JP2019093928A - 軌道の線形測定システム - Google Patents
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Abstract
Description
軌道の一対のレール上に跨がって設置され、上記一対のレール上を走行する走行台車と、
上記走行台車上に搭載され、上記走行台車が上記レール上を走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、
上記測定部で計測された加速度、角速度および走行パルス信号を収録し、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを処理するデータ収録処理装置とを有し、
上記走行台車は、
上記一対のレールの第1レール上にこの第1レールの方向にかつこの第1レールの天面に対して平行に延在するように設置され、上記第1レールの天面に接する走行ローラおよび上記第1レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられた第1フレームと、
上記第1フレームの長手方向の中央部の側面に上記第1フレームに対して直角に固定された第2フレームと、
上記第2フレームと上記一対のレールの第2レールの天面に接する走行ローラおよび上記第2レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体との間に上記第2フレームと同一直線上に設けられたダンパーとを有する軌道の線形測定システムである。
軌道の一対のレール上に跨がって設置され、上記一対のレール上を走行する走行台車と、
上記走行台車上に搭載され、上記走行台車が上記レール上を走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、
上記測定部で計測された加速度、角速度および走行パルス信号を収録し、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを処理するデータ収録処理装置とを有し、
上記走行台車は、
上記一対のレールの一方のレール上にこのレールの方向にかつこのレールの天面に対して平行に延在するように設置され、上記レールの天面に接する走行ローラおよび上記レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられたフレームを有する軌道の線形測定システムである。
第1の実施の形態による軌道の線形測定システムについて説明する。
図1〜図4はこの軌道の線形測定システムを示し、図1は斜視図、図2は平面図、図3は正面図、図4は側面図である。図1〜図4においては、この軌道の線形測定システムと線路の一対のレールR1 、R2 との関係を示すために、この軌道の線形測定システムをレールR1 、R2 上に設置した状態を示す。
実際に製作された軌道の線形測定システムの一例について説明する。軌道の線形測定システム本体を図6に示す。図6は試験線のレール上に軌道の線形測定システム本体を設置した状態の写真である。フレーム210は、長さが600mmで、横断面の外形寸法が縦30mm×横60mmの構造用炭素鋼製の角柱からなり、重量は約8.4kgである。軌間フレーム240は横断面の外形寸法が40mm×40mm、長さが約730mmの構造用炭素鋼製の角管からなり、4面の各面に長手方向に延びる溝が互いに平行に設けられている。フレーム210の下面とレールR1 の天面との間の距離は10mm、軌間フレーム240の下面とレールR1 の天面との間の距離は30mmに設定される。ガスダンパー250の押圧力は76.1Nに設定される。ハンドル244の長さは約1mである。走行台車200の総重量は約10kgである。データ収録処理装置としては市販のタブレット端末に図5に示す計算を行うプログラムを含む所定の収録処理プログラムを予めインストールしたものを用いる。
図7に示すように、線形測定を行う軌道のレール上に走行ローラーボックス220が前方を向くように走行台車220を設置し、測定部100の電源を投入する。線形測定を行う者がハンドル244の柄を手で持ち、前方に押しながら走行台車220を走行させる。一方、線形測定を行う別の者がタブレット端末を携行し、ディスプレイを見ながら走行台車220に並走する。走行台車220の走行に伴い、測定部100により計測された加速度、角速度および走行パルス信号のデータがタブレット端末に無線で送信される。こうして送信されたデータがタブレット端末で収録され、所定の処理が行われて線形測定が行われる。
(第1回目の試験)
第1回目の試験は、加速度計としてMEMS加速度計を用いた場合とサーボ加速度計を用いた場合との比較、および、ガスダンパー250の押圧力の決定のために行った試験である。試験に使用した軌道の線形測定システムはこの一実施の形態による軌道の線形測定システムの一世代前のものであり、主として、フレーム210の長さが400mmである点が異なる。ガスダンパー250としては、デフォルト位置の押圧力(以下、単に押圧力が63.4Nのものとデフォルト位置の押圧力が76.1Nのものとを用いた。走行距離は100mである。
第2回目の試験は、第1回目の試験の結果から、加速度計としてサーボ加速度計を選定し、かつ、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が76.1Nのものを選定して行った。フレーム210の長さは400mm、500mm、600mmの3水準に変えた。走行距離は100mである。
第3回目の試験は、加速度計としてサーボ加速度計を選定し、フレーム210の長さを600mmとして、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が63.4Nのものと76.1Nのものとを用いて行った。走行は5回行った。
第4回目の試験は、使用したフレーム210と同じ寸法および材質を有し、前後にガイドローラを有する治具の上に傾斜計を取り付け、この治具をレールR1 上で移動させて1mピッチで高低の測量を実施した。こうして求められた傾斜を基準傾斜とした。その後、第3回目の試験と同様に試験を行った。走行は5回行った。軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zの測定結果を基準傾斜によりキャリブレーションを行ったものを図16中、上段に示す。5回の測定結果から再現性max−minの値の1/2を求め、走行距離に対して図示したものを図16中、下段に示す。図16中、上段に示す高低データに対し終点データを起点データに合わせる補正を行った後の高低データを図17中、上段に示す。図17中、上段のデータから再現性max−minの値の1/2を求め、走行距離に対して図示したものを図17中、下段に示す。
以上の4回の試験結果を考察する。
第2の実施の形態による軌道の線形測定システムについて説明する。
この軌道の線形測定システムは、第1の実施の形態による軌道の線形測定システムにおける軌間フレーム240、ガスダンパー250および走行ローラーボックス250が設けられておらず、台車はフレーム210だけで構成されていることが、第1の実施の形態による軌道の線形測定システムと異なり、その他の構成は第1の実施の形態による軌道の線形測定システムと同様である。
Claims (6)
- 軌道の一対のレール上に跨がって設置され、上記一対のレール上を走行する走行台車と、
上記走行台車上に搭載され、上記走行台車が上記レール上を走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、
上記測定部で計測された加速度、角速度および走行パルス信号を収録し、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを処理するデータ収録処理装置とを有し、
上記走行台車は、
上記一対のレールの第1レール上にこの第1レールの方向にかつこの第1レールの天面に対して平行に延在するように設置され、上記第1レールの天面に接する走行ローラおよび上記第1レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられた第1フレームと、
上記第1フレームの長手方向の中央部の側面に上記第1フレームに対して直角に固定された第2フレームと、
上記第2フレームと上記一対のレールの第2レールの天面に接する走行ローラおよび上記第2レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体との間に上記第2フレームと同一直線上に設けられたダンパーとを有する軌道の線形測定システム。 - 上記第1フレームは横断面が(30±2)mm×(60±2)mmの長方形状の形状を有する構造用炭素鋼製の角柱またはこの角柱と同等の機械的強度を有し、構造用炭素鋼以外の材質の角柱からなり、上記第1フレームの長さは560mm以上640mm以下である請求項1記載の軌道の線形測定システム。
- 上記走行台車が上記一対のレール上に設置されたとき、上記第1フレームの下面と上記第1レールの天面との間の距離が8mm以上12mm以下である請求項1または2記載の軌道の線形測定システム。
- 上記第2フレームは横断面が長方形状の形状を有する角柱または角管からなり、上記走行台車が上記一対のレール上に設置されたとき、上記第2フレームの下面と上記第1レールの天面との間の距離が25mm以上35mm以下である請求項1〜3のいずれか一項記載の軌道の線形測定システム。
- 上記ダンパーの押圧力が60N以上80N以下である請求項1〜4のいずれか一項記載の軌道の線形測定システム。
- 軌道の一対のレール上に跨がって設置され、上記一対のレール上を走行する走行台車と、
上記走行台車上に搭載され、上記走行台車が上記レール上を走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、
上記測定部で計測された加速度、角速度および走行パルス信号を収録し、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを処理するデータ収録処理装置とを有し、
上記走行台車は、
上記一対のレールの一方のレール上にこのレールの方向にかつこのレールの天面に対して平行に延在するように設置され、上記レールの天面に接する走行ローラおよび上記レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられたフレームを有する軌道の線形測定システム。
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