JP2021117733A - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配送対象の灯油タンクの位置関係を示す情報を提供する技術を提供する。【解決手段】複数の灯油タンクの各々には、灯油タンク内の灯油残量を示す物理量を検知することが可能な灯油メータが設けられている。情報処理装置は、複数の灯油メータの各々から、検知された物理量を受信するための受信部と、複数の灯油メータの各々から受信した物理量に基づいて、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを特定するための特定部と、配送対象の灯油タンクの各々の位置情報を取得するための取得部と、配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、地図データ上の対応する位置に、配送対象の灯油タンクの各々を示すアイコンを表わし、当該地図データを出力するための出力部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、灯油の配送計画の立案を支援するための技術に関する。
各場所に設置されている灯油タンクに配送業者が灯油を配送するサービスがある。現状では、配送業者は、契約している灯油タンクを配送車で巡回し、灯油タンクに取り付けられている灯油メータを目視で確認し、灯油残量が契約量を下回っている場合に、灯油を灯油タンクに補充する。近年、このような灯油配送サービスを支援するための技術が開発されている。
当該技術に関し、特開2003−67603号公報(特許文献1)は、灯油の自動発注を行なう配達計画支援システムを開示している。当該配達計画支援システムは、灯油残量が発注点に到達した時に、販売店に灯油を自動発注する。また、当該配達計画支援システムは、灯油の発注情報に基づいて、灯油の配達計画を生成し、当該配達計画を消費者に配信する。
特開2003−67603号公報
配送業者は、灯油の配送が必要な灯油タンクを効率的にまわる必要がある。そのためには、配送業者は、配送順序や配送ルートなどの配送計画を立て、その配送計画に従って灯油タンクを巡回する。効率的な配送計画の立案を支援するために、配送対象の灯油タンクの位置関係を示す情報を配送業者に提供することが望まれている。
本開示の一例では、異なる場所に配置されている複数の灯油タンクの内の、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを出力することが可能な情報処理装置が提供される。上記複数の灯油タンクの各々には、灯油タンク内の灯油残量を示す物理量を検知することが可能な灯油メータが設けられている。上記情報処理装置は、複数の上記灯油メータの各々から、検知された上記物理量を受信するための受信部と、複数の上記灯油メータの各々から受信した上記物理量に基づいて、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを特定するための特定部と、上記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報を取得するための取得部と、上記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、地図データ上の対応する位置に、上記配送対象の灯油タンクの各々を示すアイコンを表わし、当該地図データを出力するための出力部とを備える。
本開示の一例では、上記地図データ上に表示される上記アイコンの表示態様は、当該アイコンによって示される灯油タンクについて検知された上記物理量の大きさに応じて変えられる。
本開示の一例では、上記出力部は、さらに、予め登録されている灯油ステーションの位置情報に基づいて、上記地図データ上の対応する位置に、上記灯油ステーションを示すアイコンを表わす。
本開示の一例では、上記情報処理装置は、さらに、上記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、灯油の配送車の走行距離が最短となる配送ルートを推定するためのルート推定部を備える。上記出力部は、さらに、上記配送ルートを上記地図データ上に表わす。
本開示の一例では、上記複数の灯油タンクの各々には、灯油の配送が必要であるか否かを判断する基準となる配送条件が予め規定されている。上記特定部は、上記受信部が受信した上記物理量の各々について、対応する配送条件を特定し、当該物理量の大きさが対応する配送条件を満たした灯油タンクを上記配送対象として特定する。
本開示の他の例では、異なる場所に配置されている複数の灯油タンクの内の、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを出力することが可能な情報処理方法が提供される。上記複数の灯油タンクの各々には、灯油タンク内の灯油残量を示す物理量を検知することが可能な灯油メータが設けられている。上記情報処理方法は、複数の上記灯油メータの各々から、検知された上記物理量を受信するステップと、複数の上記灯油メータの各々から受信した上記物理量に基づいて、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを特定するステップと、上記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報を取得するステップと、上記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、地図データ上の対応する位置に、上記配送対象の灯油タンクの各々を示すアイコンを表わし、当該地図データを出力するステップとを備える。
本開示の他の例では、異なる場所に配置されている複数の灯油タンクの内の、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを出力することが可能な情報処理プログラムが提供される。上記複数の灯油タンクの各々には、灯油タンク内の灯油残量を示す物理量を検知することが可能な灯油メータが設けられている。上記情報処理プログラムは、情報処理装置に、複数の上記灯油メータの各々から、検知された上記物理量を受信するステップと、複数の上記灯油メータの各々から受信した上記物理量に基づいて、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを特定するステップと、上記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報を取得するステップと、上記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、地図データ上の対応する位置に、上記配送対象の灯油タンクの各々を示すアイコンを表わし、当該地図データを出力するステップとを実行させる。
本発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
配送支援システムの構成の一例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 情報処理装置の機能モジュールの一例を示す図である。 灯油残量履歴のデータ構造の一例を示す図である。 配送対象特定部の機能を説明するための図である。 位置特定部の機能を説明するための図である。 ユーザ端末のディスプレイに表示されている地図データの一例を示す図である。 灯油残量とアイコンの色との関係を示す図である。 灯油残量とアイコンの表示サイズとの関係を示す図である。 顧客リストのデータ構造の一例を示す図である。 灯油残量の受信処理のフローチャートを示す図である。 地図データの出力処理のフローチャートを示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<A.配送支援システム10>
まず、図1を参照して、配送支援システム10のシステム構成について説明する。
配送支援システム10は、異なる場所に配置されている複数の灯油タンクの内の、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを特定し、その灯油タンクを配送業者に通知する。配送業者は、配送対象の灯油タンクを把握することで、配送順序や配送ルートなどの配送計画を効率的に立てることができる。
図1は、配送支援システム10の構成の一例を示す図である。配送支援システム10は、1つ以上の情報処理装置100と、1つ以上のユーザ端末200とを含む。
情報処理装置100は、たとえば、ノート型またはデスクトップ型のPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン、または、通信機能を有するその他の通信機器である。
ユーザ端末200は、灯油の配送業者が灯油の配送時に用いる端末である。ユーザ端末200は、情報処理装置100と通信可能に構成される。ユーザ端末200は、たとえば、灯油の配送車190に備えられるカーナビ、スマートフォン、タブレット端末、ノート型のPC、通信機能を有するその他の通信機器である。
図1の例では、配送業者による灯油配送サービスを契約している建屋52A〜52Cが示されている。建屋52A〜52Cは、たとえば、家、マンション、アパート、ビル、その他の建物である。建屋52A〜52Cの周辺には、灯油タンク50A〜50Cが設置されている。灯油タンク50A〜50には、灯油が蓄えられている。
灯油タンク50Aと建屋52Aとは、配管53Aを介して繋がれている。灯油タンク50Aは、配管53Aを介して建屋52A内の暖房器具(たとえば、ストーブやボイラーなど)に灯油を供給する。また、配管53Aには、灯油メータ51Aが取り付けられている。灯油メータ51Aは、灯油タンク50A内の灯油残量を示す物理量を検知する。灯油メータ51Aによって検知される物理量は、灯油残量と相関のある指標であれば、特に限定されない。また、灯油メータ51Aは、無線通信機能を有し、検知した物理量を情報処理装置100に送信する。無線通信の規格としては、LPWAなどの低電力広域無線が採用される。
ある局面において、灯油メータ51Aは、流量センサである。流量センサは、配管53Aを流れる灯油の流量を灯油使用量として検知する。当該流量センサは、検知した灯油使用量を情報処理装置100に定期的に送信する。情報処理装置100は、灯油タンク50Aへの灯油の供給時点における灯油の貯蔵量から、当該供給時点からの灯油使用量を差分することで灯油タンク50Aの灯油残量を算出する。灯油の供給時点における灯油の貯蔵量は、予め登録されていてもよいし、配送業者によって入力されてもよい。
他の局面において、灯油メータ51Aは、灯油タンク50内の上面(たとえば、キャップ)に設けられている距離センサである。当該距離センサは、たとえば、灯油タンク50内の灯油の液面に向けてレーザー光または超音波を発信し、レーザ光の反射光または超音波の反射波を受信するまでの時間に基づいて、灯油タンク50Aの上面から灯油の液面までの距離(以下、「液面距離」ともいう。)を検知する。当該距離センサは、検知した液面距離を情報処理装置100に定期的に送信する。情報処理装置100は、現時点における液面距離から、灯油タンク50Aへの灯油の供給時点における液面距離を差分し、当該差分結果を灯油残量として算出する。灯油の供給時点における液面距離は、予め登録されていてもよいし、配送業者によって入力されてもよい。
他の局面において、灯油メータ51Aは、灯油タンク50内の底面に設けられている重量センサである。当該重量センサは、灯油タンク50A内の灯油の重量を検知する。当該重量センサは、検知した重量を情報処理装置100に定期的に送信する。情報処理装置100は、灯油タンク50Aへの灯油の供給時点における重量から、現時点における重量を差分することで、当該差分結果を灯油残量として算出する。灯油の供給時点における重量は、予め登録されていてもよいし、配送業者によって入力されてもよい。
同様に、灯油タンク50Bと建屋52Bとは、配管53Bを介して繋がれている。灯油タンク50Bは、配管53Bを介して建屋52B内の暖房器具(たとえば、ストーブやボイラーなど)に灯油を供給する。また、配管53Bには、灯油メータ51Bが取り付けられている。灯油メータ51Bは、上述の灯油メータ51Aと同じであるので、灯油タンク50B内の灯油残量の算出方法の説明については繰り返さない。
同様に、灯油タンク50Cと建屋52Cとは、配管53Cを介して繋がれている。灯油タンク50Cは、配管53Cを介して建屋52C内の暖房器具(たとえば、ストーブやボイラーなど)に灯油を供給する。また、配管53Cには、灯油メータ51Cが取り付けられている。灯油メータ51Cは、上述の灯油メータ51Aと同じであるので、灯油タンク50C内の灯油残量の算出方法の説明については繰り返さない。
なお、上述の説明では、情報処理装置100が灯油タンク50A〜50Cの灯油残量を算出する例について説明を行なったが、灯油残量は、必ずしも情報処理装置100によって算出される必要はない。灯油残量は、たとえば、灯油メータ51A〜51Cによって算出されてもよい。
以下では、灯油タンク50A〜50Cを総称して、灯油タンク50ともいう。また、灯油メータ51A〜51Cを総称して、灯油メータ51ともいう。
情報処理装置100は、灯油タンク50の各々の灯油残量に基づいて、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンク50を特定する。一例として、情報処理装置100は、灯油残量が予め登録されている契約量を下回っている灯油タンク50を配送対象として特定する。
次に、情報処理装置100は、配送対象の灯油タンク50の各々の位置情報を取得する。当該位置情報は、種々の方法で取得される。ある局面において、情報処理装置100は、灯油タンク50の各々の位置情報を予め保持している。他の局面において、灯油メータ51の各々自身が位置検知機能(たとえば、GPS(Global Positioning System))を有し、情報処理装置100は、配送対象の灯油タンク50の位置情報を対象の灯油メータ51から受信する。
次に、情報処理装置100は、地図データ130を取得する。地図データ130は、たとえば、情報処理装置100と通信可能な外部サーバ(図示しない)から取得される。あるいは、地図データ130は、情報処理装置100内の記憶装置に予め格納されていてもよい。地図データ130は、たとえば、画像データである。地図データ130の各座標は、緯度および経度に関連付けられている。
次に、情報処理装置100は、配送対象の灯油タンク50の各々の位置情報に基づいて、地図データ130上の対応する位置に、配送対象の灯油タンク50の各々を示すアイコンを表わし、当該地図データ130をユーザ端末200に出力する。このことに基づいて、ユーザ端末200は、情報処理装置100から受信した地図データ130を表示する。
なお、地図データ130の出力先は、ユーザ端末200に限定されず、情報処理装置100に接続される後述のディスプレイ106(図2参照)であってもよい。
以上により、情報処理装置100は、配送対象の灯油タンクの位置関係を配送業者に知らせることができる。配送業者は、配送先の灯油タンク50を地図データ130上で確認することによって、配送順序や配送ルートなどの配送計画を効率的に立てることができる。
<B.ハードウェア構成>
図2および図3を参照して、上述の図1に示される情報処理装置100とユーザ端末200とのハードウェア構成について順に説明する。
(B1.情報処理装置100のハードウェア構成)
まず、図2を参照して、情報処理装置100のハードウェア構成について説明する。図2は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す模式図である。
情報処理装置100は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信インターフェイス104と、表示インターフェイス105と、入力インターフェイス107と、記憶装置120とを含む。これらのコンポーネントは、バス110に接続される。
制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのGPU(Graphics Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成され得る。
制御装置101は、情報処理装置100の情報処理プログラム122などの各種プログラムを実行することで情報処理装置100の動作を制御する。情報処理プログラム122は、灯油タンク50の灯油残量を監視する処理や、地図データ130をユーザ端末200に配信する処理などを実行するためのプログラムである。制御装置101は、情報処理プログラム122の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置120またはROM102からRAM103に情報処理プログラム122を読み出す。RAM103は、ワーキングメモリとして機能し、情報処理プログラム122の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
通信インターフェイス104には、LAN(Local Area Network)やアンテナなどが接続される。情報処理装置100は、通信インターフェイス104を介して、外部機器との間でデータをやり取りする。当該外部機器は、たとえば、上述の灯油メータ51や、上述のユーザ端末200や、サーバーなどを含む。情報処理装置100は、通信インターフェイス104を介してサーバーから情報処理プログラム122をダウンロードできるように構成されてもよい。
表示インターフェイス105には、ディスプレイ106が接続される。表示インターフェイス105は、制御装置101などからの指令に従って、ディスプレイ106に対して、画像を表示するための画像信号を送出する。ディスプレイ106は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、またはその他の表示機器である。なお、ディスプレイ106は、情報処理装置100と一体的に構成されてもよいし、情報処理装置100とは別に構成されてもよい。
入力インターフェイス107には、入力デバイス108が接続される。入力デバイス108は、たとえば、マウス、キーボード、タッチパネル、またはユーザの操作を受け付けることが可能なその他の装置である。なお、入力デバイス108は、情報処理装置100と一体的に構成されてもよいし、情報処理装置100とは別に構成されてもよい。
記憶装置120は、たとえば、ハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体である。記憶装置120は、情報処理プログラム122、後述の灯油残量履歴124、後述の灯油タンク情報126、後述の灯油ステーション情報128、地図データ130、および、後述の顧客リスト132などを格納する。なお、これらの格納場所は、記憶装置120に限定されず、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュメモリなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、サーバー)などに格納されていてもよい。
情報処理プログラム122は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、情報処理プログラム122による灯油残量の監視処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う情報処理プログラム122の趣旨を逸脱するものではない。さらに、情報処理プログラム122によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーが情報処理プログラム122の処理の一部を実行する所謂クラウドサービスのような形態で情報処理装置100が構成されてもよい。
(B2.ユーザ端末200のハードウェア構成)
次に、図3を参照して、ユーザ端末200のハードウェア構成について説明する。図3は、ユーザ端末200のハードウェア構成の一例を示す模式図である。
ユーザ端末200は、制御装置201と、ROM202と、RAM203と、通信インターフェイス204と、表示インターフェイス205と、入力インターフェイス207と、記憶装置220とを含む。これらのコンポーネントは、バス210に接続される。
制御装置201は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU、少なくとも1つのGPU、少なくとも1つのASIC、少なくとも1つのFPGA、またはそれらの組み合わせなどによって構成され得る。
制御装置201は、表示プログラム222やオペレーティングシステムなどの各種プログラムを実行することでユーザ端末200の動作を制御する。表示プログラム222は、情報処理装置100から配信される地図データ130を表示する処理などを実行するためのプログラムである。制御装置201は、表示プログラム222の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置220またはROM202からRAM203に表示プログラム222を読み出す。RAM203は、ワーキングメモリとして機能し、表示プログラム222の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
通信インターフェイス204には、LANやアンテナなどが接続される。ユーザ端末200は、通信インターフェイス204を介して、外部機器との間でデータをやり取りする。当該外部機器は、たとえば、上述の情報処理装置100やサーバーなどを含む。ユーザ端末200は、通信インターフェイス204を介して当該サーバーから表示プログラム222をダウンロードできるように構成されてもよい。
表示インターフェイス205には、ディスプレイ206が接続される。表示インターフェイス205は、制御装置201などからの指令に従って、ディスプレイ206に対して、画像を表示するための画像信号を送出する。ディスプレイ206は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、またはその他の表示機器である。なお、ディスプレイ206は、ユーザ端末200と一体的に構成されてもよいし、ユーザ端末200とは別に構成されてもよい。
入力インターフェイス207には、入力デバイス208が接続される。入力デバイス208は、たとえば、タッチパネル、マウス、キーボード、またはユーザの操作を受け付けることが可能なその他の装置である。なお、入力デバイス208は、ユーザ端末200と一体的に構成されてもよいし、ユーザ端末200とは別に構成されてもよい。
記憶装置220は、たとえば、ハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体である。記憶装置220は、表示プログラム222などを格納する。なお、表示プログラム222の格納場所は、記憶装置220に限定されず、制御装置201の記憶領域(たとえば、キャッシュメモリなど)、ROM202、RAM203、外部機器(たとえば、サーバー)などに格納されていてもよい。
表示プログラム222は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、表示プログラム222による表示処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う表示プログラム222の趣旨を逸脱するものではない。さらに、表示プログラム222によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーが表示プログラム222の処理の一部を実行する所謂クラウドサービスのような形態でユーザ端末200が構成されてもよい。
<C.情報処理装置100の機能構成>
次に、図4〜図11を参照して、情報処理装置100の機能構成について説明する。図4は、情報処理装置100の機能モジュールの一例を示す図である。
図4に示されるように、情報処理装置100は、ハードウェア構成として、制御装置101と、記憶装置120とを含む。制御装置101は、機能モジュールとして、受信部150と、配送対象特定部152と、位置特定部154と、ルート推定部156と、出力部158とを含む。
以下では、これらの機能モジュールについて順に説明する。
(C1.受信部150)
まず、受信部150の機能について説明する。受信部150は、上述の通信インターフェイス104(図2参照)を制御するための通信ドライバであり、他の通信端末との通信機能を実現する。当該他の通信端末の一例として、たとえば、上述の灯油メータ51が挙げられる。受信部150は、上述の灯油メータ51の各々の検知情報を当該灯油メータ51から受信し、当該検知情報を灯油残量履歴124に書き込む。
図5は、灯油残量履歴124のデータ構造の一例を示す図である。図5に示されるように、灯油残量履歴124には、検知された灯油残量別に、灯油残量の検知時刻と、灯油タンク50(または灯油メータ51)の識別情報とが関連付けられている。灯油タンク50の識別情報は、灯油タンク50を一意に特定するための情報であり、たとえば、灯油タンクIDや灯油タンク名などで示される。
(C2.配送対象特定部152)
次に、図6を参照して、上述の図4に示される配送対象特定部152の機能について説明する。図6は、配送対象特定部152の機能を説明するための図である。
配送対象特定部152は、上述の灯油残量履歴124(図5参照)と、灯油タンク情報126とを参照して、配送対象の灯油タンク50を特定する。
灯油タンク情報126には、灯油タンク50の識別情報(たとえば、灯油タンクIDや灯油タンク名)別に、灯油タンク50の設置場所と、配送条件とが関連付けられている。
灯油タンク情報126に示される設置場所は、たとえば、座標値で示される。当該座標値は、たとえば、緯度および経度で表わされる。
灯油タンク情報126に示される配送条件は、灯油の配送が必要であるか否かを判断する基準である。配送条件は、たとえば、灯油配送業者と契約者との間の契約に基づいて定められる。配送条件は、任意に定められる。一例として、灯油配送が必要となる最低灯油残量や、灯油の定期配送を行なう周期(たとえば、週一回など)などが配送条件として定められる。このように、灯油タンク50の各々には、灯油の配送が必要であるか否かを判断する基準となる配送条件が予め規定されている。
配送対象特定部152は、灯油残量履歴124と、灯油タンク情報126とに基づいて、灯油タンク50の各々について、対応する配送条件を特定し、対応する配送条件を満たした灯油残量の灯油タンクを配送対象として特定する。より具体的には、まず、配送対象特定部152は、灯油残量履歴124を参照して、灯油タンク50の各々について最新の灯油残量を取得する。次に、配送対象特定部152は、灯油タンク情報126を参照して、灯油タンクIDをキーとして、灯油タンク50の各々についての配送条件を取得する。続いて、配送対象特定部152は、灯油タンク50の各々の灯油残量が、対応する配送条件を満たすか否かを判断する。
図6の例では、灯油タンクID「A」の灯油残量が「40%」であり、灯油タンクID「A」の配送条件が「灯油残量50%以下」なので、ID「A」の灯油タンクは、配送対象として特定される。同様に、灯油タンクID「E」の灯油残量が「25%」であり、灯油タンクID「E」の配送条件が「灯油残量40%以下」なので、ID「E」の灯油タンクは、配送対象として特定される。その他の灯油タンクは、配送条件を満たさないので、配送対象とはならない。
配送対象特定部152は、配送対象として特定した灯油タンクIDを位置特定部154に出力する。
なお、配送対象の灯油タンクの特定方法は、上述の方法に限定されず、種々の方法で配送対象の灯油タンクが特定され得る。一例として、配送対象の灯油タンクは、学習済モデルを用いて特定されてもよい。学習済みモデルは、学習用データセットを用いた学習処理により予め生成されている。学習用データセットにおいて、灯油タンクIDと灯油残量との組み合わせに対して、灯油の配送を行なうべきか否かを示すラベルが関連付けられる。学習済みモデルの内部パラメータは、このような学習用データセットを用いた学習処理により最適化されている。その結果、学習済みモデルは、灯油タンクIDと灯油残量とを入力として受けると、灯油の配送を行なうべきか否かを出力結果として出力する。
学習済みモデルを生成するための学習手法には、種々の機械学習アルゴリズムが採用され得る。一例として、当該機械学習アルゴリズムとして、ディープラーニング、コンボリューションニューラルネットワーク(CNN)、全層畳み込みニューラルネットワーク(FCN)、サポートベクターマシンなどが採用される。
また、学習済モデルに入力される特徴量は、灯油タンクIDおよび灯油残量だけでなく、他の特徴量が入力されてもよい。一例として、当該他の特徴量として、気象情報(たとえば、気温、水温、天気など)が入力されてもよい。これにより、配送対象特定部152は、灯油の配送が必要な灯油タンクをより正確に特定することが可能になる。
(C3.位置特定部154)
次に、図7を参照して、上述の図4に示される位置特定部154の機能について説明する。図7は、位置特定部154の機能を説明するための図である。
位置特定部154は、上述の灯油タンク情報126を参照して、配送対象の灯油タンク50の各々について設置場所を特定する。上述のように、灯油タンク情報126に規定される設置場所は、たとえば、緯度および経度で表わされる。
一例として、ID「A」,「E」の灯油タンク50が配送対象として特定されているとする。この場合、位置特定部154は、灯油タンク情報126を参照して、灯油タンクID「A」に対応付けられている設置場所(x1,y1)と、灯油タンクID「E」に対応付けられている設置場所(x5,y5)とを取得する。特定された位置情報は、ルート推定部156と、出力部158とに出力される。
(C4.ルート推定部156)
次に、上述の図4に示されるルート推定部156の機能について説明する。
ルート推定部156は、配送対象の灯油タンク50の各々の位置情報に基づいて、灯油の配送車190の走行距離が最短となる配送ルートを推定する。一例として、ルート推定部156は、配送対象の灯油タンクの走行順序の全パターンについて、走行距離を算出する。灯油タンク間の距離は、たとえば、地図データ130を参照して特定される。そして、ルート推定部156は、最短の走行距離となる走行順序を少なくとも推奨ルートとして特定する。このとき、ルート推定部156は、走行距離が最短の配送ルートだけでなく、走行距離が最短の配送ルートから順に複数選択してもよい。
なお、配送車190の灯油が配送途中で無くなった場合には、配送車190は、灯油ステーションに立ち寄って灯油を補給する必要がある。そのため、好ましくは、ルート推定部156は、配送対象の灯油タンク50の位置情報だけでなく、灯油ステーションの位置情報をさらに用いて、配送ルートを推定する。灯油ステーションの位置情報は、たとえば、灯油ステーション情報128(図4参照)に予め登録されている。灯油ステーションの位置情報は、たとえば、座標値で示される。当該座標値は、たとえば、緯度および経度で表わされる。
灯油ステーションの位置情報を用いる場合、ルート推定部156は、配送対象の灯油タンクの各々と灯油ステーションの各々との走行順序の全パターンについて走行距離を算出する。
また、ルート推定部156は、配送対象の灯油タンクと灯油ステーションとの走行順序の全パターンについて、配送車190の灯油残量の推移を推定する。より具体的には、ルート推定部156は、配送車190が各パターンの走行順序で仮想的に移動した場合を想定して、配送対象の灯油タンクに到達したときには配送車190の灯油残量を供給分だけ減らし、灯油ステーションに到達したときには配送車190の灯油残量を補給分だけ増やす。各灯油タンクへの灯油の供給量は、灯油残量と契約量とに基づいて算出される。これにより、ルート推定部156は、各走行順序の配送ルートについて灯油残量の推移を算出する。ルート推定部156は、配送車190の灯油残量がゼロを下回る走行順序の配送ルートを推奨ルートから除外し、当該除外後の配送ルートの中で走行距離が最短となる配送ルートを少なくとも推奨ルートとして特定する。
このとき、ルート推定部156は、走行距離が最短の配送ルートだけでなく、走行距離が最短の配送ルートから順に複数選択してもよい。ルート推定部156による推奨ルートは、出力部158に出力される。
(C5.出力部158)
次に、図8〜図11を参照して、上述の図4に示される出力部158の機能について説明する。
出力部158は、配送業者が灯油の配送計画を立てるために役立つ各種情報を地図データ130上に表わし、当該地図データ130をユーザ端末200に出力する。図8は、ユーザ端末200のディスプレイ206に表示されている地図データ130の一例を示す図である。
上述のように、地図データ130の各座標は、緯度および経度に関連付けられている。また、地図データ130の各画素は、当該画素で特定される場所の属性を示す。当該属性は、たとえば、海、陸、一般道路、高速道路、建物などである。
出力部158は、上述の位置特定部154によって特定された配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、地図データ130上の対応する位置に、配送対象の灯油タンク50を示すアイコン161を表わす。このように、配送対象の灯油タンクの位置情報が地図データ130上で表わされることで、配送業者は、灯油の配送順序や配送ルートなどの配送計画を効率的に立てることが可能になる。
好ましくは、地図データ130上に表示されるアイコン161の表示態様は、当該アイコン161によって示される灯油タンク50の灯油残量に応じて変えられる。表示態様の変え方は、任意である。
ある局面において、出力部158は、灯油残量に応じてアイコン161の色を変える。図9は、灯油残量とアイコン161の色との関係を示す図である。
本例では、出力部158は、灯油残量が少ないほど赤色の混合割合を大きくし、青色の混合割合を少なくする。その結果、灯油の供給が早急に必要な灯油タンクのアイコン161が赤色で表示される。一方で、出力部158は、灯油残量が多いほど赤色の混合割合を小さくし、青色の混合割合を多くする。その結果、灯油の供給が早急には必要ない灯油タンクのアイコン161が青色で表示される。このように、アイコン161の色が灯油残量に応じて変えられることにより、配送業者は、配送先の灯油タンクの灯油残量を即座に把握することができる。
他の局面において、出力部158は、灯油残量に応じてアイコン161の表示サイズを変える。図10は、灯油残量とアイコン161の表示サイズとの関係を示す図である。
本例では、出力部158は、灯油残量が少ない灯油タンクほど、アイコン161の表示サイズを大きくし、灯油残量が多い灯油タンクほど、アイコン161の表示サイズを小さくする。このように、アイコン161の表示サイズが灯油残量に応じて変えられることにより、配送業者は、配送先の灯油タンクの灯油残量を即座に把握することができる。
また、出力部158は、灯油ステーション情報128に規定される灯油ステーションの位置情報に基づいて、地図データ130上の対応する位置に、灯油ステーションを示すアイコン162を表わす。灯油ステーションのアイコン162は、灯油タンクのアイコン161とは異なる態様で表示される。灯油ステーションの位置情報が地図データ130上で表わされることで、配送業者は、灯油ステーションの位置情報を考慮して、灯油の配送順序や配送ルートなどの配送計画を立てることができる。
また、出力部158は、上述のルート推定部156によって出力された1つ以上の推奨の配送ルート164を地図データ130上に表わす。推奨の配送ルートが複数ある場合には、配送ルートの各々は、異なる表示態様で表示される。配送業者が一の配送ルートを選択すると、選択された配送ルートに基づく案内が開始される。
地図データ130は、表示されるアイコン161,162の各々を選択可能に構成される。たとえば、アイコン161が選択された場合には、選択されたアイコン161に対応する灯油タンクの詳細情報166が地図データ130上に表示される。詳細情報166は、選択された灯油タンクに関する情報と、選択された灯油タンクを保有する顧客の情報(たとえば、名前や電話番号など)とを含む。
詳細情報166に表示される灯油タンク情報は、たとえば、上述の灯油タンク情報126から取得される。当該灯油タンク情報は、たとえば、当該灯油タンクの設置場所(住所)、灯油タンク内の灯油残量などを含む。
詳細情報166に表示される顧客情報は、たとえば、図11に示される顧客リスト132から取得される。図11は、顧客リスト132のデータ構造の一例を示す図である。図11に示されるように、顧客リスト132には、顧客ID別に、顧客名と、顧客の住所と、顧客が使用している灯油タンクのIDと、契約条件とが関連付けられている。図11に示されるように、マンションやビルなどで灯油タンクが複数の顧客で共有されている場合には、1つの灯油タンクに対して複数の顧客IDが対応付けられる。詳細情報166に表示される顧客情報は、たとえば、顧客名や顧客の電話番号などを含む。
地図データ130上のアイコン162が選択された場合には、選択されたアイコン162に対応する灯油ステーションの詳細情報が地図データ130上に表示される。表示される詳細情報は、たとえば、灯油ステーションの設置場所(住所)、灯油ステーションの灯油残量などを含む。
<D.灯油残量の受信処理のフロー>
次に、図12を参照して、情報処理装置100による灯油残量の受信処理の流れについて説明する。図12は、灯油残量の受信処理のフローチャートを示す図である。
図12に示される処理は、情報処理装置100の制御装置101(図2参照)が上述の情報処理プログラム122(図2参照)を実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS110において、制御装置101は、灯油メータ51のいずれかから、検知情報を受信したか否かを判断する。当該検知情報は、たとえば、灯油タンク50(または灯油メータ51)の識別情報と、灯油残量を示す物理量とを含む。制御装置101は、灯油メータ51のいずれかから検知情報を受信したと判断した場合(ステップS110においてYES)、制御をステップS112に切り替える。そうでない場合には(ステップS110においてNO)、制御装置101は、図12に示される処理を終了する。
ステップS112において、制御装置101は、上述の受信部150(図4参照)として機能し、灯油メータ51から受信した検知情報を上述の灯油残量履歴124(図5参照)に書き込む。検知情報を灯油残量履歴124に書き込む機能については、上記「C1.受信部150」で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
<E.地図データの出力処理のフロー>
次に、図13を参照して、情報処理装置100による地図データ130の出力処理の流れについて説明する。図13は、地図データ130の出力処理のフローチャートを示す図である。
図13に示される処理は、情報処理装置100の制御装置101(図2参照)が上述の情報処理プログラム122(図2参照)を実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS150において、制御装置101は、配送先の灯油タンク50の取得要求をユーザ端末200から受信したか否かを判断する。当該取得要求は、たとえば、配送業者がユーザ端末200に対して所定の取得操作を入力することにより発せられる。制御装置101は、配送先の灯油タンク50の取得要求をユーザ端末200から受信したと判断した場合(ステップS150においてYES)、制御をステップS152に切り替える。そうでない場合には(ステップS150においてNO)、制御装置101は、図13に示される処理を終了する。
ステップS152において、制御装置101は、上述の配送対象特定部152(図4参照)として機能し、配送対象の灯油タンクを特定する。配送対象の灯油タンクを特定方法については、上記「C2.配送対象特定部152」で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS154において、制御装置101は、上述の位置特定部154(図4参照)として機能し、ステップS152で特定された配送対象の灯油タンクの各々について位置情報を特定する。当該位置情報の特定方法については、上記「C3.位置特定部154」で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS156において、制御装置101は、上述のルート推定部156(図4参照)として機能し、ステップS154で特定された配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、推奨の配送ルートを推定する。配送ルートの推定方法については、上記「C4.ルート推定部156」で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS158において、制御装置101は、上述の出力部158(図4参照)として機能し、配送計画の立案を支援するための各種情報をユーザ端末200に送信する。当該情報の一例として、制御装置101は、配送対象の灯油タンクや灯油ステーションを表わした地図データ130をユーザ端末200に送信する。地図データ130については、上記「C5.出力部158」で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
<F.まとめ>
以上のようにして、情報処理装置100は、配送対象の灯油タンクや灯油ステーションを地図データ130上に表わし、当該地図データ130をユーザ端末200に送信する。これにより、配送業者は、配送先の灯油タンクや灯油ステーションの位置関係を地図データ130上で確認することができ、配送順序や配送ルートなどの配送計画を効率的に立てることができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 配送支援システム、50,50A,50B,50C 灯油タンク、51,51A,51B,51C 灯油メータ、52A,52B,52C 建屋、53A,53B,53C 配管、100 情報処理装置、101,201 制御装置、102,202 ROM、103,203 RAM、104,204 通信インターフェイス、105,205 表示インターフェイス、106,206 ディスプレイ、107,207 入力インターフェイス、108,208 入力デバイス、110,210 バス、120,220 記憶装置、122 情報処理プログラム、124 灯油残量履歴、126 灯油タンク情報、128 灯油ステーション情報、130 地図データ、132 顧客リスト、150 受信部、152 配送対象特定部、154 位置特定部、156 ルート推定部、158 出力部、161,162 アイコン、164 配送ルート、166 詳細情報、190 配送車、200 ユーザ端末、222 表示プログラム。

Claims (7)

  1. 異なる場所に配置されている複数の灯油タンクの内の、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを出力することが可能な情報処理装置であって、
    前記複数の灯油タンクの各々には、灯油タンク内の灯油残量を示す物理量を検知することが可能な灯油メータが設けられており、
    複数の前記灯油メータの各々から、検知された前記物理量を受信するための受信部と、
    複数の前記灯油メータの各々から受信した前記物理量に基づいて、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを特定するための特定部と、
    前記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報を取得するための取得部と、
    前記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、地図データ上の対応する位置に、前記配送対象の灯油タンクの各々を示すアイコンを表わし、当該地図データを出力するための出力部とを備える、情報処理装置。
  2. 前記地図データ上に表示される前記アイコンの表示態様は、当該アイコンによって示される灯油タンクについて検知された前記物理量の大きさに応じて変えられる、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力部は、さらに、予め登録されている灯油ステーションの位置情報に基づいて、前記地図データ上の対応する位置に、前記灯油ステーションを示すアイコンを表わす、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、さらに、前記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、灯油の配送車の走行距離が最短となる配送ルートを推定するためのルート推定部を備え、
    前記出力部は、さらに、前記配送ルートを前記地図データ上に表わす、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記複数の灯油タンクの各々には、灯油の配送が必要であるか否かを判断する基準となる配送条件が予め規定されており、
    前記特定部は、前記受信部が受信した前記物理量の各々について、対応する配送条件を特定し、当該物理量の大きさが対応する配送条件を満たした灯油タンクを前記配送対象として特定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 異なる場所に配置されている複数の灯油タンクの内の、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを出力することが可能な情報処理方法であって、
    前記複数の灯油タンクの各々には、灯油タンク内の灯油残量を示す物理量を検知することが可能な灯油メータが設けられており、
    複数の前記灯油メータの各々から、検知された前記物理量を受信するステップと、
    複数の前記灯油メータの各々から受信した前記物理量に基づいて、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを特定するステップと、
    前記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報を取得するステップと、
    前記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、地図データ上の対応する位置に、前記配送対象の灯油タンクの各々を示すアイコンを表わし、当該地図データを出力するステップとを備える、情報処理方法。
  7. 異なる場所に配置されている複数の灯油タンクの内の、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを出力することが可能な情報処理プログラムであって、
    前記複数の灯油タンクの各々には、灯油タンク内の灯油残量を示す物理量を検知することが可能な灯油メータが設けられており、
    前記情報処理プログラムは、情報処理装置に、
    複数の前記灯油メータの各々から、検知された前記物理量を受信するステップと、
    複数の前記灯油メータの各々から受信した前記物理量に基づいて、灯油の配送が必要な配送対象の灯油タンクを特定するステップと、
    前記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報を取得するステップと、
    前記配送対象の灯油タンクの各々の位置情報に基づいて、地図データ上の対応する位置に、前記配送対象の灯油タンクの各々を示すアイコンを表わし、当該地図データを出力するステップとを実行させる、情報処理プログラム。
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