JP2019093928A - 軌道の線形測定システム - Google Patents

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英記 近藤
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Abstract

【課題】軌道の線形を少人数により連続してしかも高い安定性および再現性で測定することができる軌道の線形測定システムを提供する。【解決手段】軌道の線形測定システムは、軌道の一対のレール上に跨がって設置され、レール上を走行する走行台車と、この走行台車上に搭載され、この走行台車が走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、これらのデータを収録し、処理するデータ収録処理装置とを有する。走行台車は、一方のレールの方向にその天面に対して平行に延在し、走行ローラおよびガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられた第1フレームと、第1フレームの長手方向の中央部の側面に第1フレームに対して直角に固定された第2フレームと、第2フレームと他方のレールの天面に接する走行ローラおよびこのレールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体との間に設けられたダンパーとを有する。【選択図】図1

Description

この発明は軌道の線形測定システムに関する。
鉄道において、構造物前後や大だるみが発生している箇所の線路の修繕は、レベル測量やトータルステーションと呼ばれる測量機を用いた線路測量を実施し、マルチプルタイタンパ(MTT)施工において絶対基準による修繕を行うことが望ましいが、線路測量を実施する場合、要員確保等で多大な手間や費用が発生する。
従来、上記の線路測量によらずに軌道の検測を行う装置として、軌道に敷設された2本の平行レールのうち、一方のレールに沿って移動可能な複数の転動輪が設けられた装置本体と、この装置本体がレール上を移動した際の軌跡を取得する軌跡計測手段とを備え、前記転動輪が前記レールの頭部上面に当接して回転する第1転動輪と、対を成して前記レールを挟んで回転する第2転動輪を有する軌道変位測定装置が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2016−150686号公報
しかしながら、本発明者らの検討によれば、特許文献1で提案された軌道変位測定装置では、軌道の線形を連続して測定することは困難であった。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、軌道の線形を少人数により連続してしかも高い安定性および再現性で測定することができる軌道の線形測定システムを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は、
軌道の一対のレール上に跨がって設置され、上記一対のレール上を走行する走行台車と、
上記走行台車上に搭載され、上記走行台車が上記レール上を走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、
上記測定部で計測された加速度、角速度および走行パルス信号を収録し、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを処理するデータ収録処理装置とを有し、
上記走行台車は、
上記一対のレールの第1レール上にこの第1レールの方向にかつこの第1レールの天面に対して平行に延在するように設置され、上記第1レールの天面に接する走行ローラおよび上記第1レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられた第1フレームと、
上記第1フレームの長手方向の中央部の側面に上記第1フレームに対して直角に固定された第2フレームと、
上記第2フレームと上記一対のレールの第2レールの天面に接する走行ローラおよび上記第2レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体との間に上記第2フレームと同一直線上に設けられたダンパーとを有する軌道の線形測定システムである。
この軌道の線形測定システムにおいて、走行台車の各部の形状、寸法、材質等は必要に応じて選ばれるが、安定して再現性良く線形測定を行う観点から、測定部が搭載される第1フレームはレール上を安定に移動することができるようにある程度の重量および長さを有することが望ましい。そのために、好適には、第1フレームは、例えば、横断面が(30±2)mm×(60±2)mmの長方形状の構造用炭素鋼製の角柱またはこの角柱と同等の機械的強度を有し、構造用炭素鋼以外の材質の角柱からなり、第1フレームの長さは560mm以上640mm以下であるが、これに限定されるものではない。また、好適には、走行台車が一対のレール上に設置されたとき、第1フレームの下面と第1レールの天面との間の距離が9mm以上11mm以下になるようにするが、これに限定されるものではない。第2フレームは、例えば、横断面が長方形状の形状を有する角柱または角管からなる。この場合、好適には、走行台車が一対のレール上に設置されたとき、第2フレームの下面と第1レールの天面との間の距離が25mm以上35mm以下になるようにするが、これに限定されるものではない。また、好適には、ダンパーの押圧力が60N以上80N以下になるようにする。こうすることで、軌道の線形測定を安定に行うことができ、走行台車がレールに乗り上げたりするおそれもない。ダンパーとしてはガスダンパーや油圧ダンパー等が用いられるが、これに限定されるものではない。典型的には、第2フレームには、線形測定を行う際に走行台車を押してレール上を走行させるのに用いられるハンドルが取り付けられる。このハンドルは、作業者が手で持って走行台車を押す力を加えることができように製作される。
この軌道の線形測定システムにおいて、測定部は、慣性センサ、より具体的には、加速度計、例えばサーボ型加速度計またはMEMS加速度計、ジャイロ、例えばMEMSジャイロが内蔵され、加速度、角速度の計測が可能であるほか、走行台車、例えば走行ローラーボックス中に取り付けられ、レールの天面(頭頂面)に接して回転するロータリーエンコーダにより線路上の位置(距離)を計測するための走行パルス信号を計測することが可能に構成される。加速度計およびジャイロとしては典型的には3軸計測可能なものが用いられるが、これに限定されるものではない。こうして計測される加速度、角速度、走行パルス信号を用いて従来公知の方法により軌道の各位置に対して軌道の角度を連続して測定することができ、それによって軌道の線形測定を行うことができる。
また、この発明は、
軌道の一対のレール上に跨がって設置され、上記一対のレール上を走行する走行台車と、
上記走行台車上に搭載され、上記走行台車が上記レール上を走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、
上記測定部で計測された加速度、角速度および走行パルス信号を収録し、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを処理するデータ収録処理装置とを有し、
上記走行台車は、
上記一対のレールの一方のレール上にこのレールの方向にかつこのレールの天面に対して平行に延在するように設置され、上記レールの天面に接する走行ローラおよび上記レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられたフレームを有する軌道の線形測定システムである。
この発明による軌道の線形測定システムは、上記の発明による軌道の線形測定システムにおける第2フレームおよびダンパーを省略したものに相当し、上記の発明に関連して説明したことが成立する。
この発明によれば、第1フレームが走行ローラにより一対のレールの第1レール上を走行し、第1フレームに直角に固定された第2フレームと同一直線上に設けられたダンパーを介して設けられたローラ支持体が走行ローラにより一対のレールの第1レール上を走行するように走行台車が構成されていることにより、ダンパーの押圧力を適切に設定することにより、走行台車がレール上を安定して走行することができ、それによって測定部により加速度、角速度および走行パルス信号のデータを安定して取得することができる。そのため、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを用いて軌道の線形測定を高い安定性および再現性で行うことができる。また、測定に必要な人員は、走行台車を押す作業者とデータ収録処理装置の操作や監視等を行う作業者だけであるため、少人数により測定を行うことができる。
この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを示す斜視図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを示す平面図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを示す正面図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを示す側面図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムにおいて線形測定を行う方法を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムの製作例を示す図面代用写真である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて軌道の線形測定を行う方法を示す図面代用写真である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムの一世代前の軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第1回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムの一世代前の軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第1回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第2回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第2回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第3回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第3回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第3回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第3回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第4回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第4回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第4回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第4回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第4回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第4回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第4回目試験の結果を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による軌道の線形測定システムを用いて試験線で行った第4回目試験の結果を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について説明する。
〈第1の実施の形態〉
第1の実施の形態による軌道の線形測定システムについて説明する。
[軌道の線形測定システム]
図1〜図4はこの軌道の線形測定システムを示し、図1は斜視図、図2は平面図、図3は正面図、図4は側面図である。図1〜図4においては、この軌道の線形測定システムと線路の一対のレールR1 、R2 との関係を示すために、この軌道の線形測定システムをレールR1 、R2 上に設置した状態を示す。
図1〜図4に示すように、この軌道の線形測定システムは、慣性センサを利用した測定部100と、測定部100が取り付けられ、レールR1 、R2 上を走行する走行台車200と、データ収録処理装置(図示せず)とを有する。測定部100では、加速度、角速度、走行パルス信号等を取得する。そして、こうして取得された加速度、角速度、走行パルス信号等をデータ収録処理装置に送り、収録されたデータを処理することにより軌道の線形測定を行う。データ収録処理装置は測定部100とともに走行台車200上に設置することも可能であるが、走行台車200全体の軽量化を図り、収録データおよびその処理結果をリアルタイムで観測することを可能とするために、通常は、データ収録処理装置を除いた軌道の線形測定システム本体と別体に構成され、測定を行う者が携行することができるように構成される。データ収録処理装置としては、典型的には、所定の収録処理プログラムがインストールされたコンピュータ、取り分け携行および操作が便利なタブレット端末あるいはノート型パーソナルコンピュータが用いられ、測定部100から無線でデータがコンピュータに送られる。
走行台車200は、フレーム210、このフレーム210の前後に取り付けられた走行ローラボックス220、230、フレーム210の内側の側面にこのフレーム210に対して直角に一端が固定された軌間フレーム240、この軌間フレーム240の他端にシリンダ末端が固定されたガスダンパー250およびこのガスダンパー250のロッド先端が固定された走行ローラボックス260とを有する。
フレーム210は横断面が長方形状の角柱からなり、この軌道の線形測定システム本体をレールR1 、R2 上に載せた時、その下面がレールR2 の天面(頭頂面)に平行になるとともに、その長手方向の中心線がレールR2 の中心線と一致するようになっている。走行ローラボックス220は、下面が開放した直方体の形状を有し、その内部に、レールR2 に平行な一対の側面にレールR2 に対して直角かつ水平方向に設けられた回転軸221の周りに回転可能に走行ローラ222が取り付けられている。図示は省略するが、走行ローラボックス220内には、レールR2 の天面と接触して回転するように構成されたロータリーエンコーダが内蔵されている。走行ローラボックス230は、上面および下面が開放した直方体の形状を有し、その内部に、レールR2 に平行な一対の側面にレールR2 に対して直角かつ水平方向に設けられた回転軸231の周りに回転可能に走行ローラ232が取り付けられている。これらの走行ローラ222、232はレールR2 の天面に接触し、レールR2 上を回転しながら移動するようになっている。フレーム210の両端には固定板211、212が取り付けられている。走行ローラボックス220のフレーム210側の一つの面には連結部材223を介して連結板224が取り付けられており、この連結板224と固定板211とが互いにねじ止めされていることにより、フレーム210に対して走行ローラボックス220が固定されている。同様に、走行ローラボックス230のフレーム210側のもう一つの面には連結部材233を介して連結板234が取り付けられており、この連結板234と固定板212とが互いにねじ止めされていることにより、フレーム210に対して走行ローラボックス230が固定されている。走行ローラボックス220の内側の側面には直方体状のガイドローラボックス260が取り付けられている。ガイドローラボックス260の下面を垂直に貫通して2本の軸261、262が前後方向に取り付けられている。これらの軸261、262の下部に、これらの軸261、262の周りに回転可能にガイドローラ263、264がそれぞれ取り付けられている。走行ローラボックス230の内側の側面にはL字金具からなるガイドローラ支持部材270が取り付けられている。ガイドローラ支持部材270の下部270aを垂直に貫通して2本の軸271、272が前後方向に取り付けられている。これらの軸271、272の下部に、これらの軸271、272の周りに回転可能にガイドローラ273、274がそれぞれ取り付けられている。ガイドローラ263、264、273、274はレールR2 の内側頭側面に接触するようになっている。
測定部100は、走行ローラボックス220と軌間フレーム240との間の部分のフレーム210上に固定されている。測定部100は、その底板101がフレーム210上に固定された取付板102に固定され、それによってフレーム210に固定されている。測定部100は、アルミニウム合金などの金属製の直方体状の筐体の内部に、高低測定用のサーボ型加速度計またはMEMS加速度計、通り測定用および高低測定用のジャイロ、例えばMEMS型ジャイロ、アナログ測定データをA/D変換し、演算を行うA/D変換・CPUボード、無線ボード、これらに電源を供給するためのバッテリー等が収納されている。走行ローラボックス220に内蔵されたロータリーエンコーダから取得する走行パルス信号はケーブルを介して測定部100の筐体前面に設けられた端子に接続されている。測定された加速度、角速度および走行パルス信号はA/D変換・CPUボードでA/D変換され、所定の演算が行われた後、こうして得られたデータが無線ボードから無線でデータ収録処理装置に送信される。測定部100の筐体前面には、電源スイッチ(トグルスイッチ)、電源表示ランプ、充電端子等も設けられている。測定部100の筐体は金属製または樹脂製にすることができるが、金属製にした場合には、踏切部における無線障害の発生を未然に防止することができるため望ましい。
フレーム210上には、測定部100と走行ローラボックス230との間の部分に取っ手213が取り付けられている。この取っ手213は軌道の線形測定システム本体を手で持って持ち上げる際に用いられる。
軌間フレーム240は、フレーム210の長手方向の中点位置にこのフレーム210に対して直角に固定されている。より詳細には、フレーム210の長手方向の内側の側面に取付板241が固定され、この取付板241に、鉛直部とこの鉛直部の上部から庇状に迫り出した水平部とからなる逆L字状の固定部材242が固定されている。そして、この固定部材242の水平部と鉛直部とに軌間フレーム240の一端面および一端部上面がそれぞれ接触した状態で軌間フレーム240の先端部がねじ止めされることによって、フレーム210に対して軌間フレーム240が固定されている。軌間フレーム240は、例えば横断面が長方形状の形状を有する角柱または角管からなり、例えばアルミニウム合金製あるいは構造用炭素鋼製であるが、これに限定されるものではない。軌間フレーム240の下面は、レールR1 、R2 の天面に平行になっている。軌間フレーム240は、フレーム210の長手方向の中点位置にこのフレーム210に対して直角に固定されている。軌間フレーム240の上面には固定部材242に隣接してハンドル固定具243が固定されている。このハンドル固定具243に細長いロッド状のハンドル244が取り付けられている。ハンドル244は、この軌道の線形測定システム本体をレールR1 、R2 上に載せて線形測定を行う際に測定担当者が手に持ってこの軌道の線形測定システム本体を押すことによりレールR1 、R2 上で移動させるためのものである。このハンドル244は、ハンドル固定具243との連結部を中心にして水平方向および上下方向に回転可能になっているとともに、伸縮可能になっている。軌間フレーム240には上部が二股に分かれて上方に開いたハンドル受け245が取り付けられており、ハンドル244をハンドル固定具243との連結部を中心にして軌間フレーム240に向かって倒したときにこのハンドル受け245にハンドル244が収まるようになっている。軌間フレーム240上にはハンドル受け245よりレールR1 側の部分に取っ手246が取り付られている。この取っ手246は、取っ手213と一緒に軌道の線形測定システム本体を手で持って持ち上げる際に用いられる。
走行ローラボックス260は、上面および下面が開放した直方体の形状を有し、その内部に、レールR1 に平行な一対の側面にレールR1 に対して直角かつ水平方向に設けられた回転軸261の周りに回転可能に走行ローラ262が取り付けられている。走行ローラ262はレールR1 の天面に接触するようになっている。走行ローラボックス260の内側の側面にはL字金具からなるガイドローラ支持部材280が取り付けられている。ガイドローラ支持部材280の下部280aを垂直に貫通して2本の軸(後方の軸281のみ図示されている)が前後方向に取り付けられている。これらの軸の下部に、これらの軸の周りに回転可能にガイドローラ(後方のガイドローラ282のみ図示されている)がそれぞれ取り付けられている。これらのガイドローラはレールR1 の内側頭側面に接触するようになっている。ガイドローラ支持部材280の内側の面には、鉛直面内にあり、側面から見た形状が直角三角形状の補強板283、284が、直角を挟んだ2辺のうちの1辺が当たり、他の1辺が軌間フレーム240に平行になり、レールR1 に対して直角にレールR2 側に突き出した状態で互いに平行に固定されている。補強板283、284の上部にはこれらの補強板283、284に直角に補強板285が固定されている。
軌間フレーム240のレールR1 側の端面には、ガスダンパー250に上から覆いかぶさるようにリニアガイド247が設置されている。このリニアガイド247は側面から見た形状がL字状で、短辺部が軌間フレーム240のレールR1 側の端面に固定され、長辺部が軌間フレーム240に平行になっている。リニアガイド247の短辺部にガスダンパー250のシリンダ250aの末端が固定されている。リニアガイド247の両側面には直角三角形状の補強板249が取り付けられている。ガスダンパー250のロッド250bの先端はガイドローラ支持部材280の内側の側面に接触し、ロッド250bを伸長することにより押圧することができるようになっている。こうしてガスダンパー250のロッド250bによりガイドローラ支持部材280を押圧することにより、ガイドローラ282等をレールR1 の内側頭側面に押圧するとともに、ガイドローラ263、264、273、274をレールR2 の内側頭側面に押圧している。この押圧が弱いと走行時に走行台車200にガタなどが生じてデータの安定性がなくなり、逆に、押圧が強すぎると走行台車200がレールR1 、R2 に乗り上げるなどの問題が生じるため、最適な押圧が可能なようにガスダンパー250が選定されている。ガスダンパー250のロッド250bの伸縮の際に、走行ローラーボックス260およびガイドローラ支持部材280が軌間フレーム240の中心軸上で移動することができるようにするために、スライドレール248が、補強板283、284の先端部の上部にこれらの補強板283、284に直角に固定されている。スライドレール248は、リニアガイド247の長辺部とこの長辺部の下面に平行に設けられた平板247aとこの平板247aをその側面でリニアガイド247の長辺部に固定する固定部247b、247cとに囲まれた空間に収容され、ガスダンパー250のロッド250bの伸縮の際にこの空間内を軌間フレーム240の中心軸上で移動することができるようになっている。
ここで、測定部100から得られる加速度、角速度および走行パルス信号を用い、軌道の線形測定を行う方法について説明する。図5に示すように、加速度計により測定されるZ軸加速度(鉛直方向)とX軸加速度(前後方向)とから水平面加速度αが求められる。こうして求められたαを積分して水平面速度vが求められる。一方、走行台車200に取り付けられたロータリーエンコーダから得られる走行パルス信号によりエンコーダ速度V(線路方向の速度)が求められる。水平面速度vとエンコーダ速度Vとの差分を取ると線路の角度を反映した差分速度が得られる。この差分速度を地球の半径Rで割ると差分角速度が求められる。この差分角速度を用いて所定の演算を行うことにより地表面上の角速度が求められる。こうして求められた地表面上の角速度とジャイロにより測定された水平面角速度ωとの差分を取ると線路の角度を反映した差分角速度が得られる。この差分角速度を積分すると線路の角度θout が求められる。線路上の位置は走行パルス信号から求めることができるので、線路上の位置とその位置での線路の角度が分かる。こうして、連続して線形測定を行うことができる。
[軌道の線形測定システムの実施例]
実際に製作された軌道の線形測定システムの一例について説明する。軌道の線形測定システム本体を図6に示す。図6は試験線のレール上に軌道の線形測定システム本体を設置した状態の写真である。フレーム210は、長さが600mmで、横断面の外形寸法が縦30mm×横60mmの構造用炭素鋼製の角柱からなり、重量は約8.4kgである。軌間フレーム240は横断面の外形寸法が40mm×40mm、長さが約730mmの構造用炭素鋼製の角管からなり、4面の各面に長手方向に延びる溝が互いに平行に設けられている。フレーム210の下面とレールR1 の天面との間の距離は10mm、軌間フレーム240の下面とレールR1 の天面との間の距離は30mmに設定される。ガスダンパー250の押圧力は76.1Nに設定される。ハンドル244の長さは約1mである。走行台車200の総重量は約10kgである。データ収録処理装置としては市販のタブレット端末に図5に示す計算を行うプログラムを含む所定の収録処理プログラムを予めインストールしたものを用いる。
[軌道の線形測定方法]
図7に示すように、線形測定を行う軌道のレール上に走行ローラーボックス220が前方を向くように走行台車220を設置し、測定部100の電源を投入する。線形測定を行う者がハンドル244の柄を手で持ち、前方に押しながら走行台車220を走行させる。一方、線形測定を行う別の者がタブレット端末を携行し、ディスプレイを見ながら走行台車220に並走する。走行台車220の走行に伴い、測定部100により計測された加速度、角速度および走行パルス信号のデータがタブレット端末に無線で送信される。こうして送信されたデータがタブレット端末で収録され、所定の処理が行われて線形測定が行われる。
[現地試験の結果]
(第1回目の試験)
第1回目の試験は、加速度計としてMEMS加速度計を用いた場合とサーボ加速度計を用いた場合との比較、および、ガスダンパー250の押圧力の決定のために行った試験である。試験に使用した軌道の線形測定システムはこの一実施の形態による軌道の線形測定システムの一世代前のものであり、主として、フレーム210の長さが400mmである点が異なる。ガスダンパー250としては、デフォルト位置の押圧力(以下、単に押圧力が63.4Nのものとデフォルト位置の押圧力が76.1Nのものとを用いた。走行距離は100mである。
ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が63.4Nのものを用いて軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zおよび水平位置Xの測定結果を図8に示す。図8中、上段および中段のデータは軌道の高低測定の結果、下段は通り測定の結果である。同様に、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が76.1Nのものを用いて軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zおよび水平位置Xの測定結果を図9に示す。図9中、上段および中段のデータは軌道の高低測定の結果、下段は通り測定の結果である。図8および図9より、MEMS加速度計を用いた場合の方が、サーボ加速度計を用いた場合に比べて測定結果の安定性および再現性が高いことが分かる。また、この試験の結果からは、ガスダンパー250はデフォルト位置の押圧力が76.1Nであるものと63.4Nであるものとで、測定結果の安定性および再現性は前者の方が良好な傾向を示すが、大きくは変わらないことが分かる。
(第2回目の試験)
第2回目の試験は、第1回目の試験の結果から、加速度計としてサーボ加速度計を選定し、かつ、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が76.1Nのものを選定して行った。フレーム210の長さは400mm、500mm、600mmの3水準に変えた。走行距離は100mである。
フレーム210の長さを400mmとして軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zの測定結果を図10中、一段目、二段目に示す。フレーム210の長さを500mmとして軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zの測定結果を図10中、三段目、四段目に示す。フレーム210の長さを600mmとして軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zの測定結果を図11中、一段目、二段目に、水平位置X(通り)の測定結果を図11中、三段目、四段目に示す。ここで、図11の二段目のグラフにおいて、16112904のデータは走行ミスがあった時のデータであるため、参考データである。図10および図11より、フレーム210の長さを600mmとした場合の方がフレーム210の長さを400mmまたは500mmとした場合に比べて測定結果の安定性および再現性が高いことが分かる。
(第3回目の試験)
第3回目の試験は、加速度計としてサーボ加速度計を選定し、フレーム210の長さを600mmとして、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が63.4Nのものと76.1Nのものとを用いて行った。走行は5回行った。
ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が63.4Nのものを用いて軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zの5回の測定結果を図12中、上段、中段に示す。また、5回の測定により得られた図12中、上段のデータからmax(最大値)−min(最小値)の値の1/2(高低差異)を求め、走行距離に対して図示したものを図12中、下段に示す。同様に、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が76.1Nのものを用いて軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zの5回の測定結果を図13中、上段、中段に示す。また、5回の測定により得られた図13中、上段のデータからmax−minの値の1/2(高低差異)を求め、走行距離に対して図示したものを図13中、下段に示す。
ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が63.4Nのものを用いて軌道の線形測定を行った時に得られた水平位置Xの5回の測定結果からmax−minの値の1/2(通り差異)を求め、走行距離に対して図示したものを図14中、上段に示す。同様に、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が76.1Nのものを用いて軌道の線形測定を行った時に得られた水平位置Xの5回の測定結果からmax−minの値の1/2(通り差異)を求め、走行距離に対して図示したものを図14中、中段に示す。
図12〜図14から、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力が76.1Nであるものを用いた場合の方が押圧力が63.4Nであるものを用いた場合に比べて測定結果の安定性および再現性が高いことが分かる。
測定開始前の走行台車200の停止時間と走行台車200を押しながら作業者が歩行する歩行速度とを変えた場合の測定データの再現性を測定した結果を図15の上段および下段に示す。図15の上段は高低差異を走行距離に対して図示したもの、図15の下段は通り差異を走行距離に対して図示したものである。図15中、データの曲線を示す「B」、「C」は、ガスダンパー250としてデフォルト位置の押圧力がそれぞれ63.4N、76.1Nであるものを用いた場合を示す。図15より、高低差異および通り差異を総合すると、測定開始前の走行台車200の停止時間を60秒とした場合が最も測定結果の安定性および再現性が高いことが分かる。
(第4回目の試験)
第4回目の試験は、使用したフレーム210と同じ寸法および材質を有し、前後にガイドローラを有する治具の上に傾斜計を取り付け、この治具をレールR1 上で移動させて1mピッチで高低の測量を実施した。こうして求められた傾斜を基準傾斜とした。その後、第3回目の試験と同様に試験を行った。走行は5回行った。軌道の線形測定を行った時に得られた垂直位置Zの測定結果を基準傾斜によりキャリブレーションを行ったものを図16中、上段に示す。5回の測定結果から再現性max−minの値の1/2を求め、走行距離に対して図示したものを図16中、下段に示す。図16中、上段に示す高低データに対し終点データを起点データに合わせる補正を行った後の高低データを図17中、上段に示す。図17中、上段のデータから再現性max−minの値の1/2を求め、走行距離に対して図示したものを図17中、下段に示す。
図16中、上段に示す高低データに別途測量により求めた高低データを追記したものを図18中、上段に示す。図18中、上段のデータから再現性max−minの値の1/2を求め、走行距離に対して図示したものを図18中、下段に示す。図18中、上段に示す高低データに対し終点データを起点データに合わせる補正を行った後の高低データを図19中、上段に示す。図19中、上段のデータから再現性max−minの値の1/2を求め、走行距離に対して図示したものを図19中、下段に示す。
図16および図17の測定データに対して、ジャッキによりレールの扛上を行った後、2回測定したデータを追記したグラフを図20中、上段に示す。図20中、上段のデータの中の5回目の測定のデータと1回目の扛上を行った後の測定のデータとから再現性max−minの値の1/2を求め、走行距離に対して図示したものを図20中、下段に示す。図20中、上段に示す高低データに対し終点データを起点データに合わせる補正を行った後の高低データを図21中、上段に示す。図21中、上段のデータの中の5回目の測定のデータと1回目の扛上を行った後の測定のデータとから再現性max−minの値の1/2を求め、走行距離に対して図示したものを図21中、下段に示す。
表1に扛上地点(52m、89m)近傍の扛上前後の測定差異値表を示す。
(考察)
以上の4回の試験結果を考察する。
図22に、第1回目の試験において高低測定用の加速度計としてMEMS加速度計を用いた場合の再現性のデータおよび第4回目の試験において加速度計としてサーボ型加速度計を用いた場合の傾斜計によるキャリブレーションを行う前の再現性のデータを示す。図22より、高低測定用の加速度計としてサーボ型加速度計を用いることにより再現性の向上を図ることができることが分かる。
また、図16中、下段のデータと図16中、下段のデータとを比較すると、補正後の高低データの再現性は2mm以下となっており、実用上十分な再現性と考えられる。
また、図14中、下段のデータより、100m走行における通り再現性は5mm程度と考えられ、実用上十分な再現性と考えられる。
また、図18中、上段の、傾斜計による補正を行わない場合の5回の測定データの平均と測量データとの差異を図23中、上段に示す。同様に、図19中、上段の、傾斜計による補正を行った場合の5回の測定データの平均と測量データとの差異を図23中、下段に示す。図18より、測量データと比較すると差異は若干大きいが、実用上十分と考えられる。
以上のように、この第1の実施の形態によれば、フレーム210が走行ローラ222、232によりレールR1 上を走行し、フレーム210に直角に固定された軌間フレーム240と同一直線上に設けられたガスダンパー250を介して設けられた走行ローラーボックス250が走行ローラ262によりレールR2 上を走行するように走行台車200が構成されていることにより、ガスダンパー250の押圧力を適切に設定することにより、走行台車200がレールR1 、R2 上を安定して走行することができ、それによって測定部100により加速度、角速度および走行パルス信号のデータを安定して取得することができる。そのため、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを用いて軌道の線形測定を高い安定性および再現性で行うことができる。また、測定に必要な人員は、走行台車200を押す作業者とデータ収録処理装置の操作や監視等を行う作業者だけであるため、少人数により測定を行うことができる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態による軌道の線形測定システムについて説明する。
[軌道の線形測定システム]
この軌道の線形測定システムは、第1の実施の形態による軌道の線形測定システムにおける軌間フレーム240、ガスダンパー250および走行ローラーボックス250が設けられておらず、台車はフレーム210だけで構成されていることが、第1の実施の形態による軌道の線形測定システムと異なり、その他の構成は第1の実施の形態による軌道の線形測定システムと同様である。
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態とほぼ同様な利点を得ることができる。
以上、この発明の実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施の形態において挙げた数値、構造、構成、形状、材質などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれらと異なる数値、構造、構成、形状、材質などを用いてもよい。
100…測定部、200…走行台車、210…フレーム、240…軌間フレーム、220、230、260…走行ローラボックス、222、232、262…走行ローラ、244…ハンドル、250…ガスダンパー

Claims (6)

  1. 軌道の一対のレール上に跨がって設置され、上記一対のレール上を走行する走行台車と、
    上記走行台車上に搭載され、上記走行台車が上記レール上を走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、
    上記測定部で計測された加速度、角速度および走行パルス信号を収録し、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを処理するデータ収録処理装置とを有し、
    上記走行台車は、
    上記一対のレールの第1レール上にこの第1レールの方向にかつこの第1レールの天面に対して平行に延在するように設置され、上記第1レールの天面に接する走行ローラおよび上記第1レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられた第1フレームと、
    上記第1フレームの長手方向の中央部の側面に上記第1フレームに対して直角に固定された第2フレームと、
    上記第2フレームと上記一対のレールの第2レールの天面に接する走行ローラおよび上記第2レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体との間に上記第2フレームと同一直線上に設けられたダンパーとを有する軌道の線形測定システム。
  2. 上記第1フレームは横断面が(30±2)mm×(60±2)mmの長方形状の形状を有する構造用炭素鋼製の角柱またはこの角柱と同等の機械的強度を有し、構造用炭素鋼以外の材質の角柱からなり、上記第1フレームの長さは560mm以上640mm以下である請求項1記載の軌道の線形測定システム。
  3. 上記走行台車が上記一対のレール上に設置されたとき、上記第1フレームの下面と上記第1レールの天面との間の距離が8mm以上12mm以下である請求項1または2記載の軌道の線形測定システム。
  4. 上記第2フレームは横断面が長方形状の形状を有する角柱または角管からなり、上記走行台車が上記一対のレール上に設置されたとき、上記第2フレームの下面と上記第1レールの天面との間の距離が25mm以上35mm以下である請求項1〜3のいずれか一項記載の軌道の線形測定システム。
  5. 上記ダンパーの押圧力が60N以上80N以下である請求項1〜4のいずれか一項記載の軌道の線形測定システム。
  6. 軌道の一対のレール上に跨がって設置され、上記一対のレール上を走行する走行台車と、
    上記走行台車上に搭載され、上記走行台車が上記レール上を走行する際の加速度、角速度および走行パルス信号を計測する測定部と、
    上記測定部で計測された加速度、角速度および走行パルス信号を収録し、これらの加速度、角速度および走行パルス信号のデータを処理するデータ収録処理装置とを有し、
    上記走行台車は、
    上記一対のレールの一方のレール上にこのレールの方向にかつこのレールの天面に対して平行に延在するように設置され、上記レールの天面に接する走行ローラおよび上記レールの内側頭側面に接するガイドローラを含むローラ支持体が前後に取り付けられたフレームを有する軌道の線形測定システム。
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