JP2019094008A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 空気溜まりの抑制とバルジデントの隠匿効果とを発揮しながらセレーション模様に変化を与えてデザイン性を向上させる。【解決手段】 装飾帯3は、非途切れリッジ4Aと途切れリッジ4Bとを含むリッジ4からなるセレーション領域5を具える。セレーション領域5は、複数のリッジ途切れ模様部6がタイヤ周方向に対して斜めに配列する途切れ模様7を具える。各リッジ途切れ模様部6は、タイヤ周方向で隣り合う途切れリッジ4Bの途切れ部10により形成される。タイヤ周方向で隣り合うリッジ途切れ模様部6、6間に、非途切れリッジ4Aが配される。【選択図】図2

Description

本発明は、サイドウォール部の表面に、リッジからなるセレーション領域を有する装飾帯を設けたタイヤに関する。
タイヤを加硫成形する際、加硫金型とタイヤとの間に空気溜まりが生じ、タイヤの表面、特にサイドウォール部の表面に、傷や凹みである所謂ベアが発生することが知られている。またタイヤでは、カーカスプライの重ね継ぎなどが原因して、サイドウォール部の表面に半径方向にのびる帯状の凹凸である所謂バルジデントが発生することも知られている。
そのため、従来より、サイドウォール部の表面に、半径方向にのびる複数のリッジをタイヤ周方向に並列させたセレーション模様の装飾帯を形成することが行われている。このタイヤでは、加硫金型に設けるリッジ形成用の条溝が、排気溝として機能する。これにより、空気溜まりの発生が抑えられ、ベアが抑制される。又、セレーション模様は、見方によって凹凸のどちらにも見えることから、バルジデントを目立たなくさせることができる。
他方、市場においては、近年、タイヤのデザイン性を高める目的で、模様に変化を与えて装飾帯を目立たせたいという要求が高まってきている。しかし、セレーション模様では、排気機能を持たせるために、リッジの向きが半径方向(或いは半径方向に対して一定角度で傾斜)に制約される。そのため、模様が単調となり、上記の市場の要求に十分対応することは難しい。
なお下記の特許文献1には、リッジの全長に亘って直線でのびる第1のリッジと、直線の途中に変形部分が形成される第2のリッジとを用いたセレーション模様の装飾帯を設けたタイヤが提案されている。しかし、模様に変化を与えてデザイン性を高めるという点で、改善の余地が残されている。
特開2015−33983号公報
本発明は、空気溜まりの抑制とバルジデントの隠匿効果とを発揮しながらセレーション模様に変化を与え、タイヤのデザイン性を向上させたタイヤを提供することを課題としている。
本発明は、サイドウォール部の表面に、タイヤ周方向に帯状にのびる装飾帯を具え、
前記装飾帯は、タイヤ半径方向に連続してのびる非途切れリッジと、途中に途切れ部を有する途切れリッジとを含むリッジがタイヤ周方向に並列したセレーション領域を具え、
前記セレーション領域は、タイヤ周方向に対してタイヤ半径方向内側から外側に向かって斜めに配列する複数のリッジ途切れ模様部からなる途切れ模様を具え、
前記各リッジ途切れ模様部は、タイヤ周方向で隣り合う前記途切れリッジの各途切れ部により形成されるとともに、
前記途切れ模様は、タイヤ周方向で隣り合うリッジ途切れ模様部間に、前記非途切れリッジが配されている。
本発明に係る前記タイヤでは、前記各リッジ途切れ模様部は、このリッジ途切れ模様部をなす前記途切れ部のそれぞれのタイヤ半径方向外端同士が、周方向線上で整一するのが好ましい。
本発明に係る前記タイヤでは、前記各リッジ途切れ模様部は、このリッジ途切れ模様部をなす前記途切れ部のそれぞれのタイヤ半径方向内端部同士が、周方向線上で整一するのが好ましい。
本発明に係る前記タイヤでは、前記各リッジ途切れ模様部は、このリッジ途切れ模様部をなす前記途切れ部のそれぞれのタイヤ半径方向外端同士が、周方向線上で整一し、かつタイヤ半径方向内端部同士が周方向線上で整一することにより、平行四辺形状をなすのが好ましい。
本発明に係る前記タイヤでは、前記途切れ模様は、この途切れ模様をなす前記リッジ途切れ模様部のタイヤ周方向の横巾Wxと、タイヤ半径方向の縦巾Wyとの比Wx/Wyが、半径方向外側の途切れ模様部ほど大となるのが好ましい。
本発明に係る前記タイヤでは、タイヤ周方向で隣り合う前記リッジ途切れ模様部間に配される前記非途切れリッジの本数は1本であるのが好ましい。
本発明では、装飾帯が、複数のリッジをタイヤ周方向に並列させたセレーション領域を含む。そのため、空気溜まりの抑制とバルジデントの隠匿効果とを高く発揮することができる。
又、セレーション領域は、タイヤ周方向に対して斜めに配列する複数のリッジ途切れ模様部からなる途切れ模様を具える。そのため、セレーション模様に変化を与えることができる。しかも、リッジのない部分(リッジ途切れ模様部)と、残部であるリッジのある部分とで、光の反射に強弱を生み出すため、陰影にも大きな変化をもたらすことができる。
又、リッジ途切れ模様部の配列に規則性が与えられることで、途切れ模様を強調できる。
又、各リッジ途切れ模様部が、タイヤ周方向で隣り合う途切れリッジの各途切れ部により形成される。そのため、一つ一つのリッジ途切れ模様部を、より大きく形成することができる。
又、途切れ模様では、タイヤ周方向で隣り合うリッジ途切れ模様部間に、非途切れリッジが配されている。そのため、各リッジ途切れ模様部の境界が明確となり、途切れ模様を明確化できる。
そしてこれらの相乗効果により、途切れ模様の視認性を高めて装飾帯を目立たせることができ、バルジデントの隠匿効果をより高めるとともに、デザイン性をさらに向上させることができる。
本発明のタイヤの一実施例を示す部分側面図である。 セレーション領域における途切れ模様の一つを概念的に示す部分側面図である。 図2のQ部を拡大して示すリッジ途切れ模様部の斜視図である。 格子状模様部を概念的に示す部分側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、少なくとも一方のサイドウォール部2の表面2Sに、タイヤ周方向に帯状にのびる装飾帯3を具える。本例では、装飾帯3が、タイヤと同心な円環状をなす場合が示される。なお装飾帯3の半径方向内側には、例えばタイヤサイズ、タイヤ識別番号などのタイヤ情報(図示省略)が表記される円環状の情報スペース12が配される。
前記装飾帯3は、複数のリッジ4(図2に示す)がタイヤ周方向に並列されたセレーション模様を有するセレーション領域5を含む。本例では、装飾帯3の略全域に亘ってセレーション領域5が形成された場合が示される。
セレーション領域5は、複数のリッジ途切れ模様部6が傾斜配列する途切れ模様7を少なくとも含む。本例では、セレーション領域5が、前記途切れ模様7と例えばメーカ名、ブランド名等の文字模様である第3模様9とを含む場合が示される。言い換えると、本例のセレーション領域5は、セレーション模様内に、途切れ模様7と第3模様9とを具えている。
図2には、一つの途切れ模様7が概念的に示される。図2に示すように、セレーション領域5をなす各リッジ4は、タイヤ半径方向にのびる。「タイヤ半径方向にのびる」には、タイヤ半径方向線Yに対して20°以下の角度θで傾斜する場合を含み、本例では、リッジ4が例えば5〜15°の角度θで傾斜する場合が示される。リッジ4のタイヤ周方向の配置ピッチPは、タイヤ軸心廻りの中心角度に換算して0.2〜0.5°の範囲が好ましい。
図3は、図2のQ部を拡大して示すリッジ途切れ模様部6の斜視図である。図3に示すように、リッジ4は、サイドウォール部2の表面2Sから小高さで隆起する小巾の凸条体として形成される。各リッジ4の断面形状は互いに等しく、この断面形状として、頂角αが例えば70°±20°の断面2等辺三角形状のものが好適に採用される。要求により、例えば不等辺三角形状、或いは三角形の頂部を切除した台形形状など種々な断面形状が採用しうる。リッジ4の高さHaとしては、従来的な範囲が好適に採用でき、本例では高さHaが0.4±0.2mmの範囲である場合が示される。なお図1、2には、便宜上、リッジ4として、その頂部の稜線Kのみが描かれる。
リッジ4は、タイヤ半径方向に連続してのびる非途切れリッジ4Aと、長さ方向の途中に途切れ部10を有する途切れリッジ4Bとを含んで構成される。
図2に示すように、非途切れリッジ4Aは、セレーション領域5の半径方向内縁5e1から半径方向外縁5e2まで連続してのびる。前記内縁5e1及び外縁5e2は、好ましくはサイドウォール部2の表面2Sから小高さで隆起する小巾の周方向リブ11によって区画される。この周方向リブ11は、サイドウォール部2の表面2Sからの高さHb(図示省略)が、リッジ4の前記高さHa以上、特には高さHaより例えば0.2〜0.4mm程度大であるのが好ましい。
これに対して、途切れリッジ4Bは、長さ方向の途中に、1以上、本例では1つの途切れ部10を有する。途切れリッジ4Bには、途切れ部10が長さ方向の一端部又は他端部に配されるリッジ、即ち途切れ部10が前記内縁5e1又は外縁5e2に隣り合って配されるリッジも含まれる。
そして、各途切れ模様7は、複数のリッジ途切れ模様部6が、タイヤ周方向に対してタイヤ半径方向内側から外側に向かって斜めに配列することにより形成される。このとき、タイヤ周方向で隣り合うリッジ途切れ模様部6、6間には、少なくとも1本の非途切れリッジ4Aが配される。
このように、リッジ途切れ模様部6の配列に規則性が与えられることで、途切れ模様7を強調でき、かつ視認性やデザイン性が高まる。又隣り合うリッジ途切れ模様部6、6間に非途切れリッジ4Aが介在することで、各リッジ途切れ模様部6の境界が明確となり、途切れ模様7を明確化できる。なおリッジ途切れ模様部6、6間に配される非途切れリッジ4Aの本数は、1本であるのが好ましく、この本数が増えるに従い、途切れ模様7の印象が弱くなり、視認性が減じる。
本例では、図1に示すように、セレーション領域5には、複数の途切れ模様7が、タイヤ周方向に配される。このとき、タイヤ周方向で隣り合う途切れ模様7、7間には、複数本(例えば5〜15本)の非途切れリッジ4Aが配されるのが好ましい。これにより、途切れ模様7同士が明確に区画され、視認性やデザイン性が高まる。
図3に示すように、各リッジ途切れ模様部6は、タイヤ周方向で隣り合う途切れリッジ4Bのそれぞれの途切れ部10により形成される。従って、リッジ途切れ模様部6の底面は、サイドウォール部2の表面2Sと同一面で形成される。
リッジ途切れ模様部6では、このリッジ途切れ模様部6を構成する途切れ部10のそれぞれのタイヤ半径方向外端Eo同士が周方向線Xo上で整一するか、又はタイヤ半径方向内端Ei同士が周方向線Xi上で整一するのが好ましい。
本例では、タイヤ半径方向外端Eo同士が周方向線Xoで整一し、かつタイヤ半径方向内端Ei同士が周方向線Xiで整一する場合が示される。これにより、本例のリッジ途切れ模様部6は、平行四辺形状に形成される。なおリッジ4の前記角度θが0°の場合には、リッジ途切れ模様部6は、平行四辺形状のうちの矩形形状(正方形状を含む)となる。
前記角度θが0°より大の場合、リッジ4がタイヤ半径方向線Yに対して傾斜する周方向の向き(図では半径方向外側に向かって右向き)と、リッジ途切れ模様部6の列が傾斜する周方向の向き(図では半径方向外側に向かって左向き)とが、逆向きであるのが好ましい。これにより模様の変化が大きくなり、デザイン性の向上にさらに貢献しうる。
リッジ途切れ模様部6が平行四辺形状の場合、そのタイヤ周方向の横巾をWx(図3に示す)、タイヤ半径方向の縦巾をWy(図3に示す)としたとき、比Wx/Wyが下記の関係にあるのが好ましい。一つの途切れ模様7を構成するリッジ途切れ模様部6における比Wx/Wyは、半径方向外側のリッジ途切れ模様部6ほど大となるのが、模様の変化を大きくする、即ちデザイン性を高める上で好ましい。
詳しくは、本例の場合、一つの途切れ模様7が、例えば8つのリッジ途切れ模様部6〜6から形成される。このうち、半径方向内側の例えば5つのリッジ途切れ模様部6〜6においては、比Wx/Wyは互いに同じ値Aを有する。又半径方向外側の例えば3つのリッジ途切れ模様部6〜6においては、比Wx/Wyは互いに同じ値Bを有し、かつ値Bは値Aより大である。
言い換えると、本例では、リッジ途切れ模様部6は、比Wx/Wyの値が2段階で増加している。しかし3段階以上の複数段階で増加してもよく、さらには、リッジ途切れ模様部6毎に、増加させることもできる。特には、半径方向最内側のリッジ途切れ模様部6においては、Wx/Wyが1.0より小の縦長形状をなし、半径方向最外側のリッジ途切れ模様部6においては、Wx/Wyが1.0より大の横長形状をなすのが好ましい。これにより、途切れ模様7におけるリッジ途切れ模様部6の形状変化がより明確に認識でき、途切れ模様7をより目立たせることができる。
本例では、リッジ途切れ模様部6において、縦巾Wyは互いに等しく、横巾Wxを変化させた場合が示される。しかし、横巾Wxを互いに等しく、縦巾Wyを変化させることもできる。又縦巾Wy及び横巾Wxの双方を変化させることもできる。
次に、図1に示すように、本例では、セレーション領域5内に、格子状模様部8が配される。格子状模様部8は、タイヤ周方向に複数形成されるのが好ましく、特には途切れ模様7と隣接することが好ましい。より好ましくは、複数の途切れ模様7の周方向両側に、格子状模様部8を隣接させる(言い換えると、格子状模様部8、8間に複数の途切れ模様7を設ける)ことが好ましい。
図4には、リッジ4が省略された状態で、1つの格子状模様部8が示される。格子状模様部8は、本例では、4つの格子状部分20を具える。
各格子状部分20は、例えば横長の略平行四辺形状をなす。そして、各格子状部分20の外周は、本例では、前記周方向リブ11と同心な円弧線状の半径方向内辺ei及び外辺eoを含む。
又各格子状部分20は、縁取り部21によって囲まれる。本例の縁取り部21は、前記周方向リブ11と同高さで形成される。
前記格子状部分20内には、本例では、タイヤ周方向にのびる複数の横リッジ23と、この横リッジ23に交差する複数の縦リッジ24とが配される。これにより、格子状部分20は、格子状模様で形成される。
前記横リッジ23及び縦リッジ24は、前記リッジ4と同様、サイドウォール部2の表面2Sから小高さで隆起する小巾の凸条体として形成される。本例では、前記横リッジ23及び縦リッジ24の断面形状は、リッジ4の断面形状と等しい。
又縦リッジ24がタイヤ半径方向線Yに対して傾斜する周方向の向き(図では半径方向外側に向かって左向き)は、リッジ4がタイヤ半径方向線Yに対して傾斜する周方向の向き(図では半径方向外側に向かって右向き)と相違する。このように、本例では、格子状部分20がセレーション模様内で格子状模様をなすとともに、縦リッジ24の傾斜の向きがリッジ4の傾斜の向きと相違している。そのため、模様の変化が大きく感じられるようになり、デザイン性をさらに高めることができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、サイドウォール部2の表面2Sに、図1に示すような装飾帯3を具える空気入りタイヤ(195/65R15)を表1の仕様にて試作した。そして、各試作タイヤのデザイン性、バルジデントの隠匿性を評価した。
表1に記載以外は実質的に同仕様である。なおセレーション領域5のセレーション模様を構成する非途切れリッジ4A及び途切れリッジ4B、並びに格子状模様部8を構成する横リッジ23及び縦リッジ24の断面形状は、互いに同一である。断面形状として、頂角α=60°、高さHa=0.4mmの2等辺三角形状のものが採用された。又非途切れリッジ4A及び途切れリッジ4Bのタイヤ半径方向線Yに対する角度θは10°である。
比較例1は、特許文献1の図7に相当するもので、実施例の途切れ模様に代えて、タイヤ周方向に隣り合う途切れリッジの各途切れ部が、タイヤ半径方向に順次位置ずれすることにより、各途切れ部が傾いて並ぶ傾斜模様を形成している。
<デザイン性>
検査員100人により、試作タイヤを1m離れた側方から目視し、セレーション模様の変化の大きさ、及び装飾帯が目立つ度合いなどを評価した。評価は3点を基準とした5点法にて行った。数値が大きいほど、セレーション模様の変化が大きくかつ装飾帯が目立ち易くデザイン性に優れている。
<バルジデントの隠匿性>
各タイヤの内部には、カーカスプライの重ね継ぎ部(巾8mm)が配されており、この重ね継ぎ部に原因して、サイドウォール部の表面には、帯状の凹部(デント)と、その両側の凸部(バルジ)とが形成されている。そして、検査員100人により、バルジ及び/又はデントの目立つ度合いを、5点法にて評価した。
5点--- 見ても触っても、バルジ及び/又はデントの有無の判別は困難;
4点--- 目視にて、バルジ及び/又はデントの有無の判別は困難:
3点--- 目視にて、バルジ及び/又はデントの有無の判別は可能であるが、ほとんど目立たない:
2点--- 目視にて、バルジ及び/又はデントの有無を容易に判別できる:
1点--- バルジ及び/又はデントが非常に目立ち、改善が必要である。
Figure 2019094008
実施例品は、バルジデントの優れた隠匿効果を発揮しながら、セレーション模様に変化を与えてデザイン性を向上させうるのが確認できる。
1 タイヤ
2 サイドウォール部
2S 表面
3 装飾帯
4 リッジ
4A 非途切れリッジ
4B 途切れリッジリッジ
5 セレーション領域
6 リッジ途切れ模様部
7途切れ模様
10 途切れ部
Ei 途切れ部のタイヤ半径方向内端
Eo 途切れ部のタイヤ半径方向外端
Xi 周方向線
Xo 周方向線
Y タイヤ半径方向線

Claims (6)

  1. サイドウォール部の表面に、タイヤ周方向に帯状にのびる装飾帯を具え、
    前記装飾帯は、タイヤ半径方向に連続してのびる非途切れリッジと、途中に途切れ部を有する途切れリッジとを含むリッジがタイヤ周方向に並列したセレーション領域を具え、
    前記セレーション領域は、タイヤ周方向に対してタイヤ半径方向内側から外側に向かって斜めに配列する複数のリッジ途切れ模様部からなる途切れ模様を具え、
    前記各リッジ途切れ模様部は、タイヤ周方向で隣り合う前記途切れリッジの各途切れ部により形成されるとともに、
    前記途切れ模様は、タイヤ周方向で隣り合うリッジ途切れ模様部間に、前記非途切れリッジが配されるタイヤ。
  2. 前記各リッジ途切れ模様部は、このリッジ途切れ模様部をなす前記途切れ部のそれぞれのタイヤ半径方向外端同士が、周方向線上で整一する請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記各リッジ途切れ模様部は、このリッジ途切れ模様部をなす前記途切れ部のそれぞれのタイヤ半径方向内端部同士が、周方向線上で整一する請求項1記載のタイヤ。
  4. 前記各リッジ途切れ模様部は、このリッジ途切れ模様部をなす前記途切れ部のそれぞれのタイヤ半径方向外端同士が、周方向線上で整一し、かつタイヤ半径方向内端部同士が周方向線上で整一することにより、平行四辺形状をなす請求項1記載のタイヤ。
  5. 前記途切れ模様は、この途切れ模様をなす前記リッジ途切れ模様部のタイヤ周方向の横巾Wxと、タイヤ半径方向の縦巾Wyとの比Wx/Wyが、半径方向外側の途切れ模様部ほど大となる請求項4記載のタイヤ。
  6. タイヤ周方向で隣り合う前記リッジ途切れ模様部間に配される前記非途切れリッジの本数は1本である請求項1〜5の何れかに記載のタイヤ。
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