JP2019098970A - シフト装置 - Google Patents

シフト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019098970A
JP2019098970A JP2017232811A JP2017232811A JP2019098970A JP 2019098970 A JP2019098970 A JP 2019098970A JP 2017232811 A JP2017232811 A JP 2017232811A JP 2017232811 A JP2017232811 A JP 2017232811A JP 2019098970 A JP2019098970 A JP 2019098970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
shift
plate
holding
assembled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017232811A
Other languages
English (en)
Inventor
賢宏 平下
Takahiro Hirashita
賢宏 平下
宙樹 小野
Hiroki Ono
宙樹 小野
直美 朝比奈
Naomi Asahina
直美 朝比奈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2017232811A priority Critical patent/JP2019098970A/ja
Publication of JP2019098970A publication Critical patent/JP2019098970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

【課題】一対の組付体が組付けられる前に一方の組付体にシフト体を保持する。【解決手段】シフト装置10では、前プレート12Aにレバー20が組付けられた状態において、前プレート12Aの保持柱16及び規制孔18上面がそれぞれレバー20の回転柱22B及び規制突起24の上側への移動を制限すると共に、ディテントスロープ32の保持壁36がレバー20の節度ピン28の後側への移動を制限する。このため、前プレート12Aにレバー20を保持できる。【選択図】図4

Description

本発明は、シフト体が移動されてシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフトレバー装置では、ベースブラケットとリテイニングブラケットとが、組付けられて、シフトレバー及びレバーホルダを回動可能に支持している。
ここで、このシフトレバー装置では、ベースブラケットとリテイニングブラケットとが組付けられる前に、ベースブラケット又はリテイニングブラケットにシフトレバー及びレバーホルダを保持できるのが好ましい。
特開2005−125811号公報
本発明は、上記事実を考慮し、一対の組付体が組付けられる前に一方の組付体にシフト体を保持できるシフト装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のシフト装置は、移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、互いに組付けられて前記シフト体を移動可能に支持する一対の組付体と、一方の前記組付体に設けられ、一方の前記組付体に前記シフト体を保持可能にされる保持部と、を備える。
本発明の第2態様のシフト装置は、本発明の第1態様のシフト装置において、前記保持部が前記シフト体に作用される付勢力に抗して一方の前記組付体に前記シフト体を保持可能にする。
本発明の第3態様のシフト装置は、本発明の第1態様又は第2態様のシフト装置において、前記シフト体に設けられ、一対の前記組付体に支持される支持部と、前記保持部に設けられ、前記支持部を一方の前記組付体に保持させる第1保持部と、を備える。
本発明の第4態様のシフト装置は、本発明の第1態様〜第3態様の何れか1つのシフト装置において、前記シフト体に設けられ、一対の前記組付体に支持される支持部と、前記保持部に設けられ、前記シフト体の前記支持部以外の部分を一方の前記組付体に保持させる第2保持部と、を備える。
本発明の第5態様のシフト装置は、本発明の第4態様のシフト装置において、前記シフト体に設けられ、前記シフト体が付勢力を作用されると共に、前記第2保持部が一方の前記組付体に保持させる付勢部を備える。
本発明の第6態様のシフト装置は、本発明の第1態様〜第5態様の何れか1つのシフト装置において、前記保持部が前記シフト体の移動方向とは反対側において前記シフト体を保持する。
本発明の第1態様のシフト装置では、シフト体が移動されて、シフト位置が変更される。また、一対の組付体が、互いに組付けられて、シフト体を移動可能に支持する。
ここで、一方の組付体に保持部が設けられており、保持部が一方の組付体にシフト体を保持可能にする。このため、一対の組付体が組付けられる前に、一方の組付体にシフト体を保持できる。
本発明の第2態様のシフト装置では、保持部がシフト体に作用される付勢力に抗して一方の組付体にシフト体を保持可能にする。このため、シフト体に付勢力が作用される場合でも、一方の組付体にシフト体を保持できる。
本発明の第3態様のシフト装置では、シフト体の支持部が一対の組付体に支持される。
ここで、保持部の第1保持部が支持部を一方の組付体に保持させる。このため、シフト体を支持部において一方の組付体に保持できる。
本発明の第4態様のシフト装置では、シフト体の支持部が一対の組付体に支持される。
ここで、保持部の第2保持部がシフト体の支持部以外の部分を一方の組付体に保持させる。このため、シフト体を支持部以外の部分において一方の組付体に保持できる。
本発明の第5態様のシフト装置では、シフト体が付勢部において付勢力を作用される。
ここで、第2保持部が付勢部を一方の組付体に保持させる。このため、シフト体を付勢部において一方の組付体に保持できる。
本発明の第6態様のシフト装置では、保持部がシフト体の移動方向とは反対側においてシフト体を保持する。このため、保持部がシフト体の移動を制限することを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るシフト装置を示す右斜め後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシフト装置の前プレート及びレバーを示す右斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシフト装置の前プレート及びレバーを示す右斜め後方から見た破断斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置の前プレート及びレバーを示す右方から見た断面図であり、(A)は、右端部における断面図であり、(B)は、左右方向中央における断面図である。 本発明の第1実施形態に係るシフト装置の前プレート及びレバーの下部を示す右斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るシフト装置を示す右斜め後方から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2実施形態に係るシフト装置の左プレートを示す図であり、(A)は、右斜め後方から見た斜視図であり、(B)は、右斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るシフト装置のレバー等を示す右斜め後方から見た分解斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2実施形態に係るシフト装置のレバーを示す図であり、(A)は、左方から見た左面図であり、(B)は、後方から見た後面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2実施形態に係るシフト装置の左プレート及びレバーを示す図であり、(A)は、右方から見た右面図であり、(B)は、後方から見た断面図((A)のB−B線断面図)である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の実施形態に係るシフト装置10が右斜め後方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、シフト装置10の前方を矢印FRで示し、シフト装置10の右方を矢印RHで示し、シフト装置10の上方を矢印UPで示す。
本実施形態に係るシフト装置10は、フロア式のものにされて、車両(自動車)の車室の床部(車体側)における車幅方向中央部に設置されており、シフト装置10の前方、左方及び上方は、それぞれ車両の前方、左方及び上方に向けられている。
図1に示す如く、本実施形態に係るシフト装置50には、支持体としての樹脂製で略直方体形箱状のプレート12(ハウジング)が設けられており、プレート12は、車室の床部に設置(固定)されている。プレート12には、それぞれ組付体を構成する組付部材としての前プレート12Aと後プレート12Bとが設けられており、前プレート12Aは前側に配置されると共に、後プレート12Bは後側に配置されている。前プレート12A内は、後側に開放されると共に、後プレート12B内は、前側に開放されており、前プレート12Aと後プレート12Bとは、前後方向において組付けられている。
プレート12内の上部には、支持面としての球面状の軸受面14が形成されており、軸受面14は、前プレート12Aと後プレート12Bとに分割されて設けられると共に、内部が上側及び下側に開放されている。プレート12内の上部には、軸受面14の左右方向両外側において、配置部としての略矩形柱状の配置孔14Aが形成されており、配置孔14Aは、前プレート12Aと後プレート12Bとに分割されて設けられている。配置孔14Aは、上下方向に延伸されており、配置孔14Aは、軸受面14内に連通されている。
前プレート12A内の上端には、右側の配置孔14A内において、保持部を構成する第1保持部としての矩形柱状の保持柱16(図2及び図4(A)参照)が形成されており、保持柱16は、前プレート12Aの前壁及び上壁と一体にされている。保持柱16は、前プレート12Aから後方に延出されており、保持柱16の後端は、プレート12の軸受面14の曲率中心の後側に配置されている。
前プレート12Aの前壁内面には、軸受面14の下側の左右方向中央部において、保持部を構成する第2保持部としての略矩形状の規制孔18(図3及び図4(B)参照)が形成されており、規制孔18は、後側に開放されている。
プレート12内には、シフト体を構成する操作体としての樹脂製で長尺略柱状のレバー20が収容されており、レバー20の上下方向中間部には、支持部としての略球状の球軸22が設けられている。球軸22の外周には、球面状の回転面22Aが形成されており、球軸22は、回転面22Aがプレート12の軸受面14に嵌合されて、軸受面14内に回転可能に支持されている。このため、レバー20は、球軸22(回転面22A及び軸受面14の曲率中心)を中心として、前後方向(シフト方向、第1方向)及び左右方向(セレクト方向、第2方向)に回動(移動)可能にされている。
レバー20の上側部分は、プレート12の上側に延出されており、レバー20は、上端部において、車両の乗員(例えば運転手)が回動操作可能にされている。レバー20は、シフト位置(所定シフト位置)としての「H」位置(ホーム位置)に配置されており、レバー20は、「H」位置から後側に回動操作されて、シフト位置としての「M」位置(マニュアル位置)に配置されると共に、「H」位置から右側に回動操作されて、シフト位置としての「N」位置(ニュートラル位置)に配置される。さらに、レバー20は、「N」位置から前側に回動操作されて、シフト位置としての「R」位置(リバース位置)に配置されると共に、「N」位置から後側に回動操作されて、シフト位置としての「D」位置(ドライブ位置)に配置される。
また、レバー20の操作経路外(各シフト位置及び各シフト位置間以外)への回動は、プレート12の内面によって規制される。例えば、レバー20の「H」位置から前側への回動は、後プレート12Bの内面によって規制される。
レバー20の球軸22には、左右方向両外側において、被保持部を構成する第1被保持部としての略矩形柱状の回転柱22B(図2及び図4(A)参照)が設けられており、回転柱22Bは、中心軸線がレバー20の球軸22の回転面22Aの曲率中心を通過しかつ左右方向に平行にされると共に、上面及び下面が上下方向に垂直に配置されている。回転柱22Bは、プレート12内の配置孔14Aに挿入されており、右側の回転柱22Bは、右側の配置孔14A内の保持柱16から下側に離間されている。レバー20が前後方向に回動操作される際には、配置孔14Aにおいて回転柱22Bが中心軸線周りに回転可能にされており、レバー20が左右方向に回動操作される際には、配置孔14Aにおいて回転柱22Bが上下方向に回動可能にされている。
レバー20の前端には、球軸22の下側において、被保持部を構成する第2被保持部としての略矩形柱状の規制突起24(図3及び図4(B)参照)が形成されており、規制突起24は、前方に突出されて、プレート12の規制孔18に挿入されている。特に、レバー20が、後側に回動操作されて、「M」位置及び「D」位置に配置された際には、規制突起24が、前側に回動されて、規制孔18への挿入量を大きくされる。このため、レバー20に上側への荷重が入力された場合でも、規制突起24が規制孔18の上面に干渉して、レバー20の上側への移動が規制される。
レバー20の下側部分には、略円柱状の挿入孔26(図3及び図4(B)参照)が同軸上に形成されており、挿入孔26は、レバー20の下方に開放されている。挿入孔26には、シフト体及び節度機構を構成する付勢部としての略円柱状の節度ピン28が同軸上に嵌入されており、節度ピン28は、下方に突出されると共に、下面が凸状に湾曲されている。挿入孔26の上面(底面)と節度ピン28との間には、シフト体及び節度機構を構成する付勢手段としての圧縮コイルスプリング30が掛渡されており、圧縮コイルスプリング30は、節度ピン28を下側に付勢している。
レバー20の下側には、組付体及び節度機構を構成する付勢部材としての略直方体状のディテントスロープ32(図2、図3、図4(B)及び図5参照)が配置されており、ディテントスロープ32は、前プレート12Aの下壁に固定されている。ディテントスロープ32の上面には、付勢面としての節度面34が形成されると共に、節度面34の右側部の前後方向中央は、底部34A(下端部)にされており、節度面34は、底部34Aへ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されている。節度ピン28の下面は、圧縮コイルスプリング30の付勢力により節度面34の底部34Aに当接されており、これにより、上述の如くレバー20が「H」位置に配置されている。レバー20が「H」位置から回動操作される際には、節度ピン28の下面が圧縮コイルスプリング30の付勢力に抗して節度面34を上昇される。レバー20が「H」位置以外の回動位置に配置された状態から回動操作力を作用されなくなった際には、節度ピン28の下面が圧縮コイルスプリング30の付勢力により節度面34を底部34Aまで下降されて、レバー20が「H」位置に復帰される。
ディテントスロープ32には、節度面34の底部34Aの後側において、保持部を構成する第2保持部としての略矩形板状の保持壁36が形成されており、保持壁36は、前後方向に垂直に配置されて、節度面34の底部34Aの後側かつ上側を閉鎖している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフト装置10が組付けられる際には、プレート12の前プレート12A(ディテントスロープ32を含む)にレバー20(節度ピン28及び圧縮コイルスプリング30を含む)が組付けられて、前プレート12Aの軸受面14内にレバー20の球軸22が挿入されると共に、節度ピン28の下面が圧縮コイルスプリング30の付勢力によりディテントスロープ32の節度面34底部34Aに当接される。
その後、前プレート12Aと後プレート12Bとが組付けられることで、プレート12(前プレート12A及び後プレート12B)の軸受面14内に球軸22が回転可能に支持されて、プレート12にレバー20が回動可能に支持される。
ここで、前プレート12Aにレバー20が組付けられた状態(前プレート12Aと後プレート12Bとが組付けられる前)においては、前プレート12Aの保持柱16が、レバー20の球軸22の右側の回転柱22Bの上側への移動を制限して、球軸22を前プレート12Aに保持させる。さらに、前プレート12Aの規制孔18上面が、レバー20の規制突起24の上側への移動を制限して、規制突起24を前プレート12Aに保持させる。しかも、前プレート12Aのディテントスロープ32の保持壁36が、レバー20の節度ピン28の後側への移動を制限して、節度ピン28を前プレート12Aに保持させる。
このため、保持柱16、規制孔18及び保持壁36によって前プレート12Aにレバー20を保持でき、レバー20が保持される前プレート12Aに後プレート12Bを容易に組付けることができて、前プレート12A、後プレート12B及びレバー20を容易に組付けることができると共に、前プレート12A、後プレート12B及びレバー20の組付けの自動化を容易にできる。しかも、前プレート12A、後プレート12B及びレバー20を組付ける際に、レバー20(節度ピン28及び圧縮コイルスプリング30を含む)が脱落することを抑制できる。このため、脱落したレバー20の再組付けを不要にできて組付工数ひいてはコストを低減できると共に、レバー20の脱落によるレバー20に塗布されたグリスへのゴミ及び埃等の異物の付着及びレバー20からの当該グリスの離脱を抑制でき、かつ、節度ピン28及び圧縮コイルスプリング30の少なくとも一方が脱落した状態のレバー20が前プレート12Aと後プレート12Bとの間に組付けられることを抑制できる。
また、前プレート12Aの保持柱16が、圧縮コイルスプリング30の付勢力による球軸22の右側の回転柱22Bの上側への移動を制限して、球軸22を前プレート12Aに保持させる。さらに、前プレート12Aの規制孔18上面が、圧縮コイルスプリング30の付勢力による規制突起24の上側への移動を制限して、規制突起24を前プレート12Aに保持させる。しかも、ディテントスロープ32の保持壁36が、圧縮コイルスプリング30の付勢力による節度ピン28の後側への移動を制限して、節度ピン28を前プレート12Aに保持させる。このため、レバー20に圧縮コイルスプリング30による付勢力が作用される場合でも、保持柱16、規制孔18及び保持壁36によって前プレート12Aにレバー20を保持できる。
さらに、前プレート12Aの保持柱16がレバー20の球軸22の右側の回転柱22Bの上側に配置される一方、レバー20が「H」位置から「N」位置へ右側に回動操作されて右側の回転柱22Bが下側に回動される。このため、保持柱16がレバー20の「H」位置から「N」位置への回動操作を制限することを抑制できる。
しかも、ディテントスロープ32の保持壁36が節度ピン28の後側に配置される一方、レバー20が「H」位置から「M」位置へ後側に回動操作されて節度ピン28が前側に回動される。このため、保持壁36がレバー20の「H」位置から「M」位置への回動操作を制限することを抑制できる。
[第2実施形態]
図6には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置50が右斜め後方から見た斜視図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置50は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施形態に係るシフト装置50では、プレート12にそれぞれ組付体を構成する組付部材としての左プレート12C(図7の(A)及び(B)、図10の(A)及び(B)参照)と右プレート12Dとが設けられており、左プレート12Cは左側に配置されると共に、右プレート12Dは右側に配置されている。左プレート12C内は、右側に開放されると共に、右プレート12D内は、左側に開放されており、左プレート12Cと右プレート12Dとは、左右方向において組付けられている。
プレート12内の上部の軸受面14は、左プレート12Cと右プレート12Dとに分割されて設けられている。プレート12内の上部の配置孔14Aは、左プレート12Cと右プレート12Dとに設けられており、左側の配置孔14Aは、保持部を構成する第1保持部として機能する。また、プレート12には、上記第1実施形態における保持柱16が設けられていない。
左プレート12Cの左壁内面には、軸受面14の下側範囲の後部を除く部分において、規制孔18が形成されており、規制孔18の後側部分は、上下方向全体において、右側に開放されている。規制孔18の下面は、前側部分が後側部分に対し上側に配置されており、規制孔18の前側部分は、下側部分において、右側に開放されている。
左プレート12Cの上壁右面には、前部及び後部において、保持部を構成する第1保持部としての矩形柱状の保持突起52が形成されており、保持突起52は、右方に突出されると共に、左プレート12Cの前後方向中央側の面がプレート12の軸受面14の上側への開放部分の周面を形成している。保持突起52の軸受面14側の角部には、角面52Aが形成されており、角面52Aは、軸受面14の曲率中心を通過する左右方向に平行な中心線を中心軸線として湾曲されている。
左プレート12Cの上壁右面には、一対の保持突起52間において、規制部としての上規制面54(図10(B)参照)が形成されており、上規制面54は、上方へ向かうに従い左方へ向かう方向に傾斜される平面にされると共に、左プレート12Cの軸受面14の上側への開放部分の周面を形成している。
レバー20(図9の(A)及び(B)、図10の(A)及び(B)参照)の球軸22の外周面は、被保持部を構成する第1被保持部として機能する。レバー20の上部には、球軸22の直上において、上周面20Aが形成されており、上周面20Aは、レバー20と同軸上に湾曲されている。
レバー20は、「H」位置に配置されており、レバー20は、「H」位置から後側に回動操作されて、「M」位置に配置されると共に、「H」位置から左側に回動操作されて、「N」位置に配置される。さらに、レバー20は、「N」位置から前側に回動操作されて、「R」位置に配置されると共に、「N」位置から後側に回動操作されて、「D」位置に配置される。
また、レバー20の操作経路外(各シフト位置及び各シフト位置間以外)への回動は、左プレート12Cによって規制される。例えば、レバー20の「N」位置から左側への回動は、レバー20の上周面20Aの左側への回動が左プレート12Cの上規制面54によって規制されて、規制される。
レバー20の球軸22の一対の回転柱22Bは、それぞれプレート12内の一対の配置孔14Aに挿入されており、左側の回転柱22Bは、左プレート12Cの配置孔14A上面から下側に僅かに離間されている。
レバー20の下部の左側には、規制突起24が形成されており、規制突起24の基端側部分は、左方に突出されると共に、規制突起24の先端側部分は、上方に突出されている。規制突起24は、左プレート12Cの規制孔18の後側部分に挿入されており、規制突起24は、規制孔18の上面から下側に僅かに離間されている。
レバー20に上側への荷重が入力された際には、レバー20の左側の回転柱22Bが左プレート12Cの配置孔14A上面に干渉すると共に、レバー20の規制突起24が左プレート12Cの規制孔18上面に干渉して、レバー20の上側への移動が規制される。
左プレート12Cの下壁には、ディテントスロープ32(図8参照)が固定されている。ディテントスロープ32では、節度面34の左側部の前後方向中央が底部34A(下端部)にされており、レバー20の節度ピン28の下面が圧縮コイルスプリング30の付勢力により節度面34の底部34Aに当接されて、上述の如くレバー20が「H」位置に配置されている。節度面34には、底部34Aの右側において、保持部を構成する第2保持部としての保持面34Bが形成されており、保持面34Bは、右側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されて、節度面34に段差を形成している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフト装置50が組付けられる際には、プレート12の左プレート12C(ディテントスロープ32を含む)にレバー20(節度ピン28及び圧縮コイルスプリング30を含む)が組付けられて、左プレート12Cの軸受面14内にレバー20の球軸22が挿入されると共に、節度ピン28の下面が圧縮コイルスプリング30の付勢力によりディテントスロープ32の節度面34底部34Aに当接される。
その後、左プレート12Cと右プレート12Dとが組付けられることで、プレート12(左プレート12C及び右プレート12D)の軸受面14内に球軸22が回転可能に支持されて、プレート12にレバー20が回動可能に支持される。
ここで、左プレート12Cにレバー20が組付けられた状態(左プレート12Cと右プレート12Dとが組付けられる前)においては、左プレート12Cの一対の保持突起52(角面52A)が、レバー20の球軸22の上側への移動を制限して、球軸22を左プレート12Cに保持させる。さらに、左プレート12Cの配置孔14A上面が、レバー20の左側の回転柱22Bの上側への移動を制限して、球軸22を左プレート12Cに保持させる。また、左プレート12Cの規制孔18上面が、レバー20の規制突起24の上側への移動を制限して、規制突起24を左プレート12Cに保持させる。しかも、左プレート12Cのディテントスロープ32の保持面34Bが、レバー20の節度ピン28の右側への移動を制限して、節度ピン28を左プレート12Cに保持させる。
このため、一対の保持突起52、配置孔14A、規制孔18及び保持面34Bによって左プレート12Cにレバー20を保持でき、レバー20が保持される左プレート12Cに右プレート12Dを容易に組付けることができて、左プレート12C、右プレート12D及びレバー20を容易に組付けることができると共に、左プレート12C、右プレート12D及びレバー20の組付けの自動化を容易にできる。しかも、左プレート12C、右プレート12D及びレバー20を組付ける際に、レバー20(節度ピン28及び圧縮コイルスプリング30を含む)が脱落することを抑制できる。このため、脱落したレバー20の再組付けを不要にできて組付工数ひいてはコストを低減できると共に、レバー20の脱落によるレバー20に塗布されたグリスへのゴミ及び埃等の異物の付着及びレバー20からの当該グリスの離脱を抑制でき、かつ、節度ピン28及び圧縮コイルスプリング30の少なくとも一方が脱落した状態のレバー20が左プレート12Cと右プレート12Dとの間に組付けられることを抑制できる。
また、左プレート12Cの一対の保持突起52(角面52A)が、圧縮コイルスプリング30の付勢力による球軸22の上側への移動を制限して、球軸22を左プレート12Cに保持させる。さらに、左プレート12Cの配置孔14A上面が、圧縮コイルスプリング30の付勢力による球軸22の左側の回転柱22Bの上側への移動を制限して、球軸22を左プレート12Cに保持させる。また、左プレート12Cの規制孔18上面が、圧縮コイルスプリング30の付勢力による規制突起24の上側への移動を制限して、規制突起24を左プレート12Cに保持させる。しかも、ディテントスロープ32の保持面34Bが、圧縮コイルスプリング30の付勢力による節度ピン28の右側への移動を制限して、節度ピン28を左プレート12Cに保持させる。このため、レバー20に圧縮コイルスプリング30による付勢力が作用される場合でも、一対の保持突起52、配置孔14A、規制孔18及び保持面34Bによって左プレート12Cにレバー20を保持できる。
さらに、左プレート12Cの配置孔14A上面がレバー20の球軸22の左側の回転柱22Bの上側に配置される一方、レバー20が「H」位置から「N」位置へ左側に回動操作されて左側の回転柱22Bが下側に回動される。このため、配置孔14Aの上面がレバー20の「H」位置から「N」位置への回動操作を制限することを抑制できる。
しかも、左プレート12Cの規制孔18上面がレバー20の規制突起24の上側に配置される一方、レバー20が「H」位置から「N」位置へ左側に回動操作されて規制突起24が下側に回動される。このため、規制孔18の上面がレバー20の「H」位置から「N」位置への回動操作を制限することを抑制できる。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、レバー20を球軸22を中心として回動可能にした。しかしながら、レバー20を例えば円柱状の支持部を中心として回動可能にしてもよく、レバー20をスライド可能にしてもよい。
さらに、上記第1実施形態では、前プレート12A及び後プレート12B(一対の組付体)を前後方向において分割すると共に、上記第2実施形態では、左プレート12C及び右プレート12D(一対の組付体)を左右方向において分割した。本発明の一対の組付体の分割方向は、上記第1実施形態及び第2実施形態に限定されないが、一対の組付体を上下方向において分割するものは含まない。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、シフト装置10、50をフロア式のものにして車室の床部に設置した。しかしながら、シフト装置10、50を車室のコンソール、インストルメントパネル又はステアリングコラムに設置してもよい。
10 シフト装置
12A 前プレート(組付体)
12B 後プレート(組付体)
12C 左プレート(組付体)
12D 右プレート(組付体)
14A 配置孔(保持部、第1保持部)
16 保持柱(保持部、第1保持部)
18 規制孔(保持部、第2保持部)
20 レバー(シフト体)
22 球軸(支持部)
28 節度ピン(シフト体、付勢部)
30 圧縮コイルスプリング(シフト体)
32 ディテントスロープ(組付体)
34B 保持面(保持部、第2保持部)
36 保持壁(保持部、第2保持部)
50 シフト装置
52 保持突起(保持部、第1保持部)

Claims (6)

  1. 移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、
    互いに組付けられて前記シフト体を移動可能に支持する一対の組付体と、
    一方の前記組付体に設けられ、一方の前記組付体に前記シフト体を保持可能にする保持部と、
    を備えるシフト装置。
  2. 前記保持部が前記シフト体に作用される付勢力に抗して一方の前記組付体に前記シフト体を保持可能にする請求項1記載のシフト装置。
  3. 前記シフト体に設けられ、一対の前記組付体に支持される支持部と、
    前記保持部に設けられ、前記支持部を一方の前記組付体に保持させる第1保持部と、
    を備える請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
  4. 前記シフト体に設けられ、一対の前記組付体に支持される支持部と、
    前記保持部に設けられ、前記シフト体の前記支持部以外の部分を一方の前記組付体に保持させる第2保持部と、
    を備える請求項1〜請求項3の何れか1項記載のシフト装置。
  5. 前記シフト体に設けられ、前記シフト体が付勢力を作用されると共に、前記第2保持部が一方の前記組付体に保持させる付勢部を備える請求項4記載のシフト装置。
  6. 前記保持部が前記シフト体の移動方向とは反対側において前記シフト体を保持する請求項1〜請求項5の何れか1項記載のシフト装置。
JP2017232811A 2017-12-04 2017-12-04 シフト装置 Pending JP2019098970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017232811A JP2019098970A (ja) 2017-12-04 2017-12-04 シフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017232811A JP2019098970A (ja) 2017-12-04 2017-12-04 シフト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019098970A true JP2019098970A (ja) 2019-06-24

Family

ID=66975547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017232811A Pending JP2019098970A (ja) 2017-12-04 2017-12-04 シフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019098970A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018070340A1 (ja) シフト装置
JP5357095B2 (ja) シフトレバー装置
JP2020075677A (ja) シフト装置
JP2006240425A (ja) シフトレバー装置
JP2019098970A (ja) シフト装置
JP6357378B2 (ja) シフト装置
JP6698043B2 (ja) シフト装置
JP5659080B2 (ja) シフト装置
JP2015009747A (ja) シフト装置
JP2012025334A (ja) シフト装置
JP6605372B2 (ja) シフト装置
JP2019064331A (ja) シフト装置
WO2022113595A1 (ja) シフト装置
JP6778133B2 (ja) シフト装置
JP2018103795A (ja) シフト装置
JP6940386B2 (ja) シフト装置
JP2024011081A (ja) シフト装置
JP2023174344A (ja) シフト装置
JP2023152543A (ja) シフト装置
WO2018066655A1 (ja) シフト装置
JP5659081B2 (ja) シフト装置
JP2020175779A (ja) シフト装置
JP2018122785A (ja) シフト装置
JP2018176857A (ja) シフト装置
JP2019182074A (ja) シフト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211012