JP2019103756A - 毛髪保持具及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】把持したときに滑りにくく、また容易に曲がり巻き上げ操作が行いやすい毛髪保持具を提供すること。【解決手段】毛髪保持具1は、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束を挿通可能なシートにより構成された筒状体2を備えた扁平形状である。筒状体2は、毛髪保持具1の巻き上げ状態において内側に位置する一面シート23A及び外側に位置する他面シート23Bを備える。一面シート23Aの各側部域と前記他面シート23Bの各側部域とが互いに接合されて、筒状体2に一対の側部接合域24が形成されている。側部接合域24が、他面シート23Bの側から一面シート23Aの側へ向けて凹陥した他面シート側凹部25を、側部接合域24の長手方向Xに沿って複数有している。【選択図】図1

Description

本発明は毛髪保持具及びその製造方法に関する。
一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能なシートにより構成された扁平形状の筒状体からなる毛髪保持具が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の毛髪保持具によれば、毛髪束を巻回する操作を容易に行うことができるとされている。
また、本出願人は、先に、扁平形状の筒状体から構成されている毛髪保持具にヒートエンボス加工を施して凹部を形成することで、該凹部における吸水量を低減させる技術を提案した(特許文献2)。
米国特許第3255765号明細書 特開2007−130199号公報
これまで知られている毛髪保持具の多くは、熱可塑性樹脂の繊維シートやフィルムから構成されており、対向する2枚のシートの両側部域を融着させて筒状体に形成している。融着によって形成された側部域はフィルム状となり、そのことに起因して該側部域を手で把持した場合に滑りやすくなることがある。特にパーマ剤等の毛髪処理剤を使用すると一層滑りやすくなることがある。また、側部域がフィルム状になることで、該側部域が硬く、変形しづらくなり、その結果、毛髪保持具を巻き上げにくくなることがある。このように、従来知られている毛髪保持具は操作性の点で改良の余地のあるものであった。
したがって本発明の課題は、操作性の良好な毛髪保持具及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能なシートにより構成された筒状体を備えた扁平形状の毛髪保持具であって、
前記筒状体は、前記毛髪保持具の巻き上げ状態において内側に位置する一面シート及び外側に位置する他面シートを備え、
前記一面シートの各側部域と前記他面シートの各側部域とが互いに接合されて、前記筒状体に一対の側部接合域が形成されており、
少なくとも一方の前記側部接合域が、前記他面シートの側から前記一面シートの側へ向けて凹陥した他面シート側凹部を、該側部接合域の長手方向に沿って複数有している、毛髪保持具を提供することにより前記の課題を解決したものである。
また本発明は、前記の毛髪保持具の好適な製造方法として、
一面シートと他面シートとを対向させた状態下に、該一面シートの各側部域と該他面シートの各側部域とを互いに接合して一対の側部接合域を有する筒状体を形成すると同時に、該側部接合域に、該他面シートの側から該一面シートの側へ向けて凹陥した他面シート側凹部を、該側部接合域の長手方向に沿って複数形成する、毛髪保持具の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、把持したときに滑りにくく、また容易に曲がり巻き上げ操作が行いやすい毛髪保持具が提供される。
図1は、本発明の毛髪保持具の一実施形態を示す一部破断正面図である。 図2は、図1に示す毛髪保持具の巻回体を示す斜視図である。 図3(a)及び(b)は、図1に示す毛髪保持具における側部接合域の構造を示す断面図である。 図4は、図1に示す毛髪保持具における側部接合域の別の構造を示す断面図である。 図5は、本発明の毛髪保持具の別の実施形態を示す一部破断正面図である。 図6は、本発明の毛髪保持具における側部接合域の別の構造を示す断面図である。 図7は、本発明の毛髪保持具の別の実施形態を示す一部破断正面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本発明の毛髪保持具の一実施形態が示されている。同図に示す毛髪保持具1は、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束(図示せず)を挿通可能なシート23A,23Bにより構成された筒状体2を備えている。毛髪保持具1は、図1の紙面中、上下方向に延びる長手方向Xと、該長手方向Xに直交する幅方向Yを有している。毛髪保持具1は、長手方向Xと幅方向Yとからなる平面に沿った扁平形状をしている。
毛髪保持具1を構成する筒状体2は、毛髪保持具1を巻き上げた際に内側に位置する一面シート23A及び外側に位置する他面シート23Bを備えている。一面シート23Aと他面シート23Bは同形で且つ同サイズのものであり、長手方向Xに沿って縦長の長方形形状である。一面シート23Aと他面シート23Bは、両者を対向させた状態下に、一面シート23Aの各側部域と、他面シート23Bの各側部域とが互いに接合されている。これによって、筒状体2に一対の側部接合域24が形成されている。側部接合域24は、一面シート23Aと他面シート23Bとの対向域の全域にわたって形成されている。このように両シート23A,23Bを貼り合わせることで、両シート23A,23Bの間に、筒状体2の長手方向Xに沿って毛髪束を挿通することができるようになっている。筒状体2は、その全長にわたって同じ幅を有している。
以下において、一面シート23A及び他面シート23Bに共通する説明を行う場合には、両者をまとめて「基材シート23」と表現する。基材シート23の形成材料としては、例えば、不織布(ポリエチレン不織布、ポリエチレンテレフタレート不織布等)、織布、網状シート、多孔性又は非多孔性の樹脂フィルム(ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等)、紙、高分子材料シート、ゴムシート、又はこれらの複合体等が挙げられる。
毛髪保持具1は、巻き上げ可能に構成されている。巻き上げ可能な構成とは、図2に示すとおり、毛髪保持具1を巻回してロール状にすることが可能であることを指す。このような構成は、自動的に巻き上がる構成であってもよく、手動で巻き上げる構成であってもよい。毛髪保持具1の巻回をより容易に行う観点から、毛髪保持具1は、自動的に巻き上がる構成であることが好ましい。自動的に巻き上がる構成は、例えば自然状態において、毛髪保持具1がロール状に巻回されており、該毛髪保持具1を引き伸ばして毛髪束を挿入した後、手を放すと、毛髪保持具1が毛髪束とともに巻き上がるようになされている構成が挙げられる。このような構成は、一面シート23A及び他面シート23Bのいずれか一方又は双方が形状記憶シートからなることにより達成することができる。形状記憶シートは、例えば熱収縮率の異なるフィルムあるいは張力の違うフィルムを貼り合わせることによって形成することができる。また毛髪保持具1は、筒状体2を構成する基材シート23を加熱することにより、記憶していた元のロール状に復帰するものであってもよい。
毛髪保持具1の基材シート23は、スリットを有していてもよい。例えば図1及び図2に示すとおり、毛髪保持具1における他面シート23Bに、幅方向Yに延びる横長のスリット6を、長手方向Xに間隔を置いて複数設けることができる。スリット6は、例えば他面シート23Bの長手方向Xの全域にわたって設けることができる。スリット6を設けることで、毛髪保持具1を構成する基材シート23の伸長性を向上させることができ、毛髪保持具1を円滑に巻き上げることができる。特に、巻き上げ時に外側となる他面シート23Bに、長手方向Xに離間させて複数のスリット6を設けると、毛髪保持具1を一層円滑に巻き上げることができるので有利である。このように、毛髪保持具1を構成する基材シート23に、該毛髪保持具1の幅方向Yに長い形状の複数個のスリット6が毛髪保持具1の長手方向Xに離間して形成されていることが好ましく、毛髪保持具1を構成する一面シート23A及び他面のシート23Bの両方に、複数個のスリット6が形成されていることがより好ましい。
基材シート23に設けるスリットとしては、図1及び図2に示すスリット6の他に、例えば特開2006−129972号公報の図1等に記載のスリットが挙げられる。
毛髪保持具1における筒状体2の一端の開口部21の端部近傍には、図1に示すとおり、一面シート23Aが筒状体2の長手方向Xに沿って延出してなる延設部4が設けられている。一面シート23Aと延設部4とは一体形成されている。延設部4における他面シート23Bとの反対側には巻き留め部5が設けられている。巻き留め部5は、他面シート23Bに係合可能なものであり、巻き上げ状態の筒状体2を巻き留め部5に係合させることにより筒状体2の巻き上げ状態を維持するものである。巻き留め部5としては、他面シート23Bに係合可能なものであれば種々のものを用いることができ、本実施形態においては、メカニカルファスナーのオス部材を用いている。
毛髪保持具1は、自然状態において、筒状体2が引き伸ばされた状態であってもよいが、使い勝手の良さの観点から、自然状態において、筒状体2は一面シート23Aを内側にしてロール状に巻回されている(図2参照)ことが好ましい。
筒状体2における側部接合域24は、上述のとおり一面シート23Aと他面シート23Bとの接合によって形成されている。一対の側部接合域24のうち、 少なくとも一方の側部接合域24は、他面シート23Bの側から一面シート23Aの側へ向けて凹陥した他面シート側凹部25を、側部接合域24の長手方向Xに沿って複数有している。図1においては、両側部接合域24の全域にわたって他面シート側凹部25が散点状に規則的に配置されている状態が示されている。したがって他面シート側凹部25は、側部接合域24の長手方向X及び幅方向Yのいずれにおいても不連続に形成されている。
他面シート23Bは、毛髪保持具1を巻回した状態において外面を向くので、該毛髪保持具1の巻回体においては、他面シート側凹部25は、該巻回体の半径方向に沿って且つ中心に向けて凹陥した状態になっている。このような他面シート側凹部25を形成することで、毛髪保持具1内に毛髪束を挿入した後に、パーマ剤などの毛髪処理剤を使用した場合であっても、他面シート側凹部25に起因する摩擦力ないし係止力によって、毛髪保持具1を把持したときに滑りにくくなる。また、他面シート側凹部25が形成されていることに起因して、毛髪保持具1が幅方向Yに沿って曲がりやすくなり、その結果、毛髪保持具1の巻き上げ操作自体も容易になる。
他面シート側凹部25を形成したことによって奏される上述の効果を一層顕著なものとする観点から、側部接合域24の面積に占める他面シート側凹部25の面積の総和は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、20%以上であることが一層好ましい。また、70%以下であることが好ましく、60%以下であることが更に好ましく、55%以下であることが一層好ましい。側部接合域24の面積に占める他面シート側凹部25の面積の総和は、5%以上70%以下であることが好ましく、10%以上60%以下であることが更に好ましく、20%以上55%以下であることが一層好ましい。
個々の他面シート側凹部25に着目した場合、該他面シート側凹部25の幅、すなわち幅方向Yに沿う長さは、0.5mm以上であることが好ましく、0.8mm以上であることが更に好ましく、1mm以上であることが一層好ましい。また、他面シート側凹部25の幅は、5mm以下であることが好ましく、4mm以下であることが更に好ましく、3mm以下であることが一層好ましい。具体的には、他面シート側凹部25の幅は、0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、0.8mm以上4mm以下であることが更に好ましく、1mm以上3mm以下であることが一層好ましい。
他面シート側凹部25の幅との関係で、該他面シート側凹部25の個々の面積は、0.19mm以上であることが好ましく、0.50mm以上であることが更に好ましく、0.78mm以上であることが一層好ましい。また、他面シート側凹部25の個々の面積は、25mm以下であることが好ましく、16mm以下であることが更に好ましく、9mm以下であることが一層好ましい。具体的には、他面シート側凹部25の個々の面積は、0.19mm以上25mm以下であることが好ましく、0.50mm以上16mm以下であることが更に好ましく、0.78mm以上9mm以下であることが一層好ましい。
他面シート側凹部25を形成するためには、例えば、一面シート23Aと他面シート23Bとを対向させて、両者を、接合用ブロック(図示せず)とアンビル(図示せず)との間に配置し、一面シート23Aの各側部域と他面シート23Bの各側部域とを互いに接合して、一対の側部接合域24を有する筒状体を形成すると同時に、該側部接合域24に他面シート側凹部25を形成すればよい。この場合、接合用ブロックを他面シート23Bに対向させ、アンビルを一面シート23Aに対向させることが好ましい。接合用ブロックは、他面シート23Bとの対向面に、他面シート側凹部25の形状と相補形状をなす凸部を有していることが好ましい。接合用ブロックは、例えば加熱可能になっていて、融着によって側部接合域24及び他面シート側凹部25の形成が可能になっている。あるいは接合用ブロックは、例えば超音波振動が可能になっていて、超音波振動に起因する摩擦熱による融着で側部接合域24及び他面シート側凹部25の形成が可能になっている。
図1においては、他面シート側凹部25が側部接合域24の全域に形成されている状態が示されているが、該他面シート側凹部25の形成位置はこれに限られない。例えば他端の開口部22を含む、側部接合域24の全長の1/3以上、特に1/2以上の領域に他面シート側凹部25が形成されていれば、毛髪保持具1を巻き上げるときに滑りが生じにくくなる。
図3(a)及び(b)には、毛髪保持具1の側部接合域24の長手方向に沿う厚み方向断面図が示されている。側部接合域24に形成されている他面シート側凹部25においては、該他面シート側凹部25の底部が他面シート23Bで形成されているところ、該他面シート23Bは、図3(a)に示すとおり、該他面シート23Bと一面シート23Aとの境界Bを越えて該一面シート23A側に達しているか、又は図3(b)に示すとおり、該境界Bを越えず該一面シート23A側に達していない。境界Bとは、図3(a)及び(b)に示すとおり、毛髪保持具1において一面シート23Aと他面シート23Bとが接合されておらず且つ凹陥した凹部が存在しい部位における両シート23A,23Bの対向位置のことである。図3(a)及び図3(b)に示す実施形態のうち、図3(a)に示す実施形態を採用すると、毛髪保持具1の巻き上げ操作を複数回にわたって行ったとしても、側部接合域24における一面シート23Aと他面シート23Bとの剥離が生じにくくなり、該側部接合域24の耐久性が向上する。この効果を一層顕著なものとする観点から、他面シート側凹部25においては、該他面シート側凹部25の底部を構成する他面シート23Bの厚みのうちの好ましくは10%以上の領域が、より好ましくは30%以上の領域が、更に好ましくは50%以上の領域が、より一層好ましくは100%の領域が、他面シート23Bと一面シート23Aとの境界Bを越えて一面シート23A側に達していることが好ましい。具体的には、底部を構成する他面シート23Bの厚みのうちの好ましくは10%以上100%以下の領域、より好ましくは30%以上100%以下の領域、更に好ましくは50%以上100%以下の領域、より一層好ましくは100%の領域が、他面シート23Bと一面シート23Aとの境界Bを越えて一面シート23A側に達していることが好ましい。
図4に示すとおり、側部接合域24は、他面シート側凹部25が形成されていることに加えて、一面シート側凹部26も形成されていることが好ましい。一面シート側凹部26は、側部接合域24が、一面シート23Aの側から他面シート23Bの側へ向けて凹陥して形成されている。一面シート側凹部26は、側部接合域24の長手方向Xに沿って複数形成されている。側部接合域24に、他面シート側凹部25及び一面シート側凹部26が形成されていることで、毛髪保持具1を巻き上げた巻回体において、該巻回体の半径方向に沿って重なる側部接合域24間で、他面シート側凹部25と一面シート側凹部26との間に引っ掛かりが生じたり、食い込み(嵌合)が生じたりして、引っ掛かり抵抗が増加するという利点がある。
一面シート側凹部26は、一般に他面シート側凹部25と相補形状をなしていることが好ましい。したがって、側部接合域24の面積に占める一面シート側凹部26の面積の総和の割合や、一面シート側凹部26の幅及び面積等は、他面シート側凹部25と同様とすることができる。尤も、一面シート側凹部26の形状やサイズが他面シート側凹部25と異なることは何ら妨げられない。
側部接合域24に他面シート側凹部25及び一面シート側凹部26が形成されていることで、側部接合域24は、その本来の厚さである厚さt(図3(a)及び(b)並びに図4参照)に対して、見かけの厚みT(図3(a)及び(b)並びに図4参照)が大きくなっている。例えば、他面シート側凹部25及び一面シート側凹部26の双方を形成したことによって奏される上述の効果を一層顕著なものとする観点から、T/tの値は1.01以上であることが好ましく、1.1以上であることが更に好ましく、1.5以上であることが一層好ましい。またT/tの値は20以下であることが好ましく、10以下であることが更に好ましく、5以下であることが一層好ましい。具体的には、T/tの値は1.01以上20以下であることが好ましく、1.1以上10以下であることが更に好ましく、1.5以上5以下であることが一層好ましい。
側部接合域24の見かけの厚みTの値そのものは、0.10mm以上であることが好ましく、0.20mm以上であることが更に好ましく、0.25mm以上であることが一層好ましい。またTの値は2.00mm以下であることが好ましく、1.50mm以下であることが更に好ましく、1.00mm以下であることが一層好ましい。具体的には、Tの値は0.10mm以上2.00mm以下であることが好ましく、0.20mm以上1.50mm以下であることが更に好ましく、0.25mm以上1.00mm以下であることが一層好ましい。
図4には、他面シート23Bが、他面シート23Bと一面シート23Aとの境界Bを越えて該一面シート23A側に達している状態が示されている。一方、一面シート側凹部26においても同様であり、該一面シート側凹部26の底部を構成する一面シート23Aは、図4に示す該一面シート23Aと他面シート23Bとの境界Bを越えて該他面シート23B側に達していることが好ましい。特に、一面シート側凹部26においては、該一面シート側凹部26の底部を構成する一面シート23Aの厚みのうちの好ましくは10%以上の領域が、より好ましくは30%以上の領域が、更に好ましくは50%以上の領域が、より一層好ましくは100%の領域が、一面シート23Aと他面シート23Bとの境界Bを越えて他面シート23B側に達していることが好ましい。具体的には、底部を構成する一面シート23Aの厚みのうちの好ましくは10%以上100%以下の領域、より好ましくは30%以上100%以下の領域、更に好ましくは50%以上100%以下の領域、より一層好ましくは100%の領域が、一面シート23Aと他面シート23Bとの境界Bを越えて他面シート23B側に達していることが好ましい。
図5には本発明の別の実施形態が示されている。同図に示す毛髪保持具1は、側部接合域24に形成されている他面シート側凹部25の形状が図1に示す実施形態と相違している。本実施形態においては、他面シート側凹部25が、側部接合域24の長手方向Xに沿って連続して延びているとともに、側部接合域24の幅方向Yに沿って連続して延びている。他面シート側凹部25は、側部接合域24の長手方向Xの全域にわたって延びているとともに、側部接合域24の幅方向Yの全域にわたって延びている。他面シート側凹部25がこのような形状で形成されていることで、毛髪保持具1内に毛髪束を挿入した後に、パーマ剤などの毛髪処理剤を使用した場合であっても、該毛髪処理剤が、幅方向Yに沿って延びる他面シート側凹部25に案内されて外部に排出されやすくなるので、毛髪保持具1を把持したときに滑りにくくなる。また、幅方向Yに沿って延びる他面シート側凹部25によって、毛髪保持具1が幅方向Yに沿って曲がりやすくなり、その結果、毛髪保持具1の巻き上げ操作を行いやすくなる。更に、連続して延びる他面シート側凹部25によって、毛髪保持具1の巻き上げ操作を複数回にわたって行ったとしても、側部接合域24において一面シート23Aと他面シート23Bとの剥離が生じにくくなり、該側部接合域24の耐久性が向上する。しかも、毛髪保持具1を巻回体とした場合に、該巻回体の直径が変動しにくい。なお、これらの効果は、他面シート側凹部25が、側部接合域24の幅方向Yに沿って連続して延びているだけの実施形態の場合にも奏される。
図6には、本発明の毛髪保持具の更に別の実施形態が示されている。同図には、毛髪保持具1における側部接合域24の断面構造が示されている。本実施形態においては、側部接合域24の長手方向Xに沿って隣り合う他面シート側凹部25,25間の距離Pが、他端の開口部22から一端の開口部21に向けて漸次広くなっている。こうすることによって、毛髪保持具1を巻き上げた巻回体において、該巻回体の半径方向に沿って重なる側部接合域24間で引っ掛かりが生じやすくなる。その結果、巻回状態が一層保持されやすくなる。この効果を一層顕著なものとする観点から、ある他面シート側凹部25間の距離P1を基準として、πD(Dは巻回状態時の毛髪保持具1における、ある他面シート側凹部25間の距離P1が存在する位置の直径を示す。)の長さだけ一端の開口部21側に位置する別の他面シート側凹部25間の距離P2が、P1の1.05倍以上であることが好ましく、1.1倍以上であることが更に好ましい。またP2がP1の5倍以下であることが好ましく、3倍以下であることが更に好ましい。具体的には、P2はP1の1.05倍以上5倍以下であることが好ましく、1.1倍以上3倍以下であることが更に好ましい。また、側部接合域24が一面シート側凹部26も具備し、側部接合域24の長手方向Xに沿って隣り合う一面シート側凹部26,26間の距離P’が、他端の開口部22から一端の開口部22に向けて漸次広くなっていることも好ましい。
なお図6に示す実施形態においては、側部接合域24の長手方向Xに沿って隣り合う他面シート側凹部25,25間の距離Pが、他端の開口部22から一端の開口部21に向けて漸次広くなっていることに加えて、長手方向Xに沿う他面シート側凹部25の長さLが、他端の開口部22から一端の開口部21に向けて漸次長くなっている。これに代えて、他面シート側凹部25,25間の距離Pのみを、他端の開口部22から一端の開口部21に向けて漸次広くするとともに、長手方向Xに沿う他面シート側凹部25の長さLに関しては、長手方向Xのいずれの位置においても同じにすることもできる。
図7には、本発明の毛髪保持具のまた更に別の実施形態が示されている。同図に示す毛髪保持具1は、各側部接合域24における他端の開口部22側の近傍に、幅方向Yの外方に向けて延出する巻き締め片8を有している。各巻き締め片8は、一面シート23Aの他端の開口部22側の近傍において、幅方向Yの外方に向けて延出して、該一面シート23Aと一体的に形成されている。かかる構成により、毛髪束を挿通した毛髪保持具1を巻回する際、巻き締め片8を手で把持して毛髪保持具1を巻き上げると、毛髪保持具1を容易に且つ必要に応じてきつく巻き上げることができる。巻き締め片8としては、図示するものの他に、例えば、特開2006−129972号公報の段落〔0019〕に記載のものを設けることができる。巻き締め片8の形成方法、形状、大きさ、厚さ、配置等は適宜設定できる。
なお図5ないし図7に実施形態において、特に説明しない点については、図1ないし図4についての説明が適宜適用される。また、図5ないし図7において、図1ないし図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば側部接合域24に形成する他面シート側凹部25の形状は上述のものに限られず、その他の形状であってもよい。例えば、他面シート側凹部25が、側部接合域24の幅方向Yにのみ沿って連続して延びている形状や、側部接合域24の長手方向Xにのみ沿って連続して延びている形状を採用することができる。更に、他面シート側凹部25が、斜め格子状に形成されていてもよい。
また、前記の各実施形態においては、側部接合域24に補強材を配して該側部接合域24の耐久性を高めてもよい。補強材は、例えば側部接合域24の略同幅のシート片を一面シート23Aと他面シート23Bとの間に配したり、一面シート23Aの表面に配したり、あるいは他面シート23Bの表面に配したりすることができる。補強材は、例えば一面シート23Aや他面シート23Bと同様の材料から構成することができる。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の毛髪保持具及びその製造方法を開示する。
<1>
一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能なシートにより構成された筒状体を備えた扁平形状の毛髪保持具であって、
前記筒状体は、前記毛髪保持具の巻き上げ状態において内側に位置する一面シート及び外側に位置する他面シートを備え、
前記一面シートの各側部域と前記他面シートの各側部域とが互いに接合されて、前記筒状体に一対の側部接合域が形成されており、
少なくとも一方の前記側部接合域が、前記他面シートの側から前記一面シートの側へ向けて凹陥した他面シート側凹部を、該側部接合域の長手方向に沿って複数有している、毛髪保持具。
<2>
前記他面シート側凹部の底部を構成する前記他面シートが、該他面シートと前記一面シートとの境界を越えて該一面シート側に達している前記<1>に記載の毛髪保持具。
<3>
前記他面シート側凹部においては、該他面シート側凹部の底部を構成する前記他面シートの厚みのうちの好ましくは10%以上の領域が、より好ましくは30%以上の領域が、更に好ましくは50%以上の領域が、より一層好ましくは100%の領域が、また、好ましくは10%以上100%以下の領域が、より好ましくは30%以上100%以下の領域が、更に好ましくは50%以上100%以下の領域が、より一層好ましくは100%の領域が、前記他面シートと前記一面シートとの境界を越えて該一面シート側に達している、前記<1>又は<2>に記載の毛髪保持具。
<4>
前記他面シート側凹部が、前記側部接合域の幅方向の全域にわたって連続して延びている前記<1>ないし<3>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<5>
少なくとも一方の前記側部接合域に、前記他面シート側凹部が形成されていることに加えて、前記一面シートの側から前記他面シートの側へ向けて凹陥した一面シート側凹部も形成されている、前記<1>ないし<4>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<6>
前記側部接合域が、前記一面シート側凹部を、該側部接合域の長手方向に沿って複数有している前記<5>に記載の毛髪保持具。
<7>
前記一面シート側凹部は、前記他面シート側凹部と相補形状をなしている前記<5>又は<6>に記載の毛髪保持具。
<8>
前記一面シート側凹部の底部を構成する前記一面シートは、該一面シートと前記他面シートとの境界を越えて該他面シート側に達している前記<5>ないし<7>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<9>
前記一面シート側凹部においては、該一面シート側凹部の底部を構成する前記一面シートの厚みのうちの好ましくは10%以上の領域が、より好ましくは30%以上の領域が、更に好ましくは50%以上の領域が、より一層好ましくは100%の領域が、また、好ましくは10%以上100%以下の領域が、より好ましくは30%以上100%以下の領域が、更に好ましくは50%以上100%以下の領域が、より一層好ましくは100%の領域が、該一面シートと前記他面シートとの境界を越えて該他面シート側に達している前記<5>ないし<8>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<10>
任意の前記他面シート側凹部間の距離P1を基準として、πD(Dは巻回状態時の毛髪保持具における、任意の前記他面シート側凹部間の距離P1が存在する位置の直径を示す。)の長さだけ一端の前記開口部側に位置する別の前記他面シート側凹部間の距離P2が、P1の1.05倍以上であることが好ましく、1.1倍以上であることが更に好ましく、
P2がP1の5倍以下であることが好ましく、3倍以下であることが更に好ましく、
P2はP1の1.05倍以上5倍以下であることが好ましく、1.1倍以上3倍以下であることが更に好ましく、
前記側部接合域が前記一面シート側凹部も具備し、該側部接合域の長手方向に沿って隣り合う該一面シート側凹部間の距離P’が、他端の前記開口部から一端の前記開口部に向けて漸次広くなっている、前記<5>ないし<9>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<11>
前記側部接合域の長手方向に沿って隣り合う前記他面シート側凹部間の距離が、他端の前記開口部から一端の前記開口部に向けて漸次広くなっている前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<12>
前記筒状体は、前記側部接合域に、幅方向の外方に向けて延出する巻き締め片を有している前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<13>
前記側部接合域が補強材を有する前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<14>
前記側部接合域の面積に占める前記他面シート側凹部の面積の総和は、5%以上であることが好ましく、10%以上であることが更に好ましく、20%以上であることが一層好ましく、70%以下であることが好ましく、60%以下であることが更に好ましく、55%以下であることが一層好ましく、前記側部接合域の面積に占める前記他面シート側凹部の面積の総和は、5%以上70%以下であることが好ましく、10%以上60%以下であることが更に好ましく、20%以上55%以下であることが一層好ましい、前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<15>
前記他面シート側凹部の幅、すなわち幅方向に沿う長さは、0.5mm以上であることが好ましく、0.8mm以上であることが更に好ましく、1mm以上であることが一層好ましく、前記他面シート側凹部の幅は、5mm以下であることが好ましく、4mm以下であることが更に好ましく、3mm以下であることが一層好ましく、前記他面シート側凹部の幅は、0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、0.8mm以上4mm以下であることが更に好ましく、1mm以上3mm以下であることが一層好ましい、前記<1>ないし<14>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<16>
前記他面シート側凹部の個々の面積は、0.19mm以上であることが好ましく、0.50mm以上であることが更に好ましく、0.78mm以上であることが一層好ましく、また、前記他面シート側凹部の個々の面積は、25mm以下であることが好ましく、16mm以下であることが更に好ましく、9mm以下であることが一層好ましく、前記他面シート側凹部の個々の面積は、0.19mm以上25mm以下であることが好ましく、0.50mm以上16mm以下であることが更に好ましく、0.78mm以上9mm以下であることが一層好ましい、前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<17>
前記他端の開口部を含む、前記側部接合域の全長の1/3以上、特に1/2以上の領域に前記他面シート側凹部が形成されている、前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<18>
前記他面シート側凹部が前記側部接合域の全域に形成されている、前記<1>ないし<17>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<19>
前記側部接合域の厚みをtとし、見かけの厚みをTとしたとき 、T/tの値は1.01以上であることが好ましく、1.1以上であることが更に好ましく、1.5以上であることが一層好ましく、20以下であることが好ましく、10以下であることが更に好ましく、5以下であることが一層好ましく、1.01以上20以下であることが好ましく、1.1以上10以下であることが更に好ましく、1.5以上5以下であることが一層好ましい、前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<20>
前記側部接合域の見かけの厚みをTとしたとき 、Tの値は0.10mm以上であることが好ましく、0.20mm以上であることが更に好ましく、0.25mm以上であることが一層好ましく、2.00mm以下であることが好ましく、1.50mm以下であることが更に好ましく、1.00mm以下であることが一層好ましく、0.10mm以上2.00mm以下であることが好ましく、0.20mm以上1.50mm以下であることが更に好ましく、0.25mm以上1.00mm以下であることが一層好ましい、前記<1>ないし<19>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<21>
前記他面シート側凹部は、前記側部接合域の長手方向の全域にわたって延びているとともに、該側部接合域の幅方向の全域にわたって延びている、前記<1>ないし<20>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<22>
前記側部接合域の長手方向に沿って隣り合う前記他面シート側凹部間の距離Pが、他端の前記開口部から一端の前記開口部に向けて漸次広くなっていることに加えて、長手方向Xに沿う前記他面シート側凹部の長さLが、他端の前記開口部から一端の前記開口部に向けて漸次長くなっている、前記<1>ないし<21>のいずれか1に記載の毛髪保持具。
<23>
請求項1に記載の毛髪保持具の製造方法であって、
一面シートと他面シートとを対向させた状態下に、該一面シートの各側部域と該他面シートの各側部域とを互いに接合して一対の側部接合域を有する筒状体を形成すると同時に、該側部接合域に、該他面シートの側から該一面シートの側へ向けて凹陥した他面シート側凹部を、該側部接合域の長手方向に沿って複数形成する、毛髪保持具の製造方法。
1 毛髪保持具
2 筒状体
21,22 開口部
23 基材シート
23A 一面シート
23B 他面シート
24 側部接合域
25 他面シート側凹部
26 一面シート側凹部
4延設部
5 巻き留め部
6 スリット
8 巻き締め片

Claims (8)

  1. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能なシートにより構成された筒状体を備えた扁平形状の毛髪保持具であって、
    前記筒状体は、前記毛髪保持具の巻き上げ状態において内側に位置する一面シート及び外側に位置する他面シートを備え、
    前記一面シートの各側部域と前記他面シートの各側部域とが互いに接合されて、前記筒状体に一対の側部接合域が形成されており、
    少なくとも一方の前記側部接合域が、前記他面シートの側から前記一面シートの側へ向けて凹陥した他面シート側凹部を、該側部接合域の長手方向に沿って複数有している、毛髪保持具。
  2. 前記他面シート側凹部の底部を構成する前記他面シートが、該他面シートと前記一面シートとの境界を越えて該一面シート側に達している請求項1に記載の毛髪保持具。
  3. 前記他面シート側凹部が、前記側部接合域の幅方向の全域にわたって連続して延びている請求項1又は2に記載の毛髪保持具。
  4. 少なくとも一方の前記側部接合域が、前記一面シートの側から前記他面シートの側へ向けて凹陥した一面シート側凹部を、該側部接合域の長手方向に沿って複数有している請求項1ないし3のいずれか一項に毛髪保持具。
  5. 前記側部接合域の長手方向に沿って隣り合う前記他面シート側凹部間の距離が、他端の前記開口部から一端の前記開口部に向けて漸次広くなっている請求項1ないし4のいずれか一項に記載の毛髪保持具。
  6. 前記筒状体は、前記側部接合域に、幅方向の外方に向けて延出する巻き締め片を有している請求項1ないし5のいずれか一項に記載の毛髪保持具。
  7. 前記側部接合域が補強材を有する請求項1ないし6のいずれか一項に記載の毛髪保持具。
  8. 請求項1に記載の毛髪保持具の製造方法であって、
    一面シートと他面シートとを対向させた状態下に、該一面シートの各側部域と該他面シートの各側部域とを互いに接合して一対の側部接合域を有する筒状体を形成すると同時に、該側部接合域に、該他面シートの側から該一面シートの側へ向けて凹陥した他面シート側凹部を、該側部接合域の長手方向に沿って複数形成する、毛髪保持具の製造方法。
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