JP2019099288A - 容器供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層された容器の間隔が狭くても容器の取り出しが行えるようにする。【解決手段】容器積層体Tの最下部に位置する第1の容器t1に形成されたフランジtfの下面で第1の容器t1を支持する支持位置と、フランジtfから退避した退避位置とに移動可能な下爪14と、下爪14の支持位置に対して横方向にずれた位置で第1の容器t1に形成されたフランジtfとその直上に位置する第2の容器t2に形成されたフランジtfとの隙間に進入する進入位置と、当該隙間から離脱した離脱位置とに移動可能な上爪15と、第1の容器t1を下方から取り出すハンドラ12とを有する。上爪15を進入位置にし、下爪14を退避位置にして、ハンドラ12で第1の容器t1を取り出し、下爪14を支持位置にし、上爪15を離脱位置にして、新たに容器積層体Tの最下部に位置することになった容器tを下爪14で支持させる。【選択図】図5

Description

本発明は、容器供給装置に関し、特に、積層収容された複数の容器の内の1つを取り出して次工程に供給する容器供給装置に関するものである。
食品工場や店舗などにおいては、容器収容部から次工程に対して1枚ずつ容器を供給する容器供給装置が用いられており、この容器供給装置から供給された容器に対して米飯やおかずの盛り付けが行われる。
ここで、容器供給装置では、容器収容部に積層して収容された複数の容器を下から支持する爪(下爪)と、最下部の容器とその直上の容器との間に入り込む爪(上爪)とを交互に抜き差しすることで容器が1枚ずつ剥がれるようになっており、剥がれた最下部の容器を吸着あるいは自重落下で取り出して自動供給している。
なお、容器供給装置における容器の取り出しについては、例えば、特許文献1(特開2002−308222号公報)、特許文献2(特開2010−001040号公報)、特許文献3(特開2015−000812号公報)などに記載の技術が知られている。
特開2002−308222号公報 特開2010−001040号公報 特開2015−000812号公報
前述した容器供給装置では、積層された容器の隙間に対して上爪を抜き差ししているが、容器の隙間が一定以上(4mm程度以上)ある容器では抜き差しが安定的に行えて容器を1枚ずつ取り出すことができる。
しかしながら、昨今では出来るだけ数多くの容器を一度に効率よく運搬したいとの要請から積層した容器の隙間が狭くなっており、4mmに満たない狭隘な場合も多い。
すると、前述の容器供給装置では容器の隙間に対して上爪を抜き差しすることができなく容器の取り出しが行えないので、結果として、自動供給に対応した容器が限定されてしまうことになる。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、積層された容器の間隔が狭くても容器の取り出しを行うことができる容器供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の容器供給装置は、積層された複数の容器で構成される容器積層体を収容する容器収容部と、前記容器積層体の最下部に位置する第1の容器に形成されたフランジの下面で当該第1の容器を支持する支持位置と、前記フランジから退避した退避位置とに移動可能な支持部材と、前記支持部材の前記支持位置に対して横方向にずれた位置で前記第1の容器に形成された前記フランジと前記第1の容器の直上に位置する第2の容器に形成されたフランジとの隙間に進入する進入位置と、当該隙間から離脱した離脱位置とに移動可能な進入部材と、前記第1の容器を下方から取り出す取出手段と、前記進入部材を前記進入位置にし、前記支持部材を前記退避位置にして、前記取出手段により前記第1の容器を取り出し、その後、前記支持部材を前記支持位置にし、前記進入部材を前記離脱位置にして、新たに前記容器積層体の最下部に位置することになった前記容器を前記支持部材で支持させる第1の制御を実行する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1記載の発明において、前記支持部材および前記進入部材は、それぞれ板状体で構成され、前記支持部材は、直線的に往復動して前記支持位置と前記退避位置とに移動し、前記進入部材は、直線的に往復動して前記進入位置と前記離脱位置とに移動する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1または2記載の発明において、前記支持部材の先端部が、斜め下方に傾斜している、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1記載の発明において、前記支持部材および前記進入部材は、所定の厚みを有する円形の回転体の相互に異なる周縁部から径方向外方に広がった扇状に形成され、前記支持部材は、前記回転体が回転して前記支持位置と前記退避位置とに移動し、前記進入部材は、前記回転体が回転して前記進入位置と前記離脱位置とに移動する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記支持部材および前記進入部材は、少なくとも前記容器を挟んだ2箇所に配置されている、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記容器積層体の途中位置の前記容器を保持する保持位置と当該容器を保持しない非保持位置とに移動可能な第1の保持部材をさらに有し、前記制御手段は、さらに前記第1の保持部材を前記保持位置から前記非保持位置に移動させて前記取出手段により前記第1の容器を取り出した後、前記進入部材を前記離脱位置にする前に当該第1の保持部材を前記非保持位置から前記保持位置に移動させる、ことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項6記載の発明において、前記第1の保持部材は、少なくとも対向する2箇所に配置されている、ことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項6または7記載の発明において、前記容器積層体における前記第1の保持部材よりも高い途中位置の前記容器を保持する保持位置と当該容器を保持しない非保持位置とに移動可能な第2の保持部材をさらに有し、前記制御手段は、前記第1の保持部材が保持位置にあるときに所定のタイミングで前記第2の保持部材を前記保持位置から非保持位置に移動させて再び前記保持位置に戻す、ことを特徴とする。
請求項9に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項8記載の発明において、前記制御手段は、前記取出手段が前記第1の容器を取り出す動作を複数回行った後に1回の割合で前記第2の保持部材を前記保持位置から非保持位置に移動させて再び前記保持位置に戻す、ことを特徴とする。
請求項10に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項8または9記載の発明において、前記第2の保持部材は、少なくとも対向する2箇所に配置されている、ことを特徴とする。
請求項11に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1〜10の何れか一項に記載の発明において、前記制御手段は、前記第1の制御を実行した後に、前記支持部材を前記退避位置にし、前記進入部材を前記離脱位置にするとともに前記取出手段を上昇させて前記容器積層体を持ち上げた後、前記取出手段を所定位置まで下降させてから前記支持部材を前記支持位置にして前記第1の容器を前記支持部材で支持させる第2の制御を実行する、ことを特徴とする。
請求項12に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1〜10の何れか一項に記載の発明において、前記制御手段は、前記第1の制御を実行した後に、前記支持部材を前記退避位置にし、前記進入部材を前記離脱位置にするとともに前記取出手段を上昇させて前記容器積層体を持ち上げた後、前記支持部材を前記支持位置にしてから前記取出手段を下降させて前記第1の容器を前記支持部材で支持させる第3の制御を実行する、ことを特徴とする。
請求項13に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項11または12記載の発明において、前記取出手段は、伸縮可能に設けられて前記第1の容器の底面を吸着する吸着部と、前記吸着部に吸着された前記第1の容器の高さを規制する規制部とを備え、前記制御手段は、前記吸着部で前記第1の容器の底面を吸着した状態で前記取出手段を上昇および下降させる、ことを特徴とする。
請求項14に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1〜13の何れか一項に記載の発明において、前記進入部材が進入する位置にエアを噴射するエア噴射手段をさらに有する、ことを特徴とする。
請求項15に記載の本発明の容器供給装置は、上記請求項1〜14の何れか一項に記載の発明において、前記取出手段によって取り出された前記第1の容器を次工程に向けて搬送する搬送手段をさらに有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、進入部材は支持部材に対して横方向にずらして配置されているので、進入部材は、第1の容器のフランジと第2の容器のフランジとの隙間に確実に進入することができる。したがって、積層された容器の間隔が狭くても、容器の取り出しを行うことが可能になる。
本発明の一実施の形態である容器供給装置を備えた米飯処理機構を示す斜視図である。 図1の米飯処理機構の制御系を示すブロック図である。 (a)は米飯の投入される容器の一例を示す斜視図、(b)は(a)の容器の平面図である。 図1の米飯処理機構を構成する本発明の一実施の形態である容器供給装置および米飯投入装置を側面から示す説明図である。 図4の容器供給装置および米飯投入装置を平面から示す説明図である。 本実施の形態の容器供給装置に設けられたハンドラを示す斜視図である。 容器収容部に設けられた下爪と上爪とを同じ垂直位置に配置した図面であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 容器収容部に設けられた下爪と上爪とを相互に横方向にずらした位置に配置した図面であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 (a)〜(c)は容器収容部に設けられた下爪の先端部を斜め下方に傾斜させた場合の動作を連続的に示す説明図である。 容器収容部に設けられた保持ガイドおよび補助保持ガイドの一例を示す説明図である。 容器収容部に設けられた保持ガイドおよび補助保持ガイドの他の一例を示す説明図である。 (a)〜(f)は本実施の形態の容器供給装置において、制御部で実行される第1の制御による下爪、上爪およびハンドラの動作を連続的に示す説明図である。 (a)〜(g)は本実施の形態の容器供給装置において、制御部で実行される第1の制御による保持ガイドおよび補助保持ガイドの動作を連続的に示す説明図である。 本実施の形態の変形例としてのハンドラを示す斜視図である。 (a)〜(f)は本実施の形態の容器供給装置において、制御部で実行される第2の制御による下爪、上爪およびハンドラの動作を連続的に示す説明図である。 (a)〜(f)は本実施の形態の容器供給装置において、制御部で実行される第3の制御による下爪、上爪およびハンドラの動作を連続的に示す説明図である。 ハンドラで容器を吸着していない状態を示しており、容器を1枚支持したときの容器の高さと、容器を多数枚支持したときの最下部の容器の高さとを比較して示す説明図である。 ハンドラで容器を吸着している状態を示しており、容器を1枚支持したときの容器の高さと、容器を多数枚支持したときの最下部の容器の高さとを比較して示す説明図である。 (a)〜(e)は下爪および上爪の形状の一例を示す平面図である。 容器収容部に設けられた変形例としての下爪と上爪とであり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢印Bから見た側面図、(c)は(a)の矢印Cから見た側面図である。 図20に示す下爪と上爪とにおいて、下爪が退避位置で上爪が離脱位置となった回転位置を示す図面であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図20に示す下爪と上爪とにおいて、下爪が退避位置で上爪が進入位置となった回転位置を示す図面であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図20に示す下爪と上爪とにおいて、下爪が支持位置で上爪が離脱位置となった回転位置を示す図面であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態である容器供給装置を備えた米飯処理機構を示す斜視図、図2は図1の米飯処理機構の制御系を示すブロック図、図3は米飯の投入される容器の一例を示す図、図4は図1の米飯処理機構を構成する本発明の一実施の形態である容器供給装置および米飯投入装置を側面から示す説明図、図5は図4の容器供給装置および米飯投入装置を平面から示す説明図、図6は本実施の形態の容器供給装置に設けられたハンドラを示す斜視図、図7は容器供給装置の下爪と上爪とを同じ垂直位置に配置した場合を示す説明図、図8は容器供給装置の下爪と上爪とを相互に横方向にずらした位置に配置した場合を示す説明図、図9(a)〜(c)は容器収容部に設けられた下爪の先端部を斜め下方に傾斜させた場合の動作を連続的に示す説明図、図10は容器収容部に設けられた保持ガイドおよび補助保持ガイドの一例を示す説明図、図11は容器収容部に設けられた保持ガイドおよび補助保持ガイドの他の一例を示す説明図である。
図1において、本実施の形態の米飯処理機構は、米飯が投入される容器を供給する容器供給装置M1と、容器供給装置M1から供給された容器に所定重量の米飯を投入する米飯投入装置M2と、米飯投入装置M2で米飯の投入された容器の重量(総重量)を計測して振り分ける計測振分装置M3と、所定範囲内の総重量であると振り分けられた容器を次工程(例えば、おかずの盛り付け工程)へ搬送する搬送装置M4と、所定範囲外の総重量であると振り分けられた容器を機外に排出する排出装置M5とを備えている。さらに、米飯処理機構の動作設定を行うための入力部1が設けられている。
図2に示すように、本実施の形態の米飯処理機構は、装置の動作全体を司る制御部(制御手段)Sを有している。この制御部Sには、作業者が動作設定を行う入力部1からの信号が入力されるようになっている。そして、入力部1からの信号に基づいて、容器供給装置M1、米飯投入装置M2、計測振分装置M3などの動作が制御される。
なお、米飯処理機構には、この米飯処理装置に設けられた米飯投入装置M2に対して、所定重量に計量された米飯を供給するための米飯供給装置(図示せず)が接続される。
米飯R(図4,5)の投入される容器tは、図3に示すように、例えば熱可塑性樹脂シートを真空成形して作成された四角形のトレイ状のものである。この容器tは仕切壁によって2つの領域に区画されており、一方が、米飯Rの盛り付けられる米飯盛付領域taとなっており、他方が、おかずの盛り付けられるおかず盛付領域tbとなっている。また、容器tの周縁には、外側に出っ張ったフランジtfが全周に渡って形成されている。
図4および図5において、前述のような形状をした容器tを供給する容器供給装置M1は、積層された複数の容器tで構成される容器積層体Tを収容するタワー型の容器収容部10を備えている。また、容器供給装置M1には、容器収容部10の直下から次工程である米飯投入装置M2まで延びる一対の容器搬送コンベア(搬送手段)11が設けられている。容器収容部10の下部には、容器積層体Tの最下部に位置する容器t(以下、「第1の容器t1」)を吸着して下方から取り出し、容器搬送コンベア11上に載置するハンドラ(取出手段)12が、一対の容器搬送コンベア11の間を昇降可能に設置されている。さらに、容器搬送コンベア11を搬送される容器tを押して米飯投入装置M2の所定位置に押し込む押込部13が設けられている。
ここで、ハンドラ12は、図6に示すように、台座部12aと、この台座部12a上に伸縮可能に設けられて第1の容器t1の底面を吸着するゴム製で蛇腹構造の複数の吸着パッド(吸着部)12bと、図示しない駆動モータからの駆動により台座部12aを昇降させるための昇降ステー12cとを備えている。なお、本実施の形態のハンドラ12は、このように第1の容器t1を吸着して取り出す構造となっているが、例えば第1の容器t1を把持して取り出す構造など、本実施の形態以外の構造を採用してもよい。
さて、このような容器供給装置M1により、容器収容部10に収容されている容器積層体Tは、最下部の容器tから順に1枚ずつハンドラ12に吸着されて容器搬送コンベア11に載せられ、当該容器搬送コンベア11に搬送された後に押込部13によって米飯投入装置M2にセットされる。
米飯投入装置M2には、容器供給装置M1から送られてきた容器tが設置されるステージ20が設けられている。また、図示しない米飯供給装置から送られてきた米飯Rが載置される投入板21がステージ20と間隔を空けて直上に設けられている。投入板21は、水平状態で閉鎖位置となり、両端を軸に下方に回動して投入位置となる相互に対向配置された2枚のプレートで形成されている。
したがって、投入板21を閉鎖位置にしておいてその上に米飯Rを載置し、併せてステージ20に容器tを設置しておき、投入板21を下方に回動させて閉鎖位置から開放位置に移動すれば、投入板21上の米飯Rが容器tの米飯盛付領域taへ自重により落下投入される。
さて、これらの図面に示すように、容器供給装置M1の容器収容部10には、板状体の下爪(支持部材)14と、同じく板状体の上爪(進入部材)15とが設けられている。下爪14は、直線的に往復動することにより、第1の容器t1に形成されたフランジtfの下面で第1の容器t1を支持する支持位置と、このフランジtfから退避した退避位置とに移動可能になっている。また、上爪15は、同様に直線的に往復動することにより、第1の容器t1に形成されたフランジtfと第1の容器t1の直上に位置する容器t(以下、「第2の容器t2」)に形成されたフランジtfとの隙間に進入する進入位置と、この隙間から離脱した離脱位置とに移動可能になっている。
また、上爪15は、下爪14の支持位置に対して横方向にずれた位置に配置されている。つまり、図5に示すように、容器tの4辺に1つずつ設けられた下爪14および上爪15は、平面視で(つまり、周方向に対して)これらが交互に配置されている。
ここで、下爪14と上爪15との位置と容器tとの関係について、図7および図8を用いて説明する。図7は下爪と上爪とを同じ垂直位置に配置した場合を、図8は下爪と上爪とを相互に横方向にずらした位置に配置した場合(本実施の形態の爪配置に相当)を、それぞれ示している。なお、これらの図面において、(a)は平面図、(b)は側面図である。
下爪14で最下部の第1の容器t1を支持したときには、積み重なった容器tの集合体である容器積層体Tが自らの荷重の影響を受けて下方になるほど大きく撓んでしまい、そのために、下爪14が支持している第1の容器t1のフランジtfとその直上の第2の容器t2のフランジtfとの隙間が狭くなってしまう。すると、図7に示すように、上爪15を、下爪14と同じ垂直位置に配置した場合には、その狭くなった隙間に対して上爪15を確実に進入させることが困難になる(図7(b)参照)。
ここで、下爪14で最下部の第1の容器t1を支持したとき、前述のように下爪14の直上に位置するフランジtf間の隙間が狭くなるが、下爪14が支持している以外の部分では容器積層体Tの荷重による影響が少なくなるので、当該部分の第1の容器t1のフランジtfとその直上の第2の容器t2のフランジtfとの隙間が確保される。よって、本実施の形態に対応した図8に示すように、上爪15を、下爪14に対して横方向にずらして配置した場合には、上爪15を第1の容器t1のフランジtfと第2の容器t2のフランジtfとの隙間に確実に進入させることが可能になる(図8(b)参照)。
なお、前述のように、本実施の形態では、下爪14および上爪15は、容器tの4辺に1つずつ設けられ、これらが周方向に交互に配置されているが、容器tを挟んだ2箇所に配置されていれば足り、周方向に対して交互配列となっていなくてもよい。
前述した制御部Sは、上爪15を進入位置にし、下爪14を退避位置にしてハンドラ12で第1の容器t1を取り出し、その後、下爪14を支持位置にし、上爪15を離脱位置にして、新たに容器積層体Tの最下部に位置することになった容器t(新たな第1の容器t1)を下爪14で支持させる第1の制御を実行する。この第1の制御の詳細については後述する。
なお、図9に示すように、下爪14の先端部を斜め下方に傾斜させるようにしてもよい。このようにすれば、図9(a)に示すように、第1の容器t1が斜めに保持されていたとき、図9(b)および図9(c)に示すように、退避位置にある下爪14は、先端部の傾斜で第1の容器t1を持ち上げながら支持位置へと移動するので、第1の容器t1の姿勢を矯正することができる。
さて、図4および図5に戻り、容器供給装置M1には、容器積層体Tの途中位置の容器tを保持する保持ガイド(第1の保持部材)17と、保持ガイド17よりも高い途中位置の容器tを保持する補助保持ガイド(第2の保持部材)18とが、容器積層体Tの周囲4箇所に備えられている。保持ガイド17および補助保持ガイド18は、容器tに面した部位が例えば上下方向に沿った鋸歯形(図10参照)や波形に、あるいはブラシ状(図11参照)や凹凸面などになっており、所定位置の複数の容器tを両側から挟んで保持するようになっている。
なお、保持ガイド17および補助保持ガイド18は、対向する2カ所に配置されていれば足り、本実施の形態のように、容器積層体Tの周囲4箇所に配置されていなくてもよい。また、保持ガイド17および補助保持ガイド18の容器tに面した部位の形状は前述のものには限定されず、さらに、保持する容器tは複数枚であっても1枚であってもよい。
保持ガイド17および補助保持ガイド18は、容器積層体Tのそれぞれ前述した途中位置の容器tを保持する保持位置と、当該容器tを保持しない非保持位置とに移動可能になっている。そして、制御部Sは、前述の第1の制御を実行に際して、保持ガイド17に対しては、保持位置から非保持位置に移動させてハンドラ12により第1の容器t1を取り出し、その後、上爪15が離脱位置になる前に非保持位置から保持位置に移動させる。また、補助保持ガイド18に対しては、保持ガイド17が保持位置にあるときに所定のタイミングで保持位置から非保持位置に移動させる。なお、これらの制御の詳細についても後述する。
次に、本実施の形態の容器供給装置において、制御部Sで実行される第1の制御について、図12を用いて説明する。
図12(a)に示すように、待機状態では、下爪14は、容器積層体Tの最下部に位置する第1の容器t1に形成されたフランジtfの下面で第1の容器t1を支持する支持位置に、上爪15は、第1の容器t1に形成されたフランジtfとその直上に位置する第2の容器t2に形成されたフランジtfとの隙間に進入した進入位置になっている。また、ハンドラ12は、第1の容器t1の底面を支持している。
この待機状態から、図12(b)に示すように、下爪14がフランジtfから退避した退避位置に移動し、続いて、図12(c)に示すように、ハンドラ12が第1の容器t1を吸着して下降する。なお、ハンドラ12が下降するとき、第2の容器t2より上の容器tは上爪15に支えられているので、第1の容器t1と一緒になって引き抜かれることはない。
次に、図12(d)に示すように、下爪14が支持位置に戻り、それとともにハンドラ12がさらに下降して、引き抜いた第1の容器t1が容器搬送コンベア11上に載置される。
その後、図12(e)に示すように、上爪15が、第1の容器t1のフランジtfと第2の容器t2のフランジtfとの隙間から離脱した離脱位置に移動すると、容器積層体Tの残りの容器tが落下し、新たに容器積層体Tの最下部に位置することになった容器t(つまり、それまで第2の容器t2だった容器t)が下爪14で支持される。なお、引き抜かれた容器t(第1の容器t1)は、容器搬送コンベア11により次工程である米飯投入装置M2へと搬送される。
最後に、図12(f)に示すように、上爪15が離脱位置から進入位置に戻り、ハンドラ12が新たな第1の容器t1の底面を支持する位置まで上昇する。ここで、前述のように、上爪15は、下爪14に対して横方向にずらして配置されているので、上爪15は、第1の容器t1のフランジtfと第2の容器t2のフランジtfとの隙間に確実に進入することができる。したがって、積層された容器tの間隔が狭くても、容器tの取り出しを行うことが可能になる。
以上により、制御部Sによる一連の容器の取り出し動作(第1の制御)が完了し、図12(a)に示す待機状態へと戻る。
次に、本実施の形態の容器供給装置において、第1の制御における保持ガイド17および補助保持ガイド18の動作について、図13を用いて説明する。なお、同図においては、先端部が斜め下方に傾斜した下爪14となっている。
図13(a)に示すように、待機状態(図12(a)に対応)では、保持ガイド17は、容器積層体Tの途中位置の容器tを両側から挟んで保持する保持位置となっており、補助保持ガイド18は、保持ガイド17よりも高い途中位置の容器tを両側から挟んで保持する保持位置となっている。したがって、待機状態では、容器積層体Tに積層された容器tは、保持ガイド17および補助保持ガイド18によって、下から所定枚数(本実施の形態では5枚)の容器tの集合と、その上の所定枚数(本実施の形態では11枚)の容器tの集合と、さらにその上の残りの容器tの集合との3つの集合に分かれている。これにより、下爪14に保持されている容器tの枚数は、保持ガイド17より下の容器tの枚数となる。
この待機状態から、図13(b)に示すように、下爪14が退避位置に移動するとともに、保持ガイド17が容器tを保持しない非保持位置に移動して当該保持ガイド17で保持している容器tの集合を落下させて、ハンドラ12により第1の容器t1が引き抜かれる(図12(b)に対応)。
容器取り出し後、図13(c)に示すように、下爪14が支持位置に戻るとともに、保持ガイド17が保持位置に戻る(図12(d)に対応)。なお、保持ガイド17が保持位置に戻るタイミングは、次に述べる上爪15が離脱位置に移動する前であればよく、下爪14が支持位置に戻るタイミングと同じでなくてもよい。
次に、図13(d)に示すように、上爪15が離脱位置に移動すると(図12(e)に対応)、保持ガイド17より下の容器t(つまり、保持ガイド17で保持されていない容器t)が落下して下爪14で保持される。このとき、保持ガイド17によって当該保持ガイド17より上の容器tが保持されているので、下爪14で保持される容器tの枚数は保持ガイド17より下の容器tの枚数(=待機状態のときに保持されていた枚数)になる。
その後、図13(e)に示すように、上爪15が離脱位置から進入位置に戻り(図12(f)に対応)、前述の待機状態になる。
このとき、保持ガイド17によって当該保持ガイド17より上の容器tが保持されているので、下爪14で保持される容器tの枚数は、容器積層体T全体の枚数ではなく、保持ガイド17より下の容器tの枚数になる。したがって、下爪14にかかる容器tの荷重が軽減されるとともに、下爪14にかかる荷重および容器tの枚数・撓みを一定にすることができる。これにより、第1の容器t1のフランジtfとその直上の第2の容器t2のフランジtfとの隙間が荷重によってなくなることがなく、また、荷重によって容器tの高さが変わることがなくなるので、安定的に上爪15を進入位置(第1の容器t1に形成されたフランジtfとその直上に位置する第2の容器t2に形成されたフランジtfとの隙間に進入した位置)に入れることができる。
そして、下爪14に保持される容器tの枚数ができるだけ少なくなるように保持ガイド17による容器tの保持位置を設定すれば、荷重により容器tが撓む現象(つまり、容器間の隙間がなくなる現象)を、大幅に緩和あるいは無くすことができる。
ここで、図13(a)〜図13(e)に示す下爪14、上爪15および保持ガイド17による一連のサイクルにおいて、図13(f)に示すように、保持ガイド17が保持位置にあるときに、補助保持ガイド18を保持位置から容器tを保持しない非保持位置へと移動させて補助保持ガイド18に積層保持されている複数枚の容器tを落下させ、その後、図13(g)に示すように、再び保持位置へと戻す。
このようにすれば、保持ガイド17への容器tの補充による衝撃荷重や、積み重なった容器tの荷重を分散させることができ、保持ガイド17や爪14,15にかかる荷重を常に一定にすることができる。
なお、補助保持ガイド18を保持位置から非保持位置へと移動させて再び保持位置へと戻す動作は、保持ガイド17が保持位置にあるときであれば任意の所定タイミングで行うことができる。つまり、ハンドラ12が第1の容器t1を取り出す度に行ってもよい。但し、当該動作を毎回行うと、下爪14、上爪15および保持ガイド17に積層された容器tの落下に伴う負荷がかかり下爪14および上爪15の移動が不安定になることが懸念されるので、ハンドラ12が第1の容器t1を取り出す動作を複数回(例えば5回)行った後に1回の割合で行うのが望ましい。
さて、容器積層体Tの最下部に位置する第1の容器t1をハンドラ12で下方から取り出す際に、退避位置から移動した下爪14や離脱位置から移動した上爪15が本来の位置(つまり、下爪14の場合には支持位置、上爪15の場合に進入位置)に戻ることができず、その結果、容器tが図12(a)に示す待機状態にならないことが考えられる。
そこで、本実施の形態の容器供給装置の制御部Sは、このような場合を想定して、前述した第1の制御を実行した後に、以下に説明する第2の制御または第3の制御を実行した後に、その次の第1の制御を実行するようになっている。
以下、第2の制御および第3の制御について、図14〜図18を用いて説明する。
ここで、図14は第2の制御および第3の制御を実行する際に用いられる本実施の形態の変形例としてのハンドラ12であり、図6に示したハンドラ12に対して、さらに吸着パッド12bに吸着された第1の容器t1の高さを規制する規制部12dが、吸着パッド12bを取り囲むようにして台座部12aの上に設けられている。
前述のように吸着パッド12bは伸縮可能になっている。したがって、規制部12dを設けることにより、第1の容器t1を吸着して吸着パッド12bが縮んだときに第1の容器t1の底面が平坦になった規制部12dの表面に押し付けられるので、第1の容器t1の高さが規制されることになる。なお、ハンドラ12は本実施の形態以外の構造を採用することができ、例えば把持など吸着以外の手段で第1の容器t1の高さを規制するようにしてもよい。
さて、図15(a)では、容器tが待機状態になっていない一例として、第1の容器t1が一部の下爪14で保持されずに傾いている場合が示されている。そして、第2の制御では、第1の容器t1が傾いた状態に対して、図15(b)に示すように、ハンドラ12を上昇させて傾いた第1の容器t1を持ち上げ、下爪14を退避位置に、上爪15を離脱位置にし、さらに保持ガイド17を非保持位置にする。
このとき、ハンドラ12で容器tを吸着していない場合は、図17の左側に表された容器tを1枚支持したときの容器tの高さと、図17の右側に表された容器tを多数枚支持したときの最下部の容器tの高さとの比較で示すように、積み重なった容器tの枚数によって荷重が異なると、吸着パッド12bに使用されているゴムの弾力により容器tの高さが一定にならない。一方、ハンドラ12の吸着パッド12bで容器tを吸着している場合は、容器tの底面が規制部12dの表面に押し付けられるので、図18の左側に表された容器tを1枚支持したときの容器tの高さと、図18の右側に表された容器tを多数枚支持したときの最下部の容器tの高さとの比較で示すように、積み重なった容器tの枚数によって荷重が異なっても、容器tの高さは一定になる。
そこで、第2の制御においては、吸着パッド12bで容器tを吸着しながらハンドラ12の昇降を行うようにする。但し、第3の制御においては、必ずしも吸着して容器tの高さを一定にする必要はなく、よって図14に示すように規制部12dが設けられたハンドラ12ではなく、図6に示すハンドラ12(規制部のないハンドラ)であってもよい。その理由は後述する。
なお、保持ガイド17に保持されている容器tとその下の容器tとの間隔が広く、次に説明するようにハンドラ12で容器tの全体を持ち上げても、保持ガイド17に保持されている容器tに衝突しない場合には、保持ガイド17を非保持位置にする必要はない。
さて、ハンドラ12で傾いた第1の容器t1を持ち上げたならば、図15(c)に示すように、さらにハンドラ12を上昇させて容器tの全体を持ち上げる。
次に、図15(d)に示すように、ハンドラ12を下降させて定位置に戻す。なお、定位置とは、容器tの高さが、下爪14が支持位置で第1の容器t1を支持でき、上爪15が進入位置で第1の容器t1のフランジtfと第2の容器t2のフランジtfとの隙間に進入できる高さになる位置である。
続いて、図15(e)に示すように、下爪14を退避位置から支持位置へと移動させて最下部に位置する第1の容器t1を支持させ、最後に、図15(f)に示すように、ハンドラ12を下降させるとともに上爪15を離脱位置から進入位置へと移動させる。これにより、容器tを待機状態に復旧させることができる。
なお、ハンドラ12を下降させることなく(つまり、ハンドラ12により第1の容器t1の底面を支持させたままで)第2の制御を終了し、前述した第1の制御に移行してもよい。
次に、第3の制御について、図16を用いて説明する。
第3の制御では、第2の制御で、図15(d)において、ハンドラ12を定位置に戻し、次の図15(e)において、下爪14を支持位置へ移動させて第1の容器t1を支持させているのに対して、これに対応する図16(d)および図16(e)で、これとは異なる動作となっている。これ以外の点は、第2の制御と同じとなっているので、重複した説明は省略する。
さて、第3の制御では、図16(c)に示すように、ハンドラ12を上昇させて容器tの全体を持ち上げた後、図16(d)に示すように、下爪14を退避位置から支持位置へと移動させる。そして、図16(e)に示すように、ハンドラ12を下降させて下爪14で第1の容器t1を支持させる。
このような第3の制御によれば、第2の制御のように、ハンドラ12を下降させて正確に定位置に戻すことなく、単にハンドラ12を下降させるだけで第1の容器t1を下爪14で支持させることができる。
したがって、ハンドラ12を正確に定位置に戻して容器tの高さを正確に位置決めする必要がないために、ハンドラ12が支持する容器tの高さを容器枚数に関わりなく一定にする必要がない。よって、第3の制御には、規制部12dのない図6に示すハンドラ12を用いてもよい。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、下爪14および上爪15に関しては、支持位置と退避位置とに移動可能、あるいは進入位置と離脱位置とに移動可能になっている限り、様々な形状を採用することができる。一例を挙げると、図19に示すように、先端側が角形の形状(図19(a))、先端側が先細って丸くなった形状(図19(b))、先端側が半円の形状(図19(c))、先端側がV字形に切れ込んだ形状(図19(d))、先端側が櫛歯になった形状(図19(e))などを採用することができる。
また、下爪14および上爪15は、直線的に往復動するのではなく、回転するようになっていてもよい。
具体的には、図20に示すように、所定の厚みを有する円形の回転体19の相互に異なる周縁部から径方向外方に広がった扇状に下爪14および上爪15を形成することが考えられる。
このような下爪14と上爪15によれば、回転体19の回転によりこれらの爪14,15の位置が移動して、図21に示すように、下爪14が退避位置で上爪15が離脱位置となり、図22に示すように、下爪14が退避位置で上爪15が進入位置となり、図23に示すように、下爪14が支持位置で上爪15が離脱位置となる。
さらに、上爪15が進入する位置、つまり第1の容器t1のフランジtfと第2の容器t2のフランジtfとの隙間に、エアを噴射するエア噴射手段(図示せず)を設けてもよい。エア噴射手段を設ければ、第1の容器t1と第2の容器t2とが分離しやすくなるので、ハンドラ12による取り出しの確実性が向上する。
以上の説明の容器供給装置では、米飯が投入されるトレイ状の容器が例示されているが、丼状容器やカレー容器など、様々な容器が適用できる。さらに、米飯が投入される容器には限定されず、例えばコップなど、米飯以外の容器であってもよい。
1 入力部
10 容器収容部
11 容器搬送コンベア
12 ハンドラ(取出手段)
12a 台座部
12b 吸着パッド(吸着部)
12c 昇降ステー
12d 規制部
13 押込部
14 下爪(支持部材)
15 上爪(進入部材)
17 保持ガイド(第1の保持部材)
18 補助保持ガイド(第2の保持部材)
19 回転体
20 ステージ
21 投入板
M1 容器供給装置
M2 米飯投入装置
M3 計測振分装置
M4 搬送装置
M5 排出装置
R 米飯
S 制御部(制御手段)
T 容器積層体
t 容器
t1 第1の容器
t2 第2の容器
ta 米飯盛付領域
tb おかず盛付領域
tf フランジ

Claims (15)

  1. 積層された複数の容器で構成される容器積層体を収容する容器収容部と、
    前記容器積層体の最下部に位置する第1の容器に形成されたフランジの下面で当該第1の容器を支持する支持位置と、前記フランジから退避した退避位置とに移動可能な支持部材と、
    前記支持部材の前記支持位置に対して横方向にずれた位置で前記第1の容器に形成された前記フランジと前記第1の容器の直上に位置する第2の容器に形成されたフランジとの隙間に進入する進入位置と、当該隙間から離脱した離脱位置とに移動可能な進入部材と、
    前記第1の容器を下方から取り出す取出手段と、
    前記進入部材を前記進入位置にし、前記支持部材を前記退避位置にして、前記取出手段により前記第1の容器を取り出し、その後、前記支持部材を前記支持位置にし、前記進入部材を前記離脱位置にして、新たに前記容器積層体の最下部に位置することになった前記容器を前記支持部材で支持させる第1の制御を実行する制御手段と、
    を有することを特徴とする容器供給装置。
  2. 前記支持部材および前記進入部材は、それぞれ板状体で構成され、
    前記支持部材は、直線的に往復動して前記支持位置と前記退避位置とに移動し、
    前記進入部材は、直線的に往復動して前記進入位置と前記離脱位置とに移動する、
    ことを特徴とする請求項1記載の容器供給装置。
  3. 前記支持部材の先端部が、斜め下方に傾斜している、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の容器供給装置。
  4. 前記支持部材および前記進入部材は、所定の厚みを有する円形の回転体の相互に異なる周縁部から径方向外方に広がった扇状に形成され、
    前記支持部材は、前記回転体が回転して前記支持位置と前記退避位置とに移動し、
    前記進入部材は、前記回転体が回転して前記進入位置と前記離脱位置とに移動する、
    ことを特徴とする請求項1記載の容器供給装置。
  5. 前記支持部材および前記進入部材は、少なくとも前記容器を挟んだ2箇所に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の容器供給装置。
  6. 前記容器積層体の途中位置の前記容器を保持する保持位置と当該容器を保持しない非保持位置とに移動可能な第1の保持部材をさらに有し、
    前記制御手段は、さらに前記第1の保持部材を前記保持位置から前記非保持位置に移動させて前記取出手段により前記第1の容器を取り出した後、前記進入部材を前記離脱位置にする前に当該第1の保持部材を前記非保持位置から前記保持位置に移動させる、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の容器供給装置。
  7. 前記第1の保持部材は、少なくとも対向する2箇所に配置されている、
    ことを特徴とする請求項6記載の容器供給装置。
  8. 前記容器積層体における前記第1の保持部材よりも高い途中位置の前記容器を保持する保持位置と当該容器を保持しない非保持位置とに移動可能な第2の保持部材をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の保持部材が保持位置にあるときに所定のタイミングで前記第2の保持部材を前記保持位置から非保持位置に移動させて再び前記保持位置に戻す、
    ことを特徴とする請求項6または7記載の容器供給装置。
  9. 前記制御手段は、前記取出手段が前記第1の容器を取り出す動作を複数回行った後に1回の割合で前記第2の保持部材を前記保持位置から非保持位置に移動させて再び前記保持位置に戻す、
    ことを特徴とする請求項8記載の容器供給装置。
  10. 前記第2の保持部材は、少なくとも対向する2箇所に配置されている、
    ことを特徴とする請求項8または9記載の容器供給装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記第1の制御を実行した後に、
    前記支持部材を前記退避位置にし、前記進入部材を前記離脱位置にするとともに前記取出手段を上昇させて前記容器積層体を持ち上げた後、前記取出手段を所定位置まで下降させてから前記支持部材を前記支持位置にして前記第1の容器を前記支持部材で支持させる第2の制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の容器供給装置。
  12. 前記制御手段は、
    前記第1の制御を実行した後に、
    前記支持部材を前記退避位置にし、前記進入部材を前記離脱位置にするとともに前記取出手段を上昇させて前記容器積層体を持ち上げた後、前記支持部材を前記支持位置にしてから前記取出手段を下降させて前記第1の容器を前記支持部材で支持させる第3の制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の容器供給装置。
  13. 前記取出手段は、伸縮可能に設けられて前記第1の容器の底面を吸着する吸着部と、前記吸着部に吸着された前記第1の容器の高さを規制する規制部とを備え、
    前記制御手段は、前記吸着部で前記第1の容器の底面を吸着した状態で前記取出手段を上昇および下降させる、
    ことを特徴とする請求項11または12記載の容器供給装置。
  14. 前記進入部材が進入する位置にエアを噴射するエア噴射手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の容器供給装置。
  15. 前記取出手段によって取り出された前記第1の容器を次工程に向けて搬送する搬送手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の容器供給装置。
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