JP2019100740A - 測定装置、及び測定方法 - Google Patents

測定装置、及び測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019100740A
JP2019100740A JP2017228847A JP2017228847A JP2019100740A JP 2019100740 A JP2019100740 A JP 2019100740A JP 2017228847 A JP2017228847 A JP 2017228847A JP 2017228847 A JP2017228847 A JP 2017228847A JP 2019100740 A JP2019100740 A JP 2019100740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
unit
probe
measurement
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017228847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7126819B2 (ja
Inventor
義治 木村
Yoshiharu Kimura
義治 木村
大島 茂
Shigeru Oshima
茂 大島
将人 滝澤
Masato Takizawa
将人 滝澤
村田 憲彦
Norihiko Murata
憲彦 村田
宗一郎 渡邊
Soichiro Watanabe
宗一郎 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2017228847A priority Critical patent/JP7126819B2/ja
Publication of JP2019100740A publication Critical patent/JP2019100740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7126819B2 publication Critical patent/JP7126819B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】測定装置の不具合の発生を予防する。【解決手段】測定装置は、移動可能なプロービングシステム106により被測定物2の形状を測定する測定部10と、プロービングシステム106により被測定物2を測定可能な範囲の少なくとも一部の領域を撮影して撮像画像を作成する撮像部11aと、撮像画像に基づいて、測定部がプロービングシステム106により被測定物2の形状を測定する際に支障が生じると判定した場合に警告情報を出力する制御部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、物体の形状を測定する測定装置、及び測定方法に関する。
プローブを移動させながら被測定物に接触させて、当該被測定物の形状を測定する測定装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014−095563号公報
測定装置が被測定物の形状を測定することができる測定領域には、プローブの移動を妨げる異物が侵入してしまう場合がある。また、測定装置を使用する使用者が、誤って、装着すべきプローブと異なるプローブを装着してしまうことがある。この場合、測定装置が予め定められた軌跡に従ってプローブを移動すると、プローブが異物又は被測定物と接触してしまうことが懸念される。プローブが異物又は被測定物と接触すると、プローブ又は被測定物が破損してしまうことがあり、測定装置の故障などの不具合が発生する場合がある。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、測定装置の不具合の発生を予防することを目的とする。
本発明の第1の態様における測定装置は、移動可能なプローブにより被測定物の形状を測定する測定部と、前記プローブにより前記被測定物を測定可能な範囲の少なくとも一部の領域を撮影して撮像画像を作成する撮像部と、前記撮像画像に基づいて、前記測定部が前記プローブにより前記被測定物の形状を測定する際に支障が生じると判定した場合に警告情報を出力する制御部と、を有する。
例えば、前記制御部は、前記測定部が前記プローブを移動させる軌跡を特定し、特定した前記軌跡上に異物が存在する場合に前記警告情報を出力する。
前記制御部は、前記撮像画像により特定される前記プローブの種別に基づいて、前記軌跡上に異物が存在するか否かを判定してもよい。
例えば、前記制御部は、前記測定部が使用する予定の前記プローブの種別を示す種別情報を取得し、前記種別情報が示すプローブの種別が、前記撮像画像により特定される前記プローブの種別と異なる場合に前記警告情報を出力する。
前記制御部は、前記プローブの移動に伴って前記撮像部の撮像方向を変化させてもよい。
例えば、前記制御部は、前記撮像部の撮像領域内の所定の範囲内に前記プローブが含まれるように前記撮像方向を変化させる。
例えば、前記制御部は、前記測定装置に設けられた所定のマーカーを前記撮像部に撮影させ、前記撮像画像に含まれる前記マーカーの画像が所定の位置になったときの前記撮像部の撮像方向を前記撮像方向の初期値として記憶部に記憶させる。
前記制御部は、前記撮像画像に含まれる前記被測定物の画像に基づいて、前記プローブの位置及び向きを制御してもよい。
前記撮像部は、前記測定部が測定を開始する前と、前記測定部が測定を開始した後とで、フォーカス位置及び絞りの少なくともいずれかを変化させてもよい。
本発明の第2の態様における測定方法は、被測定物の形状を測定するために用いられる移動可能なプローブにより前記被測定物を測定可能な範囲の少なくとも一部の領域を撮影して撮像画像を作成するステップと、前記撮像画像に基づいて、前記プローブにより前記被測定物の形状を測定する際に支障が生じると判定した場合に警告情報を出力するステップと、を有する。
本発明によれば、測定装置の不具合の発生を予防することができるという効果を奏する。
測定装置の概要を説明するための図である。 測定装置の機能構成を示す図である。 プローブの軌跡上に異物が存在する場合について説明するための図である。 プローブの種別を特定する方法を説明するための図である。 測定を開始する処理のフローチャートである。
[測定装置1の概要]
まず、実施形態に係る測定装置1の概要について説明する。測定装置1は、例えば、測定用のプロービングシステム106を移動させながら被測定物2に接触させて被測定物2の形状を測定する三次元測定機である。
図1は、測定装置1の概要を説明するための図である。図1に、測定装置1が備える測定部10を示す。測定部10は、移動可能なプロービングシステム106により被測定物2の形状を測定する。測定部10は、上面に被測定物2が載置されるテーブル100と、テーブル100を跨ぐ門型の構造体とを備える。門型の構造体は、テーブル100の両側に設置された一対のコラム101及びサポータ102と、コラム101とサポータ102とに掛け渡されたX軸方向のビーム103と、ビーム103に沿って移動可能なスライダ104と、を備える。スライダ104は、Z軸スピンドル105を支持する。プロービングシステム106は、Z軸スピンドル105の下端に装着される。
スライダ104は、ビーム103とスライダ104との間に設置されたX軸移動機構により、ビーム103に沿ってX軸方向に移動する。Z軸スピンドル105は、スライダ104とZ軸スピンドル105との間に設置されたZ軸移動機構により、スライダ104に対してZ軸方向に移動する。コラム101及び102を含む門型の構造体は、テーブル100とコラム101及び102との間に設置されたY軸移動機構により、テーブル100に対してY軸方向へ移動する。測定装置1は、上記の移動機構を適宜移動して、プロービングシステム106に設けられたスタイラスをテーブル100上に載置された被測定物2に対して接触させることにより、被測定物2の形状を測定することができる。
測定装置1は、プロービングシステム106により物体の形状を測定することができる測定領域の少なくとも一部を撮影可能な撮像部11を備える。撮像部11は、例えばデジタルカメラである。撮像部11は、プロービングシステム106により被測定物2を測定可能な範囲の少なくとも一部の領域を撮影して撮像画像を作成する。一例として、撮像部11aは、Z軸スピンドル105に設置されている。撮像部11bは、テーブル100に設置され、撮像部11aが撮影できない死角を撮影する。また、測定装置1は、図示しない撮像部11cをさらに備えていてもよい。撮像部11cは、サポータ102に設置され、撮像部11aと撮像部11bとが撮影できない死角を撮影する。
測定装置1は、プロービングシステム106を移動させて被測定物2の形状を測定する際に、撮像部11が生成した撮像画像に基づいて測定に支障が生じるか否かを判定する。測定装置1は、測定に支障があると判定すると、測定に支障があることを示す音声を出力したり、測定に支障があることを示す画面を表示したりする。このようにすることで、測定装置1は、測定装置1を使用する使用者に、被測定物2の測定に支障があることを通知することができる。そのため、測定装置1は、不具合の発生を予防することができる。
[測定装置1の機能構成]
図2は、測定装置1の機能構成を示す図である。測定装置1は、測定部10と、撮像部11と、音声出力部12と、表示部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。測定部10は、図1を用いてすでに説明したとおりである。
音声出力部12は、音声を出力する、例えばスピーカーである。表示部13は、各種情報を表示する。表示部13は、例えば液晶ディスプレイ又はLED表示灯を備える。記憶部14は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部14は、制御部15が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部14は、制御部15がプロービングシステム106を移動させるための指示値を記憶してもよい。
制御部15は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部15は、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することにより測定装置1を制御する。具体的には、制御部15は、記憶部14に記憶された指示値に基づいて測定部10及びプロービングシステム106を移動させながら、測定部10に被測定物2の形状を測定させる。
制御部15は、被測定物2の形状を測定させるときに、撮像部11に測定領域を撮影した撮像画像を生成させる。制御部15は、撮像画像に基づいて、測定部10がプロービングシステム106により被測定物2の形状を測定する際に支障が生じるか否かを判定する。詳細は後述するが、測定する際に支障が生じると制御部15が判定する場合は、例えばプロービングシステム106の軌跡上に移動の妨げになる異物が存在する場合、又は装着すべきプロービングシステム106と異なるプロービングシステム106が装着された場合である。プロービングシステム106の軌跡は、プロービングシステム106が移動する間におけるプロービングシステム106の少なくとも一部(例えば先端に設けられたスタイラス)の位置を接続することにより特定される。制御部15は、測定する際に支障が生じると判定した場合に、測定に支障があることを示す警告情報を出力する。
例えば、制御部15は、測定に支障が生じることを示す音声情報を含む警告情報を音声出力部12に出力する。音声出力部12は、音声情報を含む警告情報を受信すると、警告情報に対応する音声を出力する。また、制御部15は、測定に支障が生じることを示す画像又はテキストを含む警告情報を表示部13に出力する。表示部13は、画像又はテキストを含む警告情報を受信すると、警告情報に対応する画面を表示する。
このように、測定装置1は、測定に支障がある場合、測定に支障があることを示す音声を出力したり、測定に支障があることを示す画面を表示したりする。そのため、測定装置1は、測定装置1を使用する使用者に測定に支障があることを通知することができ、不具合の発生を予防することができる。
なお、制御部15は、測定装置1の動作を停止させる停止指示を含む警告情報を測定部10に出力してもよい。例えば、制御部15は、被測定物2の測定を開始した後に、測定に支障が生じると判定した場合、停止指示を含む警告情報を測定部10に出力する。測定部10は、停止指示を含む警告情報を受信すると、動作を停止する。このように、測定装置1は、測定を開始した後であっても、測定領域内に人や物体が進入した場合、動作を停止するので、不具合の発生を予防できる。
以下、制御部15が警告情報を出力する場合について具体的な例を挙げて説明する。
(プロービングシステム106の軌跡上に異物が存在する場合)
制御部15は、プロービングシステム106を移動させる軌跡上に、プロービングシステム106の移動を妨げる異物が存在する場合に警告情報を出力する。以下、詳細に説明する。
まず、制御部15は、測定部10がプロービングシステム106を移動させる軌跡を特定する。例えば、制御部15は、測定装置1を使用する使用者により入力された指示値を取得し、取得した指示値に基づいて、プロービングシステム106の先端の位置の軌跡を特定する。制御部15は、プロービングシステム106の先端の位置の軌跡と、プロービングシステム106の形状とに基づいて、プロービングシステム106全体の軌跡をさらに特定してもよい。
続いて、制御部15は、撮像部11に測定領域を撮影した撮像画像を生成させ、当該撮像画像に基づいて測定領域に存在する異物の位置を特定する。制御部15は、特定した異物の位置が、特定した軌跡上にあるか否かを判定する。
図3は、プロービングシステム106の軌跡上に異物が存在する場合について説明するための図である。図3に示すように、撮像部11aは、Z軸スピンドル105の下端、かつ網点で塗りつぶしたプローブアダプタ108の上部に、プロービングシステム106及びプロービングシステム106の進行方向を撮影する向きに取り付けられている。
ここで、制御部15は、プロービングシステム106の軌跡として、Y軸方向に沿って移動するという軌跡を特定したとする。矢印Lは、制御部15が特定したプロービングシステム106の軌跡を示す。制御部15は、撮像部11aにより撮影された撮像画像に基づいて異物Mの位置を特定する。図3に示すように、異物Mは、プロービングシステム106の軌跡を示す矢印L上に存在するので、制御部15は軌跡上に異物Mが存在すると判定する。そして、制御部15は、特定した軌跡上に異物が存在すると判定した場合に警告情報を出力する。このように、制御部15は、プロービングシステム106の軌跡上に異物Mが存在する場合に警告情報を出力するので、測定装置1の不具合の発生を予防できる。
なお、制御部15は、撮像画像により特定されるプロービングシステム106の種別に基づいて、軌跡上に異物が存在するか否かを判定してもよい。例えば、制御部15は、プロービングシステム106の種別に基づく所定の警戒範囲に物体が存在する場合、軌跡上に異物が存在すると判定する。具体的には、まず、制御部15は、特定したプロービングシステム106の種別に対応するプロービングシステム106の形状を特定する。制御部15は、プロービングシステム106を移動させる軌跡に沿って、特定したプロービングシステム106の形状に応じて設定される警戒範囲内に物体が存在する場合、軌道上に異物が存在すると判定する。このようにすることで、制御部15は、特定した異物Mの位置がずれていた場合でも、プロービングシステム106が異物Mと接触することを予防できる。
(設定されたプロービングシステム106と異なるプロービングシステム106が装着された場合)
測定装置1を使用する使用者が、誤って、設定されたプロービングシステム106と異なるプロービングシステム106を装着してしまった場合であっても、制御部15は、記憶部14に記憶された指示値に基づいてプロービングシステム106を移動させる。装着されたプロービングシステム106の種別(例えば形状)が、指示値が作成された際に想定されていたプロービングシステム106の種別と異なる場合、装着されたプロービングシステム106が被測定物2に接触してしまう可能性が生じる。
そこで、制御部15は、装着すべきプロービングシステム106の種別と、装着されたプロービングシステム106の種別とが異なる場合、警告情報を出力する。具体的には、まず、制御部15は、測定部10が使用する予定のプロービングシステム106の種別を示す種別情報を取得する。次に、制御部15は、装着されたプロービングシステム106の種別を撮像画像に基づいて特定する。図4は、プロービングシステム106の種別を特定する方法を説明するための図である。
図4(a)及び図4(b)は、それぞれ種別の異なるプロービングシステム106を模式的に示す図である。図4に示すように、プロービングシステム106は、斜線で塗りつぶしたプローブ107と、格子で塗りつぶしたプローブアダプタ108と、網点で塗りつぶしたプローブヘッド109と、スタイラス110とを備える。制御部15は、撮像画像に基づいて、プローブアダプタ108の下端を基準として、プローブ107の長さを特定する。制御部15は、特定したプローブ107の長さに対応するプロービングシステム106の種別を特定する。なお、制御部15がプローブ107の長さを特定する方法は、既知の画像認識技術を使用することができる。
そして、制御部15は、種別情報が示すプロービングシステム106の種別が、撮像画像により特定されるプロービングシステム106の種別と異なる場合に警告情報を出力する。このように、制御部15は、測定部10が使用する予定のプロービングシステム106と、装着されたプロービングシステム106とが異なる場合に警告情報を出力する。そのため、制御部15は、使用者が、測定装置1に誤ったプロービングシステム106を装着した場合でも不具合の発生を予防することができる。
ところで、撮像部11が、撮像部11bのようにテーブル100に設置されている場合、測定部10の移動に伴って、プロービングシステム106が撮像部11bの撮像領域から外れてしまうことがある。このような問題が生じることを防ぐために、制御部15は、撮像部11が撮影する撮像領域を変化させる。例えば、制御部15は、プロービングシステム106の移動に伴って撮像部11の撮像方向を変化させるように制御してもよい。具体的には、制御部15は、撮像部11の撮像領域内の所定の範囲内にプロービングシステム106が含まれるように撮像方向を変化させる。このようにすることで、制御部15は、プロービングシステム106を移動しても、プロービングシステム106の付近にある異物を検出することができるので、より確実に測定装置1の不具合の発生を予防することができる。
制御部15は、撮像部11の撮像方向の初期値の調整を行ってもよい。例えば、制御部15は、測定装置1に設けられた所定のマーカーに基づいて、撮像部11の撮影方向の初期値を特定することにより撮像部11の撮像方向の初期値の調整を行う。マーカーは、撮像部11に対して相対的な位置が変化しない位置に形成されている。例えば、撮像部11aに対するマーカーは、Z軸スピンドル105に形成されている。また、撮像部11bに対するマーカーは、テーブル100に形成されている。
制御部15は、初期値を調整する際、まず、測定装置1に設けられた所定のマーカーを、撮像領域を変化させながら撮像部11に撮影させる。次に、制御部15は、撮像画像に含まれるマーカーの画像が所定の基準位置になったときの撮像部11の撮像方向を撮像方向の初期値として記憶部14に記憶させる。制御部15は、撮像部11の撮像領域を移動させる場合、記憶部14に記憶された撮像方向の初期値を基準として撮像領域を移動させる。
制御部15は、撮影画像に含まれるマーカーに基づいて測定領域に対する撮像領域の角度を特定し、特定した角度に基づいて物体の位置を補正する。また、基準位置は、撮像画像において特に限定する必要はないが、マーカー全体が含まれるように撮像領域中央付近であるのが望ましい。
このようにすることで、制御部15は、測定領域を撮影する位置をより正確に特定することができるので、測定領域内に存在する物体の位置をより精度よく特定することができる。そのため、制御部15は、プロービングシステム106と異物とが接触するか否かの判定精度を向上することができる。
被測定物2の測定を開始する前は、測定領域全体において異物を検出したいが、被測定物2の測定を開始した後は、被測定物2の近傍において異物を検出したい場合がある。この場合、制御部15は、測定部10が測定を開始する前と、測定部10が測定を開始した後とで、フォーカス位置及び絞りの少なくともいずれかを撮像部11に変化させる変更指示を通知する。具体的には、制御部15は、測定を開始した後の撮像部11の絞りを、測定を開始する前の絞りより開く変更指示を通知する。また、制御部15は、測定を開始した後の撮像部11のレンズの焦点距離を、測定を開始する前のレンズの焦点距離より長くする変更指示を通知する。
このように、制御部15は、測定を開始する前は測定領域全体においてフォーカスを合わせ、測定を開始した後は被測定物2にフォーカスを合わせる。そのため、制御部15は、被測定物2の測定を開始する前は測定領域全体において異物を検出しやすくなり、被測定物2の測定を開始した後は被測定物2の近傍において異物を検出しやすくなる。
以下、測定を開始する処理の流れについて説明する。図5は、測定を開始する処理のフローチャートである。
まず、制御部15は、撮像部11に測定領域とプロービングシステム106とを撮影した撮像画像を生成させる(ステップS1)。制御部15は、撮像画像に基づいてプローブの種別を特定する(ステップS2)。次に、制御部15は、使用する予定のプロービングシステム106の種別を示す識別情報を取得する(ステップS3)。なお、制御部15は、識別情報を取得する処理(ステップS3)を、プロービングシステム106の種別を特定する処理(ステップS1及びS2)の前に行ってもよい。
制御部15は、種別情報が示すプロービングシステム106の種別が、撮像画像により特定されるプロービングシステム106の種別と異なるか否かを判定する(ステップS4)。制御部15は、プロービングシステム106の種別が異なると判定すると(ステップS4でYes)、警告情報を出力する(ステップS7)。制御部15は、プロービングシステム106の種別が同一であると判定すると(ステップS4でNo)、プロービングシステム106の種別に基づいてプロービングシステム106を移動させる軌跡を特定する(ステップS5)。
制御部15は、特定した軌跡上の異物が存在するか否かを、撮像画像に基づいて判定する(ステップS6)。制御部15は、軌道上に異物が存在すると判定すると(ステップS6でYes)、警告情報を出力する(ステップS7)。制御部15は、軌道上に異物が存在しないと判定すると(ステップS6でNo)、被測定物2の測定を開始する(ステップS8)。
(変形例)
以上の説明において、制御部15は、記憶部14に記憶されたプロービングシステム106を移動させる軌跡に従ってプロービングシステム106を移動させた。これに限らず、プロービングシステム106は、被測定物2の画像に基づいてプロービングシステム106の位置及び向きを制御してもよい。具体的には、まず、制御部15は、撮像部11に被測定物2を撮影させる。次に、制御部15は、撮像画像に含まれる被測定物2の画像に基づいて被測定物2の形状を特定する。続いて、制御部15は、特定した被測定物2の形状に沿って移動するプロービングシステム106の軌跡を特定する。そして、制御部15は、特定した軌跡に従ってプロービングシステム106の位置及び向きを制御する。このようにすることで、制御部15は、被測定物2に応じた軌跡でプロービングシステム106を移動させることができる。
[実施形態に係る測定装置1の効果]
以上説明したように、測定装置1は、プロービングシステム106により被測定物2を測定可能な範囲の少なくとも一部の領域を撮影して撮像画像を作成する。測定装置1は、撮像画像に基づいて、測定部10がプロービングシステム106により被測定物2の形状を測定する際に支障が生じると判定した場合に警告情報を出力する。このようにすることで、測定装置1は、測定装置1に不具合が発生することを予防することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 測定装置
10 測定部
11 撮像部
12 音声出力部
13 表示部
14 記憶部
15 制御部
100 テーブル
101 コラム
102 サポータ
103 ビーム
104 スライダ
105 Z軸スピンドル
106 プロービングシステム
107 プローブ
108 プローブアダプタ
109 プローブヘッド
110 スタイラス

Claims (10)

  1. 移動可能なプローブにより被測定物の形状を測定する測定部と、
    前記プローブにより前記被測定物を測定可能な範囲の少なくとも一部の領域を撮影して撮像画像を作成する撮像部と、
    前記撮像画像に基づいて、前記測定部が前記プローブにより前記被測定物の形状を測定する際に支障が生じると判定した場合に警告情報を出力する制御部と、
    を有する測定装置。
  2. 前記制御部は、前記測定部が前記プローブを移動させる軌跡を特定し、特定した前記軌跡上に異物が存在する場合に前記警告情報を出力する、
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記制御部は、前記撮像画像により特定される前記プローブの種別に基づいて、前記軌跡上に異物が存在するか否かを判定する、
    請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記制御部は、前記測定部が使用する予定の前記プローブの種別を示す種別情報を取得し、前記種別情報が示すプローブの種別が、前記撮像画像により特定される前記プローブの種別と異なる場合に前記警告情報を出力する、
    請求項3に記載の測定装置。
  5. 前記制御部は、前記プローブの移動に伴って前記撮像部の撮像方向を変化させる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の測定装置。
  6. 前記制御部は、前記撮像部の撮像領域内の所定の範囲内に前記プローブが含まれるように前記撮像方向を変化させる、
    請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記制御部は、前記測定装置に設けられた所定のマーカーを前記撮像部に撮影させ、前記撮像画像に含まれる前記マーカーの画像が所定の位置になったときの前記撮像部の撮像方向を前記撮像方向の初期値として記憶部に記憶させる、
    請求項5又は6に記載の測定装置。
  8. 前記制御部は、前記撮像画像に含まれる前記被測定物の画像に基づいて、前記プローブの位置及び向きを制御する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の測定装置。
  9. 前記撮像部は、前記測定部が測定を開始する前と、前記測定部が測定を開始した後とで、フォーカス位置及び絞りの少なくともいずれかを変化させる、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の測定装置。
  10. 被測定物の形状を測定するために用いられる移動可能なプローブにより前記被測定物を測定可能な範囲の少なくとも一部の領域を撮影して撮像画像を作成するステップと、
    前記撮像画像に基づいて、前記プローブにより前記被測定物の形状を測定する際に支障が生じると判定した場合に警告情報を出力するステップと、
    を有する測定方法。
JP2017228847A 2017-11-29 2017-11-29 測定装置、及び測定方法 Active JP7126819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017228847A JP7126819B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 測定装置、及び測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017228847A JP7126819B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 測定装置、及び測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019100740A true JP2019100740A (ja) 2019-06-24
JP7126819B2 JP7126819B2 (ja) 2022-08-29

Family

ID=66976818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017228847A Active JP7126819B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 測定装置、及び測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7126819B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02185392A (ja) * 1989-01-13 1990-07-19 Hitachi Ltd ロボット又はマニピュレータ用安全装置及び該装置を備えたロボット又はマニピュレータ
JPH06161533A (ja) * 1992-11-25 1994-06-07 Sanyo Electric Co Ltd 3次元測定装置の制御方式
JPH06229727A (ja) * 1993-01-29 1994-08-19 Nippon Steel Corp 機械部品の寸法測定方法及びその装置
JPH0843009A (ja) * 1994-07-27 1996-02-16 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 構造物の3次元計測装置
JP2000218364A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 障害監視装置
JP2004325159A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Mitsutoyo Corp 微細形状測定プローブおよび微細形状測定方法
JP2007114000A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Mitsutoyo Corp プローブ観察装置、表面性状測定装置
JP2011107058A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Mitsutoyo Corp 三次元測定機
JP2014109480A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Mitsutoyo Corp Xyz直交測定装置
JP2017167056A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 株式会社東京精密 三次元測定機、測定方法、及び測定プログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9682421B2 (en) 2012-12-28 2017-06-20 Kobe Steel, Ltd. Titanium continuous casting device
RU2633046C1 (ru) 2014-07-23 2017-10-11 Дзе Йокогама Раббер Ко., Лтд. Пневматическая шина для высоконагруженных машин

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02185392A (ja) * 1989-01-13 1990-07-19 Hitachi Ltd ロボット又はマニピュレータ用安全装置及び該装置を備えたロボット又はマニピュレータ
JPH06161533A (ja) * 1992-11-25 1994-06-07 Sanyo Electric Co Ltd 3次元測定装置の制御方式
JPH06229727A (ja) * 1993-01-29 1994-08-19 Nippon Steel Corp 機械部品の寸法測定方法及びその装置
JPH0843009A (ja) * 1994-07-27 1996-02-16 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 構造物の3次元計測装置
JP2000218364A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 障害監視装置
JP2004325159A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Mitsutoyo Corp 微細形状測定プローブおよび微細形状測定方法
JP2007114000A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Mitsutoyo Corp プローブ観察装置、表面性状測定装置
JP2011107058A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Mitsutoyo Corp 三次元測定機
JP2014109480A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Mitsutoyo Corp Xyz直交測定装置
JP2017167056A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 株式会社東京精密 三次元測定機、測定方法、及び測定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7126819B2 (ja) 2022-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6253368B2 (ja) 三次元形状計測装置およびその制御方法
KR102362929B1 (ko) 프로브 니들의 니들 팁 위치 조정 방법 및 검사 장치
US20150379707A1 (en) Mask inspection apparatus, mask evaluation method and mask evaluation system
JP2006339196A (ja) プローバの移動量演算校正方法、移動量演算校正処理プログラム及びプローバ
JP5826707B2 (ja) 基板検査装置および基板検査方法
JPWO2005074288A1 (ja) 撮像装置、撮像レンズ、撮像レンズへのデータ書込方法
KR101657952B1 (ko) 기판 검사방법
US10147174B2 (en) Substrate inspection device and method thereof
JP2009139139A (ja) 画像測定装置の校正方法
TW201616214A (zh) 測試圖紙、採用該測試圖紙的攝像模組檢測方法及系統
JP6221200B2 (ja) プローバ
US20150045927A1 (en) Stencil programming and inspection using solder paste inspection system
JP2015108582A (ja) 3次元計測方法と装置
JP7126819B2 (ja) 測定装置、及び測定方法
JP2010219110A (ja) プローブ方法及びプローブ装置
JP2009277871A (ja) プローブ位置修正方法及びプローバ
JP6742272B2 (ja) ウェハ異常箇所検出用装置およびウェハ異常箇所特定方法
US10753725B2 (en) Measuring apparatus and method for controlling the illumination for a measuring apparatus
JP7486707B2 (ja) 形状測定機及びその制御方法
KR101442106B1 (ko) 카메라 모듈 검사 장치 및 방법
US20200128189A1 (en) Camera system, control method and non-transitory computer-readable storage medium
JP2015163854A (ja) 可撓性回路基板を対象とする検査装置及び検査方法
JP7361261B2 (ja) 形状測定機及びその制御方法
JP2004325159A (ja) 微細形状測定プローブおよび微細形状測定方法
WO2022107521A1 (ja) 作業観察システム、作業解析方法、及び教育支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7126819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150