部分をスラブ部25という。リッジ構造24の上面241及びスラブ部25の上面251は、例えば、平面である。
図7は、実施形態に係る光変調器1において、ウェハー状の光変調器用基板30を例示した上面図である。図7に示すように、ウェハー状の光変調器用基板30は、ウェハー状のベース基板10上に配置されたウェハー状の導波路基板20を含んでいる。導波路基板20の上面21には、複数のリッジ構造24が形成されている。ウェハー状の光変調器用基板30は、所定の工程を経て、切断線35により複数のチップ状の光変調器用基板30に切断される。
なお、単に、変調器用導基板30という場合には、ウェハー状の光変調器用基板30及びチップ状の光変調器用基板30の両方を示している。どちらか特定する場合には、ウェハー状の光変調器用基板30またはチップ状の光変調器用基板30と区別する。ベース基板10及び導波路基板20も同様に、区別する場合には、ウェハー状またはチップ状を付加する。
上面21側から見て、導波路基板20の上面21には、一方向に延びたリッジ構造24がY字状に分岐したY字部24yと、一方向に延びた2つのリッジ構造24が平行に並ぶ平行部24pとを含んでいる。
<導波路>
導波路基板20には、光変調を行うための導波路23が形成されている。すなわち、導波路23は、導波路基板20内に形成されている。導波路基板20がリッジ構造24を有している場合には、導波路23は、リッジ構造24内に形成されている。導波路23は、導波光を伝搬させる。
<電極>
導波路23に電圧を印加するための電極40は、導波路23の近傍に配置されている。例えば、電極40は、リッジ構造24上に配置されている。なお、電極40は、導波路23に電圧を印加することができれば、リッジ構造24上に配置されていなくてもよく、隣り合うリッジ構造の間に配置されてもよい。
<その他>
導波路基板20の一端には、導波路23に接続された入力端子26が接続されている。また、導波路基板20の他端には、導波路23に接続された出力端子27が接続されている。
<動作>
次に、実施形態に係る光変調器1の動作を説明する。まず、光変調器1の動作の例として、電気信号を光信号に変換する電気-光信号の変換を説明する。その後、リッジ構造における導波路の動作シミュレーション、導波光のモード分散曲線のシミュレーション及びBPM解析シミュレーションを説明する。
<電気-光信号の変換>
光変調器1の入力端子26から入力された入力光は、Y字部24yにおいて分岐される。例えば、分岐された各入力光は、1/2となる。分岐された入力光は、平行部24pにおける2つの導波路を通過する。そして、再び、Y字部24yにおいて合流する。合流した光は、出力端子27から出力される。
平行部24pにおける2つの導波路23上にはそれぞれ電極40が配置されている。一方の導波路23上の電極40と、他方の導波路23上の電極40との間の電極間電圧が、例えば、所定の電圧Vの場合には、2つの導波路23に位相差が生じないようにする。具体的には、屈折率を変化させて、2つの導波路23に位相差が生じないようにする。そうすると、出力側のY字部24yにおいて合流した光は足し合って1になる。一方、電極間電圧が、例えば、所定の電圧Vの場合には、2つの導波路23に位相差が生じるようにする。具体的には、電圧Vにより屈折率を変化させて、2つの導波路23に180[°]の位相差が生じるようにする。そうすると、出力側のY字部24yにおいて合流した光は互いに打ち消しあう。これにより、出力端子27から出力される光は0になる。
例えば、電極間電圧を、電圧V及び電圧Vを用いて変化させると、出力端子27から出力される出力光を、0及び1のパルス信号とすることができる。これにより、光変調器1は、入力光を用いて、電気信号を光信号に変換することができる。
<リッジ構造における導波路の動作シミュレーション>
図8は、実施形態に係る光変調器1において、リッジ構造24の幅W及び厚さHに対するカットオフ特性をシミュレーションする場合の解析モデルを例示した図である。図8に示すように、64°YLN基板上に、128°YLN基板が配置されているとする。64°YLN基板の異常光屈折率nは、2.218であり、128°YLN基板の異常光屈折率nは、2.233である。リッジ構造24は、128°YLN基板により形成されているとする。リッジ構造24の幅Wは、ベース基板10の上面11に平行な面内において、リッジ構造24が延びる方向に直交する方向の長さである。リッジ構造24の厚さHは、上面11に直交する方向において、導波路基板20の下面22からリッジ構造24の上面241までの長さである。リッジ構造24の上方及び側方は、屈折率が1の空気で覆われているとする。
図9及び図10は、実施形態に係る光変調器1において、リッジ構造24の幅W及び厚さHに対するカットオフ特性をシミュレーションにより求めた結果を例示したグラフであり、横軸は、リッジ構造24の幅Wを示し、縦軸は、リッジ構造24の厚さHを示す。シミュレーションに用いた導波光の波長λは、図9では、0.633[μm]であり、図10では、1.55[μm]である。
図9に示すように、導波光の波長λが0.633[μm]の場合には、斜線部分において、0次モードTMのみがシングルモード伝搬する。伝搬条件としては、リッジ構造24の幅Wが2.0[μm]であり、厚さTが2.0[μm]であることが好ましい。図10に示すように、導波光の波長λが1.55[μm]の場合には、伝搬条件としては、リッジ構造24の幅Wが5.0[μm]であり、厚さTが5.0[μm]であることが好ましい。
<導波光のモード分散曲線のシミュレーション>
次に、リッジ構造24における導波路23の厚さと実効屈折率との関係を導く。図11は、実施形態に係る光変調器において、導波光のモード分散曲線をシミュレーションにより求める場合の解析モデルを例示した図である。図11に示すように、下から、64°YLN基板、128°YLN基板及び空気を積層した解析モデルを用いて、導波路23となる128°YLN基板の厚さHに対する実効屈折率の関係を導く。
図12及び図13は、実施形態に係る光変調器1において、導波光のモード分散曲線を例示したグラフであり、横軸は、導波路23の厚さHを示し、縦軸は実効屈折率を示す。導波光の波長λは、図12では、0.633[μm]であり、図13では、1.55[μm]である。
図12に示すように、導波光の波長λが0.633[μm]の場合には、導波路23として機能する128°YLN基板の厚さHが0.6[μm]よりも小さいと、0次モードTMは伝搬せず、カットオフとなっている。また、厚さHが1.8[μm]より大きくなると、1次モードTMが発生している。図13に示すように、導波光の波長λが1.55[μm]の場合には、導波路23として機能する128°YLN基板の厚さが1.5[μm]よりも小さいと、0次モードTMは伝搬せず、カットオフとなっている。また、厚さHが4.5[μm]より大きくなると、1次モードTMが発生している。
<BPM解析シミュレーション>
図14(a)及び(b)は、実施形態及び変形例に係る光変調器において、スラブ部25の厚さと出力光の強度との関係をBPM(Beam Propagation Method)解析によりシミュレーションする場合の解析モデルを例示した図である。図14(a)に示すように、本実施形態1に係る光変調器1のリッジ構造24は、幅W及び厚さHを有している。また、スラブ部25の厚さhは、ベース基板10の上面11に直交する方向において、導波路基板20の下面22とスラブ部25の上面251との間の長さである。なお、図20(b)に示すように、変形例に係る光変調器1aは、リッジ構造24a以外に、スラブ部25を有していない。この場合には、ベース基板10の上面11に直交する方向において、リッジ構造24aの下面22からベース基板10の上面11までの長さ、すなわち、ベース基板10の上面11とリッジ構造24aの下面22との間に残存する部分の厚さを-hで表す。
図15は、実施形態に係る光変調器1において、スラブ部25の厚さhと出力光の強度との関係をシミュレーションした結果を例示したグラフであり、横軸は、スラブ部25の厚さhを示し、縦軸は、規格化した出力光の強度を示す。導波光の波長λは、1.55[μm]である。リッジ構造24の幅Wを5[μm]とし、厚さHを5[μm]とする。
図15に示すように、スラブ部25の厚さhが、0~1.5[μm]の領域1では、規格化した出力光の強度は、1または1に近い値になっている。厚さh=0において、規格化した光出力の強度は1であり、図15において、最も大きい。領域1では、スラブ部25の厚さは、カットオフする範囲の厚さを示している。よって、スラブ部25に漏洩する導波光を低減することができる。これにより、導波光は、リッジ構造24内を伝搬するので、出力光の強度を大きくすることができる。
スラブ部25の厚さhが1.5~5[μm]の領域2では、スラブ部25の厚さhが大きくなるほど、規格化した出力光の強度は、小さい。領域2では、スラブ部25の厚さhは、カットオフする範囲の厚さよりも大きい。このため、導波光は、スラブ部25に漏洩する。よって、出力光の強度が小さくなる。スラブ部25の厚さhが0より小さい0~-2.5[μm]の領域3では、規格化した出力光の強度は、0.8程度に低くなっている。
このように、リッジ構造24を形成するためのエッチング後に、スラブ部25を厚さhだけ残す構造にすることが好ましい。そして、厚さhをカットオフする範囲の厚さにすることが好ましい。厚さhが0[μm]の場合には、最大値を示すが、領域3にずれる恐れがある。よって、厚さhは、0よりも大きい厚さhであって、カットオフする範囲の厚さにすることが好ましい。
図16(a)~(c)は、実施形態に係る光変調器1において、電界分布をシミュレーションした結果を例示した図であり、(a)は、スラブ部25の厚さhが1.0[μm]の領域1の場合を示し、(b)は、厚さhが3.0[μm]の領域2の場合を示し、(c)は、厚さhが-1.5[μm]の領域3の場合を示す。図17は、実施形態に係る光変調器1において、領域1の場合における電界分布のシミュレーション結果を例示した斜視図である。用いた導波光の波長λは、1.55[μm]であり、ベース基板10の幅は、20[μm]であり、導波路23の長さは、2000[μm]である。
図16(a)及び図17に示すように、領域1の場合には、導波路23に電界が集中しているので、導波路23以外への導波光の漏洩が少ない。よって、導波光の伝搬損失を低減することができる。
一方、図16(b)に示すように、領域2の場合には、導波路23からスラブ部25へ導波光が漏洩するため、導波路23の電界が低くなっている。よって、導波光の伝搬損失を低減することができない。図16(c)に示すように、領域3の場合には、導波路23における電界分布が一様でなく、導波光の伝搬が不安定となっている。よって、領域1の場合、すなわち、スラブ部25の厚さhが0よりも大きい厚さhであって、カットオフする厚さが好ましい。
<製造方法>
次に、実施形態に係る光変調器1の製造方法を説明する。まず、光変調器用基板30の製造方法を説明する。その後、光変調器用基板30を用いた光変調器1の製造方法を説明する。
<光変調器用基板の製造方法>
図18は、実施形態に係る光変調器において、光変調器用基板30の製造方法を例示したフローチャート図である。図18のステップS11に示すように、ベース基板10を準備する。具体的には、例えば、ニオブ酸リチウムからなるベース基板10を準備する。ベース基板10の結晶カットの角度は、例えば、57[°]~123[°]であり、さらに好ましくは、64[°]である。ベース基板10の厚さは、例えば、0.35[mm]である。
次に、ステップS12に示すように、導波路基板20を準備する。具体的には、例えば、ニオブ酸リチウムからなる導波路基板20を準備する。このように、ベース基板10及び導波路基板20を同一の材質から構成してもよい。導波路基板20の結晶カットの角度は、例えば、124~132[°]であり、好ましくは、128[°]である。よって、ベース基板10および導波路基板20の結晶カットの角度は異なっている。
導波路基板20の屈折率を、ベース基板10の屈折率よりもが大きくする。例えば、ベース基板10および導波路基板20の結晶カットの角度が異なるようにすることで、導波路基板20の屈折率をベース基板10よりも大きくする。また、電気光学効果を有する導波路基板20を準備する。よって、導波路基板20内に、光変調を行うための導波路を形成することが可能である。導波路基板20の厚さは、例えば、0.2[mm]である。
図19は、実施形態に係る光変調器において、ベース基板10及び導波路基板20に用いられる結晶を育成する結晶育成装置を例示した図である。図19に示すように、ベース基板10及び導波路基板20に用いられる結晶は、結晶育成装置50によって形成される。結晶育成装置50は、例えば、チョクラルスキー法(Czochralski法、CZ法という。)を用いて結晶を育成する。結晶育成装置50は、坩堝51、ヒータ52、種結晶53を備えている。坩堝51は、育成する結晶の原料54を収容する。ヒータ52は、坩堝51に収容された原料54を溶融させ、融液55を形成させる。種結晶53は、融液55から結晶56を育成するための基になるものである。
図20(a)~(e)は、実施形態に係る光変調器1において、ベース基板10及び導波路基板20に用いられる結晶の育成方法を例示した図である。図20(a)に示すように、坩堝51内にベース基板10の原料54を投入する。そして、ヒータ52を用いて坩堝51を加熱する。これにより、坩堝51内に投入された原料54を溶融させ、融液55を形成する。
次に、図20(b)に示すように、坩堝51内において形成された融液55に種結晶53を接触させる。例えば、種結晶53として、64°Y方向に直交した面を有する結晶を用いる。そして、64°Y方向に直交した面を融液55の上面に接触させる。これにより、64°Y方向に延びたインゴット結晶を育成することができる。また、種結晶として、128°Y方向に直交した面を有する結晶を用いる。そして、128°Y方向に直交した面を融液55の上面に接触させる。これにより、128°Y方向に延びたインゴット結晶を育成することができる。
なお、種結晶は、64°Y方向に直交した面及び128°Y方向に直交した面を有する結晶に限らない。また、育成するインゴット結晶も、64°Y方向及び128°Y方向に延びたものに限らない。これら以外の方向に延びたインゴット結晶から、64°YLN基板及び128°YLN基板を切断してもよい。しかしながら、その場合には、基板に用いられない部分が多くなるので、64°Y方向及び128°Y方向に延びたインゴット結晶を育成することが望ましい。
次に、図20(c)に示すように、種結晶53を回転させながら、ゆっくりと上昇させる。また、引上げ速度等を制御することにより、所望の直径になるようにする。例えば、インゴットの直径がφ4[inch]より大きくする。次に、図20(d)に示すように、所望の直径を維持しながら、融液55から結晶56を引き上げる。
次に、図20(e)に示すように、所望の長さになったら結晶56を融液55から離す。これにより、種結晶53と同一方位の単結晶を得ることができる。
図21(a)~(e)は、実施形態に係る光変調器において、ベース基板10及び導波路基板20の加工方法を例示した図である。図21(a)に示すように、インゴット状の結晶56の直径が均一になるように、結晶56の外周を研削する。そして、例えば、ワイヤーソーを用いて、厚さが1[mm]以下のウェハー状になるように、結晶56をスライスする。
これにより、図21(b)に示すように、スライスウェハー57が形成される。次に、図21(c)に示すように、スライスウェハー57の両面を平行に整えながら、所定の厚さになるように、ラッピングを行う。これにより、ラップウェハー58が形成される。次に、図21(d)に示すように、機械加工による加工変質層を除去するために化学的なエッチングを行う。これにより、エッチウェハー59が形成される。
次に、図21(e)に示すように、ウェハー表面の凹凸をならし、平坦度の高い鏡面にするため、例えば、コロイダルシリカ砥粒を用いてメカノケミカル研磨(Chemical Mechanical Polishing、CMPという。)を行う。次に、洗浄及び検査を行い、ウェハーが製造される。このようにして、ベース基板10及び導波路基板20を準備する。
次に、図18のステップS13に示すように、ベース基板10上に導波路基板20を接合する。例えば、ベース基板10の上面11と、導波路基板20の下面22とが対向するように位置を合わせる。そして、ベース基板10の上面11と、導波路基板20の下面とを重ね合わせて接合させる。接合させた後、ベース基板10および導波路基板20は共有結合してもよい。接合させる際には、ベース基板10及び導波路基板20は、低真空中で行われるのが望ましい。また、ベース基板10の上面11と、導波路基板20の下面22とを重ね合わせて後で、導波路基板20をベース基板10に押し付けてもよい。
次に、図18のステップS14に示すように、ベース基板10及び導波路基板20に熱処理を行う。例えば、接合させたベース基板10及び導波路基板20に、100~150[℃]の温度において、8[時間]程度の熱処理を行ってもよい。これにより、接合強度を向上させることができる。なお、熱処理温度及び熱処理時間は、ベース基板10及び導波路基板20の特性に合わせて最適化する。また、接合させた基板同士の剥がれを防止するためにエッジトリミングを行ってもよい。
次に、図18のステップS15に示すように、導波路基板20を研磨する。具体的には、導波路基板20の上面21を研削して、導波路基板20を所定の厚さにする。例えば、導波光が伝播するように、2.5[μm]または5[μm]等の厚さにする。そして、導波路基板20の上面21をCMPにより研磨を行い平坦にする。このようにして、光変調器用基板30を製造することができる。
<光変調器の製造方法>
次に、光変調器用基板30を用いた変調器の製造方法を説明する。図22は、実施形態に係る光変調器1の製造方法を例示したフローチャート図である。図23は、実施形態に係る光変調器1の製造方法を例示した工程図である。
図22のステップS21及び図23(a)に示すように、光変調器用基板30を準備する。具体的には、ベース基板10上に電気光学効果を有する導波路基板20を接合して形成された光変調器用基板30を準備する。なお、図23(b)に示すように、光変調器用基板30は、ベース基板10上に導波路基板20を接合した後に、導波路基板20の上面21を研磨したものでもよい。
次に、図22のステップS22及び図23(c)に示すように、リッジ構造24を形成する。具体的には、導波路基板20に、光変調を行うための導波路23となるリッジ構造24を形成する。例えば、導波路基板20上にリッジ構造24のパターンが形成されたマスクを配置させてエッチングを行うことにより、リッジ構造24を形成する。エッチングは、例えば、イオンミリングにより行ってもよい。リッジ構造24を形成する際には、導波路23を導波光が伝搬するような幅W及び厚さHにする。例えば、シミュレーションにより、リッジ構造24の幅W及び厚さHを最適化する。例えば、リッジ構造24の幅Wを5[μm]、厚さHを5[μm]としてもよい。
次に、図22のステップS23及び図23の(d)に示すように、光変調器用基板30を切断する。具体的には、切断線35に沿ってウェハー状の光変調器用基板30を切断する。次に、図22のステップS24に示すように、光変調器用基板30の端面を研磨する。具体的には、切断されたチップ状の光変調器用基板30の端面を研磨し、入力端子26及び出力端子27と、導波路23とが接続できるようにする。
次に、図22のステップS25に示すように、電極40を形成する。具体的には、例えば、リッジ構造24上に、導波路23に対し電圧を印加するための電極40を形成する。その後、電極40への配線、入力端子26及び出力端子27の形成等、所定の工程を経て、光変調器1が製造される。
次に、本実施形態の効果を説明する。
本実施形態の光変調器1においては、同一の材質からなるベース基板10及び導波路基板20を用いている。よって、導波路基板20の屈折率を、ベース基板10の屈折率よりも大きくしつつ、導波路基板20とベース基板10との屈折率の差を小さくすることができる。これにより、導波路内を伝搬する光の全反射角を浅くすることができるため伝搬損失を低減することができる。また、導波路23を形成するために、チタン等の不純物が不要なので、不純物による伝搬損失を抑制することができる。
また、導波路基板20における大きな電気光学定数を使用することができ、低駆動電圧化することができる。例えば、導波路基板20として、128°YLN基板(r33=33.6×10-12[m/V])を用いることにより、Zカット基板(r33=30.8×10-12[m/V])に比べ、効率を9%も向上させることができる。さらに、ベース基板10として同一の材質からなる64°YLN基板を用いることで、ベース基板10からの電気光学効果も受けることが期待できるためより大きな電気光学効果が得られる。
また、導波路23をリッジ構造24内に形成することにより、シングルモードTMの導波光を伝搬させることができる。例えば、リッジ構造24の幅W及び厚さHを制御することにより、出力光の強度を大きくすることができる。また、導波路23以外の部分への導波光の漏洩を抑制することができる。
ベース基板10および導波路基板20の結晶カットの角度を異ならせることにより、導波路基板20の屈折率をベース基板10の屈折率よりも大きくすることができる。よって、所望の屈折率にすることができ、電気光学定数を所望の値にすることができる。
ベース基板10及び導波路基板20を接合させることにより、導波路23を形成することができる。よって、チタン等を拡散させる高温で長時間の熱処理を不要とすることができ、導波光の伝搬を損失させるような不純物の導入を抑制することができる。また、高温で長時間の熱処理にかかる製造コストを低減することができる。また、導波路基板20をベース基板10上にエピタキシャル成長する必要がないので、エピタキシャル成長にかかる製造コストを不要とすることができる。
ベース基板10及び導波路基板20を共有結合させることにより、接合強度を大きくすることができる。さらに、ベース基板10及び導波路基板20を同一の材質を用いることにより接合時の応力歪を最小にでき、基板の反りや割れが発生しないより強固な接合が可能になる。よって、導波路基板20の上面21の研磨及びリッジ構造の加工等を精度よく行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1、1a 光変調器
10 ベース基板
11上面
20 導波路基板
21 上面
22 下面
23 導波路
24、24a リッジ構造
24y Y字部
24p 平行部
25 スラブ部
26 入力端子
27 出力端子
30 光変調器用基板
35 切断線
40 電極
45 プリズム
46 回転ステージ
47 レーザ
50 結晶育成装置
51 坩堝
52 ヒータ
53 種結晶
54 原料
55 融液
56 結晶
57 スライスウェハー
58 ラップウェハー
59 エッチウェハー
241 上面
251 上面

Claims (15)

  1. 以下を含む光変調器:
    ベース基板;
    前記ベース基板の上面上に配置された、電気光学効果を有する導波路基板;
    前記導波路基板に形成された、光変調を行うための導波路;および
    前記導波路に電圧を印加するための電極、
    ここで、
    前記ベース基板および前記導波路基板は同一の材質からなり、
    前記導波路は前記導波路基板内に形成され、
    前記導波路基板の屈折率は前記ベース基板の屈折率よりも大きく、
    前記ベース基板および前記導波路基板はニオブ酸リチウムからなり、
    前記ベース基板の結晶カットの角度は57[°]~123[°]であり、
    前記導波路基板の結晶カットの角度は124[°]~132[°]であり、
    前記結晶カットの角度は、前記ベース基板及び前記導波路基板の上面に直交する方向を前記ニオブ酸リチウムの結晶軸の角度を用いて示したものであり、
    前記角度は、
    前記ニオブ酸リチウムの結晶軸を、X軸、Y軸及びZ軸とし、
    前記ニオブ酸リチウムの光学軸を、前記Z軸とした場合に、
    前記Y軸及び前記Z軸を含むYZ平面内において、+X軸方向に進むネジの回転方向に+Y軸から計った角度である。
  2. 前記導波路基板はリッジ構造を有し、
    前記導波路は前記リッジ構造内に形成され、
    前記電極は前記リッジ構造上に配置されている請求項1に記載の光変調器。
  3. 前記ベース基板の結晶カットの角度は64[°]であり、
    前記導波路基板の結晶カットの角度は128[°]である請求項1または2に記載の光変調器。
  4. 前記ベース基板および前記導波路基板は共有結合している請求項1からのいずれか1項に記載の光変調器。
  5. 以下を含む光変調器用基板:
    第1の基板;
    前記第1の基板の上面上に配置された、光変調を行うための導波路が形成される、電気光学効果を有する第2の基板、
    ここで、
    前記第1および第2の基板は同一の材質からなり、
    前記第2の基板の屈折率は前記第1の基板の屈折率より大きく、
    前記第1の基板および前記第2の基板はニオブ酸リチウムからなり、
    前記第1の基板の結晶カットの角度は57[°]~123[°]であり、
    前記第2の基板の結晶カットの角度は124[°]~132[°]であり、
    前記結晶カットの角度は、前記第1の基板及び前記第2の基板の上面に直交する方向を前記ニオブ酸リチウムの結晶軸の角度を用いて示したものであり、
    前記角度は、
    前記ニオブ酸リチウムの結晶軸を、X軸、Y軸及びZ軸とし、
    前記ニオブ酸リチウムの光学軸を、前記Z軸とした場合に、
    前記Y軸及び前記Z軸を含むYZ平面内において、+X軸方向に進むネジの回転方向に+Y軸から計った角度である。
  6. 前記第1の基板の結晶カットの角度は64[°]であり、
    前記第2の基板の結晶カットの角度は128[°]である請求項に記載の光変調器用基板。
  7. 前記第1の基板および前記第2の基板は共有結合している請求項5または6に記載の光変調器用基板。
  8. 以下の工程を含む、光変調器の製造方法:
    (a)第1の基板の上面上に電気光学効果を有する第2の基板を接合して形成された基板を準備する工程;
    (b)前記第2の基板に、光変調を行うための導波路となるリッジ構造を形成する工程;および
    (c)前記リッジ構造上に、前記導波路に対し電圧を印加するための電極を形成する工程、
    ここで、
    前記第1および第2の基板は同一の材質からなり、
    前記第2の基板の屈折率は前記第1の基板の屈折率より大きく、
    前記第1の基板および前記第2の基板はニオブ酸リチウムからなり、
    前記第1の基板の結晶カットの角度は57[°]~123[°]であり、
    前記第2の基板の結晶カットの角度は124[°]~132[°]であり、
    前記結晶カットの角度は、前記第1の基板及び前記第2の基板の上面に直交する方向を前記ニオブ酸リチウムの結晶軸の角度を用いて示したものであり、
    前記角度は、
    前記ニオブ酸リチウムの結晶軸を、X軸、Y軸及びZ軸とし、
    前記ニオブ酸リチウムの光学軸を、前記Z軸とした場合に、
    前記Y軸及び前記Z軸を含むYZ平面内において、+X軸方向に進むネジの回転方向に+Y軸から計った角度である。
  9. 前記第1の基板の結晶カットの角度は64[°]であり、
    前記第2の基板の結晶カットの角度は128[°]である請求項に記載の光変調器の製造方法。
  10. 前記第1の基板および前記第2の基板は共有結合している請求項8または9に記載の光変調器の製造方法。
  11. 以下の工程を含む、光変調器用基板の製造方法:
    (a)第1の基板を準備する工程;
    (b)前記第1の基板よりも屈折率が大きく、かつ電気光学効果を有する第2の基板を準備する工程;および
    (c)前記第1の基板の上面上に前記第2の基板を接合する工程、
    ここで、
    前記第1および第2の基板は同一の材質からなり、
    前記第2の基板内に、光変調を行うための導波路を形成することが可能であり、
    前記第1の基板および前記第2の基板はニオブ酸リチウムからなり、
    前記第1の基板の結晶カットの角度は57[°]~123[°]であり、
    前記第2の基板の結晶カットの角度は124[°]~132[°]であり、
    前記結晶カットの角度は、前記第1の基板及び前記第2の基板の上面に直交する方向を前記ニオブ酸リチウムの結晶軸の角度を用いて示したものであり、
    前記角度は、
    前記ニオブ酸リチウムの結晶軸を、X軸、Y軸及びZ軸とし、
    前記ニオブ酸リチウムの光学軸を、前記Z軸とした場合に、
    前記Y軸及び前記Z軸を含むYZ平面内において、+X軸方向に進むネジの回転方向に+Y軸から計った角度である。
  12. さらに以下の工程を含む、請求項11に記載の光変調器用基板の製造方法:
    (d)工程(c)の後、前記第1および第2の基板に熱処理を行う工程。
  13. さらに以下の工程を含む、請求項12に記載の光変調器用基板の製造方法:
    (e)工程(c)の後、第2の基板を研磨する工程。
  14. 工程(c)の後、前記第1および第2の基板は共有結合する請求項11から13のいずれか1項に記載の光変調器用基板の製造方法。
  15. 前記第1の基板の結晶カットの角度は64[°]であり、
    記導第2の基板の結晶カットの角度は128[°]である請求項11から14のいずれか1項に記載の光変調器用基板の製造方法。
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