JP2019105106A - 足場用幅木クリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】仮設足場の足場板に添えるように配置される幅木を安定的かつ容易に固定することができる足場用幅木クリップを提供すること。【解決手段】仮設足場1の足場板3を支持する建枠2の足場支柱5に幅木12を固定するための金属線材からなる足場用幅木クリップ11であって、足場支柱5への差込み開口部13aを有し、該差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し抜き差し可能に嵌着される環状部13と、該環状部13における差込み開口部13aの両側に一体的に設けられ、足場支柱5との間で幅木12を挟み付けるように保持する一対の幅木保持部15とを備え、該幅木保持部15の幅木12を保持する側の反対側に膨出部18を形成してなるものとする。【選択図】図3
Description
本発明は、仮設足場において用いられる幅木を固定するための足場用幅木クリップに関するものである。
例えば、建設工事現場や土木工事現場等において、鋼製の仮設足場が広く利用されている。
この種の仮設足場は、複数の金属製パイプ材により作製される建枠を施工現場に搬入して、施工現場で横方向や鉛直方向に複数個配列し、必要な高さ位置に足場板を架設して構築される。
この種の仮設足場は、複数の金属製パイプ材により作製される建枠を施工現場に搬入して、施工現場で横方向や鉛直方向に複数個配列し、必要な高さ位置に足場板を架設して構築される。
近年、足場板から作業者が転落したり工具類が落下したりするなどの事故を防止するために、足場板の外側、具体的には通路の両側もしくは反建物側に幅木を配置することが法令で義務付けられている。
従来、足場板の側端部に長手方向に沿って取り付けられる仮設足場用幅木が例えば特許文献1にて提案されている。
この特許文献1に係る仮設足場用幅木は、ねじ軸の操作によって上下動可能に配設されるフック部材を備え、フック部材の下辺部を足場板(布板)の側端部に係止させ、ねじ軸を締め付けることで下辺部を上昇させて、下辺部と当該幅木の下縁部との間で足場板の縁部を挟持することで足場板の側端部に固定されるようになっている。
ところで、上記の仮設足場用幅木は、専用品で製品コストが高いため、広く一般的に用いられておらず、汎用の幅木を建枠の足場支柱等に当接させた状態で両者間に番線(針金)を巻き回して幅木を固定することがしばしば行われている。
しかしながら、番線を用いて幅木を固定するという方法では、幅木の取付時は勿論、解体時にも手間を要し、その上、番線は一度のみの使用となるので、一度使用した番線が廃棄物となってしまうという問題がある。
このような問題を解決し得る足場用幅木クリップが例えば特許文献2にて提案されている。
この特許文献2に係る足場用幅木クリップは、足場支柱よりも広い幅の間隔をあけて前後方向に延びる左右一対の基部を備え、各基部の前端部に下方に延びて幅木を係止する幅木係止部を弾性変形可能に折曲形成し、各基部の後端部に下方に延びる中継部を弾性変形可能に折曲形成し、両中継部の下端部間を支柱係止部で連結してなるものである。
この足場用幅木クリップにおいては、支柱係止部を足場支柱に当接させた状態で支柱係止部を支点としてクリップ全体を前方に向けて回転させるだけで足場支柱に幅木を装着することができるので、簡単な操作で足場支柱に幅木を装着することができ、また繰り返し使用することができる。
ところで、上記従来の足場用幅木クリップにおいて、左右一対の基部は足場支柱よりも広い幅の間隔をあけて配設され、足場支柱に対し足場用幅木クリップが遊嵌されている。
このため、足場用幅木クリップに人や物が軽く当たっただけで、足場支柱から足場用幅木クリップが外れる恐れがあり、足場支柱に幅木を安定的に固定することができないという問題点がある。
このため、足場用幅木クリップに人や物が軽く当たっただけで、足場支柱から足場用幅木クリップが外れる恐れがあり、足場支柱に幅木を安定的に固定することができないという問題点がある。
このような事情から、幅木を安定的かつ容易に固定することができる足場用幅木クリップが要望されている。
なお、仮設足場の足場板に添えるように配置される幅木としては、建枠の足場支柱側に配置される幅木と、建枠の横架材側に配置される幅木とがあり、足場支柱側の幅木を安定的かつ容易に固定することができる足場用幅木クリップと、横架材側の幅木を安定的かつ容易に固定することができる足場用幅木クリップとの両方が要望されている。
なお、仮設足場の足場板に添えるように配置される幅木としては、建枠の足場支柱側に配置される幅木と、建枠の横架材側に配置される幅木とがあり、足場支柱側の幅木を安定的かつ容易に固定することができる足場用幅木クリップと、横架材側の幅木を安定的かつ容易に固定することができる足場用幅木クリップとの両方が要望されている。
本発明は、上記従来の足場用幅木クリップの有する問題点に鑑み、仮設足場の足場板に添えるように配置される幅木を安定的かつ容易に固定することができる足場用幅木クリップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1発明の足場用幅木クリップは、仮設足場の足場板を支持する建枠の足場支柱に幅木を固定するための金属線材からなる足場用幅木クリップであって、足場の縦方向材への差込み開口部を有し、該差込み開口部を通して足場の縦方向材に対し抜き差し可能に嵌着される環状部と、該環状部における差込み開口部の両側に一体的に設けられ、足場の縦方向材との間で幅木を挟み付けるように保持する一対の幅木保持部とを備え、該幅木保持部の幅木を保持する側の反対側に膨出部を形成してなることを特徴とする。
次に、上記目的を達成するため、第2発明の足場用幅木クリップは、仮設足場の足場板を支持する建枠の横架材に幅木を固定するための金属線材からなる足場用幅木クリップであって、横架材を補強するための縦方向材への差込み開口部を有し、該差込み開口部を通して前記縦方向材に対し抜き差し可能に嵌着される環状部と、該環状部における差込み開口部の両側に横架材を抱持する一対の抱持部を介して一体的に設けられ、幅木を両側から挟み付けるように保持する一対の幅木保持部とを備えたことを特徴とする。
第1発明の足場用幅木クリップによれば、環状部における差込み開口部を通して足場の縦方向材に対し抜き差し可能に環状部が嵌着され、環状部における差込み開口部の両側に一体的に設けられる一対の幅木保持部によって幅木が足場の縦方向材との間で挟み付けられるように保持されるので、幅木を安定的かつ容易に固定することができる。
さらに、幅木保持部に形成された膨出部を摘まんで差込み開口部を広げる操作によって差込み開口部を容易に広げることができるので、足場の縦方向材から足場用幅木クリップを容易に取り外すことができるという利点がある。
さらに、幅木保持部に形成された膨出部を摘まんで差込み開口部を広げる操作によって差込み開口部を容易に広げることができるので、足場の縦方向材から足場用幅木クリップを容易に取り外すことができるという利点がある。
第2発明の足場用幅木クリップによれば、横架材を補強するための縦方向材に対し差込み開口部を通して抜き差し可能に環状部が嵌着され、該環状部によって一対の抱持部の横架材回りの回転が阻止され、環状部における差込み開口部の両側に一対の抱持部を介して一体的に設けられる一対の幅木保持部によって幅木が両側から挟み付けられるように保持されるので、幅木を安定的かつ容易に固定することができる。
次に、本発明の足場用幅木クリップの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
〔第1の実施形態〕
図1〜図4に、本発明の第1の実施形態に係る足場用幅木クリップを示す。
図1〜図4に、本発明の第1の実施形態に係る足場用幅木クリップを示す。
<足場支柱側で使用される足場用幅木クリップの概略説明>
図1に示されるように、例えば建設工事現場や土木工事現場等において設置される鋼製の仮設足場1は、所要の建枠2を施工現場に搬入し、施工現場で建枠2を横方向や鉛直方向に適宜に配列して組み立て、組み立てられた所要の建枠2の必要な高さ位置に足場板3を架設するとともに、隣り合う建枠2同士を筋交4で相互に連結して構築される。
図1に示されるように、例えば建設工事現場や土木工事現場等において設置される鋼製の仮設足場1は、所要の建枠2を施工現場に搬入し、施工現場で建枠2を横方向や鉛直方向に適宜に配列して組み立て、組み立てられた所要の建枠2の必要な高さ位置に足場板3を架設するとともに、隣り合う建枠2同士を筋交4で相互に連結して構築される。
建枠2は、複数の金属製丸パイプ材を鳥居形に接合してなるのであり、所定間隔をあけて配設される2本の足場支柱5を備え、これら足場支柱5の上部同士を繋ぐように横架材6を架設し、横架材6を補強するための補強材7を足場支柱5と横架材6との間に配設して構成されている。
ここで、足場支柱5の上部及び下部には、それぞれ図示されない脚注ジョイントを組み込むことができるようになっており、建枠2を鉛直方向に組み立てる際には、上下の足場支柱5が脚注ジョイントを介して連結される。
また、補強材7は、横架材6から下方に垂下される縦方向材8を有し、この縦方向材8の下部側に一体的に連設される湾曲材9を介して足場支柱5の下部寄りに繋がるような形状に形成されている。
ここで、足場支柱5の上部及び下部には、それぞれ図示されない脚注ジョイントを組み込むことができるようになっており、建枠2を鉛直方向に組み立てる際には、上下の足場支柱5が脚注ジョイントを介して連結される。
また、補強材7は、横架材6から下方に垂下される縦方向材8を有し、この縦方向材8の下部側に一体的に連設される湾曲材9を介して足場支柱5の下部寄りに繋がるような形状に形成されている。
第1の実施形態に係る足場用幅木クリップ11は、建枠2の足場支柱5に一側の板面を当接させた状態の幅木12を固定するためのものであって、金属線材、より具体的には例えば断面円形の単一のばね鋼線材(ピアノ線材、硬鋼線材、ステンレス鋼線材等で、線径3〜6mm程度)を用いて所定の線材曲げ加工によって作製されている。
このように、単一のばね鋼線材によって形成するようにすれば、細かな部品等が存在しないため、作業中でも部品等の落下の恐れがないという利点がある。
このように、単一のばね鋼線材によって形成するようにすれば、細かな部品等が存在しないため、作業中でも部品等の落下の恐れがないという利点がある。
図2及び図3に示されるように、足場用幅木クリップ11は、仮設足場1(図1参照)において縦方向に延びる縦方向材である足場支柱5への差込み開口部13aを有する環状部13を備えている。
<環状部の説明>
環状部13は、足場支柱5の直径に相当する寸法よりもやや小さい寸法の開口幅に設定された差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し抜き差し可能に嵌着できるように差込み開口部13aに対応する部分が欠けた略円環状に形成されている。
差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し環状部13を抜き差しする際には、環状部13が弾性的に拡開され、環状部13内に足場支柱5が位置するように足場支柱5に環状部13が嵌着されると、足場支柱5の外周面が環状部13の内周縁によって締め付けられるようなっている。
こうして、差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し環状部13を押し込む操作により、足場用幅木クリップ11をワンタッチで足場支柱5に取り付けることができる。
環状部13は、足場支柱5の直径に相当する寸法よりもやや小さい寸法の開口幅に設定された差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し抜き差し可能に嵌着できるように差込み開口部13aに対応する部分が欠けた略円環状に形成されている。
差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し環状部13を抜き差しする際には、環状部13が弾性的に拡開され、環状部13内に足場支柱5が位置するように足場支柱5に環状部13が嵌着されると、足場支柱5の外周面が環状部13の内周縁によって締め付けられるようなっている。
こうして、差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し環状部13を押し込む操作により、足場用幅木クリップ11をワンタッチで足場支柱5に取り付けることができる。
<幅木保持部の説明>
環状部13における差込み開口部13aの両側には、一対の幅木保持部15が一体的に設けられている。
幅木保持部15は、環状部13における差込み開口部13aが形成された部分の端部から幅木12の板厚方向に延設されて幅木12の上面に当接されるアーム部16と、アーム部16の延設方向先端側に垂れ下がるように設けられて幅木12の他側の板面に当接される垂下部17とを有し、一側の板面を足場支柱5に当接させた状態の幅木12を、足場支柱5との間で挟み付けるように保持する役目をする。
なお、アーム部16の長さは、足場用幅木クリップ11を適用する幅木12の板厚に応じて適宜設定するようにすることが望ましい。
環状部13における差込み開口部13aの両側には、一対の幅木保持部15が一体的に設けられている。
幅木保持部15は、環状部13における差込み開口部13aが形成された部分の端部から幅木12の板厚方向に延設されて幅木12の上面に当接されるアーム部16と、アーム部16の延設方向先端側に垂れ下がるように設けられて幅木12の他側の板面に当接される垂下部17とを有し、一側の板面を足場支柱5に当接させた状態の幅木12を、足場支柱5との間で挟み付けるように保持する役目をする。
なお、アーム部16の長さは、足場用幅木クリップ11を適用する幅木12の板厚に応じて適宜設定するようにすることが望ましい。
<膨出部、屈曲部の説明>
幅木保持部15には、幅木12を保持する側の反対側に円弧状に膨出するような膨出部18が、アーム部16と垂下部17との交わりの角部に位置するように形成されている。
また、垂下部17の上部寄りの部位には、足場支柱5との間で幅木12を挟み付ける方向に屈曲させた屈曲部19が形成され、垂下部17における屈曲部19よりも先の部分には、足場支柱5との間で幅木12を挟み付ける方向に鉛直方向を基準に傾きが付されている。
幅木保持部15には、幅木12を保持する側の反対側に円弧状に膨出するような膨出部18が、アーム部16と垂下部17との交わりの角部に位置するように形成されている。
また、垂下部17の上部寄りの部位には、足場支柱5との間で幅木12を挟み付ける方向に屈曲させた屈曲部19が形成され、垂下部17における屈曲部19よりも先の部分には、足場支柱5との間で幅木12を挟み付ける方向に鉛直方向を基準に傾きが付されている。
<足場支柱側での足場用幅木クリップの使用方向の説明>
次に、足場用幅木クリップ11の使用方向について主に図3を用いて以下に説明する。
ここで、幅木12は、足場板3(図1参照)の外側に配置され、一側の板面を足場支柱5に当接させるように足場支柱5に凭れ掛けさせるようにして横架材6上に載置される。
次に、足場用幅木クリップ11の使用方向について主に図3を用いて以下に説明する。
ここで、幅木12は、足場板3(図1参照)の外側に配置され、一側の板面を足場支柱5に当接させるように足場支柱5に凭れ掛けさせるようにして横架材6上に載置される。
<足場用幅木クリップの取付け動作説明>
まず、幅木12よりも上方位置において、足場支柱5に対し差込み開口部13aを向い合せるようにして足場支柱5の外側方向から環状部13を足場支柱5へと押す。
これにより、まず、足場支柱5の外周面に一対の膨出部18が当接され、一対の膨出部18及び一対のアーム部16を介して環状部13が弾性的に拡開され、環状部13内に足場支柱5が位置するように足場支柱5に環状部13が嵌着される。
まず、幅木12よりも上方位置において、足場支柱5に対し差込み開口部13aを向い合せるようにして足場支柱5の外側方向から環状部13を足場支柱5へと押す。
これにより、まず、足場支柱5の外周面に一対の膨出部18が当接され、一対の膨出部18及び一対のアーム部16を介して環状部13が弾性的に拡開され、環状部13内に足場支柱5が位置するように足場支柱5に環状部13が嵌着される。
次いで、足場用幅木クリップ11を足場支柱5に沿って下方に移動させ、一対の幅木保持部15のそれぞれのアーム部16を幅木12の上面に当接させるとともに、一対の幅木保持部15のそれぞれの垂下部17を幅木12の他側の板面に当接させる。
これにより、足場支柱5との間で幅木12が一対の幅木保持部15によって挟み付けられるようにして保持される。
これにより、足場支柱5との間で幅木12が一対の幅木保持部15によって挟み付けられるようにして保持される。
なお、上記の足場支柱5への取付け動作において、足場用幅木クリップ11を足場支柱5に沿って下方に移動させる際には、一対の幅木保持部15におけるそれぞれの膨出部18を摘まんで差込み開口部13aを広げる操作を行って差込み開口部13aを若干広げるようにすることにより、足場支柱5と環状部13との間の摩擦抵抗を大幅に減らすことができるので、足場用幅木クリップ11をより容易に下降させることができる。
<足場用幅木クリップの取外し動作説明>
足場支柱5から足場用幅木クリップ11を取り外す際には、まず、足場用幅木クリップ11を足場支柱5に沿って上昇させ、幅木12よりも上方位置まで移動させる。
なお、このときも、上記の取付け動作時と同様に、一対の膨出部18を摘まんで差込み開口部13aを若干広げる操作を行えば、足場支柱5と環状部13との間の摩擦抵抗を大幅に減らすことができるので、足場用幅木クリップ11をより容易に上昇させることができる。
足場支柱5から足場用幅木クリップ11を取り外す際には、まず、足場用幅木クリップ11を足場支柱5に沿って上昇させ、幅木12よりも上方位置まで移動させる。
なお、このときも、上記の取付け動作時と同様に、一対の膨出部18を摘まんで差込み開口部13aを若干広げる操作を行えば、足場支柱5と環状部13との間の摩擦抵抗を大幅に減らすことができるので、足場用幅木クリップ11をより容易に上昇させることができる。
次いで、一対の幅木保持部15におけるそれぞれの膨出部18を摘まんで差込み開口部13aを広げる操作を行って差込み開口部13aを広げ、広げられた差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し環状部13を抜き取り、一対のアーム部16及び一対の膨出部18のそれぞれの間を通して足場支柱5から足場用幅木クリップ11を取り外す。
こうして、足場支柱5から足場用幅木クリップ11を容易に取り外すことができる。
こうして、足場支柱5から足場用幅木クリップ11を容易に取り外すことができる。
<作用効果の説明>
第1の実施形態の足場用幅木クリップ11によれば、環状部13における差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し抜き差し可能に環状部13が嵌着され、環状部13における差込み開口部13aの両側に一体的に設けられた一対の幅木保持部15によって幅木12が足場支柱5との間で挟み付けられるように保持されるので、幅木12を安定的かつ容易に固定することができる。
第1の実施形態の足場用幅木クリップ11によれば、環状部13における差込み開口部13aを通して足場支柱5に対し抜き差し可能に環状部13が嵌着され、環状部13における差込み開口部13aの両側に一体的に設けられた一対の幅木保持部15によって幅木12が足場支柱5との間で挟み付けられるように保持されるので、幅木12を安定的かつ容易に固定することができる。
また、一対の幅木保持部15には、それぞれ幅木12を保持する側の反対側に円弧状に膨出するような膨出部18が形成されているので、一対の幅木保持部15におけるそれぞれの膨出部18を摘まんで差込み開口部13aを広げる操作によって差込み開口部13aを容易に広げることができ、足場支柱5から足場用幅木クリップ11を容易に取り外すことができる。
また、円弧状の膨出部18が幅木保持部15におけるアーム部16と垂下部17との交わりの角部に位置するように形成されているので、アーム部16と垂下部17との交わりの角部に応力が集中するのを膨出部18によって緩和することができ、足場用幅木クリップ11の使用に伴う幅木保持部15の折損を未然に防ぐことができる。
また、円弧状の膨出部18が幅木保持部15におけるアーム部16と垂下部17との交わりの角部に位置するように形成されているので、アーム部16と垂下部17との交わりの角部に応力が集中するのを膨出部18によって緩和することができ、足場用幅木クリップ11の使用に伴う幅木保持部15の折損を未然に防ぐことができる。
また、幅木保持部15には、足場支柱5との間で幅木12を挟み付ける方向に屈曲させた屈曲部19が形成されているので、垂下部17における屈曲部19よりも先の部分には、鉛直方向を基準に足場支柱5との間で幅木12を挟み付ける側に傾きが付されることになる。
したがって、図4(a)に示されるように、幅木12の板厚が比較的薄い場合には、垂下部17における屈曲部19よりも先の部分の先端が幅木12の他側の板面に当接されて、幅木12が幅木保持部15によって保持される。
一方、図4(b)に示されるように、幅木12の板厚が比較的厚い場合(2枚の幅木12が重なり合うことによって、板厚が厚くなる場合を含む。)には、円弧状の膨出部18を支点として、アーム部16に対し垂下部17が外側(幅木12から離れる側)に回動するように幅木保持部15が弾性変形し、この弾性変形により幅木保持部15が広がる範囲で幅木12が幅木保持部15によって保持される。
したがって、板厚の異なる複数種類の幅木12に対応して使用することができる。
したがって、図4(a)に示されるように、幅木12の板厚が比較的薄い場合には、垂下部17における屈曲部19よりも先の部分の先端が幅木12の他側の板面に当接されて、幅木12が幅木保持部15によって保持される。
一方、図4(b)に示されるように、幅木12の板厚が比較的厚い場合(2枚の幅木12が重なり合うことによって、板厚が厚くなる場合を含む。)には、円弧状の膨出部18を支点として、アーム部16に対し垂下部17が外側(幅木12から離れる側)に回動するように幅木保持部15が弾性変形し、この弾性変形により幅木保持部15が広がる範囲で幅木12が幅木保持部15によって保持される。
したがって、板厚の異なる複数種類の幅木12に対応して使用することができる。
なお、アーム部16に対し垂下部17が外側に回動する際の支点として、円弧状の膨出部18が採用されているので、幅木保持部15がよりスムーズに弾性変形して、幅木12の板厚が比較的厚い場合であっても、幅木保持部15によって幅木12を容易に保持することができる。
〔第2の実施形態〕
図1及び図5〜図8に、本発明の第2の実施形態に係る足場用幅木クリップを示す。
図1及び図5〜図8に、本発明の第2の実施形態に係る足場用幅木クリップを示す。
<横架側で使用される足場用幅木クリップの概略説明>
図1に示されるように、第2の実施形態に係る足場用幅木クリップ31は、上記の第1の実施形態に係る足場用幅木クリップ11と同様に、仮設足場1で使用される。
この足場用幅木クリップ31は、建枠2の横架材6に幅木32を固定するためのものであって、金属線材、より具体的には例えば断面円形の単一のばね鋼線材(ピアノ線材、硬鋼線材、ステンレス鋼線材等で、線径3〜6mm程度)を用いて所定の線材曲げ加工によって作製されている。
このように、上記の第1の実施形態に係る足場用幅木クリップ11と同様に、単一のばね鋼線材によって形成するようにすれば、細かな部品等が存在しないため、作業中でも部品等の落下の恐れがないという利点がある。
図1に示されるように、第2の実施形態に係る足場用幅木クリップ31は、上記の第1の実施形態に係る足場用幅木クリップ11と同様に、仮設足場1で使用される。
この足場用幅木クリップ31は、建枠2の横架材6に幅木32を固定するためのものであって、金属線材、より具体的には例えば断面円形の単一のばね鋼線材(ピアノ線材、硬鋼線材、ステンレス鋼線材等で、線径3〜6mm程度)を用いて所定の線材曲げ加工によって作製されている。
このように、上記の第1の実施形態に係る足場用幅木クリップ11と同様に、単一のばね鋼線材によって形成するようにすれば、細かな部品等が存在しないため、作業中でも部品等の落下の恐れがないという利点がある。
図5及び図6に示されるように、足場用幅木クリップ31は、横架材6を補強するための補強材7の縦方向材8への差込み開口部33aを有する環状部33を備えている。
<環状部の説明>
環状部33は、縦方向材8の直径に相当する寸法よりもやや小さい寸法の開口幅に設定された差込み開口部33aを通して縦方向材8に対し抜き差し可能に嵌着できるように差込み開口部33aに対応する部分が欠けた略円環状に形成されている。
差込み開口部33aを通して縦方向材8に対し環状部33を抜き差しする際には、環状部33が弾性的に拡開され、環状部33内に縦方向材8が位置するように縦方向材8に環状部33が嵌着されると、縦方向材8の外周面が環状部33の内周縁によって締め付けられるようなっている。
こうして、差込み開口部33aを通して縦方向材8に対し環状部33を押し込む操作により、足場用幅木クリップ31をワンタッチで縦方向材8に取り付けることができる。
環状部33は、縦方向材8の直径に相当する寸法よりもやや小さい寸法の開口幅に設定された差込み開口部33aを通して縦方向材8に対し抜き差し可能に嵌着できるように差込み開口部33aに対応する部分が欠けた略円環状に形成されている。
差込み開口部33aを通して縦方向材8に対し環状部33を抜き差しする際には、環状部33が弾性的に拡開され、環状部33内に縦方向材8が位置するように縦方向材8に環状部33が嵌着されると、縦方向材8の外周面が環状部33の内周縁によって締め付けられるようなっている。
こうして、差込み開口部33aを通して縦方向材8に対し環状部33を押し込む操作により、足場用幅木クリップ31をワンタッチで縦方向材8に取り付けることができる。
<抱持部の説明>
環状部33における差込み開口部33aの両側には、水平方向に延出された一対のアーム部41,42及び鉛直上方に延びる一対の起立部43,44を介して一対の抱持部45,46が一体的に連設されている。
一対の抱持部45,46のうち、一側の抱持部45は、横架材6の外周面における水平方向一側に向けた略半分の外周面に沿うように円弧状に屈曲形成され、他側の抱持部46は、横架材6の外周面における水平方向他側に向けた略半分の外周面に沿うように円弧状に屈曲形成されている。
一対の抱持部45,46が横架材6の外周面に係合することにより、横架材6の外周面の略全周が一対の抱持部45,46によって抱持されて一対の抱持部45,46が横架材6に嵌着される一方、横架材6の外周面に対し一対の抱持部45,46の係合が解除されて両者間が開かれることにより、横架材6の外周面から一対の抱持部45,46を取り外し可能な状態となる。
環状部33における差込み開口部33aの両側には、水平方向に延出された一対のアーム部41,42及び鉛直上方に延びる一対の起立部43,44を介して一対の抱持部45,46が一体的に連設されている。
一対の抱持部45,46のうち、一側の抱持部45は、横架材6の外周面における水平方向一側に向けた略半分の外周面に沿うように円弧状に屈曲形成され、他側の抱持部46は、横架材6の外周面における水平方向他側に向けた略半分の外周面に沿うように円弧状に屈曲形成されている。
一対の抱持部45,46が横架材6の外周面に係合することにより、横架材6の外周面の略全周が一対の抱持部45,46によって抱持されて一対の抱持部45,46が横架材6に嵌着される一方、横架材6の外周面に対し一対の抱持部45,46の係合が解除されて両者間が開かれることにより、横架材6の外周面から一対の抱持部45,46を取り外し可能な状態となる。
<幅木保持部の説明>
抱持部45,46の上部には、屈曲部47,49を介して幅木保持部48,50が上向きに延設されている。
一対の幅木保持部48,50においては、一側の抱持部45の上部と他側の抱持部46の上部とが横架材6の軸方向の投影面上で交差するように食い違った状態で一対の抱持部45,46が横架材6に嵌着されたときに、一対の幅木保持部48,50によって幅木32をその板厚方向に両側から挟み付けて保持することができるようになっている。
抱持部45,46の上部には、屈曲部47,49を介して幅木保持部48,50が上向きに延設されている。
一対の幅木保持部48,50においては、一側の抱持部45の上部と他側の抱持部46の上部とが横架材6の軸方向の投影面上で交差するように食い違った状態で一対の抱持部45,46が横架材6に嵌着されたときに、一対の幅木保持部48,50によって幅木32をその板厚方向に両側から挟み付けて保持することができるようになっている。
屈曲部47,49は、一対の幅木保持部48,50によって幅木32をその板厚方向に両側から挟み付ける方向に屈曲されており、幅木保持部48,50には、幅木32を挟み付ける方向に鉛直方向を基準に傾きが付されている。
<横架側での足場用幅木クリップの使用方向の説明>
次に、足場用幅木クリップ31の使用方向について主に図6及び図7を用いて以下に説明する。
ここで、建枠2(図1参照)の横架材6に幅木32を固定するにあたっては、まず、足場用幅木クリップ31を補強材7の縦方向材8及び横架材6に取り付け、その後、足場用幅木クリップ31に幅木32を装着する。
次に、足場用幅木クリップ31の使用方向について主に図6及び図7を用いて以下に説明する。
ここで、建枠2(図1参照)の横架材6に幅木32を固定するにあたっては、まず、足場用幅木クリップ31を補強材7の縦方向材8及び横架材6に取り付け、その後、足場用幅木クリップ31に幅木32を装着する。
<足場用幅木クリップの取付け動作説明>
まず、足場用幅木クリップ31を横架材6の下方で補強材7の縦方向材8の側方に位置させる。
次いで、縦方向材8に対し差込み開口部33aを向い合せるようにして縦方向材8の外側から環状部33を縦方向材8へと押す。
これにより、まず、縦方向材8に、一対のアーム部41,42もしくは一対の起立部43,44、又は一対のアーム部41,42と一対の起立部43,44との交わりの角部が当接され、一対のアーム部41,42を介して環状部33が弾性的に拡開され、環状部33内に縦方向材8が位置するように縦方向材8に環状部33が嵌着される。
まず、足場用幅木クリップ31を横架材6の下方で補強材7の縦方向材8の側方に位置させる。
次いで、縦方向材8に対し差込み開口部33aを向い合せるようにして縦方向材8の外側から環状部33を縦方向材8へと押す。
これにより、まず、縦方向材8に、一対のアーム部41,42もしくは一対の起立部43,44、又は一対のアーム部41,42と一対の起立部43,44との交わりの角部が当接され、一対のアーム部41,42を介して環状部33が弾性的に拡開され、環状部33内に縦方向材8が位置するように縦方向材8に環状部33が嵌着される。
環状部33には、一対のアーム部41,42、一対の起立部43,44を介して一対の抱持部45,46が一体的に連設されているので、上記の縦方向材8に対する環状部33の取付け動作時に環状部33が弾性的に拡開されると、これに連動して一対の抱持部45,46が図7に示されるように互いに離れるように相対移動して一対の抱持部45,46が開かれるので、上記の縦方向材8への環状部33の取付け動作と同時進行で、開かれた一対の抱持部45,46内に横架材6が位置するように一対の抱持部45,46を上下動させるなどして、一対の抱持部45,46と横架材6との相対位置を調整する動作を行えば、縦方向材8への環状部33の取付け動作の完了と同時に、環状部33の弾性復元力によって一対の抱持部45,46が横架材6の外周面に係合するように押し付けられて、横架材6に一対の抱持部45,46が嵌着される。
こうして、足場用幅木クリップ31が補強材7の縦方向材8及び横架材6に取り付けられた後に、一対の幅木保持部48,50の間に、板面を水平方向に向けるようして立てた幅木32を差し込む。
これにより、一対の幅木保持部48,50によって幅木32がその板厚方向に両側から挟み付けられるようにして保持される。
これにより、一対の幅木保持部48,50によって幅木32がその板厚方向に両側から挟み付けられるようにして保持される。
<足場用幅木クリップの取外し動作説明>
補強材7の縦方向材8及び横架材6から足場用幅木クリップ31を取り外す際には、まず、一対の幅木保持部48,50によって保持されている幅木32を引き抜く。
次いで、一対の起立部43,44又は一対のアーム部41,42を摘まんで差込み開口部33aを広げる操作を行い、広げられた差込み開口部33aを通して縦方向材8に対し環状部33を抜き取るようにして取り外す。
補強材7の縦方向材8及び横架材6から足場用幅木クリップ31を取り外す際には、まず、一対の幅木保持部48,50によって保持されている幅木32を引き抜く。
次いで、一対の起立部43,44又は一対のアーム部41,42を摘まんで差込み開口部33aを広げる操作を行い、広げられた差込み開口部33aを通して縦方向材8に対し環状部33を抜き取るようにして取り外す。
環状部33には、一対のアーム部41,42、一対の起立部43,44を介して一対の抱持部45,46が一体的に連設されているので、上記の縦方向材8に対する環状部33の取外し動作時に環状部33が弾性的に拡開されると、これに連動して一対の抱持部45,46が図7に示されるように互いに離れるように相対移動して一対の抱持部45,46が開かれるので、上記の縦方向材8に対する環状部33の取外し動作と同時進行で、開かれた一対の抱持部45,46が横架材6から外れるように、一対の抱持部45,46を真下に下げたり、環状部33を支点に一対の抱持部45,46を下向きに回動させたりすることにより、縦方向材8及び横架材6から足場用幅木クリップ31を取り外すことができる。
<作用効果の説明>
第2の実施形態の足場用幅木クリップ31によれば、横架材6を補強するための縦方向材8に対し差込み開口部33aを通して抜き差し可能に環状部33が嵌着され、該環状部33によって一対の抱持部45,46の横架材6回りの回転が阻止され、環状部33における差込み開口部33aの両側に一対のアーム部41,42、一対の起立部43,44、一対の抱持部45,46及び一対の屈曲部47,49を介して一体的に設けられる一対の幅木保持部48,50によって幅木32がその板厚方向に両側から挟み付けられるように保持されるので、幅木32を安定的かつ容易に固定することができる。
第2の実施形態の足場用幅木クリップ31によれば、横架材6を補強するための縦方向材8に対し差込み開口部33aを通して抜き差し可能に環状部33が嵌着され、該環状部33によって一対の抱持部45,46の横架材6回りの回転が阻止され、環状部33における差込み開口部33aの両側に一対のアーム部41,42、一対の起立部43,44、一対の抱持部45,46及び一対の屈曲部47,49を介して一体的に設けられる一対の幅木保持部48,50によって幅木32がその板厚方向に両側から挟み付けられるように保持されるので、幅木32を安定的かつ容易に固定することができる。
抱持部45,46と幅木保持部48,50との間には、幅木32を挟み付ける方向に屈曲させた屈曲部47,49が形成されているので、一対の幅木保持部48,50には鉛直方向を基準に幅木32を挟み付ける側に傾きが付されることになる。
したがって、図8(a)に示されるように、幅木32の板厚が比較的薄い場合でも、傾きが付された一対の幅木保持部48,50によって幅木32が保持される。
一方、図8(b)に示されるように、幅木32の板厚が比較的厚い場合には、一対の幅木保持部48,50の間への幅木32の差込み動作時に、一対の幅木保持部48,50の間隔を広げようとする力が、一対の屈曲部47,49、一対の抱持部45,46、一対の起立部43,44及び一対のアーム部41,42を介して環状部33に伝わり、環状部33が弾性的に拡開される。
弾性変形により拡開される環状部33が差込み開口部33aを通して縦方向材8から抜け出ない状態、すなわち差込み開口部33aの弾性拡開時の開口幅が縦方向材8の直径に相当する寸法よりも小さいという条件を満足する範囲において、一対の起立部43,44の間隔が広がり、一対の起立部43,44の間隔が広がるに伴い、一対の抱持部45,46が横架材6の外周面に沿って横架材6回りに互いにすれ違うように相対移動し、一対の抱持部45,46の相対移動によって、一対の幅木保持部48,50が横架材6回りに互いに離れるように相対移動して、一対の幅木保持部48,50の間隔が広がる。
こうして、幅木32の板厚が比較的厚くても、間隔が広がった一対の幅木保持部48,50によって幅木32が挟み付けられるようにして保持される。
したがって、板厚の異なる複数種類の幅木32に対応して使用することができる。
したがって、図8(a)に示されるように、幅木32の板厚が比較的薄い場合でも、傾きが付された一対の幅木保持部48,50によって幅木32が保持される。
一方、図8(b)に示されるように、幅木32の板厚が比較的厚い場合には、一対の幅木保持部48,50の間への幅木32の差込み動作時に、一対の幅木保持部48,50の間隔を広げようとする力が、一対の屈曲部47,49、一対の抱持部45,46、一対の起立部43,44及び一対のアーム部41,42を介して環状部33に伝わり、環状部33が弾性的に拡開される。
弾性変形により拡開される環状部33が差込み開口部33aを通して縦方向材8から抜け出ない状態、すなわち差込み開口部33aの弾性拡開時の開口幅が縦方向材8の直径に相当する寸法よりも小さいという条件を満足する範囲において、一対の起立部43,44の間隔が広がり、一対の起立部43,44の間隔が広がるに伴い、一対の抱持部45,46が横架材6の外周面に沿って横架材6回りに互いにすれ違うように相対移動し、一対の抱持部45,46の相対移動によって、一対の幅木保持部48,50が横架材6回りに互いに離れるように相対移動して、一対の幅木保持部48,50の間隔が広がる。
こうして、幅木32の板厚が比較的厚くても、間隔が広がった一対の幅木保持部48,50によって幅木32が挟み付けられるようにして保持される。
したがって、板厚の異なる複数種類の幅木32に対応して使用することができる。
以上、本発明の足場用幅木クリップについて、複数の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、各実施形態に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の足場用幅木クリップは、仮設足場の足場板に添えるように配置される幅木を安定的かつ容易に固定することができるという特性を有していることから、建枠の足場支柱側に配置される幅木を固定したり、横架材側に配置される幅木を固定したりする用途に好適に用いることができ、産業上の利用可能性が大である。
1 仮設足場
2 建枠
3 足場板
5 足場支柱(縦方向材)
6 横架材
7 補強材
8 縦方向材
11 足場用幅木クリップ(第1の実施形態)
12 幅木
13 環状部
13a 差込み開口部
15 幅木保持部
18 膨出部
31 足場用幅木クリップ(第2の実施形態)
32 幅木
33 環状部
33a 差込み開口部
45,46 抱持部
48,50 幅木保持部
2 建枠
3 足場板
5 足場支柱(縦方向材)
6 横架材
7 補強材
8 縦方向材
11 足場用幅木クリップ(第1の実施形態)
12 幅木
13 環状部
13a 差込み開口部
15 幅木保持部
18 膨出部
31 足場用幅木クリップ(第2の実施形態)
32 幅木
33 環状部
33a 差込み開口部
45,46 抱持部
48,50 幅木保持部
Claims (2)
- 仮設足場の足場板を支持する建枠の足場支柱に幅木を固定するための金属線材からなる足場用幅木クリップであって、足場の縦方向材への差込み開口部を有し、該差込み開口部を通して足場の縦方向材に対し抜き差し可能に嵌着される環状部と、該環状部における差込み開口部の両側に一体的に設けられ、足場の縦方向材との間で幅木を挟み付けるように保持する一対の幅木保持部とを備え、該幅木保持部の幅木を保持する側の反対側に膨出部を形成してなることを特徴とする足場用幅木クリップ。
- 仮設足場の足場板を支持する建枠の横架材に幅木を固定するための金属線材からなる足場用幅木クリップであって、横架材を補強するための縦方向材への差込み開口部を有し、該差込み開口部を通して前記縦方向材に対し抜き差し可能に嵌着される環状部と、該環状部における差込み開口部の両側に横架材を抱持する一対の抱持部を介して一体的に設けられ、幅木を両側から挟み付けるように保持する一対の幅木保持部とを備えたことを特徴とする足場用幅木クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017239168A JP2019105106A (ja) | 2017-12-14 | 2017-12-14 | 足場用幅木クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017239168A JP2019105106A (ja) | 2017-12-14 | 2017-12-14 | 足場用幅木クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019105106A true JP2019105106A (ja) | 2019-06-27 |
Family
ID=67061104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017239168A Pending JP2019105106A (ja) | 2017-12-14 | 2017-12-14 | 足場用幅木クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019105106A (ja) |
-
2017
- 2017-12-14 JP JP2017239168A patent/JP2019105106A/ja active Pending
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