JP2019105517A - ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム及び画像表示方法 - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム及び画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両に搭載されるナビゲーション装置において、現在の燃料残量で燃料を補給することなく到達することができる範囲を正確にユーザに表示することが可能な技術を提供する。【解決手段】車両の現在位置から目的地までの案内ルートを区分した所定の区間ごとに、車両の現在位置から当該区間の終点まで到達するために必要な燃料の残量である必要残量を算出する必要残量算出部と、現在の燃料の残量と必要残量とに基づいて、燃料を補給することなく現在位置から特定の位置まで到達することができるかについての確度である到達確度を判定する到達確度判定部と、表示画面に表示される表示対象の表示態様を変化させる表示態様制御部と、を備え、到達確度判定部は、区間ごとに、当該区間の終点までの到達確度を判定し、表示態様制御部は、到達確度判定部が判定した区間ごとの到達確度に応じて表示画面に表示される区間の表示態様を遂次的に変化させる。【選択図】図2

Description

本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム及び画像表示方法に関する。
従来、燃料の残量を検知する機能とカーナビゲーションの機能とを連携させることで、車両の給油タイミングを予測して給油場所を案内するナビゲーション装置が提案されている。このようなナビゲーション装置は、燃料残量と平均燃費に基づいて走行可能な距離を算出し、現在位置からの距離が算出した距離よりも短いガソリンスタンドを案内表示する。
上記に関連して、特許文献1では、車両のドライバの行動から給油タイミングや給油場所を学習した上で、目的地や走行経路から燃料消費量を予測し、ドライバの嗜好に合った給油場所での給油提案を行うナビゲーション装置が提案されている。また、特許文献2では、自車両の燃料残量が所定値以下になると、そのときの燃料残量に基づいて自車両の現在位置を中心とし、その時点の自車両の燃料残量値に応じた距離範囲を半径として円形の走行可能範囲を地図上に表示するナビゲーション装置が提案されている。また、特許文献3では、自車両に搭載された機器の駆動に要する単位時間当たりのエネルギー消費量である駆動エネルギー消費率を用いて、現在のエネルギー残量で自車両が航続可能な範囲を算出する航続可能範囲計算部を用いて、航続可能範囲を地図上に表示するナビゲーション装置が提案されている。
特開2014−157021号公報 特開2006−275774号公報 特開2014−130152号公報
上述の技術によれば、ユーザは、現在の燃料残量で到達することができる可能性の高い範囲を認識することが可能となる。しかしながら、道路状況(例えば、渋滞等)や、車両の状態(エアコンの稼動状況等)によって、実際の燃費、ひいては実際に走行可能な距離は遂次的に変動する。そのため、当初到達可能と認識していた地点に到達する前にガソリンを消費し切ってしまい、目的地に到達することができない虞があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両に搭載されるナビゲーション装置において、現在の燃料残量で燃料を補給することなく到達することができる範囲を正確にユーザに表示することが可能な技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用した。即ち、本発明は、
車両に搭載されるナビゲーション装置であって、
前記車両の現在位置から目的地までの案内ルートを区分した所定の区間ごとに、前記車両の現在位置から当該区間の終点まで到達するために必要な燃料の残量である必要残量を算出する必要残量算出部と、
現在の前記燃料の残量と前記必要残量とに基づいて、前記燃料を補給することなく前記
現在位置から特定の位置まで到達することができるかについての確度である到達確度を判定する到達確度判定部と、
表示画像に表示される表示対象の表示態様を変化させる表示態様制御部と、を備え、
前記到達確度判定部は、前記区間ごとに、当該区間の終点までの前記到達確度を判定し、
前記表示態様制御部は、前記到達確度判定部が判定した前記区間ごとの前記到達確度に応じて表示画像に表示される前記区間の表示態様を遂次的に変化させる、
ナビゲーション装置である。
本発明によると、案内ルートを到達確度に応じて段階的に表示することができる。これによれば、現在の燃料残量で燃料を補給することなく到達可能な範囲をユーザに直感的に認識させることができる。更に、表示態様制御部が前記到達確度に応じて遂次的に表示態様を変化させることによって、現在の燃料残量で燃料を補給することなく到達することができる範囲を正確にユーザに表示することができる。
また、本発明は、ナビゲーションシステムとしても特定することができる。即ち、本発明は、
前記車両の現在位置から目的地までの案内ルートを区分した所定の区間ごとに、前記車両の現在位置から当該区間の終点まで到達するために必要な燃料の残量である必要残量を算出する必要残量算出手段と、
現在の前記燃料の残量と前記必要残量とに基づいて、前記燃料を補給することなく前記現在位置から特定の位置まで到達することができるかについての確度である到達確度を判定する到達確度判定手段と、
表示画像に表示される表示対象の表示態様を変化させる表示態様制御手段と、を備え、
前記到達確度判定手段は、前記区間ごとに、当該区間の終点までの前記到達確度を判定し、
前記表示態様制御手段は、前記区間ごとの前記到達確度に応じて表示画像に表示される前記区間の表示態様を遂次的に変化させる、
ナビゲーションシステムであってもよい。
また、本発明は、車両のナビゲーションにおける画像表示方法としても特定することができる。即ち、本発明は、
前記車両の現在位置から目的地までの案内ルートを区分した所定の区間ごとに、前記車両の現在位置から当該区間の終点まで到達するために必要な燃料の残量である必要残量を算出する必要残量算出ステップと、
現在の前記燃料の残量と前記必要残量とに基づいて、前記燃料を補給することなく前記現在位置から特定の位置まで到達することができるかについての確度である到達確度を判定する到達確度判定ステップと、
表示画像に表示される表示対象の表示態様を変化させる表示態様制御ステップと、を備え、
前記到達確度判定ステップでは、前記区間ごとに、当該区間の終点までの前記到達確度を判定し、
前記表示態様制御ステップでは、前記区間ごとの前記到達確度に応じて表示画像に表示される前記区間の表示態様を遂次的に変化させる、
画像表示方法であってもよい。
本発明によれば、ナビゲーション装置において、現在の燃料残量で到達することができる範囲を正確にユーザに表示することができる。
実施形態に係るナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。 実施形態に係るナビゲーション装置の機能構成を示す図である。 実施形態に係るナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係る表示制御処理のフローチャートである。 燃費影響機器の一例としてのエアコンの消費電力と燃費影響値との関係を示す図である。 記憶部に記憶されている過去の平均燃費を示す図である。 必要残量算出部が実行する到達確度判定処理の詳細なフローチャートである。 表示装置に表示されるルート案内画像を示す図であって、実施形態が実行する処理を説明するための具体例を示す図である。 優先度付与部が行う処理の詳細なフローチャートである。 実施形態が実行する処理の具体例を説明するための図である。 具体例におけるガソリンスタンドの利用履歴データを示す図である。 具体例におけるコンビニエンスストアの利用履歴データを示す図である。 表示装置に表示されるルート案内画像を示す図であって、図9に示す具体例の処理結果を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。但し、以下で説明する実施形態は本発明を実施するための例示であり、本発明は以下に説明する態様に限定されない。
<実施形態>
[システム構成]
図1は、本実施形態に係るナビゲーションシステム100の全体構成を示す図である。本実施形態に係るナビゲーションシステム100は、ガソリン等の燃料から走行エネルギーを得て走行する車両に用いられる。本実施形態に係るナビゲーションシステム100は、後述する特別な表示の制御処理を実行することによって、ユーザ(主に運転者)に対して、ルート上の特定の位置について、燃料を補給することなく到達可能であるか否かの確度を示すことができる。なお、本実施形態では、燃料の一例としてガソリンを例示しているが、燃料はこれに限定されず、軽油や天然ガス、その他の燃料を用いてもよい。本実施形態に係るナビゲーションシステム100は、燃料の残量と燃費に基づいて算出した到達確度に応じて、ルートの表示を遂次的に変化させる。以下、本実施形態に係るシステム100の構成について説明する。
図1に示すように、ナビゲーションシステム100は、ナビゲーション装置としての車載装置1と、地図表示画面等の各種画像表示を行う表示装置2と、ガイド音声等の各種の音声情報を出力する音声出力装置3と、ユーザからの各種指示を入力するための入力装置4と、車両の現在位置を検出するGPSユニット5と、ネットワーク上から情報を取得するVICS送受信装置6及び外部通信装置7と、を有する。
表示装置2は、車両の車室内におけるユーザが視認可能な位置に配置され、車載装置1から供給される地図表示画面等の各種の視覚情報をユーザに表示する。表示装置2は、例えば、液晶ディスプレイである。表示装置2は、車載装置1と一体の構成であってもよい。
音声出力装置3は、スピーカ等の音声出力機器を有し、ガイド音声や警告音等の各種の
音声情報をユーザに出力する。
入力装置4は、ユーザが操作可能な位置に配置され、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を車載装置1へ出力する。入力装置4は、表示装置2と重畳配置されたタッチパネルや、物理的なボタン等を有する。ユーザは、タッチパネルの接触操作やボタンの押下操作によって車載装置1を操作する。また、入力装置4は、マイクロフォン等の音声入力機器によって運転者の声を受け付け、声に応じた信号を車載装置1に出力してもよい。
GPSユニット5は、車両の現在位置情報を取得する手段である。GPSユニット5は、GPSアンテナを介してGPS用の人工衛星からのGPS情報を受信し、受信した信号に基づいて当該GPSユニット5(ひいては、自車両)の位置座標を算出する。
VICS送受信装置6は、VICS(Vehicle Information and Communication System、登録商標)センターにより送信された道路交通情報を取得し、車載装置1に出力する。道路交通情報は、例えば、渋滞の有無、交通規制の有無等である。外部通信装置7は、外部のサーバと通信を行うことによって、環境情報を取得する。詳細については後述するが、環境情報は、例えば、天気、気温、風向き、風速等である。
[装置構成]
図2は、車載装置1の機能構成を示す図である。車載装置1は、いわゆるカーナビゲーション装置である。車載装置1は、車両位置算出部11と、経路案内部12と、情報取得部13と、必要残量算出部14と、到達確度判定部15と、優先度付与部16と、表示態様制御部17と、HMI(Human Machine Interface)制御部18と、記憶部19と、を
備える。
記憶部19には、車載装置1を動作させるためのアプリケーションプログラム、地図データ、平均燃費の履歴データ、燃費影響値の履歴データ、ユーザによるガソリンスタンドのブランド別の利用回数やコンビニエンスストアのチェーン別の利用回数を示す利用履歴データが記憶されている。また、記憶部19は、車載装置1が実行する処理の結果を記憶する。
地図データには、主に道路形状を表すために用いられる道路データや各種施設の名称や位置、種類、電話番号等を表すPOI(Point Of Interest)データが含まれている。地
図データは、メッシュと呼ばれる所定の範囲ごとに区画されており、メッシュ単位で別々にファイル化されている。
道路データは、所定の道路区間ごとに区分けされて構成されている。区分けされた道路区間を示す最小単位は、リンクと呼ばれる。すなわち、各道路データは、所定の道路区間ごとに設定されたリンクが複数連なって構成されている(図7参照)。但し、リンクによって設定される道路区間の長さは異なっており、リンクの長さは一定ではない。また、リンク同士を接続している点はノードと呼ばれる。各ノードは、位置情報(座標情報)を有しており、ノードが有する位置情報によって、リンク形状及び道路の形状が決定される。
HMI制御部18は、ユーザと車載装置1との間で情報の出力及び入力を実行するためのインターフェースを制御する。即ち、HMI制御部18は、上述した表示装置2、音声出力装置3、入力装置4を制御する。また、HMI制御部18は、経路案内部12及び表示態様制御部17の指示に基づいて表示装置2に表示する画像を生成し、生成した画像を表示装置2に表示させる。
車両位置算出部11は、GPSユニット5から取得した自車両の現在位置情報と、地図データから取得した地図データとをマップマッチングし、地図上における自車両の現在位置を算出する。
経路案内部12は、一般的なカーナビゲーション機能を提供する。経路案内部12は、入力装置4を介してユーザによる目的地の設定を受け付けると、現在地から目的地までの経路(ルート)を作成する。以下、経路案内部12によるカーナビゲーション機能について説明する。
まず、ユーザが表示装置2に表示される画面を介して入力装置4を操作し、目的地に指定する施設の住所や施設名称等を入力すると、経路案内部12は、地図データから目的地候補を検索する。次に、経路案内部12は、HMI制御部18によって表示装置2に表示された目的地候補の中からユーザの選択したものを目的地に設定する。次に、経路案内部12は、目的地の位置情報、自車両の現在位置情報、及び、記憶部19に記憶されている道路データに基づいて、目的地までの走行ルートを複数作成する。走行ルートは、例えば、経路に高速道路を含んだ最も早く目的地へ到着するルート(短距離優先ルート)、経路に有料道路を含まない最も低料金で目的地へ到着するルート(一般道優先ルート)等である。HMI制御部18は、作成されたルートを目的地候補として表示装置2に表示させる。そして、経路案内部12は、ルート候補の中からユーザの選択したものを案内ルートとして設定する。HMI制御部18は、経路案内部12の指示に基づいて、自車両の現在位置のPOIを示すアイコンと設定した案内ルートとを地図に重畳したルート案内画像を表示装置2に表示させることによって、自車両の現在位置及び案内ルートをユーザに知らせる。また、経路案内部12は、車両の現在位置が案内ルート上から外れると、現在位置から目的地までの案内ルートを作成する。これにより、ルート案内中においては常に自車両の現在位置から目的地までのルートがユーザに示されるように、案内ルートが更新(リルート)される。以上のようにして、カーナビゲーション機能が実現される。但し、カーナビゲーション機能の実現手段は上記に限定されず、既存のあらゆる手段を用いることができる。
情報取得部13は、目的地や燃料の燃料補給地点(本例ではガソリンスタンド)までの到達確度を判定するために必要な情報を取得する。必要残量算出部14は、現在位置から特定の位置まで到達するために必要な燃料の残量を算出する。到達確度判定部15は、現在位置から特定の位置まで燃料を補給することなく到達可能であるかについての確度を判定する。優先度付与部16は、燃料補給地点に対して後述する優先度を付与する。表示態様制御部17は、到達確度判定部15及び優先度付与部16の判定結果に基づいて、表示画像に表示される案内ルートや燃料補給地点のアイコンの表示態様を変化させる。情報取得部13、必要残量算出部14、到達確度判定部15、優先度付与部16、表示態様制御部17の詳しい機能については、後述する。
図3は、車載装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、車載装置1は、接続バスによって相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)1
0、メモリ20、通信IF30、入出力IF40を有する。CPU10は、車載装置1全体の制御を行う中央処理演算装置である。CPU10は、プロセッサとも呼ばれる。ただし、CPU10は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPU10がマルチコア構成であってもよい。車載装置1は、CPU10がナビゲーションプログラムを実行することにより、図2に示す車両位置算出部11、経路案内部12、情報取得部13、必要残量算出部14、到達確度判定部15、優先度付与部16、表示態様制御部17、HMI制御部18の各処理部として機能する。但し、上記各処理部の少なくとも一部の処理がDSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等
によって提供されてもよい。また、上記各処理部の少なくとも一部が、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の専用LSI(large scale integration)、その他のデジタル回路であってもよい。また、上記各処理部の少なくとも一部にアナログ回路を含む構成としてもよい。
メモリ20は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、図2に示す記憶部19として機能するほか、CPU10がプログラムやデータをキャッシュしたり、作業領域を展開したりする記憶媒体である。主記憶装置は、例えば、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶装置は、図に示すデータベース108が主として記録された記録媒体である。補助記憶装置は、例えば、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、USBメモリ、メモリカードを含む。
通信IF30は、無線電話回線を通じて基地局を経由して汎用のネットワークに接続可能なインターフェースである。また、通信IF30は、無線LANのアクセスポイント(AP)と通信可能となっており、任意の通信手段を経由してネットワークへの接続が可能となっている。
入出力IF40は、車載装置1に接続される表示装置2、入力装置4、ECU等の機器との間でデータの入出力を行うインターフェースである。入出力IF40は、図2に示すHMI制御部18として機能する。ユーザによる入力装置4での入力操作は、入出力IF40を介して車載装置1に入力される。
[ルート案内画像の表示方法]
次に、本実施形態に係る車載装置1が実行する車両のナビゲーションにおけるルート案内画像の表示方法について説明する。図4は、本実施形態に係る画像表示方法において車載装置1が実行するルート案内画像の表示制御処理のフローチャートである。
本処理は、経路案内部12によるナビゲーション機能の実行中に遂次実行される。まず、情報取得部13が、案内ルートにおいてこれから走行するルート(以下、走行予定ルート)、即ち、自車両の現在位置から目的地までのルートを構成するリンクについて到達確度を判定するための各種の情報を取得する(ステップS1)。具体的には、情報取得部13は、燃料残量、瞬間燃費、平均燃費、燃費影響因子情報を取得する。
燃料残量とは、車両の燃料タンクに収容されている燃料の現在の量のことを指す。情報取得部13は、燃料残量センサから現時点における燃料残量を取得する。また、燃費とは、単位量の燃料で走行することができる距離のことを指す。従って、燃費の値が高いほど燃費が良く、燃費の値が低いほど燃費が悪いといえる。燃費は、1リットルの燃料で走行することができるキロ数とすることができ、その場合、単位を「km/l」で表すことができる。瞬間燃費は、例えば、1秒間における走行距離を1秒間における燃料噴射量(燃料消費量)で除算したものである。平均燃費は、例えば、今回のエンジンの始動から現在までにおける瞬間燃費の平均値である。また、平均燃費は、今回のエンジンの始動から現在までにおける走行距離を燃料消費量で除算したものとしてもよい。瞬間燃費及び平均燃費は、周知の技術によって取得することができる。
燃費影響因子情報は、燃費影響因子の状態についての情報である。本明細書において燃費影響因子とは、状態に応じて車両の実際の燃費(以下、実燃費)に及ぼす影響が変化する要素のことを指す。燃費影響因子情報は、更に、車両機器因子の情報である車両情報と、環境因子の情報である環境情報と、道路因子の情報である道路情報とに区別される。車両機器因子は、状態に応じて燃費に及ぼす影響が変化する車両機器のことを指す。車両機
器因子としては、エアコン、ルームライト、ヒータ、ワイパー、ヘッドライト等の消費電力の増減により燃費に及ぼす影響が変化する電子機器や、空気圧に応じて燃費に影響が変化するタイヤ等が挙げられる。環境因子は、車両の外部環境であって、その環境の変化に応じて燃費に及ぼす影響が変化するものを指す。環境因子としては、天気(晴れ/曇り/雨/雪)、気温、風向き、風速等が挙げられる。道路因子は、走行予定ルートにおける道路の状態であって、その状態の変化に応じて燃費に及ぼす影響が変化するものを指す。道路因子としては、道路の混雑状況、路面の状態(乾燥/湿潤/積雪/凍結)、路面の傾斜等が挙げられる。
情報取得部13は、車両各部の機器から、エアコンの消費電力やタイヤの空気圧等の情報を車両情報として取得する。また、情報取得部13は、VICS送受信装置6や外部通信装置7を介してネットワーク上から、天気、渋滞状況、気温、風向き、風速等の情報を環境情報として取得する。また、情報取得部13は、地図データから路面の状態や道路の傾斜の情報を道路情報として取得する。
次に、ステップS2において、必要残量算出部14が、走行予定ルートを構成するリンクごとの想定必要残量を算出する(ステップS2)。本明細書において想定必要残量とは、現在位置から特定の位置まで到達するために必要な燃料残量の想定値のことを指す。なお、リンクについて想定必要残量を用いる場合、当該リンクの終点(現在位置から最も走行距離が長い地点)に到達するために必要な燃料残量の想定値のことを指す。詳細については後述するが、想定必要残量は、リンクの総距離を想定される実燃費で除することで求められる。
ここで、車両の実燃費は、上述した燃費影響因子の状態に応じて増減する。この、ある状態における燃費影響因子が実燃費を減少させる値を、燃費影響値と称する。即ち、燃費影響値が正の値である場合、実燃費は、平均燃費に対して減少する。反対に、燃費影響値が負の値である場合、実燃費は、平均燃費に対して増加する。
図5Aは、燃費影響機器の一例としてのエアコンの消費電力と燃費影響値との関係を示す図である。エアコンの消費電力は、エアコンの稼動状態、例えば、設定温度や設定風力に応じて変化する。エアコンが全く稼動していない状況では、消費電力が略0となるため、燃費影響値も略0となる。そして、エアコンの消費電力が増加することによって、燃費影響値が増加する。即ち、エアコンの消費電力の増加に伴い、実燃費が低下する。
以下、燃費をEで表し、燃費影響値をeで表す。また、現在の平均燃費Eを現在平均燃費E0cと表す。また、燃費影響因子の総数をN(Nは正の整数)で表し、各因子に対して1からNの異なる番号を付し、n番目(nは正の整数)の因子に対応する燃費影響値をenとする。特に、現在の燃費影響値enを現在燃費影響値encと表す。ここで、記憶部19には、過去の運転における平均燃費の履歴データが保有されている。図5Bは、記憶部19に記憶されている過去の平均燃費の一例を示す図である。記憶部19に記憶されている過去の平均燃費のうち、最も小さな平均燃費を最悪平均燃費E0bと表す。また、記憶部19には、過去の運転における燃費影響因子ごとの燃費影響値eの履歴データが保有されている。過去の燃費影響値enのうち、最も大きな影響値enを最悪燃費影響値enbと表す。
ここで、現在平均燃費E0c及び各燃費影響因子における現在の燃費影響値encから想定される実燃費を、想定現在実燃費Eacとしたとき、想定現在実燃費Eacは、以下の式で表される。
Eac=E0c−e1c−e2c−…enc…eNc・・・式(1)
想定現在実燃費は、即ち、現在想定される実燃費のことを指す。
また、最悪平均燃費E0b及び各燃費影響因子における最悪燃費影響値enbから想定される実燃費を想定最悪実燃費Eabとしたとき、想定最悪実燃費Eabは、以下の式で表される。
Eab=E0b−e1b−e2b−…enb…eNb・・・式(2)
想定最悪実燃費は、即ち、想定される実燃費の最低値である。
以下、走行予定ルートを構成するリンクの数量をM(Mは正の整数)で表す。また、車両の現在位置に対して最も近いリンク、即ち、現在自車両が位置しているリンクをリンクL1とし、以降、現在位置から近い順に、リンクL2、リンクL3、…リンクLMとする。従って、リンクLMは、目的地に対して最も近いリンクとなる。以下、各リンクの距離をD1、D2、…DMとする。現在位置から近い順にn番目(nは正の整数)のリンクをリンクLnと表し、リンクLnの距離をDnと表す。図7に示す例では、M=4であり、リンクL1が現在位置に最も近いリンクであり、リンクL4が目的地に最も近いリンクである。
図4に戻り、ステップS2において必要残量算出部14が算出する想定必要残量には、想定現在必要残量Yaと想定最悪必要残量Ybとが含まれる。想定現在必要残量Yaは、現在想定されている実燃費である想定現在実燃費Eacでルートを走行した場合に想定される想定必要残量のことを指す。想定最悪必要残量Ybは、想定される実燃費の最悪値である想定最悪実燃費Eabでルートを走行した場合に想定される想定必要残量のことを指す。
ここで、リンクLnを走行するときにおける想定現在必要残量Yncと想定最悪必要残量Ynbは、それぞれ、以下の式で表される。
Ync=Dn/Eac・・・式(3)
Ynb=Dn/Eab・・・式(4)
ステップS2では、必要残量算出部14が走行予定ルートにおける全てのリンクについて、式(1)〜式(4)に基づいて、想定現在必要残量Yncと想定最悪必要残量Ynbとを算出する。なお、必要残量算出部14は、ステップS1において情報取得部13が取得した影響因子情報に基づいて各因子の燃費影響値eを取得し、取得した燃費影響値eを式(1)に導入することで想定現在実燃費Eacを算出する。各因子の燃費影響値eは、周知の方法によって影響因子情報に基づいて算出してもよいし、影響因子情報と過去の燃費影響値eの履歴データとを参照して求めてもよい。ステップS2が終わると、ステップS3に進む。
次に、ステップS3において、到達確度判定部15が、走行予定ルートにおける全てのリンクに対して到達確度を判定する(ステップS3)。到達確度とは、燃料を補給することなく現在位置から特定の位置まで到達可能であるかについての確度を表す指標である。なお、リンクについて到達確度を用いる場合、当該リンクの終点(現在位置から最も走行距離が長い地点)まで到達可能であるかについての確度のことを指す。ステップS3では、到達確度として、レベル1、レベル2、レベル3の何れかを各リンクに付与する。レベル1は、実燃費が想定最悪実燃費Eabとなっても燃料を補給することなく現在位置から当該リンクの終点まで航続可能であると予想されるリンクに付与される。レベル2は、実燃費が想定最悪実燃費Eabとなったら燃料を補給しないと現在位置から当該リンクの終点まで航続することはできないが、実燃費が想定現在実燃費Eacのままであれば燃料を補給することなく当該リンクの終点まで航続可能であると予想されるリンクに付与される。レベル3は、実燃費が想定現在実燃費Eacのままであっても当該リンクを航続することができないと予想されるリンクに付与される。以上を踏まえると、本実施形態においては、レベル1において到達確度が最も高いとみなすことができ、レベル3において到達確
度が最も低いとみなすことができる。
図6は、ステップS3において必要残量算出部14が実行する到達確度判定処理の詳細なフローチャートである。まず、ステップS31において、必要残量算出部14が、走行予定ルートにおける全てのリンクについて到達確度を判定したか否かを判定する(ステップS31)。走行予定ルートにおける全てのリンクについて到達確度を判定している場合(ステップS31−YES)、ステップS3を完了する。走行予定ルートにおける全てのリンクのうち、到達確度を判定してないリンクが存在する場合(ステップS31−NO)、必要残量算出部14は、到達確度を判定してないリンクのうち、自車両の現在位置に最も近いリンクを判定対象リンクとして選択する(ステップS32)。ここで、判定対象となるリンクの番号をmとし、当該判定対象リンクをリンクLmとする。
次に、ステップS33では、到達確度判定部15は、判定対象リンクLmについて下記の条件式(5)を満たすか否かを判定する(ステップS33)。
Figure 2019105517
ここで、Y0は、現在の燃料残量(以下、現在残量)を示す。式(5)は、現在位置から判定対象リンクLmまでの想定最悪必要残量Ynbの総和を現在残量Y0から差し引いた値が0よりも大きいことを意味する。式(5)が満たされる場合、車両が想定最悪実燃費Eabで走行し続けたとしても判定対象リンクLmの終点まで燃料を補給することなく航続可能であることが予想される。つまり、判定対象リンクLmは、実燃費が現在想定される実燃費である想定現在実燃費Eacから想定される実燃費の最悪値である想定最悪実燃費Eabに変化した場合であっても燃料を補給することなく当該リンクの終点まで車両が航続可能なリンクとみなせる。そのため、式(5)が満たされる場合(ステップS33−YES)、到達確度判定部15は、判定対象リンクLmについてレベル1と判定し(ステップS34)、ステップS31に戻る。式(5)が満たされない場合(ステップS33−NO)、ステップS35に進む。
ステップS35では、判定対象リンクについて、下記の条件式(6)を満たすか否かを判定する(ステップS35)。
Figure 2019105517
式(6)は、現在位置から判定対象リンクまでの想定現在必要残量Yncの総和を現在残量Y0から差し引いた値が0よりも大きいことを意味する。式(6)が満たされる場合、車両が現在想定される実燃費である想定現在実燃費Eacを維持したまま走行すれば判定対象リンクLmの終点まで燃料を補給することなく航続可能であることが予想される。また、ステップS33の判定結果も踏まえると、判定対象リンクについて、式(7)が満たされる。
Figure 2019105517
即ち、判定対象リンクは、実燃費が想定最悪実燃費Eabとなった場合は燃料を補給しないと当該リンクの終点までは航続することができないものの、実燃費が想定現在実燃費Eacを維持し続ければ燃料を補給することなく当該リンクの終点まで航続可能なリンクとみなせる。そのため、式(6)が満たされる場合(ステップS35−YES)、到達確度
判定部15は、判定対象リンクLmについてレベル2と判定し(ステップS36)、ステップS31に戻る。反対に、式(6)が満たされない場合は、以下の式(8)が満たされることとなり、実燃費が想定現在実燃費Eacを維持したままであっても、燃料を補給しなければ当該リンクの終点まで航続することが不可能であると予想される。
Figure 2019105517
到達確度判定部15は、式(6)が満たされない場合(ステップS35−NO)、ステップS36に進む。ステップS36では、判定対象リンクLm以降のリンク、即ち、リンクLmからリンクLMまでの全てのリンクについてレベル3と判定し(ステップS37)、本処理を終了させる。以上のようにして、走行予定ルートを構成する全てのリンクについて到達確度が判定される。
次に、ステップS4では、表示態様制御部17が到達確度判定部15の判定結果に基づいて、表示装置2に表示されているルート案内画像における各リンクの表示態様を、到達確度に応じて変化させる。そして、HMI制御部18が表示装置2に表示される各リンクの表示態様を、表示態様制御部17の指示に応じて変化させる。表示態様制御部17は、例えば、リンクの表示色を到達確度に応じて変化させる。表示態様制御部17は、例えば、到達確度がレベル1のリンクを青色、レベル2のリンクを黄色、レベル3のリンクを赤色で表示させる。これにより、ユーザに対して走行予定ルートにおける到達確度ごとの範囲を視覚的に知らせることができる。その結果、ユーザは、現在の燃料残量で燃料を補給することなく到達することができる範囲を視覚的に認識することができる。
上述したように、レベル1のリンクは、実燃費が想定最悪実燃費Eabとなっても燃料を補給することなく当該リンクの終点まで航続可能であることが予想されるリンクである。ユーザは、走行予定ルートにおけるレベル1の表示態様(本例では青色)で表示された部分については、燃料を補給することなく到達可能であると予想することができる。また、レベル2のリンクは、実燃費が想定現在実燃費Eacを維持すれば燃料を補給することなく航続可能であるものの、想定最悪実燃費Eabとなった場合には燃料を補給しなければ航続不可能であると予想されるリンクである。ユーザは、走行予定ルートにおけるレベル2の表示態様(本例では黄色)で表示された部分については、燃料の補給をした方が良さそうだと予想することができる。また、上述したように、レベル3のリンクは、実燃費が想定現在実燃費Eacを維持した場合でも燃料を補給しないと航続不可能であることが予想されるリンクである。ユーザは、走行予定ルートにおけるレベル3の表示態様(本例では赤色)で表示された部分については、到達するためには燃料の補給が必要であると予想することができる。
このようにして、車載装置1が到達確度に応じてルートの表示を段階的に変化させることによって、ユーザは、走行予定ルートにおける到達確度ごとの範囲を視覚的に認識することができる。これにより、ユーザは、到達確度を目安として、現在の燃料残量で燃料を補給することなく到達することができる範囲を視覚的に認識することができる。その結果、ユーザは、目的地に到達するまでに燃料の補給が必要か否かを判断することができる。また、ユーザは、走行予定ルートの途中における特定の位置について、燃料を補給することなく到達可能であるかについての確度を知ることができる。また、車載装置1は、到達確度が表示態様に反映された走行予定ルートを地図画像とともにルート案内画像に表示させているため、ユーザに対して、燃料の燃料補給地点(例えばガソリンスタンド)を選択する際の判断材料を提供することができる。その結果、ユーザは、ルート上に示された到達確度を目安にして、地図上の何れの燃料補給地点で燃料を補給すべきかを判断することができる。
なお、到達確度に応じて変化させる表示の態様は、表示色の種類に限られない。到達確度に応じて変化させる表示の態様は、例えば、ルートを表示する線の太さ、濃淡、線の形状(実線/破線)等、態様の違いによってユーザが到達確度の違いを認識できるものであれば何でもよい。
図7は、表示装置2に表示されるルート案内画像を示す図であって、ステップS1〜ステップS4までの処理を説明するための具体例を示す図である。図7の太線は、現在位置(図中、Sで示すアイコン)から目的地(図中、Gで示すアイコン)までの走行予定ルートである。具体例におけるリンクの数量については、M=4とする。以下、リンクL1の到達確度をレベル1、リンクL2の到達確度をレベル2、リンクL3及びリンクL4の到達確度をレベル3である場合について説明する。以上のようにして、到達確度に応じてルートの表示を段階的に変化させることによって、ユーザは、走行予定ルートにおける到達確度ごとの範囲を視覚的に認識することができる。
図7に示す例においては、ステップS1において情報取得部13が、リンクL1〜リンクL4についての到達確度を判定するための情報を取得する。次に、ステップS2において、必要残量算出部14が、リンクL1〜リンクL4について、式(1)〜式(4)に基づいて想定必要残量を算出する。次に、ステップS3において、到達確度判定部15が、リンクL1〜リンクL4の到達確度を判定する。到達確度判定部15は、ステップS32において、自車両の現在位置に最も近いリンクL1を判定対象リンクとして最初に選択し、ステップS33において、リンクL1について式(5)を満たすか否かを判定する。リンクL1は、式(5)を満たすため、ステップS34においてレベル1と判定される。リンクL2は、ステップS33において式(5)を満たさないので、ステップS35において式(6)を満たすか否かを判定される。リンクL2は、式(6)を満たすため、ステップS36においてレベル2と判定される。リンクL3は、ステップS35において式(6)を満たさないため、ステップS37においてリンクL4とともにレベル3と判定される。そして、ステップS4において、表示態様制御部17が、リンクL1をレベル1であることを示す青色で表示させ、リンクL2をレベル2であることを示す黄色で表示させ、リンクL3及びリンクL4をレベル3であることを示す赤色で表示させる。
次に、図4に戻り、ステップS5以降について説明する。ステップS5では、情報取得部13が、燃料補給地点(本例ではガソリンスタンド)までの到達確度を判定するために必要な情報を取得する(ステップS5)。具体的には、情報取得部13は、地図データに基づいて走行予定ルート付近の燃料補給地点を提案候補として複数選択する。そして、情報取得部13は、提案候補の属性に関する情報である属性情報と、提案候補に関連する施設のユーザの利用履歴の情報である利用履歴情報とを取得する。
情報取得部13は、提案候補の属性情報として、提案候補の位置情報と、現在地から提案候補までのリンク情報と、提案候補が位置する道路の種別(高速/一般道)情報と、提案候補であるガソリンスタンドのブランド情報と、提案候補に併設された併設施設の一例としてのコンビニエンスストアのチェーン情報と、を地図データやネットワーク上から取得する。また、提案候補に関連する施設としては、提案候補であるガソリンスタンドと同じブランドのガソリンスタンドや、ガソリンスタンドに併設されることが多いコンビニエンスストア等が挙げられる。情報取得部13は、提案候補に関連する施設の利用履歴情報として、ユーザが過去に利用したガソリンスタンドのブランド別の利用回数や、ユーザが過去に利用したコンビニエンスストアのチェーン別の利用回数を含む利用履歴データを記憶部19から取得する。
ここで、車載装置1は、車両のACCがオフとなった時点における車両の位置情報と地
図データ内の施設情報とを紐付けることによって利用履歴データを構築し、記憶部19に保持している。具体的には、車載装置1は、車両のACCがオフとなった位置付近の施設がガソリンスタンドである場合に、当該ガソリンスタンドのブランドについて利用回数を加算することで、ガソリンスタンドの利用履歴データを更新している。同様に、車両のACCがオフとなった位置付近の施設がコンビニエンスストアである場合に、当該コンビニエンスストアのチェーンについて利用回数を加算することで、コンビニエンスストアの利用履歴データを更新している。
次に、ステップS6では、必要残量算出部14が、現在位置から各提案候補までの全ての走行予定ルートにおける全てのリンクについて、想定現在必要残量と想定最悪必要残量とを算出する。ステップS6は、ステップS2と同様の処理によって行われる。
次に、ステップS7では、到達確度判定部15が、現在位置から全ての提案候補について到達確度を判定する(ステップS7)。ステップS7は、ステップS3と同様の処理によって行われる。
次に、ステップS8では、優先度付与部16が、ステップS5〜ステップS7の処理結果に基づいて、全ての提案候補に優先度を付与する(ステップS8)。優先度付与部16が各提案候補について付与する優先度とは、提案候補のPOIを示すアイコンをルート案内画像に表示する際に、どの提案候補をユーザに対して優先的に提案するのかを定めるための指標である。詳細については後述するが、表示態様制御部17は、優先度が高い提案候補をより強調して表示させる。即ち、提案候補に優先度を付与することで、提案候補に対して重み付けがなされる。本実施形態に係る車載装置1は、提案候補のうち表示対象として選択した提案候補に対して優先度「1」又は優先度「2」を付与する。優先度「2」は、最優先であることを示し、優先度「2」を付与された提案候補の方が優先度「1」を付与された提案候補よりも強調して表示される。
図8は、ステップS8において優先度付与部16が行う処理の詳細なフローチャートである。まず、優先度付与部16は、ステップS81において、複数の提案候補のうち、提案候補までの到達確度がレベル3の提案候補を表示対象外とする(ステップS81)。
次に、ステップS82において、優先度付与部16は、到達確度がレベル2である提案候補を表示対象とし、当該提案候補に優先度「1」を付与する(ステップS82)。
次に、ステップS83において、優先度付与部16は、到達確度がレベル1である提案候補のうち、最も目的地に近い提案候補を表示対象とし、当該提案候補に優先度「2」を付与する(ステップS83)。
次に、ステップS84において、優先度付与部16は、情報取得部13が取得した道路の種別情報に基づいて、ステップS83で優先度「2」を付与した提案候補の道路種別が、高速道路であるか否かを判定する(ステップS84)。ステップS83で優先度「2」を付与した提案候補の道路種別が高速道路である場合(ステップS84−YES)、ステップS85において、優先付与部は、到達確度がレベル1であって道路種別が一般道である提案候補のうち、最も目的地に近い提案候補を表示対象とし、当該提案候補に優先度「2」を付与する(ステップS85)。以下、ステップS85において優先度「2」を付与する条件を条件1とする。ステップS85の次は、ステップS86に進む。ステップS84において、ステップS83で優先度「2」を付与した提案候補の道路種別が一般道路である場合(ステップS84−NO)、ステップS85の処理を行わずにステップS86に進む。
ステップS86において、優先度付与部16は、情報取得部13が取得した利用履歴データに基づいて、到達確度がレベル1であって、ユーザの利用頻度が最も高いガソリンスタンドのブランドと一致する提案候補のうち、最も目的地に近い提案候補を表示対象とし、当該提案候補に優先度「2」を付与する(ステップS86)。以下、ステップS86において優先度「2」を付与する条件を、条件2とする。
次に、ステップS87において、優先度付与部16は、情報取得部13が取得した利用履歴データに基づいて、到達確度がレベル1であって、ユーザの利用頻度が最も高いコンビニエンスストアと同じチェーンのコンビニエンスストアが併設されている提案候補のうち、最も目的地に近い提案候補を表示対象とし、当該提案候補に優先度「2」を付与する(ステップS87)。以下、ステップS86において優先度「2」を付与する条件を、条件3とする。
次に、ステップS88において、優先度付与部16は、ステップS81からステップS87において処理されていない全ての提案候補を表示対象とし、当該提案候補に優先度「1」を付与する(ステップS88)。以上のようにしてステップS8の処理が終了する。
ステップS8の処理が終わると、ステップS9において、表示態様制御部17は、ステップS8において表示対象とした提案候補の表示態様を優先度に応じて変化させる。具体的には、表示態様制御部17は、優先度「2」を付与された提案候補の方が優先度「1」を付与された提案候補よりも強調されるように表示態様を変化させる。そして、HMI制御部18が表示装置2に表示される各提案候補のPOIを示すアイコンの表示態様を、表示態様制御部17の指示に応じて変化させる。これにより、ステップS83、ステップS85、ステップS86、ステップS87において優先度「2」を付与された提案候補が、ステップS82及びステップS88において優先度「1」を付与された提案候補よりも強調して表示される。具体的には、表示態様制御部17は、優先度「2」の提案候補のアイコンを優先度「1」の提案候補のアイコンよりも大きく表示させることで、優先度「2」の提案候補を強調する。ここで、表示態様制御部17は、ステップS86において優先度「2」を付与した提案候補のアイコンと併せて当該アイコンが示す燃料補給地点のブランド名を表示し、ステップS87において優先度「2」を付与した提案候補のアイコンと併せて当該アイコンが示す燃料補給地点の併設施設の情報を表示する。
以上のように、表示態様制御部17は、上述した優先度「2」を付与された提案候補の方が優先度「1」を付与された提案候補よりも強調されるように提案候補を表示させる。これにより、優先度の高い燃料補給地点をユーザに対して優先的に提案することができる。
ここで、一般に、燃料の補給は、より残量を減らした状態、即ち、より目的地に近い燃料補給地点で行うことが、補給回数を減らせる点で好ましい。ステップS83において、目的地に最も近い優先度「2」を付与された提案候補は、現状の想定される実燃費で到達可能な燃料補給地点であって、目的地に最も近い燃料補給地点である。そのため、車載装置1は、このような燃料補給地点に高い優先度を付与するとともにこれを強調表示することで、ユーザにとってメリットの大きい燃料補給地点を優先的に提案することができる。
また、一般に、高速道路のサービスエリアにあるガソリンスタンドは、値段が高いことや時期(大型連休等)によっては混雑していることがあるため、高速道路に進入するよりも手前で燃料の補給を済ませておきたいと考えるユーザは多い。ステップS83又はステップS85で優先度「2」を付与される提案候補は、現状の想定される実燃費で到達可能であって一般道路沿いに位置する燃料補給地点のうち、目的地に最も近い位置、即ち、高速道路の直前に位置する燃料補給地点である。そのため、車載装置1は、このような燃料
補給地点に高い優先度を付与するとともにこれを強調表示することで、ユーザにとってメリットの大きい燃料補給地点を優先的に提案することができる。
更に、ステップS86で優先度「2」を付与される提案候補は、ユーザの利用頻度が最も高いブランドの燃料補給地点のうち、目的地に最も近い位置にある燃料補給地点である。ユーザの利用頻度が高いブランドということは、当該燃料補給地点はユーザが好んで利用する燃料補給地点である可能性が高い。そのため、車載装置1がこれを強調表示することで、ユーザが求める燃料補給地点を提案することができる。例えば、ガソリンスタンドは、そのブランドに応じて、利用する度に特定のポイントを得られたり、スマートペイなどで支払いが簡単に済ませられたりする等といった付加価値を提供する。このような付加価値は、ユーザがガソリンスタンドを選ぶポイントの一つとなる。そのため、ユーザが過去によく利用しているガソリンスタンドに高い優先を付与してこれを強調表示することで、そのユーザが優先的に選びたいガソリンスタンドを提案することができる。また、車載装置1は、提案候補のアイコンと併せて提案候補であるガソリンスタンドのブランド情報を表示することによって、ガソリンスタンドを選択するための判断材料をユーザに提供することができる。
また、一般に、ガソリンスタンドでの給油ついでにコンビニエンスストアで買い物をしたいと考えるユーザは多い。実際に、コンビニが併設されているガソリンスタンドは数多く存在する。ステップS87で優先度「2」を付与される提案候補は、ユーザの利用頻度が最も高いコンビニエンスストアが併設された燃料補給地点のうち、目的地に最も近い位置にある燃料補給地点である。その併設施設のユーザによる利用頻度が高いということは、ユーザは当該併設施設を好んで利用する可能性が高い。そのため、このような燃料補給地点に高い優先度を付与するとともにこれを強調表示することで、ユーザにとってメリットの大きい燃料補給地点を優先的に提案することができる。また、車載装置1は、提案候補のアイコンと併せて併設施設であるコンビニエンスストアの情報を表示することによって、ガソリンスタンドを選択するための判断材料をユーザに提供することができる。
図9は、ステップS5からステップS8までの処理の具体例を説明するための図である。また、図10は、具体例におけるガソリンスタンドの利用履歴データを示す図であり、図11は、具体例におけるコンビニエンスストアの利用履歴データを示す図である。
図9に示すガソリンスタンドA〜Iは、走行予定ルート付近に位置するガソリンスタンドである。まず、ステップS5において、情報取得部13が、ガソリンスタンドA〜Iを提案候補として選択し、各提案候補についての到達確度を判定するための情報を取得する。次に、ステップS6において、必要残量算出部14が、現在位置からガソリンスタンドA〜Iまでの全ての走行予定ルートにおける全てのリンクについて、想定現在必要残量と想定最悪必要残量とを算出する。次に、ステップS7において、到達確度判定部15が、現在位置からガソリンスタンドA〜Iまでの全てのガソリンスタンドについて、到達確度を判定する。そして、ステップS81において、優先度付与部16が、到達確度がレベル3であるガソリンスタンドAとガソリンスタンドBを表示対象外とする。次にステップS82において、到達確度がレベル2であるガソリンスタンドCが表示対象とされ、優先度「1」が付与される。次に、ステップS83において、優先度付与部16が、到達確度がレベル1であるガソリンスタンドのうち、最も目的地に近いガソリンスタンドDを表示対象とし、ガソリンスタンドDに優先度「2」を付与する。ここで、ガソリンスタンドDの道路種別が高速道路であるため、ステップS85において、到達確度がレベル1であって道路種別が一般道であるガソリンスタンドのうち、最も目的地に近いガソリンスタンドFを表示対象とし、優先度「2」を付与する。次に、ステップS86において、優先度付与部16は、到達確度がレベル1であって、ユーザの利用頻度が最も高いガソリンスタンドのブランドA(図10参照)と一致するガソリンスタンドのうち、最も目的地に近いガソ
リンスタンドEを表示対象とし、優先度「2」を付与する。次に、ステップS87において、優先度付与部16は、到達確度がレベル1であって、提案候補とされているガソリンスタンドに併設されているコンビニエンスストアの中ではユーザの利用頻度が最も高いコンビニエンスストアC(図11参照)が併設され、最も目的地に近いガソリンスタンドHを表示対象とし、優先度「2」を付与する。最後に、ステップS88において、優先度付与部16は、未処理のガソリンスタンドG,Iを表示対象とし、優先度「1」を付与する。以上のようにして、ガソリンスタンドA〜Iへの優先度の付与が実行される。
図12は、表示装置2に表示されるルート案内画像を示す図であって、図9に示す処理結果を示す図である。図に12示すように、表示画面に表示されるルート案内画像には、ガソリンスタンドC〜Iが表示されており、特にガソリンスタンドD,E,F,Hのアイコンが強調表示されている。これにより、ユーザは、ガソリンスタンドD,E,F,Hが推奨されている燃料補給地点であることを認識することができる。また、ルート案内画像では、ガソリンスタンドEのアイコンとともにガソリンスタンドEのブランドがユーザの利用頻度の高いブランドAであることが示され、ガソリンスタンドHのアイコンとともにガソリンスタンドHにユーザの利用頻度の高いコンビニエンスストアCが併設されていることが示されている。
なお、上述のように、車載装置1は、上述の条件1(一般道沿いに位置する燃料補給地点)と、条件2(よく利用するブランドの燃料補給地点)と、条件3(併設施設がよく利用するブランドである燃料補給地点)と、を同列に扱い、優先度「2」を付与している。本発明は、これに限定されず、上例において条件1〜条件3に合致する提案候補の中でも更に優劣を付けてもよい。例えば、優先度付与部16は、ユーザによる選択操作を受け付けて、条件1〜条件3(一般道/燃料補給地点のブランド/併設施設のブランド)のうち、ユーザが選択した条件に合致する提案候補に対して、他の提案候補よりも高い優先度を付与してもよい。これにより、ユーザが特に優先したい条件に合致する提案候補を他の提案候補よりも強調して表示することができる。
なお、優先度に応じて変化させる表示の態様は、表示アイコンの大きさに限られない。優先度に応じて変化させる表示の態様は、例えば、アイコンを表示する色の種類、濃淡、形状等、態様の違いによってユーザが到達確度の違いを認識できるものであれば何でもよい。
また、上述の併設施設は、コンビニエンスストアに限定されず、燃料補給地点に併設される施設であれば何でもよい。
図4に戻り、ステップS9の処理が終了すると、ステップS1に戻る。車載装置1は、経路案内部12によるルート案内中において、ステップS2〜ステップS9の処理を遂次実行している。これにより、車載装置1は、リアルタイムに燃料残量、車両位置、車両機器の状態、車両環境に基づいて走行予定ルート及び提案候補を表示することができる。その結果、車載装置1は、最適な表示態様による経路案内を常にユーザに提供することができる。
また、上述したように、経路案内部12は、車両の現在位置が案内ルート上から外れると、現在位置から目的地までの案内ルートを更新(リルート)する。これにより、更新されたルートに対してステップS1からステップS9までの処理が実行される。その結果、ユーザに対して常に現在位置から目的地までの案内ルート付近の燃料補給地点を提案することでき、ユーザは、燃料補給地点を経由した最適なルートで目的地に到達することができる。
また、ユーザは、ステップ9において表示された燃料補給地点の提案候補の中から、経由する燃料補給地点を選択することができる。経路案内部12は、ユーザが選択した燃料補給地点を経由した目的地までの最適なルートを検索し、案内ルートに反映する。
ここで、経路案内部12によって特定の燃料補給地点が経由地点に設定されているときに案内ルートがリルートされる場合、経路案内部12は、当該燃料補給地点を経由地点とする設定を解除する。そして、経路案内部12は、新たに現在位置から目的地までの案内ルートを作成する。そして、リルートされた新たな案内ルートに基づいてステップS1〜ステップS2の表示画像の制御処理が実行され、新たな案内ルート沿いの燃料補給地点の中から優先度を付与された燃料補給地点がユーザに提案される。ユーザにとっては、燃料の補給さえ可能であれば、特定の燃料補給地点を経由することにこだわる必要がない場合が多い。そのため、リルートするときに燃料補給地点の経由設定を解除し、リルートした案内ルートに基づいて表示画像の制御処理を実行することによって、ユーザは、現在位置から目的地までの最適なルート沿いの燃料補給地点の中から新たな経由地として燃料補給地点を選択することができる。その結果、ユーザは燃料補給地点を経由した最適なルートで目的地に到達することができる。
なお、上述したステップS4からステップS9までの処理は、ステップS3において目的地までの到達確度がレベル3と判定されることを条件に開始されてもよい。
[作用・効果]
以上のように、本実施形態に係る車載装置1は、車両の現在位置から目的地までの走行予定ルートを区分したリンクごとに、車両の現在位置から当該リンクの終点まで到達するために必要な燃料の残量である想定必要残量を算出する必要残量算出部14と、現在残量と想定必要残量とに基づいて、燃料を補給することなく現在位置から特定の位置まで到達可能かについての確度である到達確度を判定する到達確度判定部15と、表示画面に表示される表示対象としてのリンクやアイコンの表示態様を変化させる表示態様制御部17と、を備える。また、到達確度判定部15は、リンクごとに、当該リンクの終点までの到達確度を判定する。そして、表示態様制御部17は、到達確度判定部15が判定したリンクごとの到達確度に応じてルート案内画像に表示されるリンクの表示態様を遂次的に変化させる。
このような本実施形態に係る車載装置1によると、走行予定ルートを到達確度に応じて段階的に表示することができる。このようにして、到達確度に応じてルートの表示を変化させることによって、ユーザは、走行予定ルートにおける到達確度ごとの範囲を視覚的に認識することができる。これにより、ユーザは、到達確度を目安として、現在の燃料残量で燃料を補給することなく到達することができる範囲を視覚的に認識することができる。その結果、ユーザは、目的地に到達するまでに燃料の補給が必要か否かを判断することができる。また、ユーザは、走行予定ルートの途中における特定の位置について、燃料を補給することなく到達可能であるかについての確度を知ることができる。更に、表示態様制御部が到達確度に応じて遂次的に表示態様を変化させていることから、最新の到達確度を表示態様に反映させることができる。その結果、現在の燃料残量で燃料を補給することなく到達することができる正確な範囲を常に表示することができる。また、到達確度が表示態様に反映された走行予定ルートが地図画像とともにルート案内画像に表示されているため、ユーザは、ルート上に示された到達確度を目安にして、地図上の何れの燃料補給地点で燃料を補給すべきかを判断することができる。
なお、リンクは、本発明における「案内ルートを区分した所定の区間」の一例である。但し、「案内ルートを区分した所定の区間」は、リンクに限定されず、適宜設定することができる。
また、車載装置は、車両の燃費に影響を与える因子についての情報である燃費影響因子情報を取得する情報取得部13を備えている。そして、必要残量算出部14は、燃費影響因子情報に基づいて想定必要残量を算出する。これによれば、正確な実燃費に基づいて必要残量を想定することができる。その結果、正確な到達確度を表示態様に反映させることができる。また、情報取得部が到達確度を判定するために必要な情報を遂次的に取得しているため、常に正確な到達確度を表示態様に反映することができる。
また、車載装置は、走行予定ルート付近の燃料補給地点に対して優先度を付与する優先度付与部16を備えている。そして、到達確度判定部15は、燃料補給地点ごとに当該燃料補給地点までの到達確度を判定し、優先度付与部16は、燃料補給地点ごとの到達確度に応じた優先度を燃料補給地点に付与し、表示態様制御部17は、ルート案内画像に表示される燃料補給地点を、優先度の高い順に強調表示させる。これによると、到達確度に応じて優先度が付与されており、優先度が表示態様に反映されている。そのため、ユーザは、到達可能な補給地点を視覚的に認識することができる。また、ユーザは、到達確度に応じた優先度を示す表示態様を目安にして、地図上の何れの燃料補給地点で燃料を補給すべきかを判断することができる。例えば、ユーザは、到達可能であって、且つ、より目的地に近い燃料補給地点で燃料の補給を行うことができる。
更に、優先度付与部16は、燃料補給地点ごとの到達確度に加え、燃料補給地点の属性情報や燃料補給地点に関連する施設の利用履歴の情報に応じて優先度を燃料補給地点に付与する。これによれば、ユーザにとってメリットの大きい燃料補給地点を優先的に提案することができる。
なお、車載装置1が有する車両位置算出部11、経路案内部12、情報取得部13、必要残量算出部14、到達確度判定部15、優先度付与部16、表示態様制御部17、HMI制御部18、記憶部19といった機能は、車載装置1でなく、ナビゲーションシステム100の他の構成によって担保してもよい。ナビゲーションシステム100は、車両位置算出手段と、経路案内手段と、情報取得手段と、必要残量算出手段と、到達確度判定手段と、優先度付与手段と、表示態様制御手段と、HMI制御手段と、記憶手段と、を備えてもよい。例えば、情報取得手段は、タイヤ空気圧センサ等といった車両各部に設けられた各種のセンサのほか、VICS送受信装置6や外部通信装置7といった各種の通信装置によって実現してもよい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態は、矛盾のない限り組み合わせることができる。
100・・・ナビゲーションシステム
1・・・車載装置(ナビゲーション装置)
11・・・車両位置算出部
12・・・経路案内部
13・・・情報取得部
14・・・必要残量算出部
15・・・到達確度判定部
16・・・優先度付与部
17・・・表示態様制御部
18・・・HMI制御部
19・・・記憶部

Claims (7)

  1. 車両に搭載されるナビゲーション装置であって、
    前記車両の現在位置から目的地までの案内ルートを区分した所定の区間ごとに、前記車両の現在位置から当該区間の終点まで到達するために必要な燃料の残量である必要残量を算出する必要残量算出部と、
    現在の前記燃料の残量と前記必要残量とに基づいて、前記燃料を補給することなく前記現在位置から特定の位置まで到達することができるかについての確度である到達確度を判定する到達確度判定部と、
    表示画像に表示される表示対象の表示態様を変化させる表示態様制御部と、を備え、
    前記到達確度判定部は、前記区間ごとに、当該区間の終点までの前記到達確度を判定し、
    前記表示態様制御部は、前記到達確度判定部が判定した前記区間ごとの前記到達確度に応じて表示画像に表示される前記区間の表示態様を遂次的に変化させる、
    ナビゲーション装置。
  2. 前記車両の燃費に影響を与える因子についての情報である燃費影響因子情報を取得する情報取得部を備え、
    前記必要残量算出部は、前記燃費影響因子情報に基づいて前記必要残量を算出する、
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記案内ルート付近の燃料補給地点に対して優先度を付与する優先度付与部を備え、
    前記到達確度判定部は、前記燃料補給地点ごとに、当該燃料補給地点までの前記到達確度を判定し、
    前記優先度付与部は、前記燃料補給地点ごとの前記到達確度に応じた前記優先度を前記燃料補給地点に付与し、
    前記表示態様制御部は、前記表示画像に表示される前記燃料補給地点を、前記優先度の高い順に強調表示させる、
    請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記優先度付与部は、前記燃料補給地点ごとの前記到達確度と前記燃料補給地点の属性情報とに応じた前記優先度を前記燃料補給地点に付与する、
    請求項3に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記優先度付与部は、前記燃料補給地点ごとの前記到達確度とユーザにおける前記燃料補給地点に関連する施設の利用履歴の情報とに応じた前記優先度を前記燃料補給地点に付与する、
    請求項3又は4に記載のナビゲーション装置。
  6. 車両に搭載されるナビゲーションシステムであって、
    前記車両の現在位置から目的地までの案内ルートを区分した所定の区間ごとに、前記車両の現在位置から当該区間の終点まで到達するために必要な燃料の残量である必要残量を算出する必要残量算出手段と、
    現在の前記燃料の残量と前記必要残量とに基づいて、前記燃料を補給することなく前記現在位置から特定の位置まで到達することができるかについての確度である到達確度を判定する到達確度判定手段と、
    表示画像に表示される表示対象の表示態様を変化させる表示態様制御手段と、を備え、
    前記到達確度判定手段は、前記区間ごとに、当該区間の終点までの前記到達確度を判定し、
    前記表示態様制御手段は、前記区間ごとの前記到達確度に応じて表示画像に表示される
    前記区間の表示態様を遂次的に変化させる、
    ナビゲーションシステム。
  7. 車両のナビゲーションにおける画像表示方法であって、
    前記車両の現在位置から目的地までの案内ルートを区分した所定の区間ごとに、前記車両の現在位置から当該区間の終点まで到達するために必要な燃料の残量である必要残量を算出する必要残量算出ステップと、
    現在の前記燃料の残量と前記必要残量とに基づいて、前記燃料を補給することなく前記現在位置から特定の位置まで到達することができるかについての確度である到達確度を判定する到達確度判定ステップと、
    表示画像に表示される表示対象の表示態様を変化させる表示態様制御ステップと、を備え、
    前記到達確度判定ステップでは、前記区間ごとに、当該区間の終点までの前記到達確度を判定し、
    前記表示態様制御ステップでは、前記区間ごとの前記到達確度に応じて表示画像に表示される前記区間の表示態様を遂次的に変化させる、
    画像表示方法。
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