JP2019105212A - 車載エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の旋回方向の違いによって生じる出力トルクの差を小さくし、車両の旋回時におけるドライバビリティの悪化を抑制すること。【解決手段】車載エンジンは、バランスシャフト10が車幅方向に沿って配設されている。バランスシャフト10は、一端に少なくとも一部がオイルパンのオイルに浸漬され、クランクシャフトにより回転駆動される被駆動ギア12が設けられ、他端に少なくとも一部がオイルパンのオイルに浸漬され、重心が当該バランスシャフト10の回転軸線C上に位置する第2ギア13が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、車幅方向に沿って配設されるバランスシャフトを備えた車載エンジンに関する。
車載エンジンでは、ピストンの往復動に伴って生じる振動を打ち消すためのバランスシャフトがオイルパン内に収容されている(例えば特許文献1参照)。こうしたバランスシャフトの一端には被駆動ギアが設けられている。そして、この被駆動ギアにクランクシャフトの回転力が伝達されることにより、バランスシャフトは回転する。
特開2017−115604号公報
ところで、バランスシャフトが車幅方向(以下、左右方向という)に沿ってオイルパンに収容されている場合、以下のような問題が生じる。すなわち、車両が右方向や左方向に旋回すると、オイルがその慣性によってオイルパン内の左側や右側に偏るため、オイルの液面が傾くようになる。このようにオイルの液面が傾くと、オイルに浸る被駆動ギアの体積が変化するため、オイルの傾き方によって被駆動ギアに作用するオイルの回転抵抗に差が生じるようになる。その結果、車載エンジンの出力トルクが車両の旋回方向の違いによって異なるものとなり、ドライバビリティの悪化を招くこととなる。
上記課題を解決するための車載エンジンは、車幅方向に沿って配設されるバランスシャフトを備えている。前記バランスシャフトは、一端に少なくとも一部がオイルパンのオイルに浸漬され、クランクシャフトにより回転駆動される被駆動ギアが設けられ、他端に少なくとも一部が前記オイルパンのオイルに浸漬され、重心が当該バランスシャフトの回転軸線上に位置する回転体が設けられている。
上記構成によれば、車両の旋回に伴いオイルパン内のオイルの液面が傾いた場合、例えば、被駆動ギアに作用するオイルの回転抵抗が大きくなると回転体に作用するオイルの回転抵抗は小さくなり、一方で、回転体に作用するオイルの回転抵抗が大きくなると被駆動ギアに作用するオイルの回転抵抗は小さくなる。すなわち、バランスシャフトに作用するオイルの回転抵抗の、オイルの傾き方の違いによる差が小さくなる。したがって、車両の旋回方向の違いによって生じる出力トルクの差も小さくなるため、車両の旋回時におけるドライバビリティの悪化を抑制することができる。
車載エンジンの一実施形態におけるオイルパン内に収容されたバランスシャフトの側面図。 同実施形態において搭載されるバランスシャフトの斜視図。 同実施形態におけるオイルパン内に収容されたバランスシャフトを示す図であり、(a)はオイルがオイルパンの左側に偏った状態を示す模式図、(b)はオイルがオイルパンの右側に偏った状態を示す模式図。
以下、車載エンジン(以下、エンジンという)の一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。エンジンは、直列3気筒の横置きエンジンである。なお、横置き、すなわちクランクシャフトに駆動連結されるバランスシャフトが車幅方向に沿って配設されるエンジンであれば、気筒数は2気筒以下であっても4気筒以上であってもよい。
図1に示すように、エンジン1のクランクケース21には、車幅方向に沿って延びるクランクシャフト20が収容されている。クランクケース21の下方には、オイルパン31が取り付けられている。オイルパン31内には、車幅方向に沿って延びるバランスシャフト10が収容されている。
図1及び図2に示すように、バランスシャフト10は、略円柱状の本体部11と、同本体部11の一端(図2における左端)に設けられた第1ギア12とを備えている。第1ギア12は、クランクシャフト20の駆動ギア22に噛合されている。第1ギア12は、クランクシャフト20により回転駆動される。また、本体部11の他端(図2における右端)には、第2ギア13が設けられている。第2ギア13は、第1ギア12と同一の形状を有している。なお、第1ギア12は被駆動ギアに相当し、第2ギア13は回転体に相当する。また、第1ギア12は、車両前進方向に向かってバランスシャフト10の左側の端部に設けられており、第2ギア13は、車両前進方向に向かってバランスシャフト10の右側の端部に設けられている。
バランスシャフト10には、ピストンの往復動に起因する振動を打ち消すためのアンバランスマスが4箇所に設けられている。まず、本体部11には、図示しない1番気筒の下方及び3番気筒の下方に位置するようにして、それぞれ略半円柱状のアンバランスマス15a,15bが設けられている。アンバランスマス15a,15bの重心は、バランスシャフト10の回転軸線Cを中心として互いに反対側に位置している。
また、バランスシャフト10の軸方向における両端には、一対のアンバランスマス14a,14bが設けられている。アンバランスマス14a,14bの重心は、バランスシャフト10の回転軸線Cを中心として互いに反対側に位置している。アンバランスマス14a,14b及び各ギア12,13は、ボルト17によって本体部11に対してそれぞれ固定されている。
図2に示すように、第1ギア12及び第2ギア13は、それぞれ一部がオイル30に浸漬されている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図3(a)に示すように、例えば車両が右方向へ旋回することに伴ってオイル30がオイルパン31の左側に偏る場合、オイル30が偏らない場合と比べて第1ギア12はオイル30に浸漬される体積が増える一方、第2ギア13はオイル30に浸漬される体積が減ることとなる。したがって、第1ギア12に作用するオイルの回転抵抗が大きくなる一方で、第2ギア13に作用するオイルの回転抵抗は小さくなる。
図3(b)に示すように、例えば車両が左方向へ旋回することに伴ってオイル30がオイルパン31の右側に偏る場合、オイル30が偏らない場合と比べて第2ギア13はオイル30に浸漬される体積が増える一方、第1ギア12はオイル30に浸漬される体積が減ることとなる。したがって、第2ギア13に作用するオイルの回転抵抗が大きくなる一方で、第1ギア12に作用するオイルの回転抵抗は小さくなる。
上述したように、本実施形態によれば、バランスシャフト10に作用するオイルの回転抵抗の、オイル30の傾き方による差が小さくなる。したがって、車両の旋回方向の違いによって生じる出力トルクの差も小さくなるため、車両の旋回時におけるドライバビリティの悪化を抑制することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1ギア12がバランスシャフト10の右側の端部に、第2ギア13がバランスシャフト10の左側の端部に設けられていてもよい。
・第2ギアは、重心がバランスシャフト10の回転軸線C上に位置するものであればよく、第1ギア12と同一の形状を有していない他の回転体であってもよい。ただし、車両が同じ遠心力で左右に旋回するときに、第1ギア12及び回転体にそれぞれ作用するオイルの回転抵抗の和がほぼ等しくなるような形状を回転体が有していることが好ましい。
・オイルパン31のオイル30が偏っていない状態において、本体部11が、第1ギア12及び第2ギア13と同様にオイル30に浸漬されていてもよい。
1…エンジン、10…バランスシャフト、11…本体部、12…第1ギア(被駆動ギア)、13…第2ギア(回転体)、14a,14b,15a,15b…アンバランスマス、16…軸部、17…ボルト、20…クランクシャフト、21…クランクケース、22…駆動ギア、30…オイル、31…オイルパン。

Claims (1)

  1. 車幅方向に沿って配設されるバランスシャフトを備えた車載エンジンであって、
    前記バランスシャフトは、一端に少なくとも一部がオイルパンのオイルに浸漬され、クランクシャフトにより回転駆動される被駆動ギアが設けられ、他端に少なくとも一部が前記オイルパンのオイルに浸漬され、重心が当該バランスシャフトの回転軸線上に位置する回転体が設けられている、
    車載エンジン。
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