JP2019105704A - レンズユニット - Google Patents

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崇文 花岡
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Abstract

【課題】レンズを保持するレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒の端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントとを備えるレンズユニットにおいて、レンズ鏡筒にアタッチメントを容易に着脱することが可能なレンズユニットを提供する。【解決手段】レンズユニットは、レンズ2を保持するレンズ鏡筒6と、レンズ鏡筒6の端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメント7とを備えている。レンズ鏡筒6は、レンズ鏡筒6の端部にアタッチメント7を取り付けるための磁石11を備え、アタッチメント7は、磁石11に吸引される磁石16を備えている。レンズ鏡筒6には、レンズ2の光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための当接面12bが形成され、当接面12bは、レンズ2の光軸方向に対して傾斜する傾斜面となっている。アタッチメント7には、当接面12bに接触する当接面15bが形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、レンズ鏡筒と、レンズ鏡筒に着脱可能に取り付けられるアタッチメントとを備えるレンズユニットに関する。
従来、後部フィルタ付きの広角レンズが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の広角レンズの鏡筒は、カメラ本体に装着するためのマウント部材と一体で形成される内側固定筒および外側固定筒と、内側固定筒と外側固定筒との間に回転自在に配置される合焦操作筒とを備えている。内側固定筒の内側には、第1合焦筒が配置されている。第1合焦筒の後部の外面には、後部フィルタを保持する後部フィルタホルダーが回動自在に取り付けられている。後部フィルタホルダーの内面には、円周溝が形成されている。この円周溝には、第1合焦筒に固定される後部フィルタホルダー支持ピンが係合している。後部フィルタホルダーの外面には、直進ガイドピンが固定され、後部フィルタホルダーの後端部には、後部フィルタ押えが形成されている。
特許第3771549号公報
特許文献1に記載の広角レンズにおいて、後部フィルタを特性の異なる光学フィルタに交換したい場合には、鏡筒から後部フィルタホルダーを取り外す必要がある。そのため、この広角レンズでは、鏡筒に後部フィルタホルダーを容易に着脱できることが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載の広角レンズでは、後部フィルタホルダーの内面に形成される円周溝に、第1合焦筒に固定される後部フィルタホルダー支持ピンが係合している。そのため、この広角レンズでは、後部フィルタホルダーを取り外すときに、後部フィルタホルダー支持ピンを円周溝から外さなければならず、また、後部フィルタホルダーを取り付けるときに、後部フィルタホルダー支持ピンを円周溝に係合させなければならない。したがって、特許文献1に記載の広角レンズでは、鏡筒に後部フィルタホルダーを容易に着脱することはできない。
そこで、本発明の課題は、レンズを保持するレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒の端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントとを備えるレンズユニットにおいて、レンズ鏡筒にアタッチメントを容易に着脱することが可能なレンズユニットを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のレンズユニットは、レンズを保持するレンズ鏡筒と、レンズの光軸方向におけるレンズ鏡筒の端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントとを備え、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方は、レンズ鏡筒の端部にアタッチメントを取り付けるための永久磁石である第1磁石を備え、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方は、第1磁石に吸引される永久磁石である第2磁石または第1磁石に吸引される軟磁性体を備え、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方には、レンズの光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒に対してアタッチメントを位置決めするための第1当接部が形成され、第1当接部は、レンズの光軸方向に対して傾斜する傾斜面となっており、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方には、第1当接部に接触する第2当接部が形成されていることを特徴とする。
本発明のレンズユニットでは、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方は、レンズ鏡筒の端部にアタッチメントを取り付けるための第1磁石を備え、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方は、第1磁石に吸引される第2磁石または軟磁性体を備えている。すなわち、本発明では、磁気的吸引力によってレンズ鏡筒にアタッチメントが取り付けられている。そのため、本発明では、レンズ鏡筒にアタッチメントを容易に着脱することが可能になる。
また、本発明では、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方に、レンズの光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒に対してアタッチメントを位置決めするための第1当接部が形成され、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方に、第1当接部に接触する第2当接部が形成されている。そのため、本発明では、磁気的吸引力によってレンズ鏡筒にアタッチメントが取り付けられていても、互いに接触する第1当接部と第2当接部とを用いて、レンズの光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒に対してアタッチメントを精度良く取り付けることが可能になる。
さらに、本発明では、第1当接部がレンズの光軸方向に対して傾斜する傾斜面となっている。そのため、本発明では、たとえば、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方に、レンズの光軸方向に平行な外周面を有する第1の円筒部が形成され、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方に、レンズの光軸方向に平行な内周面を有する第2の円筒部が形成されるとともに、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面とによって、レンズの光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒に対してアタッチメントが位置決めされている場合と比較して、レンズ鏡筒にアタッチメントを容易に着脱することが可能になる。
すなわち、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面とによって、レンズの光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒に対してアタッチメントが位置決めされている場合、レンズ鏡筒にアタッチメントを着脱するときに、レンズの光軸方向に対してアタッチメントが傾くと、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面との接触圧が局部的に高くなり、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面とにかじりが生じやすくなる。このようなかじりが生じると、レンズ鏡筒へのアタッチメントの着脱が困難になるため、レンズ鏡筒にアタッチメントを着脱するときに、レンズの光軸方向に対してアタッチメントが傾かないように注意しなければならない。これに対して、本発明では、第1当接部がレンズの光軸方向に対して傾斜する傾斜面となっているため、レンズ鏡筒にアタッチメントを着脱するときに、レンズの光軸方向に対してアタッチメントが傾いても、第1当接部と第2当接部とのかじりの発生を防止することが可能になる。したがって、本発明では、レンズ鏡筒にアタッチメントを着脱するときに、レンズの光軸方向に対してアタッチメントが傾かないように注意する必要がなくなり、その結果、レンズ鏡筒にアタッチメントを容易に着脱することが可能になる。
また、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面とによって、レンズの光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒に対してアタッチメントが位置決めされている場合、アタッチメントをレンズ鏡筒に着脱できるようにするためには、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面との間に僅かなクリアランスを設ける必要がある。第1の円筒部の外周面の外径と第2の円筒部の内周面の内径とを同一とすると、第1の円筒部を第2の円筒部の内周面内に挿入できないためである。しかしながら、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面との間にクリアランスを設けると、クリアランスの分だけ、第1の円筒部と第2の円筒部との中心がずれるおそれがある。これに対して、本発明では、第1当接部が傾斜面となっているため、第2当接部を全体に亘って第1当接部に接触させやすくなる。すなわち、本発明では、第1当接部と第2当接部との間にクリアランス(隙間)がない状態で、アタッチメントをレンズ鏡筒に取り付けることが可能になる。つまり、第2当接部が全体に亘って第1当接部に接触する状態にアタッチメントをレンズ鏡筒に取り付けることが可能になるため、アタッチメントおよびレンズ鏡筒の中心(光軸)を一致させることが可能になる。
本発明において、アタッチメントは、たとえば、光学フィルタを有するフィルタ部品、レンズ鏡筒内での光の反射を抑制するためのフレアカッター、光量を調整するための絞り機構、付加レンズを有するレンズ部品またはレンズキャップである。
本発明において、第2当接部は、レンズの光軸方向に対して傾斜するとともに第1当接部に接触する傾斜面であることが好ましい。このように構成すると、第1当接部と第2当接部との接触面積を広くすることが可能になる。したがって、第1当接部と第2当接部との接触状態を安定させることが可能になる。
本発明において、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方は、レンズの光軸方向から見たときに、レンズの光軸を中心とする円環状に配置される複数の第1磁石を備え、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方は、レンズの光軸方向から見たときに、レンズの光軸を中心とする円環状に配置される第1磁石と同数の第2磁石または軟磁性体を備えることが好ましい。このように構成すると、複数の第1磁石と、複数の第2磁石または軟磁性体とを用いて、レンズ鏡筒へのアタッチメントの取付強度を高めることが可能になる。
本発明において、複数の第1磁石は、レンズの光軸方向から見たときに、レンズの光軸を中心にして等角度ピッチで配置され、複数の第2磁石または軟磁性体は、レンズの光軸方向から見たときに、レンズの光軸を中心にして等角度ピッチで配置されていることが好ましい。このように構成すると、レンズの光軸方向から見たときに、複数の第1磁石と、複数の第2磁石または軟磁性体とが等間隔に配置されるため、アタッチメントとレンズ鏡筒との間に発生する磁気吸引力の、レンズの光軸回りの方向におけるばらつきをなくして、アタッチメントとレンズ鏡筒との間に発生する磁気吸引力をレンズの光軸回りの方向で均一にすることが可能になる。したがって、レンズ鏡筒へのアタッチメントの取付強度をより一層高めることが可能になる。
本発明において、レンズの光軸方向から見たときの第1当接部の形状は、レンズの光軸を曲率中心とする円環状または円弧状となっていることが好ましい。このように構成すると、レンズ鏡筒に取り付けられたアタッチメントを第1当接部を利用してレンズの光軸を中心に回動させることで、第1磁石と、第2磁石または軟磁性体との間の光軸方向の重なり度合いを徐々に減少させて、第1磁石と、第2磁石または軟磁性体との間の磁気的吸引力を弱めることが可能になる。したがって、第1磁石と、第2磁石または軟磁性体との間の磁気的吸引力が比較的強くなっていても、レンズ鏡筒からアタッチメントを容易に取り外すことが可能になる。
本発明において、レンズの光軸方向から見たときの第1当接部の形状は、レンズの光軸を曲率中心とする円環状となっていることが好ましい。このように構成すると、第1当接部が円弧状に形成されている場合と比較して、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方に第1当接部を加工しやすくなる。
本発明において、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方には、レンズの光軸回りの方向でレンズ鏡筒に対してアタッチメントを位置決めするための第1位置決め部が形成され、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方には、第1位置決め部とともにレンズの光軸回りの方向でレンズ鏡筒に対してアタッチメントを位置決めするための第2位置決め部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方において、レンズの光軸方向から見たときにレンズの光軸を中心とする円環状にかつレンズの光軸を中心にして等角度ピッチで複数の第1磁石が配置され、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方において、レンズの光軸方向から見たときにレンズの光軸を中心とする円環状にかつレンズの光軸を中心にして等角度ピッチで複数の第2磁石または軟磁性体が配置されていても、第1位置決め部と第2位置決め部とを用いて、レンズ鏡筒に対して正しい位置にアタッチメントを取り付けることが可能になる。
本発明において、第1位置決め部は、凹部であり、第2位置決め部は、凹部に嵌る凸部であり、凸部は、レンズの光軸方向に突出していることが好ましい。このように構成すると、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか一方において、レンズの光軸方向から見たときにレンズの光軸を中心とする円環状にかつレンズの光軸を中心にして等角度ピッチで複数の第1磁石が配置され、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方において、レンズの光軸方向から見たときにレンズの光軸を中心とする円環状にかつレンズの光軸を中心にして等角度ピッチで複数の第2磁石または軟磁性体が配置されていても、凹部と、凹部に嵌る凸部とを用いて、レンズ鏡筒に対して正しい位置のみにアタッチメントを取り付けることが可能になる。
本発明において、レンズの光軸方向から見たときの凹部の形状は、レンズの光軸を曲率中心とする円弧状となっており、レンズの光軸方向から見たときに、円弧状に形成される凹部のレンズの光軸に対する中心角は、レンズの光軸に対する複数の第1磁石の配置ピッチの角度よりも小さくなっていることが好ましい。このように構成すると、凹部と凸部とを用いて、レンズ鏡筒に対して正しい位置のみにアタッチメントを取り付けることが可能になっていても、レンズ鏡筒に取り付けられたアタッチメントをレンズの光軸を中心に回動させて、第1磁石と、第2磁石または軟磁性体との間の磁気的吸引力を弱めることが可能になる。したがって、凹部と凸部とを用いて、レンズ鏡筒に対して正しい位置のみにアタッチメントを取り付けることが可能になっていても、また、第1磁石と、第2磁石または軟磁性体との間の磁気的吸引力が比較的強くなっていても、レンズ鏡筒からアタッチメントを容易に取り外すことが可能になる。
本発明において、レンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方は、第2磁石を備えることが好ましい。このように構成すると、第1磁石と第2磁石との間の磁気的吸引力によって、レンズ鏡筒にアタッチメントを取り付けることができるため、第1磁石に吸引される軟磁性体をレンズ鏡筒およびアタッチメントのいずれか他方が備えている場合と比較して、レンズ鏡筒へのアタッチメントの取付強度を高めることが可能になる。
本発明において、アタッチメントは、第1磁石を備え、レンズ鏡筒は、軟磁性体を備えていても良い。レンズ鏡筒が第1磁石または第2磁石を備えている場合、万が一、第1磁石または第2磁石に砂鉄等の粉末状の磁性体が付着すると、最悪、高価なレンズ鏡筒が使用できなくなるおそれがあるが、レンズ鏡筒が軟磁性体を備えている場合には、粉末状の磁性体の付着に起因して、高価なレンズ鏡筒が使用できなくなるといった事態を回避することが可能になる。
本発明において、アタッチメントは、たとえば、レンズ鏡筒の反被写体側の端部に着脱可能に取り付けられている。
以上のように、本発明では、レンズを保持するレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒の端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントとを備えるレンズユニットにおいて、レンズ鏡筒にアタッチメントを容易に着脱することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるレンズユニットが使用される撮像装置の概略側面図である。 図1に示すレンズユニットの分解斜視図である。 (A)は、図2(A)のE部の拡大図であり、(B)は、図2(B)のF部の拡大図である。 (A)は、図2に示すレンズ鏡筒の一部およびアタッチメントの断面図であり、(B)、(C)は、(A)のG部の構成を説明するための拡大断面図である。 図3に示す第1磁石、第2磁石、凹部および凸部の配置関係を反被写体側から説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(レンズユニットの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズユニット1が使用される撮像装置3の概略側面図である。図2は、図1に示すレンズユニット1の分解斜視図である。図3(A)は、図2(A)のE部の拡大図であり、図3(B)は、図2(B)のF部の拡大図である。図4(A)は、図2に示すレンズ鏡筒6の一部およびアタッチメント7の断面図であり、図4(B)、(C)は、図4(A)のG部の構成を説明するための拡大断面図である。図5は、図3に示す磁石11、16、凹部12cおよび凸部15dの配置関係を反被写体側から説明するための図である。
本形態のレンズユニット1は、複数のレンズ2を備えており、撮像装置3で使用される。具体的には、レンズユニット1は、撮像装置3のカメラ本体4に着脱可能に取り付けられる交換レンズである。カメラ本体4は、C−MOSイメージセンサ等の撮像素子(図示省略)を備えている。レンズユニット1は、たとえば、バヨネット式の接続機構によってカメラ本体4に着脱可能に取り付けられている。また、レンズユニット1は、全体として略円柱状に形成されており、略円柱状に形成されるレンズユニット1の軸心とレンズ2の光軸Lとが一致している。
レンズ2の光軸Lの方向(光軸方向)の一方側を被写体側とし、被写体側の反対側(光軸方向の他方側)を反被写体側(結像側)とすると、レンズユニット1は、カメラ本体4に対して被写体側に配置され、カメラ本体4は、レンズユニット1に対して反被写体側に配置されている。以下の説明では、被写体側(図1等のZ1方向側)を「前」側とし、反被写体側(図1等のZ2方向側)を「後(後ろ)」側とする。また、以下の説明では、レンズ2の径方向(すなわち、光軸Lに直交する方向)を「径方向」とし、レンズ2の周方向(円周方向、すなわち、レンズ2の光軸L回りの方向)を「周方向」とする。
レンズユニット1は、レンズ2を保持するレンズ鏡筒6と、前後方向(光軸方向)におけるレンズ鏡筒6の端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメント7とを備えている。本形態のアタッチメント7は、光学フィルタ8を有するフィルタ部品である。また、本形態のアタッチメント7は、レンズ鏡筒6の後端部(すなわち、レンズ鏡筒6の反被写体側の端部)に着脱可能に取り付けられている。
レンズ鏡筒6は、レンズ鏡筒6の後端部を構成する円筒状の円筒部10と、レンズ鏡筒6の後端部(すなわち、円筒部10)にアタッチメント7を取り付けるための磁石11と、磁石11を保持する磁石保持部材12とを備えている。磁石11は、永久磁石である。また、磁石11は、たとえば、比較的磁力の強い希土類磁石である。具体的には、磁石11は、ネオジム磁石である。本形態のレンズ鏡筒6は、複数の磁石11を備えている。具体的には、レンズ鏡筒6は、12個の磁石11を備えている。磁石保持部材12は、12個の磁石11を保持している。本形態の磁石11は、第1磁石である。なお、レンズ鏡筒6が備える磁石11の数は、11個以下であっても良いし、13個以上であっても良い。
円筒部10は、樹脂で形成されている。円筒部10の軸心は、レンズ2の光軸Lと一致している。円筒部10の外周面には、レンズユニット1をカメラ本体4に取り付けるためのバヨネット爪(図示省略)が形成されている。磁石保持部材12は、樹脂で形成されている。また、磁石保持部材12は、円環状に形成されている。磁石保持部材12は、磁石保持部材12の軸心とレンズ2の光軸Lとが一致するように、円筒部10の後端部の内周側に配置されている。磁石保持部材12の後端部は、12個の磁石11が固定される円環状の磁石固定部12aとなっている。磁石固定部12aの後面は、前後方向に直交する平面となっている。なお、円筒部10および磁石保持部材12は、樹脂以外の非磁性材料で形成されていても良い。たとえば、円筒部10および磁石保持部材12は、アルミ合金等の非磁性の金属材料で形成されていても良いし、樹脂以外の非金属材料で形成されていても良いし、無機化合物からなるセラミックで形成されていても良い。
磁石保持部材12の後端の外周(径方向の外側端)には、径方向(すなわち、光軸Lに直交する方向)でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための当接面12bが形成されている。前後方向(光軸方向)から見たときの当接面12bの形状は、光軸Lを曲率中心とする円環状となっている。すなわち、当接面12bは、周方向の全域に形成されている。当接面12bは、前後方向(光軸方向)に対して傾斜する傾斜面となっている。具体的には、当接面12bは、径方向の外側に向かうにしたがって前側に向かうように傾斜する傾斜面となっている。前後方向に対する当接面12bの傾斜角度θ1(図4(B)参照)は、たとえば、45°となっている。本形態の当接面12bは、第1当接部である。なお、傾斜角度θ1は小さ過ぎると(光軸方向に対して寝かせ過ぎると)、当接面12bによる前後方向(光軸方向)に対するズレの調整ができなくなる。一方、傾斜角度θ1が大き過ぎると(光軸方向に対して立ち過ぎると)、後述するアタッチメント7側の当接部15bと当接面12bとの接触圧が大きくなるおそれがある。
上述のように、磁石11は、永久磁石である。磁石11は、たとえば、円板状に形成されている。図5に示すように、12個の磁石11は、前後方向(光軸方向)から見たときに、レンズ2の光軸Lを中心とする円環状に、かつ、レンズ2の光軸Lを中心にして等角度ピッチで配置されている。すなわち、12個の磁石11は、前後方向から見たときに光軸Lを中心にして30°ピッチで磁石固定部12aに固定されている。
磁石固定部12aには、周方向(すなわち、光軸L回りの方向)でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための凹部12cが形成されている。図5に示すように、凹部12cは、磁石固定部12aの内周面から径方向の外側に向かって窪むように形成されており、前後方向で磁石固定部12aを貫通している。前後方向(光軸方向)から見たときの凹部12cの形状は、レンズ2の光軸Lを曲率中心とする円弧状となっている。凹部12cは、周方向で隣り合う2個の磁石11の間に形成されている。そのため、前後方向から見たときに、円弧状に形成される凹部12cの光軸Lに対する中心角θ5(図5(A)参照)は、光軸Lに対する12個の磁石11の配置ピッチの角度θ6(図5(A)参照)よりも小さくなっている。すなわち、中心角θ5は、30°よりも小さくなっている。本形態の凹部12cは、第1位置決め部である。
アタッチメント7は、上述の光学フィルタ8に加えて、光学フィルタ8を保持するフィルタ保持部材15と、レンズ鏡筒6の後端部にアタッチメント7を取り付けるための磁石16とを備えている。光学フィルタ8は、たとえば、NDフィルタ、ローパスフィルタまたはIRカットフィルタ等の各種のフィルタである。磁石16は、永久磁石である。また、磁石16は、磁石11と同様に、たとえば、比較的磁力の強い希土類磁石であり、具体的には、ネオジム磁石である。本形態のアタッチメント7は、複数の磁石16を備えている。具体的には、アタッチメント7は、磁石11と同数の磁石16(すなわち、12個の磁石16)を備えている。フィルタ保持部材15は、光学フィルタ8に加えて、12個の磁石16を保持している。本形態の磁石16は、第2磁石である。
フィルタ保持部材15は、樹脂で形成されている。また、フィルタ保持部材15は、円環状の鍔部15aを有する鍔付きの扁平な円筒状に形成されている。アタッチメント7は、フィルタ保持部材15の軸心とレンズ2の光軸Lとが一致するようにレンズ鏡筒6に取り付けられており、フィルタ保持部材15の内周側を撮影光線が通過する。鍔部15aは、フィルタ保持部材15の前端に形成されている。なお、フィルタ保持部材15は、樹脂以外の非磁性材料で形成されていても良い。たとえば、フィルタ保持部材15は、アルミ合金等の非磁性の金属材料で形成されていても良いし、樹脂以外の非金属材料で形成されていても良いし、無機化合物からなるセラミックで形成されていても良い。
鍔部15aの前端部の内周面には、径方向(すなわち、光軸Lに直交する方向)でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための当接面15bが形成されている。前後方向(光軸方向)から見たときの当接面15bの形状は、光軸Lを曲率中心とする円環状となっている。当接面15bは、前後方向(光軸方向)に対して傾斜する傾斜面となっている。具体的には、当接面15bは、径方向の外側に向かうにしたがって前側に向かうように傾斜する傾斜面となっている。前後方向に対する当接面15bの傾斜角度θ2(図4(B)参照)は、当接面12bの傾斜角度θ1と等しくなっている。アタッチメント7をレンズ鏡筒6へ装着した際に、錯角の関係を有する傾斜角度θ1と傾斜角度θ2とを等しくすることによって、当接面12bと当接面15bとが平行になる。これにより当接面12bと当接面15bとが全周に亘って面で当接し、よって、より安定した当接状態を実現することが可能となる。また、当接面12bおよび当接面15bがともに光軸Lを曲率中心とする円環状の傾斜面であるため、上記の安定した当接状態となった場合、当接面12bと当接面15bとの曲率中心が一致するため、位置合わせを適切に行うことが可能となる。
レンズ鏡筒6にアタッチメント7が取り付けられている状態では、図4(C)に示すように、当接面15bは、当接面12bに接触している。また、当接面12bと当接面15bとが接触することで、径方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7が位置決めされている。本形態の当接面15bは、第2当接部である。なお、レンズ鏡筒6にアタッチメント7が取り付けられている状態では、円筒部10の内周面と鍔部15aの外周面との間に隙間S1が形成されている(図4(C)参照)。隙間S1を形成することで、アタッチメント7と円筒部10との接触を抑制して、当接部12bと当接面15bとの当接に対して影響を及ぼすことを避けることができる。
フィルタ保持部材15の、当接面15bが形成された部分の後ろ側部分は、12個の磁石16が固定される円環状の磁石固定部15cとなっている。磁石固定部15cの前面は、前後方向に直交する平面となっている。上述のように、磁石16は、永久磁石である。磁石16は、たとえば、磁石11と同形状に形成されている。磁石11と磁石16とが同形状であれば、磁石11、16同士の対向状態の変化と磁気吸引力の変化がリニアの関係で変化するため、アタッチメント7とレンズ鏡筒6との光軸Lに対する周方向の位置決めを容易に行うことが可能になる。
図5に示すように、12個の磁石16は、12個の磁石11と同様に、前後方向(光軸方向)から見たときに、レンズ2の光軸Lを中心とする円環状に、かつ、レンズ2の光軸Lを中心にして等角度ピッチで配置されている。すなわち、12個の磁石16は、前後方向から見たときに光軸Lを中心にして30°ピッチで磁石固定部15cに固定されている。また、前後方向から見たときに、径方向における光軸Lと磁石11との距離と、径方向における光軸Lと磁石16との距離とが等しくなっている。ただし、前後方向から見たときに、径方向における光軸Lと磁石11との距離と、径方向における光軸Lと磁石16との距離とが若干異なっていても良い。また、磁石11、磁石16は、光軸Lに対して対称となる位置に配置されていることが望ましい。磁石11、16が光軸Lに対して対称に配置される場合、磁気吸引力によるレンズ鏡筒6に対するアタッチメント7の結合力が、磁石固定部12aと磁石固定部15cとの間で光軸Lに対して対称に発生する。そのため、フィルタ保持部材15は、フィルタ保持部材15の軸心が光軸Lに一致し易いようにレンズ鏡筒6側に吸引される。
本形態では、12個の磁石11のそれぞれに12個の磁石16のそれぞれが吸引されることで、レンズ鏡筒6にアタッチメント7が取り付けられる。なお、レンズ鏡筒6にアタッチメント7が取り付けられているときには、当接面12bと当接面15bとが全周に亘って確実に接触するように、磁石固定部12aの後面と磁石固定部15cの前面とは軽く接触しているか、あるいは、磁石固定部12aの後面と磁石固定部15cの前面との間にわずかな隙間S2が形成されている(図4(C)参照)。また、レンズ鏡筒6にアタッチメント7が取り付けられているときには、当接面12bと当接面15bとが確実に接触するように、磁石11と磁石16とは軽く接触しているか、あるいは、磁石11と磁石16との間にわずかな隙間が形成されている。隙間S2を形成することで、磁石固定部12aと磁石固定部15cとの干渉することを防止することができるため、当接面12bと当接面15bとの当接が阻害されることがなくなる。結果として、当接面12bと当接面15bとを確実に当接させることができる。これにより、アタッチメント7の軸心とレンズ鏡筒6の光軸Lとが一致するようにレンズ鏡筒6に対するアタッチメント7の位置決めを確実に行うことができる。
磁石固定部15cには、レンズ鏡筒6の凹部12cに嵌る凸部15dが形成されている。凸部15dは、略円柱状に形成されている。凸部15dは、磁石固定部15cの前面から前側へ突出している。すなわち、凸部15dは、光軸方向に突出している。また、凸部15dは、周方向で隣り合う2個の磁石16の間に形成されている。凸部15dの外径は、凹部12cの径方向の幅とほぼ等しくなっている(図5参照)。なお、凸部15dは磁石固定部15cと一体で形成されていても良いし、磁石固定部15cと別体で形成された凸部15dが磁石固定部15cに固定されていても良い。
また、凸部15dの光軸方向の長さは、凸部15dが凹部12cに嵌っている状態でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を周方向に回転させた際に、凸部15dが凹部12cから容易に外れない程度の長さであれば良い。また、凸部15dの長さを次のように設定しても良い。すなわち、凸部15dが凹部12cに嵌らず、凸部15dと磁石固定部12aとが干渉した場合には、磁石11と磁石16との間に凸部15dの長さに応じた隙間が形成される。この隙間が広くなるほど、磁石11と磁石16との間の磁気的吸引力は弱くなる。そこで、凸部15dと磁石固定部12aとが干渉した場合に、磁石11と磁石16との間の磁気的吸引力が、アタッチメント7をレンズ鏡筒6に装着できない強さまで弱まる隙間となるように、凸部15dの長さを設定する。凸部15dの長さをこのように設定すると、凸部15dが凹部12cに嵌らない限り、レンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を装着できなくなる。そのため、アタッチメント7が正しく装着されていない状態のレンズ鏡筒6がカメラ本体4に装着されてしまうことを防止できる。
レンズ鏡筒6の正しい位置にアタッチメント7が取り付けられているときには、凸部15dは、たとえば、図5(A)に示すように、凹部12cの、図5における時計回りの方向端に配置されている。上述のように、凹部12cの光軸Lに対する中心角θ5は、光軸Lに対する12個の磁石11の配置ピッチの角度θ6よりも小さくなっているため、周方向において正しい位置にアタッチメント7が配置されていないと、凸部15dが凹部12cに嵌らずに磁石固定部12aの後面に接触して、レンズ鏡筒6にアタッチメント7を取り付けることができない。すなわち、本形態では、凹部12cと凸部15dとによって、周方向(光軸L回りの方向)においてレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7が位置決めされており、レンズ鏡筒6に対して正しい位置のみにアタッチメント7を取り付けることが可能となっている。本形態の凸部15dは、第1位置決め部である凹部12cとともに光軸L回りの方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための第2位置決め部である。
なお、レンズ鏡筒6に取り付けられたアタッチメント7をレンズ鏡筒6から取り外すときには、図5(B)に示すように、磁石11と磁石16との間の磁気的吸引力が弱まるように、レンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を図5の反時計回りの方向(以下、この方向を「反時計方向」とする)に回動させる。本形態では、凹部12cの光軸Lに対する中心角θ5は、レンズ鏡筒6に取り付けられたアタッチメント7を反時計方向に回動させたときに、前後方向から見て、磁石11と磁石16とが完全に重ならない角度に設定されている。たとえば、図5(B)に示すように、凹部12cの反時計方向端に凸部15dが配置されるまでアタッチメント7を反時計方向に回動させたときに、前後方向から見て、周方向で隣り合う磁石11の略中心に磁石16が配置されるように、中心角θ5は設定されている。
磁石16が周方向で隣り合う磁石11の略中心に配置される場合、周方向で隣り合う2個の磁石11のそれぞれと磁石16との間に発生する磁気的吸引力は略等しくなる。また、周方向で隣り合う2個の磁石11のそれぞれと磁石16との間に発生する磁気的吸引力は略等しくなると、磁石16に作用する磁石11の磁気吸引力の合計は最も弱くなる。そのため、鏡筒6からアタッチメント7を容易に取り外すことが可能となる。ただし、レンズ鏡筒6からアタッチメント7を無理なく取り外せる程度まで磁石11と磁石16との間に発生する磁気吸引力が弱くなればよいので、磁石11と磁石16との間に発生する磁気吸引力の強さに応じて中心角θ5は適宜調節することが可能である。たとえば、中心角θ5は、レンズ鏡筒6に取り付けられたアタッチメント7を反時計方向に回動させたときに、前後方向から見て、磁石11と磁石16とがわずかに重なる角度に設定されていても良い。なお、磁石16が周方向で隣り合う磁石11の略中心に配置される場合、アタッチメント7をレンズ鏡筒6に装着する際に、アタッチメント7を時計回りの方向(時計方向)にわずかに回動させると、時計方向側に配置される磁石11と磁石16との間で作用する磁気的吸引力が、反時計方向側に配置される磁石11と磁石16との間で作用する磁気的吸引力に比べて強くなる。そのため、凸部15dが、時計方向端に配置される図5(A)に示す位置に、アタッチメント7を回転させやすくなる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のレンズユニット1は、レンズ2を保持するレンズ鏡筒6と、レンズ2の光軸方向におけるレンズ鏡筒6の端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメント7とを備えている。また、レンズ鏡筒6は、レンズ鏡筒6の端部にアタッチメント7を取り付けるための永久磁石である磁石11を備え、アタッチメント7は、磁石11に吸引される永久磁石である磁石16を備えている。さらに、レンズ鏡筒6には、レンズ2の光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための当接面12bが形成され、当接面12bは、レンズ2の光軸方向に対して傾斜する傾斜面となっている。また、アタッチメント7には、当接面12bに接触する当接面15bが形成されている。
このように本形態では、レンズ鏡筒6は、レンズ鏡筒6の端部にアタッチメント7を取り付けるための磁石11を備え、アタッチメント7は、磁石11に吸引される磁石16を備えている。すなわち、本形態では、磁気的吸引力によってレンズ鏡筒6にアタッチメント7が取り付けられている。そのため、本形態では、レンズ鏡筒6にアタッチメント7を容易に着脱することが可能になる。
また、本形態では、レンズ鏡筒6に、レンズ2の光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための当接面12bが形成され、アタッチメント7に、当接面12bに接触する当接面15bが形成されている。そのため、本形態では、磁気的吸引力によってレンズ鏡筒6にアタッチメント7が取り付けられていても、互いに接触する当接面12bと当接面15bとを用いて、レンズ2の光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を精度良く取り付けることが可能になる。
さらに、本形態では、当接面12bがレンズ2の光軸方向に対して傾斜する傾斜面となっている。そのため、本形態では、たとえば、レンズ鏡筒6に、レンズ2の光軸方向に平行な外周面を有する第1の円筒部が形成され、アタッチメント7に、レンズ2の光軸方向に平行な内周面を有する第2の円筒部が形成されるとともに、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面とによって、レンズ2の光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7が位置決めされている場合と比較して、レンズ鏡筒6にアタッチメント7を容易に着脱することが可能になる。
すなわち、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面とによって、レンズ2の光軸方向に直交する方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7が位置決めされている場合、レンズ鏡筒6にアタッチメント7を着脱するときに、レンズ2の光軸方向に対してアタッチメント7が傾くと、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面との接触圧が局部的に高くなり、第1の円筒部の外周面と第2の円筒部の内周面とにかじりが生じやすくなる。このようなかじりが生じると、レンズ鏡筒6へのアタッチメント7の着脱が困難になるため、レンズ鏡筒6にアタッチメント7を着脱するときに、レンズ2の光軸方向に対してアタッチメント7が傾かないように注意しなければならない。これに対して、本形態では、当接面12bがレンズ2の光軸方向に対して傾斜する傾斜面となっているため、レンズ鏡筒6にアタッチメント7を着脱するときに、レンズ2の光軸方向に対してアタッチメント7が傾いても、当接面12bと当接面15bとのかじりの発生を防止することが可能になる。つまり、レンズ2の光軸方向に対してアタッチメント7が傾いた状態でレンズ鏡筒6へ取り付けられたとしても、当接部12bが当接部15bに対して傾斜面として接触するため、当接部12bと当接部15bとのかじりの発生を防止することが可能となり、その結果、当接面12bと当接面15bとの接触圧が局部的に高まることを防止することが可能になる。したがって、本形態では、レンズ鏡筒6にアタッチメント7を着脱するときに、レンズ2の光軸方向に対してアタッチメント7が傾かないように注意する必要がなくなり、その結果、レンズ鏡筒6にアタッチメント7を容易に着脱することが可能になる。
本形態のように、当接面15bは、レンズ2の光軸方向に対して傾斜するとともに当接面12bに接触する傾斜面であることが好ましい。このようにすると、当接面12bと当接面15bとの接触面積を広くすることが可能になる。したがって、当接面12bと当接面15bとの接触状態を安定させることが可能になる。
本形態のように、レンズ鏡筒6は、レンズ2の光軸方向から見たときに、レンズ2の光軸Lを中心とする円環状に、かつ、レンズ2の光軸Lを中心にして等角度ピッチで配置される複数の磁石11を備え、アタッチメント7は、レンズ2の光軸方向から見たときに、レンズ2の光軸Lを中心とする円環状に、かつ、レンズ2の光軸Lを中心にして等角度ピッチで配置される磁石11と同数の磁石16を備えていることが好ましい。このようにすると、複数の磁石11と複数の磁石16とを用いて、レンズ鏡筒6へのアタッチメント7の取付強度を高めることが可能になる。
本形態のように、レンズ2の光軸方向から見たときの当接面12bの形状は、レンズ2の光軸Lを曲率中心とする円環状となっていることが好ましい。このようにすると、レンズ鏡筒6に取り付けられたアタッチメント7を当接面12bを利用してレンズ2の光軸Lを中心に回動させることで、磁石11と磁石16との間の磁気的吸引力を弱めることが可能になる。したがって、磁石11と磁石16との間の磁気的吸引力が比較的強くなっていても、レンズ鏡筒6からアタッチメント7を容易に取り外すことが可能になる。また、このようにすると、当接面12bが円弧状に形成されている場合と比較して、レンズ鏡筒6に当接面12bを加工しやすくなる。なぜなら、当接面12bを全周に亘って単一の平面で作成することができるためである。つまり、レンズ鏡筒6の当接面12bを有する部分を成形する際に、当該部分が切削加工による成形でも金型による成型でも、凹凸部が多い程、当該部分の形状の形成に必要な工作に掛かる手間と時間が増え、加工難易度は増大する。そのため、当接面12bをシンプルな円環状に形成することにより、加工の難易度、コスト、所要時間を抑制することが可能となり、よって、加工しやすくなる。
本形態のように、レンズ鏡筒6に、レンズ2の光軸L回りの方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための凹部12cが形成され、アタッチメント7に、凹部12cとともにレンズ2の光軸L回りの方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための凸部15dが形成されていることが好ましい。このようにすると、レンズ鏡筒6において、レンズ2の光軸方向から見たときにレンズ2の光軸Lを中心とする円環状にかつレンズ2の光軸Lを中心にして等角度ピッチで複数の磁石11が配置され、アタッチメント7において、レンズ2の光軸方向から見たときにレンズ2の光軸Lを中心とする円環状にかつレンズ2の光軸Lを中心にして等角度ピッチで複数の磁石16が配置されていても、凹部12cと凸部15dとを用いて、レンズ鏡筒6に対して正しい位置にアタッチメント7を取り付けることが可能になる。
本形態のように、レンズ2の光軸方向から見たときの凹部12cの形状は、レンズ2の光軸Lを曲率中心とする円弧状となっており、レンズ2の光軸方向から見たときに、円弧状に形成される凹部12cのレンズ2の光軸Lに対する中心角θ5は、レンズ2の光軸Lに対する複数の磁石11の配置ピッチの角度θ6よりも小さくなっていることが好ましい。このようにすると、凹部12cと凸部15dとを用いて、レンズ鏡筒6に対して正しい位置のみにアタッチメント7を取り付けることが可能になっていても、レンズ鏡筒6に取り付けられたアタッチメント7をレンズ2の光軸Lを中心に回動させて、磁石11と磁石16との間の磁気的吸引力を弱めることが可能になる。したがって、凹部12cと凸部15dとを用いて、レンズ鏡筒6に対して正しい位置のみにアタッチメント7を取り付けることが可能になっていても、また、磁石11と磁石16との間の磁気的吸引力が比較的強くなっていても、レンズ鏡筒6からアタッチメント7を容易に取り外すことが可能になる。
本形態のように、アタッチメント7は、磁石16を備えていることが好ましい。このようにすると、磁石11と磁石16との間の磁気的吸引力によってレンズ鏡筒6にアタッチメント7を取り付けることができるため、磁石11に吸引される軟磁性体をアタッチメント7が備えている場合と比較して、レンズ鏡筒6へのアタッチメント7の取付強度を高めることが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態において、レンズ鏡筒6は、磁石11に代えて、磁石16に吸引される軟磁性体を備えていても良い。レンズ鏡筒6が磁石11を備えている場合、万が一、磁石11に砂鉄等の粉末状の磁性体が付着すると、最悪、高価なレンズ鏡筒6が使用できなくなるおそれがあるが、レンズ鏡筒6が軟磁性体を備えている場合には、粉末状の磁性体の付着に起因して、高価なレンズ鏡筒6が使用できなくなるといった事態を回避することが可能になる。また、上述した形態において、アタッチメント7は、磁石16に代えて、磁石11に吸引される軟磁性体を備えていても良い。なお、レンズ鏡筒6が、磁石11に代えて軟磁性体を備えている場合には、アタッチメント7が備える磁石16が第1磁石となっている。
上述した形態において、当接面12bに代えて、磁石保持部材12の後端の内周側に、光軸Lに直交する方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための当接面が形成されていても良い。この場合、この当接面は、径方向の外側に向かうにしたがって後ろ側に向かうように傾斜する傾斜面となっている。また、この場合には、この当接面に面で接触する当接面がアタッチメント7に形成されている。
上述した形態において、前後方向(光軸方向)から見たときの形状が光軸Lを曲率中心とする円弧状となる複数または1個の傾斜面によって、当接面12bに接触する当接面15bが構成されていても良い。同様に、上述した形態において、前後方向から見たときの形状が光軸Lを曲率中心とする円弧状となる複数または1個の傾斜面によって、当接面15bに接触する当接面12bが構成されていても良い。また、上述した形態において、当接面12b、15bは、前後方向から見たときの形状が光軸Lからずれた位置を曲率中心とする円弧状となる複数または1個の傾斜面によって構成されていても良いし、前後方向から見たときの形状が直線状となる複数の傾斜面によって構成されていても良い。
上述した形態において、当接面12bに点接触または線接触する突起等がアタッチメント7に形成されていても良い。この場合、当接面12bに点接触または線接触する突起等は第2当接部である。また、上述した形態において、当接面15bに点接触または線接触する突起等がレンズ鏡筒6に形成されていても良い。この場合、当接面15bは第1当接部であり、当接面15bに点接触または線接触する突起等は第2当接部である。
上述した形態において、凹部12cは、凸部15dが嵌る丸穴状に形成されていても良い。また、上述した形態において、凹部12cに相当する凹部がアタッチメント7に形成され、凸部15dに相当する凸部がレンズ鏡筒6に形成されていても良い。さらに、上述した形態において、周方向(すなわち、光軸L回りの方向)でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするためのマーキングが円筒部10の外周面およびフィルタ保持部材15の外周面に形成されていても良い。すなわち、光軸L回りの方向でレンズ鏡筒6に対してアタッチメント7を位置決めするための第1位置決め部および第2位置決め部は、円筒部10の外周面およびフィルタ保持部材15の外周面に形成されるマーキングであっても良い。この場合には、凹部12cおよび凸部15dが不要になる。
上述した形態において、アタッチメント7は、フィルタ部品以外のものであっても良い。たとえば、アタッチメント7は、レンズ鏡筒6の内部やカメラ本体4の内部での光の反射を抑制するためのフレアカッターであっても良いし、光量を調整するための絞り機構であっても良いし、付加レンズを有するレンズ部品であっても良い。また、アタッチメント7は、レンズキャップであっても良い。アタッチメント7がレンズキャップである場合には、交換レンズであるレンズユニット1がカメラ本体4に取り付けられる前にアタッチメント7がレンズ鏡筒6から取り外される。
上述した形態では、アタッチメント7は、レンズ鏡筒6の後端部に着脱可能に取り付けられているが、アタッチメント7は、レンズ鏡筒6の前端部(レンズ鏡筒6の被写体側の端部)に着脱可能に取り付けられていても良い。この場合には、レンズユニット1は交換レンズでなくても良い。すなわち、レンズユニット1はカメラ本体4に固定されていても良い。また、アタッチメント7がレンズ鏡筒6の前端部に着脱可能に取り付けられる場合には、アタッチメント7は、たとえば、レンズ2を保護するための保護ガラスを備える保護部品であっても良い。
上述した形態では、磁石11および磁石16は、前後方向(光軸方向)から見たときに、レンズ2の光軸Lを中心とする円環状に、かつ、レンズ2の光軸Lを中心にして等角度の配置ピッチで配置されているが、磁石11および磁石16の一部または全ての配置ピッチの角度を変更することも可能である。このような場合、配置ピッチが最も大きな角度で配置される磁石11の間に凹部12cを配置しても良い。
1 レンズユニット
2 レンズ
6 レンズ鏡筒
7 アタッチメント
8 光学フィルタ
11 磁石(第1磁石)
12b 当接面(第1当接部)
12c 凹部(第1位置決め部)
15b 当接面(第2当接部)
15d 凸部(第2位置決め部)
16 磁石(第2磁石)
L レンズの光軸
θ5 凹部のレンズの光軸に対する中心角
θ6 レンズの光軸に対する複数の第1磁石の配置ピッチの角度
Z2 反被写体側

Claims (13)

  1. レンズを保持するレンズ鏡筒と、前記レンズの光軸方向における前記レンズ鏡筒の端部に着脱可能に取り付けられるアタッチメントとを備え、
    前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか一方は、前記レンズ鏡筒の端部に前記アタッチメントを取り付けるための永久磁石である第1磁石を備え、
    前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか他方は、前記第1磁石に吸引される永久磁石である第2磁石または前記第1磁石に吸引される軟磁性体を備え、
    前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか一方には、前記レンズの光軸方向に直交する方向で前記レンズ鏡筒に対して前記アタッチメントを位置決めするための第1当接部が形成され、
    前記第1当接部は、前記レンズの光軸方向に対して傾斜する傾斜面となっており、
    前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか他方には、前記第1当接部に接触する第2当接部が形成されていることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記アタッチメントは、光学フィルタを有するフィルタ部品、前記レンズ鏡筒内での光の反射を抑制するためのフレアカッター、光量を調整するための絞り機構、付加レンズを有するレンズ部品またはレンズキャップであることを特徴とする請求項1記載のレンズユニット。
  3. 前記第2当接部は、前記レンズの光軸方向に対して傾斜するとともに前記第1当接部に接触する傾斜面であることを特徴とする請求項1または2記載のレンズユニット。
  4. 前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか一方は、前記レンズの光軸方向から見たときに、前記レンズの光軸を中心とする円環状に配置される複数の前記第1磁石を備え、
    前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか他方は、前記レンズの光軸方向から見たときに、前記レンズの光軸を中心とする円環状に配置される前記第1磁石と同数の前記第2磁石または前記軟磁性体を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズユニット。
  5. 複数の前記第1磁石は、前記レンズの光軸方向から見たときに、前記レンズの光軸を中心にして等角度ピッチで配置され、
    複数の前記第2磁石または前記軟磁性体は、前記レンズの光軸方向から見たときに、前記レンズの光軸を中心にして等角度ピッチで配置されていることを特徴とする請求項4記載のレンズユニット。
  6. 前記レンズの光軸方向から見たときの前記第1当接部の形状は、前記レンズの光軸を曲率中心とする円環状または円弧状となっていることを特徴とする請求項4または5記載のレンズユニット。
  7. 前記レンズの光軸方向から見たときの前記第1当接部の形状は、前記レンズの光軸を曲率中心とする円環状となっていることを特徴とする請求項6記載のレンズユニット。
  8. 前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか一方には、前記レンズの光軸回りの方向で前記レンズ鏡筒に対して前記アタッチメントを位置決めするための第1位置決め部が形成され、
    前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか他方には、前記第1位置決め部とともに前記レンズの光軸回りの方向で前記レンズ鏡筒に対して前記アタッチメントを位置決めするための第2位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載のレンズユニット。
  9. 前記第1位置決め部は、凹部であり、
    前記第2位置決め部は、前記凹部に嵌る凸部であり、
    前記凸部は、前記レンズの光軸方向に突出していることを特徴とする請求項8記載のレンズユニット。
  10. 前記レンズの光軸方向から見たときの前記凹部の形状は、前記レンズの光軸を曲率中心とする円弧状となっており、
    前記レンズの光軸方向から見たときに、円弧状に形成される前記凹部の前記レンズの光軸に対する中心角は、前記レンズの光軸に対する複数の前記第1磁石の配置ピッチの角度よりも小さくなっていることを特徴とする請求項9記載のレンズユニット。
  11. 前記レンズ鏡筒および前記アタッチメントのいずれか他方は、前記第2磁石を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のレンズユニット。
  12. 前記アタッチメントは、前記第1磁石を備え、
    前記レンズ鏡筒は、前記軟磁性体を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のレンズユニット。
  13. 前記アタッチメントは、前記レンズ鏡筒の反被写体側の端部に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のレンズユニット。
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