JP2019094662A - のし瓦固定方法及びのし瓦固定具 - Google Patents
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Abstract
Description
かかる構成により、本発明の一局面に係るのし瓦固定具は、あらかじめ高さレベルを調整された連続する複数のアームによって、容易に複数ののし瓦を同一の高さレベルで固定することができる。
かかる構成により、本発明の一局面に係るのし瓦固定具は、のし瓦の意匠性を損なうことなく、安定してのし瓦を固定することが可能となり、かつ、容易に複数ののし瓦を同一の高さレベルで固定することが可能となる。
かかる構成により、本発明の一局面に係るのし瓦固定具は、折り曲げ位置を容易に把握可能となり、のし瓦の固定工程が容易となる。
かかる構成により、本発明の一局面に係るのし瓦固定具は、より容易にガイド部を折り曲げることが可能となり、さらにのし瓦の固定工程が容易となる。
かかる構成により、本発明の一局面に係るのし瓦固定具は、折り曲げ位置を容易に把握可能となり、かつ、より容易にガイド部を折り曲げることが可能となるため、さらにのし瓦の固定工程が容易となる。
かかる構成により、本発明の一局面に係るのし瓦固定具は、あらかじめ高さレベル調整された連続する複数のアームによって、容易に複数ののし瓦を同一の高さレベルで固定することができる。
以下、各ステップについて具体的に説明する。
ステップS101は、屋根と壁面の境界において、基礎部を固設する工程である。ステップS101ではまず、屋根と壁面の境界に防水シート30をかけ、当該防水シート30の上に下地となる横木40を固定する。その後、当該防水シート30及び横木40の上にのし受け板金50をビス止めして基礎部の完成となる。なお、防水シート30と横木40はいずれが先に設置されてもよく、先に横木40を設置して、その後に防水シート30をかけるという手順であっても構わない。
図3は、ステップS102において基礎部に配置される、本発明のし瓦固定具200を示す斜視図である。のし瓦固定具200は、平行壁(屋根の流れ方向に直交するように立つ壁)に配置されるのし瓦を固定するために用いられる。
図7は、本発明のし瓦固定具200の詳細を示す拡大斜視図であり、図8はのし瓦固定具200を用いてのし瓦10が固定された様子を示す断面図である。
図7において、本発明のし瓦固定具200は、壁面に取り付けられる取付基部210と、取付基部210から延びているアーム部220と、ビス止め用孔230とを備える。アーム部220は、第1のアーム基部221と、第2のアーム基部222と、アーム223と、アーム223の折り曲げ位置を示す第1のガイド部224と第2のガイド部225とを備える。
第2のアーム基部222は、第1のアーム基部221から立ち上がる形で設けられている。この部分は、のし瓦10の裏面と接してのし瓦10に傾きを付ける役割を果たすために設けられている。
平行壁からは、桟瓦20が屋根の流れ方向に沿って斜め下方に配置されていくため、のし瓦10もこの傾きに対応して斜め下方に傾いた状態で配置される必要がある。そのため、第2のアーム基部222は、桟瓦20の傾きに合わせてのし瓦10を斜めに配置するために、第1のアーム基部221から立ち上がる形状を有している。
固定するのし瓦10が1枚の場合は、第1のガイド部224からアーム223を折り曲げればよく、固定するのし瓦10が2枚の場合は、第2のガイド部225からアーム223を折り曲げればよい。
それぞれのガイド部から折り曲げた際に、のし瓦10が緩みなく安定して固定されるように、第2のアーム基部222の上端から第1のガイド部224までの長さは、おおよそのし瓦1枚分の厚みに対応した長さであることが好ましく、第2のアーム基部222の上端から第2のガイド部225までの長さは、おおよそのし瓦2枚分の厚みに対応した長さであることが好ましい。
また、隙間調整用として、のし瓦10の半枚分程度の大きさの、小さいのし瓦を配置する場合には、当該小さいのし瓦用の固定具を用いることになる。そのような固定具の場合にも、アームが1本の場合があり得る。
取付基部210及び第1のアーム基部221の両方においてビス止めすることで、より安定的にのし瓦固定具200を壁際に固定することができるが、当該ビス止め用穴は必ずしも両方に設けられている必要はなく、取付基部210のみに設けられていても構わない。
図9は、本発明のし瓦固定方法100のステップS105を示す概略図である。
ステップS105では、のし瓦10の上に雨切板金60を被せてそれを壁にビス留めする。この際、雨水の侵入しやすい箇所等にエプトシーラー70を差し込んでいてもよい。
図3〜図11では、のし瓦固定方法100に関して、のし瓦固定具200を用いて、平行壁側の場合について主に説明したが、本発明のし瓦固定方法100は、平行壁側のみならず流れ壁(屋根の流れ方向に沿って立つ壁)側ののし瓦10を固定する場合にも採用可能である。
図13は、本発明のし瓦固定具300を示す斜視図であり、図14は、本発明のし瓦固定具300の詳細を示す拡大斜視図である。また、図15は、のし瓦固定具300を用いてのし瓦を固定する様子を示す断面図である。
これは、のし瓦固定具300自体が、屋根の傾斜に沿って斜めに配置されることによる。
すなわち、流れ壁は屋根の傾斜に沿って立つ壁であるから、のし瓦固定具300自体も当該屋根の傾斜に沿って傾いた状態で配置されることになる。このような場合に、のし瓦固定具200に見られるような直角形状の取付基部端部を設けてしまうと、流れ壁と並行壁が交錯する角の部分において、端部がはみ出てしまう場合がある。取付基部端部310は、そのようなはみ出しを防ぐために角を落としているのである。
流れ壁側からは雨水が侵入しやすいため、エプトシーラー70は特に流れ壁側に固設したのし瓦10の下に差し込んでおくことが好ましい。
S101〜S105 各ステップ
200、300 のし瓦固定具
210 取付基部
220 アーム部
221 第1のアーム基部
222 第2のアーム基部
223 アーム
224 第1のガイド部
225 第2のガイド部
227 ビス止め用孔
310 流れ壁用のし瓦固定具取付基部端部
10 のし瓦
20 桟瓦
30 防水シート
40 横木
50 のし受け板金
60 雨切板金
70 エプトシーラー
a1、a2 角度
A のし瓦固定具
1 取付基部
2 第1の抱持部
3 第2の抱持部
4 アーム
Claims (6)
- のし瓦を壁面に固定するのし瓦固定具であって、
壁面に取り付けられる取付基部と、
前記取付基部より、壁面から離れる方向に向かって延びているアーム基部と、
前記アーム基部より延びており、前記のし瓦に設けられた孔を貫通し、前記のし瓦を係止するアームと、を備えることを特徴とするのし瓦固定具。 - 前記アームは、前記のし瓦に設けられた孔を下方から貫通し、前記のし瓦を係止することを特徴とする請求項1に記載ののし瓦固定具。
- 前記アームは、折り曲げ位置を示すガイド部をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2に記載ののし瓦固定具。
- 前記ガイド部は、前記アーム内のガイド部以外の部分に比して、強度を低下させていることを特徴とする、請求項3に記載ののし瓦固定具。
- 前記ガイド部は、切り欠き形状であることを特徴とする、請求項3または4に記載ののし瓦固定具。
- 壁面に取り付けられる取付基部と、前記取付基部より壁面から離れる方向に向かって延びているアーム基部と、前記アーム基部より延びているアームと、を備えるのし瓦固定具を用いてのし瓦を壁面に固定するのし瓦固定方法であって、
壁面と屋根の境界部分に設けられた基礎部に、前記のし瓦固定具を固設するステップと、
前記のし瓦に設けられた孔に、前記のし瓦固定具のアームを貫通させるステップと、
前記貫通されたアームを折り曲げることにより、前記のし瓦を固定するステップと、を含むことを特徴とするのし瓦固定方法。
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---|---|---|---|
JP2017224071A JP7012956B2 (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | のし瓦固定方法及びのし瓦固定具 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
JPS56122461A (en) * | 1980-04-30 | 1981-09-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Method of laying tile |
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JPH04213659A (ja) * | 1991-02-18 | 1992-08-04 | Gantan Beauty Kogyo Kk | 横葺き屋根 |
JPH11247364A (ja) * | 1998-03-04 | 1999-09-14 | Fuji Yogyo Kenzai Kk | 棟構造及び棟構造の支持体 |
JP2011074649A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Tsuruya:Kk | 屋根構造及び屋根構造に用いる板金部材 |
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2017
- 2017-11-21 JP JP2017224071A patent/JP7012956B2/ja active Active
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